JPH05125816A - 束基礎のレベル出し用治具 - Google Patents

束基礎のレベル出し用治具

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JPH05125816A
JPH05125816A JP26501491A JP26501491A JPH05125816A JP H05125816 A JPH05125816 A JP H05125816A JP 26501491 A JP26501491 A JP 26501491A JP 26501491 A JP26501491 A JP 26501491A JP H05125816 A JPH05125816 A JP H05125816A
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JP26501491A
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Yuji Tamagawa
祐司 玉川
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大引きを支えるすべての束金物を簡単かつ正
確に同一の高さに調整して、束基礎のレベル調整作業を
容易化することができるような束基礎のレベル出し用治
具を提供する。 【構成】 この束基礎のレベル出し用治具1は、束基礎
20のフーチン部21の上に設置される柱状金物2と、
該柱状金物2の上部に、該柱状金物2に沿って上下移動
可能でかつ上方へ付勢した状態で外挿された筒状金物5
と、該筒状金物5の上端が、予め設定された大引き26
下面に相当する設定レベルに達した状態で、該筒状金物
5を前記柱状金物2に係止する係止機構7とを主体とし
て構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、束基礎の上に束金物に
よって高さ調整可能に支持される大引きの水平レベル
を、布基礎に合わせて調整する際に好適に使用される束
基礎のレベル出し用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅等の建物の基礎を構築する
に際しては、通常、布基礎の形成とともに、該布基礎に
囲まれた内部の所定位置に、1階床を受けるための束基
礎が形成される。
【0003】束基礎は、地盤に掘られた根切穴内に施工
されたフーチン部と、このフーチン部の上方に、適当な
束金物によって支持された大引きとを主体として、概略
形成されたものである。
【0004】このような束基礎を形成する従来の方法の
大略を説明すると、まず、地盤に根切穴を掘り、該根切
穴の底に割栗石等を敷いた後に、所定形状の型枠を配し
てコンクリートを打設して、前記フーチン部を形成す
る。この際、フーチン部の上面には、コンクリートが未
硬化のうちに、所定間隔毎にアンカーボルトを打ち込ん
で固定しておく。そして、該アンカーボルトには、束金
物を螺合して固定する。さらに、これら束金物の上端部
には、1階床を受けるための土台となる大引きを架け渡
して固定する。
【0005】ところで、前記フーチン部と大引きとを接
続する束金物には、上下方向に伸縮自在な構成のものを
用い、これによって大引きの水平レベルを前記布基礎の
天端に合わせて調整するようにする。具体的には例え
ば、この伸縮可能な束金物として、互いに逆螺子を有す
る2本の雄螺子棒が、これらに螺合する2つの雌螺子部
を備えた1本の連接具により、長さ方向に接続されて一
体化された構成のものを用いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
束金物を用いて大引きの水平レベルを調整するに際して
は、束金物を一方向に回転させることによって該束金物
の長さを縮めて、前記大引きの水平レベルが低くなるよ
うに調整し、または束金物を反対方向に回転させること
によって束金物の長さを延ばして、大引きの水平レベル
が高くなるように調整する。このようにして、他の束金
物についても順に調整を行なって、大引きの上面を布基
礎の天端に揃えていく。
【0007】ところが、これまでは、大引きの上面が布
基礎の天端に揃ったことを認識するための手立てがない
ために、作業員が目視で判断を下しならが、試行錯誤的
にレベル調整作業を行なっているのが実状であった。そ
のため、束基礎のレベル調整に多大な手間と時間を要
し、ましてはこのレベル調整を精度良く行なうことは非
常に困難であった。
【0008】また、前記大引きは、木製でありしかも長
尺であるために、これを横たえた状態で配した後には、
自重等によって橈んだり反ったりする場合もあり得る。
このような場合には、なお一層大引きのレベル調整が難
しかった。すなわち、大引きが変形しているために、こ
れを所定間隔毎に支えているすべての束金物を同一の高
さに調整することが難しく、たとえ両端部においては布
基礎天端に揃えることができても、中央部付近では布基
礎天端より低くなってしまうなどということにもなりか
ねなかった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、大引きを支えるすべての束金物を簡単かつ正
確に同一の高さに調整して、束基礎のレベル調整作業を
容易化することができるような束基礎のレベル出し用治
具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の束基礎のレベル
出し用治具では、束基礎のフーチン部の上に設置される
柱状金物と、該柱状金物の上部に、該柱状金物に沿って
上下移動可能でかつ上方へ付勢した状態で外挿された筒
状金物と、該筒状金物の上端が、予め設定された大引き
下面に相当する設定レベルに達した状態で、該筒状金物
を前記柱状金物に係止する係止機構とを有して構成した
ことにより、前記課題を解決するようにした。
【0011】
【作用】本発明の束基礎のレベル出し用治具によれば、
まず、束基礎のフーチン部に固定され、予め高めに設定
した束金物によって、大引きを支持するとともに、該フ
ーチン部の所定位置に、このレベル出し用治具を設置す
る。そして、この状態から、前記束金物の高さ調整をし
ていくことによって、徐々に大引きの水平レベルを下げ
ていく。大引きの下面が、このレベル出し用治具の筒状
金物に達すると、該筒状金物は、この大引きによって、
その付勢力に抗して下方へ押し下げられていく。筒状金
物の上面が、予め設定された設定レベルに達した時点
で、係止機構が働き、該筒状金物は柱状金物に係止され
る。このため、筒状金物はその時点で動きが停止し、大
引きは、予め設定された設定レベルに支えられた状態で
固定される。すなわち、このようなレベル出し用治具に
よれば、簡単にかつ正確に大引きのレベル調整を行なう
ことができ、しかもこのようなレベル出し用治具を数箇
所に設置することで、大引きの橈みや反りなどに対して
も、これに抗して、大引きをまっすぐ水平な状態に配す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の束基礎のレ
ベル出し用治具について説明する。
【0013】図1は、束基礎のレベル出し用治具(以
下、単にレベル出し用治具と略称する。)1の一実施例
を示すもので、概略、図中符号2は、束基礎20のフー
チン部21の上に設置される略円柱状の柱状金物、また
符号3は、柱状金物2の下端部に設けられて、この柱状
金物2を直立状態に支持する支持部である。
【0014】支持部3は、束基礎20のフーチン部21
の上に固定された束金物22のベースプレート23上に
固定されるものであり、略直方体型塊状のものである。
この支持部3の下面には、前記束金物22のベースプレ
ート23上に突出したアンカーボルト24先端とこれを
締結するナット25とを収容するための凹所(図示略)
が設けられている。そして、この支持部3の下面でかつ
該凹所の周囲には、マグネットが形成されており、この
支持部3を前記束金物22のベースプレート23上に固
定できるようになっている。また、支持部3の側部に
は、前記マグネットの磁力のオン-オフを切り換えるス
イッチ部(図示略)が設けられている。また、この支持
部3には、上面に開口する螺子孔3aが設けられるとと
もに、該螺子孔3aに連通するようにしてナット4が取
り付けられている。
【0015】また、柱状金物2には、下端部付近の外周
面に螺子山が切られ、この部分が前記ナット4および支
持部3の螺子孔3aに螺合されたことによって、該柱状
金物2は、高さ調整可能なように支持部3に取り付けら
れている。そして、この柱状金物2と支持部3とを取り
付けた状態では、柱状金物2の上端面が、予め設定され
たレベル、すなわち大引き26の下面に相当するレベル
(以下、単に設定レベルと略称する。)より所定寸法低
くなるように調整されている。また、柱状金物2の下端
部付近の外周面には目盛(図示略)が付けられ、この柱
状金物2を高さ調整した際の調整量が目視で判るように
なっている。
【0016】柱状金物2の上部には、該柱状金物2より
やや大径の有蓋円筒状の筒状金物5が外挿されている。
そして、柱状金物2の上端部と、筒状金物5上端部の蓋
の内面とは、バネ6により連結されており、これによっ
て、該筒状金物5は、上方へ付勢した状態で取り付けら
れるとともに、この付勢力に抗して、柱状金物2に沿っ
て上下移動可能なように取り付けられている。そして、
筒状金物5を取り付けた状態では、筒状金物5の上端面
が、前記設定レベルより所定寸法高くなるように調整さ
れている。
【0017】また、このレベル出し用治具1には、前記
筒状金物5が柱状金物2に沿って下方へ移動し、その上
端面が前記設定レベルに達した状態において、両者を係
止する係止機構7が設けられている。すなわち、図2に
示すように、筒状金物5の側部には、縦に細長い係止穴
8が設けられている。一方、柱状金物2の側部には、縦
に細長いスリット9が設けられ、該スリット9内には、
三角板状のバネ鋼10が、外方へ付勢した状態で、スリ
ット9より突出して設けられている。すなわち、このバ
ネ鋼10は、外方より押圧した際には、その付勢力に抗
して、前記スリット9内へ押し込まれて収納されるとと
もに、押圧力が解除された際には、再びスリット9より
外方へ突出するべく作用するものである。こうして、筒
状金物5に設けられた前記係止穴8と柱状金物2に設け
られたバネ鋼10とにより、前記の係止機構7が構成さ
れているが、これら係止穴8とバネ鋼10とは、このレ
ベル出し用治具1全体の高さが、前記設定レベルより上
方に突する長さに相当する距離だけ、相互に離れた位置
にそれぞれ設けられている。
【0018】次に、本実施例の束基礎のレベル出し用治
具の使用方法とその作用について、図3を参照して説明
する。
【0019】現場の所定位置に、布基礎32と束基礎2
0をそれぞれ形成する。布基礎32の形成は、地盤Gに
根切穴を掘り、根切穴の底に割栗石を敷いた後、所定形
状の型枠を配してコンクリートを打設することによって
行なう。
【0020】束基礎20の形成に際しては、まず、前記
布基礎32とほぼ同様の方法によって、布基礎32に囲
まれた内側の所定位置に、フーチン部21のみを形成す
る。その際、コンクリートが未硬化のうちに、フーチン
部21の上面より突出状態に、所定間隔毎アンカーボル
ト24,24を打ち込んで固定しておく。そして、該ア
ンカーボルト24には、束金物22を螺合して取り付け
る。ここで使用される束金物22は、上下方向に伸縮可
能な構成を有するもので、具体的には、図1に示したよ
うに、互いに逆螺子を有する右螺子22aおよび左螺子
22bと、これらに螺合して両者を接合するターンバッ
クル22cとを主体として構成されている。ターンバッ
クル22cの上端部および下端部においては、前記右螺
子22aおよび左螺子22bにそれぞれナット27,27
が螺合され、これによって、右螺子22a、左螺子22b
とターンバックル22cとの締め付けが行なわれるよう
になっている。また、ターンバックル22cの中央部に
は、凹所28が設けられ、スパナでの締め押えができる
ように配慮されている。また、左螺子22bの下端部に
は、この束金物22を前記フーチン部21の上面に接合
するベースプレート23が設けられ、このベースプレー
ト23には、フーチン部21上面に突出したアンカーボ
ルト24の先端を挿通する穴29が設けられている。さ
らに右螺子22aの上端部には、この束金物22の上に
大引き26を載せて支持するための受板30が設けられ
ている。受板30は、大引き26の下面および側面に接
合される面を有して、断面コの字型に形成されたもので
ある。そして、このようにしてなる束金物22は、その
ベースプレート23を前記フーチン部21の上に載せる
とともに、フーチン部21上面に突出したアンカーボル
ト24先端を前記穴29に挿通し、座金31を介してナ
ット25で締めることによって、このフーチン部21の
上に固定する。
【0021】この束金物22の上端部の受板30の上
に、大引き26を載せてほぼ水平状態に支持する。この
時、まず、束金物22の長さを長めに調整しておき、大
引き26の下面が前記設定レベルより高い位置になるよ
うに仮固定しておく。
【0022】このようにして布基礎32と束基礎20と
をそれぞれ形成した後、束基礎20のレベル調整を行な
う。束基礎20のレベル調整を行なうに先だって、予
め、レベル出し用治具1の長さを調整しておく。すなわ
ち、前記柱状金物2と支持部3との螺合の程度を調整す
ることによって、該柱状金物2に設けられたバネ鋼10
と、筒状金物5に設けられた係止穴8とが係止した状態
において、このレベル出し用治具1の高さが、予め設定
された設定レベルに等しくなるように調整しておく。
【0023】そして、このレベル出し用治具1を、束基
礎20のフーチン部21上の所定位置にセットする。す
なわち、支持部3を前記束金物22のベースプレート2
3上に載せ、該支持部2下面の凹所内に、前記アンカー
ボルト24先端とナット25とを収容した状態で、マグ
ネットにより該支持部3を前記ベースプレート23に接
合するという方法にしたがって、各束金物22の側部に
沿う位置にそれぞれセットする。この状態では、レベル
出し用治具1の上端面は、大引き26の下面より低い位
置にある。
【0024】この状態から、前記束金物22のターンバ
ックル22cを一方向にねじ回して、その長さを徐々に
縮めていき、それに伴って、大引き26の水平レベルを
次第に下げていく。
【0025】大引き26の下面が前記レベル出し用治具
1の上端面に達すると、その時点から、該レベル出し用
治具1の筒状金物5は、大引き26により、その付勢力
に抗して徐々に下方へ押し下げられていく。この時、柱
状金物2に設けられたバネ鋼10は、徐々に下がってく
る筒状金物5によって内方へ押圧され、スリット9内に
収容される。
【0026】こうして、筒状金物5の上端面が前記設定
レベルに達すると、前記バネ鋼10は、筒状金物5に設
けられた係止穴8に重なり、その時点で押圧力を解除さ
れて、その付勢力にしたがって該係止穴8より外方へ突
出する。このバネ鋼10が突出する音を聞いて、作業員
は、即座に、前記束金物22をねじ回す手を止めて、大
引き26のレベル調整作業を停止する。そして、束金物
22のターンバックル22cをスパナ等で締め押えしな
がら、右螺子22aおよび左螺子22bに螺合されている
ナット27,27をターンバックル22cの上端部および
下端部に合わせて締め付ける。これによって、この束金
物22がそれ以上延び縮みすることのないように固定さ
れるとともに、大引き26は、その水平レベルが前記設
定レベルに揃えられた状態で固定される。
【0027】このように、本実施例の束基礎のレベル出
し用治具1によれば、筒状金物5が大引き26によっ
て、その付勢力に抗して下方へ押し下げられ、予め設定
された設定レベルに達すると、係止機構7が働いて、該
筒状金物5は柱状金物2に係止される。このため、筒状
金物5はその時点で動きが停止し、大引き26は、設定
レベルに揃えられた状態で固定される。すなわち、この
ようなレベル出し用治具1によれば、従来のように作業
員が目視で判断を下しながら試行錯誤的に大引きのレベ
ル調整を行なっていた方法に比べて、その作業性が格段
に向上するとともに、レベル調整の精度も大幅に改善さ
れる。このため、基礎の構築にかかる手間と時間を省い
て、現場施工の簡略化と省力化および工期の短縮化を図
ることができる。
【0028】また、このようなレベル出し用治具1を、
前記実施例のように、束金物22の側部に沿わせて数箇
所に設置することで、長尺の大引き26に対しても、す
べての箇所において同等の水平レベルを確保することが
でき、万が一、橈みや反りなどの変形が生じた場合に
も、これに抗して、大引き26をまっすぐ水平な状態に
固定することができる。
【0029】なお、本発明の束基礎のレベル出し用治具
は、前記実施例に限られることなく、各部材(例えば支
持部3、柱状金物2、筒状金物5、係止機構7あるいは
束金物22など)の形状、寸法、材質や作業手順など、
具体的構成要件は、実施にあたり適宜変更可能とされ
る。
【0030】例えば、前記実施例では、柱状金物2と筒
状金物5とを所定の位置で係止する係止機構7を、筒状
金物5に設けられた係止穴8と、柱状金物2に設けられ
たバネ鋼10により構成した例を示したが、徐々に下方
へ下がってくる筒状金物5をワンタッチで簡単に係止す
ることができるものであれば、このような構成のものに
限られない。
【0031】また、柱状金物2と支持部3との取り付け
は、柱状金物2の高さ調整が可能な構成とされれば、前
記実施例に限られないし、また柱状金物2と筒状金物5
との取り付けも、筒状金物5を上方に付勢しかつ柱状金
物2に沿って上下方向の移動が可能な構成とされれば、
前記のようなバネ6による取り付け方式に限られない。
【0032】さらにまた、前記実施例では、支持部3の
下面にマグネットを形成し、その磁力で以て、束金物2
2のベースプレート23に接合するようにしたが、マグ
ネットによらなくてもよいし、また、支持部3を束金物
22のベースプレート23上にではなく、適宜の方式に
より、束基礎22のフーチン部21の上に直接設置、固
定するようにしてもよい。
【0033】また、束金物22には、その上に支持され
る大引きの26水平レベルを調整することができるもの
であれば、前記実施例で示した構成以外のものが用いら
れてももちろん構わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の束基礎の
レベル出し用治具によれば、筒状金物が大引きによっ
て、その付勢力に抗して下方へ押し下げられ、予め設定
された設定レベルに達すると、係止機構が働いて、該筒
状金物は柱状金物に係止される。このため、筒状金物は
その時点で動きが停止し、大引きは、設定レベルに揃え
られた状態で固定される。すなわち、束基礎のレベル調
整の作業性が格段に向上するとともに、その精度も大幅
に改善される。このため、基礎の構築にかかる手間と時
間を省いて、現場施工の簡略化と省力化および工期の短
縮化を図ることができる。また、このようなレベル出し
用治具を数箇所に設置することで、長尺の大引きに対し
ても、すべての箇所において同等の水平レベルを確保す
ることができ、万が一、橈みや反りなどの変形が生じた
場合にも、これに抗して、大引きをまっすぐ水平な状態
に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の束基礎のレベル出し用治具の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】この束基礎のレベル出し用治具における掛止機
構を示す概念図である。
【図3】この束基礎のレベル出し用治具の使用方法を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 レベル出し用治具(束基礎のレベル出し用治具) 2 柱状金物 5 筒状金物 7 係止機構 20 束基礎 21 フーチン部 22 束金物 26 大引き 32 布基礎

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 束基礎のフーチン部の上に、束金物によ
    って高さ調整可能に支持される大引きの水平レベルを、
    布基礎に合わせて調整する束基礎のレベル出し用治具で
    あって、 束基礎のフーチン部の上に設置される柱状金物と、該柱
    状金物の上部に、該柱状金物に沿って上下移動可能でか
    つ上方へ付勢した状態で外挿された筒状金物と、該筒状
    金物の上端が、予め設定された大引き下面に相当する設
    定レベルに達した状態で、該筒状金物を前記柱状金物に
    係止する係止機構とを有して構成されたことを特徴とす
    る束基礎のレベル出し用治具。
JP26501491A 1991-10-14 1991-10-14 束基礎のレベル出し用治具 Withdrawn JPH05125816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117350A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Okuchi Kensan Kk 鋼製束
JP2013221382A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk 外壁パネル支持金物、立ち上がり基礎構造及び外壁パネル支持金物の設置方法

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