JPH0318476Y2 - - Google Patents
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- JPH0318476Y2 JPH0318476Y2 JP1985027461U JP2746185U JPH0318476Y2 JP H0318476 Y2 JPH0318476 Y2 JP H0318476Y2 JP 1985027461 U JP1985027461 U JP 1985027461U JP 2746185 U JP2746185 U JP 2746185U JP H0318476 Y2 JPH0318476 Y2 JP H0318476Y2
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- attached
- workbench
- outriggers
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、トラクタ等の車輌に装備可能な高所
作業装置に関する。
作業装置に関する。
〈従来の技術〉
一般に、果実収穫等の高所作業には、専用の高
所作業車輌が使用されているが、農家においてこ
れを購入することは非経済的であるため、トラク
タに装着できる高所作業装置の出現が要望されて
いる。
所作業車輌が使用されているが、農家においてこ
れを購入することは非経済的であるため、トラク
タに装着できる高所作業装置の出現が要望されて
いる。
ところで、トラクタの3点リンク機構に、バケ
ツト又はフオーク等の作業具を昇降自在に備えた
リフト装置を取付けた技術が、本出願人から既に
提案されているが、前記作業具の代りに人が搭乗
可能な作業台を装着することにより、リフト装置
を高所作業装置に適用し得ることが明らかとなつ
た。
ツト又はフオーク等の作業具を昇降自在に備えた
リフト装置を取付けた技術が、本出願人から既に
提案されているが、前記作業具の代りに人が搭乗
可能な作業台を装着することにより、リフト装置
を高所作業装置に適用し得ることが明らかとなつ
た。
しかしながら、このような高所作業装置をトラ
クタに装着した場合、トラクタの車輪から作業台
までの水平距離が長いため、また、車輪タイヤの
たわみがあるため、作業台を高位置へ上昇させる
と、非常に安定性が悪くなる。
クタに装着した場合、トラクタの車輪から作業台
までの水平距離が長いため、また、車輪タイヤの
たわみがあるため、作業台を高位置へ上昇させる
と、非常に安定性が悪くなる。
そこで、マストにアウトリガーを取付けること
が考えられるが、果実収穫作業等では凹凸及び傾
斜のある圃場を走行しなければならないので、ア
ウトリガーが固定的なものであれば、走行中に地
面に当ることがあり、これを回避するためには伸
縮脚を上位まで上げなければならなく、その労力
と時間とは無視できないものである。
が考えられるが、果実収穫作業等では凹凸及び傾
斜のある圃場を走行しなければならないので、ア
ウトリガーが固定的なものであれば、走行中に地
面に当ることがあり、これを回避するためには伸
縮脚を上位まで上げなければならなく、その労力
と時間とは無視できないものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉
本考案は、このような種々の問題点を、トラク
タに油圧装置及び3点リンク機構を介して装着し
たマストの昇降台13に作業台19を取付け、マ
ストに長さ調整自在な左右アウトリガー60を取
付けると共に、この左右アウトリガー60を前方
へ退避可能に構成することにより、総て解決でき
るようにしたものである。
タに油圧装置及び3点リンク機構を介して装着し
たマストの昇降台13に作業台19を取付け、マ
ストに長さ調整自在な左右アウトリガー60を取
付けると共に、この左右アウトリガー60を前方
へ退避可能に構成することにより、総て解決でき
るようにしたものである。
即ち、本考案の問題解決手段の具体的構成は、
車輌1に油圧装置4によつて昇降される3点リン
ク機構6を介してマストを装着し、このマストに
昇降台13を昇降自在に設け、この昇降台13に
作業台19を取付け、前記マストに左右1対のア
ウトリガー60を取付けた高所作業装置におい
て、 前記左右アウトリガー60は長さ調整自在であ
り、且つ接地可能な作用姿勢イから接地側を前方
へ回動して車輌1の車輪2外側方へ配置させる退
避姿勢ロに姿勢変更自在に構成している点を特徴
とする。
車輌1に油圧装置4によつて昇降される3点リン
ク機構6を介してマストを装着し、このマストに
昇降台13を昇降自在に設け、この昇降台13に
作業台19を取付け、前記マストに左右1対のア
ウトリガー60を取付けた高所作業装置におい
て、 前記左右アウトリガー60は長さ調整自在であ
り、且つ接地可能な作用姿勢イから接地側を前方
へ回動して車輌1の車輪2外側方へ配置させる退
避姿勢ロに姿勢変更自在に構成している点を特徴
とする。
〈作 用〉
アウトリガー60は伸縮脚68を垂直にした作
用姿勢イの状態で伸縮脚68を伸長して接地させ
ることにより、作業台19に人を搭載させて上昇
しても、マスト9,11が横振れすることがな
く、高所作業装置Aを安定設置しておける。伸縮
脚68を収縮して地面からわずかに上昇させた
後、伸縮脚68を前方へ回動して略水平にする
と、アウトリガー60は作用しない退避姿勢ロと
なり、車輌1の走行に支障を与えることがなく、
しかも車輪2のガードとして作用する。マスト
9,11は油圧装置4によつて昇降される3点リ
ンク機構6を介して車輌1に装着されており、油
圧装置4を作動して3点リンク機構6を昇降する
と、マスト9,11を所要の高さに設定され、そ
の設定高さでアウトリガー60は伸縮脚68の伸
縮調整が行われて接地する。
用姿勢イの状態で伸縮脚68を伸長して接地させ
ることにより、作業台19に人を搭載させて上昇
しても、マスト9,11が横振れすることがな
く、高所作業装置Aを安定設置しておける。伸縮
脚68を収縮して地面からわずかに上昇させた
後、伸縮脚68を前方へ回動して略水平にする
と、アウトリガー60は作用しない退避姿勢ロと
なり、車輌1の走行に支障を与えることがなく、
しかも車輪2のガードとして作用する。マスト
9,11は油圧装置4によつて昇降される3点リ
ンク機構6を介して車輌1に装着されており、油
圧装置4を作動して3点リンク機構6を昇降する
と、マスト9,11を所要の高さに設定され、そ
の設定高さでアウトリガー60は伸縮脚68の伸
縮調整が行われて接地する。
〈実施例〉
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1〜4図において、1は後向き運転可能な
トラクタ、2は後輪、3は後輪フエンダーであ
る。4はトラクタ1に搭載の作業機昇降用油圧装
置で、リフトアーム5を有する。6は3点リンク
機構で、シリンダ式のトツプリンク7と左右1対
のロアリンク8とから成り、これを介して高所作
業装置Aがトラクタ1の後方に装着されている。
と、第1〜4図において、1は後向き運転可能な
トラクタ、2は後輪、3は後輪フエンダーであ
る。4はトラクタ1に搭載の作業機昇降用油圧装
置で、リフトアーム5を有する。6は3点リンク
機構で、シリンダ式のトツプリンク7と左右1対
のロアリンク8とから成り、これを介して高所作
業装置Aがトラクタ1の後方に装着されている。
高所作業装置Aは固定マスト9及び昇降マスト
11を有し、固定マスト9は左右に1対あり、上
端、中間及び下端の各位置で連結部材10により
左右一体化されている。昇降マスト11は固定マ
スト9の夫々に沿つて昇降自在に嵌合して設けら
れ、かつ上下両端部で連結部材12により連結さ
れている。
11を有し、固定マスト9は左右に1対あり、上
端、中間及び下端の各位置で連結部材10により
左右一体化されている。昇降マスト11は固定マ
スト9の夫々に沿つて昇降自在に嵌合して設けら
れ、かつ上下両端部で連結部材12により連結さ
れている。
13は昇降台で、左右1対の支持ブラケツト1
4を有し、これには各昇降マスト11に昇降自在
に嵌合する案内ローラ15が設けられている。ま
た、昇降台13にはダンプ用のシリンダ16を組
込んだ取付台17が左右に1対着脱自在に取付け
られ、この1対の取付台17に支軸18により作
業台19が着脱自在に取付けられている。
4を有し、これには各昇降マスト11に昇降自在
に嵌合する案内ローラ15が設けられている。ま
た、昇降台13にはダンプ用のシリンダ16を組
込んだ取付台17が左右に1対着脱自在に取付け
られ、この1対の取付台17に支軸18により作
業台19が着脱自在に取付けられている。
20は昇降シリンダで、左右の昇降マスト11
間の中央部に配置されており、この昇降シリンダ
20の本体側は固定マスト9側の下端の連結部材
10に枢着され、またピストンロツド21は昇降
マスト11側の上端の連結部材12に、枢支軸2
2及び左右1対のブラケツト23を介して連結さ
れている。
間の中央部に配置されており、この昇降シリンダ
20の本体側は固定マスト9側の下端の連結部材
10に枢着され、またピストンロツド21は昇降
マスト11側の上端の連結部材12に、枢支軸2
2及び左右1対のブラケツト23を介して連結さ
れている。
1対のブラケツト23は昇降マスト11側の上
端の連結部材12にその左右中央部で下方に突出
するように設けられ、この一対のブラケツト23
間には支軸24が支架される。そしてその支軸2
4には、チエーン25用の案内スプロケツト26
と油圧ホース27用の案内プーリ28が夫々回転
自在に設けられている。
端の連結部材12にその左右中央部で下方に突出
するように設けられ、この一対のブラケツト23
間には支軸24が支架される。そしてその支軸2
4には、チエーン25用の案内スプロケツト26
と油圧ホース27用の案内プーリ28が夫々回転
自在に設けられている。
チエーン25は一端が昇降シリンダ20の本体
側に、他端が昇降台13の下部に夫々連結されて
おり、油圧ホース27は一端が固定マスト9の連
結部材10に設けた継手ブロツク32に、他端が
昇降台13の継手ブロツク33に夫々接続されて
いる。前記継手ブロツク32は油圧ホース34を
介して後輪フエンダー3上のバルブ装置35に接
続され、継手ブロツク33はホースを介してシリ
ンダ16に接結されている。
側に、他端が昇降台13の下部に夫々連結されて
おり、油圧ホース27は一端が固定マスト9の連
結部材10に設けた継手ブロツク32に、他端が
昇降台13の継手ブロツク33に夫々接続されて
いる。前記継手ブロツク32は油圧ホース34を
介して後輪フエンダー3上のバルブ装置35に接
続され、継手ブロツク33はホースを介してシリ
ンダ16に接結されている。
バルブ装置35はトラクタの油圧ポンプから高
所作業装置Aへ圧油を供給するための制御装置で
あり、複数の制御バルブ及び制御レバー36が設
けられており、油圧ホース27,34はバケツト
シリンダ16制御用であり、油圧ホース37は昇
降シリンダ20用である。
所作業装置Aへ圧油を供給するための制御装置で
あり、複数の制御バルブ及び制御レバー36が設
けられており、油圧ホース27,34はバケツト
シリンダ16制御用であり、油圧ホース37は昇
降シリンダ20用である。
38は各取付台17に軸39を介して回動自在
に支持された装着具で、その後端はピン40を介
してシリンダ16に連結され、前上部には係合受
部41が、前下部にはピン孔が形成されている。
に支持された装着具で、その後端はピン40を介
してシリンダ16に連結され、前上部には係合受
部41が、前下部にはピン孔が形成されている。
作業台19は箱部43と手摺枠44とを有し、
箱部43の背面には左右1対のブラケツト45が
固着され、両ブラケツト45の上部間には係合棒
46が設けられ、各ブラケツト45の下部にはピ
ン孔が形成されている。
箱部43の背面には左右1対のブラケツト45が
固着され、両ブラケツト45の上部間には係合棒
46が設けられ、各ブラケツト45の下部にはピ
ン孔が形成されている。
装着具38と作業台19とは、係合受部41を
係合棒46に係合させて、シリンダ16の作動に
より装着具38を持上げるようにして、両者のピ
ン孔にピン47を挿入することにより連結されて
いる。
係合棒46に係合させて、シリンダ16の作動に
より装着具38を持上げるようにして、両者のピ
ン孔にピン47を挿入することにより連結されて
いる。
作業台19の箱部43は上げ底になつていて、
搭乗者をより高位置まで持上げ可能となつてお
り、踏板48の下方は物品収納部49であり、図
外の蓋を開閉することにより、収納した物品を取
出し可能である。尚、踏板48には物品収納部4
9に通じる開口が形成されている。
搭乗者をより高位置まで持上げ可能となつてお
り、踏板48の下方は物品収納部49であり、図
外の蓋を開閉することにより、収納した物品を取
出し可能である。尚、踏板48には物品収納部4
9に通じる開口が形成されている。
手摺枠44は左右側面と背面の3面に設けら
れ、前面は左右側枠にチエーンを着脱自在に張設
して、搭乗者の乗降を可能にすると共に、落下を
防止するように構成している。
れ、前面は左右側枠にチエーンを着脱自在に張設
して、搭乗者の乗降を可能にすると共に、落下を
防止するように構成している。
背面の手摺枠44には補助バルブ装置51及び
補助制御レバー52が取付けられており、補助バ
ルブ装置51には油圧ポンプから圧油が供給され
るホースース53と昇降シリンダ20に連通する
ホース54とが接続されていて、作業台19に乗
つた作業者が独自に作業台19の昇降操作ができ
るようになつている。
補助制御レバー52が取付けられており、補助バ
ルブ装置51には油圧ポンプから圧油が供給され
るホースース53と昇降シリンダ20に連通する
ホース54とが接続されていて、作業台19に乗
つた作業者が独自に作業台19の昇降操作ができ
るようになつている。
60は長さ調整自在な左右1対のアウトリガー
で、固定マスト9の連結部材10に取付けられて
いる。連結部材10から側方へ支持筒61が突設
され、この支持筒61にホルダ62の水平軸部6
3が挿入されて止め具64により連結されてい
る。
で、固定マスト9の連結部材10に取付けられて
いる。連結部材10から側方へ支持筒61が突設
され、この支持筒61にホルダ62の水平軸部6
3が挿入されて止め具64により連結されてい
る。
水平軸部63には直交する2本の孔64A,6
4Bが穿設されており、止め具64を孔65Aに
貫通することによりアウトリガー60は垂直な作
用姿勢イとなり、孔65Bに貫通することにより
アウトリガー60は前方へ回動されて水平な退避
姿勢ロとなる。
4Bが穿設されており、止め具64を孔65Aに
貫通することによりアウトリガー60は垂直な作
用姿勢イとなり、孔65Bに貫通することにより
アウトリガー60は前方へ回動されて水平な退避
姿勢ロとなる。
止め具64はピンでも良いが、先端に雄ネジ6
6を形成しておいて、支持筒61に螺合すること
が好ましく、また、止め具64及び孔65A,6
5Bを先細りテーパにしておいても良い。
6を形成しておいて、支持筒61に螺合すること
が好ましく、また、止め具64及び孔65A,6
5Bを先細りテーパにしておいても良い。
ホルダ62の外套部67には一端から伸縮脚6
8が摺動自在に挿入され、且つギヤケース69が
他端側に固定されている。ギヤケース69内には
1対のベベルギヤ70,71が設けられ、ベベル
ギヤ70はハンドル軸72に装着され、ベベルギ
ヤ71はネジ軸73に装着されており、このネジ
軸73は外套部67及び伸縮脚68と同芯であ
り、伸縮脚68の上端に固定のナツト74が螺合
している。従つて、前記ハンドル軸72をハンド
ル75で回転することにより、ネジ軸73を介し
て伸縮脚68が伸縮動作され、その下端の接地板
76を地面に離接させることができる。
8が摺動自在に挿入され、且つギヤケース69が
他端側に固定されている。ギヤケース69内には
1対のベベルギヤ70,71が設けられ、ベベル
ギヤ70はハンドル軸72に装着され、ベベルギ
ヤ71はネジ軸73に装着されており、このネジ
軸73は外套部67及び伸縮脚68と同芯であ
り、伸縮脚68の上端に固定のナツト74が螺合
している。従つて、前記ハンドル軸72をハンド
ル75で回転することにより、ネジ軸73を介し
て伸縮脚68が伸縮動作され、その下端の接地板
76を地面に離接させることができる。
77は伸縮脚68に設けた廻止め杆で、外套部
67に設けた案内部材78によつて周方向の回動
が阻止されており、ネジ軸73を回転しても伸縮
脚68が廻らないようにしている。この廻止め杆
77に目盛を刻設しておけば、伸縮脚68の伸縮
長さを目測するためのゲージとなる。
67に設けた案内部材78によつて周方向の回動
が阻止されており、ネジ軸73を回転しても伸縮
脚68が廻らないようにしている。この廻止め杆
77に目盛を刻設しておけば、伸縮脚68の伸縮
長さを目測するためのゲージとなる。
前記案内部材78は第2,3図においてU字形
部材で形成したものを示したが、第5図に示すよ
うに、板材に廻止め杆77貫通の孔を形成しただ
けのものでも良い。
部材で形成したものを示したが、第5図に示すよ
うに、板材に廻止め杆77貫通の孔を形成しただ
けのものでも良い。
前記アウトリガー60は、止め具64を抜いて
前方へ回動した後に止め具64を孔65Bに貫通
することにより、第1図仮想線で示す退避姿勢ロ
に保持され、トラクタ1の後輪2の外側方に配置
され、路上走行中に接地することがなく、後輪2
のガードとなる。
前方へ回動した後に止め具64を孔65Bに貫通
することにより、第1図仮想線で示す退避姿勢ロ
に保持され、トラクタ1の後輪2の外側方に配置
され、路上走行中に接地することがなく、後輪2
のガードとなる。
第6図はアウトリガーの他例を示しており、左
右1対のアウトリガー60′は単動式油圧シリン
ダで形成され、ピストンロツドが伸縮脚68とな
つている。シリンダ本体がホルダ62となつてい
て、その上端は回動体81にピン82を介して枢
支され、この回動体81は連結部材10に水平横
軸廻り回動自在に取付けられている。
右1対のアウトリガー60′は単動式油圧シリン
ダで形成され、ピストンロツドが伸縮脚68とな
つている。シリンダ本体がホルダ62となつてい
て、その上端は回動体81にピン82を介して枢
支され、この回動体81は連結部材10に水平横
軸廻り回動自在に取付けられている。
ホルダ62と伸縮脚68との間には、伸縮脚6
8を収縮動作させるためのスプリング83が張設
され、また、ホルダ62の外面には連結杆84が
枢支されていて、その先端は下部の連結部材10
に植設したピン85と係合可能であり、これを係
合させることにより、アウトリガー60′は第6
図に示す作用姿勢イに保持可能であり、連結杆8
4をピン85から外すことにより、アウトリガー
60′は前方又は上方等へ退避させることができ、
その退避姿勢で連結杆84と係合可能なピンを固
定マスト9に設けておけば、その姿勢での保持が
可能となる。尚、このアウトリガー60′を設け
る場合、高所作業装置Aを後輪2より後方に配置
しておけば、アウトリガー60′を後輪2に当る
ことなくその外側方へ退避させておくことができ
る。
8を収縮動作させるためのスプリング83が張設
され、また、ホルダ62の外面には連結杆84が
枢支されていて、その先端は下部の連結部材10
に植設したピン85と係合可能であり、これを係
合させることにより、アウトリガー60′は第6
図に示す作用姿勢イに保持可能であり、連結杆8
4をピン85から外すことにより、アウトリガー
60′は前方又は上方等へ退避させることができ、
その退避姿勢で連結杆84と係合可能なピンを固
定マスト9に設けておけば、その姿勢での保持が
可能となる。尚、このアウトリガー60′を設け
る場合、高所作業装置Aを後輪2より後方に配置
しておけば、アウトリガー60′を後輪2に当る
ことなくその外側方へ退避させておくことができ
る。
86は中部の連結部材10に設けたストツプバ
ルブで、昇降シリンダ20に送油する油圧ホース
34と連通した供給ホース87と左右アウトリガ
ー60′に連通するホース88,89とが接結さ
れている。このストツプバルブ86のレバー90
はV字形に形成されており、昇降マスト11又は
昇降台13に設けた作動片91が上下動すること
により、開閉切換操作が行なわれる。
ルブで、昇降シリンダ20に送油する油圧ホース
34と連通した供給ホース87と左右アウトリガ
ー60′に連通するホース88,89とが接結さ
れている。このストツプバルブ86のレバー90
はV字形に形成されており、昇降マスト11又は
昇降台13に設けた作動片91が上下動すること
により、開閉切換操作が行なわれる。
即ち、第6図実線状態でレバー90は開位置に
あり、バルブ装置35又は補助バルブ装置51を
介して圧油を供給すると、負荷の小さいアウトリ
ガー60′がまず作動して伸縮脚68を接地し、
その後、昇降シリンダ20が作動して作業台19
を上昇させる。昇降マスト11の上昇途中で、作
動片91がレバー90をU方向に回動させて仮想
線で示す閉位置にすると、アウトリガー60′へ
の圧油供給及び排油は停止され、昇降シリンダ2
0のみが作動を続ける。作業台19を降下させる
際、昇降シリンダ20から排油されるが、昇降マ
スト11が中途に降下するまで、レバー90は閉
位置にあり、アウトリガー60′は作用状態が維
持され、レバー90が作動片91によつて開位置
へ回動(D方向)された後、スプリング83の作
用によつて伸縮脚68が収縮する。
あり、バルブ装置35又は補助バルブ装置51を
介して圧油を供給すると、負荷の小さいアウトリ
ガー60′がまず作動して伸縮脚68を接地し、
その後、昇降シリンダ20が作動して作業台19
を上昇させる。昇降マスト11の上昇途中で、作
動片91がレバー90をU方向に回動させて仮想
線で示す閉位置にすると、アウトリガー60′へ
の圧油供給及び排油は停止され、昇降シリンダ2
0のみが作動を続ける。作業台19を降下させる
際、昇降シリンダ20から排油されるが、昇降マ
スト11が中途に降下するまで、レバー90は閉
位置にあり、アウトリガー60′は作用状態が維
持され、レバー90が作動片91によつて開位置
へ回動(D方向)された後、スプリング83の作
用によつて伸縮脚68が収縮する。
第7,8図は作業台の変形例を示しており、作
業台19′は背板93と底板94とを有し、底板
94には手摺枠44′(第1図に示す枠でも良
い。)を取付ける孔95と、前縁刃部94aとを
有しており、手摺枠44′の代りに仮想線で示す
側板96を取付けることにより、作業台19′を
バケツトとして使用することができる。
業台19′は背板93と底板94とを有し、底板
94には手摺枠44′(第1図に示す枠でも良
い。)を取付ける孔95と、前縁刃部94aとを
有しており、手摺枠44′の代りに仮想線で示す
側板96を取付けることにより、作業台19′を
バケツトとして使用することができる。
手摺枠44′を取付ける場合、第7図の状態で
取付ける方法と、第8図のように、作業台19′
を上下逆転して取付ける方法とがあり、後者の方
法では搭乗者をより高位置まで上げることができ
る。
取付ける方法と、第8図のように、作業台19′
を上下逆転して取付ける方法とがあり、後者の方
法では搭乗者をより高位置まで上げることができ
る。
尚、作業台19′の背面のブラケツト45には
上下にボルト孔97があり、装着具38には上下
共にボルト(又はピン)で連結される。
上下にボルト孔97があり、装着具38には上下
共にボルト(又はピン)で連結される。
〈考案の効果〉
以上詳述した本考案によれば、アウトリガー6
0を作用姿勢イにしておくことにより、マスト
9,11の昇降台13に取付けられた作業台19
に人が搭乗して、且つこれを上昇させても、マス
ト9,11が左右に振れたり又は前後バランスが
崩れたりすることがなく、高所作業装置Aを安定
設置させておくことができ、車輌走行時には、ア
ウトリガー60は前方へ回動して車輪2の外側方
へ配置して、退避姿勢ロにしておけるので、車輌
走行に支障を起すことがなく、アウトリガー60
を簡便に退避させることができ、しかも車輪2の
ガードとしておくことができる。また、マスト
9,11は車輌1に油圧装置4によつて昇降され
る3点リンク機構6を介して装着され、且つアウ
トリガー60は長さ調整自在であるので、マスト
9,11を低位置にした状態で又は高位置にした
状態で夫々アウトリガー60を接地させることが
でき、例えば地盤が堅くアウトリガー60を安定
接地できる場合は3点リンク機構6を上昇させ
て、マスト9,11をより高位置に設定でき、作
業台19の昇降範囲をより広くすることが可能に
なる。
0を作用姿勢イにしておくことにより、マスト
9,11の昇降台13に取付けられた作業台19
に人が搭乗して、且つこれを上昇させても、マス
ト9,11が左右に振れたり又は前後バランスが
崩れたりすることがなく、高所作業装置Aを安定
設置させておくことができ、車輌走行時には、ア
ウトリガー60は前方へ回動して車輪2の外側方
へ配置して、退避姿勢ロにしておけるので、車輌
走行に支障を起すことがなく、アウトリガー60
を簡便に退避させることができ、しかも車輪2の
ガードとしておくことができる。また、マスト
9,11は車輌1に油圧装置4によつて昇降され
る3点リンク機構6を介して装着され、且つアウ
トリガー60は長さ調整自在であるので、マスト
9,11を低位置にした状態で又は高位置にした
状態で夫々アウトリガー60を接地させることが
でき、例えば地盤が堅くアウトリガー60を安定
接地できる場合は3点リンク機構6を上昇させ
て、マスト9,11をより高位置に設定でき、作
業台19の昇降範囲をより広くすることが可能に
なる。
第1〜4図は本考案の実施例を示しており、第
1図は全体側面図、第2図は正面図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は第2図の−
線断面図、第5図はゲージ杆案内部材の他例を示
す断面図、第6図はアウトリガーの他例を示す正
面図、第7,8図は作業台の変形例を示す夫々斜
視図である。 1……トラクタ、2……後輪、9……固定マス
ト、11……昇降マスト、13……昇降台、19
……作業台、43……箱部、44……手摺枠、6
0……アウトリガー、64……止め具、68……
伸縮脚、A……高所作業装置、イ……作用姿勢、
ロ……退避姿勢。
1図は全体側面図、第2図は正面図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は第2図の−
線断面図、第5図はゲージ杆案内部材の他例を示
す断面図、第6図はアウトリガーの他例を示す正
面図、第7,8図は作業台の変形例を示す夫々斜
視図である。 1……トラクタ、2……後輪、9……固定マス
ト、11……昇降マスト、13……昇降台、19
……作業台、43……箱部、44……手摺枠、6
0……アウトリガー、64……止め具、68……
伸縮脚、A……高所作業装置、イ……作用姿勢、
ロ……退避姿勢。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車輌1に油圧装置4によつて昇降される3点リ
ンク機構6を介してマストを装着し、このマスト
に昇降台13を昇降自在に設け、この昇降台13
に作業台19を取付け、前記マストに左右1対の
アウトリガー60を取付けた高所作業装置におい
て、 前記左右アウトリガー60は長さ調整自在であ
り、且つ接地可能な作用姿勢イから接地側を前方
へ回動して車輌1の車輪2外側方へ配置させる退
避姿勢ロに姿勢変更自在に構成していることを特
徴とする高所作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985027461U JPH0318476Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985027461U JPH0318476Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61142800U JPS61142800U (ja) | 1986-09-03 |
JPH0318476Y2 true JPH0318476Y2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=30524437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985027461U Expired JPH0318476Y2 (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318476Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135789Y2 (ja) * | 1972-03-31 | 1976-09-02 | ||
JPS4937413U (ja) * | 1972-07-14 | 1974-04-02 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP1985027461U patent/JPH0318476Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61142800U (ja) | 1986-09-03 |
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