JPH07176907A - 可変同調バンドパスフィルタ回路 - Google Patents
可変同調バンドパスフィルタ回路Info
- Publication number
- JPH07176907A JPH07176907A JP31822493A JP31822493A JPH07176907A JP H07176907 A JPH07176907 A JP H07176907A JP 31822493 A JP31822493 A JP 31822493A JP 31822493 A JP31822493 A JP 31822493A JP H07176907 A JPH07176907 A JP H07176907A
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- JP
- Japan
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- terminal
- microstrip
- line
- coupled
- lines
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛星放送受信機の可変同調バンドパスフィル
タ回路において、イメージ除去能力をさらに改善する。 【構成】 可変同調型バンドパスフィルタ回路におい
て、カップルドラインを構成する元々２つのマイクロス
トリップライン６、１０、８、１１の各々の一方の端子
と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０≦ｘ≦１）に分割
する任意の点において、前記の２つのマイクロストリッ
プラインを第１のマイクロストリップライン７により接
続し、挿入損失を低減し、周波数特性を向上させる。
タ回路において、イメージ除去能力をさらに改善する。 【構成】 可変同調型バンドパスフィルタ回路におい
て、カップルドラインを構成する元々２つのマイクロス
トリップライン６、１０、８、１１の各々の一方の端子
と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０≦ｘ≦１）に分割
する任意の点において、前記の２つのマイクロストリッ
プラインを第１のマイクロストリップライン７により接
続し、挿入損失を低減し、周波数特性を向上させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衛星放送受信機のイメー
ジフィルタ回路に関する。
ジフィルタ回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】衛星放送受信機においては、入力される
１ＧＨｚ帯の１ｓｔ−ＩＦ信号は選局されて、４００Ｍ
Ｈｚ帯の２ｎｄ−ＩＦ信号に変換される。この時の周波
数は、一般に上側ローカルが採用されるので、イメージ
周波数は１ｓｔ−ＩＦ周波数に２ｎｄ−ＩＦ周波数の２
倍を加えたものになる（参考文献：宮本幸彦著「高周波
回路の設計と実装」昭和６２年日本放送出版協会発
行）。イメージ周波数に依存する信号ないしノイズは、
１ｓｔ−ＩＦ信号と同様に２ｎｄ−ＩＦ信号に変換され
るので、妨害信号となる。このためイメージ周波数を抑
圧するイメージフィルタ回路が必要となる。従来このた
めのフィルタ回路として、図４のような可変同調バンド
パスフィルタ回路が採用されていた。
１ＧＨｚ帯の１ｓｔ−ＩＦ信号は選局されて、４００Ｍ
Ｈｚ帯の２ｎｄ−ＩＦ信号に変換される。この時の周波
数は、一般に上側ローカルが採用されるので、イメージ
周波数は１ｓｔ−ＩＦ周波数に２ｎｄ−ＩＦ周波数の２
倍を加えたものになる（参考文献：宮本幸彦著「高周波
回路の設計と実装」昭和６２年日本放送出版協会発
行）。イメージ周波数に依存する信号ないしノイズは、
１ｓｔ−ＩＦ信号と同様に２ｎｄ−ＩＦ信号に変換され
るので、妨害信号となる。このためイメージ周波数を抑
圧するイメージフィルタ回路が必要となる。従来このた
めのフィルタ回路として、図４のような可変同調バンド
パスフィルタ回路が採用されていた。
【０００３】以下、図面を参照しながら、上述したよう
な従来のイメージフィルタ回路に関して説明を行う。図
４は従来のイメージフィルタ回路を示す。図４におい
て、４１は入力端子であり、４４は出力端子である。４
２、４３はマイクロストリップラインであり、４６、４
７は２つのマイクロストリップラインにより１組のカッ
プルドラインを構成している。４５、４８は容量可変回
路であり、実際に使用される回路素子として例えばトリ
マコンデンサ、可変容量ダイオード等が挙げられる。４
５、４２、４６は共振回路を構成している。４７、４
３、４８も同様に共振回路を構成している。これらの共
振回路をカップルドライン４６、４７で結合することに
より帯域通過フィルタ回路を構成している。４５、４８
の容量値を変化させることによって各々の共振回路の同
調周波数は変化するので、可変同調バンドパスフィルタ
回路となる。
な従来のイメージフィルタ回路に関して説明を行う。図
４は従来のイメージフィルタ回路を示す。図４におい
て、４１は入力端子であり、４４は出力端子である。４
２、４３はマイクロストリップラインであり、４６、４
７は２つのマイクロストリップラインにより１組のカッ
プルドラインを構成している。４５、４８は容量可変回
路であり、実際に使用される回路素子として例えばトリ
マコンデンサ、可変容量ダイオード等が挙げられる。４
５、４２、４６は共振回路を構成している。４７、４
３、４８も同様に共振回路を構成している。これらの共
振回路をカップルドライン４６、４７で結合することに
より帯域通過フィルタ回路を構成している。４５、４８
の容量値を変化させることによって各々の共振回路の同
調周波数は変化するので、可変同調バンドパスフィルタ
回路となる。
【０００４】我国の衛星放送は、１ｓｔ−ＩＦ信号の周
波数帯域は９５０ＭＨｚ〜１９００ＭＨｚである。２ｎ
ｄ−ＩＦ周波数は４０２．７８ＭＨｚであるので、イメ
ージ周波数は１７５６ＭＨｚ〜２７０６ＭＨｚである。
図４に示す可変同調バンドパスフィルタ回路は上述のイ
メージ周波数帯域において４０ｄＢ以上の減衰特性を有
しており、イメージ妨害の除去に関しては十分な特性で
ある。
波数帯域は９５０ＭＨｚ〜１９００ＭＨｚである。２ｎ
ｄ−ＩＦ周波数は４０２．７８ＭＨｚであるので、イメ
ージ周波数は１７５６ＭＨｚ〜２７０６ＭＨｚである。
図４に示す可変同調バンドパスフィルタ回路は上述のイ
メージ周波数帯域において４０ｄＢ以上の減衰特性を有
しており、イメージ妨害の除去に関しては十分な特性で
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では挿入損失が大きく、また、通過帯域内の周
波数特性が乱れやすいという課題があった。
うな構成では挿入損失が大きく、また、通過帯域内の周
波数特性が乱れやすいという課題があった。
【０００６】本発明は上記課題に鑑み、挿入損失を低減
し、周波数特性を向上させた可変同調バンドパスフィル
タ回路を提供するものである。
し、周波数特性を向上させた可変同調バンドパスフィル
タ回路を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の可変同調バンドパスフィルタ回路は、カッ
プルドラインを構成する２つのマイクロストリップライ
ンの各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ
（０≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の２
つのマイクロストリップラインを第１のマイクロストリ
ップラインにより接続する構成としている。
め、本発明の可変同調バンドパスフィルタ回路は、カッ
プルドラインを構成する２つのマイクロストリップライ
ンの各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ
（０≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の２
つのマイクロストリップラインを第１のマイクロストリ
ップラインにより接続する構成としている。
【０００８】
【作用】本発明は上記した構成によって、第１の容量可
変回路、第１のマイクロストリップライン及びカップル
ドラインよりなる第１の共振回路と、第２の容量可変回
路、第３のマイクロストリップライン及びカップルドラ
インよりなる第２の共振回路が、カップルドラインによ
り結合されている。
変回路、第１のマイクロストリップライン及びカップル
ドラインよりなる第１の共振回路と、第２の容量可変回
路、第３のマイクロストリップライン及びカップルドラ
インよりなる第２の共振回路が、カップルドラインによ
り結合されている。
【０００９】容量可変回路の容量値が変化することによ
って、各々の共振回路の同調周波数は変化するので可変
同調バンドパスフィルタ回路を実現できる。第１、第３
のマイクロストリップラインは、バンドパスフィルタ回
路の帯域外特性を改善するためにトラップを形成するた
めのものである。その周波数は、１ｓｔ−ＩＦ信号のイ
メージ周波数に一致するように選べば２つの共振回路を
使用したバンドパスフィルタ回路にもかかわらず、５０
ｄＢ程度の大きなイメージ抑圧が実現できる。
って、各々の共振回路の同調周波数は変化するので可変
同調バンドパスフィルタ回路を実現できる。第１、第３
のマイクロストリップラインは、バンドパスフィルタ回
路の帯域外特性を改善するためにトラップを形成するた
めのものである。その周波数は、１ｓｔ−ＩＦ信号のイ
メージ周波数に一致するように選べば２つの共振回路を
使用したバンドパスフィルタ回路にもかかわらず、５０
ｄＢ程度の大きなイメージ抑圧が実現できる。
【００１０】さらにカップルドラインを構成する２つの
マイクロストリップラインを、任意の位置で第３のマイ
クロストリップラインで接続することにより、カップル
ドラインの結合度がより密になり挿入損失が抑えられる
とともに、入力側と出力側との位相が揃うことにより通
過帯域内の周波数特性を改善することができる。
マイクロストリップラインを、任意の位置で第３のマイ
クロストリップラインで接続することにより、カップル
ドラインの結合度がより密になり挿入損失が抑えられる
とともに、入力側と出力側との位相が揃うことにより通
過帯域内の周波数特性を改善することができる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例の可変同調バンドパス
フィルタ回路について、図面を参照しながら説明する。
フィルタ回路について、図面を参照しながら説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施例における可変同調
バンドパスフィルタ回路の回路図を示すものである。
バンドパスフィルタ回路の回路図を示すものである。
【００１３】図１において、１は入力端子で、２、３、
６、７、８、１０、１１はマイクロストリップラインで
ある。マイクロストリップライン６、１０は連続した１
つのマイクロストリップラインである。マイクロストリ
ップライン８、１１も同様に連続した１つのマイクロス
トリップラインである。マイクロストリップライン６＋
１０、８＋１１は電気的に結合しており、いわゆるカッ
プルドラインを形成している。その結合度は、各々スト
リップラインの幅、長さ、間隔により定まる。５、９は
容量可変回路であり、実際に使用される回路素子として
例えばトリマコンデンサ、可変容量ダイオード等が挙げ
られる。
６、７、８、１０、１１はマイクロストリップラインで
ある。マイクロストリップライン６、１０は連続した１
つのマイクロストリップラインである。マイクロストリ
ップライン８、１１も同様に連続した１つのマイクロス
トリップラインである。マイクロストリップライン６＋
１０、８＋１１は電気的に結合しており、いわゆるカッ
プルドラインを形成している。その結合度は、各々スト
リップラインの幅、長さ、間隔により定まる。５、９は
容量可変回路であり、実際に使用される回路素子として
例えばトリマコンデンサ、可変容量ダイオード等が挙げ
られる。
【００１４】図１の構成について、さらに詳しく説明す
ると、第１のマイクロストリップラインの一方の端子を
入力端子とするとともに、第１の容量可変回路を接続
し、その他方の端子を接地し、前記第１のマイクロスト
リップラインの他方の端子に、互いに結合した２つのマ
イクロストリップラインの各々の一方の端子を接地して
成るカップルドラインの一方の端子に接続し、カップル
ドラインを構成する２つのマイクロストリップラインの
各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０
≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の２つの
マイクロストリップラインを第２のマイクロストリップ
ラインにより接続し、カップルドラインの他方の端子に
第３のマイクロストリップラインの一方の端子を接続
し、その他方の端子を出力端子とするとともに第２の容
量可変回路を接続し、その他方の端子を接地している。
ると、第１のマイクロストリップラインの一方の端子を
入力端子とするとともに、第１の容量可変回路を接続
し、その他方の端子を接地し、前記第１のマイクロスト
リップラインの他方の端子に、互いに結合した２つのマ
イクロストリップラインの各々の一方の端子を接地して
成るカップルドラインの一方の端子に接続し、カップル
ドラインを構成する２つのマイクロストリップラインの
各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０
≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の２つの
マイクロストリップラインを第２のマイクロストリップ
ラインにより接続し、カップルドラインの他方の端子に
第３のマイクロストリップラインの一方の端子を接続
し、その他方の端子を出力端子とするとともに第２の容
量可変回路を接続し、その他方の端子を接地している。
【００１５】図２は本発明の他の実施例における可変同
調バンドパスフィルタ回路の回路図を示すものである。
調バンドパスフィルタ回路の回路図を示すものである。
【００１６】図２において、２１は入力端子で、２２、
２３、２４、２５、２８、２９、３０、３４、３５はマ
イクロストリップラインである。マイクロストリップラ
イン２８、３４は連続した１つのマイクロストリップラ
インである。マイクロストリップライン３０、３５も同
様に連続した１つのマイクロストリップラインである。
マイクロストリップライン２８＋３４、３０＋３５は電
気的に結合しており、いわゆるカップルドラインを形成
している。その結合度は、各々ストリップラインの幅、
長さ、間隔により定まる。２７、３１は可変容量ダイオ
ードで、その容量はおよそ４．５ｐＦ（ＶT＝１Ｖ
時）、０．９ｐＦ（ＶT＝１５Ｖ時）である。３２、３
７はキャパシタンスであり、同調周波数の下限を決定す
る。その値は、１０〜１００ｐＦである。３３、３６は
制御電圧ＶTを印加するための抵抗で例えば２７ｋΩに
選んで十分大きくする。マイクロストリップライン２
２、２５は入出力インピーダンスを５０Ωに整合するた
めのものである。
２３、２４、２５、２８、２９、３０、３４、３５はマ
イクロストリップラインである。マイクロストリップラ
イン２８、３４は連続した１つのマイクロストリップラ
インである。マイクロストリップライン３０、３５も同
様に連続した１つのマイクロストリップラインである。
マイクロストリップライン２８＋３４、３０＋３５は電
気的に結合しており、いわゆるカップルドラインを形成
している。その結合度は、各々ストリップラインの幅、
長さ、間隔により定まる。２７、３１は可変容量ダイオ
ードで、その容量はおよそ４．５ｐＦ（ＶT＝１Ｖ
時）、０．９ｐＦ（ＶT＝１５Ｖ時）である。３２、３
７はキャパシタンスであり、同調周波数の下限を決定す
る。その値は、１０〜１００ｐＦである。３３、３６は
制御電圧ＶTを印加するための抵抗で例えば２７ｋΩに
選んで十分大きくする。マイクロストリップライン２
２、２５は入出力インピーダンスを５０Ωに整合するた
めのものである。
【００１７】図２の構成について、さらに詳しく説明す
ると、第１のマイクロストリップラインの一方の端子を
入力端子とし、他方の端子に第１の可変容量ダイオード
のアノード端子を接続し、そのカソード端子を第１のキ
ャパシタンスで接地するとともに第１の抵抗を介して制
御端子に接続し、前記第１のマイクロストリップライン
の他方の端子に第２のマイクロストリップラインを接続
し、その他方の端子に互いに結合した２つのマイクロス
トリップラインの各々の一方の端子を接地して成るカッ
プルドラインの一方の端子に接続し、カップルドライン
を構成する２つのマイクロストリップラインの各々の一
方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０≦ｘ≦
１）に分割する任意の点において、前記の２つのマイク
ロストリップラインを第３のマイクロストリップライン
により接続し、カップルドラインの他方の端子に第４の
マイクロストリップラインの一方の端子を接続し、その
他方の端子に第２の可変容量ダイオードのアノード端子
を接続し、そのカソード端子を第２のキャパシタンスで
接地するとともに第２の抵抗を介して前記制御端子に接
続し、前記第４のマイクロストリップラインの他方の端
子に第５のマイクロストリップラインの一方の端子を接
続し、その他方の端子を出力端子としている。
ると、第１のマイクロストリップラインの一方の端子を
入力端子とし、他方の端子に第１の可変容量ダイオード
のアノード端子を接続し、そのカソード端子を第１のキ
ャパシタンスで接地するとともに第１の抵抗を介して制
御端子に接続し、前記第１のマイクロストリップライン
の他方の端子に第２のマイクロストリップラインを接続
し、その他方の端子に互いに結合した２つのマイクロス
トリップラインの各々の一方の端子を接地して成るカッ
プルドラインの一方の端子に接続し、カップルドライン
を構成する２つのマイクロストリップラインの各々の一
方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０≦ｘ≦
１）に分割する任意の点において、前記の２つのマイク
ロストリップラインを第３のマイクロストリップライン
により接続し、カップルドラインの他方の端子に第４の
マイクロストリップラインの一方の端子を接続し、その
他方の端子に第２の可変容量ダイオードのアノード端子
を接続し、そのカソード端子を第２のキャパシタンスで
接地するとともに第２の抵抗を介して前記制御端子に接
続し、前記第４のマイクロストリップラインの他方の端
子に第５のマイクロストリップラインの一方の端子を接
続し、その他方の端子を出力端子としている。
【００１８】マイクロストリップラインは、プリント基
板として厚さ寸法が１ｍｍのガラスエポキシ基材の両面
鋼張である場合の構成を例として述べる。マイクロスト
リップライン２２、２５は同等で幅０．３ｍｍ、長さ４
０ｍｍである。マイクロストリップライン２３、２４も
同等であり、幅０．３ｍｍ、長さ７ｍｍである。カップ
ルドラインを構成するマイクロストリップライン２８＋
３４、３０＋３５はともに幅１ｍｍ、長さ４ｍｍで、そ
の間隔は０．３ｍｍである。カップルドラインを任意の
位置で接続するマイクロストリップライン２９は幅０．
５ｍｍ、長さ０．３ｍｍである。この場合において、本
構成の可変同調バンドパスフィルタ回路の同調特性の測
定例を図３に示す。図３によれば、従来の周波数特性
（図５）にくらべ、バンドパスフィルタ回路の帯域幅は
約２００ＭＨｚ程度にすることができるとともに制御電
圧によって、その同調周波数を可変できるので所望の特
性を得ることができる。また高域のイメージ抑圧のため
のトラップを形成することにより４５ｄＢ以上の減衰量
を得ることができる。しかしながら、このトラップを形
成するとトラップよりも高い周波数帯では逆に周波数特
性が上がり特性が劣化する。衛星放送の第１中間周波数
帯では、これらのトラップによる周波数特性の劣化は、
低域通過フィルタ回路を追加することにより改善できる
ので問題とならない。むしろトラップを積極的に利用し
て高イメージ抑圧と可能とする方が望ましい。
板として厚さ寸法が１ｍｍのガラスエポキシ基材の両面
鋼張である場合の構成を例として述べる。マイクロスト
リップライン２２、２５は同等で幅０．３ｍｍ、長さ４
０ｍｍである。マイクロストリップライン２３、２４も
同等であり、幅０．３ｍｍ、長さ７ｍｍである。カップ
ルドラインを構成するマイクロストリップライン２８＋
３４、３０＋３５はともに幅１ｍｍ、長さ４ｍｍで、そ
の間隔は０．３ｍｍである。カップルドラインを任意の
位置で接続するマイクロストリップライン２９は幅０．
５ｍｍ、長さ０．３ｍｍである。この場合において、本
構成の可変同調バンドパスフィルタ回路の同調特性の測
定例を図３に示す。図３によれば、従来の周波数特性
（図５）にくらべ、バンドパスフィルタ回路の帯域幅は
約２００ＭＨｚ程度にすることができるとともに制御電
圧によって、その同調周波数を可変できるので所望の特
性を得ることができる。また高域のイメージ抑圧のため
のトラップを形成することにより４５ｄＢ以上の減衰量
を得ることができる。しかしながら、このトラップを形
成するとトラップよりも高い周波数帯では逆に周波数特
性が上がり特性が劣化する。衛星放送の第１中間周波数
帯では、これらのトラップによる周波数特性の劣化は、
低域通過フィルタ回路を追加することにより改善できる
ので問題とならない。むしろトラップを積極的に利用し
て高イメージ抑圧と可能とする方が望ましい。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カップル
ドラインをショートすることにより、挿入損失を低減
し、周波数特性を向上させることができる。
ドラインをショートすることにより、挿入損失を低減
し、周波数特性を向上させることができる。
【００２０】
【００２１】
【図１】本発明の一実施例における可変同調バンドパス
フィルタ回路の回路図
フィルタ回路の回路図
【００２２】
【図２】本発明の一実施例における可変同調バンドパス
フィルタ回路の回路図
フィルタ回路の回路図
【００２３】
【図３】図２の周波数特性図
【００２４】
【図４】従来の可変同調バンドパスフィルタ回路図
【００２５】
【図５】図４の周波数特性図
【００２６】
２、３、７ マイクロストリップライン ６、８、１０、１１ カップルドライン（但し、６＋１
０、８＋１１はそれぞれ連続した１つのマイクロストリ
ップラインである） ５、９ 容量可変回路
０、８＋１１はそれぞれ連続した１つのマイクロストリ
ップラインである） ５、９ 容量可変回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大本 紀顕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 第１のマイクロストリップラインの一方
の端子を入力端子とするとともに、第１の容量可変回路
を接続し、その他方の端子を接地し、前記第１のマイク
ロストリップラインの他方の端子に、互いに結合した２
つのマイクロストリップラインの各々の一方の端子を接
地して成るカップルドラインの一方の端子に接続し、カ
ップルドラインを構成する２つのマイクロストリップラ
インの各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−
ｘ（０≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の
２つのマイクロストリップラインを第２のマイクロスト
リップラインにより接続し、カップルドラインの他方の
端子に第３のマイクロストリップラインの一方の端子を
接続し、その他方の端子を出力端子とするとともに第２
の容量可変回路を接続し、その他方の端子を接地する可
変同調バンドパスフィルタ回路。 - 【請求項２】 第１のマイクロストリップラインの一方
の端子を入力端子とし、他方の端子に第１の可変容量ダ
イオードのアノード端子を接続し、そのカソード端子を
第１のキャパシタンスで接地するとともに第１の抵抗を
介して制御端子に接続し、前記第１のマイクロストリッ
プラインの他方の端子に第２のマイクロストリップライ
ンを接続し、その他方の端子に互いに結合した２つのマ
イクロストリップラインの各々の一方の端子を接地して
成るカップルドラインの一方の端子に接続し、カップル
ドラインを構成する２つのマイクロストリップラインの
各々の一方の端子と他方の端子との間をｘ：１−ｘ（０
≦ｘ≦１）に分割する任意の点において、前記の２つの
マイクロストリップラインを第３のマイクロストリップ
ラインにより接続し、カップルドラインの他方の端子に
第４のマイクロストリップラインの一方の端子を接続
し、その他方の端子に第２の可変容量ダイオードのアノ
ード端子を接続し、そのカソード端子を第２のキャパシ
タンスで接地するとともに第２の抵抗を介して前記制御
端子に接続し、前記第４のマイクロストリップラインの
他方の端子に第５のマイクロストリップラインの一方の
端子を接続し、その他方の端子を出力端子とする可変同
調バンドパスフィルタ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31822493A JPH07176907A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 可変同調バンドパスフィルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31822493A JPH07176907A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 可変同調バンドパスフィルタ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07176907A true JPH07176907A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18096819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31822493A Pending JPH07176907A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 可変同調バンドパスフィルタ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07176907A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030086159A (ko) * | 2002-05-03 | 2003-11-07 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 이동통신 시스템용 무선 가변대역통과 여파기 |
| JP4766354B1 (ja) * | 2010-09-09 | 2011-09-07 | Ｔｄｋ株式会社 | 積層型バンドパスフィルタ |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP31822493A patent/JPH07176907A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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