JPH0512365U - 自動車のカウルトツプカバーのエンドラバー取付構造 - Google Patents

自動車のカウルトツプカバーのエンドラバー取付構造

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JPH0512365U
JPH0512365U JP6055991U JP6055991U JPH0512365U JP H0512365 U JPH0512365 U JP H0512365U JP 6055991 U JP6055991 U JP 6055991U JP 6055991 U JP6055991 U JP 6055991U JP H0512365 U JPH0512365 U JP H0512365U
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JP
Japan
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top cover
cowl top
end rubber
rear end
rubber
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Application number
JP6055991U
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Inventor
勝 山田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウルトップカバー2の後端部に、エンドラ
バー3を容易かつ確実に取付ける。取付品質としての見
栄えを良好にする。長期間にわたってシール性を確保す
る。 【構成】 エンドラバー3の内部に、カウルトップカバ
ー2の後端部を収納する凹陥状部12を設ける。凹陥状部
12の開口周壁に、脚部14を設ける。カウルトップカバー
2の後端部に、凹陥状部12にカウルトップカバー2の後
端部を収納した状態で、脚部14が差込み係合する係合部
17を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のカウルトップカバーのエンドラバー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、例えば特開平2−175473号公報に記載されているよ うに、曲面形状を呈するフロントガラスの下端部を被覆するカウルトップカバー の後端部に、フロントガラスの下端部とカウルトップカバーの後端部との間の隙 間を塞ぐエンドラバーを取付けている。
【0003】 そして、このエンドラバーの取付構造は、カウルトップカバーの曲線形状を呈 する後端部に、エンドラバーを両面テープ等により接着固定している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、エンドラバーは、細長く伸びた軟質体であり、カウルトップカバーに エンドラバーを接着する際に、エンドラバーがたわみ、ずれが生じ易く、エンド ラバーに引張力を与えると必要以上に伸び、接合部間にエンドラバーの取付後の 縮みによるはがれが生じ易く、取付品質としての見栄えが悪いという不具合があ る。
【0005】 また、カウルトップカバーの材質によっては、プライマー等の表面処理等の清 掃をしなければ、接着ができない場合もあり、カウルトップカバーの曲率形状に 沿わせて接着する作業は手間で面倒であり、工数が多くなる。
【0006】 そして、経時変化によって、カウルトップカバーにその長手方向に伸縮が生じ ると、カウルトップカバーとエンドラバーとの熱膨脹率の差異によってエンドラ バーがカウルトップカバーの伸縮力による力(せん断力)を受けることにより、 接着力が低下し、エンドラバーは浮き上がったり外れ易くなる。これにより、カ ウルトップカバーとエンドラバーとの間に隙間が生じ、密閉性が不足して雨水等 が内部に侵入するという不具合もある。
【0007】 本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、取付品質としての見栄えを 良好にすることができ、長期間にわたってシール性を確保することができる自動 車のカウルトップカバーのエンドラバー取付構造を提供することを目的とするも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、曲面形状を呈するフロントガラス1の下端部を被覆するカウルトッ プカバー2の後端部に、フロントガラス1の下端部とカウルトップカバー2の後 端部との間の隙間を塞ぐエンドラバー3を取付けた自動車のカウルトップカバー のエンドラバー取付構造において、前記エンドラバー3の内部に前記カウルトッ プカバー2の後端部を収納する凹陥状部12を備え、このエンドラバー3の凹陥状 部12にカウルトップカバー2の後端部を収納した状態で、カウルトップカバー2 の後端部に設けられ前記凹陥状部12に連通する係合部17に、エンドラバー3の凹 陥状部12の開口周壁に設けられた脚部14を差込み係合したものである。
【0009】
【作用】
本考案では、エンドラバー3の凹陥状部12にカウルトップカバー2の後端部を 収納させ、エンドラバー3の脚部14をカウルトップカバー2の係合部17に差込み 係合させることにより、エンドラバー3をカウルトップカバー2の後端部に取付 けることができる。この脚部14は、エンドラバー3がカウルトップカバー2の車 体前後方向に離脱するのを防止するとともに、取付時に車体前後方向を位置決め する。
【0010】 また、経時変化によって、カウルトップカバー2にその長手方向に伸縮が生じ ても、カウルトップカバー2とエンドラバー3とは差込み係合による固着である ため、カウルトップカバー2とエンドラバー3との係合部分が摺動し、カウルト ップカバー2とエンドラバー3との熱膨脹率の差異を吸収でき、カウルトップカ バー2とエンドラバー3とのシール性を長期間にわたって確保する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0012】 図5は自動車のフロントガラス1を示し、この曲面形状を呈するフロントガラ ス1の下端部を被覆するカウルトップカバー2の後端部に、フロントガラス1の 下端部とカウルトップカバー2の後端部との間の隙間を塞ぐエンドラバー3を取 付けている。
【0013】 前記エンドラバー3は、図1ないし図4に示すように、例えば軟質ポリ塩化ビ ニル等の熱可塑性エラストマからなり、インサート部材11を例えば押出し成形に て一体に形成しており、内部にカウルトップカバー2の後端部を収納する凹陥状 部12を形成している。そして、エンドラバー3の前端面に凹陥状部12が連通開口 し、後端部は先細り形状となるとともに表面3a側に対してフロントガラス1に接 合する接合面3b側に彎曲突出している。なお、このエンドラバー3の後端部は、 フロントガラス1への接合で、フロントガラス1に沿って弾性変形して密着する 。
【0014】 前記インサート部材11は、例えば金属製で断面略U字状に形成され、その両片 部13の後端すなわち凹陥状部12の開口周壁に対応して脚部14が相対する方向に折 曲形成されている。また、各片部13および脚部14に前後方向に沿って開口するス リット15がインサート部材11の長手方向に一定間隔毎に形成されており、このス リット15によってカウルトップカバー2の後端部の三次元的な曲率形状部分に沿 って取付けることが可能となっている。
【0015】 そして、エンドラバー3にインサート成形によってインサート部材11を一体に 形成することにより、エンドラバー3の部材がインサート部材11のスリット15に 入り込むので、両部材を強固に固定することができる。
【0016】 前記カウルトップカバー2は、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂からなり 、前記フロントガラス1の下端部の曲面形状に沿って形成された後端部に、エン ドラバー3の凹陥状部12に収納される係合突部16が突出形成されている。この係 合突部16には、インサート部材11の脚部14およびエンドラバー3の凹陥状部12の 開口周壁3cが差込み係合される係合部17が形成されている。この係合部17は係合 凹部17a からなる。
【0017】 そうして、カウルトップカバー2とエンドラバー3とを組立てるには、図4に 示すように、エンドラバー3の凹陥状部12の開口をカウルトップカバー2の係合 突部16の後端部に当てがって押し込むようにすることにより、インサート部材11 の両片部13の対向間隔が広がりつつ凹陥状部12内に係合突部16が挿入され、イン サート部材11の脚部14が係合突部16の係合凹部17まで達すると、インサート部材 11の弾性により両片部13の脚部14およびエンドラバー3の開口周壁3cが係合凹部 17a に差込み係合される。
【0018】 このように、エンドラバー3をカウルトップカバー2に係合させるだけの作業 で、手間がかからず容易かつ確実に取付けることができ、生産性を向上させるこ とができる。しかも、従来のようにエンドラバー3の接着による固着とは異なり 、エンドラバー3のたわみ、ずれ、伸び等の発生を防止でき、取付品質としての 見栄えを良好にすることができる。
【0019】 また、経時変化によって、カウルトップカバー2にその長手方向に伸縮が生じ ても、カウルトップカバー2とエンドラバー3とは係合による固着であるため、 カウルトップカバー2とエンドラバー3との係合部分が摺動し、カウルトップカ バー2とエンドラバー3との熱膨脹率の差異を吸収でき、カウルトップカバー2 とエンドラバー3とのシール性を長期間にわたって確保することができる。
【0020】 また、インサート部材11の脚部14は、エンドラバー3がカウルトップカバー2 の車体前後方向に離脱するのを防止する機能をもち、取付時において車体前後方 向を位置決めする役目を果たす。
【0021】 次に、図6ないし図8は本考案の他の実施例を示す。この実施例では、インサ ート部材11の両片部13をエンドラバー3の前端面まで延ばし、この上側の片部13 に複数の脚部14を突出形成する。カウルトップカバー2の後端部から略L字状の 係合突部16を突出形成し、この係合突部16の基部部分に係合部17として係合孔17 b を貫通形成するとともに、この係合孔17b に臨んで係合溝部18を形成する。な お、脚部14の幅Aと係合孔の幅Bとの寸法関係はA<Bである。
【0022】 そして、カウルトップカバー2とエンドラバー3とを組立てるには、インサー ト部材11の各脚部14をカウルトップカバー2の各係合孔17b に挿入し、エンドラ バー3の凹陥状部12内に係合突部16を挿入収納する。その後、各脚部14を係合溝 部18内に略直角に折り曲げて係止させる。
【0023】 この実施例の場合、脚部14の幅Aと係合孔の幅Bとの寸法関係をA<Bに保持 することにより、カウルトップカバー2とエンドラバー3との熱膨脹率の差異を 吸収することができる。
【0024】 なお、インサート部材11は芯材としてエンドラバー3の形状保持性、三次元的 な形状をもつカウルトップカバー2への取付容易、保持性を有するけれども、こ の芯材の代案としては、エンドラバー3のフロントガラス1との接合部分を軟質 材とするとともにカウルトップカバー2の保持部分を硬質材として形成し、この 保持部分に形成された脚部14をカウルトップカバー2の係合部に差込み係合する こともできる。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、エンドラバーの凹陥状部にカウルトップカバーの後端部を収 納させ、エンドラバーの脚部をカウルトップカバーの係合部に差込み係合させる ことにより、手間がかからず容易かつ確実に取付けることができ、生産性を向上 させることができる。しかも、従来のようにエンドラバーの接着による固着とは 異なり、エンドラバーのたわみ、ずれ、伸び等の発生を防止でき、取付品質とし ての見栄えを良好にすることができる。
【0026】 また、経時変化によって、カウルトップカバーにその長手方向に伸縮が生じて も、カウルトップカバーとエンドラバーとは差込み係合による固着であるため、 カウルトップカバーとエンドラバーとの係合部分が摺動し、カウルトップカバー とエンドラバーとの熱膨脹率の差異を吸収でき、カウルトップカバーとエンドラ バーとのシール性を長期間にわたって確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車のカウルトップカバーのエンド
ラバー取付構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】そのインサート部材の斜視図である。
【図4】その組立状態の斜視図である。
【図5】自動車のフロントガラス部分の斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図7】その組立状態の斜視図である。
【図8】そのインサート部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントガラス 2 カウルトップカバー 3 エンドラバー 12 凹陥状部 14 脚部 17 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面形状を呈するフロントガラスの下端
    部を被覆するカウルトップカバーの後端部に、フロント
    ガラスの下端部とカウルトップカバーの後端部との間の
    隙間を塞ぐエンドラバーを取付けた自動車のカウルトッ
    プカバーのエンドラバー取付構造において、 前記エンドラバーの内部に前記カウルトップカバーの後
    端部を収納する凹陥状部を備え、このエンドラバーの凹
    陥状部にカウルトップカバーの後端部を収納した状態
    で、カウルトップカバーの後端部に設けられ前記凹陥状
    部に連通する係合部に、エンドラバーの凹陥状部の開口
    周壁に設けられた脚部を差込み係合したことを特徴とす
    る自動車のカウルトップカバーのエンドラバー取付構
    造。
JP6055991U 1991-07-31 1991-07-31 自動車のカウルトツプカバーのエンドラバー取付構造 Pending JPH0512365U (ja)

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