JPH0543205U - 自動走行車両 - Google Patents

自動走行車両

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JPH0543205U
JPH0543205U JP9430391U JP9430391U JPH0543205U JP H0543205 U JPH0543205 U JP H0543205U JP 9430391 U JP9430391 U JP 9430391U JP 9430391 U JP9430391 U JP 9430391U JP H0543205 U JPH0543205 U JP H0543205U
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JP
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traveling
vehicle body
traveling vehicle
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obstacle
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泰治 水倉
典一 神崎
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行車体1の高速走行時には、ブレーキ作動
部25側に早めに停止信号を出力して、走行車体1の障
害物との接触事故を未然に防止し、また、走行車体1を
回行させるような場合で低速走行させるときには、作動
部25側に遅めに停止信号を出力して、走行車体1が回
行部などで誤停止したりするのを防止して、安全で作業
効率の良い自動走行車両を提供する。 【構成】 走行車体1に、障害物センサー49と、その
検出結果に基づいて走行車体1の走行を停止させる作動
部25とを備えた自動走行車両において、走行車体1の
車速を検出する車速検出センサー50と、その検出結果
に応じて障害物センサー49による障害物の検出距離と
比較して作動部25に停止信号を出力する基準値を変更
する基準値調節手段51とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、果樹園などで使用される薬剤散布機(スピードスプレヤ)や工場内 の無人走行車両などに用いる自動走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種自動走行車両は、走行車体に、その走行方向前方側の障害物を検 出する超音波センサーなどから成る障害物センサーと、該障害物センサーの検出 結果に基づき前記走行車体を走行停止させる作動部とを備えており、また、前記 障害物センサーによる障害物の検出距離と前記作動部に停止信号を出力するとき の基準値とを比較して、前記障害物センサーが検出する障害物までの距離が前記 基準値に至ったとき、前記作動部に停止信号を出力して前記走行車体を停止させ るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来においては、以上のように、障害物センサーにより検出する障 害物の検出距離に基づき前記作動部に停止信号を出力するときの基準値が一定と なっているのであり、このため、次のような問題が生じている。即ち、前記自動 走行車両を自動操向させる場合で、前記走行車体が高速走行されているときには 、前記障害物センサーから前記作動部に停止信号が出力されて前記走行車体が停 止されるまでの停止距離が長くなるのであるが、斯かる場合に、以上のような障 害物センサーを用いて、該センサーが障害物を検出して前記基準値に至った後に 、前記作動部に停止信号を出力して前記走行車体を停止させるときには、該走行 車体が前記障害物と接触事故を起こしたりするのである。
【0004】 また、以上のような高速走行時に、前記走行車体の接触事故を防止するために は、前記基準値を高速に対応できる距離に設定した場合、つまり、該センサーに よる障害物の検出距離に基づき前記作動部に停止信号を出力するときの基準値を 高速に対応できる距離に設定した場合、前記センサーが障害物の検出してから早 めに前記作動部に停止信号を出力して、前記走行車体を障害物の手前側で停止さ せることができるのであるが、斯くするときには、前記走行車体を果樹園などで 回行させるようなとき、前記障害物センサーが回行部周辺の立木などを検出して 前記作動部に停止信号を出力してしまい、このため、前記走行車体が走行可能で あるにも拘らず、該走行車体を停止させて作業効率を低下させるなどの新たな問 題が発生する。
【0005】 本考案の目的は、走行車体の車速に対応して、障害物センサーによる検出結果 に基づき作動部側に停止信号を出力するときの基準値を変更することができ、つ まり、前記走行車体の高速走行時には、基準値を長くし、前記作動部側に早めに 停止信号を出力して、前記走行車体の障害物との接触事故を未然に防止でき、ま た、該走行車体を回行させるような場合で低速走行させるときには、基準値を短 くし前記作動部側に遅めに停止信号を出力して、前記走行車体を回行部などで不 用意に停止させたりするのを防止できて、安全で作業効率の良い自動走行車両を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、走行車体1に、走行車体前方の障害 物を検出する障害物センサー49と、該障害物センサー49の検出結果に基づい て前記走行車体1の走行を停止する作動部25とを備えた自動走行車両において 、前記走行車体1の車速を検出する車速検出センサー50と、該車速検出センサ ー50の検出結果に応じて前記障害物センサー49による障害物の検出距離と比 較して前記作動部25に停止信号を出力する基準値を変更する基準値調節手段5 1とを備えたのである。
【0007】
【作用】
以上の自動走行車両を自動操向させる場合には、前記車速検出センサー50で 検出される車速に対応して、前記障害物センサー49による検出結果に基づき前 記作動部25側に停止信号を出力するときの基準値が前記基準値調節手段51で 変更され、つまり、前記走行車体1が高速走行されるときには、この高速走行に 対応するように、前記障害物センサー49の検出結果に基づき前記作動部25側 に停止信号を出力するときの基準値が前記基準値調節手段51で変更され、この 基準値調節手段51で設定された基準値に基づき前記作動部25側に早めに停止 信号が出力され、前記走行車体1の障害物との接触事故が未然に防止される。ま た、前記走行車体1を回行させるようなときで低速走行させる場合には、この低 速走行に対応するように、前記基準値調節手段51で前記基準値が変更され、こ の基準値調節手段51から前記作動部25側に遅めに停止信号が出力され、前記 走行車体1が回行部などで停止したりするのが防止される。
【0008】
【実施例】
図面は本考案にかかる自動走行車両の一例として薬剤散布用のスピードスプレ ヤを示しており、このスピードスプレヤは、図3,図4に示したように、走行車 体1の前部にハンドル2を備えた運転操縦部3を設けると共に、前記走行車体1 に薬液タンク4を搭載し、また、その後部側には噴霧部5を設けている。
【0009】 前記噴霧部5は、前記車体2の下面を除く外周囲に適宜間隔で半径方向外方に 向けて設けた多数の噴霧ノズル6と、その半径方向外方に風を送る送風機7とを 備え、前記噴霧ノズル6は動力ポンプ13と遮断可能な流量調整弁を介して前記 タンク4に接続しており、前記流量調整弁の制御により噴霧方向を変更し、例え ば、前記走行車体1の左右及び上面との3区画もしくは2区画ごとに噴霧作業を 行えるように散布制御可能としている。
【0010】 また、符号8,8は左右前輪、9,9は左右後輪であり、これら各輪8,9の 駆動方式は、前記走行車体1に搭載したエンジン10の回転動力を走行変速機構 11からそれぞれ各輪8,9を伝達して駆動させるようにした所謂4輪駆動型と されており、さらに、前記エンジン10の回転動力は、別の動力伝達機構12を 介し前記噴霧ノズル6の動力ポンプ13と前記送風機7とに伝達させてそれぞれ を駆動させるようにしている。
【0011】 更に、前記各輪8,9の操蛇装置14としては、図5で示したように、パワー ステアリング機構15が採用されており、このパワーステアリング機構15は、 後述する油圧回路16に組み込まれた第1油圧シリンダ17で前記後輪9側の向 きを変更操作する平面視W形状のベルクランク18と、該ベルクランク18に連 結ロッド19を介して連動連結され、前記前輪8側の向きを変更操作する平面視 V形状のベルクランク20とを備え、前記油圧シリンダ17を伸長方向に作動さ せたときには、前記後輪9が右向きに、かつ、前記前輪8が左向きに変更され、 また、前記油圧シリンダ17を縮小方向に作動させたときには、前記後輪9が左 向きに、かつ、前記前輪8が右向きに変更されるようにした所謂4輪操蛇形とさ れている。尚、前記各輪8,9は、それぞれ別々の油圧シリンダ式パワーステア リング機構を用いて各別に操蛇するようにしてもよい。
【0012】 前記油圧回路16は、図6で示したように、前記ハンドル2の回動角度に比例 して前記第1油圧シリンダ17側への油送り量を調整可能とした油圧モータ21 と、該油圧モータ21側に作動油を供給する油圧ポンプ22と、これら油圧モー タ21と油圧ポンプ22との間に介装され、手動操舵時に用いられる第1切換制 御弁23とを備え、前記各輪8,9の手動による操蛇時には、前記第1切換制御 弁23の切換操作に伴い前記油圧ポンプ22からの作動油を前記油圧モータ21 に供給し、この油圧モータ21から前記ハンドル2の回動角度に比例して前記油 圧シリンダ17側に作動油を供給することにより、前記各輪8,9を手動操蛇さ せるようにしている。
【0013】 また、前記油圧回路16には、自動操蛇時に前記第1油圧シリンダ17側に作 動油を供給する電磁ソレノイド式の第2切換制御弁24を設けると共に、前記走 行車体1の走行を停止させるブレーキの作動部となり、かつ、前記走行変速機構 11に連動する走行クラッチの断続操作を兼用して行うための第2油圧シリンダ 25を備え、この第2油圧シリンダ25を制御する電磁ソレノイド式の第3切換 制御弁26を設けており、これら第2,第3切換制御弁24,26は、前記油圧 ポンプ22における前記第1切換制御弁23の上流側にそれぞれ直列状に接続さ れ、かつ、前記第3切換制御弁26は前記第2切換制御弁24よりも上流側に接 続されている。そして、前記走行クラッチやブレーキを操作するときには、前記 第3切換制御弁26の切換操作に伴い前記第2油圧シリンダ25が前記第1油圧 シリンダ17に優先して作動され、この第1油圧シリンダ17は二次的に作動さ れるようになっている。
【0014】 図7は、前記運転操縦部3に設ける前記走行クラッチとブレーキとの操作部分 を示しており、このブレーキを操作するブレーキペダル26を取付けた第1筒体 27と、前記走行クラッチを操作するクラッチペダル28を取付けた第2筒体2 9と、これら各筒体27,28間に介装される第3筒体30と、前記第2筒体2 9の外側部に設けられる第4筒体31とを備え、これら第1〜第4筒体27,2 9,30,31を支持軸32に挿嵌させて、該支持軸32に前記第1筒体27と 第4筒体31とをそれぞれ固定ピン33,33を介して一体に固定すると共に、 前記第4筒体31に突設させたアーム34に前記ブレーキ側に至るブレーキ操作 体35を連結して、前記ブレーキペダル26の踏込み操作に伴い前記第1筒体2 7と支持軸32とを介して前記第4筒体31を回動させ、これに伴い前記アーム 34を揺動させることにより、前記操作体35を介して前記ブレーキを操作する ようにしており、また、前記クラッチペダル28を取付けた前記第2筒体29に は、前記走行クラッチ側に至るクラッチ操作体36が連結されたアーム37を突 設して、前記クラッチペダル28の踏込み操作に伴い前記第2筒体29を前記支 持軸32に対し回動させながら前記アーム37を揺動させることにより、前記操 作体36を介して前記走行クラッチを操作するようにしている。
【0015】 また、前記第2筒体29には、概略断面L形状とされたブラケット38を固定 すると共に、該ブラケット38に前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入 状態又は離脱状態に保持可能とした結合ピン39を支持させて、このピン39を 前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入保持することにより、この支持軸 32と前記第2筒体29とを一体に結合させて、前記ブレーキ及びクラッチペダ ル26,28の何れか一方を踏込み操作するだけで、前記走行クラッチとブレー キとを同時に作動可能となし、又、前記ピン39を前記支持軸32から離脱させ て、この支持軸32と前記第2筒体29との結合を解除することにより、前記ブ レーキペダル26とクラッチペダル28との各別な踏込み操作で、前記走行クラ ッチとブレーキとをそれぞれ独立して作動させるようにしている。尚、同図にお いて、40は前記結合ピン39の先端側に設けた受け片41と前記ブラケット3 8との間に介装させた前記ピン39の付勢用ばね、また、42は前記ピン39に おける前記ブラケット38の外部側に設けられたボス部で、このボス部42に係 合ピンなどを設けて、該係合ピンで前記結合ピン39を前記支持軸32から離脱 状態に保持可能としている。
【0016】 更に、前記第2筒体29に取付けられた前記クラッチペダル28には、連結軸 43を介して断面L形状のブラケット44を取付けると共に、該ブラケット44 に前記第2油圧シリンダ25のピストンロッド25aを連結して、この油圧シリ ンダ25の作動で前記クラッチペダル28を単独操作し、又、前記係合ピン39 による前記クラッチペダル28と前記ブレーキペダル26との結合時には、これ ら各ペダル26,28を前記油圧シリンダ25の作動で同時に操作できるように している。前記各ペダル26,28は、後述するように前記走行車体1を自動操 向させるようなときに、前記結合ピン39を介して一体に結合され、前記第2油 圧シリンダ25の作動で前記各ペダル26,28を同時に操作するようにしてい る。
【0017】 また、以上のような走行車体1には、図3〜図5に示したように、その前方下 面側で車幅方向中心位置から一定間隔離れた両側位置に、後述する誘導ケーブル の周囲に発生する磁界強度を検出する左右一対の磁気センサー45a,45bを それぞれ設けている。これら各センサー45a,45bとしては、例えば導体を コイル状に巻いたピックアップコイルやホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子 及び磁気トランジスタなどが使用される。
【0018】 そして、図2で明らかにしたように、果樹園などの地面に前記走行車体1の走 行誘導経路に沿って誘導ケーブル46を敷設し、該誘導ケーブル46に電源47 を備えた交流電流発生装置48で所定周波数の交流電流を印加することにより、 前記誘導ケーブル46から発信される電磁波、つまり、該誘導ケーブル46の周 囲に発生する交流磁界強度を前記左右一対のコイル型磁気センサー45a,45 bで検出し、この検出結果に基づき前記走行車体1の前記誘導ケーブル46に対 する横ずれ方向(右又は左)と横ずれ偏位量とを計出して、この計出値に基づき 前記第2切換制御弁24の左右電磁ソレノイド24L,24Rを励磁させて前記 第1油圧シリンダ17を操作し、この油圧シリンダ17で前記各輪8,9の方向 を変更させることにより、前記走行車体1を前記誘導ケーブル46に沿いながら 自動操向させるようにしている。
【0019】 また、前記走行車体1には、その走行前方に位置される例えば樹木Aの添え木 などの障害物Bを検出するための障害物センサー49を設け、該センサー49の 検出結果に基づき前記第2切換制御弁26の左右電磁ソレノイド26L,26R を励磁させて前記第2油圧シリンダ25(ブレーキ,クラッチ作動部)を操作す ることにより、前記走行車体1を自動停止させるようにしている。
【0020】 しかして、以上のようなスピードスプレヤにおいて、前記走行車体1の車速を 検出する車速検出センサー50と、この車速検出センサー50の検出結果に応じ て前記障害物センサー49による障害物Bの検出距離と比較して前記作動部25 (第2油圧シリンダ)側に停止信号を出力する基準値を変更する基準値調節手段 51とを設けたのである。
【0021】 具体的に説明すると、図1で明らかにしたように、マイクロコンピュータなど から成る中央処理装置52の入力側に、前記障害物センサー49と車速検出セン サー50及び各磁気センサー45a,45bと、前記走行車体1を自動又は手動 操向させるときに切換える自動,手動切換スイッチ53と、前記基準値を手動で 変更可能としたスイッチ又はボリウムから成る基準値設定器51とをそれぞれ接 続すると共に、前記中央処理装置52の出力側には、前記作動部25(第2油圧 シリンダ)を切換操作する前記第3切換制御弁26の左右電磁ソレノイド26L ,26Rを制御する制御回路54と、前記第2切換制御弁24の左右電磁ソレノ イド24L,24Rを励磁させ、前記第1油圧シリンダ17を介して前記各輪8 ,9を左右方向へと操向制御する左右操向制御回路55,56とを接続させるの である。
【0022】 前記車速検出センサー50としては、例えば前記エンジン10の回転数を検出 して前記走行車体1の車速を検出するもの、又は、前記走行変速機構11の変速 段位を検出して車速を検出するものなどが使用され、また、前記基準値変更手段 としては、前記中央処理装置52において前記車速に対応した閾値を予め設定し ておき、この閾値に基づいて基準値を決めて、この基準値と前記障害物センサー 49による検出距離の比較で前記ブレーキ作動部25側に動作指令を出力して、 該作動部25の作動で前記走行車体1の走行を停止させようとするのである。
【0023】 次に、以上の構成とされたスピードスプレヤの制御態様について説明する。先 ず、前記走行車体1を自動操向させる場合には、前記車速検出センサー50で検 出される車速に対応して前記障害物センサー49から前記作動部25側に停止信 号を出力するときの基準値が前記基準値調節手段51で設定されるのである。そ して、前記基準値調節手段51で設定された基準値と、前記障害物センサー49 で検出される検出距離とが前記中央処理装置52で比較演算され、前記検出距離 が前記車速に対応する基準値に至ったとき、前記中央処理装置52から前記作動 部制御回路54に停止信号が出力され、前記ブレーキ作動部25を介して前記走 行車体1が停止されるのである。
【0024】 例えば、図2で示したように、前記走行車体1が前記誘導ケーブル46の直線 部などに沿って高速走行されているときには、前記走行車体1の高速走行に対応 して前記基準値調節手段51で前記基準値が大となるように変更され、前記車速 検出センサー50で検出される前記障害物Bの検出距離が前記基準値に至ったと きに、前記中央処理装置52から前記制御回路54側に早めに停止信号が出力さ れ、前記ブレーキ作動部25を介して前記走行車体1が早めに停止されるのであ り、従って、該走行車体1の前記障害物Bとの接触事故が未然に防止されて安全 性が確保される。
【0025】 また、前記走行車体1が前記誘導ケーブル49の回行部などに至って、前記走 行車体1を低速走行させる場合には、前記走行車体1の低速走行に対応して前記 基準値調節手段51で前記基準値が小となるように変更され、前記車速検出セン サー50で検出される前記障害物Bの検出距離が前記基準値に至ったときに、前 記中央処理装置52から前記制御回路54側に遅めに停止信号が出力され、前記 障害物センサー49が立木を誤って検出し、前記走行車体1が回行部などで誤停 止したりするのが防止されて、効率的な作業走行が行われるのである。
【0026】 尚、以上のような走行車体1の自動操向は、前記誘導ケーブル46の周囲に発 生する交流磁界強度が前記各磁気センサー45a,45bで検出され、この検出 結果が前記中央処理装置52に入力されて、前記走行車体1の前記誘導ケーブル 46に対する横ずれ方向と横ずれ偏位量とが計出され、該計出値に基づき前記中 央処理装置52から前記左右操向制御回路55,56に出力されて、この出力に 基づく前記第2切換制御弁24の切換制御で前記第1油圧シリンダ17が操作さ れ、該油圧シリンダ17で前記各輪8,9の方向が変更されて、前記走行車体1 が前記誘導ケーブル46に沿って正確に自動操向される。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、走行車体1に、走行車体前方の障害物を検 出する障害物センサー49と、該障害物センサー49の検出結果に基づいて前記 走行車体1の走行を停止させる作動部25とを備えた自動走行車両において、前 記走行車体1の車速を検出する車速検出センサー50と、該車速検出センサー5 0の検出結果に応じて前記障害物センサー49による障害物の検出距離と比較し て前記作動部25に停止信号を出力する基準値を変更する基準値調節手段51と を設けたから、前記走行車体1の車速に対応して前記障害物センサー49の検出 結果に基づき前記作動部25側に停止信号を出力するときの基準値を変更するこ とができ、つまり、前記走行車体1の高速走行時には、前記障害物センサー49 の検出結果に基づき前記作動部25側に早めに停止信号を出力して、前記走行車 体1の障害物との接触事故を未然に防止することができ、また、該走行車体1を 回行させるような場合で低速走行させるときには、前記障害物センサーの検出結 果に基づき前記作動部25側に遅めに停止信号を出力して、前記走行車体1が回 行部などで停止されたりするのを防止できて、安全で作業効率の良い自動走行車 両となすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる自動走行車両の制御ブロック図
である。
【図2】同自動走行車両を果樹園などで自動操向させる
場合の模式図である。
【図3】スピードスプレヤの側面図である。
【図4】同スピードスプレヤの平面図である。
【図5】操蛇装置の平面図である。
【図6】同操蛇装置の制御油圧回路図である。
【図7】走行クラッチとブレーキとの関係を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 走行車両 25 作動部 49 障害物センサー 50 車速検出センサー 51 基準値変更手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体1に、走行車体前方の障害物を
    検出する障害物センサー49と、該障害物センサー49
    の検出結果に基づいて前記走行車体1の走行を停止する
    作動部25とを備えた自動走行車両であって、前記走行
    車体1の車速を検出する車速検出センサー50と、該車
    速検出センサー50の検出結果に応じて前記障害物セン
    サー49による障害物の検出距離と比較して前記作動部
    25に停止信号を出力する基準値を変更する基準値調節
    手段51とを備えていることを特徴とする自動走行車
    両。
JP9430391U 1991-11-18 1991-11-18 自動走行車両 Pending JPH0543205U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004337031A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Iseki & Co Ltd 水田作業機
US9836059B2 (en) 2014-03-26 2017-12-05 Yanmar Co., Ltd. Autonomous travel working vehicle

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