JPH05132059A - 肉類の収納に適した簡易容器 - Google Patents
肉類の収納に適した簡易容器Info
- Publication number
- JPH05132059A JPH05132059A JP3290238A JP29023891A JPH05132059A JP H05132059 A JPH05132059 A JP H05132059A JP 3290238 A JP3290238 A JP 3290238A JP 29023891 A JP29023891 A JP 29023891A JP H05132059 A JPH05132059 A JP H05132059A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- meat
- frame body
- bars
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発泡合成樹脂製の枠体と合成樹脂薄板製の底板
とかなる簡易容器を肉類の収納用容器に適用するに当た
っての、底板の曲がりと、肉汁の溜りの問題を解決する
こと。 【構成】 発泡合成樹脂製の帯板を成形した枠体の底面
に合成樹脂薄板製の底板を熱融着した食品用簡易容器に
おいて、前記底板にその長さ方向の底が曲面を形成する
相互に平行な複数の条溝を直交して設けたことによっ
て、蓋を用いた場合はもちろんのこと、ラッピングフィ
ルムで包んだ場合でも、収納肉類に蓋やラッピングフィ
ルムが触れることがなく、また、底が曲面をなす溝形成
部材が底板の変形防止のためのリブとして作用すると共
に、肉から出た血や肉汁がこれらの溝に流れ込み、肉の
一部が血や肉汁に漬かったままの状態になることを防ぐ
ことができ、さらに見た目にボリューム感があり、見栄
えの良い収納状態を保つことができる。
とかなる簡易容器を肉類の収納用容器に適用するに当た
っての、底板の曲がりと、肉汁の溜りの問題を解決する
こと。 【構成】 発泡合成樹脂製の帯板を成形した枠体の底面
に合成樹脂薄板製の底板を熱融着した食品用簡易容器に
おいて、前記底板にその長さ方向の底が曲面を形成する
相互に平行な複数の条溝を直交して設けたことによっ
て、蓋を用いた場合はもちろんのこと、ラッピングフィ
ルムで包んだ場合でも、収納肉類に蓋やラッピングフィ
ルムが触れることがなく、また、底が曲面をなす溝形成
部材が底板の変形防止のためのリブとして作用すると共
に、肉から出た血や肉汁がこれらの溝に流れ込み、肉の
一部が血や肉汁に漬かったままの状態になることを防ぐ
ことができ、さらに見た目にボリューム感があり、見栄
えの良い収納状態を保つことができる。
Description
【０００１】
【産業上の技術分野】本発明は、牛肉や豚肉、魚の切身
等の肉類の収納に適した簡易容器に関する。
等の肉類の収納に適した簡易容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、店頭販売の肉類の収納容器と
して、トレイ状の一体成形樹脂製容器があり、この容器
にスポンジ状シートあるいは吸水紙を敷いて肉類を収納
し、ラップ材で包んで包装した状態で持ち帰っていた。
して、トレイ状の一体成形樹脂製容器があり、この容器
にスポンジ状シートあるいは吸水紙を敷いて肉類を収納
し、ラップ材で包んで包装した状態で持ち帰っていた。
【０００３】ところが、このトレイ状の容器は、底が浅
いために、ラップ材で包んだとき、肉面がラップ材に直
接接して肉の表面を押し潰した状態になり、また、肉汁
が底に溜まって、これが肉内に再浸透して肉質の低下を
もたらしやすく、容器自体も貧弱で見栄えが悪い欠点が
あった。
いために、ラップ材で包んだとき、肉面がラップ材に直
接接して肉の表面を押し潰した状態になり、また、肉汁
が底に溜まって、これが肉内に再浸透して肉質の低下を
もたらしやすく、容器自体も貧弱で見栄えが悪い欠点が
あった。
【０００４】他方、簡易容器の一つとして、発泡合成樹
脂板を曲げた成形枠体の底面に合成樹脂薄板製の底板を
熱融着した容器がある。この容器は一体成形のものとは
異なり、収納部の内壁面が垂直面をなすために収納面が
大きく採れ、比較的強度が大きく、さらには、容器の外
観が格段に優れているため、高級軽量食品の収納に適し
たものである。
脂板を曲げた成形枠体の底面に合成樹脂薄板製の底板を
熱融着した容器がある。この容器は一体成形のものとは
異なり、収納部の内壁面が垂直面をなすために収納面が
大きく採れ、比較的強度が大きく、さらには、容器の外
観が格段に優れているため、高級軽量食品の収納に適し
たものである。
【０００５】この容器を、上記の肉類の収納のための簡
易容器として利用を考えた場合、枠を有するために、容
器自体が比較的深く、そのため、ラップ掛けや蓋を設け
た際、ラップ材や蓋が肉表面と接触することがなく、ま
た、高級肉の持帰り用の容器として高級感もある点から
優れたものである。
易容器として利用を考えた場合、枠を有するために、容
器自体が比較的深く、そのため、ラップ掛けや蓋を設け
た際、ラップ材や蓋が肉表面と接触することがなく、ま
た、高級肉の持帰り用の容器として高級感もある点から
優れたものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この簡易容
器を肉類の収納に適用したとき、比較的重い肉類を収納
するためには、底板の支持強度が小さく底板が曲がり、
収納肉の中央部分が下がり、ステーキ用のような一枚肉
の場合、収納肉の厚みが薄く見えるという問題の他、肉
汁の溜りによる肉質の低下を如何するかの問題がある。
器を肉類の収納に適用したとき、比較的重い肉類を収納
するためには、底板の支持強度が小さく底板が曲がり、
収納肉の中央部分が下がり、ステーキ用のような一枚肉
の場合、収納肉の厚みが薄く見えるという問題の他、肉
汁の溜りによる肉質の低下を如何するかの問題がある。
【０００７】本発明において解決すべき課題は、発泡合
成樹脂製の帯板を成形した枠体の底面に合成樹脂薄板製
の底板を熱融着した簡易容器を肉類の収納用容器に適用
するに当たっての、底板の曲がりと、肉汁の溜りの問題
を解決することにある。
成樹脂製の帯板を成形した枠体の底面に合成樹脂薄板製
の底板を熱融着した簡易容器を肉類の収納用容器に適用
するに当たっての、底板の曲がりと、肉汁の溜りの問題
を解決することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、発泡合成樹脂
製の帯板を成形した枠体の底面に合成樹脂薄板製の底板
を熱融着した食品用簡易容器において、前記底板にその
長さ方向の底が曲面を形成する相互に平行な複数の条溝
を直交して設けたことを特徴とする。
製の帯板を成形した枠体の底面に合成樹脂薄板製の底板
を熱融着した食品用簡易容器において、前記底板にその
長さ方向の底が曲面を形成する相互に平行な複数の条溝
を直交して設けたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明の容器においては、容器枠を有するの
で、その枠の深さを任意調整することで、蓋を用いた場
合はもちろんのこと、ラッピングフィルムで包んだ場合
でも、収納肉類に蓋やラッピングフィルムが触れること
がない。
で、その枠の深さを任意調整することで、蓋を用いた場
合はもちろんのこと、ラッピングフィルムで包んだ場合
でも、収納肉類に蓋やラッピングフィルムが触れること
がない。
【００１０】底板に格子状に設けた条溝は、それぞれ、
底が曲面をなす溝形成部材が底板の変形防止のためのリ
ブとして作用すると共に、肉から出た血や肉汁がこれら
の溝に流れ込み、肉の一部が血や肉汁に漬かったままの
状態になることを防ぐ。
底が曲面をなす溝形成部材が底板の変形防止のためのリ
ブとして作用すると共に、肉から出た血や肉汁がこれら
の溝に流れ込み、肉の一部が血や肉汁に漬かったままの
状態になることを防ぐ。
【００１１】
【実施例】図１は本発明実施例の容器を示す斜視図であ
り、同図（ａ）は上方から見た斜視図、同図（ｂ）は裏
面側から見た斜視図である。図２（ａ）は同容器の平面
図、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ線断面図、同図
（ｃ）は同図（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
り、同図（ａ）は上方から見た斜視図、同図（ｂ）は裏
面側から見た斜視図である。図２（ａ）は同容器の平面
図、同図（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ線断面図、同図
（ｃ）は同図（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【００１２】容器１は、枠体２と底板３とからなってお
り、枠体２は、厚さ約３〜５ｍｍ（本実施例では３．５
ｍｍ）の発泡スチロール製の帯状材を長方形状に曲げ成
形したものであり、底板３は、厚さ約０．２〜０．５ｍ
ｍ（本実施例では０．４ｍｍ）のポリスチレンシートを
真空成形し、熱融着により枠体２の下端面に接合したも
のである。
り、枠体２は、厚さ約３〜５ｍｍ（本実施例では３．５
ｍｍ）の発泡スチロール製の帯状材を長方形状に曲げ成
形したものであり、底板３は、厚さ約０．２〜０．５ｍ
ｍ（本実施例では０．４ｍｍ）のポリスチレンシートを
真空成形し、熱融着により枠体２の下端面に接合したも
のである。
【００１３】底板３は、食品載置部４と、枠体２内周に
沿った縁部５と、食品載置部４と縁部５との間の溝部６
とを一体的に成形したものである。
沿った縁部５と、食品載置部４と縁部５との間の溝部６
とを一体的に成形したものである。
【００１４】食品載置部４は、全体としては平坦な面で
あり、面内の互いに直交する二方向にそれぞれ複数の条
溝を同じ間隔で設けている。この条溝は、その底が溝長
手方向に凸状の曲面をなすように、溝長手方向の両端部
の溝深さを中央部の溝深さより大きくした条溝７ａと、
溝長手方向に凹状の曲面をなすように、溝長手方向の中
央部の溝深さを両端部の溝深さより大きくした条溝７ｂ
の二種の溝を、互いに直交する二方向のそれぞれにおい
て交互に配設したものである。条溝７ａ，７ｂの幅は約
２ｍｍ、深さは一番深い部分で約１０ｍｍ、一番浅い部
分で約３ｍｍである。
あり、面内の互いに直交する二方向にそれぞれ複数の条
溝を同じ間隔で設けている。この条溝は、その底が溝長
手方向に凸状の曲面をなすように、溝長手方向の両端部
の溝深さを中央部の溝深さより大きくした条溝７ａと、
溝長手方向に凹状の曲面をなすように、溝長手方向の中
央部の溝深さを両端部の溝深さより大きくした条溝７ｂ
の二種の溝を、互いに直交する二方向のそれぞれにおい
て交互に配設したものである。条溝７ａ，７ｂの幅は約
２ｍｍ、深さは一番深い部分で約１０ｍｍ、一番浅い部
分で約３ｍｍである。
【００１５】枠体２内周に沿った縁部５は幅約４ｍｍ
で、この縁部５と食品載置面とに５ｍｍ程度の段差を設
けて食品載置面を高くしている。食品載置部４と縁部５
との間の溝部６は幅約３ｍｍ、縁部５からの深さ約７ｍ
ｍである。
で、この縁部５と食品載置面とに５ｍｍ程度の段差を設
けて食品載置面を高くしている。食品載置部４と縁部５
との間の溝部６は幅約３ｍｍ、縁部５からの深さ約７ｍ
ｍである。
【００１６】上記のように構成した容器１に、図１の一
点鎖線に示すように肉の切身Ｍを収納したとき、その底
が曲面をなす条溝７ａ，７ｂの溝形成部材が底板３の変
形防止のためのリブとして作用するので、肉の切身Ｍの
重みで底板が曲がることがなく、また、肉の切身Ｍの上
面よりも枠体２の上端面の方が高いので、この容器１に
枠体２に被さる蓋をした場合でも、またラッピングフィ
ルムで包んだ場合でも、肉の切身Ｍの上面が蓋またはラ
ッピングフィルムに触れることはない。また、肉から出
た血や肉汁は食品載置部４の条溝７ａ，７ｂ及びに溝部
６に流れ込むので、肉の切身Ｍの下面が血や肉汁に漬か
った状態になることはない。さらに、食品載置面が枠体
２の下端からかなり高い位置にあるので、容器１内の肉
の切身Ｍを見たときにボリューム感があり、収納状態の
見栄えが良くなって、客の購買意欲を高める効果があ
る。
点鎖線に示すように肉の切身Ｍを収納したとき、その底
が曲面をなす条溝７ａ，７ｂの溝形成部材が底板３の変
形防止のためのリブとして作用するので、肉の切身Ｍの
重みで底板が曲がることがなく、また、肉の切身Ｍの上
面よりも枠体２の上端面の方が高いので、この容器１に
枠体２に被さる蓋をした場合でも、またラッピングフィ
ルムで包んだ場合でも、肉の切身Ｍの上面が蓋またはラ
ッピングフィルムに触れることはない。また、肉から出
た血や肉汁は食品載置部４の条溝７ａ，７ｂ及びに溝部
６に流れ込むので、肉の切身Ｍの下面が血や肉汁に漬か
った状態になることはない。さらに、食品載置面が枠体
２の下端からかなり高い位置にあるので、容器１内の肉
の切身Ｍを見たときにボリューム感があり、収納状態の
見栄えが良くなって、客の購買意欲を高める効果があ
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【００１８】（１）底板の溝や縁を形成する部分がリブ
として底板の補強の機能を果たし、比較的重い肉類を収
納しても、底板の曲がりが少ない。
として底板の補強の機能を果たし、比較的重い肉類を収
納しても、底板の曲がりが少ない。
【００１９】（２）収納食品に蓋またはラッピングフィ
ルムが触れることがないので、蓋またはラッピングフィ
ルムが汚れることがなく、また、肉から出た血や肉汁は
底板に形成した溝に流れ込んで肉の一部が血や肉汁に漬
かったままの状態になることを防ぎ、さらに見た目にボ
リューム感があって、見栄えの良い収納状態を保つこと
ができる。
ルムが触れることがないので、蓋またはラッピングフィ
ルムが汚れることがなく、また、肉から出た血や肉汁は
底板に形成した溝に流れ込んで肉の一部が血や肉汁に漬
かったままの状態になることを防ぎ、さらに見た目にボ
リューム感があって、見栄えの良い収納状態を保つこと
ができる。
【図１】本発明実施例の容器を示す斜視図であり、
（ａ）は上方から見た斜視図、（ｂ）は裏面側から見た
斜視図である。
（ａ）は上方から見た斜視図、（ｂ）は裏面側から見た
斜視図である。
【図２】（ａ）は図１の容器の平面図、（ｂ）は（ａ）
のＡ−Ａ線断面図、（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ線断面図で
ある。
のＡ−Ａ線断面図、（ｃ）は（ａ）のＢ−Ｂ線断面図で
ある。
１ 容器 ２ 枠体 ３ 底板 ４ 食品載置部 ５ 縁部 ６ 溝部 ７ａ，７ｂ 条溝
Claims (1)
- 【請求項１】 発泡合成樹脂製の帯板を成形した枠体の
底面に合成樹脂薄板製の底板を熱融着した食品用簡易容
器において、前記底板にその長さ方向の底が曲面を形成
する相互に平行な複数の条溝を直交して設けた肉類の収
納に適した簡易容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290238A JPH05132059A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 肉類の収納に適した簡易容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290238A JPH05132059A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 肉類の収納に適した簡易容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05132059A true JPH05132059A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17753549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3290238A Pending JPH05132059A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 肉類の収納に適した簡易容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05132059A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003008279A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Pactiv Corporation | Base for food containers comprising a plurality of rib units |
| KR20140014380A (ko) * | 2009-05-30 | 2014-02-06 | 바이엘 이노베이션 게엠베하 | 생흡수성 담체 물질을 갖는 제품 및 포장 |
| JP2019142559A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | シーピー化成株式会社 | 包装用容器 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3290238A patent/JPH05132059A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003008279A1 (en) * | 2001-07-19 | 2003-01-30 | Pactiv Corporation | Base for food containers comprising a plurality of rib units |
| US6619501B2 (en) | 2001-07-19 | 2003-09-16 | Pactiv Corporation | Base for food containers |
| US7228986B2 (en) | 2001-07-19 | 2007-06-12 | Pactiv Corporation | Base for food containers |
| US8104635B2 (en) | 2001-07-19 | 2012-01-31 | Pactiv Corporation | Base for food containers |
| KR20140014380A (ko) * | 2009-05-30 | 2014-02-06 | 바이엘 이노베이션 게엠베하 | 생흡수성 담체 물질을 갖는 제품 및 포장 |
| JP2019142559A (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | シーピー化成株式会社 | 包装用容器 |
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