JPH0512886U - 巻出し配管の管継手 - Google Patents

巻出し配管の管継手

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JPH0512886U
JPH0512886U JP5910891U JP5910891U JPH0512886U JP H0512886 U JPH0512886 U JP H0512886U JP 5910891 U JP5910891 U JP 5910891U JP 5910891 U JP5910891 U JP 5910891U JP H0512886 U JPH0512886 U JP H0512886U
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JP
Japan
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pipe
unwinding
curved pipe
joint
curved
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JP5910891U
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English (en)
Inventor
集和 市林
利男 染野
正巳 須藤
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に地下立体駐車場における消火設備用スプ
リンクラー散水の死角領域をなくした巻出し配管に好適
であり、作業性が良好で工期短縮が可能な管継手を提供
する。 【構成】 第1及び第2継手本体10、20が共にL形
状に成形された曲管部11、21を有し、それぞれの曲
管部11、21の一方端部同士を相対回転可能に連結す
る回転部2を設けると共に、それぞれの他方端部に巻出
し管4、6が接続される連結部3、5を設けた構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に地下立体駐車場のスプリンクラー配管に好適な巻出し配管の管 継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、我が国では駐車場スペースの確保が問題になってきており、地上での確 保に制限があることから、地下の立体駐車場にますます関心が寄せられる現状に ある。当然、地下空間での消防法適用に相まってスプリンクラー等による防火シ ステムも義務づけられる。 ところで、消火設備用スプリンクラーの配管の一般例として巻出し配管が行わ れる。巻出し配管は設置場所に対応して多様な方向に複数の直管や曲管が延びて 接続されるため、管同士の連結にも通常の管継手の他、連結角度に自在に対応で きる回転継手が用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特に、設備場所に制約される地下立体駐車場での消火設備用スプリンクラーの 巻出し配管の場合、車両1台分の駐車スペースにおいて搭載パレットの昇降、な らびに車両の出入りに支障のある部分を回避しながら配管される必要がある。そ のため、駐車スペースに散水できない死角領域が生じたり、市販のねじ込み式管 継手を用いた巻出し配管では、配管技術を要し非常な作業手間を要することから 、作業コストが高騰し、この種の巻出し配管に特に好適とされる管継手の開発が 望まれている。 したがって、本考案は、特に地下立体駐車場における消火設備用スプリンクラ ーの巻出し配管に好適であり、死角領域のない散水が可能となると共に、作業性 が良好で工期短縮が可能な管継手を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案による巻出し配管の管継手は、第1及び第2継手本体が共にL形状に成 形された曲管部を有し、それぞれの曲管部の一方端部同士を相対回転可能に連結 する回転部を設けると共に、それぞれの他方端部に巻出し管が接続される連結部 を設けて構成される。 回転部の構成は、一方側の曲管部の端部が他方側の曲管部の端部に相対回転可 能に挿入され、挿入される一方側の曲管部の端部に環状凹部を設けて、この環状 凹溝に環状の弾性抜け止め部材を係合させて配置すると共に、他方側の曲管部の 端部との間に環状の弾性パッキンが液密に介装されている。 曲管部の他方端部に設けられた連結部は、弾性抜け止め部材及び弾性パッキン が装着される装着部を有し、この装着部に巻出し管を挿入して連結する構成であ る。また、雄ねじ又は雌ねじによるねじ込み部を有し、ねじ込み部に巻出し管を ねじ込んで構成することも可能である。 連結部は、曲管部の他方端部に巻出し管を溶接して構成することも可能であり 、以上の構成を組合せることもできる。
【0005】
【作用】
第1及び第2継手本体が回転部を介して相対方向に回転でき、巻出し管が接続 される連結部を設けた構成であるから、数本の巻出し管を容易かつ短期に連結で き、しかも伸縮自在で任意の方向への配管が可能である。従って、特に消火設備 用スプリンクラーの巻出し配管に最適である。
【0006】
【実施例】
以下、本考案による実施例の巻出し配管の管継手を地下立体駐車場の消火設備 用スプリンクラーに適用した例を図面を参照して説明する。 図1は、実施例の管継手1を示す。この管継手1は、相対に回転自在に連結さ れた第1継手本体10と第2継手本体20とからなっている。第1及び第2継手 本体10、20は、共にL形状(エルボ状)に成形された曲管部11、21を有 し、これら曲管部11、21の一方端部同士を相対方向に回転自在に連結する「 回転部2」が設けられている。曲管部11、21の他方端部にはそれぞれ巻出し 管4、6を連結するための「連結部3、5」が設けられている。
【0007】 詳しくは、第1継手本体10の曲管部11は、この一方側と他方側の端部に外 径を大きく膨出成形した連結カバー部12、13が設けられている。連結カバー 部12は、ここに挿し込まれる第2継手本体20側の挿し込み端部22と共に「 回転部2」を構成する部分である。この回転部2においては、第2継手本体20 側の挿し込み端部22に環状凹部23が形成してある。この環状凹部23には例 えばコイルスプリングをさらにリング状に形成した抜け止めリング(弾性抜け止 め部材)30が係合しており、この抜け止めリング30によって曲管部21の挿 し込み端部22が曲管部11の連結カバー部12から抜けるのを防止できるよう になっている。また、挿し込み端部22の外周面に嵌合した形で、ゴム等による 環状の弾性パッキン31が連結カバー部12との間に介装されている。即ち、抜 け止めリング30及び弾性パッキン31の介装によって、第1継手本体10と第 2継手本体20とが、相対方向に回転自在で液密に連結されることになる。
【0008】 また、第1継手本体10及び第2継手本体20に、それぞれ1箇所づつ設けら れる「連結部3、5」の形状を、実施例では前述の回転部2と同一形状としてあ るが、図示のような形状に限定されるものではない。第1継手本体10側を例に とると、曲管部11の他方端部には、回転部2における連結カバー部12と同様 に膨出加工による同一形状の連結カバー部13が設けられている。ここでは、連 結される巻出し管4の端部に環状凹部4aが設けられ、環状凹部には前述したも のと同様な抜け止めリング30が係合している。また、液密を確保する弾性パッ キン31が介装されて装着部を構成している。第2継手本体20側の連結部5に おいても同一構造が採られる。
【0009】 次に、図3以下に、実施例の管継手1を地下立体駐車場における消火設備用ス プリンクラーの巻出し配管に用いた例を説明する。例示された地下立体駐車場は 、地下1階の床面40上に自動車等の車両50を2層に格納する設備である。設 備は、2台の車両50を上下に格納できる大きさの格納フレーム41が前後左右 にラック状に組み立てられている。格納フレーム41の1スペースには昇降リフ ト42が設けられ、この昇降リフト42を搭載用パレットとして上部2層の車両 50が昇降可能である。また、格納フレーム41には複数の駆動部43が配置さ れ、この駆動部43は単独での作動が可能に、あるいは幾つかを連動式に作動で きるよう電子制御される。
【0010】 こうした地下立体駐車場設備において、1スペースの格納フレーム41では、 図3〜図5に示すように、前後左右の好適位置4箇所に4基の消火設備のスプリ ンクラーS1〜S4、S5〜S8が配置され、これらは下部1層及び上部2層にそれ ぞれ独自に配置されている。但し、下部1層の4基のスプリンクラーS1〜S4は 伸縮可能な構造にして、上部2層まで延ばして上下2層に兼用させることも考え られるが、搭載パレットの昇降、車両50の出入り時の支障問題を考慮すると設 計的に無理な場合がある。したがって、実施例では、下部1層では搭載パレット の底面に4基のスプリンクラーS1〜S4を設け、上部2層ではスラブ天井44を 利用してここに4基のスプリンクラーS5〜S8が取り付けられた設備を例示して いる。
【0011】 そこで、スプリンクラーS1〜S4の個々は、床面40に配管された配水本管( 図示せず)から分岐継手60と搭載パレット42の底面の配管61に本考案の管 継手1A、1Bが連結され、これら両管継手1A、1B間は実際寸法面で必要と なる2本の巻出し管4、6(図1参照)に本考案の管継手1を介して連結される 。配管61の先端にスプリンクラーヘッドS1〜S4が取り付けられる。従って、 スプリンクラーヘッドS1〜S4は、必要時に巻出し管4と巻出し管6とが管継手 1を介して伸長することで、効果的に散水できる所要の位置に設定される。図5 のように、車両50の1つのスペース全面を散水領域(図中W1〜W4で表す)と することができる。
【0012】 また、上部2層を使用しないときは、管継手1を介して第1巻出し管4及び第 2巻出し管6が折り畳まれ、スプリンクラーヘッドS1〜S4を床面40の所定位 置に設けられている収容凹部(図示せず)に収容される。図1の管継手1の構造 で明らかなように、スプリンクラーS1〜S4の個々における巻出し配管は極めて 容易に行え、短期間の工期で施工可能である。
【0013】 なお、図2は、管継手1における「連結部3、5」の別の実施例を示している 。即ち、この場合の連結部7は、曲管部11(21)の他方端部をナット形状に 内ねじ8を設け、巻出し管4(6)側の挿し込み端部には外ねじ4a(6a)を 設けて、ねじ込みによる結合構造である。内ねじ8と外ねじ4a(6a)との関 係は反対でも可能である。また、その他、第三の実施例として、連結部を負かり 管部11(21)の端部に巻出し管4(6)を溶接結合した構造も可能である。 それぞれの構造は同一である必要がなく、多様に組合せた構造とすることも可能 である。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による管継手は、特に消火設備用スプリンクラー の巻出し配管に最適であり、数本の巻出し管を容易かつ短期に連結でき、しかも 伸縮自在で任意の方向への配管が可能である。特に、地下立体駐車場において、 スプリンクラーを最適な位置に取り付けることができ、散水の死角領域をなくし 、車両スペースの全域に散水可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による管継手の実施例の半裁断面によ
る組立図
【図2】 本考案の管継手における連結部の別の実施例
の部分断面図
【図3】 本考案の管継手を地下駐車場の消火設備用ス
プリンクラーの巻出し配管に適用した例の側面図
【図4】 地下駐車場の消火設備用スプリンクラー配管
の正面図
【図5】 地下駐車場の消火設備用スプリンクラー配管
の搭載パレット平面伏図
【符号の説明】
1..管継手、2..回転部、3、5..連結部、4、
6..巻出し管、10、20..第1及び第2継手本
体、11、21..曲管部、12、13、23..連結
カバー部、22..挿し込み端部、23..環状凹部、
30..抜け止めリング(弾性抜け止め部材)、3
1..弾性パッキン、40..地下駐車場床面、4
2..昇降リフト、44..スラブ天井、50..車
両、S1〜S4、S5〜S8..スプリンクラー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2継手本体が共にL形状に成
    形された曲管部を有し、それぞれの曲管部の一方端部同
    士を相対回転可能に連結する回転部を設けると共に、そ
    れぞれの他方端部に巻出し管が接続される連結部を設け
    たことを特徴とする巻出し配管の管継手。
  2. 【請求項2】 回転部が、一方側の曲管部の端部が他方
    側の曲管部の端部に相対回転可能に挿入され、挿入され
    る一方側の曲管部の端部に環状凹部を設けて、この環状
    凹溝に環状の弾性抜け止め部材を係合させて配置すると
    共に、他方側の曲管部の端部との間に環状の弾性パッキ
    ンを液密に介装して構成された「請求項1」に記載の巻
    出し配管の管継手。
  3. 【請求項3】 曲管部の他方端部に設けられた連結部
    が、弾性抜け止め部材及び弾性パッキンが装着される装
    着部を有し、環状凹溝を端部に設けた巻出し管を装着部
    の端部に差し込んで構成される「請求項1」に記載の巻
    出し配管の管継手。
  4. 【請求項4】 曲管部の他方端部に設けられた連結部
    が、雄ねじ又は雌ねじによるねじ込み部を有し、ねじ込
    み部に巻出し管をねじ込んで構成される「請求項1」に
    記載の巻出し配管の管継手。
  5. 【請求項5】 連結部が、曲管部の他方端部に巻出し管
    を溶接により接合して構成される「請求項1」に記載の
    巻出し配管の管継手。
JP5910891U 1991-07-26 1991-07-26 巻出し配管の管継手 Pending JPH0512886U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141442A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Nohmi Bosai Ltd 消火設備
JP2014124506A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Saikyu Kogyo Co Ltd 消火設備
JP2016214510A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 斎久工業株式会社 消火設備

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