JPH05131983A - 発動機用カバーシール - Google Patents

発動機用カバーシール

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JPH05131983A
JPH05131983A JP2407634A JP40763490A JPH05131983A JP H05131983 A JPH05131983 A JP H05131983A JP 2407634 A JP2407634 A JP 2407634A JP 40763490 A JP40763490 A JP 40763490A JP H05131983 A JPH05131983 A JP H05131983A
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JP
Japan
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engine cover
cover
engine
covers
seal
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JP2407634A
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English (en)
Inventor
Tom Westberg
トム、ウエストバーグ
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Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/021Sealings between relatively-stationary surfaces with elastic packing
    • F16J15/022Sealings between relatively-stationary surfaces with elastic packing characterised by structure or material
    • F16J15/024Sealings between relatively-stationary surfaces with elastic packing characterised by structure or material the packing being locally weakened in order to increase elasticity
    • F16J15/027Sealings between relatively-stationary surfaces with elastic packing characterised by structure or material the packing being locally weakened in order to increase elasticity and with a hollow profile
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、接着剤や縫い付けを使わない
で下方発動機カバーへ確実に取り付けられ、しかも容易
に交換できる発動機用カバーシールを提供することにあ
る。 【構成】本発明の発動機用カバーシールは、上方及び下
方カバーの対応する対向縁間に配設されるように構成及
び配置された細長状の本体と、前記本体と一体状で、前
記下方発動機カバーに固定されるように形成された取付
部と、前記本体と一体状で、前記上方発動機カバーを下
方発動機カバーに対し閉じることによって圧縮されるよ
うに形成された圧縮可能部とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上方及び下方発動機カバ
ーを有する船舶用船外発動機に関し、特に上方及び下方
発動機カバーの対向縁を水の侵入に対して密封するため
の発動機用カバーシールに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶用船外発動機は一般に、エンジン部
分とそれに付随したギアケースを含む。船外発動機のエ
ンジン部分は通例、まとめてカウル組体(パネルアセン
ブリ)とも称される上方及び下方発動機カバーによって
密閉されている。
【0003】従来の船舶発動機用カウルの欠点は、上方
及び下方発動機カバーの相接する対向縁間に水密シール
を保持する必要と関連している。従来の船舶発動機用カ
ウルでは、連続状のループ形シーリング部材が上方及び
下方発動機カバーの対向縁のいずれか一方または両方に
接着もしくは縫い付け固定されている。これによって、
カウルが閉じられたとき、カウル内への水の浸入が防止
される。使用時間の経過及び/又は空気、水、光など自
然力への露出につれ、接着剤または縫い付けが劣化し、
シールがカバーから離れてしまうことがある。こうした
シールの劣化はその防水効率を減少させ、交換が必要に
なった場合、交換シールの固着は面倒な作業となること
が多い。
【0004】従来の船舶用発動機の別の欠点は、従来の
カウル組体の下方発動機カバーがダイカストアルミニウ
ムで作られているため、各カバーの製造工程を完了する
のにかなりの加工を必要とすることである。従って、ダ
イカストアルミニウム製の下方発動機カバーを作成する
製造コストは比較的高い。また、ダイカスト製の下方発
動機カバーはそのようなカバーで利用できる設計形状を
制限し、ひいては発動機のカウルスタイルの多様化を妨
げている。さらに、従来のアルミニウムダイカスト製下
方発動機カバーは、カバーを発動機へ取付可能とするの
に追加の取付具も必要とする。
【0005】従来の発動機カウルの更に別の欠点は、エ
ンジンに対して保守が施されるときに、下方の発動機カ
バーを取り外す必要と関連する。従来のカウルでは、チ
ョーク、燃料コネクタ、スロットルケーブル及び/又は
遠隔制御ケーブル等の発動機制御系も、下方発動機カバ
ーの分解時に取り外さねばならない。かかる必要が、保
守の手順を非常にコストがかかり、時間のかかるものと
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上方及び下方
発動機カバーの対向縁を密封するため確実に取り付けら
れ、しかも容易に交換可能なシールを具備した船外発動
機用カウルが必要とされている。また、幅広い各種の外
形でスタイル設計でき、余分な取付具を必要とせず、製
造及び組立が簡単な下方発動機カバーを具備した船外発
動機用カウルも必要とされている。さらに、下方発動機
カバーの分解を必要とせずに、制御系へアクセス可能な
船舶発動機用カウルが必要とされている。
【0007】従って本発明は、接着剤や縫い付けを使わ
ないで下方発動機カバーへ確実に取り付けられ、しかも
容易に交換できる発動機用カバーシールを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の発動機用カバー
シールは、上方及び下方カバーの対応する対向縁間に配
設されるように構成及び配置された細長状の本体と、前
記本体と一体状で、前記下方発動機カバーに固定される
ように形成された取付部と、前記本体と一体状で、前記
上方発動機カバーを下方発動機カバーに対し閉じること
によって圧縮されるように形成された圧縮可能部とを具
備する。
【0009】
【実施例】第1図を参照すると、船外発動機10は、上
方発動機カバー14と下方発動機カバー16を含む発動
機カウル12を備え、下方発動機カバー16は2つの部
分、つまり第1カバー部分18と第2カバー部分20
(第4図に最も明瞭に示してある)からなる。第1及び
第2カバー部分18、20は相互にほぼ鏡像の関係にあ
って、内燃機関(エンジン)22(第1図に内部に隠れ
た状態で示す)の外形と合致し、それを部分的に密閉す
る形状に形成されている。両カバー部分18、20は熱
可塑性材料を射出成形して成るのが好ましいが、シート
成形(これに限定されない)を含めその他の成形方法も
考えられる。両カバー部分18、20に用いる材料は、
Celanese社から市販されているVANDAR 4662 Z 等の強化
ガラス30%を含む耐衝撃補強熱可塑性ポリエステルア
ロイのような硬質プラスチックが好ましい。下方発動機
カバー16に射出成形プラスチックを用いることで、従
来のダイカストアルミニウム製カバーで得られるよりも
幅広い各種のスタイル形状が可能となる。
【0010】排気用ハウジング24がエンジン22から
垂下しており、その下端26でギヤケース用ハウジング
28に取り付けられている。スクリュー30がギヤケー
ス用ハウジング28の下方後部に設けられ、周知のごと
くボートを水中で推進させる。
【0011】操舵ハンドル組体32が、発動機10の前
端34に位置する。操舵ハンドル組体32は、そこに配
置された操舵アームまたはブラケット36、舵取ハンド
ル38、軸方向に回転可能なグリップ部40、及び停止
スイッチ組体42を含む。スタータロープハンドル46
が凹状取付パネル48内に配設され、凹状取付パネル4
8は上方発動機カバー14の開口49(第4図に最も明
瞭に示してある)内に固定されている。
【0012】船尾ブラケット組体50が、軸方向に配設
されたシャフト54を含む垂直ハウジング52を備えて
いる。排気用ハウジング24に取り付けられたブラケッ
ト56が垂直ハウジング52の下端を取り囲み、垂直ハ
ウジング52の旋回運動を可能とする。シャフト54の
下端は排気用ハウジング24のピボット孔58(第4図
に最も明瞭に示してある)と旋回自在に係合し、シャフ
ト54の上端は排気用ハウジング24の上方フランジ6
2に設けられたピボット孔60(第4図に最も明瞭に示
してある)と係合する。また船尾ブラケット組体50
は、該ブラケット組体50をボートの船尾へ周知のごと
く固定するため、少なくとも1つ、好ましくは2つのネ
ジ切りクランプ部材63を含む。船尾ブラケット組体5
0が、操舵組体32によって発動機10を旋回自在に制
御可能とし、舵取できるようにしている。
【0013】次に第2及び4図を参照すると、発動機1
0はさらに、第1及び第2カバー部分18、20の各前
縁66、68間の中央に配設された操作パネル64を具
備する。操作パネル64は少なくとも一つの発動機操作
用アクセス開口を含み、この開口には前記操舵ブラケッ
ト36が貫通するように形成された操舵ブラケット用開
口70、遠隔制御シフト及びスロットルケーブル用アク
セス開口72、チョーク制御用アクセス開口74、及び
/又はツイストグリップスロットルケーブル用開口76
が含まれる。外側に突き出たラッチ取付構造部78(第
9及び10図に最も明瞭に示してある)が、操作パネル
64の前面79上方中央に位置する。燃料管コネクタ部
位80は、図示のごとく第2カバー部分20上に位置し
た支持構造部82に設けてもよいし、あるいは第1カバ
ー部分18上、または操作パネル64上の地点83に設
けてもよい。
【0014】次に第4、5及び6図を参照すると、発動
機10の後端86に位置したラッチ組体84によって、
上方発動機カバー14が下方発動機カバー16に固定さ
れている。ラッチ組体84は、(第6図に最も明瞭に示
すごとく)留め具91によって上方発動機カバー14の
下方後部にヘッド端90で固定されたラッチフック88
を含み、留め具91はネジ切り留め具またはリベットと
し得る。さらにラッチフック88は、垂下体92と一対
の垂下アーム94、96を含む。引っ張りバネ98がそ
の各端で垂下アーム94、96にそれぞれ固定され、ほ
ぼ水平となるようにラッチフック88上に配設されてい
る。フック垂下体92は、その背面101に複数の平行
なセレーション(ぎざぎざ)100を備えている。
【0015】ラッチ組体84は、ラッチフック88を受
け入れるように形成された空所104を画成するラッチ
体102も具備する。ラッチ体102は、ハンドル10
9を備えた把持脚108と、ほぼ垂直に位置したぎざ付
き脚110とを有するほぼL字状のラッチハンドル10
6を含む。ぎざ付き脚110はその内面上に、ラッチフ
ック88上のセレーション100と動作係合するように
配設された複数のセレーション112を有する。ラッチ
ハンドル106は、ほぼ矢印116で示した方向に旋回
するように、その上端114でラッチ体102へ固定さ
れている。ラッチ組体84は耐性のあるプラスチックで
形成されるのが好ましいので、ラッチハンドル106の
上端はラッチ体102と一体にしてもよい。板バネ11
8が空所104の下端でラッチ体102に固定され、ラ
ッチハンドル106をラッチフック体92に対して付勢
し、セレーション112がセレーション100とロック
係合して、(第6図に最も明瞭に示すように)ラッチ組
体84が一旦閉じられたとき上方発動機カバー14の上
方への移動を防止する。
【0016】閉じたつまりロックされた状態のラッチ組
体84を示す第6図を次に参照すると、上方カバー14
が下方カバー16に対して所定の位置にロックされる
と、引っ張りバネ98がラッチ体102の突起つまり肩
120に対して伸張した付勢状態に保持される。ラッチ
フック88を解放するときは、板バネ118の付勢力に
打ち勝ち両セレーション100、112間の係合を解放
するように、オペレータがハンドル109を引っ張れば
よい。すると、引っ張りバネ98が付勢されてないほぼ
水平の状態に回復され(第5図に最も明瞭に示されてい
る)、その結果上方カバー14を跳ね上がらせる。つま
り、上記したラッチ組体84の動作特徴によって、上方
発動機カバー14が解放されたことの指示をオペレータ
へ与えると共に、オペレータは上方発動機カバー14を
片手で取り外し可能となる。
【0017】次に第4図を参照すると、発動機10の前
端34において、上方発動機カバー14と下方発動機カ
バー16がカバー14の前端部から垂下したフック12
2で相互に解放可能に固定される。フック122は、操
作パネル64上に位置したラッチ取付構造部78と係合
するように形成されている。
【0018】次に第3、4、7及び8図を参照して、本
発明の下方発動機カバー16をさらに詳しく説明する。
相互にほぼ鏡像の関係の形状に形成された第1及び第2
カバー部分18、20の各々は、外壁124、126、
上縁128、130、及び内縁132、134をそれぞ
れ具備する。第1及び第2の発動機カバー部分18、2
0が相互に固定されているとき(第2図に最も明瞭に示
す)、各内縁132、134は相互に係合している。所
望なら、カウル12内への水の浸入を防ぐように第1及
び第2カバー部分18、20を相互に取り付けるため、
相互に噛み合う目違い継ぎ形状体137、135(第2
図に隠れた状態で示す)を内縁132、134に備えて
もよい。
【0019】各カバー部分18、20はそれぞれ横方向
に開いた溝構造部136、138を備え、これら溝構造
部は各カバー部分18、20の外壁124、126と一
体状で且つそれに対してほぼ水平に配設されている。溝
構造部136、138は、下方発動機カバー16が組み
立てられたとき、ほぼ矩形の溝が画成されるように形成
されている。また溝構造部136、138は、排気用ハ
ウジング24の上方フランジ62に環状のエラストマー
製シール140が装着されているとき、その上方フラン
ジ62を受け入れるように寸法決めされている (第4
図に最も明瞭に示す)。シール140はフランジ62の
周囲に配設され、組み立てられたシールとフランジが溝
構造部136、138内に着座される。このようにし
て、下方発動機カバー16が発動機10に対して固定配
設され、下側からの水の浸入を密封防止する。
【0020】溝構造部136、138は各々、好ましく
は連続状の耳(ウェブ)146、148によって各発動
機カバー部分18、20の内面142、144にそれぞ
れ一体結合されている。下方の両発動機カバー部分1
8、20は各々射出成形されるのが好ましい点を考慮す
れば、外観上の理由から外壁124、126をできるだ
け滑らかに形成する点を含め、幅広い各種の発動機カウ
ルのスタイル形状が可能となる。ところで、いわゆる
“シンク (へこみ)”マークが壁124、126の外
側に現れ、耳146、148が発動機カバー部分18、
20の内面142、144に対する直線状の取付地点
“P”を示すのは望ましくない。シンクマークが外壁1
24、126上に現れるのを防ぐため、外壁124、1
26は直線状の取付地点“P”に沿って、耳146、1
48の厚さよりも厚くするのが好ましい。この肉厚部は
149で表してある(第8図に最も明瞭に示す)。耳1
46、148の厚さは肉厚部149の厚さよりもできる
限り小さいが、溝構造部136、138をそれぞれ支持
可能な程度とするのが好ましい。
【0021】次に第4及び7図を参照すると、第1及び
第2の発動機カバー部分18、20は、それぞれカバー
部分18については150、152及び153で示し、
カバー部分20については154、156及び157で
示した前方、後方及び下方の一体状ボス構造部によって
相互に固定される。各対応する前方ボス構造部150、
154、後方ボス構造部152、156及び下方ボス構
造部153、157はほぼ同軸状に配列され、ネジ切り
留め具158が各一対のボス構造部を貫いて係合するの
を可能としている。これらのボス構造部150、15
2、153、154、156及び157は、余分の追加
取付具を必要とせずに、両カバー部分18、20の確実
な取付を保証している。また第1及び第2の発動機カバ
ー部分18、20は、相互に結合されたときに操舵アー
ム用チャネル164を形成する操舵アーム用チャネル構
造部160、162を備えている(第2図に最も明瞭に
示す)。更に後方把持凹部163も、各カバー部分1
8、20の背面に一体形成されている。
【0022】次に第3、4、7及び10図を参照する
と、各下方発動機カバー部分18、20の上縁128、
130は、それぞれ166、168で示す肩と、それぞ
れ170、172で示す上方に突き出たシール保持構造
部とを備えている。各シール保持構造部170、172
の上端171、173は、やじりの顎と似た円錐台また
は台形状の断面を有する(第3図に最も明瞭に示されて
いる)。
【0023】さらに、ほぼ矩形をなすエラストマー製の
発動機用カバーシール174が設けられている(第4図
に最も明瞭に示す)。シール174はビニルニトリルま
たは等価の他の材料で作製されるのが好ましく、細長い
一片として押し出し成形され、その両端が接着剤または
等価の永久的な接着手段によって一体に結合されてい
る。シール174はシール保持構造部170、172上
に固着されるように形成された細長い本体176を含
み、該本体176は下方発動機カバー部分18、20の
上縁128、130と操作パネル64の上縁178とに
よって画成されたほぼ矩形と合致するように形成されて
いる。操作パネル64の上縁178も、やじりの顎と似
た円錐台または台形状のシール保持構造部179を備え
ている。またシール174は、シール保持構造部17
0、172のやじりの顎状上縁171、173と噛み合
い係合するように寸法決めされ、やじりの顎と似たほぼ
円錐台または台形状の凹部182を画成する取付部18
0を含んでいる。
【0024】またシール本体176は圧縮可能な筒状部
184を含み、該筒状部184は本体176と一体であ
ると共に、前記肩166、168上及び操作パネル64
の肩187上へ着座するように形成された下方端186
を有する。筒状部184は各肩166、168及び18
7に対応してシール174に設けられているので、下方
発動機カバー16、18の上縁128、130と対向す
る上方発動機カバー14の下縁188が第3図に示した
ように筒状部184と係合し、これを垂直方向に圧縮す
る。こうして、カウル12内への水の浸入が防止され
る。さらにシール本体176は、本体176と一体状の
当接構造部190を含む。当接構造部190は外側に突
き出たほぼくさび状で、尖端192を有する。尖端19
2は、上方発動機カバー14の内壁194に対して付勢
されるように設計されている。上方発動機カバー14を
下方発動機カバー16上の閉位置へと案内するため、当
接構造部190と尖端192はくさび形状になってい
る。また、尖端192は上方発動機カバー14に対して
外向きのわずかな付勢力を加え、カバーを圧縮状態に維
持すると共に、所定の位置に保持する。
【0025】次に第2、4、9及び10図を参照して、
操作パネル64をさらに詳しく説明する。操作パネル6
4は、下方発動機カバー部分18、20の前縁66、6
8上の対応する溝構造部(図示せず)と係合する垂直方
向の舌構造部196を、2つの垂直側縁198、200
の各々上に含む。さらに各側縁198、200は、操作
パネル64の両下方発動機カバー部分18、20の各前
縁66、68への取付を容易にするため、U字状の凹部
204を有する取付タブ202を含む。別の実施例で
は、側面カバーの横方向の動きを制限するため、操作パ
ネル64の上方外縁に別のU字状タブを設けることもで
きる。後方本体部206は、発動機10のシフトリンク
機構(図示せず)を受け入れる凹状構造部208を含
む。操作パネル64は、下方発動機カバー部分18、2
0を作製するのに用いるのと同様な熱可塑性材料を用
い、射出成形またはその他の成形方法によって作製され
るのが好ましい。
【0026】カウル12は、まずシール140を排気用
ハウジング24のフランジ62周囲へ配置することか
ら、発動機10に対して組み立てられる。次いで、シー
ル140とフランジ62が溝構造部136、138と係
合するように、下方発動機カバー部分18、20が排気
用ハウジング24の各側に位置決めされる。そして、操
作パネル64がタブ204によって各下方発動機カバー
部分18、20の前縁66、68に固定される。その
後、下方発動機カバー部分18、20が留め具158に
よって相互に固定される。次に矩形状のシール174
が、やじりの顎状シール保持構造部170、172に対
して押圧されたそのやじりの顎状凹状構造部182によ
って、下方発動機カバー16の上縁128、130に固
着される。
【0027】下方発動機カバー部分18、20と操作パ
ネル64の相互取付と同時に、ラッチフック88を上方
発動機カバー14の後端86に固定し、ラッチ体102
を下方発動機カバー16へ固定することによってラッチ
組体84が取り付けられる。同じく、フック122が操
作パネル64上のラッチ取付構造体78との係合のた
め、上方発動機カバー14の前端34に固定される。上
方発動機カバー14が下方発動機カバー16へ固定され
ると、シール174の筒状部184が圧縮され、くさび
状の当接構造部190が上方発動機カバー14の内面1
94と係合して、カバーを所定の位置に維持すると共
に、発動機10のための水密シールを形成する。
【0028】本発明による発動機用カバーシールの特定
実施例を図示し説明したが、特許請求の範囲に記載した
広い意味における発明から逸脱せずに、変形及び変更を
施せることは当業者にとって明かであろう。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による発動機
用カバーシールは、接着剤や縫い付けを使わないで下方
発動機カバーの上縁へ確実に取り付けでき、しかも必要
時容易に交換可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発動機用カバーシールを装着可能な船
舶用船外発動機の側面図。
【図2】第1図中の2−2線にほぼ沿って、ほぼ図示の
方向を見た正面図であって、分かり易くするため一部が
取り除かれている図。
【図3】第1図中の3−3線にほぼ沿って、ほぼ図示の
方向を見た部分断面図。
【図4】第1図の船舶用船外発動機の分解正面斜視図。
【図5】第4図に示した発動機のラッチ部の部分背面分
解図。
【図6】第5図に示したラッチ部の部分垂直断面図で、
閉じた状態を示している図。
【図7】第4図に示した発動機カバー半体の一方の側面
図。
【図8】第7図中の8−8線にほぼ沿って、ほぼ図示の
方向を見た部分断面図。
【図9】第4図に示した操作パネルの平面図。
【図10】第9図に示した操作パネルの側面図。
【符号の説明】
10…船外発動機 14…上方発動機カバー 16(18、20)…下方発動機カバー(第1、2カバ
ー部分) 171、,173…同やじりの顎状構造部 174…シール部材 176…同本体 180…同取付部 182…同やじりの顎状凹部 184…同筒状圧縮可能部 190…同当接構造部 192…同傾斜上縁(尖端)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船外発動機用上方及び下方カバーの対向縁
    を密封する発動機用カバーシールにおいて、 上方及び下方カバーの対向縁間に配設されるように構成
    及び配置された細長状の本体と、 前記本体と一体状で、且つ前記下方発動機カバーに固定
    されるように形成された取付部と、 前記本体と一体状で、且つ前記上方発動機カバーを下方
    発動機カバーに対し閉じることによって圧縮されるよう
    に形成された圧縮可能部とを備えた発動機用カバーシー
    ル。
  2. 【請求項2】前記本体に設けられ、且つ前記取付部及び
    前記圧縮可能部と一体状である当接構造部をさらに含む
    請求項1記載の発動機用カバーシール。
  3. 【請求項3】前記上方発動機カバーが圧縮可能部を圧縮
    したとき、前記上方発動機カバーと当接密封する状態で
    係合するくさび形状を前記当接構造部が備えた請求項2
    記載の発動機用カバーシール。
  4. 【請求項4】前記当接構造部が、前記上方発動機カバー
    を圧縮可能部と係合する方向に保持する傾斜した上縁を
    有する請求項2記載の発動機用カバーシール。
  5. 【請求項5】前記圧縮可能部が筒状である請求項1記載
    の発動機用カバーシール。
  6. 【請求項6】前記取付部が前記下方発動機カバーの留め
    具を内部に受け入れるように形成された凹部を有する請
    求項1記載の発動機用カバーシール。
  7. 【請求項7】前記凹部がやじりの顎状である請求項6記
    載の発動機用カバーシール。
  8. 【請求項8】上方及び下方発動機カバーを有する船外発
    動機用カバーシールで、前記両カバーが対向縁に沿って
    係合可能であるものにおいて、 前記上方及び下方カバーの全長に沿って両カバー間に配
    設されるように寸法決めされた細長状の本体と、 前記本体と一体状で、前記下方発動機カバーに固定され
    るように形成されたやじりの顎状凹部を画成する取付部
    と、 前記本体と一体状で、且つ前記上方発動機カバーの縁を
    下方発動機カバーの対向縁に対し閉じることによって圧
    縮されるように形成された圧縮可能部と、 前記本体に設けられ、且つ前記取付部及び前記圧縮可能
    部と一体状であり、前記上方発動機カバーが圧縮可能部
    を前記下方発動機カバーの対向縁に対して圧縮したと
    き、前記上方発動機カバーと当接密封する状態で係合す
    るように形成された当接構造部とを備えた発動機用カバ
    ーシール。
  9. 【請求項9】上方及び下方発動機カバーを有する船外発
    動機用カバーシールで、前記両カバーが対向縁に沿って
    係合可能で、前記下方発動機カバーが上方に突出したや
    じりの顎状構造部を有するものにおいて、 前記上方及び下方カバーの全長に沿って両カバー間に配
    設されるように寸法決めされた細長状の本体と、 前記本体と一体状で、前記下方発動機カバーのやじりの
    顎状構造部に固定されるように形成されたやじりの顎状
    凹部を画成する取付部と、 前記本体と一体状で、且つ前記上方発動機カバーの縁を
    下方発動機カバーの対向縁に対し閉じることによって圧
    縮されるように形成された筒状圧縮可能部と、前記本体
    に設けられ、且つ前記取付部及び前記圧縮可能部と一体
    状であり、前記上方発動機カバーが圧縮可能部を前記下
    方発動機カバーの対向縁に対して圧縮したとき、前記上
    方発動機カバーと当接密封する状態で係合するように形
    成された当接構造部とを備えた発動機用カバーシール。
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