JPH0513037A - 荷電粒子ビーム装置及びその制御方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム装置及びその制御方法

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JPH0513037A
JPH0513037A JP3161668A JP16166891A JPH0513037A JP H0513037 A JPH0513037 A JP H0513037A JP 3161668 A JP3161668 A JP 3161668A JP 16166891 A JP16166891 A JP 16166891A JP H0513037 A JPH0513037 A JP H0513037A
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charged particle
particle beam
deflection
position detection
stage
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JP3161668A
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Mitsuhiro Nakano
光浩 中野
Junichi Kai
潤一 甲斐
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は荷電粒子ビーム装置の改善に関し、
被照射対象のステージ位置を初回ビーム走査時のみに限
って読取り処理をすることなく、それを単位ビーム走査
毎に読取り処理をして、ステージ移動速度を考慮した位
置検出マークの検出処理をし、その露光処理等の高速化
を図ることを目的とする。 【構成】 被照射対象17に荷電粒子ビーム11Aを照射
する荷電粒子発生源11と、前記荷電粒子ビーム11Aを
偏向する偏向手段12と、前記被照射対象17に設けら
れた位置検出マークMを検出する第1の検出手段13
と、前記被照射対象17のステージ位置を検出する第2
の検出手段14と、前記被照射対象17を移動する移動
手段15と、前記荷電粒子発生源11,偏向手段12,
第1,第2の検出手段13,14及び移動手段15の入
出力を制御する制御手段16とを具備し、前記制御手段
16が連続移動する被照射対象17のステージ位置に係
る位置検出信号S1に基づいて前記偏向手段12に供給
する偏向信号S2,S3の補正をすることを含み構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図8,9) 発明が解決しようとする課題(図10) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、荷電粒子ビーム装置及
びその制御方法に関するものであり、更に詳しく言え
ば、連続移動する被照射対象に露光処理等をする際の位
置検出マークの検出機能及びその検出方法の改善に関す
るものである。
【0003】近年、半導体集積回路装置(以下単にLS
Iという)の高機能,高集積化に伴い微細パターン露光
処理をする場合、電子ビームやイオンビームを用いた露
光装置が使用されている。
【0004】これによれば、連続移動する半導体ウエハ
の位置検出マークを検出する場合であって、ステージ位
置の読込み処理をする際に、初回ビーム走査時のみに限
ってステージ移動/測長装置から出力される位置検出信
号を参照している。
【0005】このため、ステージ移動速度を増加した場
合に、半導体ウエハの位置検出マークM上に電子ビーム
を確実に偏向することが困難となる場合が生じてくる。
そこで、被照射対象のステージ位置を初回ビーム走査時
のみに限って読取り処理をすることなく、それを単位ビ
ーム走査毎に読取り処理をして、ステージ移動速度を考
慮した位置検出マークの検出処理をし、その露光処理等
の高速化を図ることができる装置が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図8〜図11は、従来例に係る説明図を示
している。図8(a),(b)は、従来例に係る電子ビ
ーム露光装置の構成図を示している。例えば、荷電粒子
ビーム装置の一例となる電子ビーム露光装置は、図8
(a)において電子銃1,偏向器2,二次電子検出器
3,ステージ移動/測長装置4及び電子ビーム制御装置
5から成る。
【0007】当該装置の機能は、極低速又は静止した被
照射対象の一例となる半導体ウエハ6の位置検出マーク
Mを検出し、その後、半導体ウエハ6の被露光領域にL
SIパターン等の露光処理をするものである。
【0008】また、図8(b)は、従来例に係る電子ビ
ーム露光装置の主偏向ユニット5Aの内部構成図であ
る。図8(b)において、主偏向ユニット5Aの主要部
は、カウンタ51,レジスタ52,53,二入力論理積
回路(以下AND回路という)及びパターン発生回路5
4から成る。
【0009】当該ユニット5Aの主要機能は、例えば、
半導体ウエハ6の位置検出マーク(マーク溝部)Mを検
出する場合、まず、上位のDSP(デジタルシグナルプ
ロセッサ)等から走査制御信号SEがレジスタ52にセ
ットされ、一方、上位のCPU(中央演算処理装置)等
からビーム走査回数値Nが走査回数信号SCとしてカウ
ンタ51にセットされる。これにより、電子ビーム1A
が位置検出マークMを走査した回数(ビーム走査回数
値)が,例えば、ダウンカウントされ、該回数に基づい
てその終了を示す主偏向制御信号MDが出力される。ま
た、レジスタ52及び53に取り込まれた走査制御信号
SE及び走査回数信号SCの二入力論理積の結果、パタ
ーン発生部54から走査制御信号SE,パターン発生ビ
ジー信号PG及びパターン発生カウント信号PCが出力
される。この際に、両信号PG,PCが「H」(ハイ)
レベルの期間中,副偏向データ(ショットデータ)が発
生する。
【0010】これにより、CPU等から設定された所定
回数Nに基づいて電子ビーム1Aが位置検出マークMに
走査され、二次電子検出器3により該位置検出マークM
に係る二次電子画像が取得される。
【0011】ここで、連続移動する半導体ウエハ6の位
置検出マークMの検出動作について、さらに詳しく言え
ば、図9の従来例に係る電子ビーム露光装置の制御フロ
ーチャートにおいて、まず、ステップP1でステージの
連続移動処理をし、次に、ステップP2でステージ位置
の読込み処理をする。
【0012】次いで、ステップP3でステージ制御目標
位置と実際のステージ位置との誤差の算出処理をし、そ
の後、ステップP4で電磁偏向に係る最終偏向座標の決
定処理をする。
【0013】さらに、ステップP5で電子ビーム1Aの
偏向信号S2,S3の補正処理をし、次に、ステップP
6で位置検出マークMに電子ビーム1Aの照射偏向処理
をする。
【0014】なお、ステップP7でマーク検出の終了か
否の判断をする。この際に、マーク検出が終了しない場
合(NO)には、ステップP7を継続し、それが終了し
た場合(YES)には、例えば、ステップP8に移行し
て、半導体ウエハ6の被露光領域にLSIパターン等の
露光処理をする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例によれ
ば、連続移動する半導体ウエハ6の位置検出マークMを
検出する場合であって、ステップP2でステージ位置の
読込み処理をする際に、初回ビーム走査時のみに限って
ステージ移動/測長装置4から出力される位置検出信号
S1を参照している。
【0016】このため、ステージ移動速度を増加した場
合に、図10に示すように半導体ウエハ6の位置検出マー
クM上に電子ビーム1Aを確実に偏向することが困難と
なるという問題がある。
【0017】すなわち、図10の問題点を説明をする動作
状態図に示すように、ステージ移動速度が極低速又は停
止している場合には、副偏向可能範囲Aにおいて位置検
出マークMの検出処理を追従させることができる。しか
し、露光処理の高速化を図るために、ステージ移動速度
を増加しようとすると、ステージが描画可能範囲Aから
越えてしまい描画不能範囲Bに陥ることがある。その結
果、制御エラーを招くものである。
【0018】これは、主偏向ブンキング信号LBや副偏
向ブンキング信号SBの出力タイミングが初回ビーム走
査時のみに限ってステージ移動/測長装置4から出力さ
れた位置検出信号S1を参照し、その初回に読み込んだ
ステージ位置を基準にして、以後のステージ移動速度を
考慮していないために、電子ビーム1Aの偏向制御ずれ
が生じてくるものと考えられる。これにより、副偏向ブ
ランキング信号SBが「H」レベルであるにも係わらず
位置検出マークM上に電子ビーム1Aを確実に偏向する
ことが困難となるものである。
【0019】このことは、例えば、位置検出マークM上
に電子ビーム1Aを走査する単位走査回数に係るビーム
往復ショット数を400 ショットとし、その1ショット当
たりの露光時間を5〔μs〕とすれば、単位ビーム走査
当たりに要する時間は2〔ms〕となる。また、走査回
数が,例えば、16回とするならば、16倍の32〔ms〕を
要することとなる。
【0020】これにより、ステージが,例えば、1〔mm
/s〕で移動しているものとし、かつ、ステージ位置座標
の分解能が0.01〔μm〕とすれば、0.1 M〔回〕の走査
制御信号SEに依存するセットパルスが繰り返されるこ
とになる。すなわち、10〔ns〕に1回のセットパルス
が立ち上がることになる。
【0021】このため、副偏向領域のマージン幅を,例
えば、±10〔μm〕に設定するものとすれば、ステージ
が距離20〔μm〕を移動する時間=20〔ms〕と、電子
ビーム1Aが位置検出マークMを16回往復走査する時間
=32〔ms〕と比較しても明らかなように、ステージ移
動速度=1〔mm/s〕であっても、位置検出動作が遅延し
てステージの描画範囲を越えてしまうものとなる。
【0022】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、被照射対象のステージ位置を初回
ビーム走査時のみに限って読取り処理をすることなく、
それを単位ビーム走査毎に読取り処理をして、ステージ
移動速度を考慮した位置検出マークの検出処理をし、そ
の露光処理等の高速化を図ることが可能となる荷電粒子
ビーム装置及びその制御方法の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る荷
電粒子ビーム装置の原理図であり、図2は、本発明に係
る荷電粒子ビーム装置の制御方法の原理図をそれぞれ示
している。
【0024】本発明の荷電粒子ビーム装置は、図1に示
すように被照射対象17に荷電粒子ビーム11Aを照射す
る荷電粒子発生源11と、前記荷電粒子ビーム11Aを偏
向する偏向手段12と、前記被照射対象17に設けられ
た位置検出マークMを検出する第1の検出手段13と、
前記被照射対象17のステージ位置を検出する第2の検
出手段14と、前記被照射対象17を移動する移動手段
15と、前記荷電粒子発生源11,偏向手段12,第
1,第2の検出手段13,14及び移動手段15の入出
力を制御する制御手段16とを具備し、前記制御手段1
6が連続移動する被照射対象17のステージ位置に係る
位置検出信号S1に基づいて前記偏向手段12に供給す
る偏向信号S2,S3の補正をすることを特徴とする。
【0025】また、前記荷電粒子ビーム装置において、
前記制御手段16に偏向駆動制御手段16Aが設けられ、
前記偏向駆動制御手段16Aが位置検出マークMに対して
荷電粒子ビーム11Aを単位往復走査する毎に取得された
前記被照射対象17のステージ位置に係る位置検出信号
S1に基づいて該荷電粒子ビーム11Aの最終偏向座標を
決定し直すことを特徴とする。
【0026】さらに、前記荷電粒子ビーム装置におい
て、前記荷電粒子ビーム11Aの走査回数に応じて、毎
回、荷電粒子ビーム11Aの電磁偏向や静電偏向に係る最
終偏向座標を決定することを特徴とする。
【0027】なお、本発明の荷電粒子ビーム装置の制御
方法は、図2のフローチャートに示すように、まず、ス
テップP1で荷電粒子ビーム11Aの照射偏向領域下に被
照射対象17の連続移動処理をし、次に、ステップP2
で前記被照射対象17の位置検出マークMに荷電粒子ビ
ーム11Aの照射偏向処理をし、併せて、ステップP3で
前記被照射対象17のステージ位置の検出処理と前記荷
電粒子ビーム11Aの偏向補正処理とをし、その後、ステ
ップP4で前記偏向補正処理に基づいて前記被照射対象
17の位置検出マークMの検出処理をすることを特徴と
する。
【0028】また、前記荷電粒子ビーム装置の制御方法
において、ステップP3Aで前記位置検出マークMに対す
る荷電粒子ビーム11Aの単位往復走査毎に、前記被照射
対象17のステージ位置情報の取得処理をし、その後、
ステップP3Bで前記ステージ位置情報に基づいて位置検
出マークMの制御目標位置と実際移動位置との誤差の補
正処理をすることを特徴とする。
【0029】さらに、前記荷電粒子ビーム装置の制御方
法において、前記位置検出マークMに対する荷電粒子ビ
ーム11Aの単位往復走査毎に、前記被照射対象17のス
テージ位置情報の取得処理をする場合と、前記荷電粒子
ビーム11Aの単位往復走査に無関係にステージ位置情報
を一回のみ取得処理をする場合とを有し、モード切り換
え処理により選択することを特徴とする。
【0030】また、前記荷電粒子ビーム装置の制御方法
において、前記位置検出マークMに対する荷電粒子ビー
ム11Aの単位往復走査に無関係にステージ位置情報を一
回のみ取得処理をする場合には、該荷電粒子ビーム11A
を位置検出マークMに数回,連続的に偏向走査をするこ
とを特徴とする。
【0031】なお、前記荷電粒子ビーム装置の制御方法
において、ステップP5で前記連続移動する被照射対象
17の位置検出マークMの検出処理の後に、前記被照射
対象17の被露光領域に荷電粒子ビーム11Aの照射偏向
処理をすることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0032】
【作 用】本発明の荷電粒子ビーム装置によれば、図1
に示すように荷電粒子発生源11,偏向手段12,第
1,第2の検出手段13,14,移動手段15及び制御
手段16が具備され、該制御手段16が連続移動する被
照射対象17のステージ位置に係る位置検出信号S1に
基づいて該偏向手段12に供給する偏向信号S2,S3
の補正をしている。
【0033】例えば、被照射対象17が移動手段15に
より連続移動されると、荷電粒子発生源11から該被照
射対象17の方向に照射された荷電粒子ビーム11Aが偏
向手段12により偏向される。また、被照射対象17に
設けられた位置検出マークMが第1の検出手段13によ
り検出される。
【0034】この際に、被照射対象17のステージ位置
が第2の検出手段14により検出され、そのステージ位
置に係る位置検出信号S1が制御手段16に出力され
る。これにより、制御手段16では、連続移動する被照
射対象17のステージ位置に係る位置検出信号S1に基
づいて該偏向手段12に供給する偏向信号S2,S3が
補正される。
【0035】このため、被照射対象17の移動速度を増
加した場合であっても、制御手段16に設けられた偏向
駆動制御手段16Aにより、時々刻々移動する位置検出マ
ークMに対して荷電粒子ビーム11Aが単位往復走査され
る毎に取得された被照射対象17のステージ位置に係る
位置検出信号S1に基づいて該荷電粒子ビーム11Aの最
終偏向座標が決定し直される。また、荷電粒子ビーム11
Aの走査回数に応じて、毎回、荷電粒子ビーム11Aの電
磁偏向や静電偏向に係る最終偏向座標が決定される。
【0036】これにより、被照射対象17の移動速度の
高速化が図られた場合であっても、該被照射対象17の
位置検出マークM上に荷電粒子ビーム11Aを確実に偏向
することが可能となる。
【0037】また、本発明の荷電粒子ビーム装置の制御
方法によれば、図2のフローチャートに示すように、ス
テップP2で被照射対象17の位置検出マークMに荷電
粒子ビーム11Aの照射偏向処理をし、併せて、ステップ
P3で被照射対象17のステージ位置の検出処理と該荷
電粒子ビーム11Aの偏向補正処理とをしている。
【0038】このため、ステップP3Aで位置検出マーク
Mに対する荷電粒子ビーム11Aの単位往復走査毎に被照
射対象17のステージ位置情報が取得処理され、その
後、ステップP3Bでステージ位置情報に基づいて位置検
出マークMの制御目標位置と実際移動位置との誤差が補
正処理されることにより、従来例に比べて、ステップP
4でステージ移動速度を考慮した偏向補正処理に基づい
て被照射対象17の位置検出マークMの検出処理を正確
に実行することが可能となる。
【0039】このことで、被照射対象17の移動速度を
増加した場合であっても、従来例のように描画不能範囲
Bに陥ることなく、位置検出動作を十分追従させること
が可能となる。また、荷電粒子ビーム11Aの偏向可能範
囲を被照射対象17の被露光領域等の描画可能範囲に納
めることが可能となる。
【0040】なお、本発明の荷電粒子ビーム装置の制御
方法によれば、モード切り換え処理により位置検出マー
クMに対する荷電粒子ビーム11Aの単位往復走査毎に被
照射対象17のステージ位置情報の取得処理をする場合
と、該荷電粒子ビーム11Aの単位往復走査に無関係にス
テージ位置情報を一回のみ取得処理をする場合とが選択
される。
【0041】このため、従来例に係る位置検出マークM
の検出処理と本発明に係る位置検出マークMの検出処理
とを選択することが可能となる。これにより、被照射対
象17の移動速度が早い場合と、それが遅い場合とを選
択することが可能となる。
【0042】例えば、その移動速度が極低速又は停止し
ている場合には、従来例のように副偏向可能範囲におい
て位置検出マークMの検出処理が実行され、該荷電粒子
ビーム11Aが位置検出マークMに数回,連続的に偏向走
査される。
【0043】なお、ステップP5で連続移動する被照射
対象17の被露光領域に荷電粒子ビーム11Aが照射偏向
処理されるため、その露光処理等の高速化を図ることが
可能となる。
【0044】これにより、試料の位置検出マークMを確
認しながら連続移動をし、その被照射対象17に高速露
光処理をする電子ビーム露光装置やその画像を高速取得
処理をする電子ビーム装置等を製造することが可能とな
る。
【0045】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図3〜7は、本発明の実施例に係る荷電
粒子ビーム装置及びその制御方法を説明する図である。
図3は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の構
成図を示している。
【0046】例えば、荷電粒子ビーム装置の一例となる
電子ビーム露光装置は、図3において、電子銃21,偏
向器22,二次電子検出器23,レーザー測長計24,
ステージ駆動装置25及び電子ビーム制御装置26から
成る。
【0047】すなわち、電子銃21は荷電粒子発生源1
1の一実施例であり、荷電粒子ビーム11Aの一例となる
電子ビーム21Aを被照射対象17の一例となる半導体ウ
エハ27方向に照射するものである。
【0048】偏向器22は偏向手段12の一実施例であ
り、電子ビーム21Aを大(主)偏向する電磁偏向器22A
やそれを小(副)偏向する静電偏向器22Bから成る。例
えば、偏向器22は電子ビーム制御装置26から出力さ
れる電磁偏向信号S2や静電偏向信号S3により駆動制
御される。
【0049】二次電子検出器23は第1の検出手段13
の一実施例であり、半導体ウエハ27に設けられたマー
ク溝部(以下位置検出マークMという)を検出するもの
である。その機能は、位置検出マークMに電子ビーム21
Aを照射した際に、そこから反射をする二次電子を検出
するものである。なお、そのマーク検出信号S4を信号
処理することにより電子ビーム制御装置26で位置検出
マークMが認識される。
【0050】レーザー測長計24は第2の検出手段14
の一実施例であり、半導体ウエハ27のステージ位置を
検出し、時々刻々変化をする位置検出信号S1を電子ビ
ーム制御装置26に出力するものである。
【0051】ステージ駆動装置25は移動手段15の一
実施例であり、半導体ウエハ27を連続移動するもので
ある。例えば、ステージ駆動装置25は半導体ウエハ2
7が載置されたステージを毎秒1〜10〔mm〕の速度
で移動する。
【0052】電子ビーム制御装置26は制御手段16の
一実施例であり、偏向駆動制御装置26A,他の制御装置
26B及びCPU26Cから成る。すなわち、偏向駆動制御
装置26Aは、ステージ制御回路61,主偏向制御回路6
2,D/A変換器63A〜63C,偏向増幅器64A,64B,
DSP65,パターン発生回路66及びパターン補正回
路67から成る。
【0053】ステージ制御回路61はステージ位置デー
タD1を主偏向制御回路62に出力するものであり、主
偏向制御回路62は該データD1とステージ位置読取り
クロックCLKに基づいて主偏向データDM及び副偏向デ
ータDSをそれぞれD/A変換器63A,63Bに出力する
ものである。
【0054】また、D/A変換器63A,63Bは主偏向デ
ータDM及び副偏向データDSをそれぞれD/A変換処
理をし、それを偏向増幅器64A,64Bに出力するもので
ある。偏向増幅器64A,64BはD/A変換処理されたア
ナログ信号を増幅し、その主偏向信号S2及び副偏向信
号S3を偏向器22に出力するものである。
【0055】DSP65は走査制御信号SE及び主偏向
制御信号MD(E)に基づいて、ステージ位置読取りク
ロックCLK,主偏向制御(開始)信号MD(S)及び主
偏向保持信号MHを出力するものである。
【0056】パターン発生回路66は走査回数信号S
C,主偏向制御(開始)信号MD(S)及び主偏向保持
信号MHに基づいてショットデータD2をパターン補正
回路67に出力するものである。なお、パターン補正回
路67はショットデータD2のパターン補正をするもの
である。例えば、該補正回路67は位置検出マークMに
対して電子ビーム21Aを単位往復走査する毎に取得され
た半導体ウエハ27のステージ位置に係る位置検出信号
S1に基づいて該電子ビーム21Aの最終偏向座標を決定
し直すものである。また、電子ビーム21Aの走査回数N
に応じて、毎回、電子ビーム21Aの電磁偏向や静電偏向
に係る最終偏向座標を決定するものである。
【0057】また、他の制御装置26Bはステージ駆動装
置25や電子銃21の入出力を制御をするものである。
CPU26Cは、他の制御装置26Bや偏向駆動制御装置26
Aの入出力を制御するものである。例えば、CPU26C
はパターン発生回路66内の主偏向制御ユニット66Aに
電子ビーム21Aの走査回数値を設定する走査回数信号S
Cを出力するものである。
【0058】図4(a),(b)は、本発明の実施例に
係る主偏向制御ユニットの説明図であり、図4(a)は
その構成図を示している。図4(a)において、主偏向
制御ユニット66Aはパターン発生回路66内に設けら
れ、カウンタ55,第1〜3のレジスタ56〜58,二
入力論理和回路(以下OR回路という),第1,第2の
二入力論理積回路(以下AND回路1,2という),パ
ターン発生部59から成る。
【0059】カウンタ55は走査回数信号SCを介して
CPU26Cからセットされた走査回数値をダウンカント
をし、その終了時に主偏向制御信号MD(E)を出力す
るものである。第1のレジスタ56は走査制御信号SE
をセットするものである。また、OR回路は、ステージ
位置読取りモードを選択するモード切り換え信号MM1と
主偏向器22Aの偏向動作を保持する主偏向ホールド信号
SHの二入力論理和により、当該装置の位置検出マーク
Mの検出処理を変更するものである。第2のレジスタ5
7はステージ位置読取りモードを保持するものであり、
第3のレジスタ58はカウンタ出力値を保持するもので
ある。
【0060】さらに、AND回路1は第1,2のレジス
タ56,57の出力値の二入力論理積をし、AND回路
2はその出力値と第3のレジスタ58の二入力論理積を
するものである。パターン発生部59は、AND回路2
の出力値に基づいて走査制御信号SE,パターン発生ビ
ジー信号PG及びパターン発生カウント信号PCを出力
するものである。
【0061】図4(b)は主偏向制御ユニット66Aの動
作説明図を示している。図4(b)において、当該制御
ユニット66Aの機能は従来例と異なり、4つの制御信号
に基づいてショットデータD2を発生するものである。
例えば、半導体ウエハ27の位置検出マークMを検出す
る場合、DSP65から出力される走査制御信号SEが
「H」レベルのときに、各偏向器がON状態となる。こ
れがレジスタ56にセットされる。また、主偏向ホール
ド信号SHが「H」レベルのときに、OFF状態となっ
て、偏向動作を一時停止をする。これがOR回路に入力
される。
【0062】さらに、モード切り換え信号MM1が「H」
レベルのときには、本発明に係る位置検出処理となり、
それが「L」レベルのときに、従来例に係る位置検出処
理となる。すなわち、位置検出マークMに対する電子ビ
ーム21Aの単位往復走査毎に半導体ウエハ27のステー
ジ位置情報の取得処理をする場合には、モード切り換え
信号MM1が「H」レベルに設定され、電子ビーム21Aの
単位往復走査に無関係にステージ位置情報を一回のみ取
得処理をする場合には、モード切り換え信号MM1が
「L」レベルに設定される。
【0063】また、カウンタ値が走査回数=0となる場
合には、主偏向制御(終了)信号MD=「L」レベルが
出力され、それが走査回数≠0となる場合には、主偏向
制御信号MD=「H」が出力される。これがDSP65
に入力される。
【0064】これにより、偏向駆動制御装置26Aが連続
移動する半導体ウエハ27のステージ位置に係る位置検
出信号S1に基づいて偏向器22に供給する主偏向信号
S2,副偏向信号S3の補正をすることができる。
【0065】このようにして、本発明の実施例に係る電
子ビーム露光装置によれば、図3に示すように電子銃2
1,偏向器22,二次電子検出器23,レーザー測長計
24,ステージ駆動装置25及び電子ビーム制御装置2
6が具備され、該制御装置26が連続移動する半導体ウ
エハ27のステージ位置に係る位置検出信号S1に基づ
いて電磁偏向器22Aや静電偏向器22Bに供給する主偏向
信号S2,副偏向信号S3の補正をしている。
【0066】例えば、半導体ウエハ27がステージ駆動
装置25により連続移動されると、電子銃21から該ウ
エハ27の方向に照射された電子ビーム21Aが偏向器2
2により偏向される。また、半導体ウエハ27に設けら
れた位置検出マークMが二次電子検出器23により検出
される。
【0067】この際に、半導体ウエハ27のステージ位
置がレーザ測長計24により検出され、そのステージ位
置に係る位置検出信号S1が電子ビーム制御装置26の
ステージ制御回路61等に出力される。これにより、偏
向駆動制御装置26Aでは、連続移動する半導体ウエハ2
7のステージ位置に係る位置検出信号S1に基づいて該
偏向手段12に供給する主偏向信号S2,副偏向信号S
3が補正される。
【0068】このため、半導体ウエハ27の移動速度を
増加する要求があった場合であっても、偏向駆動制御装
置26Aにより位置検出マークMに対して電子ビーム21A
が単位往復走査される毎に取得された半導体ウエハ27
のステージ位置に係る位置検出信号S1に基づいて該電
子ビーム21Aの最終偏向座標が決定し直される。また、
電子ビーム21Aの走査回数Nに応じて、毎回、該電子ビ
ーム21Aの電磁偏向や静電偏向に係る最終偏向座標が決
定される。
【0069】これにより、半導体ウエハ27の移動速度
の高速化が要求された場合であっても、該半導体ウエハ
27の位置検出マークM上に電子ビーム21Aを確実に偏
向することが可能となる。
【0070】次に、本発明の実施例に係る電子ビーム露
光装置の露光制御方法について当該装置の動作を補足し
ながら説明をする。図5は本発明の実施例に係る電子ビ
ーム露光装置の露光制御フローチャートであり、図6は
そのステージ位置読込み制御フローチャートであり、図
7はその動作波形図をそれぞれ示している。
【0071】例えば、図1の破線円内図に示したような
位置検出マークMを検出しながら半導体ウエハ27にL
SIパターン等を連続露光処理する場合、図5におい
て、まず、ステップP1で電子ビーム21Aの照射偏向領
域下に半導体ウエハ27を連続移動処理を開始する。こ
の際に、ステージ駆動装置25により半導体ウエハ27
を載置したステージが毎秒1〜10〔mm〕の速度で移
動される。
【0072】次に、ステップP2で位置検出処理に係る
モード切り換えをする。この際に、予め、ユーザが設定
したステージ位置読取りモードがレジスタ等から読み出
される。例えば、本発明の実施例を選択する場合(YE
S)には、ステップP3,P4を実行する。ここで、主
偏向制御ユニット66AのOR回路によりモード切り換え
信号MM1と主偏向ホールド信号SHの二入力論理和によ
り、本発明に係る位置検出マークMの検出処理が選択さ
れる。
【0073】また、従来例を選択する場合(NO)に
は、ステップP11に移行して、図9の制御フローチャー
トを実施する。なお、従来例を選択した場合には電子ビ
ーム21Aが位置検出マークMに数回,連続的に偏向走査
される。
【0074】従って、本発明に係るステージ位置読取り
モードが選択された場合には、ステップP3で位置検出
マークMに電子ビーム21Aの照射偏向処理をする。この
際に、電子銃21から半導体ウエハ27方向に電子ビー
ム21Aが照射され、図7の動作状態図に示すように、主
偏向ブランキング信号LBがOFF状態, 副ブランキング
信号LBが主偏向制御信号MDに基づいてON/OFF状
態を繰り返す。
【0075】これにより、電磁偏向信号S2に基づいて
電子ビーム21Aが大(主)偏向される(図7,主偏向器
の状態参照)。また、静電偏向信号S3に基づいて静電
偏向器22Bにより小(副)偏向される(図7の副偏向器
の状態参照)。
【0076】併せて、ステップP4で半導体ウエハ27
のステージ位置の検出処理をする。ここで、図6のステ
ージ位置読込み制御フローチャートに示すように、本発
明の実施例に係るステージ位置読取りモードを選択した
場合(YES)には、ステージ位置の読込み処理が実行さ
れ、その後、マーク検出を1回終了したか否かの判断が
行われ、さらに、それを全回数終了したか否かの判断が
実行される(図6のステップP2〜4参照)。
【0077】この際に、レーザー測長計24により半導
体ウエハ27のステージ位置が時々刻々と検出され、そ
の位置検出信号S1が偏向駆動制御装置26Aのステージ
制御回路61に出力される。また、ステージ制御回路6
1から主偏向制御回路62に制御目標値となるステージ
位置データD1が出力される。
【0078】その後、ステップP5でステージ制御目標
位置と実際のステージ位置との誤差の算出処理をする。
この際に、位置検出信号S1に基づくステージ位置情報
により位置検出マークMの制御目標位置と実際移動位置
との誤差が算出され、それが各偏向データDM,DSに
加算される。
【0079】また、DSP65では走査制御信号SE及
び主偏向制御信号MD(E)に基づいて、ステージ位置
読取りクロックCLK,主偏向制御信号MD(S)及び主
偏向ホールド信号MHが出力される。
【0080】さらに、ステップP6で電子ビーム21Aの
偏向信号S1,S2の補正処理をする。この際に、パタ
ーン発生回路66により走査回数信号SC,主偏向制御
信号MD(S)及び主偏向ホールド信号MHに基づいて
ショットデータD2がパターン補正回路67に出力され
る。また、パターン補正回路67では、ショットデータ
D2がパターン補正される。
【0081】次に、ステップP7で電磁偏向に係る最終
偏向座標の決定処理をする。この際に、パターン補正回
路67では位置検出マークMに対して電子ビーム21Aを
単位往復走査する毎に取得された半導体ウエハ27のス
テージ位置に係る位置検出信号S1に基づいて該電子ビ
ーム21Aの最終偏向座標が決定し直される。
【0082】すなわち、CPU26Cから主偏向制御ユニ
ット66A内のOR回路に走査回数値Nが出力されると、
該電子ビーム21Aの走査回数Nに応じて、毎回、電子ビ
ーム21Aの電磁偏向や静電偏向に係る最終偏向座標が決
定される。
【0083】例えば、主偏向制御ユニット66Aの第1の
レジスタ56に走査制御信号SEがセットされると、カ
ウンタ55により走査回数値Nがダウンカントされ、そ
の終了時に主偏向制御信号MD(E)が出力される。ま
た、パターン発生部59ではAND回路2の出力値に基
づいて走査制御信号SE,パターン発生ビジー信号PG
及びパターン発生カウント信号PCが出力される。
【0084】また、主偏向制御回路62ではステージ位
置データD1とステージ位置読取りクロックCLKに基づ
いて主偏向データDM及び副偏向データDSがそれぞれ
主偏向制御回路62からD/A変換器63A,63Bに出力
される。
【0085】これにより、偏向駆動制御装置26Aにおい
て、連続移動する半導体ウエハ27のステージ位置に係
る位置検出信号S1に基づいて偏向器22に供給する主
偏向信号S2,副偏向信号S3の補正をすることができ
る。
【0086】次いで、ステップP8で偏向補正処理に基
づいて半導体ウエハ27の位置検出マークMの検出処理
をする。この際に、D/A変換器63A〜63Cにより、主
偏向データDM及び副偏向データDSがそれぞれD/A
変換処理され、それが偏向増幅器64A,64Bにより増幅
され、その主偏向信号S2及び副偏向信号S3が偏向器
22に出力される。また、電子ビーム21Aを照射するこ
とによって、二次電子検出器23によりマーク検出信号
S4が検出され、それが電子ビーム制御装置26で位置
検出マークMとして認識される。
【0087】なお、ステップP9で半導体ウエハ27の
被露光領域に露光処理をする。この際に、半導体ウエハ
27の被露光領域に電子ビーム21Aが照射偏向処理され
る。例えば、静電偏向信号S3に基づいて半導体ウエハ
27の被露光領域にLSIパターン等が描画処理され
る。
【0088】このようにして、本発明の実施例に係る電
子ビーム露光装置の露光制御方法によれば、図5のフロ
ーチャートに示すように、ステップP3で半導体ウエハ
27の位置検出マークMに電子ビーム21Aの照射偏向処
理をし、併せて、ステップP4〜7で半導体ウエハ27
のステージ位置の検出処理と該電子ビーム21Aの偏向補
正処理とをしている。
【0089】このため、ステップP4で位置検出マーク
Mに対する電子ビーム21Aの単位往復走査毎に半導体ウ
エハ27のステージ位置情報が取得処理され、その後、
ステップP5でステージ位置情報に基づいて位置検出マ
ークMの制御目標位置と実際移動位置との誤差が補正処
理されることにより、従来例に比べて、ステップP8で
ステージ移動速度を考慮した偏向補正処理に基づいて半
導体ウエハ27の位置検出マークMの検出処理を正確に
実行することが可能となる。
【0090】このことで、半導体ウエハ27の移動速度
を増加したり、それを可変した場合であっても、従来例
のように描画不能範囲Bに陥ることなく、位置検出動作
を十分追従させることが可能となる。
【0091】例えば、位置検出マークM上に電子ビーム
21Aを走査する単位走査回数に係るビーム往復ショット
数を400 ショットとし、その1ショット当たりの露光時
間を5〔μs〕とすれば、単位ビーム走査当たりに要す
る時間は2〔ms〕となる。
【0092】ここで、ビーム走査回数を16回とし、副偏
向領域のマージン幅を±10〔μm〕に設定し、ステージ
位置座標の分解能を0.01〔μm〕とした場合について、
本発明の実施例に係る位置検出処理と従来例に係る位置
検出処理とについて比較をする。
【0093】例えば、ステージ移動距離=20〔μm〕に
係るステージ限界速度を算出すれば、従来例では、露光
時間が32〔ms〕を要することから、 20〔μm〕/32〔ms〕=0.6〔m/s〕とな
り、 本発明によれば、 20〔μm〕/ 2〔ms〕=10〔m/s〕となる。
【0094】このため、従来例に比べて本発明によれ
ば、約16倍の露光処理の高速化を図ることが可能とな
る。また、本発明の電子ビーム露光装置の露光制御方法
によれば、ステップP2でモード切り換え処理により、
位置検出マークMに対して単位往復走査毎に半導体ウエ
ハ27のステージ位置情報の取得処理をする場合と、単
位往復走査に無関係にステージ位置情報を一回のみ取得
処理をする場合とが選択される。
【0095】このため、従来例に係る位置検出マークM
の検出処理と本発明に係る位置検出マークMの検出処理
とを選択することが可能となる。これにより、半導体ウ
エハ27のパターン露光密度の変化に応じて、その移動
速度が早い場合と、それが遅い場合とを選択することが
可能となる。
【0096】また、ステップP8で連続移動する半導体
ウエハ27の被露光領域に電子ビーム21Aが照射偏向処
理されている。このため、電子ビーム21Aの偏向可能範
囲が半導体ウエハ27の被露光領域等の描画可能範囲に
納められることから、その露光処理等の高速化を図るこ
とが可能となる。
【0097】これにより、試料の位置検出マークMを確
認しながら連続移動をし、その半導体ウエハ27に高速
露光処理をする電子ビーム露光装置やその二次電子画像
や電圧を高速に取得する電子ビーム装置等を製造するこ
とが可能となる。
【0098】なお、本発明の実施例では荷電粒子ビーム
11Aが電子ビーム21Aの場合に係る露光装置について説
明をしたが、それがイオンビームを使用するものであっ
ても同様な効果が得られる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の荷電粒子
ビーム装置によれば荷電粒子発生源,偏向手段,第1,
第2の検出手段,移動手段及び制御手段が具備され、該
制御手段が連続移動する被照射対象のステージ位置に係
る位置検出信号に基づいて該偏向手段に供給する偏向信
号の補正をしている。
【0100】このため、被照射対象の移動速度を増加し
た場合であっても、制御手段に設けられた偏向駆動制御
手段により荷電粒子ビームが単位往復走査する毎に取得
された被照射対象のステージ位置に係る位置検出信号に
基づいて該荷電粒子ビームの電磁偏向や静電偏向に係る
最終偏向座標を決定することができる。このことで、被
照射対象の移動速度の高速化が要求された場合であって
も、該被照射対象の位置検出マーク上に荷電粒子ビーム
を確実に偏向することが可能となる。
【0101】また、本発明の荷電粒子ビーム装置の制御
方法によれば、被照射対象の位置検出マークに荷電粒子
ビームの照射偏向処理をし、併せて、被照射対象のステ
ージ位置の検出処理と該荷電粒子ビームの偏向補正処理
とをしている。
【0102】このため、時々刻々と変化をするステージ
位置情報に基づいて位置検出マークの制御目標位置と実
際移動位置との誤差を補正処理することにより、従来例
に比べて、ステージ移動速度を考慮した偏向補正処理に
基づいて被照射対象の位置検出マークの検出処理を正確
に実行することが可能となる。このことで、従来例のよ
うに描画不能範囲に陥ることなく、位置検出動作を十分
追従させることが可能となる。また、荷電粒子ビームの
偏向可能範囲を被照射対象の被露光領域等の描画可能範
囲に納めることが可能となる。
【0103】なお、本発明の荷電粒子ビーム装置の制御
方法によれば、モード切り換え処理により従来例に係る
位置検出マークの検出処理と本発明に係る位置検出マー
クの検出処理とを選択することが可能となる。
【0104】これにより、試料の位置検出マークを確認
しながらビーム処理をする高速電子ビーム露光装置や高
速電子ビーム撮像装置等の提供に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷電粒子ビーム装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る荷電粒子ビーム装置の制御方法の
原理図である。
【図3】本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の構
成図である。
【図4】本発明の実施例に係る主偏向制御ユニットの構
成図である。
【図5】本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の制
御フローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係るステージ位置読込み制御
フローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の動
作状態図である。
【図8】従来例に係る電子ビーム露光装置の構成図であ
る。
【図9】従来例に係る電子ビーム露光装置の露光制御フ
ローチャートである。
【図10】従来例に係る問題点を説明する動作状態図であ
る。
【符号の説明】
11…荷電粒子発生源、 12…偏向手段、 13,14…第1,第2の検出手段、 15…移動手段、 16…制御手段、 16A…偏向駆動制御手段、 M…位置検出マーク、 11A…荷電粒子ビーム、 S1…位置検出信号、 S2,S3…偏向信号、 S4…マーク検出信号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射対象(17)に荷電粒子ビーム
    (11A)を照射する荷電粒子発生源(11)と、前記荷
    電粒子ビーム(11A)を偏向する偏向手段(12)と、
    前記被照射対象(17)に設けられた位置検出マーク
    (M)を検出する第1の検出手段(13)と、前記被照
    射対象(17)のステージ位置を検出する第2の検出手
    段(14)と、前記被照射対象(17)を移動する移動
    手段(15)と、前記荷電粒子発生源(11),偏向手
    段(12),第1,第2の検出手段(13,14)及び
    移動手段(15)の入出力を制御する制御手段(16)
    とを具備し、前記制御手段(16)が連続移動する被照
    射対象(17)のステージ位置に係る位置検出信号(S
    1)に基づいて前記偏向手段(12)に供給する偏向信
    号(S2,S3)の補正をすることを特徴とする荷電粒
    子ビーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷電粒子ビーム装置にお
    いて、前記制御手段(16)に偏向駆動制御手段(16
    A)が設けられ、前記偏向駆動制御手段(16A)が位置
    検出マーク(M)に対して荷電粒子ビーム(11A)を単
    位往復走査する毎に取得された前記被照射対象(17)
    のステージ位置に係る位置検出信号(S1)に基づいて
    該荷電粒子ビーム(11A)の最終偏向座標を決定し直す
    ことを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の荷電粒子ビーム装置にお
    いて、前記荷電粒子ビーム(11A)の走査回数に応じ
    て、毎回、荷電粒子ビーム(11A)の電磁偏向や静電偏
    向に係る最終偏向座標を決定することを特徴とする荷電
    粒子ビーム装置。
  4. 【請求項4】 荷電粒子ビーム(11A)の照射偏向領域
    下に被照射対象(17)の連続移動処理をし、前記被照
    射対象(17)の位置検出マーク(M)に荷電粒子ビー
    ム(11A)の照射偏向処理をし、併せて、前記被照射対
    象(17)のステージ位置の検出処理と前記荷電粒子ビ
    ーム(11A)の偏向補正処理とをし、前記偏向補正処理
    に基づいて前記被照射対象(17)の位置検出マーク
    (M)の検出処理をすることを特徴とする荷電粒子ビー
    ム装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の荷電粒子ビーム装置の制
    御方法において、前記位置検出マーク(M)に対する荷
    電粒子ビーム(11A)の単位往復走査毎に、前記被照射
    対象(17)のステージ位置情報の取得処理をし、前記
    ステージ位置情報に基づいて位置検出マーク(M)の制
    御目標位置と実際移動位置との誤差の補正処理をするこ
    とを特徴とする荷電粒子ビーム装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の荷電粒子ビーム装置の制
    御方法において、前記位置検出マーク(M)に対する荷
    電粒子ビーム(11A)の単位往復走査毎に、前記被照射
    対象(17)のステージ位置情報の取得処理をする場合
    と、前記荷電粒子ビーム(11A)の単位往復走査に無関
    係にステージ位置情報を一回のみ取得処理をする場合と
    を有し、モード切り換え処理により選択することを特徴
    とする荷電粒子ビーム装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の荷電粒子ビーム装置の制
    御方法において、前記位置検出マーク(M)に対する荷
    電粒子ビーム(11A)の単位往復走査に無関係にステー
    ジ位置情報を一回のみ取得処理をする場合には、該荷電
    粒子ビーム(11A)を位置検出マーク(M)に数回,連
    続的に偏向走査をすることを特徴とする荷電粒子ビーム
    装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の荷電粒子ビーム装置の制
    御方法において、前記連続移動する被照射対象(17)
    の位置検出マーク(M)の検出処理の後に、前記被照射
    対象(17)の被露光領域に荷電粒子ビーム(11A)の
    照射偏向処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム装
    置の制御方法。
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