JPH05129170A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05129170A
JPH05129170A JP28507191A JP28507191A JPH05129170A JP H05129170 A JPH05129170 A JP H05129170A JP 28507191 A JP28507191 A JP 28507191A JP 28507191 A JP28507191 A JP 28507191A JP H05129170 A JPH05129170 A JP H05129170A
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semiconductor wafer
film
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sio
impurity
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Takao Miura
隆雄 三浦
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低抵抗層のある半導体ウエハを別の半導体ウェ
ハに張り合わせてSOI基板を形成する工程を含む半導
体装置の製造方法に関し、張り合わせ強度を減少させな
いことを目的とする。 【構成】低抵抗層を形成するための不純物を導入した第
1の半導体ウェハ1のその不純物を活性化せずに、第2
の半導体ウェハ2に張り合わせた後にアニール処理する
か、又は、不純物導入面に生じる凹凸を研磨によって平
坦化した後に半導体ウェハ同士を張り合わせてアニール
する工程を含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、より詳しくは、低抵抗層のある半導体ウエハを
別の半導体ウェハに張り合わせてSOI基板を形成する
工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低抵抗層をウエハの接合部分に設ける張
り合わせSOI基板は、高耐圧素子を容易に作れるばか
りでなく、相補型のMOSやバイポーラトランジスタを
形成したり、他のICと組合せることが可能であり、様
々な高耐圧素子(インテリジェントパワーIC、スマー
トIC)の製造が可能となる。
【0003】このようなSOI基板を形成する場合に
は、例えば図15に示すように、素子形成用のシリコン
ウエハ101 の一面の所定領域にイオン注入法により不純
物を添加した後に(図15(a))、結晶性の回復と不純物
の活性化のために酸化・アニール処理を行って不純物注
入領域を低抵抗層102とする(図15(b))。
【0004】この場合、低抵抗層102 はその他の領域に
比べて不純物が多く添加されているために酸化速度が大
きく、その部分に形成される酸化膜103 は厚くなり、そ
うでない部分の酸化膜104 は薄く形成されるので凹凸に
よる段差が生じてしまう。
【0005】なお、低抵抗層102 への不純物の導入は、
イオン注入の他の不純物添加法、ガス拡散、固相拡散な
どによっても同様となり、不純物を添加した部分の上に
形成される酸化膜は厚く、その面に凹凸が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、素子形成
用シリコンウェハ101 の表面を酸化・アニール処理した
後に(図15(c))、素子形成用シリコンウェハ101 を支
持用シリコンウェハ105に張り合わせると、に示すよう
にウェハ同士の接着は凸部となる酸化膜103 だけで起こ
るので、接着面積が小さくなって剥がれ易くなるといっ
た問題がある。なお、図中符号106 は、支持用シリコン
ウェハ105 の張り合わせ面に形成した酸化膜を示してい
る。
【0007】これに対して、図15(d) に示すように、
素子形成用シリコンウェハ101 の酸化膜103,104 を弗酸
により除去しても、不純物を添加した部分はそうでない
部分に比べて、酸化により消費されるシリコンの量が多
いために凹部が生じる。この結果、不純物を添加してな
い部分だけで接着することになるため、先と同様に接着
面積が減少して剥がれやすいという問題は依然として残
っている。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、低抵抗領域を有する半導体ウェハを張り
合わせる際に、張り合わせ強度を減少させない半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1〜
6に例示するように、第1の半導体ウェハ1,7,14の
所望領域に、一導電型の不純物を少なくとも1種類導入
する工程と、前記第1の半導体ウェハ1,7,14の不純
物導入面を第2の半導体ウェハ2,5,10,12,16,18
に張り合わせた後前記不純物の導入部分を活性化する
ための熱処理を行う工程とを特徴とする半導体装置の製
造方法によって達成する。
【0010】または、図7〜10、14に例示するよう
に、第1の半導体ウェハ21,26,51に、一導電型の不純
物を少なくとも1種類導入する工程と、前記不純物を活
性化するとともに前記第1の半導体ウェハ21,26,51の
少なくとも不純物導入面に絶縁膜22,27,52を成長又は
積層する工程と、前記絶縁膜22,27,52を研磨して平坦
化した後に該研磨面を第2の半導体ウェハ20,25,30,
31,53に張り合わせる工程とを有することを特徴とする
半導体装置の製造方法によって達成する。
【0011】または、図11〜13に例示するように、
一導電型の不純物を第1の半導体ウェハ32,37に少なく
とも1種類導入する工程と、前記不純物を活性化すると
ともに、前記第1の半導体ウエハ32,37の少なくとも不
純物導入面に絶縁膜33,38を成長又は積層する工程と、
前記第1の半導体ウェハ32,37の表面に形成されている
絶縁膜33,38を除去する工程と、前記第1の半導体ウェ
ハ32,37のうち前記不純物の導入側の面を研磨して平坦
化する工程と、前記第1の半導体ウェハ32,37の研磨面
を第2の半導体ウェハ36,41,50に張り合わせ、焼鈍す
る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
法により達成する。
【0012】または、前記第1の半導体ウェハと前記第
2の半導体ウェハの少なくとも一方の張り合わせ面に酸
化膜が形成されていないことを特徴とする前記の半導体
装置の製造方法によって達成する。
【0013】
【作 用】第1の発明によれば、不純物を導入した第1
の半導体ウェハ1,7,17を第2の半導体ウェハ2,
5,10,12,16,18に張り合わせた後に、不純物を活性
化している。
【0014】このため、不純物導入後にはウェハの張り
合わせ面が酸化されず、これにより凹凸の発生が避けら
れ、張り合わせ面積の減少がなくなり、不純物を導入し
ないSOI基板と同等の接着強度が得られる。
【0015】また、第2の発明によれば、第1の半導体
ウェハ21,26,51のうち不純物を導入した部分を活性化
した後に、その表面に形成される絶縁膜を研磨して平坦
化し、その面を第2の半導体ウェハ20,25,30,31,53
に張り合わせるようにしている。
【0016】このため、第1の半導体ウェハ21,26,51
の表面に絶縁膜があったとしても、研磨による凹凸がな
くなり、張り合わせ面積が減少せず、不純物を導入しな
いSOI基板と同等の接着強度が得られる。
【0017】また、第3の発明によれば、第1の半導体
ウェハ32,37の不純物導入面に形成された絶縁膜膜を除
去した後に、その面を研磨して平坦化し、これを第2の
半導体ウェハ36,41,50に張り合わせるようにしてい
る。
【0018】このため、張り合わせ面が平坦化し、第1
の半導体ウェハ32,37と第2の半導体ウェハ36,41,50
との張り合わせ面積が減少せず、不純物を導入しないS
OI基板と同等の接着強度が得られる。
【0019】また第4の発明によれば、前記した第1の
半導体ウェハ、前記した第2の半導体ウェハのうち少な
くとも一方の張り合わせ面に酸化膜を形成していないの
で、酸化膜を形成していない面を張り合わせ後に僅かに
酸化して半導体ウェハ同士の接着強度をより大きくした
り、あるいは、半導体ウェハの双方に酸化膜を形成しな
いで張り合わせて基板電位を第2の半導体ウェハから印
加することができる。
【0020】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1は、本発明の第1実施例を示す断面図である。
【0021】図1(a) において符号1は、例えばシリコ
ンよりなる素子形成用の半導体ウェハで、その一面の所
定の領域には、イオン注入法によりアンチモン(Sb)が
導入されている。イオン注入の加速エネルギーは70k
eV、ドーズ量は5×1015/cm2 とする。イオン注入後
は接着の半導体ウェハ2に接着するまで酸化・アニール
処理を行わない。
【0022】この状態で素子形成用半導体ウェハ1の不
純物導入側の面を、シリコンよりなる支持用半導体ウェ
ハ2の一面に張り合わせる(図1(b))。その支持用半導
体ウェハ2の表面には、温度1000℃のウェット酸化
により0.5μmのSiO2膜(絶縁膜)3が形成されてい
る。
【0023】次に、2つの半導体ウェハ1,2を張り合
わせた状態で、ウェハ接着強度の増加、不純物活性化、
結晶の回復のために窒素雰囲気中で温度1250℃、9
0分間のアニール(焼鈍)を行う。これにより不純物
(Sb)が拡散して深さ3μm、30Ω/□のn型低抵抗
層4が形成される(図1(c))。また、素子形成用半導体
ウェハ1の張り合わせ面が僅かに酸化され張り合わせ強
度が増す。
【0024】この後に、素子形成用半導体ウェハの露出
面を研削、研磨し、その半導体ウェハ1を20μm程度
まで薄層化し、SOI基板を完成させる(図1(d))。上
記したように、本実施例では、支持用半導体ウェハ2の
絶縁膜3によって素子形成用半導体ウェハ1の不純物導
入側の面を覆った後に、不純物導入領域をアニールして
低抵抗層4を形成している。
【0025】このため、不純物導入部分のシリコンは酸
化されないので、その表面に凸部が発生せず、接着面積
は減少せず、ウェハ同士の接着強度の低下は見られな
い。なお、素子形成用の半導体ウェハはp型又はn型と
なっている(以下の実施例でも同様)。
【0026】(b)本発明の第2実施例の説明 図2は、第2の実施例を示す断面図であり、支持用の半
導体ウェハ1の表面に絶縁膜を設けずに素子形成用半導
体ウェハを張り合わせる点で第1実施例と相違する。
【0027】即ち、第1実施例と同様な条件で、素子形
成用半導体ウェハにSbをイオン注入した後に(図2
(a))、酸素雰囲気中に素子形成用半導体ウェハ1を置か
ずに、そのイオン注入側の面を支持用の半導体ウェハ5
に張り合わせる(図2(b))。この場合の支持用半導体ウ
ェハ5は、酸化工程を経ていないものを使用する。
【0028】この後に、第1実施例と同じ条件でアニー
ル処理を行い、支持用半導体ウェハ5と素子形成用半導
体ウェハ1とを張り合わせ、不純物の活性化を行うと、
不純物が活性化し、その領域の結晶性が回復するととも
に、2つの半導体ウェハ1、5の接着強度が増す(図2
(c))。
【0029】この場合、活性化された不純物は、素子形
成用半導体ウェハ1に3μmの深さまで拡散するだけで
なく、支持用半導体ウェハ5にも拡散して30Ω/□の
低抵抗層6を形成する。
【0030】ついで、素子形成用半導体ウェハ1の露出
面を研削、研磨し、そのウェハを20μm程度まで薄層
化してSOI基板を完成させる(図2(d))。このような
工程により形成されたSOI基板によれば、第1実施例
と同様に、素子形成用半導体ウェハ1の不純物導入側の
面が酸化されずに不純物が活性化してn型の低抵抗層6
を構成するため、不純物導入領域においては酸化による
凸部が発生せず、接着面積の減少は生じない。
【0031】しかも、半導体ウェハ1、5間には絶縁膜
が存在せず、支持用半導体ウェハ5に不純物が拡散して
低抵抗層6が存在しているので、支持用半導体ウェハ5
の底部から基板電位を印加することが可能になり、素子
形成用半導体ウェハ1の上の配線本数が減らせる。
【0032】なお、素子形成用半導体ウェハ1や支持用
半導体ウェハ5の表面に数Å以下の自然酸化膜(絶縁
膜) が付いていても、極めて薄いために支持用半導体
ウェハ5への不純物拡散は阻止されることはない。
【0033】(c)本発明の第3実施例の説明 図3は、本発明の第3実施例を示す断面図である。図3
(a) 中符号7は、シリコン等よりなる素子形成用の半導
体ウェハで、その表面には膜厚100Å程度のSiO2膜8
が形成されている。そのSiO2膜8は、900℃の温度下
で熱酸化法により形成されている。
【0034】この状態で、素子形成用半導体ウェハ7の
一面の所望の領域にアンチモンをイオン注入する。その
加速エネルギーは70keV、ドーズ量は5×1015/cm
2 とする(図3(b))。
【0035】この後に、図3(c) に示すように、膜厚
0.5μmのSiO2膜(絶縁膜)9を表面に有するシリコ
ンよりなる支持用半導体ウェハ10を用いて、その一面
に素子形成用半導体ウェハ7のイオン注入面を張り合わ
せ、ついで、窒素雰囲気中において温度1250℃で9
0分間アニールする。
【0036】これにより、図3(d) に示すように、不純
物注入領域のシリコンの結晶性が回復するとともに不純
物が活性化して深さ3μm、30Ω/□のn型低抵抗層
11が形成される。しかも、半導体ウェハ間7、10の
接着力が大きくなる。
【0037】この後に、素子形成用半導体ウェハ10の
露出面を研削、研磨し、その半導体ウェハ10を20μ
m程度まで薄層化してSOI基板を完成させる(図3
(e))。このような方法によってSOI基板を形成すれ
ば、素子形成半導体ウェハ7の不純物注入工程から張り
合わせ工程までに酸化処理を含んでいないため、不純物
が導入された領域のSiO2膜に凸部が発生せず、接着面積
の減少は生じない。
【0038】また、この実施例によれば、図3(b) のよ
うに素子形成用半導体ウェハ7の表面にSiO2膜8を形成
した状態でイオン注入を行っているので、チャネリング
が防止される。
【0039】(d)本発明の第4実施例の説明 図4は、本発明の第4実施例を示す断面図である。ま
ず、第3実施例と同様に、表面にSiO2膜8を有する素子
形成用の半導体ウェハ7を使用し、その一面からSbをイ
オン注入する(図4(a),(b))。
【0040】次に、SiO2膜の成長工程を経ていないシリ
コンよりなる支持用の半導体ウェハ12を用い、その一
面に素子形成用半導体ウェハ7のイオン注入面を張り合
わせる(図4(c))。
【0041】この後に、第3実施例と同様な条件でアニ
ール処理を行い、低抵抗層の形成、結晶性の回復を行う
(図4(d))。ついで、素子形成用半導体ウェハ7の露出
面を研削、研磨し、その厚さを20μm程度まで薄くす
る。
【0042】この実施例によれば、第3実施例と同様
に、張り合わせの際に素子形成用半導体ウェハ7の表面
の凹凸の発生が防止される。しかも、支持用半導体ウェ
ハ12の表面にSiO2膜を成長させていないので、半導体
ウェハ7、12同士の接着が第3実施例に比べてより強
固になる。
【0043】(e)本発明の第5実施例の説明 第5図は、本発明の第5実施例を示す断面図である。ま
ず、第3実施例と同様に、表面にSiO2膜13を有するシ
リコンよりなる素子形成用の半導体ウェハ14を使用
し、その一面から不純物をイオン注入した後に(図5
(a))、SiO2膜13を10%濃度の弗酸により除去してそ
の半導体を露出させる(図5(b))。
【0044】この後に、図5(c) に示すように、膜厚
0.5μmのSiO2膜15が表面に形成された支持用半導
体ウェハ16を用いて、その一面に素子形成用の半導体
ウェハ14のイオン注入面を張り合わせ、ついで、窒素
雰囲気中において温度1250℃で90分間アニールす
る(図5(d))。
【0045】これにより、不純物の注入領域の結晶性が
回復するとともに不純物は活性化して深さ3μm、30
Ω/□のn型低抵抗層17が形成される。また、半導体
ウェハ14、16同士の接着力が大きくなる。
【0046】この後に、素子形成用の半導体ウェハ14
の露出面を研削、研磨して、その半導体ウェハ14を2
0μm程度まで薄層化し、SOI基板を完成させる(図
5(e))。
【0047】このような方法によれば、不純物を素子形
成用ウェハ14に導入した後に、酸化・アニール処理せ
ずに支持用半導体ウェハ16に張り合わせ、この状態で
不純物をアニールして低抵抗層17を形成している。
【0048】このため、不純物導入領域の表面に酸化に
よる凸部が発生せず、接着面積の減少は生じない。ま
た、この実施例によれば、素子形成用半導体ウェハ14
の表面にSiO2膜13を形成した状態でイオン注入を行っ
ているので、チャネリングが防止される。
【0049】さらに、半導体ウェハ14をSiO2膜で覆っ
た状態でイオン注入を行っているので、イオン注入の際
の傷や塵の付着が防止され、その表面の平坦性が良くな
る。しかも、その表面のSiO2膜を除去してから支持用半
導体ウエハ16のSiO2膜15に張り合わせているため、
その接着の強度が一段と大きくなる。
【0050】(f)本発明の第6実施例の説明 図6は、本発明の第6実施例を示す断面図である。ま
ず、第5施例と同様に、表面にSiO2膜13を有する素子
形成用の半導体ウェハ14を使用し、その一面から不純
物をイオン注入した後に(図6(a))、SiO2膜13を弗酸
により除去して半導体を露出させる(図6(b))。
【0051】次に、図6(c) に示すように、表面に酸化
膜(絶縁膜)を形成しない素子形成用半導体ウェハ18
を用いて、その一面を素子形成用半導体ウェハ14のイ
オン注入面に張り合わせる。
【0052】この後に、第5実施例と同じ条件でアニー
ル処理を行うと、不純物が活性化し、結晶性が回復する
とともに、半導体ウェハ14、18間の接着強度が増
す。しかも、活性化された不純物は、素子形成用半導体
ウェハ14に3μmの深さまで拡散するだけでなく支持
用半導体ウェハ16にも拡散し、その領域がn型低抵抗
層19となる(図6(d))。
【0053】次に、素子形成用半導体ウェハ14の露出
面を研削、研磨して20μm程度まで薄層化してSOI
基板を完成させる(図6(e))。このような方法によって
SOI基板を形成すれば、第5実施例と同様に、素子形
成用半導体ウェハ14の不純物導入側の面が酸化されず
に不純物が活性化して低抵抗層19を構成するため、不
純物導入領域において酸化による凸部が発生せず、接着
面積の減少は生じない。
【0054】また、この実施例によれば、素子形成用半
導体ウェハ14の表面にSiO2膜13を形成した状態でイ
オン注入を行っているので、チャネリングが防止され
る。さらに、半導体ウェハ14を露出した状態でイオン
注入を行っていないので、イオン注入の際の傷や塵の付
着が防止され、その表面の平坦性が良くなり、張り合わ
せの強度が一層大きくなる。
【0055】しかも、半導体ウェハ14、18間には絶
縁膜が存在しないので、支持用半導体ウェハ18の底部
から基板電位を印加することが可能になり、素子形成用
半導体ウェハ14上の配線本数が減らせる。
【0056】なお、支持用半導体ウェハ18の表面に数
Å以下の自然酸化膜(絶縁膜)が付いている場合でも、
極めて薄いために不純物拡散は阻止されることはない。 (g)本発明の第7実施例の説明 図7は、本発明の第7実施例を示す断面図である。
【0057】図において符号21は、シリコンよりなる
素子形成用の半導体ウェハで、その一面の所定の領域に
は、イオン注入法によりアンチモン(Sb)が導入されて
いる(図7(a))。イオン注入の加速エネルギーは70k
eV、ドーズ量は5×1015/cm2 とする。
【0058】この後に、素子形成用半導体ウェハ21を
900℃のウェット酸素雰囲気中に50分間置き、これ
により酸化処理を行い、素子形成用半導体ウェハ21の
の表面にはSiO2膜(絶縁膜)22を形成する。この場
合、イオン注入領域では、酸化速度が速くてSiO2膜22
の膜厚が3000Å、その他の領域には1000Åとな
るように成長する。
【0059】ついで、1250℃の窒素雰囲気中で90
分間・アニール処理を行い、不純物を活性化して深さ3
μm、抵抗30Ω/□のn型低抵抗層23が形成され
る。次に、ポリウレタン製の研磨布と、シリカ及びアミ
ンよりなる研磨剤を使用して、素子形成用半導体ウェハ
21の表面のSiO2膜22を2000Å研磨してその面を
平坦化する(図7(c))。
【0060】この後に、厚さ0.5μmのSiO2膜(絶縁
膜)24を形成した支持用の半導体ウェハ25に素子形
成用半導体ウェハ21の研磨面を張り合わせる。そし
て、窒素雰囲気中において温度1100℃で120分間
アニールして半導体ウェハ21、25同士を接着させる
(図7(d))。
【0061】さらに、素子形成用半導体ウェハ21の露
出面側を研削、研磨して20μm程度の厚さになるよう
に薄層化する。この実施例によれば、素子形成用半導体
ウェハ21のイオン注入側の面が研磨により平坦化され
ているために、張り合わせ面積が減少せず、半導体ウェ
ハ21、25同士の接着強度が大きくなる。
【0062】また、半導体ウェハ21内部において、イ
オン注入領域のSiO2膜22が他の領域に比べて約100
0Å程度厚く、位置合わせマークとして使用できる。 (h)本発明の第8実施例の説明 図8は、本発明の第8実施例を示す断面図である。
【0063】まず、第7実施例と同様に、素子形成用の
半導体ウェハ21の一面からアンチモンのような不純物
をイオン注入する(図8(a))。この後に、素子形成用半
導体ウェハ21を第7実施例と同じ条件で酸化・アニー
ル処理を行い、イオン注入領域で不純物を活性化して低
抵抗層23を形成するとともに、その領域では膜厚が3
000Åであって、他の領域で1000ÅのSiO2膜(絶
縁膜)22を成長させる(図8(b))。
【0064】この結果、素子形成用半導体ウェハ21の
表面には第7実施例と同様にSiO2膜22の凹凸が発生す
るために、その面を2000Å研磨して平坦化する(図
8(c))。
【0065】次に、SiO2膜の成長工程を経ていないシリ
コンよりなる支持用の半導体ウェハを20用い、その一
面に素子形成用半導体ウェハ21の研磨面を張り合わせ
る(図8(d))。この後に、第7実施例と同様な条件でア
ニール処理を行い、それらの接着強度を大きくする。
【0066】ついで、素子形成用半導体ウェハ21の露
出面を研削、研磨し、その半導体ウェハ21の厚さを2
0μm程度まで薄くする(図8(e))。この実施例によれ
ば、第3実施例と同様に、素子形成用半導体ウェハ21
の張り合わせ面の凹凸がなく、半導体ウェハ21、20
の接着強度が大きくなる。また、イオン注入領域内部の
SiO2膜22が他の領域に比べて厚いので、これを位置合
わせマークとして使用できる。
【0067】さらに、支持用半導体ウェハ20の表面に
SiO2膜を成長させていないので、半導体ウェハ21、2
0同士の接着が第7実施例に比べてより強固になる。 (i)本発明の第9実施例の説明 図9は、本発明の第9実施例を示す断面図である。
【0068】図中符号26は、シリコン等よりなる素子
形成用の半導体ウェハで、その表面には膜厚100Å程
度のSiO2膜(絶縁膜)27が形成されている。そのSiO2
膜27は、900℃の温度下で熱酸化法により形成され
ている。
【0069】この状態で、素子形成用半導体ウェハ26
の一面の所望の領域にアンチモンをイオン注入する(図
9(a))。その加速エネルギーは70keV、ドーズ量は5
×1015/cm2 とする。
【0070】この後に、素子形成用半導体ウェハ26を
900℃のウェット酸素雰囲気中に50分間置き、これ
により酸化処理を行うと、素子形成用半導体ウェハ26
表面のSiO2膜27が厚くなり、そのイオン注入領域では
酸化速度が速くて膜厚が3000Å程度増し、他の領域
では1000Åの増加となる(図9(b))。
【0071】ついで、1250℃の窒素雰囲気中で90
分間・アニール処理を行い、不純物を活性化して深さ3
μm、抵抗30Ω/□のn型低抵抗層28が形成され
る。この結果、素子形成用半導体ウェハ26の表面には
SiO2膜27の凹凸が発生するために、ポリウレタン製の
研磨布と、シリカ及びアミンよりなる研磨剤を使用し
て、素子形成用半導体ウェハ21の表面のSiO2膜27を
2000Å研磨してその面を平坦化する(図9(c))。
【0072】この後に、表面にSiO2膜(絶縁膜)28を
形成した支持用の半導体ウェハ29を、素子形成用半導
体ウェハ26の研磨面に張り合わせる(図9(d))。そし
て、それらの半導体ウェハ26、30を窒素雰囲気中に
おいて温度1100℃で120分間アニールしてそれら
の接着強度を大きくする(図9(d))。
【0073】さらに、素子形成用半導体ウェハ26の露
出面側を研削及び研磨して20μm程度の厚さになるよ
うに薄層化すると、これによりSOI基板が形成される
(図9(e))。
【0074】この実施例によれば、素子形成用半導体ウ
ェハ26のSiO2膜27のイオン注入側が研磨により平坦
化されているために、張り合わせ面積が減少せず、半導
体ウェハ26、30同士の接着強度が低下することはな
い。
【0075】また、イオン注入の際に素子形成用半導体
ウェハ26にSiO2膜27を形成しているので、チャネリ
ングが抑制される。さらに、張り合わせ後のイオン注入
領域のSiO2膜27が他の領域に比べて1000Å程度厚
いので、その領域の識別が容易になり、位置合わせマー
クとして使用できる。
【0076】(j)本発明の第10実施例の説明 図10は、本発明の第10実施例を示す断面図である。
まず、第9実施例と同様に、表面にSiO2膜(絶縁膜)2
7を有する素子形成用の半導体ウェハ26を使用し、そ
の一面の所望領域に不純物をイオン注入し(図10
(b))、ついで、酸化・アニール処理により不純物を活性
化してn型低抵抗層28を形成する(図10(b))。
【0077】この場合、不純物注入領域の表面のSiO2
27は第9実施例と同様に厚く形成されるので、第9実
施例に示すような条件によってそのSiO2膜27の凸部を
研磨し、その面を平坦にする。
【0078】次に、SiO2膜の成長工程を経ていないシリ
コンよりなる支持用の半導体ウェハ31を用い、その一
面に、素子形成用半導体ウェハ26のイオン注入面を張
り合わせる。
【0079】ついで、素子形成用半導体ウェハ26の露
出面を研削、研磨し、その厚さを20μm程度まで薄く
する。この実施例によれば、第9実施例と同様に、張り
合わせの際に素子形成用半導体ウェハ26表面のSiO2
27の凹凸がなくなり、しかも、不純物のチャネリング
が抑制される。また、支持用半導体ウェハ31の表面に
SiO2膜を成長させていないので、半導体ウェハ26、3
1同士の接着が第9実施例に比べてより強固になる。
【0080】(k)本発明の第11実施例の説明 図11は、本発明の第11実施例を示す断面図である。
図11(a) において符号32は、シリコンよりなる素子
形成用の半導体ウェハで、その一面の所定の領域には、
イオン注入法によりアンチモン(Sb)が導入されてい
る。イオン注入の加速エネルギーは70keV、ドーズ量
は5×1015/cm 2 とする。
【0081】この後に、素子形成用半導体ウェハ32を
900℃のウェット酸素雰囲気中に50分間置いて酸化
処理した後に、1250℃の窒素雰囲気中に100分間
置いてアニール処理を行う(図11(b))。
【0082】これにより、素子形成用半導体ウェハ32
の表面にはSiO2膜(絶縁膜)33が成長し、イオン注入
領域では3000Åの膜厚となり、その他の領域では約
1000Åとなる。また、半導体ウェハ32内の不純物
が活性化して深さ3.2μm、抵抗30Ω/□のn型低
抵抗層34が形成される。
【0083】この場合、素子形成用半導体ウェハ32の
表面にはSiO2膜33の成長速度の相違によって凹凸が発
生するために、10%の緩衝弗酸を用いてSiO2膜33を
除去する(図11(c))。
【0084】この結果、低抵抗層34の内部に入り込ん
だSiO2膜33が除去され、そこには窪みが形成されるた
め、その面を2000Å程度研磨して平坦化する(図1
1(d))。
【0085】次に、表面に膜厚1000ÅのSiO2膜(絶
縁膜)35が形成された支持用半導体ウェハ36を、素
子形成用半導体ウェハ32の研磨面に張り合わせ、11
00℃の窒素雰囲気中に120分間置いてアニール処理
を行うと、それらの半導体ウェハ32、36は強固に接
着する(図11(e))。
【0086】この後に、素子形成用半導体ウェハ32の
露出面を研削、削除して20μmまで薄層化し、これが
SOI基板となる(図11(f))。このような工程によれ
ば、素子形成用半導体ウェハ32の表面のSiO2膜33を
除去した後に、低抵抗層34に生じた凹部を研磨によっ
て消滅させているので、張り合わせの際の接着面積が減
少することはなく、接着強度が低減しない。
【0087】なお、上記した実施例では、表面にSiO2
(絶縁膜)34を有する支持用半導体ウェハ35を用い
ているが、図13に示すように、酸化工程を経ない支持
用半導体ウェハ50に素子形成用半導体ウェハ32を張
り合わせ、上記と同様のアニール処理を行って半導体ウ
ェハ32、50同士を接着するとともに、低抵抗層34
の不純物を支持用半導体ウェハ36に拡散させるように
してもよい。
【0088】これによれば、支持用半導体ウェハ36側
から基板電圧を印加することが可能になる。 (l)本発明の第12実施例の説明 図12は、本発明の第12実施例を示す断面図である。
【0089】図12(a) 中符号37は、シリコンよりな
る素子形成用半導体ウェハで、その表面には膜厚100
Å程度のSiO2膜(絶縁膜)38が形成されている。その
SiO2膜38は、900℃の温度下で熱酸化法により形成
されている。
【0090】この状態で、素子形成用半導体ウェハの一
面の所定の領域にアンチモンをイオン注入する。その加
速エネルギーは70keV、ドーズ量は5×1015/cm2
とする。これによれば、第11実施例に比べてチャネリ
ングが防止され、不純物濃度の調整が容易になる。
【0091】この後に、素子形成用半導体ウェハ37を
900℃のウェット酸素雰囲気中に50分間置いて酸化
処理した後に、1250℃の窒素雰囲気中に100分間
置いてアニール処理を行う(図12(b))。
【0092】これにより、素子形成用半導体ウェハ32
表面のSiO2膜38の膜厚が増え、イオン注入領域では3
000Å、その他の領域では約1000Å程度増加す
る。また、半導体ウェハ37内の不純物はアニールによ
り活性化し、深さ3.2μm、抵抗30Ω/□のn型低
抵抗層39が形成される。
【0093】この場合、素子形成用半導体ウェハ37の
表面にはSiO2膜38の凹凸が発生するために、第11実
施例と同様に、弗酸を用いてSiO2膜38を除去する(図
12(c))。
【0094】この結果、低抵抗層39の内部に入り込ん
だSiO2膜38も除去され、そこには窪みが形成されるた
め、その面を2000Å程度研磨して平坦化する(図1
2(d))。
【0095】次に、表面に膜厚1000ÅのSiO2膜(絶
縁膜)40が形成された支持用の半導体ウェハ41を、
素子形成用半導体ウェハ37の研磨面に張り合わせ、1
100℃の窒素雰囲気中に120分間置いてアニール処
理を行うと、それらの半導体ウェハ37、41は強固に
接着する。
【0096】この後に、素子形成用半導体ウェハ37の
露出面を研削、削除して20μmまで薄層化し、SOI
基板とする。このような工程によれば、素子形成用半導
体ウェハ37の表面のSiO2膜38を除去した後に、低抵
抗層39に生じた凹部を研磨によって消滅させて平坦化
しているので、張り合わせの際の接着面積が減少するこ
とはなく、接着強度が低減しない。
【0097】なお、上記した実施例では、表面にSiO2
40を有する支持用半導体ウェハ41を用いているが、
図13に示すように、酸化工程を経ない支持用半導体ウ
ェハ50に素子形成用半導体ウェハ37を張り合わせ、
上記と同様のアニール処理を行って半導体ウェハ同士を
接着するとともに、低抵抗層39の不純物を支持用半導
体ウェハ50に拡散させるようにしてもよい。
【0098】これによれば、支持用半導体ウェハ50側
から基板電圧を印加することが可能になる。 (m)本発明の他の実施例の説明 上記した実施例では不純物としてアンチモンを使用して
いるが、燐、砒素、硼素等のIII 族、V族の他の不純物
を使用してもよい。不純物の導入法としては、イオン注
入の他に不純物添加法、ガス拡散、固相拡散などがあ
る。なお、不純物は1種類であってもよいし、それ以上
であってもよい。
【0099】また、上記した実施例では、素子形成用半
導体ウェハの一面に同一の不純物を複数箇所注入してい
る状態を図示しているが、例えば砒素と硼素を異なる領
域にイオン注入し、それらの不純物を活性化してp型の
低抵抗層とn型の低抵抗層を形成し、それらをバイポー
ラトランジスタのコレクタ導電層として使用し、相補形
のトランジスタを形成してもよい。
【0100】さらに、第8実施例から第12実施例にお
いて、素子形成用半導体ウェハの不純物導入後に酸化・
アニール処理を行い、これによりその領域の絶縁膜を厚
くするとともに不純物領域を活性化しているが、図14
に示すように、素子形成用半導体ウェハ51の酸化・ア
ニール処理後に、さらにCVD法等によりSiO2膜(絶縁
膜)52を全面に堆積してその表面を研磨し、ついでそ
の面を支持用半導体ウェハ53に張り合わせ、研削・研
磨するようにしてもよい。なお、支持用半導体ウェハ5
3の表面には絶縁膜が形成されてもよいし、されなくて
もよい。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
不純物を導入した第1の半導体ウェハを第2の半導体ウ
ェハに張り合わせた後に、不純物を活性化しているの
で、不純物導入後には張り合わせ面は酸化されず、これ
により凹凸の発生が避けられ、張り合わせ面積の減少が
なくなり、不純物を導入しないSOI基板と同等の接着
強度を得ることができる。
【0102】また、第2の発明によれば、第1の半導体
ウェハのうち不純物を導入した部分を活性化した後に、
その表面に形成される絶縁膜を研磨して平坦化し、これ
を第2の半導体ウェハに張り合わせているので、第1の
半導体ウェハの表面に絶縁膜があったとしても、研磨に
より凹凸がなくなり、張り合わせ面積が減少せず、不純
物を導入しないSOI基板と同等の接着強度を得ること
ができる。
【0103】また、第3の発明によれば、第1の半導体
ウェハの不純物導入面に形成された絶縁膜膜を除去した
後に、その面を研磨して平坦化し、これを第2の半導体
ウェハに張り合わせているので、第1の半導体ウェハと
第2の半導体ウェハとの張り合わせ面が平坦化し、その
面積が減少せず、不純物を導入しないSOI基板と同等
の接着強度を得ることができる。
【0104】また第4の発明によれば、前記した第1の
半導体ウェハ、前記した第2の半導体ウェハのうち少な
くとも一方の張り合わせ面に酸化膜を形成していないの
で、酸化膜を形成していない面を張り合わせ後に僅かに
酸化して半導体ウェハ同士の接着強度をより大きくした
り、あるいは、半導体ウェハの双方に酸化膜を形成しな
いで張り合わせて基板電位を第2の半導体ウェハから印
加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第8実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第9実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第10実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の第11実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第12実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の第11、12実施例における他の支
持用半導体ウェハを使用する状態を示す断面図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
素子形成用の半導体ウェハ 1、7、14、21、26、3
2、37、51 支持用の半導体ウェハ 2、5、10、12、16、1
8、20、25、30、31、3236、41、50、53 SiO2膜(絶縁膜) 3、8、9、15、22、24、27、2
9、33、35、38、40、52 低抵抗層 4、6、13、17、19、23、28、34、39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の半導体ウェハ(1,7,14)の所望
    領域に、一導電型の不純物を少なくとも1種類導入する
    工程と、 前記第1の半導体ウェハ(1,7,14)の不純物導入面
    を第2の半導体ウェハ(2,5,10,12,16,18)に張
    り合わせた後に前記不純物の導入部分を活性化するため
    の、熱処理を行う工程とを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】第1の半導体ウェハ(21,26,51)に、一
    導電型の不純物を少なくとも1種類導入する工程と、 前記不純物を活性化するとともに前記第1の半導体ウェ
    ハ(21,26,51)の不純物導入面に絶縁膜(22,27,5
    2)を成長又は積層する工程と、 前記絶縁膜(22,27,52)を研磨して平坦化した後に該
    研磨面を第2の半導体ウェハ(20,25,30,31,53)に
    張り合わせる工程とを有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】一導電型の不純物を第1の半導体ウェハ
    (32,37)に少なくとも1種類導入する工程と、 前記不純物を活性化するとともに、前記第1の半導体ウ
    エハ(32,37) の少なくとも不純物導入面に絶縁膜(3
    3,38) を成長又は積層する工程と、 前記第1の半導体ウェハ(32,37)の表面に形成されて
    いる絶縁膜(33,38)を除去する工程と、 前記第1の半導体ウェハ(32,37)のうち前記不純物の
    導入側の面を研磨して平坦化する工程と、 前記第1の半導体ウェハ(32,37)の研磨面を第2の半
    導体ウェハ(36,41,50)に張り合わせ、焼鈍する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1の半導体ウェハと前記第2の半導
    体ウェハの少なくとも一方の張り合わせ面に酸化膜が形
    成されていないことを特徴とする請求項1、2、3記載
    の半導体装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136108A (ja) * 1991-11-08 1993-06-01 Shin Etsu Handotai Co Ltd Soi基板の製造方法
JPH05315564A (ja) * 1992-05-06 1993-11-26 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
WO2007097179A1 (ja) * 2006-02-21 2007-08-30 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Soi基板の製造方法
JP2013058711A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Tokyo Electron Ltd 剥離方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び剥離システム

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