JP2591470Y2 - 自動車用スピーカグリル - Google Patents

自動車用スピーカグリル

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JP2591470Y2
JP2591470Y2 JP1991059471U JP5947191U JP2591470Y2 JP 2591470 Y2 JP2591470 Y2 JP 2591470Y2 JP 1991059471 U JP1991059471 U JP 1991059471U JP 5947191 U JP5947191 U JP 5947191U JP 2591470 Y2 JP2591470 Y2 JP 2591470Y2
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明夫 篠宮
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のリアパーセ
ルに設置されるスピーカグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図5,図7に示すように、リアパ
ーセル2には、オーディオ用のスピーカ11から出る音
を透過する為のスピーカ用孔12と、ドアを閉じる際客
室3内の空気を室外へ逃がしてドアの閉鎖を容易に行な
えるようにする為のエアドラフト用孔7が設定されてお
り、それぞれ別個の孔を必要としている。
【0003】しかしながら、スピーカ用孔12及びエア
ドラフト用孔7を開口したのみでは見栄えも好ましくな
く、自動車としての商品性が失なわれることから、意匠
の向上を図る為、スピーカ用孔を覆い隠すためスピーカ
グリル1を、またエアドラフト用孔7の周りにエアドラ
フト用エスカッション4をそれぞれ別部品として設定し
ている。
【0004】また、図6,図8に示すように、エアドラ
フト用エスカッション4を使用せず、リアパーセル2に
孔5をあけただけのものも知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、スピーカ用孔12とエアドラフト用孔7を
それぞれ別個に設定した場合、スピーカ用孔12を隠す
ためのスピーカグリル1とエアドラフト用孔7を装飾す
る為のエアドラフト用エスカッション4を各々別部品と
して用意する必要があり、部品点数が増える。
【0006】また、図6のようにエアドラフト用エスカ
ッション4の代わりに孔5をあけただけのものについて
も、スピーカ用孔12とは別個の孔を設定しなければな
らない。
【0007】更に、近年見られるように種々の装置類、
例えばハイマウントストップランプや空気清浄器がリア
パーセル2上に設定されるようになってきていることか
ら、限られたスペースの中に、これら全ての装置類を同
時に配置することが困難になってきている。
【0008】また、リアパーセル2上に配置せずに、ス
ペースを有効利用する為トランクルーム内6に空気清浄
器やエアコンを設定した場合にも、空気取入口をリアパ
ーセル2上のどこに設定するかが課題となっている。
【0009】また、リアパーセル2を製造するにあた
り、スピーカグリル1とエアドラフト用エスカッション
4を別々に製造した後、それぞれをリアパーセル2に組
みつける為組立て工数を増加させて製造コストを上昇さ
せる上、スピーカグリル1とエアドラフト用エスカッシ
ョン4の2部品が必要であるためコスト増を招いてい
た。
【0010】さらに車体組付後には、エアドラフト用エ
スカッション4の開口部7から内部のパネル8が見える
といった見栄え上の問題も指摘されており、この対策と
して通気性のある黒色布9等を貼り付けることにより解
決している。
【0011】しかしながら、図6に示すエアドラフト用
エスカッション4を設定しない孔だけをあけたタイプの
リアパーセル2にあってはボード2aと表皮材2bの切
り口10が見えて見栄えが低下するという問題があり、
この点については、切り口10を塗装する方法で解決す
る手段もあるが、これらいずれの問題点の解決するため
にも、コストの上昇は避けられるものでは無かった。
【0012】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本考案は、限られたスペースを有効に活用
することができて、安価でかつ、見栄えの良いリアパー
セルの製造に貢献することができる自動車用スピーカグ
リルを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のスピーカグリルは、車体パネルに設
置されるスピーカ及びエアドラフト用の通気孔の表面側
を覆うようにリアパーセル表面にスピーカグリル本体が
設置されるとともに、このスピーカグリル本体には、ス
ピーカからの音響が透過する部位と、車室内からのエア
を通気孔に導入するエアドラフト部とを区画する仕切板
が設置されていることを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載のスピーカグリルは、
前記リアパーセルの左右側に設置されるスピーカグリル
本体のエアドラフト部間をパイプにより接続するととも
に、このパイプに空気清浄器を介挿したことを特徴とす
る。
【0015】更に、請求項3記載のスピーカグリルは、
前記リアパーセルの左右側に設置されるスピーカグリル
本体のエアドラフト部間をパイプにより接続するととも
に、このパイプにエアコンディショナーを接続したこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成から明らかなように、リアパーセル
に開口した1つの孔をスピーカグリル本体で覆い、かつ
スピーカグリル本体内面に設けた仕切板によりスピーカ
からの音響透過部位と室内のエアが通過するエアドラフ
ト部位とを区画することにより、従来構成のものに比べ
部品点数が削減できるとともに、音響音が拡散すること
がなく、音質の向上及び音に方向性を付与することが可
能となる。
【0017】更に空気清浄器の吸気口及び排気口として
エアドラフト部を利用すれば、リアパーセルのスペース
を効率良く利用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本考案に係る自動車用スピーカグリル
の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0019】図1は、本考案の自動車用スピーカグリル
の第1実施例を示すもので、リアパーセルに組みつけた
状態を示す斜視図、図2は図1中I−I線断面図、図3
は本考案の第2実施例を示す斜視図、図4は本考案の第
3実施例を示す斜視図である。
【0020】まず本考案の第1実施例を説明すると、ス
ピーカグリル本体21はリアパーセル22に、ビス等を
利用して裏面側から固定されている。
【0021】通常スピーカグリル本体21はABS樹脂
等の耐熱樹脂を射出成形して得られた枠部21aとパン
チングメタル等をプレス成形して得られた透音部21b
を誘導加熱により一体化している。また内部にあるスピ
ーカ41が見えるのを防ぐ為,黒色の不織布21cが透
音部21b裏面に貼り付けられている。またリアパーセ
ル22はハードボード等の芯材22aの表面に表反材2
2bとしてカーペットや不織布を接着剤で貼り付けて、
意匠性を向上してある。
【0022】本実施例においてはリアパーセル22は図
示しないクリップにより車体パネル40に取り付けら
れ、また車体パネル40上にはオーディオ用のスピーカ
41がビスにより取り付けられており、これに対応する
部位のリアパーセル22上には、音が透過する為および
空気通過用の開口孔23が1個設けられている。この開
口孔23を覆う形でスピーカグリル本体21が設定され
ている。
【0023】さらに車体パネル40には、空気が透過す
るダクト43があり、リアパーセル22の開口孔23に
対応する位置に通気孔44が設定されている一方、スピ
ーカグリル本体21の枠部21aにスピーカ41の音が
透過する部位24と室内の空気が通過するエアドラフト
部25を分ける仕切り板26が配設されている。
【0024】本実施例におけるスピーカグリル本体21
は、前述のように構成されており、ドアを閉じる際、ス
ピーカグリル21の透音部21bを通りリアパーセル2
2の開口孔23、エアドラフト部25、パネルの通気孔
44、ダクト43の順に流れてトランクルーム45から
車外へ放出されてドアの閉鎖性を阻害することはない。
【0025】以上述べたように、スピーカグリル本体2
1がエアドラフト用エスカッション4の機能を兼ね備え
ているので、従来の図5、図6に示すようなエアドラフ
トエスカッション4や、孔5が不要となり、リアパーセ
ル22上のスペースを有効に使用することが可能となる
ので、ハイマウントストップランプや空気清浄器の設置
が可能となり、また余分な部品を組みつける必要が無い
為コストの低減も図ることができる。
【0026】またスピーカグリル本体21裏面側には黒
色不織布21cがあり中の車体パネル40が見えないの
で見栄えの向上にも貢献する。
【0027】更に、仕切板26により、音の余分な拡散
を防止し、音質の低下を防ぐことができ、また音に方向
性を付与することが可能となるので、従来のスピーカグ
リルと同等の再生音を得ることができる。
【0028】また、図3は本考案による第2実施例を示
すもので、これはスピーカグリル本体21の一部にパイ
プ27を接続してトランクルーム45内に収納した空気
清浄器28の吸気口29及び排気口30として利用する
ものである。これによりリアパーセル22のスペースを
更に効率的に利用することができる上、パイプ27の接
続部を隠すための別部品を設定する必要がない。
【0029】図4は本考案による第3実施例を示すもの
で、これはトランクルーム45内に収納したエアコンデ
ィショナー31のパイプ27を、スピーカグリル本体2
1の空気が透過する部位25の一部に接続して、コンデ
ィショニングされた空気を排出するものである。このこ
とにより。上記第2実施例と同様の効果が得られる。
【0030】
【考案の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別な作用効果を有する。
【0031】(1)本考案は、リアパーセルに設定する
スピーカ用孔とエアドラフト用孔を共用化するととも
に、音の透過する部位と空が通過する部位を仕切板によ
り区画することにより、エアドラフト用エスカッション
が不要となり、部品点数を削減することができるととも
に、スピーカからでる音の拡散を防ぎ、音に指向性をも
たせることができ、スピーカの性能を向上させ、また、
仕切板をスピーカを囲むように設定した場合には、スピ
ーカ裏面側からでる逆位相の音の干渉も排除でき、音質
の更なる向上を図ることができるという効果を有する。
【0032】(2)請求項2,3記載の考案によれば、
リアパーセルに設けた左右一対のスピーカグリル本体の
エアドラフト部分を接続するようにパイプを設置し、こ
のパイプに空気清浄器あるいはエアコンディショナーを
介挿,接続することにより、リアパーセル上のスペース
を更に有効利用することができ、ハイマウントストップ
ランプ等を別途リアパーセル上に設置できるなど、リア
パーセルの設計自由度が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す自動車用スピーカグ
リルをリアパーセルに組み付けた状態を示す斜視図。
【図2】図1中I−I線断面図
【図3】本考案の第2実施例を示す自動車用スピーカグ
リルをリアパーセルに組み付けた状態を示す斜視図。
【図4】本考案の第3実施例を示す自動車用スピーカグ
リルをリアパーセルに組み付けた状態を示す斜視図。
【図5】従来の自動車用スピーカグリルをリアパーセル
に組み付けた状態を示す斜視図。
【図6】従来の自動車用スピーカグリルをリアパーセル
に組み付けた状態を示す斜視図。
【図7】図5中II−II線断面図。
【図8】図6中III −III 線断面図。
【符号の説明】
21 自動車用スピーカグリル本体 21a 枠部 21b 透音部 21c 黒色不織布 22 リアパーセル 22a 芯材 23 開口孔 24 音透過部 25 エアドラフト部 26 仕切板 27 パイプ 28 空気清浄器 29 吸気口 30 排気口 31 エアーコンディショナー 40 車体パネル 41 スピーカ 42 客室 43 ダクト 44 通気孔 45 トランクルーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/02 B60H 1/24 641 B60R 7/08

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネル(40)に設置されるスピーカ
    (41)及びエアドラフト用の通気孔(44)の表面側
    を覆うようにリアパーセル(22)表面にスピーカグリ
    ル本体(21)が設置されるとともに、このスピーカグ
    リル本体(21)には、スピーカ(41)からの音響が
    透過する部位(24)と、車室内からのエアを通気孔
    (44)に導入するエアドラフト部(25)とを区画す
    る仕切板(26)が設置されていることを特徴とする自
    動車用スピーカグリル。
  2. 【請求項2】前記リアパーセル(22)の左右側に設置
    されるスピーカグリル本体(21)のエアドラフト部
    (25)間をパイプ(27)により接続するとともに、
    このパイプ(27)に空気清浄器(28)を介挿したこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用スピーカグリ
    ル。
  3. 【請求項3】前記リアパーセル(22)の左右側に設置
    されるスピーカグリル本体(21)のエアドラフト部
    (25)間をパイプ(27)により接続するとともに、
    このパイプ(27)にエアコンディショナー(31)を
    接続したことを特徴とする請求項1記載の自動車用スピ
    ーカグリル。
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