JPH05124723A - 物品選別機 - Google Patents

物品選別機

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JPH05124723A
JPH05124723A JP31392891A JP31392891A JPH05124723A JP H05124723 A JPH05124723 A JP H05124723A JP 31392891 A JP31392891 A JP 31392891A JP 31392891 A JP31392891 A JP 31392891A JP H05124723 A JPH05124723 A JP H05124723A
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Fumisuke Tsukasa
文祐 政
Yukichi Yanase
裕吉 柳瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬入コンベアの搬出側に配置した振分けコン
ベアを駆動させない状態で、搬入コンベアからの物品を
通過させ、振分けコンベアを駆動させて、異なる方向へ
ベルト搬送する物品選別機において、特に、軽重量で偏
平な物品の振分けを確実に行なう。 【構成】 搬入コンベア24の一端24a側から他端2
4b側へ搬送される物品は、振り分けコンベア40が駆
動されないとき、ローラ53、54上を通過して搬出コ
ンベア30から搬出される。振り分けコンベア40が駆
動されるときには、搬入コンベア24から搬出された物
品は、吸引パイプ55からのエア吸引によって、ローラ
53、54上に引きつけられた状態で、選別ベルト5
0、51の鋸歯状部50b、51bに押されて、搬入コ
ンベア24の搬送方向と直交する方向へ搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前段の検査ラインで検
査された物品を受けて、その検査結果に応じて、物品の
搬送方向を変える物品選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】生産ラインでは、前段の検査ラインで重
量や異物混入等の検査を受けた物品を、物品選別機に搬
入して、その検査結果に応じた搬送経路に振分けるよう
に構成されている。
【0003】このような選別に用いられる物品選別機と
して、図9に示すコンベア直交型の物品選別機10が従
来よりあった。
【0004】この物品選別機10は、物品Wを受け入れ
るための搬入コンベア11と、物品を搬出するための搬
出コンベア12とを、それぞれの搬送面11a、12a
の高さが等しい状態で直列に並べ、その間に振分けコン
ベア13を配置している。
【0005】振分けコンベア13は、搬入コンベア11
の搬送方向と直交する方向へ駆動可能な2本の選別ベル
ト14、14と、2本の選別ベルト14、14の間に回
転自在に支持された2本のローラ15、15によって構
成されている。
【0006】2本のローラ15、15は、その外周が、
搬入コンベア11の搬送面11aと搬出コンベア12の
搬送面12aを結ぶ線に接する高さに取付けられてい
る。
【0007】選別ベルト14は、図10に示すように、
そのベルト面の高さが、搬入コンベア11の搬送面11
aより僅かに低く形成された平坦部14aと、先端の高
さが、搬入コンベア11の搬送面11aを越えて、平坦
部14aから離れる程高くなるように鋸歯状に形成され
た鋸歯状部14bとが2ヶ所ずつ交互に設けられてい
る。
【0008】2つの選別ベルト14、14は、例えば不
良信号を受けた駆動装置(図示せず)によって、同一方
向に半周駆動される。
【0009】このように構成された物品選別機10に、
例えば良品物品が搬入された場合、振分けコンベア13
は図9に示した状態のまま駆動されず、搬入コンベア1
1から搬出されるこの良品物品は、2本のローラ15、
15上を通過して搬出コンベア12に搬入され、搬出コ
ンベア12から後続ライン(図示せず)へ搬出される。
【0010】また、不良物品Wnが搬入コンベア11に
搬入された場合には、この物品が搬入コンベア11から
搬出されるタイミングに、振分けコンベア13が駆動さ
れる。
【0011】このため、選別ベルト14、14の鋸歯状
部14b、14bが、図11に示すように搬入コンベア
11の搬送方向と直交する方向へ物品を排出して、不良
品ライン等(図示せず)へ振り分ける。
【0012】以下同様にして、良品物品は振分けコンベ
ア13を通過して搬出コンベア13から搬出され、不良
品物品は振分けコンベア13によって良品と異なる方向
へ搬出されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来のコンベア直交型の物品選別機10では、例
えば包装用の袋や発泡製のトレイ等のような軽重量で偏
平な物品の選別を確実に行なえないという問題がある。
【0014】即ち、この種の軽重量品を前記の物品選別
機で選別した場合には、搬入コンベア11から搬出され
た不良物品が鋸歯状部14aに当ったとき、図11のW
n′のように浮き上がってしまい、この鋸歯状部14a
を乗り越えて搬出コンベア12側へ搬出されたり、全く
別の方向へ飛んだりして、確実な選別が行なえなかっ
た。
【0015】このため、この種の軽重量品の選別時に
は、他の方式(例えば、ゲート板によって物品を振分け
る方式等)の物品選別機を用い、重重量品の選別時に
は、前記の物品選別機を用いる等の方法がとられていた
が、その入替え作業に手間がかかり、ラインをしばしば
停止しなければならないという問題がある。
【0016】本発明はこの課題を解決した物品選別機を
提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の物品選別機は、一端側に搬入された物品を
他端側へ搬送する搬入コンベアと、前記搬入コンベアの
他端側に配置され、非駆動時に前記搬入コンベアから搬
出された物品を該搬出方向に沿って通過させ、駆動時に
前記搬入コンベアから搬出された物品を該搬出方向と異
なる方向へベルト搬送する振分けコンベアと、前記振分
けコンベアの駆動時に、物品を該振分けコンベアの搬送
面方向へ押さえ込む押さえ込み機構とを備えている。
【0018】
【作用】本発明の物品選別機は、振分けコンベアが駆動
するとき、搬入コンベアから搬出された物品は、押さえ
込み機構によってその搬送面に押え付けられた状態のま
まベルト搬送される。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0020】図1は、一実施例の物品選別機20の平面
図、図2は一実施例の正面図、図3は一実施例の側面
図、図3は図1のA−A線断面図を示している。
【0021】この物品選別機20は、4本の脚21によ
って支持された基台22の一端側に搬入コンベア24が
取付けられ、他端側に搬出コンベア30が取付けられて
いる。
【0022】搬入コンベア24は、基台22の両側に立
設された側板25、26間に駆動ローラ27と従動ロー
ラ28とが支持され、ローラ間に搬送ベルト29が掛渡
されて形成されており、図示しない駆動モータと駆動ベ
ルトによって、駆動ローラ27を駆動し、搬送ベルト上
に搬入された物品を一端24a側から他端24b側へ搬
送する。
【0023】搬出コンベア30は、搬入コンベア24と
全く同様に形成され、側板31、32間に支持された駆
動ローラ33と従動ローラ34の間に搬送ベルト35が
掛け渡されている。
【0024】なお、搬送ベルト29、35の上半部は、
下敷板37、38によって、下方に垂下しないように支
えられており、搬入コンベア24と搬出コンベア30の
の搬送ベルト29、35の搬送面の高さは、同一となる
ように取付けられている。
【0025】搬出コンベア24と搬出コンベア30の間
には、振分けコンベア40が取付けられている。
【0026】振分けコンベア40は、基台22中央部に
固定された凹状の支持筐体41を有している。
【0027】支持筐体41の腕部41a、41bから側
方へ突出した駆動軸42、43には、駆動ギア45、4
6、47、48が取付けられている。
【0028】駆動ギア45、47の間および駆動ギア4
6、48の間には、それぞれ選別ベルト50、51が平
行に掛け渡されている。
【0029】選別ベルト50、51は、前述の選別ベル
ト14と同様に、平坦部50a、51aと鋸歯状部50
b、51bとが、それぞれ交互に2ヶ所ずつ設けられて
いる。
【0030】支持筐体41の一方の腕部41a内には、
駆動軸42を回転駆動するためのモータ(図示せず)が
収容されている。このモータは、例えば前段の重量検査
ラインからの過重量信号を受けると駆動軸42を所定方
向へ回転させて、選別ベルトを半周駆動し、重量不足信
号を受けると選別ベルトを反対方向へ半周駆動させる。
【0031】選別ベルト50、51の間には、振り分け
コンベア40の搬送面を形成するローラ53、54が、
その両端を腕部41a、41bに支持されて、平行に配
置されている。
【0032】ローラ53、54は、搬出コンベア24の
ベルト面と同一高さの位置に取付けられている。
【0033】ローラ53、54の下には、吸引パイプ5
5が配置されている。この吸引パイプ55は、ローラ5
3、54の隙間からエアを吸引するための複数の吸引穴
56が設けられており、腕部41b内のエア吸引装置
(図示せず)に接続されている。
【0034】エア吸引装置は、選別ベルト50、51の
駆動と同期して、吸引パイプ55からエアを吸引する。
【0035】次に、この物品選別機20によって軽重量
品である発泡製のトレイTを選別する動作について説明
する。
【0036】良品のトレイTgが搬入コンベア24に搬
入された場合の動作は、前述の従来装置と同様である。
即ち、搬入コンベア24から搬出された良品トレイTg
は、図5に示すように、ローラ53、54上を通過して
搬出コンベア30へ搬入され、後続ラインへ搬出され
る。
【0037】不良品(過重量品または重量不良品)のト
レイTnが搬入された場合、この物品が振分けコンベア
40のローラ53、54上まで達したタイミングに、選
別ベルト50、51が不良状態に応じた方向に駆動され
るとともに、吸引パイプ55によってエア吸引がなされ
る。
【0038】この吸引によって不良トレイTnは、図6
に示すようにローラ53、54上に引きつけられた状態
となり、その吸引状態のまま、図7に示すように選別ベ
ルト50、51の鋸歯状部50b、51bに浮き上がる
ことなく押されて、搬入コンベア24と直交する方向へ
搬出される。
【0039】以下同様に、不良トレイTnが、ローラ5
3、54上に達すると、エアによる吸引がなされた状態
で選別ベルト50、51が駆動され、良品トレイTgと
直交する方向へ確実に振分けられる。
【0040】なお、この実施例では、エアパイプ55に
よって物品を吸引していたが、ローラ53、54の下に
モータファン配置し、このモータファンを回転すること
によって、物品を吸引するようにしてもよい。
【0041】また、袋のようなシート状の物品を選別す
る場合には、図8に示すように、小形のコンベア60を
ローラ53、54の上方から下降させて、物品を押え付
けながら搬出させるようにしてもよい。
【0042】また、上方からのエア吹付によって、物品
を押えるようにしてもよい。
【0043】また、前記実施例では、選別ベルトが駆動
するときのみエア吸引を行なっていたが、弱い吸引を常
時行ない、選別ベルトの駆動時だけ強く吸引するように
したり、あるいは、選別ベルトの非駆動時には、逆にエ
アを下方から吹付けておき、吸引穴の穴づまりを防止す
るようにしてもよい。
【0044】また、一部あるいは全体が鉄製の物品を選
別する場合には、電磁石や永久磁石等によって磁気的に
搬送面に吸着させることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の物品選別
機は、物品を振分けコンベアの搬送面側に押さえ込む押
さえ込み機構を有しているため、重重量品の他に袋や発
泡製のトレイ等の軽重量品も、確実に選別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の物品選別機の平面図であ
る。
【図2】一実施例の正面図である。
【図3】一実施例の側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】一実施例の動作を説明するための概略図であ
る。
【図6】一実施例の動作を説明するための概略図であ
る。
【図7】一実施例の動作を説明するための概略図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例を説明するための概略図で
ある。
【図9】従来装置の概略平面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】従来機の動作を説明するための概略図であ
る。
【符号の説明】
20 物品選別機 22 基台 24 搬入コンベア 29 搬送ベルト 30 搬出コンベア 35 搬送ベルト 40 振分けコンベア 41 支持筐体 50、51 選別ベルト 53、54 ローラ 55 吸引パイプ 56 吸引穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に搬入された物品を他端側へ搬送す
    る搬入コンベアと、 前記搬入コンベアの他端側に配置され、非駆動時に前記
    搬入コンベアから搬出された物品を該搬出方向に沿って
    通過させ、駆動時に前記搬入コンベアから搬出された物
    品を該搬出方向と異なる方向へベルト搬送する振分けコ
    ンベアと、 前記振分けコンベアの駆動時に、物品を該振分けコンベ
    アの搬送面方向へ押さえ込む押さえ込み機構とを備えた
    物品選別機。
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