JPH11137153A - キャビン付乗用防除走行車 - Google Patents

キャビン付乗用防除走行車

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JPH11137153A
JPH11137153A JP30906697A JP30906697A JPH11137153A JP H11137153 A JPH11137153 A JP H11137153A JP 30906697 A JP30906697 A JP 30906697A JP 30906697 A JP30906697 A JP 30906697A JP H11137153 A JPH11137153 A JP H11137153A
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chemical
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Fumio Iwasaki
文雄 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行機体の前部または後部に噴霧ブームを配
置した乗用防除走行車によって、薬液の散布作業を行う
際、運転席に着席した作業者は、薬液に被爆するという
不具合があり、また、薬液タンク内の薬液の残量が把握
できていなかったために、作業途中で薬液がなくなる等
するために、薬液散布作業を行い難いのであった。 【解決手段】 噴霧ブームを走行機体の前または後に装
着した乗用防除走行車において、運転部8をキャビン9
で覆うように構成すると共に、前記キャビン9内に、薬
液散布操作装置であるブーム操作スイッチ10、噴口開
閉スイッチ11を配設し、また、薬液タンク内の薬液の
残量を表示する残量計12を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用防除走行車に
よって、水稲や野菜等に薬液の散布作業を行う際、運転
席に着席する作業者が薬液に被爆しないようにするため
の乗用防除走行車の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トラクタ等の走行機体に噴霧
ブームを装着し、該噴霧ブームによって、薬液散布作業
を行うことができる乗用防除走行車に関する技術は公知
となっている。前記乗用防除走行車は、走行機体の後部
または前部に、ノズルを配置した噴霧ブームを配置し、
該噴霧ブームは左右方向に延設されて、幅広く薬液を散
布できるようにしている。そして、走行機体上に薬液タ
ンク等を載置していたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記乗用防除走行車に
よって、薬液の散布作業を行う際には、運転席に着席し
た作業者が薬液に被爆するので、運転席をキャビンで覆
う技術も公知となっている。しかし、噴口への薬液の送
りをこのキャビン内で開閉して操作するように構成する
と、三方バルブをキャビン内に配置することになり、こ
のキャビンは機体前部に配置し、動力噴霧機は後部に配
置していたために、配管距離が長くなり、不経済であ
り、送水の圧力が低下したりしていたのである。また、
薬液タンク内の薬液の残量が把握できていないために、
作業途中で薬液がなくなったりしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該噴霧ブームを走行機
体の前または後に装着した乗用防除走行車において、機
体中央または前部に運転部を配置してキャビンで覆い、
機体後部に薬剤タンクと噴霧ポンプを配置し、該噴霧ポ
ンプの吐出口に分岐台を設けて複数に分岐し、該分岐部
より電磁バルブを介して各噴霧ブームと接続し、該電磁
バルブの操作スイッチをキャビン内に配置したものであ
る。
【0005】また、薬液タンク内の薬液の残量を表示す
る残量計を、キャビン内に配設し、薬液の残量を、作業
者が運転席に着席しながらにして把握することができる
ようにするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のキャビン付乗用防除走行車1の側面図、
図2は薬液タンク5内の薬液を噴霧ポンプ23により吐
出し、噴霧ノズル22から噴霧するまでの配管構成を示
す図である。
【0007】まず、図1より全体構成から説明する。本
発明のキャビン付乗用防除走行車1は前輪18・18と
後輪14・14を具備した4輪式としている。前記乗用
防除走行車1の前端にはヒッチフレーム19を設け、該
ヒッチフレーム19に上下昇降機構2を介して噴霧ブー
ム3を装着している。また、該キャビン付乗用防除走行
車1の後部には、搭載フレーム4を装着し、該搭載フレ
ーム4の上に薬液タンク5が載置されている。また、機
体後端に作業機装着装置30を設けて、該作業機装着装
置30に動力噴霧機を載置した荷台55を装着し、該荷
台55を外して他の作業機き付け替え可能としている。
また、乗用防除走行車1の後部から後方へPTO軸29
を突出し、該PTO軸29をエンジンの動力によって駆
動し、該PTO軸29からユニバーサルジョイント、ギ
ヤボックスを介して噴霧ポンプ23を駆動するように構
成している。
【0008】前記薬液タンク5は、前記搭載フレーム4
上に搭載され、該薬液タンク5は容量を出来るだけ大き
くしながら、前後及び左右のバランスを良好となるよう
に平面視凹状に構成して配設している。該薬液タンク5
の幅は、後輪14・14の外側の幅内からまたは同等の
幅とし、搭載フレーム4の幅は、後輪14・14の内側
の幅内に収まるように構成している。
【0009】また、前記キャビン付乗用防除走行車1の
前部のヒッチフレーム19には、上下昇降機構2が装着
されており、該上下昇降機構2はトップリンク20と左
右のロアアーム21・21と、ブーム昇降シリンダー7
等により構成されている。そして、前記上下昇降機構2
の前部には噴霧ブーム3を配置しており、該噴霧ブーム
3は、前記上下昇降機構2に設けたブーム昇降シリンダ
ー7を伸縮させることにより上下させることができる。
【0010】前記噴霧ブーム3は、図2に示すように、
固定ブーム3aと、左右中間ブーム3b・3bと、左右
先端ブーム3c・3cから構成され、前記固定ブーム3
aの左右に左側中間ブーム3bと右側中間ブーム3bを
上方に折り畳み可能に連結しており、この固定ブーム3
aと左右中間ブーム3b・3bの間にはそれぞれ回動シ
リンダー17・17が配置されて、該回動シリンダー1
7・17の伸縮により、それぞれ左右中間ブーム3b・
3bと、左右先端ブーム3c・3cを上方へ回動して折
り畳めるように構成している。
【0011】前記噴霧ブーム3には、薬液を吐出するた
めの噴霧ノズル22・22・・・が適宜間隔を開けて左
右方向に複数個配置されており、該噴霧ノズル22・2
2・・・より薬液を下方へ噴霧するのである。
【0012】次に、図2において、薬液タンク5から噴
霧ノズル22までの配管経路を説明する。薬液タンク5
と噴霧ポンプ23との間にラインフィルター50を設け
ており、噴霧ポンプ23を駆動して薬液タンク5から薬
液を吸入し、噴霧ポンプ23により加圧吐出し、ライン
フィルター51を介して、メインバルブ24、分岐台1
5に供給する。該分岐台15からホースによって前記5
つのブームに合わせて分岐して、次に切換バルブ機構2
8を介して前記固定ブーム3a、左右中間ブーム3b・
3b、左右先端ブーム3c・3cに設けた噴霧ノズル2
2・22・・・と連通している。前記切換バルブ機構2
8は合流台27と三方切換コック31・32・33・3
4・35と電磁バルブ41・42・43・44・45と
から構成され、該三方切換コック31・32・33・3
4・35によって手動で5本のブーム毎に切り換え可能
であり、電磁バルブ41・42・43・44・45によ
ってキャビン9内に設けた噴口開閉スイッチ11によっ
て開閉することができる。前記三方切換コック31・3
2・33・34・35と電磁バルブ41・42・43・
44・45において、閉鎖された側の薬液の余水は合流
台27、戻しホース40を経て薬液タンク5に戻される
ように構成している。
【0013】次に、運転部8は、図1、図2に示すよう
に、キャビン9によって覆われており、運転席6の側部
には、ブーム操作スイッチ10、噴口開閉スイッチ1
1、残量計12等が配設されて、オペレーターは操向操
作をしながら容易にスイッチ操作や残量確認ができるよ
うにしている。前記キャビン9は、弾性部材等を介して
機体に固定されており、機体の振動が該キャビン9に伝
達されにくく、キャビン9内の騒音を低減するように構
成されている。そして、キャビン9の側方には、ドアウ
ィンドウ9aが形成され、キャビン9の天井には、図示
せぬエアコンが内設され、薬液の散布作業中において、
薬剤に被爆することなく快適に作業ができるように作業
環境を良好に保てるようにしてある。
【0014】前記ブーム操作スイッチ10a・10b
は、前述のブーム昇降シリンダー7と回動シリンダー1
7・17の伸縮を切換える切換バルブと接続されてお
り、該ブーム操作スイッチ10の操作によって、ブーム
昇降シリンダー7を伸縮させ、噴霧ブーム3を上下移動
させ、薬液の噴霧方向や高さを変えることを可能とし、
回動シリンダー17・17を伸縮させることで、回行時
や路上走行時に両側のブームを折り畳み収納できるよう
にしている。
【0015】前記噴口開閉スイッチ11は、メインバル
ブ24と電磁バルブ41・42・43・44・45に接
続されており、該噴口開閉スイッチ11を操作して、メ
インバルブ24の開閉操作を行うことによって、例え
ば、薬液散布作業中に、異常事態が発生した際や、全て
の噴霧ノズル22・22・・・を吐出させたり止めたり
でき、作業終了時や回行時に同時に開閉操作できる。ま
た、電磁バルブ41・42・43・44・45をON・
OFFさせることで、固定ブーム3a、左右中間ブーム
3b・3b、左右先端ブーム3c・3cのいずれか任意
に開閉操作することができ、作業の最終条や片側のみの
噴霧等で任意に切換えることができる。さらに、前記三
方切換コック31・32・33・34・35を操作し
て、常時任意のブームのみ止めることもできる。
【0016】また、薬液タンク5内には、水量センサー
13を配置し、該水量センサー13を運転部8に配置し
た残量計12と接続している。該水量センサー13によ
って、薬液タンク5内の薬液の残量を検出し、該水量セ
ンサー13が検出した信号を残量計12に送り、液晶や
ランプやメーター等で表示可能とした残量計12で薬液
の残量を表示するようにしている。よって、作業者は、
運転席6に着席したままで、薬液の残量を把握すること
ができるのである。
【0017】このようにして、運転部8をキャビン9で
覆うことによって、薬剤散布作業をする際、作業者は薬
剤に被爆することもなく安全に作業を行うことができる
のである。また、ブーム操作盤10、噴口開閉スイッチ
11、残量計12等の薬液散布操作装置を、前記キャビ
ン9内に配設しているので、薬液の噴霧方向をキャビン
9内に居ながらにして変えることができ、また、薬液タ
ンク1内の薬液の残量を、作業者は運転席6に着席した
ままで確認することができ、散布作業が行い易いのであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のような構成により、次のような効
果を奏する。即ち、噴霧ブームを走行機体の前または後
に装着した乗用防除走行車において、機体中央または前
部に運転部を配置してキャビンで覆い、機体後部に薬剤
タンクと噴霧ポンプを配置し、該噴霧ポンプの吐出口に
分岐台を設けて複数に分岐し、該分岐部より電磁バルブ
を介して各噴霧ブームと接続し、該電磁バルブの操作ス
イッチをキャビン内に配置したことによって、運転席に
着席する作業者が、薬液散布中に薬液に被爆することが
なく、安全に操向操作できて、キャビン内で噴霧の開閉
操作もできるのである。
【0019】また、薬液タンク内の薬液の残量を表示す
る残量計を、キャビン内に配設することによって、運転
席に着席しながらにして薬液の残量を把握することがで
き、散布作業が行い易いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビン付乗用防除作業車1の側面図
である。
【図2】図2は薬液タンク5内の薬液を噴霧ポンプ23
により吐出し、噴霧ノズル22から噴霧するまでの配管
構成を示す図である。
【符号の説明】 1 キャビン付乗用防除作業車 3 噴霧ブーム 8 運転部 9 キャビン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴霧ブームを走行機体の前または後に装
    着した乗用防除走行車において、機体中央または前部に
    運転部を配置してキャビンで覆い、機体後部に薬剤タン
    クと噴霧ポンプを配置し、該噴霧ポンプの吐出口に分岐
    台を設けて複数に分岐し、該分岐部より電磁バルブを介
    して各噴霧ブームと接続し、該電磁バルブの操作スイッ
    チをキャビン内に配置したことを特徴とするキャビン付
    乗用防除走行車。
  2. 【請求項2】 前記キャビン内に、薬液タンク内の薬液
    の残量を表示する残量計を配設したことを特徴とする請
    求項1記載のキャビン付乗用防除走行車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019734A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Fulta Electric Machinery Co Ltd ハウスの排液、排水等の回収システムと、その切換えバルブの構造
CN103749217A (zh) * 2014-01-11 2014-04-30 山西省农业科学院棉花研究所 一种轻简双行棉花涂茎器

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