JPH0512293U - 自動車用スピーカーグリル - Google Patents

自動車用スピーカーグリル

Info

Publication number
JPH0512293U
JPH0512293U JP5947191U JP5947191U JPH0512293U JP H0512293 U JPH0512293 U JP H0512293U JP 5947191 U JP5947191 U JP 5947191U JP 5947191 U JP5947191 U JP 5947191U JP H0512293 U JPH0512293 U JP H0512293U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
speaker
speaker grill
rear parcel
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5947191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591470Y2 (ja
Inventor
明夫 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP1991059471U priority Critical patent/JP2591470Y2/ja
Publication of JPH0512293U publication Critical patent/JPH0512293U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591470Y2 publication Critical patent/JP2591470Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】限られたスペースを有効に活用することができ
て、安価でかつ、見栄えの良いリヤパーセルの製造に貢
献するこどできる自動車用スピーカーグリルを提供する
ことを目的とするものである。 【構成】リヤパーセル22に、スピーカー用及び客室内
の空気を透過するための開口孔23を設けると共に、仕
切板26を介して開口孔23を分割し、この開口孔23
をスピーカーグリル本体21によりカバーする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のリアパーセルに設けられるスピーカーグリルに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
リヤパーセル(2)には、通常、図6および図8に示すように、オーディオ用 のスピーカー(11)から出る音を透過する為のスピーカー用孔(12)と、ド アを閉じる際客室(3)内の空気を室外へ逃がしてドアの閉鎖を容易に行なえる ようにする為のエアドラフト用孔(7)が設定されており、それぞれ別個の孔を 必要としている。
【0003】 しかしながら、スピーカー用孔(12)及びエアドラフト用孔(7)を開口し たのみでは見栄えも好ましくなく、自動車としての商品性が失なわれることから 、意匠の向上を図る為、スピーカー用孔(12)を覆い隠すためスピーカーグリ ル(1)を、またエアドラフト用孔(7)の周りにエアドラフターエスカッショ ン(4)をそれぞれ別部品として設定している。
【0004】 また、図7および図9に示すようにエアドラフターエスカッション(4)を使 用せず、リヤパーセル(2)に孔(5)をあけただけのものも知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように、スピーカー用孔(12)とエアドラフト用 孔(7)をそれぞれ別個に設定した場合、スピーカー用孔(12)を隠すための スピーカーグリル本体(1)とエアドラフト用孔(7)を装飾する為のエアドラ フターエスカッション(4)を各々別部品として用意する必要があり、部品点数 が増える。
【0006】 また、図7のようにエアドラフターエスカッション(4)の代わりに孔(5) をあけただけのものについても、スピーカー用孔(12)とは別個の孔を設定し なければならない。
【0007】 更に、近年見られるように種々の装置類、例えばハイマウンストップランプや 空気清浄器がリヤパーセル(2)上に設定されるようになってきていることから 、限られたスペースの中に、これら全ての装置類を同時に配置することが困難に なってきている。
【0008】 また、リヤパーセル(2)上に配置せずに、スペースを有効利用する為トラン クルーム内(6)に空気清浄器やエアコンを設定した場合にも、空気取入口をパ ーセル(2)上のどこに設定するかが課題となっている。
【0009】 また、リヤパーセル(2)を製造するにあたり、スピーカーグリル本体(1) とエアドラフターエスカッション(4)を別々に製造した後、それぞれをリヤパ ーセル(2)に組みつける為組立て工数を増加させて製造コストを上昇させる上 、グリルスピーカー本体(1)とエアドラフターエスカッション(4)の2部品 が必要であるためコスト増を招いていた。
【0010】 さらに車体組付後には、エアドラフターエスカッション(4)の開口部(7) から内部のパネル(8)が見えるといった見栄え上の問題も指摘されており、こ の対策として通気性のある黒色布(9)等を貼り付けることにより解決している 。
【0011】 しかしながら、図6に示すエアドラフターエスカッション(4)を設定しない 孔だけをあけたタイプのリヤパーセル(2)にあってはボード(2a)と表皮材 (2b)の切り口(10)が見えて見栄えが低下するという問題があり、この点 については、切り口(10)を塗装する方法で解決する手段もあるが、これらい ずれの問題点の解決するためにも、コストの上昇は避けられるものでは無かった 。
【0012】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、限られたスペースを有効に活用することができて、安価でかつ、見栄え の良いリヤパーセルの製造に貢献することができる自動車用スピーカーグリルを 提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、請求項1の考案は、リヤパーセルにスピーカー用及 び客室内の空気を透過するための孔を設けるとともに、この孔をスピーカーグリ ル本体によりカバーしたことを特徴とするものである。
【0014】 また、請求項2の考案は、上記スピーカーグリルに、スピーカー用及び客室内 の空気を透過するための孔を分割するために仕切り板を設けることを特徴とする ものである。
【0015】 更に、請求項3の考案は客室内の空気を透過するための左右一対の孔間をパイ プにより接続するとともに。このパイプに空気清浄器を介挿することを特徴とす るものである。
【0016】 さらに、請求項4の考案は客室内の空気を透過するための左右一対の孔間にパ イプを接続し、このパイプにエアコンを特徴することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】
以上の構成から明らかなように、リヤパーセルに開口した1つの孔をスピーカ ーグリル本体で覆い、このスピーカーグリル本体は、音を透過すると言う本来の 機能を果たすと同時に、客室内の空気が外へ出る為の通路の一部としての役割も 果たすものである。
【0018】
【実施例】
以下、本考案に係る自動車用スピーカーグリルの実施例について、添付図面を 参照しながら詳細に説明する。 図1は、本考案の自動車用スピーカーグリルの第1実施例を示すもので、リヤ パーセルに組みつけた状態の斜視図、図2は図1中I−I線断面図、図3は本考 案の第2実施例を示す斜視図である。
【0019】 まず本考案の第1実施例を説明すると、スピーカーグリル本体(21)はリヤ パーセル(22)に、ビス等を利用して裏面側から固定されている。
【0020】 通常スピーカーグリル本体(21)はABS樹脂等の耐熱樹脂を射出成形して 得られた枠部(21a)とパンチングメタル等をプレス成形して得られた透音部 (21b)を誘導加熱により一体化している。また内部にあるスピーカー(41 )が見えるのを防ぐ為,黒色の不織布(21c)が透音部(21b)裏面に貼り 付けられている。またリヤパーセル(22)はハードボード等の芯材(22a) の表面に表反材(22b)としてカーペットや不織布を接着剤で貼り付けて、意 匠性を向上してある。本実施例においてはリヤパーセル(22)は図示しないク リップにより車体パネル(40)に取り付けられ、また車体パネル(40)上に はオーディオ用のスピーカー(41)がビスにより取り付けられており、これに 対応する部位のリヤパーセル(22)上には、音が透過する為および空気透過用 の開口孔(23)が1個設けられている。この開口孔(23)を覆う形でスピー カーグリル本体(21)が設定されている。その際、音が透過する孔と空気が透 過する孔をリヤパーセル(2)の補強の為に、隣接して開口しても良い。
【0021】 さらに車体パネル(40)には、空気が透過するダクト(43)があり、リヤ パーセル(22)の開口孔(23)に対応する位置に通気孔(44)が設定され ている。
【0022】 本実施例におけるスピーカーグリル本体(21)は、前述のように構成されて おり、ドアを閉じる際、客室(42)内の空気が図中の矢印に示す順序で、スピ ーカーグリル(21)の透音部(21b)を通りリヤパーセル(22)の開口孔 (23)、パネルの通気孔(44)、ダクト(43)の順に流れてトランクルー ム(45)から車外へ放出されてドアの閉鎖性を阻害することはない。
【0023】 以上述べたように、スピーカーグリル本体(21)がエアドラフターエスカッ ション(4)の機能を兼ね備えているので、従来の図6、図7に示すようなエア ドラフタエスカッション(4)や、孔(5)が不要となり、リヤパーセル(22 )上のスペースを有効に使用することが可能となるので、ハイマウントストック ランプや空気清浄機の設置が可能となり、また余分な部品を組みつける必要が無 い為コストの低減も図ることができる。
【0024】 またスピーカーグリル本体(21)裏面側には黒色不織布(21c)があり中 の車体パネル(40)が見えないので見栄えの向上にも貢献する。
【0025】 次に本考案による第2実施例について図3に基いて説明する。 なお、第1実施例と同一部材には同一符号を付し、その説明は省略する。 この実施例においては、スピーカーグリル本体(21)の枠部(21a)にス ピーカー(41)の音が透過する部位(24)と室内の空気が通過する部位(2 5)を分ける仕切り板(26)を設けたものである。
【0026】 このことにより音の余分な拡散を防止し、音質の低下を防ぐことができ、また 音に方向性を付与することが可能となるので、従来のスピーカグリルと同等の再 生音を得ることができる。
【0027】 また、図4は本考案による第3実施例を示すもので、これはスピーカーグリル 本体(21)の一部にパイプ(27)を接続してトランクルーム(45)内に収 納した空気清浄器(28)の吸気口(29)及び排気口(30)として利用する ものである。これによりリヤパーセル(22)のスペースを更に効率的に利用す ることができる上、パイプ(27)の接続部を隠すための別部品を設定する必要 がない。
【0028】 図5は本考案による第4実施例を示すもので、これはトランクルーム(45) 内に収納したエアコンディショナー(31)のパイプ(27)を、スピーカーグ リル本体(21)の空気が透過する部位(25)の一部に接続して、コンディシ ョニングされた空気を排出するものである。このことにより。上記第3実施例と 同様の効果が得られる。
【0029】
【考案の効果】
本考案の自動車用スピーカーグリルは以上説明したように構成されているので 、以下に記載されるような効果を有する。
【0030】 (イ)リヤパーセルに設定するスピーカー用孔とエアドラフト用孔を1つにして 、この孔をスピーカーグリル本体で覆っているのでエアドラフタエスカッション が不要となり、部品点数を削減することができるため、リヤパーセルを安価に製 造することができると共に、部品点数が減るのでリヤパーセル上に種々な装置を レイアウトする場合の自由度が広がる。
【0031】 (ロ)音の透過する部位と空気が透過する部位を仕切り板により分割することに より、スピーカーから出る音の拡散を防ぎ、音に指向性を持たせることができる 為、スピーカーの性能の低下を防止することが可能となると共に、仕切り板をス ピーカーを囲むように設定した場合には、スピーカー裏面側から出る逆位相の音 の干渉も排除できる為、従来のものよりも音質の向上を図ることができる。
【0032】 (ハ)左右一対の孔間をパイプにより接続すると共に、このパイプに空気清浄器 あるいはエテコンディショナーを介挿あるいは接続することによりリヤーパーセ ル上のスペースを更に有効に利用することができるので、このリアパーセル上に ハイマウントストックランプ等を設置できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考察の第1実施例を示す自動車用スピーカ
ーグリルをリヤパーセルに組み付けた斜視図。
【図2】図1中に示すI−I線断面図
【図3】この考案の第2実施例を示し、図1中に示すI
−I線断面図。
【図4】この考案の第3実施例を示す自動車用スピーカ
ーグリルをリヤパーセルに組み付けた斜視図。
【図5】この考案の第4実施例を示す自動車用スピーカ
ーグリルをリヤパーセルに組み付けた斜視図。
【図6】従来の自動車用スピーカーグリルをリヤパーセ
ルに組み付けた斜視図。
【図7】従来の自動車用スピーカーグリルをリヤパーセ
ルに組み付けた斜視図。
【図8】従来の自動車用スピーカーグリルをリヤパーセ
ルに組み付けた図6中に示すII−II線断面図。
【図9】従来の自動車用スピーカーグリルをリヤパーセ
ルに組み付けた図7中に示すIII −III 線断面図。
【符号の説明】
21 自動車用スピーカーグリル本体 21a 枠部 21b 透音部 21c 黒色不織布 22 リヤパーセル 22a 芯材 23 開口孔 24 音の透過する部位 25 空気が透過する部位 26 仕切板 27 パイプ 28 空気清浄器 29 吸気口 30 排気口 31 エアーコンディショナー 40 車体パネル 41 スピーカー 42 客室 43 ダクト 44 通気孔 45 トランクルーム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤパーセルにスピーカー用及び客室内の
    空気を透過するための開口孔を設けるとともに、この孔
    をスピーカーグリル本体によりカバーしたことを特徴と
    する自動車用スピーカーグリル。
  2. 【請求項2】スピーカー用及び客室内の空気を透過する
    ための開口孔を仕切り板により分割したことを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用スピーカーグリル。
  3. 【請求項3】客室内の空気を透過するための左右一対の
    開口孔間をパイプにより接続するとともに、このパイプ
    に空気清浄機を介挿したことを特徴とする請求項1記載
    の自動車用スピーカーグリル。
  4. 【請求項4】客室内の空気を透過する為の左右一対の開
    口孔間にパイプを接続するとともに、このパイプにエア
    コンディショナーを接続したことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用スピーカーグリル。
JP1991059471U 1991-07-29 1991-07-29 自動車用スピーカグリル Expired - Fee Related JP2591470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059471U JP2591470Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動車用スピーカグリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059471U JP2591470Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動車用スピーカグリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512293U true JPH0512293U (ja) 1993-02-19
JP2591470Y2 JP2591470Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=13114259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991059471U Expired - Fee Related JP2591470Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 自動車用スピーカグリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591470Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106315A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Toyota Motor Corp 蓄電装置の冷却構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61134753A (ja) * 1984-12-05 1986-06-21 Toppan Printing Co Ltd 感光性シ−ト
JPH0281744A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用スピーカ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61134753A (ja) * 1984-12-05 1986-06-21 Toppan Printing Co Ltd 感光性シ−ト
JPH0281744A (ja) * 1988-09-16 1990-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用スピーカ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106315A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Toyota Motor Corp 蓄電装置の冷却構造
JP4626476B2 (ja) * 2005-10-14 2011-02-09 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置の冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591470Y2 (ja) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6578658B2 (en) Accoustic chamber integrated with vehicle door
GB2054133A (en) Noiseless ventilation of vehicles
JPH0512293U (ja) 自動車用スピーカーグリル
US20150343965A1 (en) Truck cab liner with noise absorber
JP2587854Y2 (ja) スピーカ取り付け構造
JP3714382B2 (ja) 車両の通風構造
JPH0127968Y2 (ja)
JP4289485B2 (ja) 車載用スピーカのスピーカリッド
JPH10246499A (ja) ボックス一体型制気口
JPH0532367Y2 (ja)
JP3714069B2 (ja) 自動車の吸音構造
CN218198163U (zh) 一种车门饰板总成
JP4582379B2 (ja) 自動車用空調装置のブロワユニット
JP3402065B2 (ja) 自動車用スピーカーの周辺構造
JPS592967Y2 (ja) 自動車の換気装置
JPH0133389Y2 (ja)
JPH085849Y2 (ja) 車両の換気装置
JPH0225691Y2 (ja)
JPH0541082Y2 (ja)
JPH0858354A (ja) 自動車の換気構造
JP3269363B2 (ja) 自動車用換気構造
JPS5938110A (ja) 自動車用ドラフタ−グリル
JPS60197423A (ja) 自動車の換気構造
JPH03279664A (ja) エンジンの吸気装置
JPH0320184Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981209

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees