JPH0512560Y2 - - Google Patents

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JPH0512560Y2
JPH0512560Y2 JP14483387U JP14483387U JPH0512560Y2 JP H0512560 Y2 JPH0512560 Y2 JP H0512560Y2 JP 14483387 U JP14483387 U JP 14483387U JP 14483387 U JP14483387 U JP 14483387U JP H0512560 Y2 JPH0512560 Y2 JP H0512560Y2
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bucket
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lever
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valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバケツト型スチームトラツプ、特に下
向きバケツトをレバーにて吊り下げた形式のスチ
ームトラツプに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、この種のバケツト型スチームトラツプに
おいて、ケーシング頂壁に、弁座口金の抑止段座
で位置止めした取付金具を有し、この取付金具
は、その端クレビスにより軸支した駆動レバーの
自由端にてケーシングの内部で昇降可能な下向き
バケツトを吊下げるとともに、このバケツトの上
昇行程を制限するストツパの作用を兼ねる頭付き
止めねじによつてケーシング頂壁に固定し、枢動
レバーには、バケツトの上昇行程端で弁座口金の
端面に開口する弁孔と同心関係の受け口を有する
弁ホルダを固着し、この弁ホルダの受け口に球弁
を転動可能に係止したものが知られている(実公
昭59−18240号公報)。
上記バケツト型スチームトラツプの場合には、
弁ホルダの受け口に受容された球弁が弁孔へ強制
着座をしいられるのではなく、球弁と弁孔との流
路狭窄によつて生起される圧力差によつて球弁が
自動的に弁孔に着座するため、着座衝撃による接
合面の損傷を防止できる効果がある。
ところが、枢軸レバーはケーシング頂壁に固定
された取付金具に軸支されており、この軸支部分
にはスケールが噛み込んでも円滑に回動し得るよ
うにクリアランスが設けられているため、弁ホル
ダの受け口と弁座口金の弁孔とを同心関係に設定
しようとしても、必ず心ずれが発生し、受け口か
ら僅かに突出した球弁では自力調心作用が得られ
ず、弁孔に対して確実に着座し得ない場合が生じ
る。しかも、球弁と受け口との隙間は小さく設定
されているので、この隙間にスケールなどが噛み
込みやすく、球弁が自由に転動できなくなつて閉
弁機能が低下する。さらに、球弁が脱落せず円滑
に回転し得るために弁ホルダの受け口の加工が高
い精度を要求されるので、加工コストが大幅に上
昇する問題もある。
〔考案の目的〕
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、弁体と弁口との間に位置誤
差があつても弁体の自力調心作用により弁口に対
して確実に着座させることができ、スケールなど
の付着による動作不良のおそれが少なく、かつ加
工が容易なバケツト型スチームトラツプを提供す
ることにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するために、本考案は、ケーシ
ング頂壁に固定されたブラケツトにレバーの一端
部を上下方向に揺動可能に軸支し、該レバーの自
由端にケーシング内部を昇降可能な下向きバケツ
トを吊下するとともに、該バケツトの上昇限度位
置を規制するストツパ面をケーシング頂壁に設け
る一方、ケーシング頂壁に排出路に通じる弁口を
有する弁座を設け、該弁座を開閉する球形弁体を
レバーの幅方向に架設した支軸に摺動かつ回転自
在に挿通するとともに、上記支軸に球形弁体をレ
バーの幅方向中央位置に弾性支持する2個のスプ
リングを挿通したものである。
即ち、バケツトが浮上して球形弁体が弁座に当
たつた時、例え球形弁体と弁口の中心とが正確に
合致していなくても、球形弁体はスプリングによ
つて弾性支持されているので、側方へ自由に移動
して弁口の中心位置に着座することができる。ま
た、弁体はレバーの支軸に転動自在に支持されて
いるので、弁体が弁口に対して転動しつつ着座
し、スケールなどの付着に対してセルフクリーニ
ング効果が期待できる。さらに、球形弁体は支軸
に対して挿通するのみであるから、加工ならびに
組付が容易であり、しかも弁体の周囲は開放され
ているので、動作不良の心配がない。
〔実施例の説明〕
図面はバケツト型スチームトラツプの一例を示
し、ケーシング本体1には入口2と出口3とが同
一軸線上に形成されており、入口2と連通する湾
曲した流入路4の先端にはストレーナ5が装着さ
れ、このストレーナ5を通過した復水または蒸気
は導入口6より内部空間7に導かれる。ケーシン
グ本体1の上部にはガスケツト8を介してケーシ
ングカバー9が密着固定されており、このケーシ
ングカバー9には出口3に通じる排出路10が形
成されている。
ケーシングカバー9にはニツプル形状の弁座金
具11が螺着しており、この弁座金具11はブラ
ケツト12をケーシングカバー9に固定する機能
も有している。上記弁座金具11の軸心部には、
第2図のように上記排出路10に通じる連通孔1
1aが形成されており、この連通孔11aの下端
には弁口11bが形成され、この弁口11bの周
囲にテーパ状の弁座11cが形成されている。上
記ブラケツト12の上記弁座金具11が嵌合する
孔12aの周囲には薄肉部12bが形成されてお
り、この薄肉部12bは弁座金具11の六角形状
の鍔部11dによつてケーシングカバー9の下面
に弾性的に圧着され、ブラケツト12はケーシン
グカバー9の下面に安定に固定される。また、弁
座金具11の上記孔12aに嵌合する段部11e
の上面がケーシングカバー9の下面に圧着し、シ
ール面を構成している。
上記ブラケツト12の両側片12cに形成した
軸支孔12dには軸13が幅方向に挿通されてお
り、この軸13をレバー14の軸支孔14aに挿
通することにより、レバー14が上下方向に振動
自在に軸支されている。レバー14の上記軸支孔
14a近傍には別の挿通孔14bが形成されてお
り、この挿通孔14bにブラケツト12の側片1
2cの内側間隔とほぼ同長の支軸15が幅方向に
挿通されている。上記支軸15と対応する上記側
片12cの部位が幅広に形成されているので、レ
バー14が上下に揺動しても、第2図のように支
軸15の両端がブラケツト12の両側片12cの
内面で抜け止めされ、支軸15の脱落を防止でき
るようになつている。
上記支軸15の中央部には、上記弁口11bを
開閉する球形弁体16とばね係数の等しい2個の
スプリング17,17とが挿通支持され、球形弁
体16はスプリング17,17のばね力によりレ
バー14の幅方向中央位置に弾性支持されてい
る。上記球形弁体16の貫通孔16aと支軸15
との間には所定の隙間が設けられ、この隙間は後
述するバケツト19がストツパ面9aに当接した
状態においても球形弁体16が弁座金具11の弁
口11bに対して若干遊離可能に設定されてい
る。なお、レバー14には球形弁体16との干渉
を防止するための逃げ孔14cが形成されてい
る。
上記レバー14の自由端にはピン18を介して
下向きバケツト19のボス20が回転自在に結合
されており、バケツト19はケーシング本体1の
内部空間7内を上下に昇降自在である。上記ボス
20はバケツト19の頂部偏心位置に固定されて
おり、ボス20の頂面がケーシングカバー9の下
方に突出したストツパ面9aに当接することによ
り、バケツト19の上昇限度位置が規制されてい
る。なお、バケツト19の頂部にはエアーベント
19aが形成されている。
上記ケーシングカバー9のストツパ面9aの背
後には、第3図に示すようにストツパ面9aに開
口する貫通孔9bより先端部が出没自在なピン2
1と、複数のバイメタル板22と、ピン21を常
時下方へ付勢するバイアスばね23とが設けら
れ、バイアスばね23の背後がケーシングカバー
9に螺着された止めねじ24によつて支持されて
いる。上記バイメタル板22は常温では偏平であ
り、高温になると湾曲してバイアスばね23を圧
縮する。そのため、常温ではピン21は第3図の
ようにストツパ面9aより突出してボス20に当
接し、バケツト19の上昇限度位置をストツパ面
9aより下方へ制限することにより、球形弁体1
6が弁口11bに着座するのを阻止し、通気始め
の内部空間7内の空気を効率的に排出できる。ま
た、高温になると第1図のようにピン21がスト
ツパ面9aより退避し、バケツト19の上昇限度
位置がストツパ面9aで決定される。なお、バイ
メタル板22を形状記憶合金で置き換えることも
可能である。
ケーシング1の内部空間7の下部内面には周溝
25が形成されており、この周溝25には金属線
からなるガイド部材26の湾曲した下端部26a
が弾性的に嵌合している。上記ガイド部材26の
上端部26bは両側方へ突出しており、この上端
部26bがバケツト19の内面に摺接してバケツ
ト19の傾きを規制し、バケツト19が内部空間
7内を円滑に昇降し得るように案内している。
〔作動の説明〕
上記構成のバケツト型スチームトラツプの作動
について説明する。
まず、内部空間7に満たされた複水が出口3か
ら排出される間に、入口2から導入口6を介して
バケツト19内に蒸気が導かれると、バケツト1
9が浮上してレバー14が上方へ揺動する。そし
て、レバー14に取り付けられた球形弁体16が
弁口11bの近傍位置まで接近した時、バケツト
19のボス20の頂面がケーシングカバー9のス
トツパ面9aに当接するので、弁体16の弁口1
1bへの衝突が防止され、弁体16と弁口11b
との隙間を介して出口3へと流れる復水の流出力
により弁体16は弁口11bへと吸い寄せられ、
差圧により弁口11bへ着座する。弁体16が弁
口11bに着座する際、弁体16はレバー14の
揺動方向と同方向に転動し得るので、弁座11c
との接触により弁体16は自動的に転動し、セル
フクリーニング効果により弁体16や弁口11
b、弁座11cへのスケールの付着を未然に防止
できる。また、ブラケツト12とレバー14の軸
支孔12d,14aと軸13との間には、スケー
ルが多少噛み込んでも動作性に支障を来さないよ
うにクリアランスが設けられている関係で、弁体
16が弁口11bの中心位置に常に対応するとは
限らないが、弁体16が両側からスプリング1
7,17によつて弾性支持されているので、弁体
16がテーパ状の弁座11cまたは弁口11bに
接触するにつれて中心位置へと自動的に位置調整
し、常に弁口11bの中心位置に着座させること
ができる。
一方、内部空間7に復水が導かれるようになる
と、バケツト19内の蒸気は一部が凝結し、一部
はエアーベント19aから逃げるので、バケツト
19の浮力が減少する。そして、バケツト19の
水中重量が弁体16に働く閉弁力とレバー比との
関係において相対的に大きくなると、バケツト1
9が沈下するとともに弁体16が弁口11bを開
き、内部空間7内の複水を排出する。特に、上記
弁体16が弁口11bを開く時、弁体16が球形
であるため、弁口11bから僅かに離れるだけで
その開口面積が著しく拡大し、絞り作用を伴わず
に効率的に排水できる。
なお、上記実施例ではバケツト19の偏心位置
をレバー14によつて吊下したが、これはケーシ
ング1の外径を大きくせずに、レバー14の揺動
中心と球形弁体16までの距離とバケツト吊下点
までの距離の比、即ちレバー比を大きくとり、動
作の鋭敏化を図るためであつて、これに限らず、
従来と同様にバケツト19の頂部中心をレバー1
4を吊下してもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案のバケツ
ト型スチームトラツプはつぎのような効果を奏す
る。
球形弁体の両側をスプリングで弾性支持して
いるので、ブラケツトとレバーとの軸支部に多
少のガタがあつても、このガタを弁体の自力調
心作用により吸収し、常に弁体を弁口の中心位
置に着座させることができ、閉弁機能が向上す
る。
支軸に球形弁体を摺動かつ転動自在に挿通
し、その両側にスプリングを配置するのみであ
るから、高い精度の寸法設定が不要であり、加
工およ組付が簡単である。
弁体の周囲が全方位開放されているので、ス
ケールの噛み込みによる動作不良のおそれがな
く、長期間安定した性能を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバケツト型スチームトラ
ツプの一例の断面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図はストツパ面部分の拡大断面図、
第4図は上記スチームトラツプの要部の分解斜視
図である。 1……ケーシング本体、2……入口、3……出
口、7……内部空間、9……ケーシングカバー、
9a……ストツパ面、11……弁座金具、11b
……弁口、12……ブラケツト、14……レバ
ー、15……支軸、16……球形弁体、17……
スプリング、19……バケツト、20……ボス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング頂壁に固定されたブラケツトにレ
    バーの一端部を上下方向に揺動可能に軸支し、
    該レバーの自由端にケーシング内部を昇降可能
    な下向きバケツトを吊下するとともに、該バケ
    ツトの上昇限度位置を規制するストツパ面をケ
    ーシング頂壁に設ける一方、ケーシング頂壁に
    排出路に通じる弁口を有する弁座を設け、該弁
    座を開閉する球形弁体をレバーの幅方向に架設
    した支軸に摺動かつ回転自在に挿通するととも
    に、上記支軸に球形弁体をレバーの幅方向中央
    位置に弾性支持する2個のスプリングを挿通し
    たことを特徴とするバケツト型スチームトラツ
    プ。 (2) 上記支軸と球形弁体とは、バケツトの頂面が
    ストツパ面に当接した状態においても球形弁体
    が弁座に対して遊離可能な〓間をもつて嵌挿し
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のバケツト型スチームトラツプ。
JP14483387U 1987-09-22 1987-09-22 Expired - Lifetime JPH0512560Y2 (ja)

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