JP2970048B2 - 移動農機防除機の泥土侵入防止装置 - Google Patents

移動農機防除機の泥土侵入防止装置

Info

Publication number
JP2970048B2
JP2970048B2 JP12794991A JP12794991A JP2970048B2 JP 2970048 B2 JP2970048 B2 JP 2970048B2 JP 12794991 A JP12794991 A JP 12794991A JP 12794991 A JP12794991 A JP 12794991A JP 2970048 B2 JP2970048 B2 JP 2970048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure hose
mobile agricultural
solution tank
agricultural machine
prevention device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12794991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04356148A (ja
Inventor
洋一 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP12794991A priority Critical patent/JP2970048B2/ja
Publication of JPH04356148A publication Critical patent/JPH04356148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2970048B2 publication Critical patent/JP2970048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動農機防除機の泥
土侵入防止装置に関する。この発明は、移動農機機体に
着脱自在に取付けた溶液タンクと噴霧部間を高圧ホース
で連結し、機体から一方の溶液タンクを取外した際、機
体に残る高圧ホース内に開口部から泥土が侵入しないよ
う防止する安全カバーである。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来、溶液タンクを取り外した後、機体に取り付けたまま
にした高圧ホースは、ホース端部の開口部に防泥カバー
を設けていないので泥土が内部に入ってしまい、大きな
泥土が入ると、次回の作業時噴霧部のノズル詰まりの原
因と成っている。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
このような不具合を解消しようとするものであって、次
のような技術的手段を講じた。即ち、移動農機1の機体
後部の主フレーム2上に溶液タンク3を着脱自在に配設
し、機体前部の主フレーム2前部に噴霧部4を取り付
け、溶液タンク3と噴霧部4間を高圧ホース5で連結す
るものにおいて、高圧ホース5を溶液タンク3前面下部
で上部高圧ホース5aと下部高圧ホース5bにカップラ
ー6を介して接離自在とすると共に、下部高圧ホース5
bのこの接離自在端部に覆い蓋体7を出入り自在とし、
上下の高圧ホース5a,5bが分離時に蓋体7が下部高
圧ホース5b端部を覆うことを特徴とする移動農機防除
機の泥土侵入防止装置の構成とする。
【0004】
【発明の作用効果】この発明は、前記の構成により次の
ような技術的効果を奏する。即ち、上下の高圧ホース5
a,5bが分離時に蓋体7が下部高圧ホース5b端部を
覆うようにしたから、溶液タンク3を取り外した時下部
高圧ホース5b端部から泥土が内部に侵入するのを防止
する。
【0005】
【実施例】以下に、図面を参照して、この発明の実施例
を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載
されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
等は、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範
囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例にすぎない。
【0006】図例は、移動農機1の前部に取付ける防除
機8の高圧ホース部に、この発明を折り込んだものであ
る。図例の移動農機1は、機体の前後方向に前端から後
端まで左右二本の主フレーム2,2を配設し、この主フ
レーム2の前部に左右の前車輪9,9と後部に後車輪1
0,10を設けている。
【0007】側面視で、主フレーム2の前後車輪9,1
0間は下方に下がった凹部11となっており、この左右
主フレーム2,2間の凹部11に、運転者が足を置くた
めの平板から成る中央のフロア面を設け、その両側に略
面一として左右にステップ12,12を機枠から突設す
る支枠(図示せず)上に取付けている。ステップ12の
後部は、後車輪10上方まで延びたフェンダー13を構
成し、このフェンダー13は荷物の載置に耐える荷台と
している。
【0008】左右の後車輪10,10は門型に上方に迂
回するアクスルケース(図示せず)で左右連結されてお
り、このアクスルケースは左右の主フレーム2,2下面
に取付けられている。アクスルケースには、後方に向か
って突設する昇降リンク(図示せず)の前端部が上下回
動自在に取付けられ、この昇降リンクの後端部に下部受
台14が取付けられる。
【0009】そして、この下部受台14と左右のフェン
ダー13,13上に溶液タンク3を載置している。溶液
タンク3内には防除用の薬剤を水に溶いた水溶液を収納
し、下部受台14内に設けた液体ポンプ15により水溶
液を加圧し、溶液タンク3の右方上部に取付けた、リリ
ーフバルブ16や開閉コック17,17..やバランス
タンク18等から成る調圧弁19に達する。
【0010】詳述すると、溶液タンク3の底面部と液体
ポンプ15間は吸入ホース25で連結し、液体ポンプ1
5と調圧弁19の主パイプ26間を吐出ホース27で連
結している。主パイプ26には、前述のリリーフバルブ
16や開閉コック17,17..やバランスタンク18
および別の撹拌用の噴流パイプ28の基端部が、夫れ夫
れ取付ネジ等を介して配設される。
【0011】噴流パイプ28は、溶液タンク3の側壁後
方下部に出口を取り付けられ、溶液タンク3内の薬剤と
水をタンク下部にて撹拌混合する。リリーフバルブ16
の他端部には戻しパイプ29が取付けられ、主パイプ2
6の内圧が高すぎる場合、溶液タンク3の天井部へと薬
液を案内放出する。図示しないが、リリーフバルブ16
の設定荷重は外部から調節自在としている。
【0012】この右方上部に取付けられた調圧弁19
と、機体前部の防除機8との間は高圧ホース5,5,5
で連結される。調圧弁19の前端部に取付けられる開閉
コック17,17..から下方に延びた夫れ夫れの高圧
ホース5,5,..はステップ12の側方を迂回してス
テップ12下部に達し、右方の主フレーム2に沿って機
体前部の防除機8の夫れ夫れのブーム枠23,24,2
4各部に配管されるが、このステップ12上方の高圧ホ
ース5を上部高圧ホース5a、ステップ12下方の高圧
ホース5を下部高圧ホース5bと呼ぶ。
【0013】夫れ夫れのブーム枠23,24,24と高
圧ホース5は格別に接続されており、開閉コック17,
17....の対応分を開くことにより単独で噴霧部
4,4...から薬液を噴出しながら噴霧作業できる。
ステップ12近傍部にはワンタッチ着脱用の一対のカッ
プラー6,6..が設けられ、上部高圧ホース5aと下
部高圧ホース5bとに分離可能としている。
【0014】このカップラー6,6..部を分離してお
くと、上部高圧ホース5aは溶液タンク3側と一緒に、
機体から取り外せる。このとき、下部高圧ホース5b,
5b,5bの上部を蓋体7で覆って、下部高圧ホース5
bの開口部から、運転者の長靴等に付着する泥土が押し
込まれるのを防ぐ。
【0015】20は運転者着座用の座席、21はハンド
ル、22はエンジン(図示せず)廻りを覆うボンネット
である。溶液タンク3は、FRPやABS樹脂等の軽い
樹脂材で造られ、前部の座席20部分を後方に向かう凹
部とし、その凹部内に座席20を配設している。防除機
8は、中央ブーム枠23と左右の側方ブーム枠24,2
4とから成り、作業中は側方ブーム枠24,24は機体
の前方で幅方向に拡がっており、非作業中には左右の側
方ブーム枠24,24は機体側方に折りたたんで、機体
全幅を狭くして走行容易としている。
【0016】主フレーム2の前部に配設の防除機8は、
主フレーム2の左右両側に取付けた左右固定支枠30,
30に、左右の上方リンク31,31と左右の下方リン
ク32,32から成る平行リンクを介して取付ける。3
3は作業機側フレームであって固定支枠30と略同形状
であり、この作業機側フレーム33,33上下部に平行
リンクの前端部が軸着34,34される。
【0017】35は電動モーターであって、電気式の伸
縮シリンダーであって、上端部を固定支枠30に取り付
け、下端部を下方リンク32に取り付けて伸縮すると、
作業機が下がったり上がったりできる。操作は、電気の
入り切りで行ない、移動農機1のバッテリー47部から
電気配管39し延長した電力端子36部にコンセント3
7を挿入し、このコンセント37の下流に昇降作動の電
動モーター35を連結し、電気配管39の配線途中に設
ける(図示せず)スイッチで操作する。
【0018】38は側方ブーム枠24を開閉する側部電
動モーターであって、中央ブーム枠23と側方ブーム枠
24間にわたって取付けており、伸縮することにより側
方ブーム枠24を中央ブーム枠23の延長方向に一直線
状態としたり、機体側方に折りたたんだりする。もちろ
んコンセント37で電力端子36と連結しており、左右
の側方ブーム枠24,24に夫れ夫れ配設している。
【0019】通常は、夫れ夫れの電動モーター35,3
8,38を操作するスイッチ(図示せず)を電気配管3
9の配線途中に設ければ良い。図5はこの側方ブーム枠
24,24を開閉操作する電動モーター38,38を伸
縮制御するスイッチ部の操作レバー40である。これ
は、左右の電動モーター38,38を両者同時に操作し
たり、左右格別に単独で操作しようとするものである。
【0020】操作レバー40は支軸51を支点として、
機体前後方向の矢印「イ」「ロ」方向と、左右方向の矢
印「ハ」「ニ」方向に移動可能とし、非操作時には、前
後左右のどこにも移動しない中立状態になる。41,4
2は戻しバネであって、操作レバー40の左右方向(矢
印「ハ」「ニ」方向)を中立方向に戻す。
【0021】43,44は前後方向揺動金具であって、
左右に対向状に配設され、中立状態では両方の揺動金具
43,44を同時に矢印「イ」または「ロ」方向に操作
できる。45,46は左右の押引き棒であって、バッテ
リー47からの電流方向を正逆反転させて両方の電動モ
ーター38,38を同時に正転または逆転する。
【0022】48,49は左右の正逆転スイッチであ
る。操作レバー40を矢印「ハ」方向に倒して、左方の
揺動金具43のみを矢印「イ」または「ロ」方向に操作
すると、一方の電動モーター38を正転または逆転す
る。50はスイッチ枠であって、運転者の手が届くステ
アリングハンドル21近傍部に配設している。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例を示すものである。
【図1】要部全体右側面図である。
【図2】溶液タンク部の部分側面図である。
【図3】防除機部の左部分側面図である。
【図4】図3の部分正面図である。
【図5】電動モーター操作スイッチの一部断面した背面
図である。
【図6】図5の一部断面した側面図である。
【図7】図5の平面図と電気配線説明図である。
【符号の説明】
1 移動農機 2 主フレーム 3 溶液タンク 4 噴霧部 5 高圧ホース 6 カップラー 7 蓋体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動農機1の機体後部の主フレーム2上
    に溶液タンク3を着脱自在に配設し、機体前部の主フレ
    ーム2前部に噴霧部4を取り付け、溶液タンク3と噴霧
    部4間を高圧ホース5で連結するものにおいて、高圧ホ
    ース5を溶液タンク3前面下部で上部高圧ホース5aと
    下部高圧ホース5bにカップラー6を介して接離自在と
    すると共に、下部高圧ホース5bのこの接離自在端部に
    覆い蓋体7を出入り自在とし、上下の高圧ホース5a,
    5bが分離時に蓋体7が下部高圧ホース5b端部を覆う
    ことを特徴とする移動農機防除機の泥土侵入防止装置。
JP12794991A 1991-05-30 1991-05-30 移動農機防除機の泥土侵入防止装置 Expired - Fee Related JP2970048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12794991A JP2970048B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 移動農機防除機の泥土侵入防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12794991A JP2970048B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 移動農機防除機の泥土侵入防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04356148A JPH04356148A (ja) 1992-12-09
JP2970048B2 true JP2970048B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=14972628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12794991A Expired - Fee Related JP2970048B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 移動農機防除機の泥土侵入防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2970048B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5446073B2 (ja) * 2007-05-30 2014-03-19 井関農機株式会社 除草散布作業車

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04356148A (ja) 1992-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021023160A (ja) 自走式薬剤散布機
JP2970048B2 (ja) 移動農機防除機の泥土侵入防止装置
JP4143861B2 (ja) 薬剤散布作業車
JP6711342B2 (ja) 薬剤散布車両
JP3637620B2 (ja) 乗用防除機
JP2003158980A (ja) 防除噴霧機のブーム昇降制御装置
JP6575645B2 (ja) 薬液散布車両
JP3596190B2 (ja) 防除噴霧機の側方ブーム自動下降装置
JP4143706B2 (ja) 旋回作業車
JP3848197B2 (ja) 乗用型の茶園管理作業機
JP3921312B2 (ja) 液体散布装置
JP2000060268A5 (ja)
JP3971494B2 (ja) キャビン付乗用防除走行車
JP2003199476A (ja) 農用作業機の昇降操作装置
JP6932992B2 (ja) 防除作業機
JP7069641B2 (ja) 作業車両
JP2018068188A (ja) 自走式防除機
JP5541987B2 (ja) 作業車両
JP2021003076A (ja) 自走式防除機
JP2021075130A (ja) 農作業機
JP5672361B1 (ja) 薬液散布車両
JPH039473Y2 (ja)
JP2023133388A5 (ja)
JP2001292683A (ja) 防除機の防除液タンク
JP2023133388A (ja) 自走式薬剤散布機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees