JPH0512113U - 複数の突出装置を備えた射出成形機 - Google Patents

複数の突出装置を備えた射出成形機

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JPH0512113U
JPH0512113U JP4279591U JP4279591U JPH0512113U JP H0512113 U JPH0512113 U JP H0512113U JP 4279591 U JP4279591 U JP 4279591U JP 4279591 U JP4279591 U JP 4279591U JP H0512113 U JPH0512113 U JP H0512113U
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JP4279591U
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敏幸 佐藤
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株式会社新潟鐵工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の占めるスペース、重量及び製造費用が
増大するのを防止して金型から成形品を容易に突出離型
させることができる複数の突出装置を備えた射出成形機
を提供する。 【構成】 分割された金型13の固定金型17が取り付
けられる固定盤6に対し進退自在に、前記金型13の可
動金型18が取り付けられる可動盤9が設けられた射出
成形機において、前記可動盤9に、前記可動金型18か
らの成形品離型用やコア引抜用等の複数の突出装置が設
けられた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形品の離型を容易にする複数の突出装置を備えた射出成形機に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図14に示すように、根端部にホッパ1を、先端に射出ノズル2を、内 部に回転自在にかつ軸線方向に進退自在にスクリュー3をそれぞれ備えた加熱筒 4が、本体5に加熱筒4の軸線方向に移動自在に設けられ、本体5上の前記射出 ノズル2の先方に間隔をおいて設けられた固定盤6とエンドプレート7との間に 、タイロッド8を介して移動自在に可動盤が設けられ、該可動盤9と前記固定盤 6との間に型締め可能に取り付けられた金型13内に、ホッパ1より加熱筒4内 に供給された樹脂を射出ノズル2から射出して成形を行う射出成形機が知られて いる。 この種の射出成形機においては、金型13から成形品を突出させるための1個 の突出装置(シリンダ等)が設けられている外に、金型自体に、コア引抜装置や ゲート切断装置が設けられたものがある。
【0003】 金型自体にコア引抜装置が設けられたものにおいては、図15に示すように、 コア引抜用シリンダ10が金型13に取付けられている。そして、予め、このコ ア引抜用シリンダ10にコア14が連結され、射出成形時には、コア14が金型 13内の所定位置に設置され、射出成形後、コア引抜用シリンダ10が縮小作動 させられることにより金型13からコア14が引抜かれ、次いで可動盤9に設け られた突出シリンダ11が伸長作動され、これにより突出板15を介してこの突 出板15に固定された成形品突出ピン16が突出し、この成形品突出ピン16に より成形品12が金型13から離型させられるようになされている。 また、ゲート切断装置が設けられたものにおいては、ゲート切断装置が金型に 取付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記コア引抜装置あるいはゲート切断装置が設けられた射出成形機 においては、金型自体にコア引抜用シリンダ10あるいはゲート切断装置が取付 けられているため、金型13が占めるスペースが大きくなり、かつ金型13の重 量が増加し、さらにコア引抜用シリンダ10或いはゲート切断装置への配管が必 要となり構造が複雑となるという問題があった。 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、金型の占めるスペース、重量の 増大を防ぎかつ構造が簡単で、金型におけるコアの引抜きや金型から成形品の突 出離型を容易に行なわせることができる複数の突出装置を備えた射出成形機を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成させるために、固定金型が取り付けられる固定盤に 対し進退自在に、可動金型が取り付けられる可動盤が設けられた射出成形機にお いて、前記可動盤に、前記可動金型からの成形品離型用やコア引抜用等の複数の 突出装置が設けられた構成とされている。
【0006】
【作用】
前記構成によれば、型開後、可動盤に設けられた複数の突出装置がそれぞれ作 動して金型内の成形品を突出離型やコアの引抜きを行う。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。なお、本実 施例において従来例と同一部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する 。 図1には射出成形機の型締状態の一部が示されている。図1において、金型13 は固定金型17と可動金型18とから構成されている。固定盤6には、固定金型 17が取付けられ、可動盤9には可動金型18が取付けられる。 固定金型17は、固定側取付板19,固定側型板20,ロケートリング21及 びスプルブッシュ22とからなっている。また、可動金型18は、可動側取付板 23,突出板15a,15b,コア突出ピン15c,成形品突出ピン16,スペ ーサ24,受板25,ばね26,27,可動側型板28及びコア14,ストッパ プレート29等からなっている。
【0008】 固定側型板20,可動側型板28には、これらの対向面の略中央に位置して成 形品成形用のキャビティ31が形成されている。また前記コア14は、受板25 に沿ってキャビティ31に対し進退自在に可動側型板28に取付けられ、可動側 型板28とコア14との間に設けられたばね27によりキャビティ31側に常に 付勢されている。コア14のキャビティ31側面には突起14aが形成され、コ ア14の受板25側面には、キャビティ31から遠ざかるに従い、固定側型板2 0から遠ざかる斜面32が形成されている。なお、ばね27の力は、射出成形時 の射出樹脂圧力がコア14に負荷されてもこのコア14がばね27側へ移動しな い力とされている。
【0009】 一方、受板25と可動側取付板23との間に設けられたスペーサ24の内側に は、突出板15aと突出板15bとが可動盤9の移動方向に別個に移動可能に設 けられている。突出板15aにはコア突出ピン15cが固定されており、このコ ア突出ピン15cは受板25に摺動自在に貫通させられ、コア14に対し進退自 在とされている。またコア突出ピン15cの先端は、コア14がキャビティ31 側に最も近接した状態における前記斜面32に対向しこの斜面32と平行に形成 されている。またコア突出ピン15cは、受板25と突出板15aとの間に設け られたばね26により、常にコア14から遠ざかる方向へ付勢されている。 他方、突出板15bには成形品突出ピン16が固定されており、この成形品突 出ピン16は受板25に摺動自在に貫通させられ、キャビティ31に対し進退自 在とされている。また成形品突出ピン16は、受板25と突出板15bとの間に 設けられたばね26により、常にキャビティ31から遠ざかる方向へ付勢されて いる。
【0010】 また、可動盤9の可動側取付板23と反対側の面には、コア突出用シリンダ3 3と成形品突出用シリンダ34とが互いに離間して取付けられている。これらは 、それぞれのピストンロッド33a,34aが可動盤9の移動方向に向くように 、可動盤9及び可動側取付板23にこれらピストンロッド33a,34aが貫通 させられた状態で、可動盤9に取付けられている。また、ピストンロッド33a の先端は、突出板15aに対向させられ、ピストンロッド34aの先端は、突出 板15bに対向させられている。
【0011】 また、可動側取付板23と受板25との間には、突出板15a側に位置しかつ 互いに離間してリミットスイッチE40,E41が設けられると共に、突出板1 5b側に位置しかつ互いに離間してリミットスイッチE42,E43が設けられ ている。また、可動盤9の可動側取付板23と反対側の所定箇所にはリミットス イッチE17が設けられている。
【0012】 また、コア突出用シリンダ33,成形品突出用シリンダ34には図5に示され たように油圧回路が接続されている。なお、リミットスイッチE40,E41, E42,E43は、ピストンロッド33aに追従して移動する突出板15aある いはピストンロッド34aに追従して移動する突出板15bに係脱するようにな されている。
【0013】 コア突出用シリンダ33は、図5に示すように、油圧源35に、安全弁36、 切換弁(電磁弁)37、逆止弁付き流量調整弁38、逆止弁付き流量調整弁39 及び配管を介して接続されている。また成形品突出用シリンダ34は、図5に示 すように、油圧源35に、安全弁40、切換弁(電磁弁)41、逆止弁付き流量 調整弁42、逆止弁付き流量調整弁43及び配管を介して接続されている。
【0014】 次に、前記のように構成された射出成形機の作用について説明する。前記射出 成形機の射出成形時には、図1に示された型締状態において、スプルブッシュ2 2に射出成形機の加熱筒4の射出ノズル2を当接させ、この射出ノズル2より金 型13のキャビティ31内に加熱筒4内の樹脂材料を射出する。これにより、キ ャビティ31内の樹脂材料が成形固化され成形品12となる。 このとき、リミットスイッチE40は突出板15aに当接され、リミットスイ ッチE42は突出板15bに当接されてそれぞれON状態にある。 この後、図示せぬ駆動装置により可動盤9が固定盤6に対し退去させられ、図 2に示された型開状態となり、リミットスイッチE17が可動盤9に当接してO Nとなる。すると、図6に示されたように、切換弁37のソレノイドSOLaに 通電され、この切換弁37が図5の状態から切換えられ、コア突出用シリンダ3 3のピストンロッド33aが突出し、リミットスイッチE40がOFFとなる。
【0015】 そして、ピストンロッド33aの先端が、ばね26の力に抗して突出板15a を押圧し、コア突出ピン15cの先端がコア14の斜面32に当接してこの斜面 32を押圧する。これによりコア14が、ばね27の力に抗して受板25に沿い 、可動盤9の移動方向と直交するばね27側方向へ後退される。従って、成形品 12からコア14が抜ける。成形品12からコア14が抜けると、突出板15a がリミットスイッチE41に当接してこれをONにさせる(図3状態)。すると 、切換弁41のソレノイドSOLaに通電され、この切換弁41が図5の状態か ら切換えられ、成形品突出用シリンダ34のピストンロッド34aが突出し、リ ミットスイッチE42がOFFとなる。
【0016】 そして、ピストンロッド34aの先端が、ばね26の力に抗して突出板15b を押圧し、成形品突出ピン16の先端が成形品12に当接してこの成形品12を 可動側型板28のキャビティ31から押出す。キャビティ31から成形品12が 押出されると、突出板15bがリミットスイッチE43に当接してこれをONに させる(図4状態)。 すると、切換弁37のソレノイドSOLaおよび切換弁41のソレノイドSO Laへの通電が断たれ、切換弁37および切換弁41が図5に示す状態に切換え られ、コア突出用シリンダ33および成形品突出用シリンダ34が縮小作動して 元の状態に戻り、リミットスイッチE41およびリミットスイッチE43がOF Fとなり、リミットスイッチE40およびリミットスイッチE42がONとなり 、元の図5に示された状態に戻る。
【0017】 この実施例によれば、成形品12からコア14を引抜くためのコア突出用シリ ンダ33が、可動盤9に設けられているので、従来のように、金型自体にコア引 抜用シリンダを取付ける必要がなくなる。このため、金型13が占めるスペース が減少し、かつ金型13の重量が減少し、さらに従来必要であったコア引抜用シ リンダへの配管の、金型取付け空間における設置が不必要となり、構造が簡単に なると共に漏洩油による成形品の汚染等のおそれがない。
【0018】 次に、本考案の第2実施例を図6ないし図9に基づいて説明する。この実施例 においては、図7に示されたように、金型51内に射出成形されたスプル52、 ランナ53、ゲート54が金型51の分割面51a上に位置し、成形品50の突 出し前に、コア突出用シリンダ33がその作動によりゲート54を切断するよう になされている。 本実施例のコア55には、第1実施例の突起14aの代りにランナ成形用の凹 部55aが形成されている。また固定側型板20と可動側型板28との間にはコ 字形のキャビティ56が形成されている。また、突出板15bには、受板25お よび可動側型板28を貫通しかつキャビティ56に対向して成形品突出ピン16 が設けられていると共に、受板25および可動側型板28を貫通しかつ凹部55 aに対向してランナ突出ピン57が設けられている。なお、コア突出用シリンダ 33及び成形品突出用シリンダ34は、図5に示すように油圧回路に接続されて いる。
【0019】 この実施例においては、図示せぬ駆動装置により可動盤9が固定盤6に対し退 去させられると、図7に示された型開状態となり、リミットスイッチE17が可 動盤9に当接してONとなる。すると、切換弁37のソレノイドSOLaに通電 され、この切換弁37が図5の状態から切換えられ、コア突出用シリンダ33の ピストンロッド33aが突出し、リミットスイッチE40がOFFとなる。
【0020】 そして、ピストンロッド33aの先端が、ばね26の力に抗して突出板15a を押圧し、コア突出ピン15cの先端がコア14の斜面32に当接してこの斜面 32を押圧する。これによりコア55が、ばね27の力に抗して受板25に沿い 、可動盤9の移動方向と直交するばね27側方向へ後退される。このとき、コア 55にはランナ53が密着しており、可動側型板28には、断面コ字形の成形品 50が密着しているため、ゲート54がコア55の移動方向へ引張られて切断さ れる。ゲート54が切断されると、突出板15aがリリミットスイッチE41に 当接してこれをONにさせる(図8状態)。 すると、切換弁37のソレノイドSOLaへの通電が断たれ、この切換弁37 が図5の状態から切換えられ、コア突出用シリンダ33が縮小作動して元の状態 に戻り、リミットスイッチE40をONとする。このとき、ばね27の力により コア55と共にスプル52及びランナ53が元の位置に戻る。 すると、切換弁41のソレノイドSOLaに通電され、この切換弁41が図5 の状態から切換えられ、成形品突出用シリンダ34のピストンロッド34aが突 出し、リミットスイッチE42がOFFとなる。
【0021】 そして、ピストンロッド34aの先端が、ばね26の力に抗して突出板15b を押圧し、ランナ突出ピン57の先端が、ランナ53に当接してこのランナ53 を可動側型板28から突出すと共に、成形品突出ピン16の先端が成形品50に 当接してこの成形品50を可動側型板28から突出す。可動側型板28からスプ ル52,ランナ53および成形品50が突出されると、突出板15bがリミット スイッチE43に当接してこれをONにさせる(図9状態)。 すると、切換弁41のソレノイドSOLaへの通電が断たれ、切換弁41が図 5に示す状態に切換えられ、成形品突出用シリンダ34が縮小作動して元の状態 に戻り、リミットスイッチE43がOFFとなり、リミットスイッチE42がO Nとなり、元の図5に示された状態に戻る。 この実施例によれば、従来、ゲートを切断するために金型に設けられていたゲ ート切断装置を省き、自動的にゲートを切断して金型51から成形品50を取り 出すことができる。
【0022】 次に、本考案の第3実施例を図10ないし図13に基づいて説明する。前記第 1、第2実施例においては、成形品突出ピンが1本設けられていたが、本実施例 においては、成形品突出ピンが複数本設けられ、これら成形品突出ピンに対応連 絡させられて、これら複数本の成形品突出ピンを作動させる複数の成形品突出用 シリンダが設けられている。
【0023】 一般に、金型のキャビティ内の成形品を突出ピンにより突出す場合において、 金型から成形品が離間する瞬間には、突出ピンによる大きな突出力を必要とする 。しかし、金型から成形品の一部が離れ、金型と成形品との接触面積が小さくな ると、前記突出ピンによる成形品突出し力は突出し当初より小さな力でも良くな る。 そこで、本実施例においては、成形品突出し用の成形品突出ピン(図示せず) が2本用意され、これら2本の成形用突出ピンに対応連絡させられて第1の成形 品突出用シリンダ61と、第2の成形品突出用シリンダ62とが設けられている 。第1、第2の成形品突出用シリンダ61,62には、それぞれ成型品を突出さ せるための突出ピン(図示せず)が連絡されている。
【0024】 また、図13に示されたように、油圧源35には、安全弁36、切換弁(電磁 弁)37、逆止弁付き流量調整弁38、逆止弁付き流量調整弁39が配管を介し て接続されており、これら逆止弁付き流量調整弁38、39には、第1の成形品 突出用シリンダ61が接続されるとともに切換弁(電磁弁)41Aを介して第2 の成形品突出用シリンダ62が接続されている。そして、ピストンロッド61a に連絡された突出板15aは、リミットスイッチE40,E41に係脱され、ピ ストンロッド62aに連絡された突出板15bはリミットスイッチE42,E4 3に係脱されるようになされている。
【0025】 図13に示すように、図示せぬ駆動装置により可動盤9が固定盤6に対し退去 させられると、金型は型開状態となり、リミットスイッチE17が可動盤9に当 接してONとなる。すると、切換弁37のソレノイドSOLaに通電され、この 切換弁37が図13の状態から切換えられ、第1、第2の成形品突出用シリンダ 61,62の各ピストンロッド61a,62aが同時に突出し、リミットスイッ チE40,E42がOFFとなる。 この場合、第1の成形品突出用シリンダ61と第2の成形品突出用シリンダ6 2とは、図10ないし図12に示されたように、これらのシリンダの収縮行程最 終端から、これらのシリンダの伸長行程において、それぞれ所定ストロークaだ け移動するまでは同一に伸長作動して、図示しない突出ピンを介して成形品を押 圧しはじめ、第2の成形品突出用シリンダ62のピストンロッド62aが、スト ロークaだけ移動するとリミットスイッチE43に当接してこれをONにさせる 。 すると、切換弁41AのソレノイドSOLaに通電され、切換弁41Aが図1 3の状態から切換えられ、第2の成形品突出用シリンダ62は停止する。このと き、第1の成形品突出用シリンダ61は伸長作動を続ける。 この後、第1の成形品突出用シリンダ61のピストンロッド61aがリミット スイッチE41に当接してこれをONにさせると、切換弁37,41Aの各ソレ ノイドSOLaの通電が断たれ、これら両切換弁が図13に示す状態に切換えら れる。これにより、第1、第2の成形品突出用シリンダ61,62の各ピストン ロッド61a,62aが退縮し、リミットスイッチE41,E43がOFFとな り、図13に示す元の状態に戻る。
【0026】 従って、本実施例によれば、金型から成形品が離間する瞬間には、第1,第2 の成形品突出用シリンダ61,62が同時に作動して突出ピンを介して成形品を 押圧し、突出ピンによる大きな突出力を出力する。そして、金型から成形品が一 部離れ、金型と成形品との接触面積が小さくなると、第1の成形品突出用シリン ダ61のみが突出ピンを介し前記成形品を突出すので、成形品の突出力は小さな 力となる。このため成形品突出のための所要動力が減少する。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、可動盤に、可動金型からの成形品離型用やコア引抜用等の複 数の突出装置が設けられているので、金型におけるコアの引抜きや金型からの成 形品の突出離型を容易に行わせることができると共に、各突出装置のアクチュエ ータを金型に設ける必要がなく、金型の占めるスペースや重量が増すことがなく 、また金型設置空間にアクチュエータの配管、配線が不要となり、構造も簡単に なる実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部の型締状態を示す縦
断側面図である。
【図2】本考案の第1実施例の要部の型開状態を示す縦
断側面図である。
【図3】本考案の第1実施例の要部のコア突出状態を示
す縦断側面図である。
【図4】本考案の第1実施例の要部の成形品突出状態を
示す縦断側面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す油圧回路図である。
【図6】本考案の第2実施例の要部の型締状態を示す縦
断側面図である。
【図7】本考案の第2実施例の要部の型開状態を示す縦
断側面図である。
【図8】本考案の第2実施例の要部のコア突出状態を示
す縦断側面図である。
【図9】本考案の第2実施例の要部の成形品突出状態を
示す縦断側面図である。
【図10】本考案の第3実施例の成形品突出用シリンダ
の概略縦断側面図である。
【図11】本考案の第3実施例の成形品突出用シリンダ
の一作動状態を示す概略縦断側面図である。
【図12】本考案の第3実施例の成形品突出用シリンダ
の一作動状態を示す概略縦断側面図である。
【図13】本考案の第3実施例を示す油圧回路図であ
る。
【図14】従来の射出成形機の一例を示す概略側面図で
ある。
【図15】従来の射出成形機の一例を示す要部の縦断側
面図である。
【符号の説明】
6 固定盤 9 可動盤 13,51 金型 15c コア突出ピン 16 成形品突出ピン 17 固定金型 18 可動金型 33 コア突出用シリンダ 34,61,62 成形品突出用シリンダ 57 ランナ突出ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された金型の固定金型が取り付けら
    れる固定盤に対し進退自在に、前記金型の可動金型が取
    り付けられる可動盤が設けられた射出成形機において、
    前記可動盤に、前記可動金型からの成形品離型用やコア
    引抜用等の複数の突出装置が設けられたことを特徴とす
    る複数の突出装置を備えた射出成形機。
JP4279591U 1991-06-07 1991-06-07 複数の突出装置を備えた射出成形機 Pending JPH0512113U (ja)

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