JPH05119833A - 自動操向誘導装置 - Google Patents

自動操向誘導装置

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JPH05119833A
JPH05119833A JP3277858A JP27785891A JPH05119833A JP H05119833 A JPH05119833 A JP H05119833A JP 3277858 A JP3277858 A JP 3277858A JP 27785891 A JP27785891 A JP 27785891A JP H05119833 A JPH05119833 A JP H05119833A
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JP
Japan
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cable
loop
work
working machine
end position
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JP3277858A
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English (en)
Inventor
Norikazu Kanzaki
典一 神崎
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループ状の走行誘導ケーブル15に、作業機
1の作業終了位置を設定でき、作業機1が作業終了位置
で確実に停止して正確な作業が行えるようにする。 【構成】 走行経路に沿ってループ状に敷設し、かつ、
電磁波を発信する走行誘導ケーブル15のループにおけ
る作業終了位置に、前記ケーブル15による誘導経路を
鋭角状に屈折し、作業機1を停止させる停止部18を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は自動操向誘導装置、詳
しくは、走行経路に沿ってループ状に敷設した走行誘導
ケーブルから発信する電磁波、つまり発生磁界の強度を
検出しつつ、前記ケーブルに沿って作業機を無人走行さ
せるようにした作業機の自動操向誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、果樹園等における自動走行型の薬
剤散布機(スピードスプレヤ)や工場内の無人走行車両
等の作業機においては、走行経路に沿って地面等にルー
プ状に敷設した走行誘導ケーブルに交流電流発生装置
(発信機)を接続し、該発生装置により前記ケーブルに
交流電流を流して、このケーブルから発信する電磁波、
つまり走行誘導ケーブルの周囲に発生する磁界の強度の
変化を作業機に装着した左右一対の磁気センサーで検出
し、前記ケーブルに対する走行車両の横ずれの大きさに
対応して発生する左右一対の磁気センサーの出力値の差
を取って横ずれの大きさ(偏位量)と横ずれの方向(右
か左かの判別)とを求め、これら検出結果から作業機に
おける操向車輪の向きを制御して、作業機が誘導ケーブ
ルに沿って走行するように操向制御するようにしたもの
が知られている。(実開平2ー70211号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の自動操向誘導装置を用いて、例えばスピードスプレ
ヤをループ状の誘導ケーブルに沿って自動走行させなが
ら防除作業を行い、その一連の作業を終了する際には、
オペレータが、作業機が作業終了位置に至ったかどうか
を確認して、遠隔操作などによりその都度作業機の停止
と薬液散布の停止の操作を行っているのであるが、やゝ
もすると作業終了位置の確認を怠り、作業終了位置を越
えて停止操作を行って過剰防除を行ってしまったり、或
いは、作業終了位置のかなり手前の位置で停止操作を行
って防除不足が生じたりする問題があった。
【0004】本発明の目的は、ループ状の走行誘導ケー
ブルに、作業機の作業終了位置を設定でき、作業機が作
業終了位置で確実に停止して正確な作業が行える自動操
向誘導装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、電磁波を発信する走行誘導ケーブル1
5を走行経路に沿ってループ状に敷設し、前記ケーブル
15に発信機16を接続した作業機の自動操向誘導装置
において、ループ状に敷設する前記ケーブル15のルー
プにおける作業終了位置に、前記ケーブル15による誘
導経路を鋭角状に屈折し、作業機1を停止させる停止部
18を設けたのである。
【0006】また、同様の目的で、ループ状に敷設する
前記ケーブル15のループにおける作業終了位置に、前
記ケーブル15からの電磁波の発信を阻止する防磁シー
ト18aを被覆し、作業機1を停止させる停止部18を
設けてもよい。
【0007】
【作用】しかして、自動操向誘導装置により作業機1を
ループ状に敷設した誘導ケーブル15に沿って自動走行
させながら作業を行い、その一連の作業を終了する際に
は、前記ケーブル15のループにおける作業終了位置
に、前記ケーブル15による誘導経路を鋭角状に屈折
し、作業機1を停止させる停止部18を設けているの
で、この鋭角状に屈折した停止部18では、電磁波の発
信により前記ケーブル15の周りに発生する磁界の方向
が逆方向になってその磁力線が互いに打ち消しあって減
少し、作業機側で自動操向できるような磁界ではなくな
り、これにより、作業機1が前記停止部18に至ると、
作業機1は作業終了位置である停止部18で確実に停止
するのである。
【0008】この結果、オペレータが作業終了位置の確
認を怠り、例えばスピードスプレヤが作業終了位置を越
えて過剰防除を行ってしまったり、或いは、作業終了位
置のかなり手前の位置で停止して防除不足が生じたりす
るのを防止して、正確な防除作業を行うことができるの
である。
【0009】また、ループ状に敷設する前記ケーブル1
5のループにおける作業終了位置に、前記ケーブル15
からの電磁波の発信を阻止する防磁シート18aを被覆
し、作業機1を停止させる停止部18を設けた場合に
も、該停止部18では、前記防磁シート18aにより前
記ケーブル15からの電磁波の発信が阻止されて途絶え
ることになるので作業機側の自動操向ができなくなり、
これにより、作業機1が前記停止部18に至ると、作業
機は作業終了位置である停止部18で確実に停止し、正
確な作業を行うことができるのであり、その上、前記防
磁シート18aを用いる場合には、走行誘導ケーブル1
5のループにおける作業終了位置を任意の位置に変更可
能に設定することができるのである。
【0010】
【実施例】図面は本発明自動操向誘導装置を自動走行型
の薬剤散布機(スピイドスプレヤ)に適用した実施例を
示し、スピイドスプレヤである作業機1は、図3に示し
たごとく、車体2の前部にハンドル3を備えた運転操縦
部4を有し、車体2の後部には薬液タンク5とその後部
に噴霧部6を備えている。
【0011】前記噴霧部6は、車体2の下面を除く外周
面に適宜間隔で半径方向外方に臨ませた多数の噴霧ノズ
ル7と、その半径外向きに風を送る送風機(図示せず)
が装置され、前記噴霧ノズル7は、車体2の左右及び上
面との3区画もしくは2区画ごとに噴霧の作業を行える
ように散布制御できるものである。
【0012】また、図3において符号8,8は左右前
輪、9,9は左右後輪であり、これらの4輪の駆動方式
はエンジン(図示せず)からの動力が走行変速機構を介
してそれぞれ伝達されて駆動できるいわゆる4輪駆動型
であり、さらに前後4輪とも、前部操向装置10と後部
操向装置11によりそれぞれその車輪の向きを変更でき
るいわゆる4輪操向型である。
【0013】前記前部操向装置10及び後部操向装置1
1はステアリング機構に取付く左右一対の油圧シリンダ
12,13の作動により左右前輪8,8及び左右後輪
9,9の向きを変更させることができる。
【0014】また、前記車体2の下面には、その前部に
左右一対の磁気センサー14a,14bを設け、該セン
サー14a,14bは、導体をコイル状に巻いたピック
アップコイルであってもよいし、ホール素子、ホールI
C、磁気抵抗素子、磁気トランジスタであっても良く、
後記する交流電流発生装置16にて走行誘導ケーブル1
5に印加された適宜波数の交流電流により、走行誘導ケ
ーブル15から発信される電磁波、つまり走行誘導ケー
ブル15の周囲に発生する交流磁界の強度を検出するこ
とができるものである。
【0015】図4(a)は走行誘導ケーブル15から発
生する交流磁界を、作業機1に設けた左右一対のコイル
型磁気センサー14a,14bで感知する場合を模式で
示したものであり、この場合、図4(b)に示すよう
に、前記交流磁界の強さに対応して右のコイル型磁気セ
ンサー14aで発生させた電圧の絶対値|e1|と、前
記交流磁界の強さに対応して左のコイル型磁気センサー
14bで発生させた電圧値の絶対値|e2|との差eは
次の式で表される。
【0016】
【数1】
【0017】そして、この差eを縦軸に取り、走行誘導
ケーブル15に対する作業機1の横ずれ距離(m)を横
軸にとって、その両者の変化の関係を示したものであ
る。
【0018】この図から判るように、横ずれ方向(右又
は左)及び横ずれ偏位量の両者を判断することができ
る。
【0019】また、図5に示す制御油圧回路20は、油
圧ポンプ21から電磁切換弁22を介して前部操向装置
10における油圧シリンダ12に、また電磁切換弁23
を介して後部操向装置11における油圧シリンダ13に
それぞれ作動油を送るものであり、同図5において符号
24は前輪8の操向角度を検出する操向角度センサー、
また25は後輪9の操向角度を検出する操向角度センサ
ーである。この場合、左右車輪の向き角度の平均値を求
めて検出してもよい。
【0020】図6は操向制御装置30のブロック図を示
し、マイクロコンピュータ等の中央処理装置31には、
読み書き可能メモリ(RAM)32及び読み出し専用メ
モリ(ROM)33が接続されている。
【0021】前記中央処理装置31には、前記磁気セン
サー14a,14bからの検出信号をA/D変換した後
入力し、これらの入力信号に基づいて走行誘導ケーブル
15の軸線に対する作業機1の中心の横ずれの偏位量
や、作業機1の横ずれが左右いずれであるかを中央処理
装置31にて演算するのである。
【0022】つまり、一対の磁気センサー14a,14
bの検出信号を演算すれば、車体2の前部における走行
誘導ケーブル15に対する横ずれ偏位量を求めること及
び横ずれの向き(右又は左)を判断することができる。
【0023】また、図6中、符号34は操向を手動で行
うとき、自動で行うときに切換える自動・手動切換えス
イッチ、35は操向モード切換えスイッチであり、前輪
8の向きと後輪の向きとが同方向に向かう同位相操向モ
ードと、前後輪が互いに反対の向きとなる逆位相操向モ
ードの少なくとも二種類に切換えできる。さらに36
は、前記手動操作中において、前記二種類の操向モード
を選択することができる選択切換スイッチであり、37
は作業機1を前進状態にセットしているか後退状態にセ
ットしているかを判別するための前進後退ポジションセ
ンサーである。
【0024】そして、これら自動・手動切換えスイッチ
34、操向モード切換えスイッチ35、選択切換スイッ
チ36及び前進後退ポジションセンサー37は前記磁気
センサー14a,14bs共に前記中央処理装置31の
入力端子に接続されている。一方、前記中央処理装置3
1の出力端子には次のものを接続する。
【0025】即ち、前部操向装置10における油圧シリ
ンダ12に油圧を供給する電磁切換弁22の電磁ソレノ
イドをON・OFFする励磁回路であって、符号38は
前部操向装置10にて右舵取りする場合の前右舵励磁回
路、39は左舵取りする場合の前左舵励磁回路である。
【0026】また、後部操向装置11について前記と同
様の油圧シリンダ13に対する電磁切換弁23の電磁ソ
レノイドの後右舵励磁回路40及び後左舵励磁回路41
を接続する。
【0027】符号42は走行用ミッションケース内の走
行変速機に関連させた前進・後退切換えアクチュエー
タ、43は同じく走行変速機構に関連させた高速・低速
切換えのための変速アクチュエータ、44は前輪8,8
と後輪9,9の制動のためのブレーキ用アクチュエー
タ、45は前進時と後退時とで、前記前部操向装置10
及び後部操向装置11の各油圧シリンダ12及び13へ
の油圧の供給方向を切換えるための油圧方向切換え電磁
弁の励磁回路である。
【0028】さらに、符号46は噴霧部6からの薬液散
布量を調節するための薬量調節駆動手段であり、この薬
量調節駆動手段6にて薬液散布のON・OFFも行え
る。47は各種警報装置への出力端子である。
【0029】また、図1は果樹園内の立木Tに薬液散布
ができ、かつ、作業機1が走行出発点Aから出てループ
状に回航し、走行出発点A近くの作業終了位置に戻るよ
うな走行経路を示し、その走行経路に沿って走行誘導ケ
ーブル15をループ状に敷設し、該走行誘導ケーブル1
5の始端15aと終端15bとを交流電流発生装置16
に接続する。また、17は前記交流電流発生置16に対
する電源であって、バッテリ(蓄電池)を利用してもよ
いし、商業用交流電源や発電機を利用してもよい。
【0030】前記走行誘導ケーブル15に発生させる交
流磁界の周波数は、1.5Kヘルツ〜10Kヘルツ程度
である。
【0031】尚、走行誘導ケーブル15は地面上に直接
敷設しても良いし、地面に溝を形成して、該溝を介して
地中に埋設してもよいし、また、前記走行誘導ケーブル
15に直流電流を流したり、直流電流にパルス信号を載
せるなどして磁界を発生させてもよい。さらに、地面に
敷設する走行誘導ケーブル15は、一本(単線)であっ
てもよいし、左右に適宜隔てて平行状に敷設する、いわ
ゆるステレオ型であってもよい。また、走行誘導ケーブ
ル15の形状は通常の断面円形のワイヤ状又は偏平な帯
状であってもよい。
【0032】しかして、ループ状に敷設する前記ケーブ
ル15のループにおける作業終了位置に、前記ケーブル
15による誘導経路を鋭角状に屈折し、作業機1を停止
させる停止部18を設けたのである。
【0033】つまり、前記ケーブル15の屈折角度θを
鋭角状に屈折することで、この屈折箇所におけるケーブ
ル15の周りに発生する磁界の方向が逆方向になり、こ
れにより各磁界の磁力線が互いに打ち消しあって減少
し、作業機側で自動操向できるような磁界ではなくな
り、これによって、前記ケーブル15のループにおける
作業終了位置を設定することができるのである。
【0034】また、作業機1が前記停止部18に至り、
前記磁気センサー14a,14bから自動操向可能な検
出信号が中央処理装置31に入力されなくなると、これ
を中央処理装置31で検出し、該中央処理装置31から
出力される出力信号によりブレーキ用アクチュエータ4
4及び薬剤調節駆動手段46等が作動して、作業機1は
作業終了位置である停止部18で、その走行を停止する
と共に散布作業を停止すべく制御するのである。
【0035】次に、以上のごとく構成する作業機1の作
用について説明する。
【0036】先ず、自動操向させて防除作業を行う場合
には、予め走行誘導ケーブル15に交流電流等を流して
磁界が発生するようにセットし、作業機1のエンジンを
始動し、走行経路における走行出発点Aに作業機1を運
び、該作業機1を走行誘導ケーブル15の延びる方向に
向け、所定の変速段に変速装置をセットし、薬液散布開
始スタンバイのスイッチをONする。
【0037】次に、作業機1を走行させて自動操向制御
を開始するのであり、この自動操向制御中、作業機1に
配設した左右一対の磁気センサー14a,14bにより
走行誘導ケーブル15からの発生磁界を検出し、その出
力信号をA/D変換した後、中央処理装置31における
演算回路にて移動平均値を演算して走行誘導ケーブル1
5に対する横ずれの偏位量や向き角度の偏位量を求め
る。
【0038】この演算結果から、前部操向装置10及び
後部操向装置11の各油圧シリンダを作動させるべく、
励磁回路38,39,40,41のいずれか一つ又は複
数をONにし、走行誘導ケーブル15に沿うべく偏位量
が少なくなるように、所定の自動操向制御を行うのであ
る。
【0039】そして、自動操向誘導装置によるループ状
誘導ケーブル15に沿った防除作業を行い、その一連の
作業を終了する際には、ループ状に敷設する前記ケーブ
ル15のループにおける作業終了位置に、前記ケーブル
15による誘導経路を鋭角状に屈折し、作業機1を停止
させる停止部18を設けていることから、この鋭角状に
屈折した停止部18では、屈折したケーブル15の周り
に発生する磁界の方向が逆方向になり、これにより各磁
界の磁力線が互いに打ち消しあって減少し、左右一対の
磁気センサー14a,14bによる走行誘導ケーブル1
5からの発生磁界を検出し作業機側で自動操向できるよ
うな磁界ではなくなるのである。これによって、作業機
1が前記停止部18に至ると、前記磁気セサー14a,
14bから自動操向可能な検出信号が中央処理装置31
に入力されなり、これを中央処理装置31が検出する
と、該中央処理装置31から出力される出力信号により
ブレーキ用アクチュエータ44及び薬剤調節駆動手段4
6等が作動して、作業機1は作業終了位置である停止部
18で、その走行を停止すると共に散布作業を停止する
のである。
【0040】この結果、従来のように、オペレータが作
業終了位置の確認を怠り、例えばスピードスプレヤが作
業終了位置を越えて過剰防除を行ってしまったり、また
は、作業終了位置のかなり手前の位置で停止して防除不
足が生じたりするのを防止して、正確な防除作業を行う
ことができるのである。
【0041】また、図2は、前記作業機1を停止させる
停止部18の別の実施例を示すものであって、ループ状
に敷設する前記ケーブル15のループにおける作業終了
位置に、前記ケーブル15からの電磁波の発信を阻止す
る防磁シート18aを被覆し、作業機1を停止させる停
止部18を設けたものである。
【0042】前記防磁シート18aとしては、合成樹脂
製のフィルム、シート、板体などで形成され、合成樹脂
にフレーク状(箔片状)アルミ箔、カーボンブラック
(粉末状)を混練して形成したり、カーボン繊維の織物
に合成樹脂を含浸させて積層状に形成したシートなどを
用いるのである。
【0043】この場合にも、自動操向誘導装置によるル
ープ状誘導ケーブル15に沿った防除作業を行い、その
一連の作業を終了する際には、該停止部18では、前記
防磁シート18により前記ケーブル15からの電磁波の
発信が阻止されるので、つまり、前記磁気セサー14
a,14bによる磁界の検出ができなくなって、作業機
側の自動操向ができなくなるのである。
【0044】これにより、作業機1が前記停止部18に
至ると、前記磁気セサー14a,14bからの磁気の検
出信号が中央処理装置31に入力されなくなるのであ
り、これを中央処理装置31で検出して、該中央処理装
置31から出力される出力信号によりブレーキ用アクチ
ュエータ44及び薬剤調節駆動手段46等が作動して、
作業機1は作業終了位置である停止部18で、その走行
を停止すると共に散布作業を停止するのである。
【0045】しかも、斯かる防磁シートを用いる場合に
は、ループ状の走行誘導ケーブル15における任意の位
置に作業機の作業終了位置を変更可能に設定することが
できるのである。
【0046】
【発明の効果】以上の如く本発明は、電磁波を発信する
走行誘導ケーブル15を走行経路に沿ってループ状に敷
設し、前記ケーブル15に発信機16を接続した作業機
1の自動操向誘導装置において、ループ状に敷設する前
記ケーブル15のループにおける作業終了位置に、前記
ケーブル15による誘導経路を鋭角状に屈折し、作業機
1を停止させる停止部18を設けたから、このケーブル
が鋭角状に屈折した停止部18においては、電磁波の発
信により前記ケーブル15の周りに発生する磁界の方向
が逆方向になってその磁力線が互いに打ち消しあって減
少し、作業機側で自動操向できるような磁界ではなくな
り、これによって、前記作業機1がループ状に敷設する
前記ケーブル15のループにおける前記停止部18に至
ると、前記走行誘導ケーブル15に設定した作業終了位
置で作業機を確実に停止して正確な作業が行えるのであ
る。この結果、従来のようにオペレータが作業終了位置
の確認を怠り、例えばスピードスプレヤが作業終了位置
を越えて過剰防除を行ってしまったり、或いは、作業終
了位置のかなり手前の位置で停止して防除不足が生じた
りするのを防止して、正確な防除作業を行うことができ
るのである。
【0047】また、ループ状に敷設する前記ケーブル1
5のループにおける作業終了位置に、前記ケーブル15
からの電磁波の発信を阻止する防磁シート18aを被覆
し、作業機1を停止させる停止部18を設けることによ
り、前記作業機1がループ状に敷設する前記ケーブル1
5のループにおける前記停止部18に至ると電磁波が途
絶えるのであり、これによって、前記ケーブル15に設
定した作業終了位置で作業機1を確実に停止して正確な
作業を行うことができ、しかも、前記防磁シート18a
を用いる場合には、ループ状の走行誘導ケーブル15に
おける任意の位置に作業機1の作業終了位置を変更可能
に設定することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動操向誘導装置の走行経路を示す図で
ある。
【図2】別実施例の走行経路を示す図である。
【図3】薬剤散布機の斜視図である。
【図4】(a)は走行誘導ケーブルと磁気センサーとの
関係を示す図である。 (b)は誘導ケーブルに対する左右磁気センサーの左右
位置と検出置との関係を示す図である。
【図5】操向装置及びその制御油圧回路図である。
【図6】操向制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 作業機 14a、14b 磁気センサー 15 走行誘導ケーブル 16 発信機 18 停止部 18a 防磁シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を発信する走行誘導ケーブル15
    を走行経路に沿ってループ状に敷設し、前記ケーブル1
    5に発信機16を接続した作業機の自動操向誘導装置で
    あって、ループ状に敷設する前記ケーブル15のループ
    における作業終了位置に、前記ケーブル15による誘導
    経路を鋭角状に屈折し、作業機1を停止させる停止部1
    8を設けていることを特徴とする自動操向誘導装置。
  2. 【請求項2】 電磁波を発信する走行誘導ケーブル15
    を走行経路に沿ってループ状に敷設し、前記ケーブル1
    5に発信機16を接続した作業機の自動操向誘導装置で
    あって、ループ状に敷設する前記ケーブル15のループ
    における作業終了位置に、前記ケーブル15からの電磁
    波の発信を阻止する防磁シート18aを被覆し、作業機
    1を停止させる停止部18を設けていることを特徴とす
    る自動操向誘導装置。
JP3277858A 1991-10-24 1991-10-24 自動操向誘導装置 Pending JPH05119833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531832A (ja) * 2002-06-07 2005-10-20 アクティエボラゲット エレクトロラックス 電子式誘導システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531832A (ja) * 2002-06-07 2005-10-20 アクティエボラゲット エレクトロラックス 電子式誘導システム

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