JP3096210B2 - 高周波可変イコライザ - Google Patents

高周波可変イコライザ

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JP3096210B2
JP3096210B2 JP06238452A JP23845294A JP3096210B2 JP 3096210 B2 JP3096210 B2 JP 3096210B2 JP 06238452 A JP06238452 A JP 06238452A JP 23845294 A JP23845294 A JP 23845294A JP 3096210 B2 JP3096210 B2 JP 3096210B2
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嘉高 飯田
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0237High frequency adaptations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル共同受信用ブース
タやCATVアンプにおいて使用する高周波イコライザ
に関し、特にその特性を可変できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル共同受信用ブースタやCATVアン
プは、同軸ケーブル等の伝送線路や、これら伝送線路中
に介在する分岐器や分配器等の受動型伝送機器を、テレ
ビジョン放送信号等の高周波信号が通過する際に受ける
通過損失を補償するために設けられている。しかし、伝
送線路等における通過損失が、周波数をfとすると、例
えばf1/2 に比例する周波数特性を有し、周波数が高く
なるに従って通過損失が大きくなるので、これを補償
し、使用周波数帯帯域内の高周波信号のレベルを一定に
するために、例えばf1/2 に逆比例する周波数特性いわ
ゆるチルト特性を有する高周波イコライザが、ビル共同
受信用ブースタやCATVアンプに設けられている。ま
た、上記の周波数特性は、伝送線路の長さによっても影
響を受け、またどのような長さの伝送線路が使用された
場合にも対応できるように、高周波イコライザのチルト
特性は、可変とされているものがある。
【0003】このような高周波可変イコライザの一例を
図5に示す。この高周波可変イコライザでは、入力端子
2から出力端子4に向かってコンデンサ6、抵抗器8、
10、コンデンサ12が直列に接続されている。抵抗器
8、10に並列にコンデンサ14、インダクタンス素子
16、コンデンサ18からなる直列回路が接続されてい
る。さらに、抵抗器8、10には、並列にPINダイオ
ード20、コンデンサ22の直列回路が接続されてい
る。PINダイオード20とコンデンサ22との接続点
には、PINダイオード20の高周波抵抗値を変化させ
るためのバイアス回路24が接続されている。また、抵
抗器8、10の相互接続点には、抵抗器26の一端が接
続され、他端と接地電位点との間には、コンデンサ28
とインダクタンス素子30とからなる並列共振回路が接
続されている。なお、各コンデンサ6、12、14、1
8、22、28、インダクタンス素子16、30は、全
て集中定数素子である。
【0004】この高周波可変イコライザでは、図6に示
すように特定の周波数を基準周波数として、この基準周
波数よりも周波数が低くなるにしたがって利得が小さく
なる、いわゆるチルト特性を示し、PINダイオード2
0の高周波抵抗値をバイアス回路24によって変化させ
ることによって、チルト量を変化させられる。そして、
基準周波数は、コンデンサ14、18、インダクタンス
素子16の値によって決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す高周波可変
イコライザは、基準周波数が450MHzであるものが
主流であり、コンデンサ14、18、インダクタンス素
子16の値を極端に小さくして、基準周波数をできるだ
け高く設定して、ようやく図6に示すように基準周波数
が1.6GHz付近となる。しかし、チルトを最大にし
た場合、図6から明らかなように基準周波数における損
失が大きくなり、またチルト特性も余り良好なものとな
らない。即ち、高い基準周波数を集中定数のインダクタ
ンス素子やコンデンサによって実現するには、実用的に
は限界があり、また損失、周波数特性共に劣化するとい
う問題点がある。
【0006】一般に高周波可変イコライザは、250M
Hz、300MHz、450MHzまでを帯域とするC
ATVアンプ等に内蔵されていたが、近年、通信衛星や
放送衛星からの衛星信号を受信して、周波数変換した1
GHz帯の衛星中間周波信号が、そのままビル等の共同
受信施設で伝送されるようになってきている。この影響
で、ビル共同受信用ブースタにおいても、比較的端末数
の多いものに関しては、上記衛星中間周波信号を使用帯
域として、端末規模に応じてチルト特性を可変とする高
周波可変イコライザを内蔵する必要が生じると思われ
る。従って、上述したように高い基準周波数において
も、損失が少なく、良好なチルト特性を持つ高周波可変
イコライザの開発が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような高周波可変
イコライザを得るために、本第1の発明は、プリント基
板上に間隔を隔てて形成された2つのラウンドと、これ
らラウンドにそれぞれ一端が接続され他端が高周波的に
接地されており、ハイパスフィルタの一部を構成する2
つのインダクタンス素子と、これらラウンド間に接続さ
れた結合容量手段と、上記ラウンド間にリード線がそれ
ぞれ接続されたPINダイオードと、このPINダイオ
ードの高周波抵抗値を可変させる回路とを、具備し、少
なくとも上記ラウンド間のプリント基板に貫通孔を穿設
してなるものである。なお、結合容量手段としては、例
えば集中定数のコンデンサを使用することもできる。集
中定数のコンデンサの場合、T型の結合コンデンサとす
ることもできるし、π型の結合コンデンサとすることも
できる。
【0008】また、本第2の発明は、第1の発明におい
て、上記プリント基板を、両面プリント基板で構成し、
上記両ラウンドの形成されている面と反対側の面におけ
る上記ラウンドに対応する部分が銅ハクを除去してあ
る。
【0009】さらに、本第3の発明は、第1または第2
の発明において、上記PINダイオードを、上記プリン
ト基板に対して可倒状態に取り付けたものである。
【0010】また、本第4の発明は、第1の発明におい
て、上記プリント基板を、両面プリント基板で構成し、
上記結合容量手段は、上記両ラウンド間に形成したラウ
ンドと、これに対応して反対側の面に設けられたアース
パターンとによって構成したものである。
【0011】
【作用】本第1の発明によれば、PINダイオードのリ
ード線が両ラウンドに接続されるが、これらリード線に
はリードインダクタンスが発生し、また、プリント基板
の基準電位点との間に浮遊容量が発生する。これらリー
ドインダクタンス、浮遊容量、インダクタンス素子のイ
ンダクタンス、PINダイオードの端子間容量等によ
り、並列共振回路が構成され、PINダイオードの高周
波抵抗値を変化させることによって、この並列共振回路
のQが変化し、チルト特性が変化する。また、基準周波
数は、インダクタンス素子が含まれるハイパスフィルタ
によって決定されるが、インダクタンス素子が接続され
ているラウンド間のプリント基板には、貫通孔が穿設さ
れているので、インダクタンス素子のリード線と基準電
位点との間に浮遊容量は発生せず、基準周波数が低下す
ることが防止される。
【0012】本第2の発明によれば、両ラウンドの形成
されている面と反対側の面における上記ラウンドに対応
する部分をエッチング等により銅ハクを除去してあるの
で、インダクタンス素子のリード線と基準電位点との間
では、益々浮遊容量が発生しない。
【0013】第3の発明では、PINダイオードを、上
記プリント基板に対して可倒状態に取り付けてあるの
で、プリント基板に対する傾き状態を調整することによ
って、PINダイオードのリード線によって発生する浮
遊容量の値や、リードインダクタンス間の相互分布結合
やインダクタンス素子に対する相互誘導結合の状態を変
更することができ、所望のチルト特性を得られるように
調整できる。
【0014】第4の発明では、プリント基板を、両面プ
リント基板で構成し、結合容量手段を、両ラウンド間に
形成したラウンドと、これに対応して反対側の面に設け
られたアースパターンとによって構成しているので、即
ち結合回路コンデンサを分布定数によって形成している
ので、基準周波数を高く設定しやすい。
【0015】
【実施例】この実施例は、図4に示すようなビル共同受
信用のブースタ32内に設けた高周波可変イコライザ3
4に本発明を実施したものである。このブースタ32で
は、入力端子36に供給された1GHz帯の衛星中間周
波信号を含む高周波信号が入力フィルタ38に供給さ
れ、ここで不要な信号成分が除去された後、入力アッテ
ネータ40によって所望のレベルに調整され、2段の広
帯域高周波増幅器42、44によって増幅される。
【0016】この広帯域高周波増幅器44の出力信号が
高周波可変イコライザ34によって周波数特性が調整さ
れた後、3段の広帯域高周波増幅器46、48、50に
よって増幅され、出力フィルタ52によって不要な信号
成分が除去された後、出力端子54に供給される。
【0017】高周波可変イコライザ34は、図2(a)
に示すように広帯域高周波増幅器44の出力側に接続さ
れた入力端子56を有し、これにはコンデンサ58の一
端が接続され、その他端はインダクタンス素子60を介
して接地されている。従って、これらコンデンサ58、
インダクタンス素子60によってハイパスフィルタ61
が構成されている。
【0018】また、この高周波可変イコライザ34は、
広帯域高周波増幅器46の入力側に接続された出力端子
62を有し、この出力端子62にはコンデンサ64の一
端が接続されている。このコンデンサ64の他端には、
インダクタンス素子66の一端が接続され、他端はコン
デンサ68を介して接地されている。従って、インダク
タンス素子66は、コンデンサ68を介して高周波的に
接地されており、コンデンサ64及びインダクタンス素
子66によってハイパスフィルタ67が形成されてい
る。
【0019】これら2つのハイパスフィルタ61、67
は、直列に接続された2つのコンデンサ70、71を介
して接続されている。さらに、コンデンサ70、71の
相互接続点は、コンデンサ72を介して接地されてい
る。従って、コンデンサ70、71、72はT型結合さ
れており、このT型結合コンデンサが容量結合手段を構
成しており、これを介して2つのハイパスフィルタ6
1、67は縦続接続されている。
【0020】コンデンサ70とインダクタンス素子60
との接続点には、PINダイオード74のカソードが接
続され、コンデンサ71とインダクタンス素子66との
接続点には、PINダイオード74のアノードが接続さ
れている。
【0021】また、このPINダイオード74の高周波
抵抗値を変化させるために、インダクタンス素子66と
コンデンサ68との接続点は、高周波阻止コイル76、
抵抗器78の直列回路を介して可変抵抗器80の摺動子
に接続され、この可変抵抗器80の一端には+Vの直流
電圧が印加され、他端は抵抗器82を介して接地されて
いる。従って、可変抵抗器80の摺動子を調整すること
によって、抵抗器78、高周波阻止コイル76、インダ
クタンス素子66、PINダイオード74及びインダク
タンス素子60を流れる電流値が変化し、PINダイオ
ード74の高周波抵抗値が変化する。
【0022】このような高周波可変イコライザは、図1
(a)、(b)に示すような両面プリント基板83上に
形成されている。この両面プリント基板83の一面に
は、同図(a)に示すように入力端子56として機能す
る概略正方形状のラウンド56aが形成されており、こ
れに隣接してラウンド56aよりも縦長の矩形のラウン
ド84が形成されている。このラウンド84は、コンデ
ンサ58、インダクタンス素子60、コンデンサ70、
PINダイオード74を接続するためのものである。
【0023】このラウンド84におけるパターン56a
とは反対側の縁部におけるラウンド56aと対角の位置
に、ラウンド84に対してほぼ直角に細長のラウンド8
6が形成されている。このラウンド86は、コンデンサ
70、71、72を接続するためのものである。
【0024】このラウンド86におけるラウンド84と
反対側の縁部に逆L字状のラウンド88が形成されてい
る。このラウンド88は、コンデンサ71、インダクタ
ンス素子66、コンデンサ64、PINダイオード74
を接続するためのものである。
【0025】ラウンド88の一方の脚部と同一直線上に
位置するように間隔を隔てて出力端子62として機能す
るラウンド62aが形成されている。また、ラウンド8
8の他方の脚部の端部から間隔を隔ててインダクタンス
素子66とコンデンサ68とを接続するための細長のラ
ウンド90が形成されている。なお、92、94はアー
スパターンである。
【0026】図1(b)に示すように、両面プリント基
板83の他方の面側においてラウンド84、88に対応
する位置の金属箔は、エッチングによって除去されてい
るが、他の部分は、アースパターン96とされている。
特に、ラウンド86に対応する位置にはアースパターン
が残されている。
【0027】図1(a)、(b)から明らかなように、
ラウンド84、88間には概ねL字状の貫通孔98が穿
設されており、ラウンド88の他方の脚部を挟んで貫通
孔98と対向するように矩形の貫通孔100が形成され
ている。
【0028】図1(a)に示すように、ラウンド56a
とラウンド84との間にはコンデンサ58が半田付けさ
れ、ラウンド84とラウンド86との間にはコンデンサ
70が半田付けされ、ラウンド86とアースパターン9
4との間にはコンデンサ72が半田付けされ、ラウンド
86とラウンド88との間にはコンデンサ71が半田付
けされ、ラウンド88とラウンド62aとの間にはコン
デンサ64が半田付けされ、ラウンド90とアースパタ
ーン92との間にはコンデンサ68が半田付けされてい
る。
【0029】図1(b)に示すように、反対側の面に
は、この面から例えば5mmの間隔を隔てて貫通孔98
の上方にPINダイオード74が配置され、そのカソー
ド側のリード線74aは、ラウンド84に対応する部分
の金属箔を除去した部分に設けた小貫通孔102を介し
てラウンド84に半田付けされている。また、アノード
側のリード線74bは、同じくラウンド88に対応する
部分の金属箔を除去した部分に設けた小貫通孔104を
介してラウンド88に半田付けされている。
【0030】また、インダクタンス素子60も、PIN
ダイオード74と同じ側の面に設けられ、その一端がラ
ウンド84に対応する部分の金属箔を除去した部分に設
けた小貫通孔106を介してラウンド84に半田付けさ
れ、他端はアースパターン96に半田付けされている。
【0031】インダクタンス素子66も、PINダイオ
ード74と同じ側の面に設けられ、その一端は、ラウン
ド88に対応する部分の金属箔を除去した部分に設けた
小貫通孔108を介してラウンド88に半田付けされ、
他端はアースパターン96の部分に形成した小貫通孔1
10を介してラウンド90に接続されている。
【0032】このような高周波可変イコライザの高周波
等価回路を図2(b)に示す。インダクタンス素子6
0、66の一端が接続されるラウンド84、88は、周
囲に貫通孔98、100が形成されているので、高周波
的浮遊成分、例えば浮遊容量や抵抗分が除去されてい
る。さらに、これらラウンド84、88に対応する部分
の裏面側における銅ハクをエッチング等で除去されてい
るので、さらに高周波的浮遊成分が除去されている。
【0033】従って、図2(b)に示すようにインダク
タンス素子60、66の他端は、高周波的には直接に接
地されている。これによって、コンデンサ70、71、
72と共に基準周波数を定めるハイパスフィルタ61、
67の遮断周波数が低下するのを防止することができる
し、Qの低下も防止することができる。
【0034】PINダイオード74は両面プリント基板
83の面から浮いた状態で配置されているので、そのリ
ード線74a、74bがリードインダクタンス74L
1、74L2を発生し、アースパターン面96との間で
浮遊容量74C1、74C2を発生している。これらリ
ードインダクタンス74L1、74L2は、インダクタ
ンス素子60、66と相互誘導結合しており、またリー
ドインダクタンス74L1、74L2間で相互分布容量
結合している。
【0035】これらリードインダクタンス74L1、7
4L2、浮遊容量74C1、74C2及び上記の相互誘
導結合量、相互分布容量結合量は、PINダイオード7
4のリード線74a、74bの間隔或いは、プリント基
板83に対するPINダイオード74の距離を変更する
ことによって、変更することができる。
【0036】また、PINダイオード74は、端子間容
量74C3をリード線74a、74b間に有し、さら
に、この端子間容量74C3に並列に高周波抵抗値74
Rを有し、これは可変抵抗器80の摺動子を摺動させる
ことによって変更することができる。
【0037】これらリードインダクタンス74L1、7
4L2、相互誘導結合量、相互分布容量結合量、浮遊容
量74C1、74C2、端子間容量74C3等も並列共
振回路を構成し、基準周波数の決定に、ハイパスフィル
タ61、66、コンデンサ70、71、72と共に関与
している。そして、高周波抵抗値74Rの値を変化させ
ることによってQの値が変化し、チルト特性が変化す
る。
【0038】このように構成した高周波可変イコライザ
の周波数特性を図3に示す。図3から明らかなように、
基準周波数が1880MHzとなるように、リードイン
ダクタンス74L1、74L2、相互誘導結合量、相互
分布容量結合量、浮遊容量74C1、74C2、端子間
容量74C3、ハイパスフィルタ61、66、コンデン
サ70、71、72の値がそろぞれ選択されている。そ
して、可変抵抗器80の摺動子を摺動させることによっ
て矢印で示すようにチルト特性が変化する。このように
チルト量を最大に変化させても、基準周波数において損
失は生じていない。
【0039】なお、基準周波数を1880MHzよりも
高い周波数、例えば2GHz以上とする場合には、コン
デンサ70、71、72を実装せずに、ラウンド86と
アースパターン94との間の浮遊容量や、このラウンド
86とこれに対応する部分にある裏面のアースパターン
との間の浮遊容量を、結合容量手段として用いてもよ
い。
【0040】上記の実施例では、コンデンサ70、7
1、72をT型に結合したが、π型に結合してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、PINダイオードのリード線にはリードインダク
タンスが発生し、また、プリント基板の基準電位点との
間に浮遊容量が発生する。これらリードインダクタン
ス、浮遊容量、インダクタンス素子のインダクタンス、
PINダイオードの端子間容量等により、並列共振回路
が構成されている。この並列共振回路とインダクタンス
素子を含むハイパスフィルタによって高周波可変イコラ
イザの基準周波数が決定されるが、この基準周波数の決
定に関与しているインダクタンス素子が接続されている
ラウンド間のプリント基板には、貫通孔が穿設されてい
るので、インダクタンス素子のリード線と基準電位点と
の間に浮遊容量は発生せず、基準周波数が低下すること
が防止される。また、並列共振回路は殆どPINダイオ
ードとこれに伴って発生する分布定数に基づいて形成さ
れているので、基準周波数を例えばGHz帯のように高
い周波数に設定することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、インダクタ
ンス素子を接続する両ラウンドを形成している面と反対
側の面における上記ラウンドに対応する部分の銅ハクを
除去してあるので、インダクタンス素子のリード線と基
準電位点との間での浮遊容量の発生を確実に抑えること
ができ、益々基準周波数の不所望な低下を防止できる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、PINダイ
オードをプリント基板に対して可倒状態に取り付けてあ
るので、PINダイオードのプリント基板に対する傾き
状態を調整することによって、PINダイオードのリー
ド線が発生する浮遊容量の値や、リードインダクタンス
間の相互分布結合量やインダクタンス素子に対する相互
誘導結合量を変更することができ、所望のチルト特性を
得られるように容易に調整できる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、プリント基
板を両面プリント基板で構成し、結合コンデンサを、イ
ンダクタンス素子が接続される両ラウンド間に形成した
ラウンドと、これに対応して反対側の面に設けられたア
ースパターンとによって構成している。従って、結合容
量手段を分布定数によって形成できるので、基準周波数
を高く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波可変イコライザの1実施例
の平面側の部分省略斜視図及び裏面側の部分省略斜視図
である。
【図2】同実施例の回路図及び等価回路図である。
【図3】同実施例の周波数特性図である。
【図4】同実施例の高周波可変イコライザを使用したビ
ル共同受信用ブースタのブロック図である。
【図5】従来の高周波可変イコライザの回路図である。
【図6】図5の高周波可変イコライザの周波数特性図で
ある。
【符号の説明】
60 66 インダクタンス素子 70 71 72 T型結合コンデンサ(結合容量手
段) 74 PINダイオード 76 高周波阻止コイル(高周波抵抗値可変回路) 78 82 抵抗器(高周波抵抗値可変回路) 80 可変抵抗器(高周波抵抗値可変回路) 83 プリント基板 84 88 ラウンド 98 100 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 7/01 H04B 3/14 H04N 5/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に間隔を隔てて形成され
    た2つのラウンドと、 これらラウンドにそれぞれ一端が接続され他端が高周波
    的に接地されておりハイパスフィルタの一部を構成する
    2つのインダクタンス素子と、 これらラウンド間に接続されたT型またはπ型の結合容
    量手段と、 前記結合容量手段と並列に、かつ前記プリント基板から
    浮いた状態で、上記ラウンド間にリード線がそれぞれ接
    続された1つのPINダイオードと、 このPINダイオードの高周波抵抗値を可変させる回路
    とを、具備し、 少なくとも上記ラウンド間のプリント基板に貫通孔を
    の上方に上記PINダイオードが位置するように穿設し
    てなる高周波可変イコライザ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波可変イコライザに
    おいて、上記プリント基板は、両面プリント基板であ
    り、上記両ラウンドの形成されている面と反対側の面に
    おける上記ラウンドに対応する部分が銅ハクを除去され
    ている高周波可変イコライザ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の高周波可変イコ
    ライザにおいて、上記PINダイオードは、上記プリン
    ト基板に対して可倒状態に取り付けられている高周波可
    変イコライザ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の高周波可変イコライザに
    おいて、上記プリント基板は、両面プリント基板であ
    り、上記結合容量手段は、上記両ラウンド間に形成した
    ラウンドと、これに対応して反対側の面に設けられたア
    ースパターンとによって構成してなる高周波可変イコラ
    イザ。
JP06238452A 1994-09-05 1994-09-05 高周波可変イコライザ Expired - Fee Related JP3096210B2 (ja)

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