JPH05124691A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH05124691A
JPH05124691A JP3322932A JP32293291A JPH05124691A JP H05124691 A JPH05124691 A JP H05124691A JP 3322932 A JP3322932 A JP 3322932A JP 32293291 A JP32293291 A JP 32293291A JP H05124691 A JPH05124691 A JP H05124691A
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extending
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Yaichi Nakano
弥一 中野
Tsugio Iida
次男 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 段ボール板よりなる天面中央板16と、この
天面中央板16の一側方に設けられ、先端が前記天面中
央板16の端に固定された角形筒状の第1の折り曲げ部
18と、前記天面中央板16の上下方向に設けられ、先
端部が前記天面中央板16に沿って中央部で突き合わさ
れる角形筒状の第2、第3の折り曲げ部23、24と、
前記天面中央板16の他側方に設けられ、前記第2、第
3の折り曲げ部23、24の突き合わせ部を内に押え前
記第1の折り曲げ部18に切欠穴30に係合保持される
差し込み部29を有する左側延長部28とを備える。 【効果】 据付け、開梱後の包装部品の後処理、廃却が
簡単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被包装体を保護する
包装装置の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9、10は実開昭58−88379号
公報に示された従来の包装装置を示す分解斜視図で、1
は被包装体、2はポリ袋で、被包装体1に被せられる。
3は下箱で被包装体1を載置する左右一対の下クッショ
ン左右4、5を内底面上に接着している。8、9は被包
装体1と嵌合する凹部を設けた左右一対の発泡スチロー
ルで成形された上クッション左右6、7で被包装体1の
上面の両端コーナーを保護する。10、11は前後一対
の段ボール製の保護板で、被包装体1の前後面を覆うよ
うに使用される。12は上箱で左右一対の上クッション
左右6、7と上記保護板前後10、11の上端縁を上方
から覆っている。13は更に全体を結束するバンドで構
成されたものである。
【0003】次に動作について説明する。下箱3の内底
面上と妻面側に、のり接着した下クッション左右4、5
の凹部に被包装体1の下底部の凸部を落し込み、ポリ袋
2を被包装体1の全体に被せる。被包装体1の上面の両
端には、内側に凹部8、9を設けた発泡スチロールで成
形された上クッション左右6、7をはめ込み保護する。
次に保護板前後10、11の下端縁を下箱3の前後の内
面と下クッション左右4、5とのすき間に挿入し、被包
装体1の前後面を保護する。更に保護板前後10、11
の上端縁を、上クッション左右6、7の側面に固定し、
これらを包むように上から上箱12を被せ全体をバンド
13で結束する。
【0004】また、段ボールを折り曲げて3方向から連
設してなる角形筒状を形成し中央には被包装体1と嵌合
する凹部を構成した上部段ボール部品と同形状した下部
段ボール部品をそれぞれ被包装体1の天面の両端コーナ
ーと下部の両端を嵌合固定する技術が実公昭52−25
491号公報、実公昭52−25492号公報、実公昭
52−25503号公報及び実公昭53−30536号
公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の包装装置は、以
上のように構成しているので、被包装体の上面の両端を
保護している包装部品の発泡スチロールで成形した上ク
ッション左右の据付開梱後の後処理、廃却等を検討しな
ければならないなどの問題点があった。また下箱の内底
面と妻面側には各下クッションがのり接着されているの
で解梱後の下箱と各下クッションの別処理するのに、分
解と選別作業に問題点があった。さらに製作において
も、指定位置にのり接着をしなければならないという作
業製にも問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、被包装体の上面を保護する包装
部品を、据付開梱後の後処理廃却等が簡単にできる段ボ
ールを折り曲げたもので、上段ボール保護部品とする包
装装置を提供すること、および下箱の内底面と妻面側に
切欠穴を設け、この切欠穴と嵌合固定するために各下ク
ッションの下面と妻面側に凸部を設けてはめ込み、嵌合
固定する包装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の包装装置は、被包装体の天面の両端を保護する包装装
置において、段ボール板よりなり、四方向に延長部が連
設された天面中央板と、この天面中央板の一側方に設け
られ、先端が前記天面中央板の端に固定された角形筒状
の第1の折り曲げ部と、前記天面中央板の上下方向に設
けられ、先端部が前記天面中央板に沿って中央部で突き
合わされる角形筒状の第2、第3の折り曲げ部と、前記
天面中央板の他側方に設けられ、前記第2、第3の折り
曲げ部の突き合わせ部を内に押え前記第1の折り曲げ部
の切欠穴に係合保持される差し込み部を有する延長部と
を備える。
【0008】この発明に係る請求項2の包装装置は、上
下のトレイ型段ボール箱と、その内側の上下クッション
と、被包装体の前後を保護する保護段ボールとを有する
包装装置において、前記下のトレイ型段ボール箱の底面
と妻面に設けられた切欠穴と、前記下クッションの底面
と妻面に設けられた凸部とを備え、前記底面と妻面の切
欠穴と凸部が嵌合固定される。
【0009】この発明に係る請求項3の包装装置は、被
包装体の天面の両端を保護する段ボールを貼り合わせた
部品を一枚の段ボール板の両端に接着固定してなる上段
ボール部品と、前記被包装体の底面と脚を保護し、段ボ
ールを貼り合わせた部品をトレイ型段ボール下箱の4コ
ーナと中央部に接着固定した下部段ボール部品とを備え
たものである。
【0010】
【作用】この発明における請求項1の包装装置は、上ク
ッション部品を段ボールで折り曲げ構成した上段ボール
保護板部品にしたので、据付け、開梱後の包装部品の後
処理、廃却が簡単にできる。
【0011】この発明における請求項2の包装装置は、
開梱後の分解、選別が容易にでき、製作時の作業もはめ
こみだけの簡単なものにできる。
【0012】この発明における請求項3の包装装置は、
開梱後の包装部品の後処理、廃却が簡単にできる。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1において、図9のものと同一または相当個所
には同一符号を付して、その重複説明は省略する。図中
の14、15は段ボールで構成した上段ボール保護部品
左右で、被包装体1の上面の両端コーナーを保護する。
図2は上段ボール保護部品左右14、15の組立て成形
手順図である。
【0014】次に動作について説明するが、包装作業は
従来と同仕様のため省略して、この発明の改善部品のみ
を説明する。まず、一枚の段ボール板を折り曲げ構成し
た上段ボール保護部品左右14、15は、中央板16よ
りそれぞれ四方に延長部を連設し、右側延長部17は、
角形筒状右18を形成し、右延長部先端19を中央板1
6の右端20に接着固定する。次に上下方向にも上下延
長部21、22を連設し、角形筒状上下23、24を形
成し、上下延長部21、22の上下延長部先端25、2
6は、中央板16に沿って中央板中央部27で互に突き
合せる。次に左側延長部28は、上下延長部21、22
の先端25、26を押えるように、左側延長部28の先
端に設けた差し込み部29を右側延長部17の角形筒状
右18に設けた切欠穴30に差し込んで、中央板16の
中央部に被包装体1の天面の両端コーナーを保護する凹
部32を形成した上段ボール保護板左右14、15とし
たものである。
【0015】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図3において、図4のものと同一ま
たは相当個所には同一符号を付して、その重複説明は省
略する。図中の32は下箱3の妻面側に設けた妻面側切
欠穴で、33は下箱3の内底面に設けた底面切欠穴であ
る。34は各下クッション4、5の妻面側に設けた妻面
側凸部で、35は各下クッション4、5の下面に設けた
下面凸部である。
【0016】下箱3に妻面切欠穴32と、底面切欠穴3
3を設けて、各下クッション4、5に妻面側凸部34と
下面凸部35を設けて、はめこみ嵌合固定にした点にこ
の発明の特徴を有するものであり、その他の構成および
梱包動作は図4のものと同様に行なわれるものである。
【0017】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
について説明する。図4において、図9のものと同一ま
たは相当個所には同一符号を付して、その重複説明は省
略する。図中の14、15は段ボールで構成した上部段
ボール保護部品左右で、被包装体1の上面の両端コーナ
ーを保護する。また36、37は被包装体1の下部を保
護する下部コーナー段ボール左右で、38、39は被包
装体1の脚の部分を保護固定する下部中央段ボール左右
で、いずれも段ボールを貼り合せた部品である。図5は
上部段ボール左14の詳細図で、40は段ボール板、4
1はLコーナー左で、段ボール板40のコーナーに接着
されている。図6は下部段ボール部品の詳細図である。
【0018】次に動作について説明するが、包装作業は
従来と同仕様のため省略して、この実施例の改善部品の
みを説明する。まず、上部段ボール左右14、15は、
段ボールをはり合わせたもので、L型コーナー左右4
1、42を作り、これを段ボール平板40の両コーナー
に接着したもので、左右は同仕様で被包装体1の上面の
両端に嵌合保護する。次に下部段ボール部品は、下箱3
の4コーナーにそれぞれ下部コーナー段ボール左右3
6、37を接着し、更に中央部に下部中央段ボール左右
38、39を接着したもので、いずれも段ボールのはり
合わせから切り欠きカットの加工をしたもので、被包装
体1の下部と脚を嵌合保護するものである。
【0019】実施例4.また、上記実施例3では被包装
体1の天面の両端の嵌合保護において、上部段ボール左
右14、15の単品部品の説明をしたが、上部段ボール
左右14、15の段ボール平板40を抹消しL型コーナ
ー左右41、42を図7に示すように、上箱12の4コ
ーナーに接着して被包装体1の天面の両端を保護するこ
とにより、上記実施例3と同様の効果がある。また、被
包装体1の下部と脚の嵌合保護において、上記実施例で
は下箱3の4コーナーに下部コーナー段ボール左右3
6、37を接着し、その中央部に下記中央段ボール左右
38、39を接着した構成を説明したが、図8に示すよ
うに、下部コーナー段ボール左右36、37と下部中央
段ボール左右38、39を一体型にして下部一体型段ボ
ール前後43、44として、下箱3の長手側の両端一体
に接着して被包装体1の下部と脚を嵌合保護することに
より上記実施例3と同様の効果のある構造にしたもので
ある。
【0020】
【発明の効果】この発明は次に記載する効果を奏する。
請求項1の包装装置は、被包装体の天面の両端を保護す
る包装装置において、段ボール板よりなり、四方向に延
長部が連設された天面中央板と、この天面中央板の一側
方に設けられ、先端が前記天面中央板の端に固定された
角形筒状の第1の折り曲げ部と、前記天面中央板の上下
方向に設けられ、先端部が前記天面中央板に沿って中央
部で突き合わされる角形筒状の第2、第3の折り曲げ部
と、前記天面中央板の他側方に設けられ、前記第2、第
3の折り曲げ部の突き合わせ部を内に押え前記第1の折
り曲げ部の切欠穴に係合保持される差し込み部を有する
延長部とを備えた構成にしたので、上クッション部品を
段ボールで折り曲げ構成した上段ボール保護板部品にし
たので、据付け、開梱後の包装部品の後処理、廃却が簡
単にできる。
【0021】請求項2の包装装置は、上下のトレイ型段
ボール箱と、その内側の上下クッションと、被包装体の
前後を保護する保護段ボールとを有する包装装置におい
て、前記下のトレイ型段ボール箱の底面と妻面に設けら
れた切欠穴と、前記下クッションの底面と妻面に設けら
れた凸部とを備え、前記底面と妻面の切欠穴と凸部が嵌
合固定される構成にしたので、開梱後の分解、選別が容
易にでき、製作時の作業もはめこみだけの簡単なものに
できる。
【0022】請求項3の包装装置は、被包装体の天面の
両端を保護する段ボールを貼り合わせた部品を一枚の段
ボール板の両端に接着固定してなる上段ボール部品と、
前記被包装体の底面と脚を保護し、段ボールを貼り合わ
せた部品をトレイ型段ボール下箱の4コーナと中央部に
接着固定した下部段ボール部品とを備えた構成にしたの
で、開梱後の包装部品の後処理、廃却が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による包装装置の分解斜視
図である。
【図2】この発明の実施例1による包装装置の成形手順
図である。
【図3】この発明の実施例2による包装装置の分解斜視
図である。
【図4】この発明の実施例3による包装装置の分解斜視
図である。
【図5】この発明の実施例3による包装装置の上部段ボ
ール部品の詳細図である。
【図6】この発明の実施例3による包装装置の下部段ボ
ール部品の詳細図である。
【図7】この発明の実施例4による包装装置の上箱と上
部段ボールL型コーナーを一体型にした平面図である。
【図8】この発明の実施例4による包装装置の下箱と下
部段ボールを一体型にした詳細図である。
【図9】従来の包装装置の分解斜視図である。
【図10】従来の包装装置の上クッションの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 被包装体 3 下箱 4、5 下クッション 6、7 上クッション 16 中央板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体の天面の両端を保護する包装装
    置において、段ボール板よりなり、四方向に延長部が連
    設された天面中央板と、この天面中央板の一側方に設け
    られ、先端が前記天面中央板の端に固定された角形筒状
    の第1の折り曲げ部と、前記天面中央板の上下方向に設
    けられ、先端部が前記天面中央板に沿って中央部で突き
    合わされる角形筒状の第2、第3の折り曲げ部と、前記
    天面中央板の他側方に設けられ、前記第2、第3の折り
    曲げ部の突き合わせ部を内に押え前記第1の折り曲げ部
    の切欠穴に係合保持される差し込み部を有する延長部と
    を備えた包装装置。
  2. 【請求項2】 上下のトレイ型段ボール箱と、その内側
    の上下クッションと、被包装体の前後を保護する保護段
    ボールとを有する包装装置において、前記下のトレイ型
    段ボール箱の底面と妻面に設けられた切欠穴と、前記下
    クッションの底面と妻面に設けられた凸部とを備え、前
    記底面と妻面の切欠穴と凸部が嵌合固定される包装装
    置。
  3. 【請求項3】 被包装体の天面の両端を保護する段ボー
    ルを貼り合わせた部品を一枚の段ボール板の両端に接着
    固定してなる上段ボール部品と、前記被包装体の底面と
    脚を保護し、段ボールを貼り合わせた部品をトレイ型段
    ボール下箱の4コーナと中央部に接着固定した下部段ボ
    ール部品とを備えた包装装置。
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