JPH0512619Y2 - - Google Patents
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- JPH0512619Y2 JPH0512619Y2 JP10967985U JP10967985U JPH0512619Y2 JP H0512619 Y2 JPH0512619 Y2 JP H0512619Y2 JP 10967985 U JP10967985 U JP 10967985U JP 10967985 U JP10967985 U JP 10967985U JP H0512619 Y2 JPH0512619 Y2 JP H0512619Y2
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- operating member
- pressed
- cam
- actuator
- ignition switch
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 13
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ガスコンロその他の燃焼器に於ける
点火装置に関する。
点火装置に関する。
(従来の技術)
従来この種装置として、戻しばねに抗して始端
位置から終端位置に押圧自在の操作部材と、該操
作部材のばねによる復帰動作をその中間に係止す
るロツク部材とを備え、該操作部材の始端位置か
ら終端位置への押圧操作時に、バーナに連なるガ
ス通路に介入させた遮断弁を開弁させると共に、
該遮断弁の開弁に先立つて点火プラグを作動させ
て、消火直後の残留ガスが残存するような場合に
も安全に再点火させる得るようにした点火装置は
例えば実開昭59−143231号公報に知られる。
位置から終端位置に押圧自在の操作部材と、該操
作部材のばねによる復帰動作をその中間に係止す
るロツク部材とを備え、該操作部材の始端位置か
ら終端位置への押圧操作時に、バーナに連なるガ
ス通路に介入させた遮断弁を開弁させると共に、
該遮断弁の開弁に先立つて点火プラグを作動させ
て、消火直後の残留ガスが残存するような場合に
も安全に再点火させる得るようにした点火装置は
例えば実開昭59−143231号公報に知られる。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしこのものは、第20図に示すごとく、ガ
ス弁を押圧開弁操作する操作部材aとこれを押圧
操作する押ボタンbとを分離して設け、該押ボタ
ンbによつて点火スイツチcを操作部材aによる
遮断弁の押圧開弁に先立つて閉じるようにしてい
る。
ス弁を押圧開弁操作する操作部材aとこれを押圧
操作する押ボタンbとを分離して設け、該押ボタ
ンbによつて点火スイツチcを操作部材aによる
遮断弁の押圧開弁に先立つて閉じるようにしてい
る。
このため押ボタンbと操作部材aとの間に、前
記点火スイツチcを作動させる点火作動距離lよ
り大きい間隔Lを設けなければならず、これによ
れば、該間隔L並びに点火作動距離lを正しく設
定された状態に組付けることが難しいばかりでな
く、押ボタンbはその押圧操作を解除すると、自
動復帰するため該遮断弁が開弁状態即ちバーナが
燃焼状態にあるか、否かの確認は別個の手段によ
らなければ確認出来ないの不具合がある。
記点火スイツチcを作動させる点火作動距離lよ
り大きい間隔Lを設けなければならず、これによ
れば、該間隔L並びに点火作動距離lを正しく設
定された状態に組付けることが難しいばかりでな
く、押ボタンbはその押圧操作を解除すると、自
動復帰するため該遮断弁が開弁状態即ちバーナが
燃焼状態にあるか、否かの確認は別個の手段によ
らなければ確認出来ないの不具合がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案はかゝる問題点を解決するためのもので
あつて、戻しばねに抗して始端位置から終端位置
に押圧自在の操作部材と、該操作部材の押圧解除
により該操作部材が該戻しばねにより復帰動作す
るとき、該操作部材をその中間位置に係止するロ
ツク部材とを備え、且つ該操作部材の始端位置か
ら終端位置への押圧操作時に、中間位置の手前で
バーナに連なるガス通路に介入させた遮断弁を押
圧開弁させると共にその遮断弁の開弁に先立つて
点火プラグの作動回路に介入する点火スイツチを
閉じて該点火プラグを作動させ、更に該終端位置
近傍でバーナに連なるガス通路に介入させた電磁
安全弁を押圧開弁させるようにしたものに於い
て、該点火スイツチをそのアクチユエータが該操
作部材に設けた操作子で押されている間閉じるよ
うに構成すると共に、該操作部材の中間位置への
復帰前に該操作子を該点火スイツチのアクチユエ
ータを押圧位置から後退させ、該操作部材の始端
位置の復帰で該操作子をアクチユエータの押圧可
能位置に復帰させる操作手段を設けて成る。
あつて、戻しばねに抗して始端位置から終端位置
に押圧自在の操作部材と、該操作部材の押圧解除
により該操作部材が該戻しばねにより復帰動作す
るとき、該操作部材をその中間位置に係止するロ
ツク部材とを備え、且つ該操作部材の始端位置か
ら終端位置への押圧操作時に、中間位置の手前で
バーナに連なるガス通路に介入させた遮断弁を押
圧開弁させると共にその遮断弁の開弁に先立つて
点火プラグの作動回路に介入する点火スイツチを
閉じて該点火プラグを作動させ、更に該終端位置
近傍でバーナに連なるガス通路に介入させた電磁
安全弁を押圧開弁させるようにしたものに於い
て、該点火スイツチをそのアクチユエータが該操
作部材に設けた操作子で押されている間閉じるよ
うに構成すると共に、該操作部材の中間位置への
復帰前に該操作子を該点火スイツチのアクチユエ
ータを押圧位置から後退させ、該操作部材の始端
位置の復帰で該操作子をアクチユエータの押圧可
能位置に復帰させる操作手段を設けて成る。
(作用)
本考案にあつては、点火スイツチを操作部材に
設けた操作子によつて閉じるようにしたもので、
該操作部材の始端位置と中間位置とによつて燃焼
装置の作動中と非作動中との見分けが簡単に出
来、しかも操作部材の復帰動作中その中間位置前
で操作手段によつて操作子を、点火スイツチのア
クチユエータを押す位置から後退させて、操作部
材の復帰動作中該操作部材が中間位置に係止され
る以前に点火スイツチを開くため、通常燃焼中、
点火プラグが作動するの不具合を生ぜず、しかも
該操作子は該操作部材が始端位置に復帰すると
き、該アクチユエータの押圧可能位置に復帰する
ので、次の操作に備えられる。
設けた操作子によつて閉じるようにしたもので、
該操作部材の始端位置と中間位置とによつて燃焼
装置の作動中と非作動中との見分けが簡単に出
来、しかも操作部材の復帰動作中その中間位置前
で操作手段によつて操作子を、点火スイツチのア
クチユエータを押す位置から後退させて、操作部
材の復帰動作中該操作部材が中間位置に係止され
る以前に点火スイツチを開くため、通常燃焼中、
点火プラグが作動するの不具合を生ぜず、しかも
該操作子は該操作部材が始端位置に復帰すると
き、該アクチユエータの押圧可能位置に復帰する
ので、次の操作に備えられる。
(実施例)
本考案の実施例を別紙図面に付き説明する。
図面で1は戻しばね2に抗して始端位置Aから
終端位置Bに押圧操作自在の操作部材、3は該操
作部材1の該ばね2による復帰動作をその中間に
係止するロツク部材を示し、該ロツク部材3は、
第4図に示される該操作部材1上の変形ハート形
のカム溝3aを備えた溝部材3bと、機枠4に首
振自在に一端を軸支し、他端を該カム溝3aに係
合させたピン3cとで構成し、第1図に示すごと
く該操作部材1を始端位置Aから終端位置Bまで
押圧操作後その押圧を解くときは、該ピン3cが
カム溝3aの屈曲部に係止されて該操作部材1の
ばね2による復帰動作の中間位置Cにこれを係止
されるようにした。
終端位置Bに押圧操作自在の操作部材、3は該操
作部材1の該ばね2による復帰動作をその中間に
係止するロツク部材を示し、該ロツク部材3は、
第4図に示される該操作部材1上の変形ハート形
のカム溝3aを備えた溝部材3bと、機枠4に首
振自在に一端を軸支し、他端を該カム溝3aに係
合させたピン3cとで構成し、第1図に示すごと
く該操作部材1を始端位置Aから終端位置Bまで
押圧操作後その押圧を解くときは、該ピン3cが
カム溝3aの屈曲部に係止されて該操作部材1の
ばね2による復帰動作の中間位置Cにこれを係止
されるようにした。
尚、このものでは操作部材1を再押操作すると
き、該中間位置Cへの係止が解かれて始端位置A
に復帰する。
き、該中間位置Cへの係止が解かれて始端位置A
に復帰する。
尚、カム溝3aは第4図から明らかなように操
作部材1を始端位置Aから終端位置Bに押圧操作
するとき、該ピン3cが係合する第1カム溝a
と、終端位置Bから中間位置Cに移行するとき該
ピン3cが係合する第2カム溝bと、再押操作即
ち第11図に示す中間位置Cから解除位置Dに移
行するとき該ピン3cが係合する第3カム溝cと
解除位置Dから始端位置Aに移行するとき該ピン
3cが係合する第4カム溝dとからなる。
作部材1を始端位置Aから終端位置Bに押圧操作
するとき、該ピン3cが係合する第1カム溝a
と、終端位置Bから中間位置Cに移行するとき該
ピン3cが係合する第2カム溝bと、再押操作即
ち第11図に示す中間位置Cから解除位置Dに移
行するとき該ピン3cが係合する第3カム溝cと
解除位置Dから始端位置Aに移行するとき該ピン
3cが係合する第4カム溝dとからなる。
5a,5bはバーナ(図示しない)に連なるガ
ス通路6内に設けた電磁安全弁並びに遮断弁を示
し、該遮断弁5bは、前記操作部材1の先端に対
向する弁杆7上に設け、第11図に示すごとく該
操作部材1の始端位置Aから終端位置Bへの押圧
によれば、該遮断弁5bはその中間位置Cへの手
前で押開かれ、電磁安全弁5aは中間位置Cを越
えた位置で押圧開弁され、その電磁安全弁5aを
バーナに臨ませた熱電素子の起電力が生じるまで
の間これをコンデンサの放電電荷によつて強制ホ
ールドする。
ス通路6内に設けた電磁安全弁並びに遮断弁を示
し、該遮断弁5bは、前記操作部材1の先端に対
向する弁杆7上に設け、第11図に示すごとく該
操作部材1の始端位置Aから終端位置Bへの押圧
によれば、該遮断弁5bはその中間位置Cへの手
前で押開かれ、電磁安全弁5aは中間位置Cを越
えた位置で押圧開弁され、その電磁安全弁5aを
バーナに臨ませた熱電素子の起電力が生じるまで
の間これをコンデンサの放電電荷によつて強制ホ
ールドする。
31はこの電磁安全弁5aを強制ホールドさせ
る作動回路に介入させたスイツチ、8はバーナに
臨ませた点火プラグの作動回路に介入させた点火
スイツチを示す。
る作動回路に介入させたスイツチ、8はバーナに
臨ませた点火プラグの作動回路に介入させた点火
スイツチを示す。
これまでの構成は従来知られるものと変わらな
い。本考案はかゝるものにおいて、該点火スイツ
チ8をそのアクチユエータ8aが該操作部材1に
設けた操作子10で押されている間閉じるように
構成すると共に、該操作部材1の始端位置Aから
終端位置Bへの押圧操作時に前記遮断弁5bの開
弁に先立つて該操作部材1に設けた操作子10に
よつて点火スイツチ8を閉じ、該操作部材1の戻
しばね2による復帰動作時にこれが該中間位置C
に係止される手前で点火スイツチ8のアクチユエ
ータ8aを押圧する位置から後退させ、該操作部
材1の始端位置の復帰で該操作子10のアクチユ
エータ8aの押圧可能位置に復帰させる操作手段
11を設けたもので、第1図乃至第11図に示す
ものは、該操作子10としてのピンを、該操作部
材1に前記操作手段11を介して取付け、該ピン
で、点火スイツチ8のアクチユエータ8aをその
前面に臨み且つばね9cによつてアクチユエータ
8aから離反する方向に弾発されるカム板9を介
して点火スイツチ8を開閉させるようにした。
い。本考案はかゝるものにおいて、該点火スイツ
チ8をそのアクチユエータ8aが該操作部材1に
設けた操作子10で押されている間閉じるように
構成すると共に、該操作部材1の始端位置Aから
終端位置Bへの押圧操作時に前記遮断弁5bの開
弁に先立つて該操作部材1に設けた操作子10に
よつて点火スイツチ8を閉じ、該操作部材1の戻
しばね2による復帰動作時にこれが該中間位置C
に係止される手前で点火スイツチ8のアクチユエ
ータ8aを押圧する位置から後退させ、該操作部
材1の始端位置の復帰で該操作子10のアクチユ
エータ8aの押圧可能位置に復帰させる操作手段
11を設けたもので、第1図乃至第11図に示す
ものは、該操作子10としてのピンを、該操作部
材1に前記操作手段11を介して取付け、該ピン
で、点火スイツチ8のアクチユエータ8aをその
前面に臨み且つばね9cによつてアクチユエータ
8aから離反する方向に弾発されるカム板9を介
して点火スイツチ8を開閉させるようにした。
これを詳述すると、該操作手段11は、第5図
から明らかなように該操作部材1に根部で後述す
る揺動カム16に押されたとき後退可能に支持さ
せた揺動片13と、該揺動片13の先端に設けた
三角カム14と、該操作部材1に近接させて根部
を機枠4に揺動自在に支持させて、先端16aを
該三角カム14が操作部材1の押圧操作に伴われ
て移動するときの移動軌跡内に突出するごとくば
ね15で弾発させた揺動カム16とからなり、該
三角カム14は該操作部材1の押方向に傾斜する
斜面14aと該操作部材1の押圧方向と直交する
側面14bとを備えるものに構成し、該揺動片1
3に前記操作子10としてのピンを、該揺動片1
3が前進位置にあるとき該ピンで前記アクチユエ
ータ8aを押圧できる位置に臨むごとく取り付け
た。
から明らかなように該操作部材1に根部で後述す
る揺動カム16に押されたとき後退可能に支持さ
せた揺動片13と、該揺動片13の先端に設けた
三角カム14と、該操作部材1に近接させて根部
を機枠4に揺動自在に支持させて、先端16aを
該三角カム14が操作部材1の押圧操作に伴われ
て移動するときの移動軌跡内に突出するごとくば
ね15で弾発させた揺動カム16とからなり、該
三角カム14は該操作部材1の押方向に傾斜する
斜面14aと該操作部材1の押圧方向と直交する
側面14bとを備えるものに構成し、該揺動片1
3に前記操作子10としてのピンを、該揺動片1
3が前進位置にあるとき該ピンで前記アクチユエ
ータ8aを押圧できる位置に臨むごとく取り付け
た。
尚、揺動片13は前述するように揺動カム16
に押されたとき、該操作部材1に根部を軸支する
軸12aと該操作部材1との間に介在する押ばね
12bに抗して後退可能に支持させた。
に押されたとき、該操作部材1に根部を軸支する
軸12aと該操作部材1との間に介在する押ばね
12bに抗して後退可能に支持させた。
尚、図面で17はアクチユエータ31aを介し
てスイツチ31を閉じるためのカムを示し、該カ
ム17は操作部材1に一体に設けた。
てスイツチ31を閉じるためのカムを示し、該カ
ム17は操作部材1に一体に設けた。
第5図で32は該操作部材1上に設けた補助カ
ムを示し、万一操作子10としてのピンで前記カ
ム板9をアクチユエータ8a側に押圧しないとき
でも、該補助カム32によつて該アクチユエータ
8aを押して点火スイツチ8が確実に作動するよ
うにした。この実施例の作動を第7図から第11
図に従つて説明する。
ムを示し、万一操作子10としてのピンで前記カ
ム板9をアクチユエータ8a側に押圧しないとき
でも、該補助カム32によつて該アクチユエータ
8aを押して点火スイツチ8が確実に作動するよ
うにした。この実施例の作動を第7図から第11
図に従つて説明する。
始端位置Aから終端位置Bまで該操作部材1を
押圧操作するとき、第8図に示すごとくまず中間
位置Cの手前で該三角カム14の側面14bによ
つて揺動カム16を押し該三角カム14の移動軌
跡内から該揺動カム16の先端16aを後退動さ
せ、且つ操作子10によつてカム板9を点火スイ
ツチ8側に押圧し、該点火スイツチ8を閉じると
共にカム17によつてスイツチ31を閉じる。
押圧操作するとき、第8図に示すごとくまず中間
位置Cの手前で該三角カム14の側面14bによ
つて揺動カム16を押し該三角カム14の移動軌
跡内から該揺動カム16の先端16aを後退動さ
せ、且つ操作子10によつてカム板9を点火スイ
ツチ8側に押圧し、該点火スイツチ8を閉じると
共にカム17によつてスイツチ31を閉じる。
従つて点火プラグに火花放電が得られると共
に、強制ホールド回路が作動状態となり、次いで
遮断弁5bが押圧開弁される。
に、強制ホールド回路が作動状態となり、次いで
遮断弁5bが押圧開弁される。
そして該操作部材1の押圧が更に進むと、第9
図に示すごとく揺動カム16と該三角カム14と
の係合が解かれ、該揺動カム16はばね15に弾
発されて元位置にもどり、該揺動カム16の先端
16aは三角カム14の斜面14aと対向する状
態即ちセツト状態となり、その後前述した電磁安
全弁5aが押圧開弁され、これによつてバーナに
燃焼ガスが供給されて着火し、更に少許進んだ所
でロツク部材3のピン3cは変形ハート形のカム
溝3aの第2溝部bに落ち込む。このことは、操
作部材1の押圧を解くとき、揺動カム16がセツ
トされた後ロツク部材3によつて操作部材1が中
間位置Cにロツク可能となることを示す。
図に示すごとく揺動カム16と該三角カム14と
の係合が解かれ、該揺動カム16はばね15に弾
発されて元位置にもどり、該揺動カム16の先端
16aは三角カム14の斜面14aと対向する状
態即ちセツト状態となり、その後前述した電磁安
全弁5aが押圧開弁され、これによつてバーナに
燃焼ガスが供給されて着火し、更に少許進んだ所
でロツク部材3のピン3cは変形ハート形のカム
溝3aの第2溝部bに落ち込む。このことは、操
作部材1の押圧を解くとき、揺動カム16がセツ
トされた後ロツク部材3によつて操作部材1が中
間位置Cにロツク可能となることを示す。
即ち次いで、終端位置Bで該操作部材1の押圧
操作を解くとき戻しばね2により該操作部材1が
後退動するが、その中間位置Cの手前で揺動片1
3上の三角カム14の斜面14aがセツト状態に
ある揺動カム16に当り、この状態で操作部材1
と共に三角カム14が始端位置A側に移動するた
め、該三角カム14従つて揺動片13は揺動して
揺動カム16上に乗り上げ、従つて揺動片13に
設けた該操作子10としてのピンは第10図に示
すごとく後退しカム板9のカム面9aとの係合が
解かれる。従つてカム板9はばね9cに弾かれて
点火スイツチ8から離反する側に回動し、該アク
チユエータ8aの押圧は解かれ点火スイツチ8が
確実に開かれて点火プラグが不作動となり、その
後該操作部材1はロツク部材3により中間位置C
に係止される。更に述べれば、確実に点火スイツ
チ8を開いた後、中間位置Cに係止されるので、
通常燃焼に移行した後も点火プラグが作動するの
不都合を確実に解決出来る。
操作を解くとき戻しばね2により該操作部材1が
後退動するが、その中間位置Cの手前で揺動片1
3上の三角カム14の斜面14aがセツト状態に
ある揺動カム16に当り、この状態で操作部材1
と共に三角カム14が始端位置A側に移動するた
め、該三角カム14従つて揺動片13は揺動して
揺動カム16上に乗り上げ、従つて揺動片13に
設けた該操作子10としてのピンは第10図に示
すごとく後退しカム板9のカム面9aとの係合が
解かれる。従つてカム板9はばね9cに弾かれて
点火スイツチ8から離反する側に回動し、該アク
チユエータ8aの押圧は解かれ点火スイツチ8が
確実に開かれて点火プラグが不作動となり、その
後該操作部材1はロツク部材3により中間位置C
に係止される。更に述べれば、確実に点火スイツ
チ8を開いた後、中間位置Cに係止されるので、
通常燃焼に移行した後も点火プラグが作動するの
不都合を確実に解決出来る。
そして、再押操作後その押圧を解けば、操作部
材1は始端位置A側に復帰動作するが、その過程
で、まず遮断弁5bが閉じ、カム31の押圧を解
いてこれを開き、更に移動した後、揺動カム16
と三角カム14との乗上げた状態の係合が解かれ
て、揺動片13は揺動し、揺動片13従つて該操
作子10としてのピンが元位置即ち第7図に示す
状態に復する。
材1は始端位置A側に復帰動作するが、その過程
で、まず遮断弁5bが閉じ、カム31の押圧を解
いてこれを開き、更に移動した後、揺動カム16
と三角カム14との乗上げた状態の係合が解かれ
て、揺動片13は揺動し、揺動片13従つて該操
作子10としてのピンが元位置即ち第7図に示す
状態に復する。
尚、第1図で18は遮断弁5bを閉弁側に押圧
するばね、19はガス通路6を構成する弁筐、2
0は該弁筐19に設けたガス入口、21は主バー
ナ(図示しない)と連なるガス出口、22は常火
バーナ(図示しない)と連なるガス出口である。
するばね、19はガス通路6を構成する弁筐、2
0は該弁筐19に設けたガス入口、21は主バー
ナ(図示しない)と連なるガス出口、22は常火
バーナ(図示しない)と連なるガス出口である。
第12図乃至第15図に示すものは、更に他の
実施例を示すもので、この実施例は操作手段11
として、前記操作部材1上に軸24で軸支され、
且つばね25で反時計方向に回動するごとく設け
たカム板23と機枠4に根部を軸支し、且つばね
27でストツパ26に当接する側に弾発される係
止片28とからなり、該係止片28には操作部材
1の終端位置Bから中間位置Cへの復帰時に該ス
トツパ26と係合する鈎片28aを設けた。
実施例を示すもので、この実施例は操作手段11
として、前記操作部材1上に軸24で軸支され、
且つばね25で反時計方向に回動するごとく設け
たカム板23と機枠4に根部を軸支し、且つばね
27でストツパ26に当接する側に弾発される係
止片28とからなり、該係止片28には操作部材
1の終端位置Bから中間位置Cへの復帰時に該ス
トツパ26と係合する鈎片28aを設けた。
而して該カム板23の左側面に前記点火スイツ
チ8のアクチユエータ8aを押圧操作する操作子
10としてのカム面23aを設けた。29は操作
部材1が中間位置Cの係止を解かれて始端位置A
に復帰する手前で前記カム板23の上端を受け
て、該カム板23をばね25に抗して始めの状態
に復帰させるための機枠4に設けた受片、30は
ストツパ26を反時計方向即ちカム板23と係合
する側に弾発させるためのばねを示す。
チ8のアクチユエータ8aを押圧操作する操作子
10としてのカム面23aを設けた。29は操作
部材1が中間位置Cの係止を解かれて始端位置A
に復帰する手前で前記カム板23の上端を受け
て、該カム板23をばね25に抗して始めの状態
に復帰させるための機枠4に設けた受片、30は
ストツパ26を反時計方向即ちカム板23と係合
する側に弾発させるためのばねを示す。
この実施例による作動を説明すると、操作部材
1を始端位置Aから終端位置Bまで押圧操作する
とき、該カム板23はストツパ26と係合した
まゝ押圧方向に移動し、前記点火スイツチ8はそ
のアクチユエータ8aが操作子10としてのカム
面23aに押されて遮断弁5bの開弁に先立つて
閉じ、終端位置Bでストツパ26が第13図に示
すごとく係止片28の鈎片28aに係合し、その
後操作部材1の押圧操作を解くとき中間位置Cへ
の復帰手前で第14図に示すごとくストツパ26
によるカム板23の係合が解かれる。
1を始端位置Aから終端位置Bまで押圧操作する
とき、該カム板23はストツパ26と係合した
まゝ押圧方向に移動し、前記点火スイツチ8はそ
のアクチユエータ8aが操作子10としてのカム
面23aに押されて遮断弁5bの開弁に先立つて
閉じ、終端位置Bでストツパ26が第13図に示
すごとく係止片28の鈎片28aに係合し、その
後操作部材1の押圧操作を解くとき中間位置Cへ
の復帰手前で第14図に示すごとくストツパ26
によるカム板23の係合が解かれる。
このためカム面23aによるアクチユエータ8
aの押圧が解かれ点火スイツチ8が開き、操作部
材1は中間位置Cに係止される。そして操作部材
1の再押操作と押圧解除によれば、まず第15図
の状態を経てストツパ26と係止片28との係合
が解かれ、更に操作部材1が始端位置Aに復帰す
ると、機枠4に設けた受片29に該カム板23の
後端が当たつて該カム板23は始めの状態にとな
り、ストツパ26と係合して第12図に示す始動
態勢にもどる。
aの押圧が解かれ点火スイツチ8が開き、操作部
材1は中間位置Cに係止される。そして操作部材
1の再押操作と押圧解除によれば、まず第15図
の状態を経てストツパ26と係止片28との係合
が解かれ、更に操作部材1が始端位置Aに復帰す
ると、機枠4に設けた受片29に該カム板23の
後端が当たつて該カム板23は始めの状態にとな
り、ストツパ26と係合して第12図に示す始動
態勢にもどる。
尚、図面で33はストツパ26の反時計方向の
一定以上の回動を阻止する阻止片である。第16
図乃至第19図は更に他の実施例を示すもので、
その構成は、第1図乃至第11図に示すものと殆
ど変わらないが、ロツク部材3の溝部材3bに設
けたカム溝3aの内、第3カム溝cを第18図に
具体的に示し第19図にその作動を説明するごと
く、終端位置Bとほゞ同様に前方に大きくのびる
ものとし、これによつて再押操作するとき操作部
材1を強く押圧するときにも第1図乃至第11図
に示しもののように解除位置Dでピン3cがカム
溝3a壁に当つてこれに無理を生じないようにし
た。
一定以上の回動を阻止する阻止片である。第16
図乃至第19図は更に他の実施例を示すもので、
その構成は、第1図乃至第11図に示すものと殆
ど変わらないが、ロツク部材3の溝部材3bに設
けたカム溝3aの内、第3カム溝cを第18図に
具体的に示し第19図にその作動を説明するごと
く、終端位置Bとほゞ同様に前方に大きくのびる
ものとし、これによつて再押操作するとき操作部
材1を強く押圧するときにも第1図乃至第11図
に示しもののように解除位置Dでピン3cがカム
溝3a壁に当つてこれに無理を生じないようにし
た。
しかしこの場合第19図に示すごとく再押操作
するとき操作部材1が大きく前方まで押される。
従つて第5図に示すごとく補助カム32を設ける
ときは、これでカム板9を押し再び点火スイツチ
8を閉じ点火プラグを作動させる不具合がある。
するとき操作部材1が大きく前方まで押される。
従つて第5図に示すごとく補助カム32を設ける
ときは、これでカム板9を押し再び点火スイツチ
8を閉じ点火プラグを作動させる不具合がある。
このためこの実施例では第17図に示すごとく
補助カム32を取除いた。
補助カム32を取除いた。
(考案の効果)
このように本考案によるときは、操作部材の始
端位置から終端位置への押圧操作時に、中間位置
の手前でバーナに連なるガス通路に介入させた遮
断弁を押圧開弁させると共にその遮断弁の開弁に
先立つて点火プラグの作動回路に介入する点火ス
イツチを閉じて該点火プラグを作動させるものに
あつて、該点火スイツチをそのアクチユエータが
該操作部材に設けた操作子で押されている間閉じ
るように構成すると共に、該操作部材の中間位置
への復帰前に該操作子を該点火スイツチのアクチ
ユエータを押圧する位置から後退させ、該操作部
材の始端位置の復帰で該操作子をアクチユエータ
の押圧可能位置に復帰させる操作手段を設けたの
で、通常の燃焼時に点火プラグが作動するの不具
合がなく、しかも該操作子は該操作部材が始端位
置に復帰するとき、該アクチユエータの押圧可能
位置に復帰するので、次の操作に備えられるの効
果がある。
端位置から終端位置への押圧操作時に、中間位置
の手前でバーナに連なるガス通路に介入させた遮
断弁を押圧開弁させると共にその遮断弁の開弁に
先立つて点火プラグの作動回路に介入する点火ス
イツチを閉じて該点火プラグを作動させるものに
あつて、該点火スイツチをそのアクチユエータが
該操作部材に設けた操作子で押されている間閉じ
るように構成すると共に、該操作部材の中間位置
への復帰前に該操作子を該点火スイツチのアクチ
ユエータを押圧する位置から後退させ、該操作部
材の始端位置の復帰で該操作子をアクチユエータ
の押圧可能位置に復帰させる操作手段を設けたの
で、通常の燃焼時に点火プラグが作動するの不具
合がなく、しかも該操作子は該操作部材が始端位
置に復帰するとき、該アクチユエータの押圧可能
位置に復帰するので、次の操作に備えられるの効
果がある。
第1図は本考案実施の1例を示す截断正面図、
第2図はその平面図、第3図は要部の正面図、第
4図はその一部を除外した右側面図、第5図はそ
の分解斜面図、第6図は揺動片の斜面図、第7図
乃至第10図はその作動を説明する説明図、第1
1図はその作動順序を示す説明図、第12図は他
の実施例の正面図、第13図乃至第15図はその
作動状態図、第16図は更に他の実施例の要部の
正面図、第17図はその一部の分解斜面図、第1
8図は溝部材の拡大図、第19図は作動順序を示
す説明図、第20図は従来例の要部の截断面図で
ある。 1……操作部材、2……戻しばね、3……ロツ
ク部材、5a……電磁安全弁、5b……遮断弁、
6……ガス通路、7……弁杆、8……点火スイツ
チ、10……操作子、11……操作手段。
第2図はその平面図、第3図は要部の正面図、第
4図はその一部を除外した右側面図、第5図はそ
の分解斜面図、第6図は揺動片の斜面図、第7図
乃至第10図はその作動を説明する説明図、第1
1図はその作動順序を示す説明図、第12図は他
の実施例の正面図、第13図乃至第15図はその
作動状態図、第16図は更に他の実施例の要部の
正面図、第17図はその一部の分解斜面図、第1
8図は溝部材の拡大図、第19図は作動順序を示
す説明図、第20図は従来例の要部の截断面図で
ある。 1……操作部材、2……戻しばね、3……ロツ
ク部材、5a……電磁安全弁、5b……遮断弁、
6……ガス通路、7……弁杆、8……点火スイツ
チ、10……操作子、11……操作手段。
Claims (1)
- 戻しばねに抗して始端位置から終端位置に押圧
自在の操作部材と、該操作部材の押圧解除により
該操作部材が該戻しばねにより復帰するとき、該
操作部材をその中間位置に係止するロツク部材と
を備え、且つ該操作部材の始端位置から終端位置
への押圧操作時に、中間位置の手前でバーナに連
なるガス通路に介入させた遮断弁を押圧開弁させ
ると共にその遮断弁の開弁に先立つて点火プラグ
の作動回路に介入する点火スイツチを閉じて該点
火プラグを作動させ、更に該終端位置近傍でバー
ナに連なるガス通路に介入させた電磁安全弁を押
圧開弁させるようにしたものに於いて、該点火ス
イツチをそのアクチユエータが該操作部材に設け
た操作子で押されている間閉じるように構成する
と共に、該操作部材の中間位置への復帰前に該操
作子を該点火スイツチのアクチユエータを押圧位
置から後退させ、該操作部材の始端位置の復帰で
該操作子をアクチユエータの押圧可能位置に復帰
させる操作手段を設けて成る点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10967985U JPH0512619Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10967985U JPH0512619Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62118954U JPS62118954U (ja) | 1987-07-28 |
JPH0512619Y2 true JPH0512619Y2 (ja) | 1993-03-31 |
Family
ID=30987994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10967985U Expired - Lifetime JPH0512619Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512619Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP10967985U patent/JPH0512619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62118954U (ja) | 1987-07-28 |
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