JPH0512126Y2 - - Google Patents

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JPH0512126Y2
JPH0512126Y2 JP1987012976U JP1297687U JPH0512126Y2 JP H0512126 Y2 JPH0512126 Y2 JP H0512126Y2 JP 1987012976 U JP1987012976 U JP 1987012976U JP 1297687 U JP1297687 U JP 1297687U JP H0512126 Y2 JPH0512126 Y2 JP H0512126Y2
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JP
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harness
hood
belt member
window glass
belt
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、オープントツプタイプの自動車にお
ける車両用幌部のハーネス配設構造に関するもの
である。
(従来技術) 一般に、自動車の各種電装部品への給電のため
に、車体内部に給電用のハーネスを配設すること
が行なわれており、ハードルーフタイプの自動車
の場合、ルーフ部材内にハーネス配設を行えばよ
いので問題ないが、車体上部が幌部材で開閉自在
に覆われているオープントツプタイプの自動車の
場合、ハーネス配設個所をどこに選ぶかが問題と
なり、種々の工夫が従来からなされている。例え
ば、米国特許第3584912号公報記載の如く、車体
上部を覆う幌部材の開閉の用に供されるリンク部
材に沿つてハーネスを配設したものが既に提案さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知技術の如く、幌開閉用のリンク部材に
沿つてハーネスを配設する場合、幌の開閉操作に
伴つてリンク部材が屈曲動作を繰り返すところか
ら、リンク部材に沿つて配設されたハーネスがた
るんで、リンク部材にかみ込まれるおそれがあ
り、ハーネスの断線等につながるという懸念があ
る。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
幌部材の開閉操作時においても、ハーネスの全長
および配設経路が維持され得る(例えば、屈曲あ
るいは伸縮されない)ようにし、以つて信頼性の
向上を図ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、ルーフパネル後部にあつて後方に向かつ
て傾倒自在とされた可倒ピラーと、該可倒ピラー
の後部を覆う幌部材と、前記幌部材の左右のコー
ナ部に沿つて車体前後方向に延び且つ前記可倒ピ
ラーと幌取付部後方の車体とを接続するベルト部
材と、前記幌部材における前記ベルト部材配設部
間に配設された熱線入りのリヤウインドガラスと
を備えた車両において、前記ベルト部材における
リヤウインドガラスの側部と対応する位置に、該
ベルト部材に沿う袋状のハーネス支持部を設ける
とともに、該ハーネス支持部に、熱線給電用のハ
ーネスを配索している。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、ハーネスが幌部材コーナー部において車
体前後方向に延びるベルト部材におけるリヤウイ
ンドガラス側部に対応する位置に設けられた袋状
のハーネス支持部に配索されているため、幌部材
の開閉操作時においてもベルト部材が伸縮あるい
は屈曲しないところから、ハーネスの全長および
配設経路が初期の配設状態を維持されることとな
り、幌開閉用リンク等へのハーネスかみ込みある
いは屈曲の繰り返しによる断線が防止される。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
本実施例にかかるオープントツプタイプの自動
車は、第1図図示の如く、略逆U字状をなし左右
の各脚部が車体側壁にヒンジ結合されている可倒
ピラー1と、該可倒ピラー1の後部を覆う幌部材
2と、前記可倒ピラー1の頂部とフロントウイン
ド(図示省略)との間に架設されるルーフパネル
3とを備えている。
前記幌部材2は、ポリエステル製布からなつて
おり、その前縁部は、可倒ピラー1の後部に取り
付けられていて、この幌部材2の中央部には、リ
ヤウインドガラス4がはめ込まれている。
前記ルーフパネル4は、金属板製あるいは合成
樹脂製のハード部材からなつており、その後端部
は、可倒ピラー1に対してヒンジ機構(図示省
略)を介して回動自在に結合されている。
そして、前記可倒ピラー1を後方へ回動させる
とともに幌部材2を屈曲させて、これらを幌部材
2の下方に設けられている収納室(図示省略)へ
収納し、該収納器位置に倒された状態の可倒ピラ
ー1の上側にルーフパネル3を折り畳むことによ
り、この自動車をオープン状態にすることができ
るようになつている。
而して、前記幌部材2の左右両側のコーナ部2
a,2aおよびトツプ部後端のコーナ部2bに沿
つて、幌部材2によつて車体上部を覆つた時、該
幌部材2の形状を保持するための芯となるベルト
部材5,5および6が設けられている。つまり、
幌部材2におけるリヤウインドガラス4は、ベル
ト部材5,5の配設位置間に配設されることとな
つているのである。符号7,8もベルト部材であ
る。これらベルト部材5,6,7,8は、ポリエ
ステル製であつて、幌部材2の開閉作動時にも伸
縮しないように構成されている。そして、これら
ベルト部材5,6,7,8の両端部は、車体側お
よび可倒ピラー1側にブラケツト9,10を介し
て取り付けられている。
一方、前記リヤウインドガラス4には、リヤデ
フオツガ用の熱線11が設けられており、該熱線
11への給電部には、第3図図示の如く、ターミ
ナル12が設けられている。該ターミナル12に
は、前記熱線11に電源を供給するためのハーネ
ス13がターミナルカプラ14を介して接続され
るようになつている。
さらに、第2図図示の如く、前記左右両側コー
ナ部用のベルト部材5の一方には、リヤウインド
ガラス4の側部に対応する位置に適宜長さを有す
るポリエステル布製の袋状のハーネス支持部15
がベルト部材5に沿つて縫い付けられている。該
ハーネス支持部15は、幌部材2の開閉作動時に
ベルト部材5とハーネス13とが相互に沿い合つ
た状態で動作し得るように、所定の長さに形成さ
れている。
そして、前記ハーネス13の一端は、前記ハー
ネス支持部15内に挿通された後、前記熱線ター
ミナル12に接続せしめられている。本実施例の
場合、ハーネス13の他端は、車体側のブラケツ
ト9を介して車体内に導かれ、電源となるバツテ
リー(図示省略)に接続せしめられるようになつ
ている。
上記の如く構成したことにより、幌部材2の開
閉操作を繰り返したとしても、ハーネス13はハ
ーネス支持部15に挿通された状態でベルト部材
5に沿つて動作するため、その全長および配設経
路がベルト部材5によつて維持されることとな
り、開閉用のリンクへのかみ込みや屈曲の繰り返
しにより断線することもなく、また、ハーネス1
3としてカールコードのように伸縮自在な特殊部
品を用いる必要もなくなるのである。
また、本考案は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜設計変更可能なことも勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、ルーフパネル後
部にあつて後方に向かつて傾倒自在とされた可倒
ピラーと、該可倒ピラーの後部を覆う幌部材と、
前記幌部材の左右のコーナ部に沿つて車体前後方
向に延び且つ前記可倒ピラーと幌取付部後方の車
体とを接続するベルト部材と、前記幌部材におけ
る前記ベルト部材配設部間に配設された熱線入り
のリヤウインドガラスとを備えた車両において、
前記ベルト部材におけるリヤウインドガラスの側
部と対応する位置に、該ベルト部材に沿う袋状の
ハーネス支持部を設けるとともに、該ハーネス支
持部に、熱線給電用のハーネスを配索したので、
幌部材の開閉操作時においてハーネスがハーネス
支持部に支持された状態でベルト部材に沿つて動
作するところから、ハーネスの全長および配設経
路が初期の配設状態を維持されることとなり、幌
開閉用リンク等へのハーネスかみ込みや屈曲の繰
り返しによる断線が防止されるとともに、ハーネ
スとして伸縮自在なカールコード等の特殊部品を
用いる必要がなくなるという実用的な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるオープントツ
プタイプの自動車の後部を示す斜視図、第2図は
第1図の−拡大断面図、第3図は第1図の
−拡大断面図である。 2……幌部材、5,6……ベルト部材、13…
…ハーネス、15……ハーネス支持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフパネル後部にあつて後方に向かつて傾倒
    自在とされた可倒ピラーと、該可倒ピラーの後部
    を覆う幌部材と、前記幌部材の左右のコーナ部に
    沿つて車体前後方向に延び且つ前記可倒ピラーと
    幌取付部後方の車体とを接続するベルト部材と、
    前記幌部材における前記ベルト部材配設部間に配
    設された熱線入りのリヤウインドガラスとを備え
    ており、前記ベルト部材には、リヤウインドガラ
    スの側部と対応する位置に該ベルト部材に沿う袋
    状のハーネス支持部が設けられ、該ハーネス支持
    部には、熱線給電用のハーネスが配索されている
    ことを特徴とする車両用幌部のハーネス配設構
    造。
JP1987012976U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0512126Y2 (ja)

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JPS63119453U JPS63119453U (ja) 1988-08-02
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JP4645814B2 (ja) * 2005-02-03 2011-03-09 マツダ株式会社 脱着式屋根の電線配索構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61215118A (ja) * 1985-03-18 1986-09-24 Mazda Motor Corp 自動車のリヤウインド支持構造

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JPS61215118A (ja) * 1985-03-18 1986-09-24 Mazda Motor Corp 自動車のリヤウインド支持構造

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