JPS6032749Y2 - チップ形静電容量素子 - Google Patents

チップ形静電容量素子

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JPS6032749Y2
JPS6032749Y2 JP4851678U JP4851678U JPS6032749Y2 JP S6032749 Y2 JPS6032749 Y2 JP S6032749Y2 JP 4851678 U JP4851678 U JP 4851678U JP 4851678 U JP4851678 U JP 4851678U JP S6032749 Y2 JPS6032749 Y2 JP S6032749Y2
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JP
Japan
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electrode
chip
inductance
capacitor
internal matching
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Application number
JP4851678U
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English (en)
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JPS54150860U (ja
Inventor
直文 都築
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
Application filed by 日本電気株式会社 filed Critical 日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高周波高出力トランジスタの内部整合回路用チ
ップコンデンサに関するものである。
高周波高出力トランジスタはバイポーラ形、FET形と
もに単位トランジスタの複数個並列接続により高出力化
が図られており、高周波化および高出力化されるに従っ
て、素子の入力及び出力インピーダンスは減少する。
このため従来より、素子容器内にMOSチップコンデン
サと、ボンデングワイアによるインダクタンスおよびマ
イクロストリップ線路等によって整合回路を構成する、
いわゆる内部整合回路が採用されており、これにより外
部線路のインピーダンス値の500に近ずける様インピ
ーダンス変換が行われている。
しかしこの内部整合回路はインピーダンスを外部線路イ
ンピーダンスに近すけて、外部でのインピーダンス整合
を容易にするためにのみ用いられているのではなく、ト
ランジスタチップに近接してインピーダンス変換が可能
であるために、内部整合回路がない場合に生じるトラン
ジスタチップと素子容器を接続するボンデングワイアの
比較的大きなインダクタンスにより素子の動作Qが高く
なり、その結果周波数帯域が狭められることをも防止す
ることができる。
このため、広い周波数帯域特性が要求される素子には、
内部整合回路は不可欠なものであり、2GHz〜4GH
z帯では、内部整合回路がないバイポーラトランジスタ
の場合には数10MH2の帯域しか実現できなかったも
のが、内部整合回路を設けることにより数倍の広帯域特
性が実現できる。
従来一般に用いられている内部整合回路は一般にボンデ
ングワイアによる直列のインダクタンスに対して並列に
チップコンデンサーを接続したT形回路か又はその縦続
接続による多段回路からなり、ローパスフィルター形式
となっている。
従ってトランジスタチップのインピーダンスが抵抗成分
の場合は上述の様に広帯域化が可能であるが、接地用ボ
ンデングワイアーや、素子容器の寄生素子等による、接
地インダクタンスが無視できない場合には、トランジス
タチップの入力インピーダンスが誘導性となる。
この様な場合はトランジスタチップ自体でかなり大きな
値の動作Qを有することになり、従来のローパス形内部
整合回路では、この動作Q値を低くすることは不可能と
なり、広帯域化の限界が生じる。
接地インダクタンスは高周波になる程、その影響が顕著
となるため、4GH2以上の高い周波数において、従来
の内部整合回路によって動作周波数の10%程度かそれ
以上広い周波数帯域特性を実現することは困難となる。
本考案の目的は上述のような従来の内部整合回路が有し
ている欠点を解決して、周波数帯域の限界を大幅に拡大
できる内部整合回路を構成するに適したチップコンデン
サーを提供することにある。
本考案のよれば内部整合回路用チップコンデンサはロー
パス形としての並列接続のみならず、直列接続が構成可
能となる。
このようにしてトランジスタチップの有していた誘導性
インピーダンス成分を直列に接続した静電容量によって
相殺し、周波数帯域の限界を大幅に拡大できる。
つぎに本考案の原理と特徴がより良く理解されるように
図面を参照して、本考案についてさらに詳しく説明する
まず第1図は従来の広帯域特性を目的とした2段形内部
整合回路の一実施例であり、トランジスタチップの抵抗
成分1と接地インダクタンス成分2に内部整合回路素子
であるボンデング線によるインダクタンス3と4および
チップコンデンサによる静電容量5と6、又チップコン
デンサ6と素子容器の入力リードを接続するためのボン
デングワイアのインダクタンス7、さらに素子容器の入
力端子メタライズから生ずるユイクロストリップライン
成分8が接続されて、インピーダンス変換がなされてい
る。
この方法によると帯域fpw3wは近似的に下式で表わ
される。
〜−−町一一 即ち Bw−WL2+WL3 ここでR1はトランジスタチップの抵抗成分WL2はト
ランジスタチップのりアクタンス威分 WL3はボンデングワイアによるリアクタンス成分 とする。
従って、この回路形式で帯域幅を大きくするための内部
整合回路素子としてはボンデング線のインダクタンス成
分りを可能な限り小さくすることのみであり、自ずと限
界が生ずる。
第2図は本考案の内部整合回路用チップコンデンサを用
いた高周波高出力トランジスタの一例を示し、並列接続
の静電容量5に加えて、直列接続の静電容量9およびこ
の容量に並列にさらにインダクタンス10が設けられて
いる。
インダクタンス10のインピーダンス値を静電容量9の
インピーダンス値に対してチョークコイルとして働くよ
うに比較的大きな値に選定しておくことにより、静を容
量9によりトランジスタチップの接地インダクタンス成
分2とボンデングワイアのインダクタンス3を相殺すの
ことができるため、回路の動作Qを静電容量9の値の選
定により自由に選ぶことが可能となり、従来の回路と比
して大幅な広帯域特性が実現できる。
第3図は本回路に用いられるMO3形チップコンデンサ
ーの構造を示し、第3図aは断面図を同“図すは平面図
を示す。
高不純物濃度のシリコン基板11上に二酸化シリコン等
の誘電体1を形成し、その上に電極用金属13を、さら
に誘電体14を介して他の電極用金属15を形成して成
る。
また第4図は上述のチップコンデンサをセラミックで形
成した例を示し、裏面電極16を有する高誘電体セラミ
ック基板17上に表面電極用金属13を形成し、その上
に誘電体14を介して、他の電極用金属15を形成して
戊る。
第5図は本考案によるチップコンデンサーを用いた内部
整合回路を有する高周波高出力トランジスタの一実施例
を示す。
同図Aは断面図を示し、同図Bは平面図を示す。
熱伝導率の良好なるベリリア等のセラミック基板18は
裏面および側面にメタライズ19が施こされ、これを接
地電極となす。
メタライズ19は表面上も施こされ、トランジスタチッ
プ20の搭載部であるコレクタメタライズ部21を絶縁
した形でとりまく。
チップコンデンサー22および第2図のインダクタンス
を形戊するチョークコイル基板23も接地メタライズ1
9上に搭載され、各部品はボンデングワイア24.25
,26,27,28により接続される。
ボンデングワイア24はコレクタメタライズ部と出力リ
ード用メタライズ29を線銃し、ワイア25はトランジ
スタチップの接地電極と素子容器の接地メタライズ19
を接続するもので、第2図の接地インダクタンスの大半
がこのボンデング線によるインダクタンスにより生じる
またワイア26はトランジスタチップの入力電極とチッ
プコンデンサーの電極15に接続し、インダクタンス3
を生じる。
ワイヤ27はチップコンデンサの[極13と入力リード
用メタライズ30を接続し、インダクタンス4を生じる
さらにワイヤ28はチップコンデンサーの表面電極間に
並列にコイル基板23を接続するもので、チョークとし
ての大きなインダクタンス10を形成するために用いら
れている。
以上の構成により広帯域化高周波高出力トランジスタが
実現できるが、更に広帯域化を図るためには第6図の如
き等価回路を構成することも可能である。
第6図で破線により囲まれた部分は単体のチップコンデ
ンサーによって構成されるものであり、MO3形チップ
コンデンサーの場合の断面図が第7図に示されている。
セラミック形の場合も同様であり、電極15を下層電極
13の領域から外側へはみ出させた構造となり、その部
分により静電容量31が形成される。
第8図はこれらの内部整合回路4のGHz帯での帯域特
性を示すもので、トランジスタチップのインピーダンス
が誘導性インピーダンス1.5+48と仮定した場合の
理論的計算結果である。
曲線32は従来の場合、曲線33は本考案による第2図
の等価回路の場合、また曲線34は第6図によるさらに
広帯域化を図った等価回路の場合であり、大幅な改善が
見られている。
なお本実施例ではバイポーラ形トランジスタについて説
明したが、FETでも同様な効果があることは明らかで
あり、またチップコンデンサー電極パターンについても
調整を行なうために実際には多電極化する方が都合よく
、さらにチョークとしてのコイル基板も4GH2以上に
おいては数nH上あれば可能なため、ボンデング線を適
当なアイランド上のメタライズを利用してループ状に配
線して代えることも可能であり、これらのことが本考案
を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内部整合回路を有する高周波高出力トラ
ンジスタの入力側等価回路図の一例を、第2図は本考案
による内部整合回路用チップコンデンサを有する高周波
高出力トランジスタの入力側等価回路の一実施例を、第
3図Aは本考案による内部整合回路に用いられるMO3
形チップコンデ′ンサーの構造を示す断面図を、同図B
はその平面図を、第4図Aは本考案による内部整合回路
に用いられるセラミック製のチップコンデンサーの構造
を示す断面図を、同図Bはその平面図を、第5図Aは本
考案による内部整合回路用チップコンデンサを有する高
周波高出力トランジスタの一実施例の断面図を、同図B
はその平面図を、第6図は本考案による内部整合回路用
チップコンデンサを有する高周波高出力トランジスタの
入力側等価回路の他の実施例を、第7図は本考案による
内部整合回路に用いられるMO8形チップコンデンサー
の他の実施例の構造を示す断面図を、第8図は内部整合
回路の周波数帯域特性を示す計算結果を示す特性曲線図
である。 1・・・・・・トランジスタチップの抵抗成分、2・・
・・・・トランジスタチップの接地インダクタンス成分
、3.4.7・・・・・・ボンデング線のインダクタン
ス、5.6・・・・・・コンデンサによる静電容量、9
・・・・・・静電容量、10・・・・・・インダクタン
ス、11・・・・・・シリコン基板、12.14・・・
・・・誘電体、13,15・・・・・・電極用金属、1
6・・・・・・裏面電極、17.18・・・・・・セラ
ミック基板、19・・・・・・メタライズ、20・・・
・・・トランジスタチップ、21・・・・・・コレクタ
メタライズ部、22・・・・・・チップコンデンサ、2
3・・・・・・コイル基板、24〜28・・・・・・ボ
ンデングワイア、29.30・・・・・・リード用メタ
ライズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 裏面側に第1の電極として作用する電気伝導層を有
    する第1の誘電体層上に第2の電極として作用する導電
    部材が形成され、該第2の電極として作用する導電部材
    上にその一部を露出するように第2の誘電体層が形成さ
    れ、該第2の誘電体層上に第3の電極として作用する導
    電部材が形成されており、もって前記第1の電極と前記
    第1の誘電体層と前記第2の電極とで構成される第2の
    コンデンサと前記第2の電極と前記第2の誘電体層と前
    記第3の電極とで構成される第2のコンデンサとを一体
    化した構造と有することを特徴とするチップ形静電容量
    素子。 2 前記第2の誘電体層および前記第3の電極は前記第
    2の電極を越えて前記第1の電極の上部に延在しており
    、もって前記第3の電極と前記第1の電極とをそれぞれ
    の電極とする第3のコンデンサが更に形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のチ
    ップ形静電容量素子。
JP4851678U 1978-04-12 1978-04-12 チップ形静電容量素子 Expired JPS6032749Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54150860U JPS54150860U (ja) 1979-10-20
JPS6032749Y2 true JPS6032749Y2 (ja) 1985-09-30

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