JPH0512797U - ステツピングモータ用ダンパ - Google Patents

ステツピングモータ用ダンパ

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JPH0512797U
JPH0512797U JP6786591U JP6786591U JPH0512797U JP H0512797 U JPH0512797 U JP H0512797U JP 6786591 U JP6786591 U JP 6786591U JP 6786591 U JP6786591 U JP 6786591U JP H0512797 U JPH0512797 U JP H0512797U
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JP
Japan
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stepping motor
vibration
motor
damper
office equipment
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JP6786591U
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裕 斉藤
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Fukoku Co Ltd
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Fukoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事務機器の移動機構をステッピングモータで
駆動する場合、モータ自身の振動を低減するとともに、
事務機器の移動機構を共振させないようにして、移動機
構の移動精度を向上させた。 【構成】 ステッピングモータの出力軸に、防振体3を
取付けるとともに、防振体から軸方向に離れて重り部材
7を取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、事務機器等に組込まれるステッピングモータ用ダンパに関し、特に ステッピングモータの振動が事務機器の作動機構の固有振動と共振しないように したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パルスモータ等のステップ作動時にモータ自身を振動して起きるトルク 減少をなくすため、図5に示すステッピングモータ用ダンパが使用されている( 特開昭61−9156号公報)。このステッピングモータ用ダンパでは、モータ の出力軸aに固定するフランジb、共振を押えるために用いる慣性体cが弾性材 d介して固着した構造になっている。このためモータを回転させると、弾性材d の部分では、ロータ等に起きる振動を弾性変形によって吸収するとともに、慣性 体cの部分ではロータの回転力と逆向きの慣性力を作用させて防振させている。 そして上記のダンパ付きのステッピングモータにより、コピー機やファクシミ リ等の事務機器の作動機構を駆動させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のステッピングモータに取付けられているダンパはモータ自身の振動を低 減させているだけであるため、ステッピングモータの振動が事務機器の作動機構 、例えばコピー機のスキャナ駆動機構と共振して、コピー機での複写画像がぼけ るなど事務機器の作動精度が低下するという問題があった。 そこで本考案は、ステッピングモータの振動が事務機器の作動機構と共振しな いようにして事務機器の作動精度を向上し、しかもステッピングモータ自体の振 動をも低減できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、事務機器等の作動機構を駆動するためのス テッピングモータの出力軸に、イナーシャーと弾性材とを同心状に配置してなる 円盤状の防振体を取付けるとともに、モータの出力軸に防振体とは軸方向に少し 離れて円盤状の重り部材を取付けたステッピングモータ用ダンパを提供する。
【0005】
【作用】
上記の事務機器等に組込まれるステッピングモータ用ダンパでは、防振体によ りモータ自身の振動を低減できるので、モータのトルク低減を防止できる。また 重り部材によりモータの固有振動数を低下するので、事務機器の作動機構は、ス テッピングモータ用の固有振動数と相違することになり、共振するようなことが なく、事務機器の作動機構の作動精度を向上する。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例をコピー機のスキャナの移動機構に適用した場合について、図 1〜4により説明する。 ステッピングモータ1の出力軸にボス2を介して円盤状の防振体3が取付けら れ、モータ自身の駆動時の振動を低減するようになっている。防振体3は、リン グ形の弾性材4の外周にリング形のイナーシャー5が同心状に一体に構成された 構成であり、本実施例では、弾性材4の両面に多数の孔6が環状に配置され、ま たイナーシャー5の外表面は弾性材により覆われている。さらにボス2にはその 軸方向に防振体3から少し離れて円盤状の重り部材7が取付けられ、モータの固 有振動数を低減させている。
【0007】 上記ダンパ付きステッピングモータ1は、図3に示すようにコピー機のスキャ ナ移動機構に取付けられる。スキャナの移動機構は、スキャナ11の両端にそれ ぞれワイヤロープ12が連結され、各ワイヤロープはスキャナ11の移動方向の 前後位置にそれぞれ設けられたローラ13a、13b及び駆動ローラ14に掛け 回されて、各ローラの回動によりワイヤロープ12が移動し、同時にスキャナ1 1を前後に平行移動させるようになっている。なおステッピングモータ1の出力 軸に、防振体3と重り部材7とが取付けられ、ステッピングモータ1の駆動力に より駆動ローラ14を介してワイヤロープ12を移動できるようになっている。
【0008】 上記のスキャナの移動機構において、重り部材7の慣性モーメントを種々変え てコピー機により複写を行ない、その場合のモータ自身の動き始めの衝撃による ゆれ振動と、スキャナ11側の振動を測定したところ図4に示すようになった。 すなわちモータ自身の振動は重り部材7のイナーシャー5に対する慣性モーメン ト比率が大きくなるにつれて大きくなり、スキャナの振動は重り部材7のイナー シャー5に対する慣性モーメント比率が大きくなるにつれて小さくなる。すなわ ち両者の振動は、重り部材の慣性モーメントの変化につれて相異なる傾向にある 。また、複写画像の鮮明度のランクをも測定して図4に示したが、それは両者の 振動の小さい場合が良いことがわかった。すなわち図4から、重り部材7のイナ ーシャー5に対する慣性モーメントの比率はおよそ0.7〜1.25の範囲にす れば、ステッピングモータ1自身の振動とスキャナ1側の振動が共にある程度小 さくて複写画像のぼけがなく、望ましいことがわかる。
【0009】
【考案の効果】
本考案の事務機器等に組込まれるステッピングモータ用ダンパは、防振体と重 り部材がモータ出力軸に取付けられるので、モータ自身の振動を減衰してモータ トルクの低減を防止するとともに、固有振動数をも変えるので事務機器などの作 動機構と共振するようなことがなく、作動機構の作動精度を向上することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のステッピングモータ用ダンパの断面図
である。
【図2】本考案のステッピングモータ用ダンパの正面図
である。
【図3】ダンパ付きステッピングモータを組込んだスキ
ャナの移動機構を示す説明図である。
【図4】重り部材の慣性モーメントを変えた場合のモー
タとスキャナの各振動とスキャナの精度状態を示す関係
図である。
【図5】従来のステッピングモータダンパの正面図と断
面図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 3 防振体 7 重り部材 11 スキャナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事務機器等の作動機構を駆動するための
    ステッピングモータの出力軸に、イナーシャーと弾性材
    とを同心状に配置してなる円盤状の防振体を取付けると
    ともに、モータの出力軸に防振体とは軸方向に少し離れ
    て円盤状の重り部材を取付けたことを特徴とするステッ
    ピングモータ用ダンパ。
JP1991067865U 1991-07-31 1991-07-31 ステッピングモータ用ダンパ Expired - Lifetime JP2603501Y2 (ja)

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JPH0512797U true JPH0512797U (ja) 1993-02-19
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820749U (ja) * 1981-08-01 1983-02-08 ヤマハ発動機株式会社 捩り振動ダンパ−
JPS619156A (ja) * 1985-02-28 1986-01-16 Shiatsuku Eng:Kk ステツピングモ−タのダンパ
JPS62106042U (ja) * 1985-12-25 1987-07-07
JPS62274131A (ja) * 1986-05-23 1987-11-28 Honda Motor Co Ltd フライホイ−ル用動的ダンパ
JPH0185552U (ja) * 1987-11-27 1989-06-07

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