JPH05130881A - カルボン酸誘導体の酵素加水分解方法 - Google Patents

カルボン酸誘導体の酵素加水分解方法

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JPH05130881A
JPH05130881A JP4110468A JP11046892A JPH05130881A JP H05130881 A JPH05130881 A JP H05130881A JP 4110468 A JP4110468 A JP 4110468A JP 11046892 A JP11046892 A JP 11046892A JP H05130881 A JPH05130881 A JP H05130881A
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carboxylic acid
organic
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hydrolase
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JP4110468A
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Maria Buchner
マリア・ブツヒネル
Robert Estermann
ローベルト・エステルマン
Herbert Mayrhofer
ヘルベルト・マイルホーフエル
Gerald Banko
ゲラルト・バンコ
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Chemie Linz GmbH
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Chemie Linz AG
Chemie Linz GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カルボン酸誘導体の酵素加水分解方法 【構成】 カルボン酸誘導体を水と僅かにしか混和し得
ない有機溶剤中に溶解し、溶液を水で飽和し、水- 飽和
された有機溶液をヒドロラーゼと接触させ、加水分解を
行い、その後反応溶液を再び水で飽和し、ヒドロラーゼ
と接触させ、次いで所望の変換度合が達成されるまで再
び水で飽和することによる、カルボン酸誘導体の酵素加
水分解方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶剤中でカルボン
酸誘導体の酵素加水分解方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の酵素は、多かれ少なかれ特異的に
カルボン酸誘導体を加水分解することができる。ヒドロ
ラーゼのこの性質は、長い間経済的に利用されている。
この場合ヒドロラーゼは通常良好な変換率及び水性溶液
中で一般に低い活性損失を示すが、これが水に溶け、水
性反応溶液からめったにしか回収することができず、再
び使用されないことを考慮しなければならない。共有固
定されたヒドロラーゼを実際水性溶液から回収すること
ができるが、これらはより低い変換率を有し、非- 固定
形で使用されたヒドロラーゼの同一量よりも悪い活性を
有する。更に酵素を常に水性系中で酵素固定剤なしで溶
解する。
【0003】それ故に、すでに有機媒体中で酵素加水分
解を実施が試みられている。かくて、生化学のパキスタ
ンジヤーナル、第10巻、No.2,1976中には、
カルボン酸エステルの加水分解の間、有機媒体中での加
水分解の最初の割合は、時々水性媒体中に於けるよりも
高いが、ヒドロラーゼが有機溶剤に敏感なので、ヒドロ
ラーゼの活性は有機媒体中で速やかに減少することが開
示されている。
【0004】したがって、ケミカルアブストラクト、第
112巻、154387z中に、ヒドロラーゼを、有機
溶剤に対するその許容を増加するために化学的に変化さ
せることが提案されている。
【0005】ケミカルアブストラクト第109巻、18
8832n中に、水-飽和されたベンゼン中で化学的に
変化されたヒドロラーゼを用いる酵素加水分解が記載さ
れている。
【0006】今や、本発明者は、水と僅かな程度でしか
混和しない有機溶剤を使用するならば及び水が消費され
ている間、有機溶剤は加水分解のうちに水で飽和された
ままであることに注目するならば、良好な変換率及び有
機溶剤中のヒドロラーゼの一定の高活性にとって、ヒド
ロラーゼを化学的に変化することは不必要であること
を、予期せずに見い出した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カルボン酸
誘導体を水と僅かにしか混和し得ない有機溶剤中に溶解
し、その後溶液を水で飽和し、これをヒドロラーゼと接
触させ、加水分解を水の消費と共に行い、その後有機反
応溶液を水で再び飽和し、これを所望の変換度合が達成
されるまでヒドロラーゼと接触させることを特徴とす
る、カルボン酸誘導体の酵素加水分解方法に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、ヒ
ドロラーゼを用いて酵素的に加水分解することができる
カルボン酸誘導体の加水分解に適する。この様なカルボ
ン酸誘導体は、たとえばカルボン酸エステル、ジエステ
ル、トリエステル、カルボン酸アミド、カルボン酸チオ
エステル等又は同族のそのチオカルボン酸誘導体であ
る。特に重要なことは、カルボン酸誘導体の加水分解法
にあり、この誘導体は、酸部分中に又は分子中にキラル
中心を生じる誘導体部分中に置換基を有するものか又は
加水分解の結果としてキラル中心を生じるものである。
この様なキラル又はプロキラルカルボン酸誘導体を、立
体特異性ヒドロラーゼを用いて加水分解して、光学的に
活性な化合物となすことができる。この化合物に於て可
能な鏡像体の1つは、ヒドロラーゼの立体特異性に応じ
て、少なくとも濃縮形(enriched form)で存在し、キラ
ルカルボン酸誘導体とは、ラセミ混合物及び少なくとも
濃縮形で可能な鏡像体の1つが存在する混合物を意味す
る。
【0009】好ましいカルボン酸誘導体とは、鏡像体キ
ラルカルボン酸エステルの混合物である。このエステル
は、酸部分にキラル中心を有するもの、特に2- 置換さ
れたアルカン酸エステル、特に好ましくは2- ハロプロ
ピオン酸エステルである。
【0010】したがって形成された加水分解生成物は、
カルボン酸又はチオカルボン酸及びアルコール、アミ
ン、チオール等である。この際カルボン酸もしくはアル
コール、アミン、チオール等々であるか、その代りに双
方が所望の反応生成物として表わされ、回収することが
できる。
【0011】本発明による方法を実施するために、カル
ボン酸誘導体を先ず水に僅かにしか溶けない有機溶剤中
に溶解する。使用される有機溶剤は、たとえば炭化水
素、たとえばペンタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、ハロゲン化炭化水素、たとえばメチレンクロライ
ド、クロロホルム、四塩化炭素、エチレンクロライド、
クロルベンゼン、又はエーテル、たとえばジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、又はこの様な溶剤の混
合物である。好ましい溶剤はエーテル、特にジイソプロ
ピルエーテルである。ここでの溶剤の選択は重要であ
る。というのは反応が別の溶剤中よりも特定の溶剤中
で、より速やかに進行することができるからである。一
定の条件下で、有機溶剤に有機共- 溶剤の少量を加える
のが有利である。その共溶剤は、水と混和し、たとえば
アルコール、たとえばメタノール、エタノール又はイソ
プロパノール、ケトン、たとえばアセトン等々であり、
これによって有機溶剤中のカルボン酸誘導体の溶解度を
増加する。しかし添加された共- 溶剤の量は、極めて低
くなければならないので、有機溶剤は、共- 溶剤の添加
の結果として水とまったく混和しない。所望の変換用溶
剤は、簡単な予備実験によって当業者に容易に見い出す
ことができる。
【0012】有機溶剤中に出発化合物を有する溶液を、
可能な限り濃縮して製造する。溶剤中の出発化合物の濃
度は、夫々の場合に使用される夫々の出発化合物及び溶
剤による。
【0013】次いで有機溶液を水で混和する。水での飽
和のために、溶液を結合水を含有する及び有機溶剤と接
触してこの水を放つことができる系と接触させるか水性
相と接触させるかのどちらかである。結合水を含有する
系は、たとえば水含有ヒドロゲル、たとえばポリアクリ
ルアミドゲル、多糖類ゲル等々である。結合水のある量
を、溶液を水で飽和するのに十分である有機溶液に加
え、この際水は純粋な水及び緩衝液又は塩溶液を意味す
る。使用されるヒドロゲルの量は、この場合ヒドロゲル
の及び有機溶剤の水吸収容量に依存する。
【0014】適する水性相は、純粋な水、緩衝溶液又は
その代りに水性塩溶液である。使用される緩衝溶液は、
これ中でヒドロラーゼが高変換率及び高い特異性を示す
ものの1つであるのが好ましい。水での飽和のために、
有機溶液をそのまま水性相に入れるか、水性相と混合
し、放置し、2相を生じせしめる。
【0015】水- 飽和された溶液を、次いでヒドロラー
ゼと接触させる。出発化合物及び所望生成物に従って、
可能なヒドロラーゼは、夫々の反応に適するヒドロラー
ゼである。ヒドロラーゼの例は、エステラーゼ、プロテ
アーゼ、アミダーゼ等である。所望の反応に従ってヒド
ロラーゼを使用して、できる限り立体特異的にキラル又
はプロキラルカルボン酸誘導体の場合、できる限り特異
的に反応を実施するのが好都合である。リパーゼを本発
明による方法に使用するのが好ましい。本発明による方
法の利点は、ヒドロラーゼを化学溶剤に対するその許容
量を増加するのに化学的に変化させてはならないことで
ある。しかし化学的変化したヒドロラーゼを、本発明に
よる方法で使用することもできる。
【0016】ヒドロラーゼを、たとえば担体、たとえば
セオライト、シリカゲル、ダスト、ガラスビーズ上に吸
着して又はその代りに固定形で使用することができる。
ヒドロラーゼを、不活性担体、特に好ましくはセオライ
ト上に吸着して使用するのが好ましく、その際これは、
ヒドロラーゼとセオライトを簡単に混合して、セオライ
ト上にヒドロラーゼを吸着するので十分である。
【0017】本法の実質上の利点は、ヒドロラーゼが有
機溶剤中に不溶性であるので固定形で導入されてはなら
ないことである。水含有ヒドロゲルを、水による有機溶
剤の飽和に使用した場合、ヒドロラーゼをそのまま、ヒ
ドロゲルがまだ存在する水- 飽和溶液に加える。水- 飽
和された溶液とヒドロラーゼとの接触で、加水分解が酵
素特異性範囲まで及び酵素特異性選択性をもって行わ
れ、この際加水分解中に消費された水をヒドロゲルから
補うので、有機反応溶液は常に水- 飽和される。
【0018】キラル又はプロキラルカルボン酸誘導体を
使用する場合、反応を所望の変換度合になるまで進め
る。この度合を旋光性の測定によって確かめる。所望の
変換度合を達成した後に酵素及びヒドロゲルを濾去す
る。所望の生成物によって、次いで溶液を常法で後処理
し、この際抽出、再結晶、蒸留又はクロマトグラフィー
によって所望の生成物を得る又は精製することができ
る。
【0019】水性相を使用して、有機溶液を水で飽和す
る場合、ヒドロラーゼを反応容器中に、たとえばカラム
中に入れ、水- 飽和された有機溶液を容器を通して及び
ヒドロラーゼ上にポンプ送入するので、ヒドロラーゼは
水性相と接触することがない。
【0020】ヒドロラーゼと有機の、水- 飽和された溶
液との接触で、加水分解は酵素- 特異性範囲に及び酵素
- 特異的立体選択性で行われる。この処理で、水- 飽和
された溶液を、連続的にヒドラーゼ上に通し、次いで水
性相を通す。というのは所望の変換度合が一般にヒドロ
ラーゼと反応溶液との一回の接触で達成することができ
るからである。一般のヒドロラーゼを、光学的に活性な
カルボン酸誘導体の2つの鏡像体と反応させることがで
き、しかしその場合好ましくはこれが鏡像体1個と反応
するので、一般にキラル又はプロキラルカルボン酸誘導
体の場合に夫々の鏡像体過剰の尺度である反応溶液の旋
光性を連続的に測定するのに及びできる限り鏡像的に純
粋である精製物を得るために、ヒドロラーゼによって選
ばれた鏡像体の変換後、反応を停止するのに適してい
る。
【0021】有機の、水- 飽和された溶液を酵素上に連
続ポンプ送入した間、溶液は常に酵素の接触で水- 飽和
されることを考慮しなければならない。水1モルは加水
分解の間切断される結合モルあたりで消費されるので、
この水を、有機溶剤が再びヒドロラーゼと接触する前に
戻さねばならない。
【0022】消費された水を、たとえばカラム中に存在
する塩基性、水酸化物イオン- 含有剤上でヒドロラーゼ
と接触後、たとえば有機溶液を通過させて戻すことがで
きる。この方法で、カルボン酸塩1モル及び水1モルを
カルボン酸1モルあたりで生じるので、加水分解の間に
消費される水を戻し、溶液は水-飽和されたままであ
る。使用することができる塩基性剤は、たとえばOH形
でイオン交換体及び、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属水酸化物である。カラムを通った後、溶液はもはや酵
素溶液中に形成されたカルボン酸を含有しない。という
のはこれは塩基性剤と結合したままであるが、カルボン
酸塩あたり水1モルの形成によって、水で再び飽和され
るからである。反応溶液を連続的にヒドロラーゼ上にポ
ンプ送入し、次いで水酸化物イオン含有剤を含有カラム
に、所望の変換度合が達成されるまで通す。しかし水で
飽和するために、有機反応溶液を、ヒドロラーゼと接触
した後に水性相に通し、水性相と混合し、沈降させるこ
ともできる。可能な水性相は純粋な水、緩衝溶液又は塩
溶液である。反応で形成された酸の導入のゆえに低下す
る、水性相のpHを、塩基の添加によってほぼ一定に保
つのが好ましい。pHは3以下に下る又は11以上に上
ってはならない。5〜10、特に好ましくは6〜8のp
H範囲を保つ。
【0023】中和に適する塩基は、通常の塩基、たとえ
ばアルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩
及び炭酸水素塩又はNH4 OH等であり、アルカリ金属
水酸化物、たとえば水酸化カリウム又は水酸化カリウム
を使用するのが好ましい。塩基を水性溶液として、好ま
しくはpH- 測定システム、たとえば水素電極と好まし
くは自動化された形で組合せて加える。塩基の添加の結
果として、カルボン酸は添加された塩基と塩を形成し、
これは水性相中にざんぞくするので、形成されたカルボ
ン酸を加水分解平衡から除き、一方で有機溶液を、その
低い混和性のために水性相から分離し、この処理の間水
で飽和する。次いで水- 飽和された有機溶液を再びヒド
ロラーゼ上に通す。この処理を、所望の変換度合が達成
されるまで続ける。次いで反応を停止し、反応精製物を
単離し、場合により精製する。
【0024】上記塩として単離された処理の間に形成さ
れたカルボン酸が、常法で、酸性化及び必要ならば抽出
によって得られ、蒸留、クロマトグラフィー又は再結晶
によって精製することができる。
【0025】処理の間形成されたカルボン酸が所望精製
物でなく、第二加水分解生成物、すなわち、たとえばア
ルコール、アミン又はチオールである場合、あるいはカ
ルボン酸及びアルコール、アミン又はチオールともに所
望の生成物である場合、あるいは塩基を有機反応溶液を
水で飽和する間添加しない場合、所望生成物が、常法で
反応の停止後、たとえば抽出、蒸留、結晶化及び再結晶
又はクロマトグラフィーによって有機反応溶液から得ら
れる及び(又は)精製する。
【0026】クロロホルムをカルボン酸誘導体用有機溶
剤として使用しない場合、酵素活性が、反応サイクルの
後及び次の反応サイクルの前にヒドロラーゼをクロロホ
ルムで洗滌して著しく上昇することは予期されなかった
ことである。リパーゼの比活性はリパーゼgあたり13
8〜339mmol/hのいくつかの反応サイクルの間
極めて上昇する。その後リパーゼの比活性は、ほぼ一定
に保たれる。
【0027】処理を、ヒドロラーゼが最も高い活性を示
す温度で実施するのが好都合である。この場合温度は、
一般に0〜40℃、好ましくは20〜30℃、特に好ま
しくは室温で、特別な場合さらに高く、しかしすべての
場合溶剤の沸点以下で、使用されるヒドロラーゼの不活
性化温度以下である。
【0028】処理を連続的に又は非連続的に実施するこ
とができ、好ましくは連続的に実施することができる。
キラル又はプロキラルカルボン酸誘導体の場合、ヒドロ
ラーゼとの反応で形成される、得られた精製物中の鏡像
体の鏡像体過剰が、ヒドロラーゼの低い立体特異性のた
めに十分である場合、1つの反応サイクル後に得られる
生成物をカルボン酸誘導体に再び変換し、本発明による
方法で使用することができる。生成物の所望鏡像体の更
なる濃縮が達成される。時々、より高い鏡像体純度を得
るために、小さい変換率の後でさえも処理を停止するの
も好都合である。
【0029】処理の特に好ましい実施態様で、光学的に
活性なカルボン酸誘導体、特に光学的に活性なカルボン
酸エステル──これはキラル中心を酸部分中に有し、所
望の生成物は主に光学的に活性なカルボン酸の鏡像体で
ある──をイソプロピルエーテル又はトルエン中に可能
な限り濃厚に溶解し、水性相が入っている保存容器中に
水性相と撹拌しながら混合して、水で飽和する。ポンプ
を用いて、水- 飽和された有機相を保存容器から、リパ
ーゼ上に通す。このリパーゼは、保存容器の外側の不活
性担体上に吸着され、カラム中に装填されているのが好
ましい。よってリパーゼは保存容器の水性相と接触しな
い。この間、加水分解が酵素- 特異性範囲で行われる。
次いで有機反応溶液を、保存容器の水性相に戻す。形成
されたカルボン酸の導入によって下降した水性相のpH
を、水性水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム溶液の添
加によってほぼpH7で保つ。結果としてカルボン酸は
塩を形成し、水性溶液中に残る。遊離アルコール及び未
反応出発化合物は、有機反応溶液中に溶解残存する。こ
の溶液は、その低い水−混和性のために、保存容器の水
性相から分離され、再びヒドロラーゼ上を通り、次いで
所望の変換度合が得られるまで、循環処理中再び水性相
上を通る。次いで反応を停止し、水性相を有機相から分
離する。形成されたカルボン酸を単離するために、水性
相を常法で酸性化し、遊離されたカルボン酸を抽出す
る。再結晶、蒸留又はクロマトグラフィーによる精製を
加える。これは所望の鏡像体の更なる濃縮を得ることが
できるのに有利である。
【0030】本発明による方法の特に好ましい実施態様
で、蒸留水を保存容器中に入れ、ジイソプロピルエーテ
ル中にカルボン酸エステル──これは酸部分の2- 位
が、好ましくはハロゲンによって置換されている──を
有する鏡像体混合物の溶液と撹拌しながら混合し、沈降
させる。次いで有機相を保存容器の外側のカラム中に装
填されたセオライト上に吸着されて存在するリパーゼ上
に連続的に戻し、次いで保存容器の水性相中に戻す。水
性相のpHを、6〜9の範囲に水性アルカリ金属水酸化
物の添加によって一定に保つ。水性相をこの間に保存容
器から除き、新たな水性相の添加によって代える。有機
相──これは主にキラルカルボン酸エステルの鏡像体を
含有し、酵素と形成されるアルコールによって使用され
ない──を所望の変換度合の達成後に保存容器から除く
こともでき、新たな有機相によって代える。水性溶液か
ら光学的に活性なカルボン酸の純粋な又は濃縮された鏡
像体の回収は、酸性化及び水性溶液をカルボン酸用有機
溶剤で抽出して行われる。
【0031】本発明による方法によって、カルボン酸誘
導体を簡単な方法で有機溶剤中で酵素加水分解し、所望
の生成物を簡単な方法で単離する。この際酵素を非- 固
定形で導入することができ、特にキラル出発化合物の鏡
像体混合物を光学活性の高度に濃縮された鏡像体に、必
要ならばいくつかの反応サイクルを用いて変換すること
ができ、溶剤を再三使用し、実際に酵素の損失又は酵素
活性の損失は長期間発生せず環境汚染廃棄物は形成され
ず、再び使用されるか棄てられる。かくしてこの方法
は、技術の強化を表わしている。
【0032】
【実施例】以下に本発明の例を示す。 〔例1〕2- エチルヘキシルS- 2- ブロモプロピオナ
ート5.61g及び2- エチル- ヘキシルR- 2- ブロ
モプロピオナート14.44gの鏡像体混合物20.0
5g──これは鏡像体過剰のR- 鏡像体44%に相当
し、2- ブロモプロピオン酸と2- エチルヘキサノール
との対応する鏡像体混合物のエステル化によって製造さ
れる──を、ジイソプロピルエーテルを用いて溶解し、
溶液170mlが得られる。この溶液を、エタノール
5.5mlと混合された水140ml中に入れ、撹拌
し、容器中に入れる。この工程の間、2相が生じる。次
いで水- 飽和された有機相をカンジダシリンドラセア(C
andida cylindracea) リパーゼ1.5g上にポンプ送入
する。このリパーゼを、容器の外側のカラムに装填され
たセライト12gとおおよそのポンプ速度100ml/
分で混合して導入する。カラムの通過後、有機反応相
を、容器の水性相中に通す。水性相のpHを、水性2M
水酸化ナトリウムの添加によって5〜8で自動的に保
つ。この処理によって、反応中に生じる2- ブロモ- プ
ロピオン酸のナトリウム塩を形成し、これは水性溶液中
に残存する。一方有機反応溶液を水で飽和し、容器の水
性相から分離する。水で再度飽和された有機溶液を、再
び連続的にリパーゼ上にポンプ送入し、次いで水性相を
通す。0.5時間後、2.05ml、1.5時間後5.
85mlの2M水性水酸化ナトリウムをこの処理で消費
し、変換度合15%を達成する。次いで水性溶液を硫酸
で酸性化し、この処理によって遊離された2- ブロモプ
ロピオン酸をジイソプロピルエーテルを用いて抽出し、
抽出剤の蒸発によって単離する。この方法で、旋光性
(α)20 D 22.5o を有するR- 及びS- 2- プロモ
プロピオン酸の鏡像体混合物1.65gが得られ、これ
は鏡像体過剰のR- 鏡像体90.4%に相当し、すなわ
ち0.08gのS-及び1.57gのR- 2- ブロモ-
プロピオン酸を形成する。リパーゼの比活性は、リパー
ゼgあたり5.2mmol/hである。
【0033】〔例2〜10〕例2〜7を例1に示したの
と同一の方法で実施するが、例1の同一カンジダシリン
ドラセアリパーゼを使用し、反応時間を約4時間に延ば
し、反応を変換度合約44%が達成されて停止する。カ
ンジダシリンドラセアリパーゼを含有するカラムを、夫
々の反応サイクルの後ジイソプロピルエーテルで洗滌す
る。
【0034】例8〜10を、例1に示したのと同一の方
法で実施するが、2-エチルヘキシル2- ブロモプロピ
オナートの、ジイソプロピルエーテルの、水の及びエタ
ノールの6倍量を用い、例1〜7と同一のカンジダシリ
ンドラセアリパーゼを使用する。カンジダシリンドラセ
アリパーゼを含有するカラムを、夫々の反応サイクル後
ジイソプロピルエーテルで洗滌する。
【0035】この場合、表1及び2中にまとめられた結
果が得られる。表 1 例 2 3 4 5 6 7 8 9 10 h 下記時間後の変換率 0.5 7.3 6.3 7.1 5.8 3.3 2.2 1.8 1.0 13.8 14.6 1.5 19.6 20.4 20.5 2.0 24.9 26.2 29.1 2.5 29.9 29.9 32.0 30.4 34.9 27.5 7.3 5.3 3.0 34.7 39.4 3.5 38.9 4.0 42.6 46.6 4.2 43.9 43.9 44.2 43.9 4.5 43.9 18.0 35.7 19.0 37.7 20.5 39.4 24.13 44.1 24.25 44.1 44.1表 2 例 G(g) α(o ) ee(%) 比活性 2 4.66 +27.1 96.4 5.3 3 4.67 +26.2 93.2 5.3 4 4.91 +26.4 94.0 5.9 5 4.66 +28.2 100.4 5.3 6 4.68 +25.7 91.5 5.4 7 4.60 +28.6 101.3 4.9 8 28.0 +27.3 97.2 5.5 9 27.7 +27.7 98.6 5.5 10 28.03 +28.5 101.0 5.5 例1のカンジダシリンダラセアを、活性を失うことなく
95時間全部使用する。 表中 h: 反応時間(時間)を示す。 変換率: 2- エチルヘキシル -2- ブロモプロピ
オナートの鏡像体混合物の反応割合を示す。 G(g): グラムあたりの収量を示す。 α(o ) : 旋光性(α)20 D を示す。 ee(%): S- 2- ブロモプロピオン酸に比して鏡
像体過剰の得られたR-2- ブロモプロピオン酸を示
す。 Act: リパーゼgあたりmmol/hでカンジ
ダシリンドラセアリパーゼの比活性を示す。
【0036】〔例11〕2- エチルヘキシルR- 及びS
- 2- ブロモプロピオナートのラセミ混合物20gを、
ジイソプロピルエーテル150ml中に溶解する。この
溶液を、水70mlが入っている容器に入れ撹拌する。
2つの相が処理の間に生じる。次いで有機水- 飽和され
た相を、セオライト2.8gと混合されたカンジダシリ
ドラセアリパーゼ50mg上にポンプ送入し、容器の外
側のカラムにおおよそのポンプ速度100ml/分で導
入する。カラムを通過後、有機反応溶液を例1に記載し
た様に処理する。
【0037】6.22時間後、変換度合29.17%が
得られ、反応を停止する。この方法で旋光性(α)20 D
+20.6o を有するR- 及びS- 2- ブロモプロピオ
ン酸の鏡像体混合物4.3gが得られ、これは鏡像体過
剰のR- 鏡像体73.3%に相当する。
【0038】リパーゼの比活性は、リパーゼgあたり7
0.78mmol/hである。 〔例12−17〕例を、例11に記載した様に、同一の
出発量、例11と同一のリパーゼを含有するカラムを用
いて実施し、そのカラムは夫々の新たな通過の前にクロ
ロホルムで洗滌する。この場合、表3中に挙げた結果が
得られる。表 3 例 変換率 下記時間後 α(o ) ee(%) 比活性 (時間) 12 29.8 3.25 +21.6 76.9 138.5 13 30 1.75 +22.1 78.6 258.3 14 29.8 2.23 +21.3 75.8 236.8 15 30 1.58 +22.7 80.8 285.5 16 30 1.33 +20.0 71.2 339.0 17 30 1.80 +17.2 61.2 251.1 〔例18〕2- エチルヘキシルR- 及びS- 2- ブロモ
プロピオナートのラセミ混合物45.1g及びカンジダ
シリンドラセアリパーゼ50mgを用いて例11に記載し
た様に実施する。この場合変換度合45%が、19.2
5時間後に得られる。鏡像体過剰のR- 鏡像体76.5
%に相当する、旋光性(α)20 D +21.5o を有する
R- 及びS- 2- ブロモプロピオン酸の鏡像体混合物
9.88gが得られる。
【0039】〔例19〕例18中に得られた2- ブロモ
プロピオン酸を、化学的に2- エチルヘキサノールでエ
ステル化する。エステルを、例18に記載されたリパー
ゼとそこに記載された様に反応させる。この場合、変換
度合72.3%が、15.25時間後に得られる。この
方法で、鏡像体過剰のR-2- ブロモプロピオン酸94
%に相当する、旋光性(α)20 D +26.4o を有する
R- 及びS- 2- ブロモプロピオン酸の鏡像体混合物
6.62gが得られる。
【0040】〔例20〜25〕例20−21、22−2
3及び24−25を、例18−19の様に夫々の場合出
発物の同量を用い、及び夫々例18の同一カンジダシリ
ンドラセアリパーゼを用いて実施する。結果を表4中に
まとめて示す。表 4 例 反応(%) 下記時間後(h) 収量(g) α(o ) ee(%) 20 53.6 17 12.6 +18.7 66.5 21 63.7 22 8.0 +26.2 93.2 22 42.6 22 11.1 +17.8 63.3 23 62.9 26.75 6.7 +26.2 93.2 24 43.2 25.5 11.5 +15.9 56.6 25 57.2 19.5 6.5 +27.2 96.8 〔例26〕ブチル -R- 及びS- 2- クロロプロピオナ
ートのラセミ混合物41gを、ジイソプロピルエーテル
360ml中に溶解し、容器中に入っている水200m
lと撹拌しながら容器中に入れる。この処理の間2つの
相が生じる。有機の上相をゲオトリチムカンジズム(Geo
trichum candidum) リパーゼ15g上にポンプ速度10
0ml/分で送入する。このリパーゼは、容器の外側に
設置されたカラム中でセオライト60gと混合されてい
る。次いで有機反応溶液を2M水性水酸化ナトリウムの
添加で自動化されたpH測定装置によってpH6〜8で
保たれた容器の水性相中に戻す。この処理によって、反
応で生じる2- クロロプロピオン酸のナトリウム塩が生
じ、それは水性相中に残存する。有機反応溶液を水性相
から分離し、連続的にリパーゼ上にポンプ送入し、次い
で再び水性相に通す。
【0041】44.5時間後、変換度合20.6%が得
られ、反応を停止する。水性溶液を硫酸の添加によって
酸性化し、クロロホルムで抽出し、有機溶剤を硫酸ナト
リウムを介して乾燥し、蒸発する。
【0042】この方法で旋光性(α)20 D −12oを有
するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体混合
物5.3gが得られ、これは鏡像体過剰のS- 鏡像体7
3.2%に相当する。
【0043】〔例27〕2- エチルヘキシルR- 及びS
- 2- クロロプロピオナートのラセミ混合物55.5g
を、ジイソプロピルエーテル360ml中に溶解し、水
200mlが入れられている容器中に撹拌しながら加え
る。2つの相がこの処理の間に生じる。有機の、水- 飽
和された上相を、カンジダシリンドラセアリパーゼ1g
上の通す。このリパーゼは、容器の外側でセオライト1
0gと混合してカラム中に装填されて存在する。次いで
例1中に記載した様な処理を実施する。変換度合32%
を達成した後、反応を停止する。この方法で、旋光性
(α)20 D +6.9o を有するR- 及びS- 2- クロロ
プロピオン酸の鏡像体混合物が得られ、これは鏡像体過
剰のR- 鏡像体42.1%に相当する。リパーゼの比活
性は、リパーゼgあたり11.58mmol/hであ
る。
【0044】〔例28〕2- エチルヘキシルR- 及びS
- 2- クロロプロピオナートのラセミ混合物55.5g
を、ジイソプロピルエーテル360ml中に溶解し、水
200mlが入れられた容器中に撹拌しながら加える。
2つの相が、この処理の間に生じる。有機の、水- 飽和
された上相を、ポンプ速度100ml分で、カンジダシ
リンドラセアリパーゼ2gを含有するカラム上にポンプ
送入する。このリパーゼは、ジイソプロピルエーテル中
で50%グルタルアルデヒド2mlと撹拌によって橋か
け結合され、セオライト13gと混合されている。次い
で例1に記載した様な処理を実施する。変換度合32%
が達成された後、反応を停止する。この方法で、旋光性
(α)20 D +7.3o を有するR- 及びS- 2-クロロ
プロピオン酸の鏡像体混合物が得られ、これは鏡像体過
剰のR- 鏡像体44.5%に相当する。リパーゼの比活
性は、リパーゼgあたり4.8mmol/hである。
【0045】〔例29〕2- エチルヘキシル2- クロロ
プロピオナートのラセミ混合物55.2g、ジイソプロ
ピルエーテルの代りにヘキサン400ml及びセオライ
ト21gと混合されたカンジダシリンドラセアリパーゼ
3gを用いて、例26に記載した方法で変換度合78.
6%が、19時間後に得られる。この方法で、旋光性
(α)20 D +2.5o を有するR- 及びS- 2- クロロ
プロピオン酸の鏡像体混合物が得られ、これは鏡像体過
剰のR- 2- クロロプロピオン酸15.2%に相当す
る。未反応エステル中の鏡像体過剰のS- 鏡像体は56
%である。
【0046】〔例30〕2- エチルヘキシル2- クロロ
プロピオナートのラセミ混合物294.1g、純粋なジ
イソプロピルエーテルの代りにジイソプロピルエーテル
100mlとアセトン20ml及びセオライト50gと
混合されたカンジダシリンドラセアリパーゼ10gを用
いて例26に記載した方法で実施して、変換度合57%
を生じる。この方法で、旋光性(α)20 D +6.1o
有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体混
合物が得られこれは鏡像体過剰のR- クロロプロピオン
酸37%に相当する。
【0047】〔例31〕ジイソプロピルエーテル400
ml中に溶解されたフエニルエチルR- 及びS-2- ク
ロロプロピオナートのラセミ混合物57.2g及びセオ
ライト15gと混合されたカンジダシリンドラセアリパ
ーゼ3gを用いて例26に記載した方法で1.30時間
後、変換度合60%が得られる。この方法で、旋光性
(α)20 D +6.1o を有するR- 及びS- 2- クロロ
プロピオン酸の鏡像体混合物が得られこれは鏡像体過剰
のR- 鏡像体37%に相当する。
【0048】リパーゼの比活性は、リパーゼgあたり4
1.7mmol/hである。 〔例32〕反応を、出発化合物として、ジイソプロピル
エーテル400ml中に溶解されたフエニルエチルR-
及びS- 2- クロロプロピオナートのラセミ鏡像体混合
物159g及びジイソプロピルエーテルで洗滌された、
例31で使用したリパーゼを用いて例31に記載した様
に実施する。4.12時間後、変換度合67%が得ら
れ、反応を停止する。この方法で、旋光性(α)20 D
5.3o を有するR-及びS- 2- クロロプロピオン酸
の鏡像体混合物が得られ、これは鏡像体過剰のR- 鏡像
体32.3%に相当する。
【0049】リパーゼの比活性は、リパーゼgあたり4
0.8mmol/hである。 〔例33〜35〕ブチル2- クロロプロピオナートのラ
セミ鏡像体混合物41gを、溶剤360ml中に溶解
し、水200mlが入っている容器中に撹拌しながら加
える。2つの相がこの処理の間に生じる。次いで有機水
- 飽和された相を、セオライト9gと混合されたカンジ
ダシリンドラセアリパーゼ3gをポンプ送入し、含有す
るカラムに、変換度合33%までポンプ送入する。次い
で例1記載した処理を実施する。この方法で、次の結果
が得られる: 例 溶剤 Act α 33 ジイソプロピルエーテル 27.18 +5.4 34 n- ヘプタン 12.78 +5.2 35 クロロホルム 2.17 +5.6 Act: リパーゼgあたりの比活性mmol/h α: 旋光性(α)20 D 〔例36〕2- エチルヘキシル2- クロロプロピオナー
トのラセミ混合物55.2gをジイソプロピルエーテル
400ml中に溶解し、水200mlが入れられた容器
中に撹拌しながら加える。2つの相がこの処理の間に生
じる。有機の、水- 飽和された相をセオライト20gと
混合されたフミコララヌギノーザ(HumicolaIanuginosa)
リパーゼ6g上に通す。次いで処理を例1に記載した
様に制限する。25時間後、変換度合32.4%が得ら
れ、反応を停止する。
【0050】この方法で、旋光性(α)20 D +8.9o
を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体
混合物が得られ、これは鏡像体過剰のR- 鏡像体54.
3%に相当する。リパーゼの比活性は、リパーゼgあた
り0.54mmol/hである。
【0051】〔例37〕反応を、例36に使用されたの
と同一の出発化合物及び量及び同一リパーゼを用いて、
ジイソプロピルエーテルで酵素含有カラムを洗滌して、
例36の様にくり返す。48時間後、変換度合64.8
%が得られ、反応を停止する。
【0052】この方法で、旋光性(α)20 D +4.7o
を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体
混合物が得られ、これは鏡像体過剰のR- 鏡像体28.
7%に相当する。リパーゼの比活性は、リパーゼgあた
り0.56mmol/hである。
【0053】〔例38〕2- エチルヘキシル2- クロロ
プロピオナート19.4gを含有する、例37からの有
機相、セオライト12.5Gと混合されたシュードモナ
スフルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens) リパー
ゼを用いて、変換率35.8%が例36中に記載された
方法で8.6時間後に得られる。
【0054】この方法で、旋光性(α)20 D −12.6
o を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像
体混合物が得られ、これは鏡像体過剰のS- 鏡像体7
6.8%に相当する。リパーゼの比活性は、リパーゼg
あたり1.48mmol/hである。 〔例39〕対応する2- クロロプロピオ酸鏡像体を2-
エチルヘキサノールでエステル化して製造された鏡像体
過剰のS- 鏡像体58.5%を有する2- エチルヘキシ
ルR- 及びS- 2- クロロプロピオナートの鏡像体混合
物102.5g及びセオライト10gと混合されたクロ
マバクテリウムビスコスム(Chromabakteriumviscosum)
リパーゼ4.8mgを用いて、変換度合22.5%が、例
36中に記載され方法で得られる。
【0055】この方法で、旋光性(α)20 D −12.9
o を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像
体混合物4.7gが得られ、これは鏡像体過剰のS- 鏡
像体78.7%に相当する。リパーゼの比活性は、リパ
ーゼgあたり1.04mmol/hである。
【0056】〔例40〕例27中に記載された方法で、
しかしセオライト24gと混合されたカンジダシリンド
ラセア6gを用いて、例27中に記載されたラセミ鏡像
体混合物57.6gを5時間かけて変換度合70%で旋
光性(α)20 D +4.3o を有するR-及びS- 2- ク
ロロプロピオン酸の鏡像体混合物に変換し、これは鏡像
体過剰の26%に相当する。リパーゼの比活性は、リパ
ーゼgあたり5.83mmol/hである。
【0057】〔例41〕例40中に記載された方法で、
しかし10℃の温度で、変換度合70%が2.8時間で
達成される。リパーゼの比活性は、リパーゼgあたり1
0.3mmol/hである。得られた鏡像体混合物の比
活性(α)20 D は4.4o である。
【0058】〔例42〕2- エチルヘキシル2- クロロ
プロピオナートのラセミ鏡像体混合物56.6gを、水
- 飽和されたジイソプロピルエーテル400ml中に溶
解し、容器中に入れる。溶液を、セオライト15gと混
合されたカンジダシリンドリパーゼ3g上にポンプ送入
する。この処理で生じた反応溶液を、セオライト20g
と混合された水酸化カルシウム10gを含有するカラム
を通してポンプ送入する。この方法で、反応で生じた2
- クロロプロピオン酸が塩形成のために、カラム中に残
存し、一方加水分解の間消費される有機溶液中の水を、
再び戻す。次の反応処理を上記方法で、4時間後に変換
度合34.3%を達成するまで、上記方法で連続的に実
施する。この方法で、旋光性(α)20 D +7.0o を有
するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体混合
物が得られ、これは鏡像体過剰のR- 鏡像体43%に相
当する。
【0059】〔例43〕ブチル2- クロロプロピオナー
トのラセミ鏡像体混合物6.59gを、ジイソプロピル
エーテル75ml中に溶解し、リン酸ナトリウム緩衝液
(pH=7)1.6ml、水中に前もって膨潤されたセ
フアデックスG50(フアルマシア社)0.1g、セラ
イト6g及びゲオトリチムカンジズムリパーゼ6gと混
合し、混合物を室温で撹拌する。168.8時間後、変
換度合37.4%が得られ、反応を停止する。
【0060】この方法で、旋光性(α)20 D −8.8o
を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体
混合物が得られ、これは鏡像体過剰のS- 鏡像体53.
7%に相当する。
【0061】〔例44〕例43中に記載されている様
に、しかしプロピル2-クロロプロピオナートのラセミ
鏡像体混合物15g、ゲオトリチムカンジズムリパーゼ
5g、セオライト5g、10mMリン酸ナトリウム緩衝
液(pH=7)2.5ml及び水中で前もって膨潤され
たヒドロゲルエバーグリーン500 340mg(ヘミ
ーリンツ社)を用いて変換率24.5%が118.5時
間得られる。この方法で、旋光性(α)20 D +3.0o
を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオン酸の鏡像体
混合物が得られ、これは鏡像体過剰のR- 鏡像体18.
3%に相当する。
【0062】〔例45〕例43中に記載されている様
に、しかしセフアデックスG50の代りに水中に前もっ
て膨潤されたヒドロゲルエバーグリーン500 0.1
g(ヘミーリンツ社)を用いて、46.8時間後、変換
度合24%が得られる。この方法で、旋光性(α)20 D
−11.7o を有するR- 及びS- 2- クロロプロピオ
ン酸の鏡像体混合物が得られ、これは鏡像体過剰のS-
鏡像体71.3%に相当する。
【0063】〔例45〕ブチル2- クロロプロピオナー
トのラセミ鏡像体混合物6.58gを、ジイソプロピル
エーテル50ml中に溶解し、セオライト1g、水中に
前もって膨潤されたセフアテックスG50 0.1g
(ファルマシア社)、10mMリン酸ナトリウム緩衝液
(pH=7)0.8g及びカンジダシリンドラセアリパ
ーゼ0.8gと混合し、混合物を室温で撹拌する。1.
75時間後、変換度合は34.5%である。反応を停止
し、ヒドロゲル及びリパーゼを濾去する。反応溶液は、
旋光性(α)20 D +4.3o を有するR- 及びS- 2-
クロロプロピオン酸の鏡像体混合物を含有し、これは鏡
像体過剰のR- 鏡像体26.2%に相当する。リパーゼ
の比活性は、リパーゼgあたり9.86mmol/hで
ある。
【0064】例中に示された、得られた生成物の比旋光
性(α)20 D を、すべての例中クロロホルム中、波長5
89nm(ナトリウムD線)、20℃、C=1で測定す
る。例中で使用されるセオライトは、フルカ(Fluka) の
“セオライトヒフロスーパーセル(Celite Hyflo Super-
Cel)" 、粒子サイズ2〜25μである。
【0065】〔例47〜52〕夫々の場合、1- フエニ
ルエチルR- 及びS- オクタノアートのラセミ鏡像体混
合物7.0gを、ジイソプロピルエーテル300ml中
に溶解し、水200mlが入れられている容器中に撹拌
しながら加える。2つの相がこの処理の間に生じる。例
1に記載した様に、有機の、水- 飽和された相を、セオ
ライト22gと混合されたカンジダシリンドラセア3g
(メイト社)を含有するカラムを通してポンプ送入す
る。同一リパーゼを例47〜52のすべてに使用する。
例1中に記載されている様に、水性相のpHを5〜8で
保つ。変換度合約30%が達成された後に、水性相をジ
イソプロビルエーテルで抽出し、反応を停止する。ジイ
ソプロピルエーテルの蒸発後、1- フエニル- エタノー
ルを、減圧蒸留によって残存する残留物から単離する。
この方法で表5中にまとめた結果が、得られる。表 5 例 変換率 下記時間後(時間) α(o ) ee(%) Act 47 32 22.0 41.2 92 0.137 48 30 22.0 - - 0.128 49 31 23.0 41.2 92 0.127 50 26 20.5 - - 0.119 51 29 24.5 - - 0.111 52 29 26.5 39.7 88 0.103 Act: リパーゼgあたりのmmol/hでカンジ
ダシリンドラセアの比活性 alpha:波長589nm、20℃、メタノール中C
=1で測定された旋光性 ee: 鏡像体過剰の得られたR- とS- 1- フエ
ニルエタノール − 反応溶液は未処理
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡単な方法で、
しかも環境汚染もなく、カルボン酸誘導体を有機溶剤中
で酵素加水分解することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト・エステルマン オーストリア国、リンツ、ライシエクスト ラーセ、25 (72)発明者 ヘルベルト・マイルホーフエル オーストリア国、エンゲルウイツツドル フ、フライシユテツテル−ストラーセ、42 (72)発明者 ゲラルト・バンコ オーストリア国、リンツ、ケフエルグート ストラーセ、26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボン酸誘導体を水と僅かにしか混和
    し得ない有機溶剤中に溶解し、溶液を水で飽和し、これ
    をヒドロラーゼと接触させ、加水分解を水の消費と共に
    行い、有機反応溶液を水で飽和し、これをヒドラーゼと
    接触させ、所望の変換度合が達成されるまで続けること
    から成る、カルボン酸誘導体の酵素加水分解方法。
  2. 【請求項2】 有機相の水による飽和を、水含有ヒドロ
    ゲルを用いて実施する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 水による飽和を、加水分解の後、有機反
    応溶液を水酸化物イオン含有剤上を通して実施し、形成
    されたカルボン酸を反応平衡から除去し、加水分解の間
    消費された水を戻す、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 カルボン酸誘導体を有機溶剤中に溶解
    し、形成された有機溶液を保存容器の水性相に入れ、そ
    れによって有機溶液を水で飽和し、水性相を分離し、こ
    の水- 飽和された有機溶液をヒドロラーゼを含有する反
    応容器に通してポンプ送入し、形成された有機反応溶液
    を、pHが塩基の添加によって一定に保たれた保存容器
    の水性相にポンプ送入で戻し、それによって形成された
    カルボン酸が添加された塩基の塩として水性相中に残存
    し、カルボン酸を加水分解平衡から除去し、一方有機相
    を再び水で飽和し、水性相を分離し、有機相をヒドロラ
    ーゼ上にポンプ送入し続け、次いで所望の変換度合が達
    成されるまで水性相に送入する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 ヒドロラーゼを反応サイクル終了後、こ
    れを新しい反応サイクルで使用する前にクロロホルムで
    洗滌する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 キラル又はプロキラルカルボン酸誘導体
    を使用する、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハロプロピオン酸エステルの鏡像体を使
    用する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 有機溶剤としてエーテルを使用する、請
    求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヒドロラーゼとしてリパーゼを使用す
    る、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 担体上に吸着されたヒドロラーゼを使
    用する請求項1記載の方法。
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