JPH0512334Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0512334Y2
JPH0512334Y2 JP1705887U JP1705887U JPH0512334Y2 JP H0512334 Y2 JPH0512334 Y2 JP H0512334Y2 JP 1705887 U JP1705887 U JP 1705887U JP 1705887 U JP1705887 U JP 1705887U JP H0512334 Y2 JPH0512334 Y2 JP H0512334Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
water
watering
vehicle body
auxiliary tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1705887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63126419U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1705887U priority Critical patent/JPH0512334Y2/ja
Publication of JPS63126419U publication Critical patent/JPS63126419U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0512334Y2 publication Critical patent/JPH0512334Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、簡単な構造で散水及び散水タンクへ
の給水ができる散水車に関する。
(従来の技術) 従来、道路、樹木への散水は、散水専用車で行
なつており、例えばトラクタを散水車に適用した
ものはなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) そのため、トラクタ等の高価な車輌を持つてい
ても、散水車には適用し難く、汎用性の低いもの
であつた。これはトラクタ等では、多量の水を貯
水することが困難であり、散水ポンプの新設は高
価で且つ面倒である等の問題があることに起因し
ている。
ところで、トラクタにはフロントローダ、フオ
ークリフト、ホイールローダ等の昇降部を有する
昇降機構(作業機)が装着可能となつている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、昇降機構9を装備した走行車輌にお
いて、その昇降機構9の昇降部15に散水タンク
18を設け、それと反対側の走行車体2の前後部
に補助タンク23を設け、補助タンク23から散
水タンク18へ給水可能に構成することによつ
て、前記従来技術の問題点を解決できるようにし
たものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成は、走行車体2の前後一方に昇降部15を有す
る昇降機構9を設けたものにおいて、走行車体2
の前後他方に補助タンク23を取付け、前記昇降
機構9の昇降部15に補助タンク23と給水可能
に接続されていて散水口21を有する散水タンク
18が設けられている点にある。
(作用) ダンプシリンダ14で散水タンク18をダンプ
動作させて散水口21を下向きにすると、散水口
21から散水される。散水タンク18内の貯水量
が少なくなつてくると、昇降機構9を作動して散
水タンク18を補助タンク23よりも下位まで降
下させた後、開閉バルブ25を開放すると、補助
タンク23内の水は散水タンク18内に自然落下
により給水され、散水タンク18で再び散水が可
能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1,2図において、1は農用トラクタで、エ
ンジン、クラツチハウジング及びミツシヨンケー
ス等を直結して走行車体2が形成され、車体2の
後上部に作業機昇降用油圧装置3が搭載され、そ
の後部に三点リンク機構4を装備している。5は
前輪、6は後輪を夫々示し、後輪フエンダ7上に
は2柱式安全フレーム8が立設されている。
9は昇降機構で、既存のフロントローダからバ
ケツトを取外したものと同一であり、車体2に固
着された取付台10に支柱11を立設し、この支
柱11の上端にブーム12を、中途部にブームシ
リンダ13を夫々連結し、ブーム12の先端側に
ダンプシリンダ14を有しており、その先端がブ
ームシリンダ13の作動によつて昇降する昇降部
15であり、バケツトの代りに散水タンク18が
着脱自在に取付けられている。
散水タンク18は背面にブーム12及びダンプ
シリンダ14と連結されるブラケツト19を有
し、上部に給水部20を、前上部に散水口21を
夫々形成しており、ダンプシリンダ14のダンプ
動作によつて、散水口21を上向きにする止水姿
勢Aから前下向きにする散水姿勢B,Cまで姿勢
変更自在である。
車体2後部の三点リンク機構4には第1補助タ
ンク23が着脱自在に装着されている。この第1
補助タンク23は前記散水タンク18と配管(ホ
ース)24を介して接続されており、この配管2
4の中途部にはバルブ25が設けられ、第1補助
タンク23から散水タンク18への給水を可能に
している。
前記バルブ25は支柱11に取付けられている
が、散水タンク18又は第1補助タンク23の近
傍に設けても良い。26は支柱11に設けたホー
ス自動巻取リールであり、散水タンク18側の配
管24は散水タンク18が昇降するので長尺にな
つていて、下降しているときにはたるみを生じな
いように巻取リール26で巻取られている。
31は安全フレーム8の天蓋8a上に搭載され
た第2補助タンクであり、バルブ27,28及び
配管(ホース)29,30を介して散水タンク1
8及び第1補助タンク23に接続されていて、そ
れらに給水可能となつている。但し、第2補助タ
ンク31は散水タンク18と第1補助タンク23
の一方のみに接続されていても良い。第1、第2
補助タンク23,31は共に給水口を有してい
る。
前記各バルブ25,27,28は手動開閉バル
ブでも良いが、トラクタ上から操作できるように
電磁開閉バルブを用いることが好ましい。
前記実施例の散水車の散水方法を次に示す。
道路等の低位置の散水の場合、散水車タンク1
8を第1図2点鎖線で示す上向き姿勢Aからダン
プシリンダ14を作動して下向き姿勢Bにするこ
とにより、散水口21から水が放出される。散水
タンク18内の水が無くなると、バルブ25又は
28を開放して第1又は第2補助タンク23,3
1から散水タンク18へ給水する。散水が連続的
に行なわれる場合は散水タンク18の水を放出し
ている間にバルブ25又は28を開放しても良
い。
樹木等に高位置から散水する場合、第1図2点
鎖線姿勢Aからシリンダ13,14を作動して、
散水タンク18を上昇及びダンプ動作をさせ、高
位置下向き姿勢Cにして散水口21から散水す
る。散水タンク18内の水が無くなると、元の2
点鎖線姿勢Aに戻し、バルブ25又は28を開放
して、第1又は第2補助タンク23,31から散
水タンク18へ給水し、その後、バルブ25又は
28を閉鎖して前記散水動作を繰返す。
第2〜5図は散水タンクの変形例を示してい
る。この散水タンク18は特に道路分離帯に植込
まれている草木への散水に有用なもので、タンク
前面に長尺の散水ノズル34が装備されている。
散水ノズル34は一面に多数の散水口21を形
成し、その基部がタンク側底部の枢軸35に枢支
され、タンクとの間に設けられた揺動シリンダ3
6によつてタンクから一側方へ突出自在に構成さ
れている。
枢軸35はナツト37を介してタンクに固定さ
れており、嵌合した散水ノズル34の内部とタン
ク内部とを連通する水路38が形成されており、
水路38と散水ノズル34との連通は、散水ノズ
ル34が例えば45°の傾斜姿勢から水平姿勢まで
の間で可能となつており、少なくとも散水ノズル
34が垂直姿勢のときには連通しないように、枢
軸35の水路連通孔39が形成されている。
40は散水ノズル34がタンクに接触させない
ようにしたボス、41,42はOリングを夫々示
している。尚、前記水路38には開閉バルブを設
けても良い。
本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、種々変形することができる。例えば、昇降機
構9としては、フロントローダの代りにグレイタ
スローダ、ホイールローダ又はシヨベルローダ等
を使つたり、三点リンク機構4に装着されるリフ
ト装置を使つたりすることができ、その位置は車
体2の前後どちらに設けていても良く、昇降機構
9を設けない側に第1補助タンク23を昇降自在
に又は不動に取付けておけば良い。しかし、第1
補助タンク23は散水タンク18に給水するため
には、散水タンク18を最下位置に配置したとき
に、その散水タンク18よりも上位に位置するこ
とが必要であり、配管24等もそれを考慮して配
管される。また、散水タンク18の散水口21に
開閉バルブを設けても良く、これを設けると、前
記バルブ25,27,28は強いて設けなくとも
良く、散水作業も容易になる。更に、2柱式安全
フレーム8の代りに4柱式安全フレーム又はキヤ
ビンであつても良い。散水車は水道水の散水だけ
でなく、薬液散布にも使用できる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、走行車体1に装
備された昇降機構9の昇降部15に散水タンク1
8を設け、この散水タンク18で散水するように
しているので、従来の昇降機構9をそのまま流用
でき、散水車を安価で製作でき、また、補助タン
ク23を設けて散水タンク18と給水可能に接続
しているので、散水する水量を充分なだけ貯蔵で
きると共に、補助タンク23から散水タンク18
への給水もタンクの高低差で簡便に行なうことが
でき、更に、昇降機構9と散水タンク18とを走
行車体2の前後に振分けているので、前後重量バ
ランスを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の実施例を示しており、第
1図は全体側面図、第2図は散水タンクの正面
図、第3〜5図は散水タンクの変形例を示してお
り、第3図は側面図、第4図は正面図、第5図は
第4図の−線断面図である。 1……トラクタ、2……走行車体、4……三点
リンク機構、9……昇降機構、12……ブーム、
13……ブームシリンダ、14……ダンプシリン
ダ、15……昇降部、18……散水タンク、21
……散水口、23……第1補助タンク、24……
配管、31……第2補助タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行車体2の前後一方に昇降部15を有する昇
    降機構9を設けたものにおいて、走行車体2の前
    後他方に補助タンク23を取付け、前記昇降機構
    9の昇降部15に補助タンク23と給水可能に接
    続されていて散水口21を有する散水タンク18
    が設けられていることを特徴とする散水車。
JP1705887U 1987-02-07 1987-02-07 Expired - Lifetime JPH0512334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1705887U JPH0512334Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1705887U JPH0512334Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63126419U JPS63126419U (ja) 1988-08-18
JPH0512334Y2 true JPH0512334Y2 (ja) 1993-03-30

Family

ID=30809469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1705887U Expired - Lifetime JPH0512334Y2 (ja) 1987-02-07 1987-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0512334Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023660A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Osaka Prefecture 簡易散水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63126419U (ja) 1988-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0512334Y2 (ja)
JP3636146B2 (ja) トラクタのフロアカバー
JP4143861B2 (ja) 薬剤散布作業車
JP4107465B2 (ja) 散水装置を備えた車両
JP2742311B2 (ja) フォークリフト着脱作業機
JP2020156451A (ja) 散布作業車
JP2002059750A (ja) 乗用農作業車体
JP3848197B2 (ja) 乗用型の茶園管理作業機
JP2000078945A (ja) 乗用自走式噴霧装置
JPH0139145Y2 (ja)
JPH0135625Y2 (ja)
JPH04316444A (ja) 乗用自走式噴霧装置
JPH0226253Y2 (ja)
JP2508787B2 (ja) 乗用型農作業機
JP3372738B2 (ja) 移動農機における肥料タンクの取付構造
JPH0434659Y2 (ja)
JPS61242514A (ja) 施肥装置付き苗移植装置
JPH0318476Y2 (ja)
JP3534958B2 (ja) 乗用管理作業車
JPS6320255Y2 (ja)
JP2000116303A (ja) 乗用自走式噴霧装置
JPH0220906Y2 (ja)
JPH0712442Y2 (ja) 作業機
JPH11137153A (ja) キャビン付乗用防除走行車
JPH09154342A (ja) 乗用型田植機の昇降装置