JPH111172A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JPH111172A
JPH111172A JP15378297A JP15378297A JPH111172A JP H111172 A JPH111172 A JP H111172A JP 15378297 A JP15378297 A JP 15378297A JP 15378297 A JP15378297 A JP 15378297A JP H111172 A JPH111172 A JP H111172A
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spool
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axial direction
pinion
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JP15378297A
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Takatoshi Sakata
隆敏 阪田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラックアンドピニオン式の動力舵取装置におい
て、発生する操舵補助力のヒステリシスが小さく、弁の
中立位置の調整が容易である動力舵取装置を提供するこ
と。 【解決手段】入力軸6とスプライン結合させた出力軸4
を、軸方向にスライド自在にハウジング9に保持した。
操舵時にラック3からピニオン5に働く軸方向推力を、
出力軸6を介して弾性部材63で受ける。バルブスリー
ブ19内のスプール20は、軸方向推力と弾性部材63
の反発力がバランスする軸方向位置に変位し、バルブス
リーブ19とスプール20との間の流路が切り換わる。
セット荷重調整部材59は、弾性部材63及び出力軸4
を介してスプール20を中立位置に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】スプール弁を用いた動力舵取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】油圧式の
動力舵取装置では、ほとんどの場合、ロータリーバルブ
またはスプールバルブを採用している。何れのバルブ方
式においても、入力トルクに対して油圧のアシスト量を
決定するときに、トーションバーの捩じれに対する反力
を利用して、バルブのサーボ機能を達成している。
【0003】前者のロータリーバルブでは、回転方向に
関して高い精度が要求されるので、加工が困難である。
また、加工精度のばらつきによってバルブ性能が大きな
影響を受ける。後者のスプールバルブでは、回転方向の
変位差を円弧上で確保するため、スプールの軸方向の直
線運動に変換し難く、バルブスリーブとスプールが摺接
し、両者間の摩擦により操舵補助力のヒステリシスが大
きくなる。
【0004】また、従来、バルブの中立状態の達成(い
わゆるバルブのセンター出し)の作業性が非常に悪かっ
た。すなわち、バルブを中立位置に調整するとき、バル
ブボディと、インプットシャフトおよびトーションバー
をセットしたものとの位相差を見つけ出し、中立位置が
見つかったところで固定し、ピン打ちを行っていたが、
この作業の効率が非常に悪かった。
【0005】しかも、ピンを打った後に不良になると、
バルブボディ以外は全て廃却品となってしまい、ロスが
大きい。そこで、本発明の課題は発生する操舵補助力の
ヒステリシスが小さく、弁の中立状態の達成が容易であ
る動力舵取装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の動力舵取装置は、操舵補助力
を発生するパワーシリンダのロッドピストンに形成され
たはすばのラックを、これと噛み合うはずばのピニオン
によって駆動する動力舵取装置において、ハウジング
と、このハウジングに回転自在に保持された入力軸と、
ハウジングに回転自在で且つ軸方向にスライド自在に保
持されると共に、入力軸と一体回転可能で且つ軸方向に
相対移動自在に結合され、さらに上記ピニオンを形成し
た出力軸と、この出力軸の軸方向変位に応じてバルブス
リーブとスプールを軸方向に相対変位させて流路を切り
換えるスプール弁機構と、操舵時にラックからピニオン
を介して出力軸に働く軸方向推力を受ける弾性部材とを
備えたことを特徴とするものである。
【0007】上記構成では、バルブスリーブとスプール
を軸方向に相対変位させて流路を切り換えるので、操舵
角に応じて発生する操舵補助力のヒステリシスが少な
い。また、スプール弁機構の中立状態の達成は、バルブ
スリーブとスプールの軸方向の相対位置を調整すれば良
いので、作業が容易である。請求項2記載の発明の動力
舵取装置は、請求項1において、上記弾性部材のセット
荷重を外部から調整するセット荷重調整手段をさらに備
えたことを特徴とするものである。
【0008】この構成では、本動力舵取装置を組み立て
た後、外部からセット荷重を調整できるので、スプール
弁機構の中立状態の達成を含めた動力舵取装置の組立作
業が容易である。また、弾性部材のセット荷重の調整に
よって、スプール弁機構の中立状態の保持力を高めるこ
とができ、結果として中立時(非操舵時、直進走行時)
のステアリング剛性を高めることができる。
【0009】請求項3記載の発明の動力舵取装置は、請
求項1又は2において、上記出力軸の軸方向一方側への
変位に応じて弾性部材の一端を押圧して弾性部材を圧縮
する第1の駆動部材と、出力軸の軸方向他方側への変位
に応じて弾性部材の他端を押圧して弾性部材を圧縮する
第2の駆動部材とをさらに備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】この構成では、出力軸の軸方向双方向の推
力を単一の弾性部材によって受けることができるので、
構造を簡素化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実
施形態を示している。本実施形態は自動車の動力舵取装
置としての適用例であり、図1は動力舵取装置の概略構
成を示す模式的断面図、図2および図4はそれぞれ図1
の要部の拡大断面図である。
【0012】図1を参照して、パワーシリンダ1のピス
トンロッド2は、車体の幅方向に延在しており、このピ
ストンロッド2の両端には図示しないタイロッドが連結
されている。ピストンロッド2にはラック3が設けら
れ、このラック3に、出力軸4に設けられたピニオン5
が噛み合っている。出力軸4と入力軸6とはスプライン
機構7によって互いに一体回転自在で且つ軸方向に相対
移動可能に連結されている。入力軸6に加えられるステ
アリングホイールからの操作力が出力軸4のピニオン5
に伝達され、そのピニオン5の回転により、ピストンロ
ッド2を介してタイロッドが図示しない操舵輪の向きを
変えるようになっている。
【0013】出力軸4と入力軸6は、上部ハウジング1
4と下部ハウジング15の結合体からなるハウジング9
の内部に、転がり軸受10,11,12,13を介して
回転可能に保持されている。入力軸6は転がり軸受10
を介して上部ハウジング14に支持されており、出力軸
4は転がり軸受11,12,13を介して下部ハウジン
グ15に支持されている。また、各転がり軸受11,1
2,13はスライドブッシュ47を介して出力軸4を支
持している。
【0014】入力軸6と出力軸4とは、互いに一体回転
自在で且つ軸方向に相対移動可能に連結されている。具
体的には、図2を参照して、入力軸6は上部ハウジング
14の内部において、筒状のバルブボディ16を形成し
ており、このバルブボディ16の下端を出力軸4の上端
にスプライン嵌合させてある。17,18は入力軸6お
よび出力軸4にそれぞれ形成されたスプライン部であ
る。
【0015】図2を参照して、バルブボディ16の内部
にはバルブスリーブ19が嵌め入れられて固定されてお
り、このバルブスリーブ19の内部には、スプール20
が上下にスライド自在に嵌め入れられている。バルブス
リーブ19とスプール20とでスプール弁機構Sを構成
している。スプール20は、バルブボディ16内に挿入
された出力軸4の連結突起21に、連結アーム22を介
して連結され、これにより、スプール20と出力軸4と
は軸方向に一体移動可能となっている。
【0016】ハルブボディ16の外周部には、第1の環
状溝23、第2の環状溝24および第3の環状溝25が
設けられていると共に、それらの環状溝23,24およ
び25を上部ハウジング14の内周面との間において独
立的にシールするための4つのOリング等からなるシー
ル材26が嵌め付けられている。バルブボディ16の内
部には、バルブスリーブ19およびスプール20の上方
において第1還流油室27が区画され、バルブスリーブ
19およびスプール20の下方においてこれらと出力軸
4の連結突起21との間に第2還流油室28が区画され
ている。スプール20は上下に貫通する連通孔29を有
しており、この連通孔29を通して、上記の第1および
第2還流油室27,28が互いに連通されている。ま
た、バルブボディ16は、上部ハウジング14に形成さ
れた油圧ポンプへの還流ポート30と上記の第1還流油
室27とを連通する連通孔36が形成されている。
【0017】バルブスリーブ19の内周には、周溝状の
第1,第2,第3,第4および第5凹部31,32,3
3,34,35が上方から順次に形成されている。第1
凹部31はバルブスリーブ19に形成した油路37を介
して第1還流油室27に連通しており、第2凹部32
は、バルブボディ16に形成された油路38を介してパ
ワーシリンダ1の第1油室1aへの第1出口ポート39
に連通しており、第4凹部34は、バルブボディ16に
形成された油路40を介してパワーシリンダ1の第2油
室1bへの第2出口ポート41に連通している。
【0018】第3凹部33は、バルブボディ19に形成
された油路42を介して、上部ハウジング14に形成さ
れた入口ポート43に連通している。この入口ポート4
3へは油圧ポンプ8からの吐出油が流入される。第5凹
部35は、バルブスリーブ19に形成された油路44、
およびスプール20を軸方向に貫通する連通孔29を介
して第2還流油室28に連通している。
【0019】スプール20はくし歯状をしており、第2
凹部32および第3凹部33を互いに連通させるための
第1環状溝45と、第3凹部33および第4凹部34を
互いに連通させるための第2環状溝46とを形成してい
る。そして、バルブスリーブ19の内周とスプール20
の外周との間の流路を介することによって、非操舵時に
は入口ポート30が還流ポート30に連通され、また、
操舵時には入口ポート30が第1出口ポート39および
第2出口ポート41の何れか一方に択一的に連通される
ようになっている。
【0020】具体的には、図2に示す非操舵時(すなわ
ちスプール20が中立位置にあるとき)には、入口ポー
ト43から流入した作動油は2つのルートに分岐して還
流ポート30に至るようになっている。すなわち、入口
ポート43からバルブスリーブ19の外周の第2環状溝
24および油路42を介してバルブスリーブ19内の第
3凹部33に流入した作動油は、スプール20の外周の
第1環状溝45、第1凹部31、連通孔37および第1
還流油室27を介して還流ポート30に至る第1のルー
トと、スプール20の外周の第2環状溝24、第5凹部
35、油路44および連通孔29を介して還流ポート3
0に至る第2のルートとに分岐して流される。
【0021】一方、操舵時においてステアリングホイー
ルが何れかの操舵方向に操舵されると、これに応じて入
力軸6および出力軸4が一体に回転され、ピニオン5に
よってラック3が駆動されるが、このとき、ピニオン5
はラック3から操舵方向に応じて上方又は下方への軸方
向推力を受け、ピニオン5、出力軸4およびスプール2
0はこの軸方向推力を、後述する弾性部材63に与えな
がら軸方向に変位する。これにより、第3凹部33が一
方の環状溝45又は46のみに連通する状態となるが、
このとき、第3凹部33とこれに連通している上記一方
の環状溝45又は46との間の流路が上記の変位に応じ
て絞られる。すなわち、ピニオン5およびスプール20
の軸方向移動量に応じて操舵補助力が制御される。
【0022】例えば図3に示すように、スプール20が
軸方向下方への推力を受けて下降したとすると、第3凹
部33が第1環状溝45のみに連通し、第1の出口ポー
ト39を介してパワシリンダ1の一方の油室1aに作動
油が供給されて供給量に応じた操舵補助力が発生される
わけである。また、パワーシリンダ1の他方の油室1b
から、第2シリンダ側ポート41、第4凹部34、第2
環状溝46、第5凹部35、油路44、第2還流油室2
8、連通孔29、第1環状油室27および連通孔36を
介して還流ポート30側へ戻される。
【0023】次いで、図4を参照して、出力軸4の軸端
には大径部48と小径部49とねじ部50を有する端部
材51が固定され、この端部材51の大径部48は、上
述したスライドブッシュ47および転がり軸受12を介
して下部ハウジング15に回転自在に支持されている。
この端部材51のねじ部50には主ナット52とロック
ナット53がねじ込まれている。主ナット52は円筒部
54と断面六角部55を有し、円筒部54はスライドブ
ッシュ47および転がり軸受13を介して支持されてい
る。
【0024】下部ハウジング15の下端の口部56の内
周面には、ねじ57が形成され、このねじ57に、スリ
ーブ状のセット荷重調整部材59の外周面に形成された
ねじ58がねじ込まれている。セット荷重調整部材59
の内周面は、上記転がり軸受13の外輪を嵌め入れる円
筒面60と、例えば六角レンチ等の工具を係合させる断
面六角形形状の工具係合面61とを含んでいる。円筒面
60と工具係合面61との間の形成される段部62が転
がり軸受13の外輪の端面に当接している。
【0025】このようにして、セット荷重調整部材59
は、上記転がり軸受13を軸方向および径方向に受けて
おり、転がり軸受13の軸方向位置を調整することを通
じて、弾性部材63のセット荷重を調整する。64はセ
ット荷重調整部材59を下部ハウジング15に固定する
ための袋状のロックナットである。上記弾性部材63
は、互いに嵌め合わされた一対の有底円筒からなるリテ
ーナスプリング65,66内に収容されている。両リテ
ーナスプリング65,66は何れも端部材51に対して
軸方向にスライド自在に嵌められている。上方のリテー
ナスプリング65は、弾性部材63の反発力によって、
転がり軸受12の内輪の下端面、スライドブッシュ47
の下端面、および端部材51の大径部48と小径部49
との間の段部67に押し当てられている。また、下方の
リテーナスプリング66は、弾性部材63の反発力によ
って、転がり軸受12の内輪、スライドブッシュ47お
よび主ナット52のそれぞれの上端面に押し当てられて
いる。
【0026】弾性部材63のセット荷重を調整するに
は、セット荷重調整部材59の下部ハウジング15の口
部56へのねじ込み位置を調整することにより、転がり
軸受13を介して下方のリテーナスプリング66を軸方
向に変位させ、これにより一対の転がり軸受12,13
間の距離を調整すると、一対のリテーナスプリング6
5,66間の距離が調整され、結果として弾性部材63
のセット荷重が調整される。と同時に、この弾性部材6
3を介して出力軸4およびスプール20の高さが調整さ
れ、スプール20を中立位置に調整することができる。
また、非操舵時にはこの中立位置に保持されている。
【0027】一方、ステアリングホイールが何れかの操
舵方向に操舵されて、ピニオン5がラック3から操舵方
向に応じて上方又は下方への軸方向推力を受けると、ピ
ニオン5、出力軸4およびスプール20が、軸方向推力
と弾性部材63の反発力がバランスする位置まで変位す
る。すなわち、出力軸4が下方への軸方向推力を受ける
と、図5に示すように、上方のリテーナスプリング65
が転がり軸受12から離れるようにして押し下げられ、
これにより圧縮された弾性部材63の反発力が軸方向推
力とバランスする。
【0028】一方、出力軸4が上方への軸方向推力を受
けると、図6に示すように、下方のリテーナスプリング
66が転がり軸受13から離れるようにして持ち上が
り、これにより圧縮された弾性部材63の反発力が軸方
向推力とバランスする。以上のように本実施形態では、
スプール20を軸方向に変位させて流路を切り換えるの
で、操舵角に応じて発生する操舵補助力のヒステリシス
が少ない。また、スプール20の中立位置を確保するに
は、スプール20の軸方向位置を調整すれば良いので、
作業が容易である。
【0029】また、本動力舵取装置を組み立てた後、セ
ット荷重調整部材59によって外部からセット荷重を調
整しつつ、弾性部材63を介してスプール20の中立位
置を確保できるので、中立位置調整を含めた動力舵取装
置の組立作業が非常に容易になる。特に、セット荷重の
調整によって、スプール20を中立位置に保持する力を
個体間によるばらつきなく確実且つ容易に高めることが
でき、結果として中立時(非操舵時、直進走行時)のス
テアリング剛性を高めることができる。
【0030】さらに、出力軸4に働く軸方向双方向の推
力を、単一の圧縮コイルばねからなる弾性部材63によ
って受けることができるので、構造を簡素化できる。な
お、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
例えば、スプールを入力軸に固定し、バルブスリーブを
出力軸と共に軸方向に一体移動させても良い。その他、
本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、バルブスリー
ブとスプールを軸方向に相対変位させて流路を切り換え
るので、操舵角に応じて発生する操舵補助力のヒステリ
シスが少ない。また、スプール弁機構の中立状態の達成
は、バルブスリーブとスプールの軸方向の相対位置を調
整すれば良いので、作業が容易である。
【0032】請求項2記載の発明では、本動力舵取装置
を組み立てた後、外部からセット荷重を調整できるの
で、スプール弁機構の中立状態の達成を含めた動力舵取
装置の組立作業が容易である。また、弾性部材のセット
荷重の調整によって、スプール弁機構の中立状態の保持
力を、個体によるばらつきなく高めることができ、結果
として中立時(非操舵時、直進走行時)のステアリング
剛性を高めることができる。
【0033】請求項3記載の発明では、出力軸の軸方向
双方向の推力を単一の弾性部材によって受けることがで
きるので、構造を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の動力舵取装置の概略構成
を示す模式的断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図であり、特にスプール
弁機構を示している。
【図3】スプールが中立位置から軸方向に変位した状態
を示す動力舵取装置の要部の断面図である。
【図4】図1の要部の拡大断面図であり、特に弾性部材
とそのセット荷重の調整機構を示している。
【図5】出力軸が軸方向下方に変位したときの動力舵取
装置の要部の断面図である。
【図6】出力軸が軸方向上方に変位したときの動力舵取
装置の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 パワーシリンダ 2 ロッドピストン 3 ラック 4 出力軸 5 ピニオン 6 入力軸 9 ハウジング 14 上部ハウジング 15 下部ハウジング S スプール弁機構 16 バルブボディ 19 バルブスリーブ 20 スプール 59 セット荷重調整部材 63 弾性部材 65 リテーナスプリング(第1の駆動部材) 66 リテーナスプリング(第2の駆動部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵補助力を発生するパワーシリンダのロ
    ッドピストンに形成されたはすばのラックを、これと噛
    み合うはずばのピニオンによって駆動する動力舵取装置
    において、 ハウジングと、 このハウジングに回転自在に保持された入力軸と、 ハウジングに回転自在で且つ軸方向にスライド自在に保
    持されると共に、入力軸と一体回転可能で且つ軸方向に
    相対移動自在に結合され、さらに上記ピニオンを形成し
    た出力軸と、 この出力軸の軸方向変位に応じてバルブスリーブとスプ
    ールを軸方向に相対変位させて流路を切り換えるスプー
    ル弁機構と、 非操舵時にスプール弁機構を中立状態に保持すると共
    に、操舵時にラックからピニオンを介して出力軸に働く
    軸方向推力を受ける弾性部材とを備えたことを特徴とす
    る動力舵取装置。
  2. 【請求項2】上記弾性部材のセット荷重を外部から調整
    するセット荷重調整手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の動力舵取装置。
  3. 【請求項3】上記出力軸の軸方向一方側への変位に応じ
    て弾性部材の一端を押圧して弾性部材を圧縮する第1の
    駆動部材と、 出力軸の軸方向他方側への変位に応じて弾性部材の他端
    を押圧して弾性部材を圧縮する第2の駆動部材とをさら
    に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の動力舵
    取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007137214A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Toyota Motor Corp 車両用ステアリング装置およびそれを構成するシャフトアッセンブリ
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