JPH0513317U - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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- JPH0513317U JPH0513317U JP5985791U JP5985791U JPH0513317U JP H0513317 U JPH0513317 U JP H0513317U JP 5985791 U JP5985791 U JP 5985791U JP 5985791 U JP5985791 U JP 5985791U JP H0513317 U JPH0513317 U JP H0513317U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炊飯器本体を載置面に載置した状態でその炊
飯器本体の全体を回動してその向きを任意に変換するこ
とができるようにする。 【構成】 炊飯器本体1の外底面に凹部10を形成する
一方、炊飯器本体1とは別個に、ベース25の下面に回
動自在なロータ26を備えるロータリーベースユニット
24を形成し、このロータリーベースユニット24を前
記凹部10内に着脱可能に取り付け、このロータリーベ
ースユニット24のロータ26を介して炊飯器本体1を
載置面aに載置することにより炊飯器本体1の回動を可
能にする。
飯器本体の全体を回動してその向きを任意に変換するこ
とができるようにする。 【構成】 炊飯器本体1の外底面に凹部10を形成する
一方、炊飯器本体1とは別個に、ベース25の下面に回
動自在なロータ26を備えるロータリーベースユニット
24を形成し、このロータリーベースユニット24を前
記凹部10内に着脱可能に取り付け、このロータリーベ
ースユニット24のロータ26を介して炊飯器本体1を
載置面aに載置することにより炊飯器本体1の回動を可
能にする。
Description
【0001】
この考案は、鍋内に収容した米を加熱して炊飯をする炊飯器に関する。
【0002】
一般に炊飯器は、鍋収納部を有する炊飯器本体と、この炊飯器本体の上部に設 けられた蓋体と、前記鍋収納部内に対して挿脱自在の鍋とを備え、前記炊飯器本 体の底部に電源コードを自動的に巻き取るコードリール機構が設けられ、また蓋 体の上面に蒸気口が形成されている。そして鍋内に所定量の米と水を収容し、こ の鍋を炊飯器本体の鍋収納部内に収納し、炊飯器本体の上面を蓋体で閉塞し、こ の状態で炊飯器本体内に組み込まれた炊飯ヒータにより鍋を加熱して御飯を炊き 上げ、この炊き上げた御飯を保温ヒータにより保温するようになっている。
【0003】
炊き上げた御飯は、蓋体を開いて鍋内からよそうわけであるが、この際その開 いた蓋体の向きによっては蓋体が邪魔となり、また炊飯器をキッチンの収納台内 に収納して炊飯をするような場合、蒸気口の位置によっては、この蒸気口から噴 出する蒸気が収納台の天板に当たって結露してしまう不都合があり、このような ことから蓋体の向きや蒸気口の位置を任意に変換できることが望まれている。
【0004】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、炊飯器本体を載置面に載置した状態でその炊飯器本体の全体を回動してその向 きを任意に変換することができる炊飯器を提供することにある。
【0005】
この考案はこのような目的を達成するために、炊飯器本体の外底面に凹部を形 成する一方、炊飯器本体とは別個に、ベースの下面に回動自在なロータを備える ロータリーベースユニットを形成し、このロータリーベースユニットを前記凹部 内に着脱可能に取り付け、このロータリーベースユニットのロータを介して炊飯 器本体を載置面に載置することにより炊飯器本体の回動を可能にするようにした ものである。
【0006】
炊飯器本体の外底面に形成された凹部内にロータリーベースユニットを挿入し て取り付け、このロータリーベースユニットのロータを介して炊飯器本体を載置 面に載置すると、前記ロータを支持基盤として炊飯器本体を自由に回動すること が可能となる。
【0007】
以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明する。
【0008】 図中1は炊飯器本体、2は蓋体、3は鍋である。炊飯器本体1の上端部には図 7に示すように、環状の支持枠4が取り付けられ、この支持枠4を介して炊飯器 本体1内に鍋収納部を構成する内枠5が支持され、この内枠5内に鍋3が挿脱自 在に収納され、この内枠5の底部に炊飯ヒータ6および温度センサ7が、外周面 に保温ヒータ8がそれぞれ設けられている。
【0009】 炊飯器本体1の外底面には、その内側に凹む凹部10が形成され、この凹部1 0は面積の比較的大きい下側凹部10aと、この下側凹部10の上部側に配置す る比較的面積の小さい上側凹部10bとを有する二段構造に構成され、これら下 側凹部10aおよび上側凹部10bがその一側部に形成された通路10cを介し て炊飯器本体1の後部側に連通している。
【0010】 そして前記上側凹部10b内にコードリールユニット11が設けられている。 このコードリールユニット11は周知構造のもので、リールケース12内にリー ル13を備え、このリール13に電源コード14が巻き付けられ、この電源コー ド14の先端部に電源プラグ15が設けられ、この電源プラグ15を前記通路1 0cを通して炊飯器本体1の後方側に引っ張ることにより電源コード14をリー ル13から所望の長さ引き出しておくことができ、またこの状態からさらに電源 プラグ15を僅かに引っ張ると電源コード14がリール13に自動的に巻き取ら れてリールケース12内に収納されように構成されている。
【0011】 前記リールケース12の周面には、図2に示すように、一対の係合突起16, 16および一つの取付片17が設けられ、また上側凹部10bの内周部に前記係 合突起16,16に対応する係合穴18,18が設けられている。そして前記係 合突起16,16が前記係合穴18,18内に挿入され、前記取付片17が上側 凹部10bの上壁面にねじ19を介して係止されている。
【0012】 一方、下側凹部10a内には、前記コードリールユニット11と重なるように 偏平状のロータリーベースユニット24が設けられている。このロータリーベー スユニット24は、図3に示すように、ベース25およびこのベース25の下面 側に配置した円形のロータ26を備え、ベース25のほぼ中心部には嵌合口27 が形成され、ロータ26の中心部には回動軸28が突設され、この回動軸28が 前記嵌合口27内に回動自在に嵌合されている。そして回動軸28の上端部に嵌 合口27の内径よりも大きい外径のワッシャ29が配設され、このワッシャ29 がねじ30を介して回動軸28に固定され、このワッシャ29により嵌合口27 に対する回動軸28の抜け止めが図られ、これによりロータ26がベース25に 回動自在に結合されている。
【0013】 ベース25の周縁側の下面には、その周方向に沿って連続する環状のガイド溝 32が形成され、またロータ26の周縁側の上面には、図2に示すように、回動 軸28を中心とする同一円周上に位置して複数のガイド突起33…がほぼ均等的 に突設され、これらガイド突起33…の上端部が前記ガイド溝32に当接し、こ の当接によりロータ26が水平な状態で円滑に回動し得るようになっている。ま たロータ26の周縁部には、ゴムなどで形成された複数の脚棒34…が均等的に 嵌着され、これら脚棒34…の下端部がロータ26の下面から僅かにその下方に 突出している。
【0014】 ベース25の一端側の外側面には、図2に示すように、互いに離間して一対の 係合突起38,38が形成され、また前記下側凹部10aの内周部には前記係合 突起38,38に対応する係合穴39,39が形成され、これら係合穴39,3 9内に前記係合突起38,38が嵌合され、さらにベース25の他端側の水平壁 部に透孔40が形成され、この透孔40に対向して下側凹部10aの上面壁にね じ孔41が形成され、ベース25の下面側から前記透孔40を通して前記ねじ孔 41にねじ42が螺挿され、これによりベース25が炊飯器本体1に固定され、 ロータリーベースユニット24の全体が下側凹部10a内に水平に支持されてい る。
【0015】 なお、ロータ26にはその回動に応じて前記透孔40に対向可能な複数の作業 口43…が形成され、これらのうちの一つの作業口43を透孔40に対向させる ことにより前記ねじ孔41に対するねじ42の螺挿作業を行なうことができるも のである。また炊飯器本体1の底面には、凹部10の周辺側に位置して複数の脚 体44…がほぼ均等的に突出形成されている。そして前記ロータリーベースユニ ット24の脚棒34…の下端は、前記炊飯器本体1の脚体44…の下端よりも僅 かな寸法hだけその下方に突出する関係となっている。
【0016】 炊飯器本体1内の内枠5の外周面に設けられた保温ヒータ8は、次のような工 程を経て内枠5に取り付けられている。すなわち、図5および図6において47 は固定具で、この固定具47の一側縁に上下二段それぞれU字状の係止部48a ,48bが形成され、また下端部に弾性変形可能な押圧片49が形成され、さら にこの固定具47の片面に耐熱性を有する両面テープ50が貼り付けられている 。
【0017】 そしてこの固定具47を治具(図示せず)を用いて内枠5の外周面の所定の高 さの位置に両面テープ50を介して貼りつける。ついで内枠5の外周面に保温ヒ ータ8をほぼ二回り巻き付け、この保温ヒータ8の一端側の端部を固定具47の 一方の係止部48a内に、他端側の端部を他方の係止部48b内にそれぞれ挿入 して係止する。そしてこの保温ヒータ8の各部の高さ位置を整えるとともに、そ のほぼ全長部分をシリコーンRTVなどの接着剤で内枠5の外周面に接着して固 定する。また保温ヒータ8の両端部に耐熱性を有するリード線51,51を接続 し、これらリード線51,51を固定具47の押圧片49と内枠5の外周面との 間に挟み込んで処理する。
【0018】 内枠5に取り付ける保温ヒータ8は炊飯器の容量、つまり内枠5の大きさに応 じてその取り付けの高さ位置を種々変える必要があるが、上述のような取り付け 手段によれば、固定具47を治具を用いて規定の位置に取り付けることにより、 この固定具47の係止部48a,48bを基準にして常に保温ヒータ8を所定の 高さ位置に的確に取り付けることができる利点がある。
【0019】 炊飯器本体1に対する蓋体2の取り付け構造を図7および図8に示し、蓋体2 の後端側の端部の内側に垂直壁53が設けられ、この垂直壁53に水平にヒンジ シャフト54が貫挿され、このヒンジシャフト54の外周にスプリング55が装 着されている。また炊飯器本体1における支持枠4の後端側の端部に垂直壁56 が設けられ、この垂直壁56にほぼ断面U字状の切欠溝57が形成されている。 そしてこの切欠溝57内に前記ヒンジシャフト54が挿入され、この状態で支持 枠4に押え金具58がねじ59を介して取り付けられ、この押え金具58の上端 部で切欠溝57の開放部が閉塞され、これによりヒンジシャフト54の離脱が防 止され、このヒンジシャフト54を支点にして蓋体2が上下に回動し得るように なっている。そしてヒンジシャフト54に装着されたスプリング55の一端部が 蓋体2に、他端部が支持枠4にそれぞれ係止され、このスプリング55により蓋 体2が上側回動方向に弾性的に付勢されている。なお、60は押え金具58の外 側を覆ったカバー、61は蓋体2に設けられ、炊飯時の蒸気を外部に逃がすため の蒸気口である。
【0020】 蓋体2の先端側の端部と炊飯器本体1との間にはロック機構62が設けられ、 このロック機構62によるロックにより蓋体2の閉合状態が保持され、このロッ ク機構62の解除ボタン63を押圧操作すると、そのロックが解除して前記スプ リング55の付勢力で蓋体2が自動的に上方に回動して開放するようになってい る。
【0021】 このような構成の炊飯器を図1に示すように、テーブル面などの載置面aに載 置すると、ロータリーベースユニット24におけるロータ26の各脚棒34…が 載置面aに当接する。ロータ26は炊飯器本体1に取り付けられたベース25に 対して回動自在であるから、このロータ26を支持基盤として炊飯器本体1を自 由に回動することができる。したがって蓋体2を開放して鍋3内の御飯をよそう ときに、その蓋体2が邪魔となるような場合に、炊飯器本体1を回動して蓋体2 の向きを変えることによりその作業を蓋体2に妨げられることなく、容易に能率 よく行なえ、また炊飯器をキッチンの収納台内に収納して炊飯をするときに、蒸 気口61の位置が不適となるような場合に、炊飯器本体1を回動して蒸気口61 の位置を適正な位置に変換して収納台の天板での結露を避けることができる。
【0022】 炊飯器の組み立てにあたっては、ロータリーベースユニット24が予め単一部 品として構成されているから、炊飯器本体1の各部を組み立てたのちにロータリ ーベースユニット24を炊飯器本体1の外底面の凹部10内に挿入し、係合突起 38,38を係合穴39,39内に係合させるとともに、ねじ42でベース25 を炊飯器本体1に固定するだけで容易に能率よく回動式の炊飯器を組み立てるこ とができる。
【0023】 そして炊飯器本体1に対するロータリーベースユニット24の取り付けを省略 すれば、図4に示すように炊飯器本体1をその底面の脚体44…を介して載置面 aに載置して非回動式の通常の炊飯器とすることが可能である。すなわちロータ リーベースユニット24の取り付けの有無を選択するだけで、回動式と非回動式 の二仕様の炊飯器を得ることができる利点がある。
【0024】
以上述べたようにこの考案によれば、炊飯器本体の外底面に形成された凹部内 にロータリーベースユニットを挿入して取り付けるだけで、必要に応じて炊飯器 本体を自由に回動してその向きを任意に変換することができる利点がある。
【図1】この考案の一実施例による炊飯器を示す一部破
断の側面図。
断の側面図。
【図2】その炊飯器の一部破断の底面図。
【図3】その炊飯器の要部の断面図。
【図4】その炊飯器からロータリーベースユニットを除
いた状態の一部破断の側面図。
いた状態の一部破断の側面図。
【図5】その炊飯器における保温ヒータの取り付け構造
を示す正面図。
を示す正面図。
【図6】同じく側面図。
【図7】その炊飯器における蓋体の取り付け構造を示す
断面図。
断面図。
【図8】同じく分解状態の断面図。
1…炊飯器本体 10…凹部 24…ロータリーベースユニット 25…ベース 26…ロータ a…載置面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三宅 一也 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 熱器具株式会社内 (72)考案者 漆山 浩光 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 熱器具株式会社内 (72)考案者 目黒 賢一 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 熱器具株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 炊飯器本体の外底面に凹部を形成する一
方、炊飯器本体とは別個に、ベースの下面に回動自在な
ロータを備えるロータリーベースユニットを形成し、こ
のロータリーベースユニットを前記凹部内に着脱可能に
取り付け、このロータリーベースユニットのロータを介
して炊飯器本体を載置面に載置することにより炊飯器本
体の回動を可能にしたことを特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5985791U JP2551180Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5985791U JP2551180Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513317U true JPH0513317U (ja) | 1993-02-23 |
JP2551180Y2 JP2551180Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13125273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5985791U Expired - Fee Related JP2551180Y2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551180Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010187986A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP5985791U patent/JP2551180Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010187986A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551180Y2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |