JPH0115226Y2 - - Google Patents

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JPH0115226Y2
JPH0115226Y2 JP1983174584U JP17458483U JPH0115226Y2 JP H0115226 Y2 JPH0115226 Y2 JP H0115226Y2 JP 1983174584 U JP1983174584 U JP 1983174584U JP 17458483 U JP17458483 U JP 17458483U JP H0115226 Y2 JPH0115226 Y2 JP H0115226Y2
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JP
Japan
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conductor
transistor
dielectric plate
ground conductor
microwave
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JP1983174584U
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JPS6082824U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はマイクロ波集積回路(通称MIC)を
用いたマイクロ波帯増幅器に関し、特に増幅器に
使用する電界効果型トランジスタの接地電極と接
地電位間の回路の改良に関するものである。
(従来技術) 通常、マイクロ波帯で使用する電界効果型トラ
ンジスタをソース電極接地で使用する場合、マイ
クロ波集積回路を構成する誘電体板の上面と裏面
を貫通するスルーホール部を設けて、このスルー
ホール部を通して、ソース電極を接地電位に接続
している。そのためスルーホール部のインダクタ
ンス及びスルーホール部に接続されてソース電極
を半田付する導体部のキヤパシタンスが寄生素子
としてソース電極と接地電位の間に存在すること
になるが、使用周波数帯域がマイクロ波帯の周波
数では影響は小さく特性上問題にはならなかつ
た。
近年、電界効果型トランジスタの性能向上が著
しく、発振可能周波数が70GHz〜100GHzに達す
るものも出来ているため、このような準ミリ波帯
あるいはミリ波帯の周波数帯域ではトランジスタ
単体の動作が安定であつても寄生のインダクタン
ス及びキヤパシタンスのため動作が不安定になり
発振することがある。
(考案の目的) 本考案の目的は、このような欠点を解決し、使
用帯域及びそれより高い周波数においても安定に
動作するマイクロ波帯増幅器を提供することにあ
る。
(考案の構成) 本考案の構成は、誘電体板の一面にトランジス
タを載置しその誘電体板の他面に接地導体を設け
て構成されたマイクロ波集積回路を含むマイクロ
波帯増幅器において、前記トランジスタの一電極
と接続され前記一面上に設けられた導体部と、こ
の導体部と前記他面の接地導体とを接続するスル
ーホール部と、前記導体部と接続されてこの導体
部の外側を取囲んで設けられた抵抗膜部とを有す
ることを特徴とする。
以下図面に従つて本考案を詳細に説明する。
(従来例) 第1図a,bは従来のマイクロ波集積回路によ
り構成される電界効果型トランジスタを用いた増
幅器の平面図およびそのA−A′線断面図である。
図において、1は誘電体板、2は入力回路、3は
出力回路、4及び5は誘電体板1の裏面の接地導
体15を結ぶスルーホール部、6及び7はスルー
ホール4及び5と夫々接続される導体部、8は電
界効果型トランジスタ、9,10,11及び12
はトランジスタ8の電極である。ここでゲート電
極9は入力回路2に、ドレイン電極10は出力回
路3に、ソース電極11及び12は導体部6及び
7に夫々接続されている。このソース電極11又
は12は導体部6又は7と接地導体15のキヤパ
シタンス及びスルーホール部4又は5のインダク
タンスを通して接地導体15と接続される。
第2図は第1図の等価回路で表わしたものであ
る。図において、20は入力回路、21は出力回
路、22はトランジスタ、23,24及び25は
トランジスタ22のゲート、ドレイン及びソース
電極、26は第1図の導体部6及び7と接地導体
15によるキヤパシタンス、27は第1図のスル
ーホール部4及び5によるインダクタンスであ
る。これら寄生キヤパシタンス26及びインダク
タンス27は、例えば0.08pF及び0.03nH程度で
あるから、マイクロ波帯の周波数でこれら寄生素
子による影響はほとんど無視出来る。しかし、準
ミリ波帯あるいはミリ波帯の周波数では無視する
ことが出来ず、発振可能周波数が70GHz〜100G
Hzを越えるトランジスタを使用した時、動作が不
安定になり発振を起こす等の欠点を生ずる。
(実施例) 第3図a,bは本考案の実施例の平面図および
A−A′線断剖図である。この実施例の構成が第
1図と異なる点は、導体部6及び7を取り囲む形
で、これら導体部6,7と接続される抵抗膜部1
3,14を設けたことである。抵抗膜部13及び
14が準ミリ波あるいはミリ波帯の周波数で効果
的に抵抗体として働くには、その抵抗膜部の先端
までの長さlが波長λgの周波数帯でλg/4の長
さ付近にあれば良い。例えば、周波数が30GHz、
アルミナセラミツクによる短縮率を38%とすれ
ば、300×0.38/(30×4)≒1mmの長さがあれ
ばよい。また抵抗値はMIC技術で一般に用いら
れる面積抵抗10〜200Ωの間にあれば充分効果が
得られる。第4図は第3図の等価回路で表わした
ものであり、第2図と異なる点は抵抗膜部13及
び14による抵抗28がソース電極25と接地電
位間に接続されている点である。
マイクロ波帯の周波数では寄生キヤパシタンス
及びインダクタンスによるリアクタンス成分は非
常に小さいので、抵抗28による特性の劣化はな
いが、準ミリ波帯あるいはミリ波帯の周波数で
は、これら寄生素子によるリアクタンス成分が無
視出来なくなり、抵抗28が回路のQを下げるこ
とになつて安定に動作させることになる。
なお、抵抗膜部13,14としては、マイクロ
波集積回路で一般に使用されているスパツタリン
グによるチツ化タンタル膜を使用することによ
り、容易に形成することが出来る。
(考案の構成) 以上の実施例で説明したように、本考案は導体
部の外側を取り囲む形で導体部に接続する抵抗膜
部を設けることにより、使用周波数及びそれより
高い周波数に対して安定に動作する接地回路を提
供することが出来る。
また、本実施例の導体部及び抵抗膜部はほぼ円
形に近い形で表わしたが、円形である必要はなく
長方形、正方形その他の形でも良いことは言うま
でもない。さらに、本実施例では電界効果型トラ
ンジスタで説明したが、バイポーラトランジスタ
でも同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来のマイクロ波集積回路より
なる増幅器の一例を示す平面図およびそのA−
A′線断面図、第2図は第1図の等価回路図、第
3図a,bは本考案の実施例の平面図、第4図は
第3図の等価回路図である。図において、 1……誘電体板、2,20……入力回路、3,
21……出力回路、4,5……スルーホール部、
6,7……導体部、8,22……トランジスタ、
9,23……ゲート端子、10,24……ドレイ
ン端子、11,12,25……ソース端子、1
3,14……抵抗膜部、26……寄生キヤパシタ
ンス、27……寄生インダクタンス、28……抵
抗、15……接地導体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体板の一面にトランジスタを載置しその誘
    電体板の他面に接地導体を設けて構成されたマイ
    クロ波集積回路を含むマイクロ波帯増幅器におい
    て、前記トランジスタの一電極と接続され前記一
    面上に設けられた導体部と、この導体部と前記他
    面の接地導体とを接続するスルーホール部と、前
    記導体部と接続されてこの導体部の外側を取囲ん
    で設けられた抵抗膜部とを有することを特徴とす
    るマイクロ波帯増幅器。
JP17458483U 1983-11-11 1983-11-11 マイクロ波帯増幅器 Granted JPS6082824U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17458483U JPS6082824U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 マイクロ波帯増幅器

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JP17458483U JPS6082824U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 マイクロ波帯増幅器

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Publication Number Publication Date
JPS6082824U JPS6082824U (ja) 1985-06-08
JPH0115226Y2 true JPH0115226Y2 (ja) 1989-05-08

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ID=30380037

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JP17458483U Granted JPS6082824U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 マイクロ波帯増幅器

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JPS6082824U (ja) 1985-06-08

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