JPH0513060Y2 - - Google Patents

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JPH0513060Y2
JPH0513060Y2 JP9389987U JP9389987U JPH0513060Y2 JP H0513060 Y2 JPH0513060 Y2 JP H0513060Y2 JP 9389987 U JP9389987 U JP 9389987U JP 9389987 U JP9389987 U JP 9389987U JP H0513060 Y2 JPH0513060 Y2 JP H0513060Y2
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attenuation
resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は例えば基準発振器(SG)の出力回
路、あるいはスペクトラムアナライザの入力回路
に挿入され高周波信号の強度を所定量だけ減衰さ
せることに用いる高周波減衰器に関する。
「従来の技術」 第5図に従来の高周波減衰器の接続構造を示
す。図中1は信号の入力端子、2は出力端子を示
す。入力端子1と出力端子2の間に直列抵抗器3
が接続され、入力端子1及び出力端子2と共通電
位点4との間に並列抵抗器5及び6を接続して構
成される。
このような接続構造の高周波減衰器は一般にπ
型減衰器と呼ばれている。
「考案が解決しようとする問題点」 各抵抗器3,5,6にはその電極間に浮遊容量
7と8が存在する。この浮遊容量7と8の存在に
よつて入力端子1と出力端子2との間の減衰特性
は第6図に示すようにある周波数1以上で減衰量
が希望する減衰量−20dBから漸次減少を始め、
周波数2に至つては−6dBの減衰量になつてしま
う欠点がある。
ここで、1=1/2πR1・C12=1/2πR2・C2 R1は直列抵抗器3の抵抗値、R2は並列抵抗器
5,6の抵抗値、C1は直列抵抗器3に発生する
浮遊容量7の容量値、C2は並列抵抗器5,6に
発生する浮遊容量8の容量値である。
入力端子1及び出力端子2から減衰器を見たと
きの特性インピーダンスを50Ωとし、規定の減衰
量を−20dBとした場合、R1≒247Ω、R2≒61Ω、
C1=C2≒0.1PFとなる。
この場合1は約1GHzとなり、1GHz以上の高周
波信号を扱う場合はその減衰量が変化してしまう
ため、信号のレベルが特定できなくなる不都合が
生じる。
周波数1以上で減衰量が漸次減少する理由は入
力信号の周波数が高くなると浮遊容量7を通じて
出力端子2に流出する信号量が増加するからであ
る。これを阻止するには浮遊容量7の容量値を小
さくすることが考えられるが、浮遊量7及び8の
容量値C1及びC2を小さくすることは抵抗器の構
造上むずかしい。
減衰量の周波数特性を高い周波数まで平坦化す
る他の方法としては、例えば浮遊容量8に容量を
付加し、その値C2を大きい値に設定すればよい。
浮遊容量8の容量値C2を大きい値に設定する
と減衰量の周波数特性は広い帯域にわたつて平坦
化される。
然し乍ら浮遊容量8の容量値C2を大きい値に
設定した場合は入力端子1及び出力端子2から見
たインピーダンスが正規の特性インピーダンス
(50Ω)より低くなつてしまい、これによつて定
存波比が悪くなり、反射等によつて波形の品質を
悪くしてしまう欠点もある。
「問題点を解決するための手段」 この考案では直列抵抗器を複数の抵抗器に分割
して形成すると共に、各直列抵抗器の接続点と共
通電位点との間にも浮遊容量を形成し、全体とし
て分布定数回路構造としたものである。
この考案の回路構造によれば入力端子と出力端
子との間に接続される直列抵抗器を複数の抵抗器
に分割して形成したから、各抵抗器に寄生する浮
遊容量が入力端子と出力端子の間に直列に接続さ
れる。
従つて入力端子と出力端子の間の静電容量値が
小さくなり、高い周波数域での減衰量の劣化を抑
えることができる。
また各直列接続した抵抗器の各接続点と共通電
位点の間にも浮遊容量を形成する構造としたから
並列抵抗器に寄生する浮遊容量の値を現状以上に
小さい値にしなくても、充分な減衰量を得ること
ができる。また特性インピーダンスは広い帯域に
わたつて安定に維持される。
[実施例] 第1図にこの考案の一実施例を示す。図中第5
図と対応する部分には同一符号を付して示す。
この考案においては入力端子1と出力端子2の
間に接続する直列抵抗器を複数に分割して形成す
る。この第1図に示した例では2つの抵抗器3A
と3Bに分割し、これら2つの抵抗器3Aと3B
に寄生する浮遊容量7Aと7Bを入力端子1と出
力端子2との間に直列接続する構造としたもので
ある。
更にこの考案では直列抵抗器3A,3Bの接続
点11と共通電位点4との間にも浮遊容量12を
形成する構造とする。
このための回路構造としてはマイクロストリツ
プラインによつて構成することができる。第2図
に示す符号10は絶縁板を示す。この絶縁板10
の裏側に第3図に示すようにアース導体13が被
着形成され、このアース導体13と表側に形成す
る導電パターン及び抵抗体層によつてマイクロス
トリツプラインを構成する。
第2図は絶縁板10の表側の面に形成した導電
パターンと抵抗体層を示す。第2図に示す21及
び22は入力端子及び出力端子1と2を構成する
導電パターン、23A,23Bは直列抵抗器3A
と3Bを構成する抵抗体層、25及び26は並列
抵抗器5と6を構成する抵抗体層である。直列抵
抗器3A,3Bを構成する抵抗体層23A,23
Bの接続点に導電パターン27を形成する。この
導電パターン27の面積によつて浮遊容量12の
容量値C3が決定される。ここでC3はC1≒C2
0.1PFである場合C3≒0.3PF程度に選定する。
並列抵抗器5及び6を構成する抵抗体層25及
び26の他端側はスルーホール28,29を通じ
て裏側のアース導体13に電気的に接続する。
上述した実施構造によれば直列抵抗器3A,3
Bに寄生する浮遊容量7A,7Bは入力端子1と
出力端子2の間に直列接続される。
この結果入力端子1と出力端子2の間に接続さ
れる容量値は従来の1/2に低減され、高い周波数
まで減衰量を一定値(例えば−20dB)に維持す
ることができる。
更にこの考案では抵抗器3A,3Bの接続点1
1に相当する部分に導電パターン27を形成し、
この導電パターン27によつてアース導体13と
の間に浮遊容量12を形成する構造としたから、
この浮遊容量12の存在によつて浮遊容量8の容
量値を現状より大きい値にしなくても充分大きい
減衰量を得ることができる。
この結果、この考案によれば減衰量は第4図に
示すように従来の回路で減衰量の劣化が始まる周
波数1より高い、約41の周波数まで減衰量を一
定値に維持することが確認された。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば入力端
子1と出力端子2の間に接続される浮遊容量を直
列接続する構造としたから入力端子1と出力端子
2の間の容量値は従来の1/2の値となる。よつて、
この点で減衰量の劣化が始まる周波数を従来の周
波数1より高い周波数にすることができる。
更にこの考案では直列抵抗器3A,3Bの接続
点に浮遊容量12を設けた構造としたから浮遊容
量8の容量値を現状より小さくしなくても充分大
きい減衰量(−20dB以上)を容易に得ることが
できる。このために減衰量の周波数特性を広い周
波数帯域にわたつて平坦化することは容易とな
り、この結果浮遊容量8の値を大きい値に設定し
なくても減衰量の周波数特性を平坦化することが
できる。
また浮遊容量8の容量値を大きい値に選定しな
くても周波数特性を平坦化することができるか
ら、入力側及び出力側から見たインピーダンスを
所定のインピーダンス(50Ω)に維持することが
でき、定在波の劣化を阻止することができる。よ
つて波形の品質を悪化することなく、信号の伝送
が可能である。
更に導電パターン27の面積を適宜に選定する
ことによつて容量12の容量値C3を適宜に変え
ることができる。この結果減衰量を適当値に設定
することができる利点も得られる。
なお上述においては直列抵抗器を2分割した例
を説明したが、2分割以上の数に分割してもよい
ことは容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す接続図、第
2図はこの考案の具体的な回路構造を説明するた
めの平面図、第3図はその側面図、第4図はこの
考案による回路構造の減衰量の周波数特性を示す
グラフ、第5図は従来の減衰器の構造を説明する
ための接続図、第6図は従来の減衰器の減衰量の
周波数特性を示すグラフである。 1……入力端子、2……出力端子、3A,3B
……直列抵抗器、4……共通電位点、5,6……
並列抵抗器、7A,7B……直列抵抗器に寄生す
る浮遊容量、8……並列抵抗器に寄生する浮遊容
量。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A 入力端子と出力端子との間に直列に接続さ
    れ、それぞれに並列に浮遊容量が形成される複
    数の直列抵抗器と、 B このそれぞれに並列に浮遊容量を持つ複数の
    直列抵抗器の各接続点と共通電位との間に形成
    した静電容量と、 C 入力端子及び出力端子のそれぞれと共通電位
    との間に接続され、それぞれに並列に浮遊容量
    が形成される並列抵抗器と、 から成る高周波減衰器。
JP9389987U 1987-06-17 1987-06-17 Expired - Lifetime JPH0513060Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9389987U JPH0513060Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9389987U JPH0513060Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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Publication Number Publication Date
JPS643213U JPS643213U (ja) 1989-01-10
JPH0513060Y2 true JPH0513060Y2 (ja) 1993-04-06

Family

ID=31318377

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JP9389987U Expired - Lifetime JPH0513060Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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JPS643213U (ja) 1989-01-10

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