JPH0575311A - マイクロストリツプ線路の終端回路 - Google Patents
マイクロストリツプ線路の終端回路Info
- Publication number
- JPH0575311A JPH0575311A JP23453391A JP23453391A JPH0575311A JP H0575311 A JPH0575311 A JP H0575311A JP 23453391 A JP23453391 A JP 23453391A JP 23453391 A JP23453391 A JP 23453391A JP H0575311 A JPH0575311 A JP H0575311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microstrip line
- characteristic impedance
- impedance
- resistor
- termination circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 マイクロストリップ線路の特性インピーダン
スにかかわらず広い周波数範囲でマッチングをとる。 【構成】 マイクロストリップ線路１の端部手前をテー
パ状に形成して線路端部の特性インピーダンスを高く設
定し、この端部に高い特性インピーダンスを有する、終
端のチップ抵抗器２を接続する。この抵抗器のインダク
タンス成分等と共にローパスフィルタを構成する、ラン
ドを兼ねる容量性スタブ５を設ける。
スにかかわらず広い周波数範囲でマッチングをとる。 【構成】 マイクロストリップ線路１の端部手前をテー
パ状に形成して線路端部の特性インピーダンスを高く設
定し、この端部に高い特性インピーダンスを有する、終
端のチップ抵抗器２を接続する。この抵抗器のインダク
タンス成分等と共にローパスフィルタを構成する、ラン
ドを兼ねる容量性スタブ５を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロストリップ線路
の端部に抵抗器を接続し、高周波を伝送するマイクロス
トリップ線路を無反射で終端させるマイクロストリップ
線路の終端回路に関する。
の端部に抵抗器を接続し、高周波を伝送するマイクロス
トリップ線路を無反射で終端させるマイクロストリップ
線路の終端回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】マイクロストリップ線路における終端回
路の従来例が図３に示されている。図３において、マイ
クロストリップ線路（１）は希望の特性インピーダンス
が例えば５０Ωであれば一律に５０Ωのインピーダンス
を有するよう端部まで形成される。この端部にチップ抵
抗器（２）の一端が接続され、チップ抵抗器（２）の他
端はランド（３）に接続されている。ランド（３）はス
ルーホール（４）を介して裏面側のグランドに接続され
る。そして、チップ抵抗器（２）はマイクロストリップ
線路（１）の特性インピーダンスと同じ５０Ωのものを
用いてインピーダンス整合が図られる。
路の従来例が図３に示されている。図３において、マイ
クロストリップ線路（１）は希望の特性インピーダンス
が例えば５０Ωであれば一律に５０Ωのインピーダンス
を有するよう端部まで形成される。この端部にチップ抵
抗器（２）の一端が接続され、チップ抵抗器（２）の他
端はランド（３）に接続されている。ランド（３）はス
ルーホール（４）を介して裏面側のグランドに接続され
る。そして、チップ抵抗器（２）はマイクロストリップ
線路（１）の特性インピーダンスと同じ５０Ωのものを
用いてインピーダンス整合が図られる。
【０００３】また、マイクロストリップ線路（１）の端
部には容量性スタブ（５）が付加され、この容量性スタ
ブ（５）とチップ抵抗器（２）のインダクタンス成分等
の終端側インダクタンスとで５０Ωにマッチングする定
インピーダンスのローパスフィルタを構成している。
部には容量性スタブ（５）が付加され、この容量性スタ
ブ（５）とチップ抵抗器（２）のインダクタンス成分等
の終端側インダクタンスとで５０Ωにマッチングする定
インピーダンスのローパスフィルタを構成している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成によればマイクロストリップ線路（１）の特性イン
ピーダンス値によって終端抵抗値が定まるため、特性イ
ンピーダンスの値が低いとそれに伴ってマッチングでき
る周波数範囲が狭くなるという欠点があった。
構成によればマイクロストリップ線路（１）の特性イン
ピーダンス値によって終端抵抗値が定まるため、特性イ
ンピーダンスの値が低いとそれに伴ってマッチングでき
る周波数範囲が狭くなるという欠点があった。
【０００５】一般のチップ抵抗器（２）は物理的サイ
ズ、電極構造から実効的に０．５〜１ｎＨのインダクタ
ンスを持つため、例えば１０ＧＨＺ帯（高帯域）ではω
Ｌ＝６３Ωのインピーダンスを持ってしまい５０Ωのマ
イクロストリップ線路においてマッチングをとることが
できない。
ズ、電極構造から実効的に０．５〜１ｎＨのインダクタ
ンスを持つため、例えば１０ＧＨＺ帯（高帯域）ではω
Ｌ＝６３Ωのインピーダンスを持ってしまい５０Ωのマ
イクロストリップ線路においてマッチングをとることが
できない。
【０００６】そこで、本発明はマイクロストリップ線路
の特性インピーダンスにかかわらず広い周波数範囲で良
好なＶＳＷＲ特性が得られるマイクロストリップ線路の
終端回路を提供することを課題とする。
の特性インピーダンスにかかわらず広い周波数範囲で良
好なＶＳＷＲ特性が得られるマイクロストリップ線路の
終端回路を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を構成するため
の本発明に係るマイクロストリップ線路の終端回路は、
マイクロストリップ線路の端部手前にインピーダンス変
換部を設けて前記端部の特性インピーダンスを高く設定
し、前記端部にこの高い特性インピーダンスを有する抵
抗器を接続して終端させたものである。
の本発明に係るマイクロストリップ線路の終端回路は、
マイクロストリップ線路の端部手前にインピーダンス変
換部を設けて前記端部の特性インピーダンスを高く設定
し、前記端部にこの高い特性インピーダンスを有する抵
抗器を接続して終端させたものである。
【０００８】また、上記構成に加えて、抵抗器のインダ
クタンス成分と共に高い特性インピーダンスでマッチン
グされたローパスフィルタを構成する容量性スタブを設
けたものである。
クタンス成分と共に高い特性インピーダンスでマッチン
グされたローパスフィルタを構成する容量性スタブを設
けたものである。
【０００９】
【作用】マイクロストリップ線路の終端の特性インピー
ダンスを高くして高抵抗の抵抗器を用いるため補正でき
るインダクタンス量の幅が広がり広い周波数帯域でマッ
チングをとることができる。
ダンスを高くして高抵抗の抵抗器を用いるため補正でき
るインダクタンス量の幅が広がり広い周波数帯域でマッ
チングをとることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図１にはマイクロストリップ線路の終端回路の構成
図が示されている。図１において、マイクロストリップ
線路（１）は希望する値、例えば５０Ωの特性インピー
ダンスを持つよう一定幅に形成されるが、終端手前では
徐々にその幅を狭くするテーパ状に形成して端部の特性
インピーダンスを高く例えば１００Ωに変換するインピ
ーダンス変換部（１ａ）が構成されている。そして、イ
ンピーダンス変換部（１ａ）が構成されたマイクロスト
リップ線路（１）の端部にはランドを兼ねた容量性スタ
ブ（５）が設けられている。
る。図１にはマイクロストリップ線路の終端回路の構成
図が示されている。図１において、マイクロストリップ
線路（１）は希望する値、例えば５０Ωの特性インピー
ダンスを持つよう一定幅に形成されるが、終端手前では
徐々にその幅を狭くするテーパ状に形成して端部の特性
インピーダンスを高く例えば１００Ωに変換するインピ
ーダンス変換部（１ａ）が構成されている。そして、イ
ンピーダンス変換部（１ａ）が構成されたマイクロスト
リップ線路（１）の端部にはランドを兼ねた容量性スタ
ブ（５）が設けられている。
【００１１】容量性スタブ（５）は下記するチップ抵抗
器（２）のインダクタンス成分、スルーホール（４）の
インダクタンス成分等の終端側インダクタンスとで１０
０Ωにマッチングする定インピーダンスのローパスフィ
ルタを構成している。
器（２）のインダクタンス成分、スルーホール（４）の
インダクタンス成分等の終端側インダクタンスとで１０
０Ωにマッチングする定インピーダンスのローパスフィ
ルタを構成している。
【００１２】チップ抵抗器（２）は端部の特性インピー
ダンスと同じ抵抗値（１００Ω）を有し、一端がマイク
ロストリップ線路（１）の端部に、他端がランド（３）
にそれぞれ接続されている。このランド（３）はスルー
ホール（４）を介して裏面のグランドに接続されてい
る。
ダンスと同じ抵抗値（１００Ω）を有し、一端がマイク
ロストリップ線路（１）の端部に、他端がランド（３）
にそれぞれ接続されている。このランド（３）はスルー
ホール（４）を介して裏面のグランドに接続されてい
る。
【００１３】図２には上記終端回路の等価回路図が示さ
れている。５０Ω線路がインピーダンス変換部（１ａ）
によって１００Ωに変換され、又、チップ抵抗器（２）
のインダクタンス成分（０．５〜１ｎＨ）等の終端側イ
ンダクタンス（Ｌ）と容量性スタブによるコンデンサ
（Ｃ）が並列接続されている。そして、終端側インダク
タンス（Ｌ）がチップ抵抗器（２）の１００Ω抵抗
（Ｒ）に対して直列接続されるために、補正できるイン
ダクタンス量の幅が広くなり、広い周波数範囲で無反射
にでき良好なＶＳＷＲ（電圧定在波比）特性が得られ
る。
れている。５０Ω線路がインピーダンス変換部（１ａ）
によって１００Ωに変換され、又、チップ抵抗器（２）
のインダクタンス成分（０．５〜１ｎＨ）等の終端側イ
ンダクタンス（Ｌ）と容量性スタブによるコンデンサ
（Ｃ）が並列接続されている。そして、終端側インダク
タンス（Ｌ）がチップ抵抗器（２）の１００Ω抵抗
（Ｒ）に対して直列接続されるために、補正できるイン
ダクタンス量の幅が広くなり、広い周波数範囲で無反射
にでき良好なＶＳＷＲ（電圧定在波比）特性が得られ
る。
【００１４】また、従来はマイクロストリップ線路の希
望の特性インピーダンスが低い場合には少しでも終端側
インダクタンスを低く押えるためチップ抵抗器（２）を
裏面にしてマウントしていたが、本発明ではチップ抵抗
器（２）を表面でマウントしても十分に広い周波数範囲
でマッチングをとることができる。
望の特性インピーダンスが低い場合には少しでも終端側
インダクタンスを低く押えるためチップ抵抗器（２）を
裏面にしてマウントしていたが、本発明ではチップ抵抗
器（２）を表面でマウントしても十分に広い周波数範囲
でマッチングをとることができる。
【００１５】尚、この実施例ではインピーダンス変換部
（１ａ）を、マイクロストリップ線路（１）の幅をテー
パ状に可変して構成したため簡単な設計変更で良くロー
コストにできる。又、テーパ状でなくステップ状に可変
して構成しても良く、幅ではなく厚み等を可変して構成
しても良い。
（１ａ）を、マイクロストリップ線路（１）の幅をテー
パ状に可変して構成したため簡単な設計変更で良くロー
コストにできる。又、テーパ状でなくステップ状に可変
して構成しても良く、幅ではなく厚み等を可変して構成
しても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、マイ
クロストリップ線路の一部にインピーダンス変換部を設
け、線路終端の特性インピーダンスを高く設定して終端
の抵抗器を接続したので、補正できるインダクタンス量
の幅が広がり広い周波数範囲で良好なＶＳＷＲ特性が得
られるという効果を奏する。
クロストリップ線路の一部にインピーダンス変換部を設
け、線路終端の特性インピーダンスを高く設定して終端
の抵抗器を接続したので、補正できるインダクタンス量
の幅が広がり広い周波数範囲で良好なＶＳＷＲ特性が得
られるという効果を奏する。
【図１】マイクロストリップ線路の終端回路の構成図
（実施例）。
（実施例）。
【図２】終端回路の回路ブロック図（実施例）。
【図３】マイクロストリップ線路の終端回路の構成図
（従来例）。
（従来例）。
１…マイクロストリップ線路，１ａ…インピーダンス変
換部，２…チップ抵抗器（抵抗器），５…容量性スタ
ブ。
換部，２…チップ抵抗器（抵抗器），５…容量性スタ
ブ。
Claims (2)
- 【請求項１】 マイクロストリップ線路の端部手前にイ
ンピーダンス変換部を設けて前記端部の特性インピーダ
ンスを高く設定し、前記端部にこの高い特性インピーダ
ンスを有する抵抗器を接続して終端させたことを特徴と
するマイクロストリップ線路の終端回路。 - 【請求項２】 マイクロストリップ線路の端部手前にイ
ンピーダンス変換部を設けて前記端部の特性インピーダ
ンスを高い設定し、前記端部にこの高い特性インピーダ
ンスを有する抵抗器を接続し、この抵抗器のインダクタ
ンス成分等の終端側インダクタンスと共に高い特性イン
ピーダンスでマッチングされたローパスフィルタを構成
する容量性スタブを設けたことを特徴とするマイクロス
トリップ線路の終端回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23453391A JPH0575311A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マイクロストリツプ線路の終端回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23453391A JPH0575311A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マイクロストリツプ線路の終端回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575311A true JPH0575311A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16972523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23453391A Pending JPH0575311A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | マイクロストリツプ線路の終端回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0575311A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003050910A1 (en) * | 2001-12-11 | 2003-06-19 | Bookham Technology Plc | Transmission line structures |
| JP2009139274A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Toto Ltd | 高周波センサ |
| JP2015056659A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 出力終端用のコンポーネント及び回路 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23453391A patent/JPH0575311A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003050910A1 (en) * | 2001-12-11 | 2003-06-19 | Bookham Technology Plc | Transmission line structures |
| GB2383199B (en) * | 2001-12-11 | 2005-11-16 | Marconi Optical Components Ltd | Transmission line structures |
| US7064625B2 (en) | 2001-12-11 | 2006-06-20 | Bookham Technology, Plc | Transmission line structures |
| JP2009139274A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Toto Ltd | 高周波センサ |
| JP2015056659A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 出力終端用のコンポーネント及び回路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5424694A (en) | Miniature directional coupler | |
| CN107453727B (zh) | 一种低插入损耗的负群时延微波电路 | |
| JPH0152930B2 (ja) | ||
| JPH06152206A (ja) | 無反射終端 | |
| JPH0575311A (ja) | マイクロストリツプ線路の終端回路 | |
| US6104259A (en) | Harmonic suppression circuit | |
| JPS5930323B2 (ja) | ストリツプ線路用無反射終端 | |
| JPH0787130B2 (ja) | 高周波用終端抵抗器 | |
| JPH0837420A (ja) | アンテナ | |
| JPS6130333Y2 (ja) | ||
| JPH0555013A (ja) | チツプ型抵抗減衰器 | |
| JPH028402Y2 (ja) | ||
| JPH0513060Y2 (ja) | ||
| JPH0115226Y2 (ja) | ||
| JPS5942735Y2 (ja) | 抵抗減衰器 | |
| JP2578875B2 (ja) | ストリップライン終端回路 | |
| JPS63316901A (ja) | 同軸コネクタ | |
| JPS60144001A (ja) | 終端器 | |
| JPS598324Y2 (ja) | 高周波抵抗終端器 | |
| JPS6295002A (ja) | ミリ波終端器 | |
| JPS62109410A (ja) | マイクロ波増幅器用バイアス回路 | |
| JPS5846567Y2 (ja) | 高周波トランジスタｃ級増幅器のバイアス回路 | |
| JPS6141298Y2 (ja) | ||
| JPH05145306A (ja) | 終端装置 | |
| JPS631457Y2 (ja) |