JPH05124335A - 感熱記録紙 - Google Patents

感熱記録紙

Info

Publication number
JPH05124335A
JPH05124335A JP3313444A JP31344491A JPH05124335A JP H05124335 A JPH05124335 A JP H05124335A JP 3313444 A JP3313444 A JP 3313444A JP 31344491 A JP31344491 A JP 31344491A JP H05124335 A JPH05124335 A JP H05124335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
support
thickness
weight
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3313444A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Ono
野 昭 彦 大
Takatoshi Nishizawa
澤 孝 利 西
Akira Iwai
井 昭 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yupo Corp
Original Assignee
Yupo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yupo Corp filed Critical Yupo Corp
Priority to JP3313444A priority Critical patent/JPH05124335A/ja
Priority to DE69204019T priority patent/DE69204019T2/de
Priority to EP92118607A priority patent/EP0540020B1/en
Priority to US07/969,564 priority patent/US5268349A/en
Publication of JPH05124335A publication Critical patent/JPH05124335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/41Base layers supports or substrates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M2205/00Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
    • B41M2205/32Thermal receivers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/914Transfer or decalcomania
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24942Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 解像性に優れ、微小な印字エネルギーでも、
また、高濃度においても鮮明な記録を行なうことのでき
る感熱記録紙を得る。 【構成】 無機微細粉末10〜45重量%含有熱可塑性
樹脂の二軸延伸フィルムを基材層(a)とし、その表面
に熱可塑性樹脂の一軸延伸樹脂フィルムよりなる表面層
(b)を貼着した構造からなる感熱記録用支持体(A)
の表面層(b)上に感熱記録層(B)を設けてなる感熱
記録紙において、前記感熱記録用支持体(A)の物性が
下記の〜の条件を満足するものであることを特徴と
する。 表面層(b)を構成する内層、b、外層bの厚
みが表面層bに対し一定の割合である。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚に対
し一定の割合である。 支持体(A)の密度、不透明度、32kg/cm
の応力に対する圧縮率及び表面のベック平滑度がそれぞ
れ所定の範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録シートに関す
るものであり、特に、解像性に優れ、高濃度において鮮
明な記録を行なうことのできる感熱記録紙に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】感熱記録法は、一般に入力信号に応じて
感熱記録ヘッド(以下、単にヘッドと称する。)を加熱
し、これに接する記録画像受容シート上の呈色剤と発色
剤を溶融接触せしめて発色像を得る記録方法であり、電
話回線に乗せられる帯域の情報量に見合った記録速度を
持ち、現像及び定着工程を要しない一次発色系であり、
しかもヘッドの消耗も極めて少ないために、プリンタ
ー、ファクシミリ等の情報機器に急速に応用されるよう
になった。ところが、これら各種事務機器類の発達と用
途の多様化が急速に進展していることから、夫々の要求
に対応し得る様な感熱記録体の開発が要望されている。
例えば、このような記録機器の高速度化に対応できるも
のとして、微小な印字エネルギーでも高濃度で鮮明な像
が得られる感熱記録体が望まれている。しかし、このよ
うな要望に応ずるには感熱記録層の検討だけではなく、
支持体についても種々検討することが必要であると認識
されるようになり、従来の天然紙に代替して、合成樹脂
フィルムが使用されるケースも増えている。例えば、特
開平2−70479号公報には、微細空洞を有し、該微
細空洞の含有量が40〜100cc/100gである二軸
延伸樹脂フィルム層を、感熱記録層の支持体の一構成要
素として使用する感熱記録体や、前記二軸延伸樹脂フィ
ルム層に、該フィルムと同一または異なる素材からなる
フィルム層を更に積層した感熱記録体が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな空隙率のみを満足する二軸延伸フィルムを支持体の
一部として用いたものは、高濃度でも鮮明な画像を得る
ことができるが、表面強度が弱いため、感熱層を塗工し
た後、表面の平滑化を行なうためにスーパーカレンダー
処理を行なった際に、塗工された感熱層が剥離してしま
うといった欠点を有している。また、その他無機微細粉
末含有樹脂フィルムを使用する感熱記録紙としては、特
開昭59−148693号、特開昭61−279589
号、特開昭62−282970号、特開昭63−999
84号、特開昭63−299976号の各号公報などに
記載されるものが開示されているが、これらの感熱記録
紙は表面強度については良好にすることができるが、い
ずれも高濃度で鮮明な画像とすることができなかった。
一方、近年、感熱記録装置の高速印字の改良が短期間に
進んで、特開昭63−222891号公報に記載される
多重転写可能な感熱転写記録シートに対しても、パルス
幅の狭い時でもより色調濃度の階調記録が出せるよう求
められるようになった。また、「平滑度が高いと印字濃
度が高くなる。」とのこの種業界における常識的な理論
の下に、合成紙の表面平滑度を上げようとして無機微細
粉末の配合量を少なくすると、延伸によるフィルムのボ
イドの発生量が減少して、かえって合成紙のクッション
性が低下するので、特開昭63−222891号公報の
比較例1に見受けられるように画像濃度も低下してしま
う。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を
重ねた結果、クッション性を有する2軸延伸の多孔質フ
ィルム基材の表面に、平滑性及びクッション性をより向
上させた1軸延伸薄層フィルムを表面層として積層した
ものは、解像性に優れ、微小な印字エネルギーでも高濃
度で鮮明、かつ印字後においても、熱によるカールが生
じない感熱記録用支持体とすることができるとの知見を
得て本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の感熱記録紙は、無機微
細粉末10〜45重量%含有熱可塑性樹脂の二軸延伸フ
ィルムを基材層(a)とし、その表面に熱可塑性樹脂の
一軸延伸樹脂フィルムよりなる表面層(b)を貼着した
構造からなる感熱記録用支持体(A)の表面層(b)上
に感熱記録層(B)を設けてなる感熱記録紙において、
前記感熱記録用支持体(A)の物性が下記の〜の条
件を満足するものであることを特徴とするものである。 表面層(b)は、無機微細粉末を0〜30重量%含
有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる外層
(b1 )と、無機微細粉末を30〜80重量%含有する
熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる内層(b2
の少なくとも2層の一軸延伸樹脂フィルムからなるもの
であり、その外層(b1 )の厚みが、表面層(b)の3
〜40%の割合を占め、内層(b2 )の厚みが97〜6
0%を占めていること。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の
0.5〜30%であること。 支持体(A)の密度が0.80g/cm2 以下、不
透明度が70%以上、32kg/cm2 の応力に対する
圧縮率が15〜35%、表面のベック平滑度が500〜
8,000秒であること。
【0006】 [発明の具体的説明] [I] 感熱記録紙 (1) 構 造 本発明の感熱記録紙は、図1に示す感熱記録紙1の断面
図ように、基本的に、無機微細粉末10〜45重量%含
有熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルムを基材層(a)と
し、その表面に無機微細粉末を0〜30重量%含有する
熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる外層(b1
と、無機微細粉末を30〜80重量%含有する熱可塑性
樹脂の一軸延伸フィルムよりなる内層(b2 )の少なく
とも2層の熱可塑性樹脂の一軸延伸樹脂フィルムからな
る表面層(b)を貼着し、裏面側に必要に応じて裏面層
(c)を設けた構造の感熱記録用支持体(A)の表面層
(b)上に感熱記録層(B)を設けることによって形成
されたものである。
【0007】(2) 感熱記録用支持体 本発明の感熱記録紙において用いられる支持体(A)と
しては、無機微細粉末10〜45重量%、好ましくは1
5〜35重量%を含有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィ
ルムを基材層(a)とし、その表面に熱可塑性樹脂の一
軸延伸樹脂フィルムよりなる表面層(b)を貼着した構
造のものであり、かつ、その物性が下記の〜の条件
を満足するものであることが重要である。 表面層(b)は、無機微細粉末を0〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸
延伸フィルムよりなる外層(b1 )と、無機微細粉末を
30〜80重量%、好ましくは40〜65重量%含有す
る熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる内層
(b2 )との、少なくとも2層の一軸延伸樹脂フィルム
の積層体からなるものであり、その外層(b1 )の厚み
が、表面層(b)の3〜40%、好ましくは5〜35%
の割合を占め、内層(b2 )の厚みが97〜60%、好
ましくは95〜65%の割合を占めていること。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の
0.5〜30%、好ましくは3〜25%であること。 支持体(A)の密度が0.80g/cm2 以下、好
ましくは0.55〜0.77g/cm2 、JIS−P8
138による不透明度が70%以上、好ましくは80〜
100%、32kg/cm2 の応力に対する圧縮率(3
2kg/cm2 の荷重をかけたときの圧縮量)が15〜
35%、好ましくは20〜35%、JIS−P8119
で測定した表面のベック平滑度が500〜8,000
秒、好ましくは700〜7,000秒であること。
【0008】このような感熱記録用支持体(A)の具体
例としては、基材層(a)として無機微細粉末を10〜
45重量%含有するポリオレフィン一軸延伸フィルムを
用い、この基材層(a)の表面にポリオレフィン未延伸
フィルム又は無機微細粉末を30重量%以下の量で含有
するポリオレフィン樹脂組成物の未延伸フィルムよりな
る外層(b1 )と、無機微細粉末を30〜80重量%の
量で含有する熱可塑性樹脂の未延伸フィルムよりなる内
層(b2 )との少なくとも2層よりなる表面層(b)
を、該表面層(b)の3〜40%が外層(b1 )、97
〜60%が内層(b2 )の割合の厚みとなるように貼着
して積層した後、該積層フィルムよりなる支持体(A)
を前記基材層(a)のポリオレフィン一軸延伸フィルム
の延伸方向と直角の方向にテンターなどにより延伸し
て、前記基材層(a)を二軸延伸フィルムに延伸し、前
記外層(b1 )及び内層(b2 )よりなる樹脂フィルム
を一軸延伸樹脂フィルムに延伸して、該表面層(b)の
厚みを支持体(A)全体の肉厚の3〜30%とし、か
つ、支持体(A)の物性が、密度が0.80g/cm2
以下、不透明度が70%以上、支持体(A)の圧縮率が
15〜35%、ベック平滑度が500〜8,000秒を
示す複層構造の熱可塑性樹脂フィルムなどを挙げること
ができる。
【0009】前記感熱記録用支持体(A)の基材層
(a)の無機微細粉末の含有が上記範囲未満の場合は不
透明度が低下し画像のコントラストが悪くなり、上記範
囲を超える場合は感熱記録紙の強度が低下する。また、
表面層(b)の外層(b1 )及び内層(b2 )の各々の
厚みが支持体(A)全体の30%を超えると全体の密度
が高くなり、発色濃度が低下する。また、表面層(b)
の外層(b1 )の無機微細粉末含有量が30重量%を超
えるとベック平滑度が低下し、発色濃度が低下するだけ
でなく、表面強度が弱くなり、塗膜の密着が弱く、実用
上好ましくない。また、この外層(b1 )の無機微細粉
末の含有量が30重量%以下であっても、この層の厚み
が表面層(b)の40%を超えると、ベック平滑度は向
上するが、全体のボイド量が少なく、圧縮性が低下し、
発色濃度が低下して好ましくない。前記表面層(b)の
内層(b2 )の無機微細粉末の含有が上記範囲未満の場
合はクッション性がなくなると共に不透明度が低下し画
像のコントラストが悪くなり、上記範囲を超える場合は
クッション性がなくなって発色濃度が低下する。表面層
(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の上記範囲未満
の場合はクッション性がなくなり、得られる画像のコン
トラストが悪くなる。上記範囲を超える場合は感熱記録
紙の強度が低下する。不透明度が上記範囲未満の場合は
画像のコントラストが悪くなり、視覚に訴え難くなる。
ベック平滑度が高い程、発色濃度が高く、高速印字でき
る。但し、ベック平滑度があまり高すぎるとスティッキ
ングが生じ、逆に発色濃度が低下することもある。支持
体(A)の不透明度が高い程、画像のコントラストが引
き立ち、視覚に訴えやすい。支持体(A)の密度と圧縮
率には相関があり、マイクロボイドが多いほど密度は小
さくなるが、圧縮率が高くなる。支持体(A)の密度
(JIS−P8118)が小さくなる程、また、圧縮率
が高い程、感熱記録シートとヘッドとの当接性に優れた
ものとなり、発色濃度は高くなるが、圧縮率があまり高
すぎると、密度が小さくなりすぎて感熱記録紙としての
腰がなくなる。また、圧縮率が低すぎると、クッション
性がなくなって発色濃度が低下する。
【0010】前記表面層(b)としては、通常、無機微
細粉末を0〜30重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延
伸フィルムよりなる外層(b1 )と、無機微細粉末を3
0〜80重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィル
ムよりなる内層(b2 )の2層の熱可塑性樹脂の一軸延
伸樹脂フィルムからなるものであるが、これら両層の間
に中間層(b3 )として他の延伸樹脂フィルムを含んで
いてもよい。また、本発明の感熱記録紙において用いら
れる感熱記録用支持体(A)には、その裏面側に必要に
応じて、該支持体(A)を構成する基材層(a)、外層
(b1 )及び内層(b2)からなる表面層(b)以外の
他の層、例えば、パルプ抄紙やポリエチレンテレフタレ
ートよりなるパッキング層、無機微細粉末含有ポリプロ
ピレンの一軸延伸フィルムよりなる紙状層または裏面層
(c)等を設けてもよい。感熱記録用支持体(A)の裏
面側に形成される熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムより
なる裏面層(c)は、無機微細粉末が0〜80重量%、
好ましくは鉛筆筆記性の面から10〜65重量%の含有
量で、その肉厚が支持体(A)全体の肉厚の0.5〜3
0%、好ましくは3〜25%の範囲内であることが望ま
しい。このような裏面層(c)を設けた感熱記録紙はカ
ール防止性に優れている。更に、該感熱記録用支持体
(A)の基材層(a)には、その裏面側にも表面層
(b)を設けることもできる。
【0011】(3) 感熱記録層 前記支持体(A)上に設けられる感熱記録層(B)とし
ては、発色剤と呈色剤を包含する塗液を塗布・乾燥する
ことによって形成されたものである。該塗液の塗布量は
特に限定されるものではなく、通常乾燥重量で2〜12
g/m2 、好ましくは3〜10g/m2 程度の範囲で調
製される。この感熱記録層に含有される発色剤と呈色剤
の組合せについては、両者が接触して呈色反応を起こす
ような組合せならいずれも使用可能である。
【0012】[II] 感熱記録紙の製造 (1) 構成素材 (a) 熱可塑性樹脂 前記支持体(A)の基材層(a)および表面層(b)に
用いられる熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが通
常用いられる。このようなポリオレフィンとしては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共
重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・
ブテン‐1共重合体、ポリ(4‐メチルペンテン‐
1)、ポリスチレン等が利用できる。勿論、ポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンフタレ
ート等の他の熱可塑性樹脂も使用できるが、コスト面か
らはポリプロピレン系樹脂が好ましい。
【0013】(b) 無機微細粉末 前記支持体(A)の基材層(a)および表面層(b)に
用いられる無機微細粉末としては、炭酸カルシウム、焼
成クレイ、ケイ藻土、タルク、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、硫酸アルミニウム、シリカ等の平均粒径が10μm
以下のものが例示される。特に平均粒径が4μm以下の
ものが好適である。
【0014】(c) 発色剤・呈色剤 上記感熱記録層(B)は発色剤と呈色剤を含有する塗液
を塗布・乾燥することなどによって形成される。感熱記
録層(B)に用いられる発色剤と呈色剤としては、以下
に示すものがあり、これら発色剤と呈色剤の組合せにつ
いては、両者が接触して呈色反応を起こすような組合せ
ならいずれも使用可能であり、例えば無色ないし淡白の
塩基性染料と無機ないし有機の酸性物質との組合せ、あ
るいはステアリン酸第二鉄などの高級脂肪酸金属塩と没
食子酸のようなフェノール類等が例示され、さらにジア
ゾニウム化合物とカプラー及び塩基性物質とを組合せた
ものが適用可能である。
【0015】発色剤 感熱記録層に発色剤として配合される無色ないし淡色の
塩基性染料としては、各種のものが公知であり、例え
ば、3,3‐ビス(p‐ジメチルアミノフェニル)‐6
‐ジメチルアミノフタリド、3,3‐ビス(p‐ジメチ
ルアミノフェニル)フタリド、3‐(p‐ジメチルアミ
ノフェニル)‐3‐(1,2‐ジメチルインドール‐3
‐イル)フタリド、3‐(p‐ジメチルアミノフェニ
ル)‐3‐(2‐メチルインドール‐3‐イル)フタリ
ド、3,3‐ビス(1,2‐ジメチルインドール‐3‐
イル)‐5‐ジメチルアミノフタリド、3,3‐ビス
(1,2‐ジメチルインドール‐3‐イル)‐6‐ジメ
チルアミノフタリド、3,3‐ビス(9‐エチルカルバ
ゾール‐3‐イル)‐6‐ジメチルアミノフタリド、
3,3‐ビス(2‐フェニルインドール‐3‐イル)‐
6‐ジメチルアミノフタリド、3‐p‐ジメチルアミノ
フェニル‐3‐(1‐メチルピロール‐3‐イル)‐6
‐ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染
料、4,4′‐ビス‐ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N‐ハロフェニル‐ロイコオーラミ
ン、N‐2,4,5‐トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p‐ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3‐メチル‐スピロ‐ジナフ
トピラン、3‐エチル‐スピロ‐ジナフトピラン、3‐
フェニル‐スピロ‐ジナフトピラン、3‐ベンジル‐ス
ピロ‐ジナフトピラン、3‐メチル‐ナフト‐(6′‐
メトキシベンゾ)スピロピラン、3‐プロピル‐スピロ
‐ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン‐Bア
ニリノラクタム、ローダミン(p‐ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(o‐クロロアニリノ)ラクタム等
のラクタム系染料、3‐ジメチルアミノ‐7‐メトキシ
フルオラン、3‐ジエチルアミノ‐6‐メトキシフルオ
ラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐メトキシフルオラン、
3‐ジエチルアミノ‐7‐クロロフルオラン、3‐ジエ
チルアミノ‐6‐メチル‐7‐クロロフルオラン、3‐
ジエチルアミノ‐6,7‐ジメチルフルオラン、3‐
(N‐エチル‐p‐トルイジノ)‐7‐メチルフルオラ
ン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐アセチル‐N‐メチ
ルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐メ
チルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐ジベ
ンジルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N
‐メチル‐N‐ベンジルアミノフルオラン、3‐ジエチ
ルアミノ‐7‐N‐クロロエチル‐N‐メチルアミノフ
ルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐ジエチルアミ
ノフルオラン、3‐(N‐エチル‐p‐トルイジノ)‐
6‐メチル‐7‐フェニルアミノフルオラン、3‐(N
‐シクロペンチル‐N‐エチルアミノ)‐6‐メチル‐
7‐アニリノフルオラン、3‐(N‐エチル‐p‐トル
イジノ)‐6‐メチル‐7‐(p‐トルイジノ)フルオ
ラン、3‐ジエチルアミノ‐6‐メチル‐7‐フェニル
アミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐(2‐カ
ルボメトキシフェニルアミノ)フルオラン、3‐(N‐
エチル‐N‐イソアミルアミノ)‐6‐メチル‐7‐フ
ェニルアミノフルオラン、3‐(N‐シクロヘキシル‐
N‐メチルアミノ)‐6‐メチル‐7‐フェニルアミノ
フルオラン、3‐ピペリジノ‐6‐メチル‐7‐フェニ
ルアミノフルオラン、3‐ピペリジノ‐6‐メチル‐7
‐フェニルシミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐6
‐メチル‐7‐キシリジノフルオラン、3‐ジエチルア
ミノ‐7‐(o‐クロロフェニルアミノ)フルオラン、
3‐ジブチルアミノ‐7‐(o‐クロロフェニルアミ
ノ)フルオラン、3‐ピロリジノ‐6‐メチル‐7‐p
‐ブチルフェニルアミノフルオラン、3‐N‐メチル‐
N‐テトラヒドロフルフリルアミノ‐6‐メチル‐7‐
アニリノフルオラン、3‐N‐エチル‐N‐テトラヒド
ロフルフリルアミノ‐6‐メチル‐7‐アニリノフルオ
ラン等のフルオラン系染料等を挙げることができる。
【0016】呈色剤 前記塩基性染料と接触して呈色する無機ないし有機の酸
性物質としては、各種のものが公知であり、例えば、無
機酸性物質として活性白土、酸性白土、アタパルジャイ
ト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ムなどが例示され、有機酸性物質として4‐tert‐ブチ
ルフェノール、4‐ヒドロキシジフェノキシド、α‐ナ
フトール、β‐ナフトール、4‐ヒドロキシアセトフェ
ノール、4‐tert‐オクチルカテコール、2,2′‐ジ
ヒドロキシジフェノール、2,2′‐メチレンビス(4
‐メチル‐6‐tert‐イソブチルフェノール)、4,
4′‐イソプロピリデンビス(2‐tert‐ブチルフェノ
ール)、4,4′‐ sec‐ブチリデンジフェノール、4
‐フェニルフェノール、4,4′‐イソプロピリデンジ
フェノール(ビスフェノールA)、2,2′‐メチレン
ビス(4‐クロロフェノール)、ハイドロキノン、4,
4′‐シクロヘキシリデンジフェノール、4‐ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル、4‐ヒドロキシフタル酸ジメチ
ル、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、ノボラック型
フェノール樹脂、フェノール重合体などのフェノール性
化合物、安息香酸、p‐tert‐ブチル安息香酸、トリク
ロル安息香酸、テレフタル酸、3‐ sec‐ブチル‐4‐
ヒドロキシ安息香酸、3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロ
キシ安息香酸、3,5‐ジメチル‐4‐ヒドロキシ安息
香酸、サリチル酸、3‐イソプロピルサリチル酸、3‐
tert‐ブチルサリチル酸、3‐ベンジルサリチル酸、3
‐(α‐メチルベンジル)サリチル酸、3‐クロル‐5
‐(α‐メチルベンジル)サリチル酸、3,5‐ジ‐te
rt‐ブチルサリチル酸、3‐フェニル‐5‐(α,α‐
ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5‐ジ‐α‐メチ
ルベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、及び前記
フェノール性化合物や芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、
マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マ
ンガン、すず、ニッケル等の多価金属との塩等を例示す
ることができる。
【0017】量 比 なお、前記塩基性染料(発色剤)や呈色剤は必要に応じ
て2種以上を併用することもできる。また塩基性染料と
呈色剤の使用比率は、用いられる塩基性染料や呈色剤の
種類に応じて適宜選択されるもので、特に限定するもの
ではないが、一般に塩基性染料1重量部に対して呈色剤
を1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部程度使用
される。
【0018】塗 液 これらの物質を含む塗液は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕
機により染料(発色剤)と呈色剤とを一様に又は別々に
分散するなどして調製される。塗液中には、デンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基
変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレ
イン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体
塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブダ
ジエン共重合体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アミド樹脂、アミノ樹脂等のバインダーを全固形分
の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程度含有
させておく。
【0019】その他の配合剤 さらに、該塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加す
ることができ、例えばジオクチルスルフォ琥珀酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラウ
リルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金
属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、
その他消泡剤、蛍光染料、着色染料、導電性物質等が適
宜添加される。また必要に応じてステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナ
バロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワ
ックス類、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレン
ビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、
椰子脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド類、2,2′‐メチ
レンビス(4‐メチル‐6‐tert‐ブチルフェノー
ル)、1,1,3‐トリス(2‐メチル‐4‐ヒドロキ
シ‐5‐tert‐ブチルフェニル)ブタン等のヒンダード
フェノール類、2‐(2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2‐ヒドロキシ‐4‐
ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、1,
2‐ジ(3‐メチルフェノキシ)エタン、1,2‐ジフ
ェノキシエタン、1‐フェノキシ‐2‐(4‐メチルフ
ェノキシ)エタン、テレフタル酸ジメチルエステル、テ
レフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジル
エステル、p‐ベンジル‐ビフェニル、1,4‐ジメト
キシナフタレン、1,4‐ジエトキシナフタレン、1‐
ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル等のエステル
類、さらには各種公知の熱可塑性物質やカオリン、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料を添加することもできる。
【0020】(2) 感熱記録用支持体の製造 (a) 無機微細粉末含有熱可塑性樹脂 本発明の感熱記録紙において、感熱記録用支持体(A)
を構成する基材層(a)や、外層(b1 )、内層
(b2 )からなる表面層(b)は、通常前記熱可塑性樹
脂に前記無機微細粉末を配合して溶融混練したものが用
いられる。上記基材層(a)は前記熱可塑性樹脂に無機
微細粉末が10〜45重量%の量で含有されるように配
合した樹脂組成物が用いられる。また、上記外層
(b1 )は熱可塑性樹脂に無機微細粉末が0〜30重量
%の量で含有されるように配合した樹脂組成物が用いら
れる。更に上記内層(b2)は熱可塑性樹脂に無機微細
粉末が30〜80重量%の量で含有されるように配合し
た樹脂組成物が用いられる。
【0021】(b) 積層フィルムの製造 上記支持体を製造するには、基材層(a)のポリオレフ
ィンをロール群の周速差を利用して縦の方向に通常3〜
7倍、好ましくは4〜6倍に延伸し、次いでこの基材層
(a)の延伸フィルムに延伸し、前記外層(b1 )及び
内層(b2 )よりなる樹脂フィルムのラミネート物を積
層し、テンターを用い横方向に4〜12倍、好ましくは
5〜10倍延伸する。それによって、支持体(A)の物
性が、密度が0.80g/cm2 以下、好ましくは0.
55〜0.77g/cm2 、不透明度が70%以上、好
ましくは80%以上、圧縮率が15〜35%、好ましく
は20〜35%、ベック平滑度が500〜8,000
秒、好ましくは700〜7,000秒を示す複層構造の
熱可塑性樹脂フィルムとなる。支持体の肉厚は100〜
1,000μm程度の厚さであり、表面層(b)の厚み
を支持体(A)全体の肉厚の3〜30%、好ましくは3
〜25%として、該表面層(b)の厚さの3〜40%、
好ましくは5〜35%が外層(b1 )、97〜60%、
好ましくは95〜65%が内層(b2 )となるような割
合である。
【0022】(3) 感熱記録紙の製造 上記感熱記録用支持体(A)の表面層(b)上に発色剤
と呈色剤を包含する感熱記録層(B)を設けることによ
って感熱記録紙が形成される。 (a) 塗布・乾燥 本発明の感熱記録紙において、感熱記録層(B)の形成
方法については特に限定されるものではなく、例えばエ
アーナイフコーティング、ブレードコーティング等によ
り塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成される。ま
た、塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
く、通常乾燥重量で2〜12g/m2 、好ましくは3〜
10g/m2 程度の範囲で調製される。なお、感熱記録
紙の感熱記録層(B)上には該記録層(B)を保護する
等の目的でオーバーコート層を設けることもでき、感熱
記録紙の裏面側に粘着剤処理を施し、粘着ラベルに加工
する等、感熱記録紙の製造分野における各種の公知技術
が必要に応じて付加し得るものである。
【0023】
【実施例】以下に実施例および比較例を掲げて、本発明
を更に具体的に説明する。なお、実施例および比較例に
おける各種の物性の測定は、以下の評価方法により測定
したものである。 (1) 評価方法 <圧縮率>32kg/cm2 の荷重を加えたときの圧縮量
で、次式によって求めた。
【0024】
【数1】
【0025】<塗膜密着性評価>前記感熱層塗布後、ニ
チバン(株)製粘着テープ“セロテープ”(商品名)を
印刷面上に強く密着させ、塗工面に沿って素早く剥離
し、表面上からの塗工剤の脱離程度を目視にて観測し、
次の5段階で評価した。 5:大変良い 4:良い 3:実用上支障がない 2:実用上問題がある 1:不良
【0026】<印字性能>マクベス濃度 感熱転写記録体の表面に、(株)大倉電機社製印字装置
(ドット密度:8ドット/mm、印字電力:0.19w
/ドット)を用いて、印字パルス幅を変えて印字し、マ
クベス濃度を測定した。該印字パルス幅とマクベス濃度
との関係を求めた(図2参照)。なお、表2及び表4に
はパルス幅0.8ミリ秒の時のマクベス濃度(ハイライ
ト部)を示す。階調性 また、得られた印字の階調性について、目視にて測定
し、次の5段階にて評価した。 5:大変良い 4:良 い 3:実用上支障はない 2:実用上問題がある 1:不 良
【0027】(2) 実験例 実施例1感熱記録用支持体(A)の製造 (1) メルトフローレート(MFR)が0.8g/10
分のポリプロピレン80重量%及び高密度ポリエチレン
5重量%に、平均粒径が1.5μmの炭酸カルシウム1
5重量%を配合し、270℃の温度に設定した押出機に
て混練させた後、シート状に押し出し、冷却装置により
冷却して無延伸シートを得た。次いで、このシートを1
50℃の温度に加熱した後、縦方向に5倍延伸して基材
層(a)用の5倍延伸シートを得た。
【0028】(2) MFRが4.0のポリプロピレン8
5重量%に、平均粒径が1.5μmの炭酸カルシウム1
5重量%を混合した外層(b1 )用の樹脂組成物と、M
FRが4.0のポリプロピレン55重量%に、平均粒径
が1.5μmの炭酸カルシウム45重量%を混合した内
層(b2 )用の樹脂組成物を、各々の押出機で230℃
の温度で溶融混練した後、外層(b1 )の延伸後の最終
厚みが3μm、内層(b2 )の延伸後の最終厚みが12
μmの積層シートとなるようにダイの開孔度を調整して
押出した表面層(b)用の押出しシートを、前記基材層
(a)用の5倍延伸シートの片面に積層し、更に該5倍
延伸シートの反対側の面にMIが4.0のポリプロピレ
ン55重量%に、平均粒径が1.5μmの炭酸カルシウ
ム45重量%を混合した裏面層(c)用の樹脂組成物を
別の押出機で溶融混練して、該裏面層(c)の延伸後の
最終厚みが15μmとなるようにダイの開孔度を調整し
て押出し積層した。次いで、60℃の温度にまで冷却し
た後、165℃の温度にまで再度加熱しテンターで横方
向に7.5倍で延伸し、167℃の温度でアニーリング
処理し、60℃の温度にまで冷却して、耳部をスリット
しての4層構造(b1/b2 /a/c=3μm/12μ
m/50μm/15μm)の肉厚が80μmの積層延伸
樹脂シートよりなる感熱記録用支持体(A)を得た。得
られた積層延伸樹脂シートよりなる感熱記録用支持体
(A)の構造及び組成は表1に示すようなものであり、
また、支持体(A)の物性は表2に示すように、密度が
0.72、不透明土が91%、圧縮率が27%、平滑度
が1,200秒であった。
【0029】感熱記録層用の塗液の調製 また支持体上に塗布して感熱記録層を得るための塗液は
次の様に調製した。 A液調製 3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7− フェニルアミノフルオラン 10部 ジベンジルテレフタレート 20部 メチルセルロース 5%水溶液 20部 水 40部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるま
で粉砕した。 B液調製 4,4′−イソプロピリデンジフェノール 30部 メチルセルロース 5%水溶液 40部 水 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるま
で粉砕した。 塗液調製 A液90部、B液90部、酸化珪素顔料(商品名:ミズ
カシルP−527、平均粒子径:1.8μm、吸油量:
180cc/100g、水沢化学社製)30部、10%ポ
リビニルアルコール水溶液300部、水28部を混合、
撹拌し塗液とした。
【0030】感熱記録紙の製造 この積層延伸樹脂シートよりなる感熱記録用支持体
(A)の最外表面に位置する外層(b1 )上に、ポリエ
チレン系のアンカー材とブロッキング防止のためのシリ
カを混合した水系コート液を塗布してアンカーコート層
を設け、上記の様に調製した感熱記録層用の塗液を乾燥
後の塗布量が5g/m2 となるように塗布して乾燥させ
た後、スパーカレンダー掛けして感熱記録紙とした。得
られた感熱記録紙の評価を行ない、その結果を表2に示
す。
【0031】実施例2〜5、実施例8〜10及び比較例
1〜7 実施例1において、感熱記録用支持体(A)の各層の組
成およびダイの開孔度を表1及び3に示す数値に変更す
る以外は、実施例1と同様に行なって表2及び表4に示
す物性の支持体(A)を得た。このような支持体(A)
上に実施例1と同様にして感光記録層(B)を形成し感
熱記録紙を製造した。得られた感熱記録紙の評価を行な
い、その結果を表2及び表4に示す。
【0032】実施例6 実施例1において、重質炭酸カルシウムの代わりに平均
粒径2.0μmのタルクを用いて表1に示す組成及び構
造とした以外は実施例1と同様に行なって支持体(A)
を得た。このような支持体(A)に実施例1と同様にし
て感光記録層(B)を形成し感熱記録紙を製造した。得
られた感熱記録紙の評価を行ない、その結果を表2に示
す。
【0033】実施例7 実施例1において、重質炭酸カルシウムの代りに、平均
粒径0.8μmの焼成クレイを用いる以外は実施例1と
同様に行なって表1に示す構造及び組成の支持体(A)
を得た。このような支持体(A)に実施例1と同様にし
て感光記録層(B)を形成し感熱記録紙を製造した。得
られた感熱記録紙の評価を行ない、その結果を表2に示
す。
【0034】比較例8感熱記録用支持体(A)の製造 (1) MIが0.8g/10分のポリプロピレン70重
量%、高密度ポリエチレン20重量%及び平均粒径が
1.5μの重質炭酸カルシウム10重量%からなる樹脂
組成物を、押出機を用いて270℃の温度でシート状に
押し出し、冷却ロールで約60℃の温度にまで冷却して
無延伸シートを得た。この無延伸シートを150℃の温
度に加熱した後、多数のロール群の周速差を利用して縦
方向に5倍延伸させた後、約162℃の温度に再度加熱
した後、テンターを用いて横方向に7.5倍延伸した。
次いで、165℃の温度でアニーリング処理した後、6
0℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして肉厚80
μmの二軸延伸フィルム(基材層(a)のみ)よりなる
支持体(A)を得た。感熱記録紙の製造 このような支持体(A)に実施例1と同様にして感光記
録層(B)を形成し感熱記録紙を製造した。得られた感
熱記録紙の評価を行ない、その結果を表4に示す。
【0035】実施例11 肉厚が40μmの上質紙の表裏面に、実施例2で得た肉
厚が80μmの4層構造(b1 /b2 /a/c=3μm
/12μm/50μm/15μm)の積層延伸樹脂シー
トよりなる支持体(A)を接着剤を用いて積層して、密
度:0.78g/m3 の九層構造(b1 /b2 /a/c
/上質紙/b1 /b2 /a/c)の感熱記録用支持体
(A)を得た。該感熱記録用支持体(A)のb1層側に
実施例1と同様にして感熱記録層(B)を設けて感熱記
録紙を製造し、評価したところ、階調の良好な印字(マ
クベス濃度:0.22、評価:5)、塗膜密着(評価:
5)の良好なものが得られた。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】本発明の感熱記録紙は、表面平滑性に優
れ、該感熱記録紙中の感熱記録用支持体に含まれる多数
のミクロボイドによってクッション性に優れ、それによ
って印字ヘッドと感熱記録紙との密着性が向上して、階
調に富んだ画像を得ることができる。更に、該感熱記録
用支持体は塗膜密着性にも優れていることから、感熱記
録用支持体より感熱記録層が剥離し難くなり、実用性の
ある感熱記録紙を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明実施例の感熱記録紙の断面図であ
る。
【図2】第2図はヘッドのパルス幅と加熱記録紙上に印
字された印字のマクベス濃度との相関図である。
【符号の説明】
1 感熱記録紙 a 基材層 b 表面層 b1 外層 b2 内層 c 裏面層 A 支持体 B 感熱記録層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】すなわち、本発明の感熱記録紙は、無機微
細粉末10〜45重量%含有熱可塑性樹脂の二軸延伸フ
ィルムを基材層(a)とし、その表面に熱可塑性樹脂の
一軸延伸樹脂フィルムよりなる表面層(b)を貼着した
構造からなる感熱記録用支持体(A)の表面層(b)上
に感熱記録層(B)を設けてなる感熱記録紙において、
前記感熱記録用支持体(A)の物性が下記の〜の条
件を満足するものであることを特徴とするものである。 表面層(b)は、無機微細粉末を0〜30重量%含
有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる外層
(b)と、無機微細粉末を30〜80重量%含有する
熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる内層(b
の少なくとも2層の一軸延伸樹脂フィルムからなるもの
であり、その外層(b)の厚みが、表面層(b)の3
〜40%の割合を占め、内層(b)の厚みが97〜6
0%を占めていること。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の
0.5〜30%であること。 支持体(A)の密度が0.80g/cm以下、不
透明度が70%以上、32kg/cmの応力に対する
圧縮率が15〜35%、表面のベック平滑度が500〜
8,000秒であること。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】(2) 感熱記録用支持体 本発明の感熱記録紙において用いられる支持体(A)と
しては、無機微細粉末10〜45重量%、好ましくは1
5〜35重量%を含有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィ
ルムを基材層(a)とし、その表面に熱可塑性樹脂の一
軸延伸樹脂フィルムよりなる表面層(b)を貼着した構
造のものであり、かつ、その物性が下記の〜の条件
を満足するものであることが重要である。 表面層(b)は、無機微細粉末を0〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸
延伸フィルムよりなる外層(b)と、無機微細粉末を
30〜80重量%、好ましくは40〜65重量%含有す
る熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる内層
(b)との、少なくとも2層の一軸延伸樹脂フィルム
の積層体からなるものであり、その外層(b)の厚み
が、表面層(b)の3〜40%、好ましくは5〜35%
の割合を占め、内層(b)の厚みが97〜60%、好
ましくは95〜65%の割合を占めていること。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の
0.5〜30%、好ましくは3〜25%であること。 支持体(A)の密度が0.80g/cm以下、好
ましくは0.55〜0.77g/cm、JIS−P8
138による不透明度が70%以上、好ましくは80〜
100%、32kg/cmの応力に対する圧縮率(3
2kg/cmの荷重をかけたときの圧縮量)が15〜
35%、好ましくは20〜35%、JIS−P8119
で測定した表面のベック平滑度が500〜8,000
秒、好ましくは700〜7,000秒であること。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】このような感熱記録用支持体(A)の具体
例としては、基材層(a)として無機微細粉末を10〜
45重量%含有するポリオレフィン一軸延伸フィルムを
用い、この基材層(a)の表面にポリオレフィン未延伸
フィルム又は無機微細粉末を30重量%以下の量で含有
するポリオレフィン樹脂組成物の未延伸フィルムよりな
る外層(b)と、無機微細粉末を30〜80重量%の
量で含有する熱可塑性樹脂の未延伸フィルムよりなる内
層(b)との少なくとも2層よりなる表面層(b)
を、該表面層(b)の3〜40%が外層(b)、97
〜60%が内層(b)の割合の厚みとなるように貼着
して積層した後、該積層フィルムよりなる支持体(A)
を前記基材層(a)のポリオレフィン一軸延伸フィルム
の延伸方向と直角の方向にテンターなどにより延伸し
て、前記基材層(a)を二軸延伸フィルムに延伸し、前
記外層(b)及び内層(b)よりなる樹脂フィルム
を一軸延伸樹脂フィルムに延伸して、該表面層(b)の
厚みを支持体(A)全体の肉厚の0.5〜30%とし、
かつ、支持体(A)の物性が、密度が0.80g/cm
以下、不透明度が70%以上、支持体(A)の圧縮率
が15〜35%、ベック平滑度が500〜8,000秒
を示す複層構造の熱可塑性樹脂フィルムなどを挙げるこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(b)積層フィルムの製造 上記支持体を製造するには、基材層(a)のポリオレフ
ィンをロール群の周速差を利用して縦の方向に通常3〜
7倍、好ましくは4〜6倍に延伸し、次いでこの基材層
(a)の延伸フィルムに延伸し、前記外層(b)及び
内層(b)よりなる樹脂フィルムのラミネート物を積
層し、テンターを用い横方向に4〜12倍、好ましくは
5〜10倍延伸する。それによって、支持体(A)の物
性が、密度が0.80g/cm以下、好ましくは0.
55〜0.77g/cm、不透明度が70%以上、好
ましくは80%以上、圧縮率が15〜35%、好ましく
は20〜35%、ベック平滑度が500〜8,000
秒、好ましくは700〜7,000秒を示す複層構造の
熱可塑性樹脂フィルムとなる。支持体の肉厚は100〜
1,000μm程度の厚さであり、表面層(b)の厚み
を支持体(A)全体の肉厚の3〜30%、好ましくは3
〜25%として、該表面層(b)の厚さの0.5〜40
%、好ましくは5〜35%が外層(b)、97〜60
%、好ましくは95〜65%が内層(b)となるよう
な割合である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】(2) MFRが4.0のポリプロピレン
85重量%に、平均粒径が1.5μmの炭酸カルシウム
15重量%を混合した外層(b)用の樹脂組成物と、
MFRが4.0のポリプロピレン55重量%に、平均粒
径が1.5μmの炭酸カルシウム45重量%を混合した
内層(b)用の樹脂組成物を、各々の押出機で230
℃の温度で溶融混練した後、外層(b)の延伸後の最
終厚みが3μm、内層(b)の延伸後の最終厚みが1
2μmの積層シートとなるようにダイの開孔度を調整し
て押出した表面層(b)用の押出しシートを、前記基材
層(a)用の5倍延伸シートの片面に積層し、更に該5
倍延伸シートの反対側の面にMIが4.0のポリプロピ
レン55重量%に、平均粒径が1.5μmの炭酸カルシ
ウム45重量%を混合した裏面層(c)用の樹脂組成物
を別の押出機で溶融混練して、該裏面層(c)の延伸後
の最終厚みが15μmとなるようにダイの開孔度を調整
して押出し積層した。次いで、60℃の温度にまで冷却
した後、165℃の温度にまで再度加熱しテンターで横
方向に7.5倍で延伸し、167℃の温度でアニーリン
グ処理し、60℃の温度にまで冷却して、耳部をスリッ
トしての4層構造(b/b)/a/c=3μm/1
2μm/50μm/15μm)の肉厚が80μmの積層
延伸樹脂シートよりなる感熱記録用支持体(A)を得
た。得られた積層延伸樹脂シートよりなる感熱記録用支
持体(A)の構造及び組成は表1に示すようなものであ
り、また、支持体(A)の物性は表2に示すように、密
度が0.72、不透明度が91%、圧縮率が27%、平
滑度が1,200秒であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機微細粉末10〜45重量%含有熱可塑
    性樹脂の二軸延伸フィルムを基材層(a)とし、その表
    面に熱可塑性樹脂の一軸延伸樹脂フィルムよりなる表面
    層(b)を貼着した構造からなる感熱記録用支持体
    (A)の表面層(b)上に感熱記録層(B)を設けてな
    る感熱記録紙において、前記感熱記録用支持体(A)の
    物性が下記の〜の条件を満足するものであることを
    特徴とする感熱記録紙。表面層(b)は、無機微細粉
    末を0〜30重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フ
    ィルムよりなる外層(b1 )と、無機微細粉末を30〜
    80重量%含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよ
    りなる内層(b2 )の少なくとも2層の一軸延伸樹脂フ
    ィルムからなるものであり、その外層(b1 )の厚み
    が、表面層(b)の3〜40%の割合を占め、内層(b
    2 )の厚みが97〜60%を占めていること。 表面層(b)の厚みが支持体(A)全体の肉厚の
    0.5〜30%であること。 支持体(A)の密度が0.80g/cm2 以下、不
    透明度が70%以上、32kg/cm2 の応力に対する
    圧縮率が15〜35%、表面のベック平滑度が500〜
    8,000秒であること。
  2. 【請求項2】前記感熱記録用支持体(A)の裏面側に無
    機微細粉末0〜80重量%を含有する熱可塑性樹脂の一
    軸延伸フィルムよりなる裏面層(c)を、支持体(A)
    全体の肉厚の0.5〜30%の厚みで設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の感熱記録紙。
JP3313444A 1991-11-01 1991-11-01 感熱記録紙 Pending JPH05124335A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3313444A JPH05124335A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 感熱記録紙
DE69204019T DE69204019T2 (de) 1991-11-01 1992-10-30 Aufzeichnungspapier.
EP92118607A EP0540020B1 (en) 1991-11-01 1992-10-30 Recording paper
US07/969,564 US5268349A (en) 1991-11-01 1992-10-30 Recording material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3313444A JPH05124335A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 感熱記録紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05124335A true JPH05124335A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18041378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3313444A Pending JPH05124335A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 感熱記録紙

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5268349A (ja)
EP (1) EP0540020B1 (ja)
JP (1) JPH05124335A (ja)
DE (1) DE69204019T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094808A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Ricoh Co Ltd 感熱記録材料
US7981503B2 (en) 2002-07-25 2011-07-19 Yupo Corporation Stretched resin film and label comprising the same

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5447899A (en) * 1993-05-28 1995-09-05 New Oji Paper Co., Ltd. Heat-sensitive recording material
JP3026703B2 (ja) * 1993-06-23 2000-03-27 王子油化合成紙株式会社 熱転写画像受容シート用支持体
JP3248993B2 (ja) * 1993-06-30 2002-01-21 株式会社ユポ・コーポレーション 感熱記録紙
US5399218A (en) * 1993-10-26 1995-03-21 Eastman Kodak Company Process for making extruded receiver and carrier layer for receiving element for use in thermal dye transfer
JPH07179078A (ja) * 1993-12-21 1995-07-18 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱転写画像受容シート
JPH08252889A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 熱可塑性樹脂積層フィルム延伸物およびそれを用いた印刷用紙
JP3509278B2 (ja) * 1995-04-04 2004-03-22 株式会社ユポ・コーポレーション 印刷性の優れた熱可塑性樹脂積層延伸フィルム
JPH08324142A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Sony Corp 転写型画像保護フィルム及びその製造方法
US6028028A (en) * 1995-11-30 2000-02-22 Oji-Yuka Synthetic Paper Co., Ltd. Recording sheet
US6656671B1 (en) 1998-11-20 2003-12-02 Eastman Kodak Company Photographic element with voided cushioning layer
TWI273991B (en) * 2002-05-15 2007-02-21 Kiwa Chemical Ind Co Ltd Laminate for printing and printing method and printed matter using the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613748A (ja) * 1984-06-18 1986-01-09 王子油化合成紙株式会社 高光沢の印刷が可能な合成紙
JP2565866B2 (ja) * 1986-02-25 1996-12-18 大日本印刷株式会社 被熱転写シ−ト
JP2930633B2 (ja) * 1989-12-21 1999-08-03 王子油化合成紙株式会社 感熱記録紙用支持体
JP2925212B2 (ja) * 1990-01-20 1999-07-28 王子油化合成紙株式会社 感熱転写記録シート用支持体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094808A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Ricoh Co Ltd 感熱記録材料
US7981503B2 (en) 2002-07-25 2011-07-19 Yupo Corporation Stretched resin film and label comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
DE69204019D1 (de) 1995-09-14
EP0540020A1 (en) 1993-05-05
US5268349A (en) 1993-12-07
DE69204019T2 (de) 1996-02-15
EP0540020B1 (en) 1995-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2651469B2 (ja) 感熱記録体
JPH05124335A (ja) 感熱記録紙
US5122413A (en) Support for thermosensitive recording
JP2680400B2 (ja) 感熱記録体
JP3139209B2 (ja) 感熱記録材料用フィルム及びそれを用いた感熱記録材料
JP2922275B2 (ja) 発色剤と呈色剤を包含する感熱記録層を設けた感熱記録体用支持体
JP2919062B2 (ja) 感熱記録体
JP2907978B2 (ja) 発色剤と呈色剤を包含する感熱記録層を設けた感熱記録体用支持体
JPH05169806A (ja) 感熱記録紙
JPH05169804A (ja) 感熱記録紙
JP2984005B2 (ja) 感熱記録体
JP2946811B2 (ja) 2色感熱記録体
JPH0558070A (ja) 記録紙
JPH0558028A (ja) 感熱記録体
JPH01190487A (ja) 感熱記録体
JPH0578509A (ja) ポリオレフイン系フイルム
JPH05177935A (ja) 感熱記録体及びその製造方法
JPH05221126A (ja) 記録紙
JPH06135136A (ja) 感熱記録体
JPH07132677A (ja) 感熱記録体
JPH032088A (ja) 感熱記録体
JP2000289354A (ja) 感熱記録用フィルム
JP2000355166A (ja) 感熱記録用フィルム
JPH01204784A (ja) 2色感熱記録体
JPH01272487A (ja) 多色感熱記録体