JPH0544256U - 自動走行型薬剤散布機 - Google Patents

自動走行型薬剤散布機

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JPH0544256U
JPH0544256U JP9430491U JP9430491U JPH0544256U JP H0544256 U JPH0544256 U JP H0544256U JP 9430491 U JP9430491 U JP 9430491U JP 9430491 U JP9430491 U JP 9430491U JP H0544256 U JPH0544256 U JP H0544256U
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chemical liquid
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spray
switching valve
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泰治 水倉
悟 岡田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 果樹園の樹木に対する薬液の噴霧残しを招い
たり、不必要領域への薬液の散布作業を行ったりするの
を確実に防止する。 【構成】 走行車体1に、無線遠隔操作器49からの指
令信号を受信する受信器50を設け、走行車体1を走行
停止させる作動部25と、複数の噴霧ノズル5Aと、噴
霧ノズル5Aへの薬液流れをオン・オフ制御する動噴ク
ラッチ6と、噴霧ノズル5Aへの薬液流路を切換え薬液
散布方向を選択可能とする流路切換用バルブ7とを備
え、受信器50で受信する指令信号で作動部25と動噴
クラッチ6及び流路切換用バルブ7との各動作を実行す
るようにした自動走行型薬剤散布機において、受信器5
0で受信する指令信号による流路切換用バルブ7の動作
実行時、作動部25による走行制御を中止するようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、果樹園などで使用される自動走行型薬剤散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種自動走行型薬剤散布機は、所定の走行経路に沿って自動操向制御 可能とされた走行車体に、無線遠隔操作器から発信される指令信号を受信する受 信器を搭載すると共に、前記走行車体の走行停止を制御する走行停止系の作動部 と、複数の噴霧ノズルと、これら噴霧ノズルへの薬液流れをオン・オフ制御する 薬液散布制御手段と、前記各噴霧ノズルへの薬液流路を切換え薬液散布方向を選 択可能とする流路切換用バルブとを備えている。
【0003】 そして、前記自動走行型薬剤散布機を果樹園などで自動操向させながら樹木な どへの薬液散布作業を行う場合には、前記無線遠隔操作器から発信され前記受信 器で受信される指令信号に基づき、前記作動部で前記走行車体が走行制御され、 また、前記薬液散布制御手段で前記各噴霧ノズルへの薬液流れがオン・オフ制御 され、さらに、果樹園における樹木の植立状態などに対応して前記無線遠隔操作 器から前記受信器側に指令信号が出力され、該指令信号で前記流路切換用バルブ が切換制御され、前記各噴霧ノズルからの薬液散布方向が選択されながら、該各 噴霧ノズルから薬液が前記樹木などに散布される。
【0004】 即ち、果樹園などでの薬液散布作業を行う場合で、例えば、前記走行車体が果 樹園の最外周側を走行されているようなときには、オペレータによる前記無線遠 隔操作器からの指令信号に基づき、前記薬液散布制御手段により前記噴霧ノズル への薬液流れがオン制御された状態で、前記流路切換用バルブの切換制御により 果樹園の樹木と対向する側の噴霧ノズルのみが開放されて、この噴霧ノズルから 前記樹木への薬液散布作業が行われ、樹木と対向しない側の噴霧ノズルは閉鎖さ れて余分な薬液散布は行わないようにされ、また、前記走行車体が果樹園の内部 に至ったようなときには、前記走行車体を走行させながら前記無線遠隔操作器か らの指令信号に基づき前記流路切換用バルブが切換制御されて、前記各噴霧ノズ ルがそれぞれ開放され、これら各噴霧ノズルから前記走行車体の両側に立ってい る樹木に薬液の散布作業が行われる。さらに、前記果樹園の樹木がない箇所を前 記走行車体が走行される場合には、前記無線遠隔操作器からの指令信号に基づき 前記薬液散布制御手段で前記各噴霧ノズルへの薬液流れがオフ制御されて、該各 噴霧ノズルによる薬液の散布作業が中止されるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
所が、以上の自動走行型薬剤散布機では、果樹園における樹木の植立状態など に対応して、前記各噴霧ノズルによる薬液散布方向を切換えるべく、前記無線遠 隔操作器からの指令信号に基づき前記流路切換用バルブを切換制御するとき、こ の切換制御が前記走行車体を走行させながら行われることから、前記無線遠隔操 作器で前記流路切換用バルブを切換制御するときに時間的な余裕がなく、このた め、オペレータによる前記無線遠隔操作器の操作遅れや操作ミスなどを招き易く 、従って、必要な領域での薬液の噴霧残しを招いたり、また、不必要領域への薬 液の無駄な散布作業を行ったりする問題があった。即ち、例えば、前述したよう に、前記走行車体が果樹園の最外周から内部側に至って、この走行車体の両側に 立っている樹木に薬液散布作業を行うようなとき、オペレータによる前記流路切 換用バルブの切換制御が遅れたり、切換制御を誤ったりすると、一方側の噴霧ノ ズルから一方側樹木への薬液散布のみを行い、他方側噴霧ノズルからの薬液散布 を行うことなく、他方側樹木に対する薬液の噴霧残しを招いたりすることがあり 、また、以上の場合とは逆に、前記走行車体が果樹園の内部側から一方側にのみ 樹木が立っている箇所へと移動されたようなとき、オペレータによる前記流路切 換用バルブの切換操作が遅れたり、操作を誤って前記噴霧ノズルの全てを開放し りすると、該各噴霧ノズルから薬液を噴霧させたままの状態で前記走行車体が走 行されることとなって、不必要箇所への薬液散布が行われ、薬液ロスが大となる ばかりか、薬液による公害問題を招いたりするのである。
【0006】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、果樹園におけ る樹木の植立状態などに対応して、噴霧ノズルからの薬液散布方向を切換えるべ く、無線遠隔操作器から受信器側に出力される指令信号に基づき流路切換用バル ブを切換制御するようなときには、前記無線遠隔操作器による前記走行車体の走 行制御を一旦中止して、該走行車体を停止させた状態で前記流路切換用バルブの 切換制御を行えるようにし、前記流路切換用バルブの切換制御を余裕をもって正 確に行うことができ、操作遅れや操作ミスをなくし、果樹園の樹木に対する薬液 の噴霧残しを招いたり、不必要領域への薬液の散布作業を行ったりするのを防止 できる自動走行型薬剤散布機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本考案は、走行車体1に、無線遠隔操作器49か ら発信する指令信号を受信する受信器50を搭載すると共に、前記走行車体1の 走行停止を制御する走行停止系の作動部25と、複数の噴霧ノズル5Aと、これ ら噴霧ノズル5Aへの薬液流れをオン・オフ制御する薬液散布制御手段及び前記 噴霧ノズル5Aへの薬液流路を切換え薬液散布方向を選択可能とする流路切換用 バルブ7とを備え、前記受信器50で受信する指令信号により前記作動部25と 薬液散布制御手段及び流路切換用バルブ7との各動作を実行するようにした自動 走行型薬剤散布機において、前記受信器50で受信する指令信号による前記流路 切換用バルブ7の動作実行時、前記作動部25による走行制御を中止する走行停 止制御手段を設けたのである。
【0008】
【作用】
以上の自動走行型薬剤散布機で果樹園などの樹木に対し薬液散布作業を行うと きには、オペレータによる操作で前記無線遠隔操作器49から発信され、前記受 信器50で受信される指令信号により、前記走行停止系の作動部25が制御され ながら、前記走行車体1が前記果樹園内で走行され、また、前記薬液散布制御手 段により前記各噴霧ノズル5Aへの薬液流れがオン・オフ制御され、さらに、前 記流路切換用バルブ7で前記各噴霧ノズル5Aからの薬液散布方向が選択されな がら、該各噴霧ノズル5Aから薬液が前記樹木に対し散布される。
【0009】 そして、前記果樹園における樹木の植立状態などに応じて、前記噴霧ノズル5 Aからの薬液散布方向を切換えるべく、オペレータの操作で前記無線遠隔操作器 49から受信器50側に出力して前記流路切換用バルブ7を切換制御するような ときには、前記走行停止制御手段を介して前記走行停止系作動部25による走行 制御が一旦中止され、前記走行車体1が走行停止された状態で、前記無線遠隔操 作器49の操作で前記流路切換用バルブ7の切換制御が行われるのであり、従っ て、前記無線遠隔操作器49による前記流路切換用バルブ7の切換制御が時間的 余裕をもって正確に行われ、また、例えオペレータが前記無線遠隔操作器49を 操作するとき、操作遅れがあったり、操作ミスをなくし得るのであり、この結果 、果樹園の樹木に対する薬液の噴霧残しを招いたり、不必要領域への薬液の散布 作業を行ったりするのが確実に防止される。
【0010】
【実施例】
図4,図5に示した自動走行型薬剤散布機は、走行車体1の前部側にハンドル 2を備えた運転操縦部3を設けると共に、前記走行車体1に薬液タンク4を搭載 し、その後部側には噴霧部5を設けている。
【0011】 前記噴霧部5は、前記車体2の下面を除く外周囲に適宜間隔で半径方向外方に 向けて設けた多数の噴霧ノズル5Aと、その半径方向外方に風を送る送風機5B とを備え、前記噴霧ノズル5Aは、動力ポンプ5Cと遮断可能な流量調整弁であ って、流路切換可能とした流路切換用バルブ7とを介して前記薬液タンク4に接 続しており、前記流路切換バルブ7の制御により噴霧方向を変更し、前記走行車 体1の左右及び上面との3区画もしくは2区画ごとに噴霧作業を行えるように散 布制御可能としている。
【0012】 また、符号8,8は左右前輪、9,9は左右後輪であり、これら各輪8,9の 駆動方式は、前記走行車体1に搭載したエンジン10の回転動力を走行変速機構 11からそれぞれ各輪8,9を伝達して駆動させるようにした所謂4輪駆動型と されている。
【0013】 更に、前記エンジン10の回転動力は、別の動力伝達機構12から前記噴霧部 5の送風機5Bと前記動力ポンプ5Cとに動力分配部13を介してそれぞれ伝達 され、この動力分配部13と前記動力ポンプ5Cとの間には、前記各噴霧ノズル 5Aへの薬液流れをオン・オフ制御する薬液散布制御手段として、前記動力ポン プ5Cを駆動制御する動噴クラッチ6が介装されて、この動噴クラッチ6を制御 することにより、前記タンク4からの薬液を前記各噴霧ノズル5Aから噴出させ たり停止させるようにしており、また、前記動力ポンプ5Cと前記各噴霧ノズル 5Aとの間には前記流路切換用バルブ7が介装されて、該バルブ7を制御するこ とにより、前記各噴霧ノズル5Aからの薬液散布方向を果樹園などにおける樹木 の植立状態に対応して選択可能としている。即ち、前記動力ポンプ5Cの吐出側 には複数の分岐路5Dを設けて、各分岐路5Dに左方向に噴霧する噴射霧ノズル 5Aと右方向に噴霧する噴霧ノズル5A及び図1には図示していないが上向きに 噴霧する噴霧ノズル5Aとを各別に接続して、前記各分岐路5Dにそれぞれ前記 流路切換用ノズル7を介装し、該バルブ7を遮断制御することにより薬液散布方 向が選択できるようになっている。
【0014】 また、前記各輪8,9の操蛇装置14としては、図6で示したように、パワー ステアリング機構15が採用されており、このパワーステアリング機構15は、 後述する油圧回路16に組み込まれた第1油圧シリンダ17で前記後輪9側の向 きを変更操作する平面視W形状のベルクランク18と、該ベルクランク18に連 結ロッド19を介して連動連結され、前記前輪8側の向きを変更操作する平面視 V形状のベルクランク20とを備え、前記油圧シリンダ17を伸長方向に作動さ せたときには、前記後輪9が右向きに、かつ、前記前輪8が左向きに変更され、 また、前記油圧シリンダ17を縮小方向に作動させたときには、前記後輪9が左 向きに、かつ、前記前輪8が右向きに変更されるようにした所謂4輪操蛇形とさ れている。尚、前記各輪8,9は、それぞれ別々の油圧シリンダ式パワーステア リング機構を用いて各別に操蛇するようにしてもよい。
【0015】 前記油圧回路16は、図7で示したように、前記ハンドル2の回動角度に比例 して前記第1油圧シリンダ17側への油送り量を調整可能とした油圧モータ21 と、該油圧モータ21側に作動油を供給する油圧ポンプ22と、これら油圧モー タ21と油圧ポンプ22との間に介装され、手動操舵時に用いられる第1切換制 御弁23とを備え、前記各輪8,9の手動による操蛇時には、前記第1切換制御 弁23の切換操作に伴い前記油圧ポンプ22からの作動油を前記油圧モータ21 に供給し、この油圧モータ21から前記ハンドル2の回動角度に比例して前記油 圧シリンダ17側に作動油を供給することにより、前記各輪8,9を手動操蛇さ せるようにしている。
【0016】 また、前記油圧回路16には、自動操蛇時に前記第1油圧シリンダ17側に作 動油を供給する電磁ソレノイド式の第2切換制御弁24を設けると共に、前記走 行車体1の走行を停止させるブレーキの作動部25となり、かつ、前記走行変速 機構11に連動する走行クラッチの断続操作を兼用して行うための第2油圧シリ ンダ25を備え、この第2油圧シリンダ25を制御する電磁ソレノイド式の第3 切換制御弁26を設けており、これら第2,第3切換制御弁24,26は、前記 油圧ポンプ22における前記第1切換制御弁23の上流側にそれぞれ直列状に接 続され、かつ、前記第3切換制御弁26は前記第2切換制御弁24よりも上流側 に接続されている。そして、前記走行クラッチやブレーキを操作するときには、 前記第3切換制御弁26の切換操作に伴い前記第2油圧シリンダ25が前記第1 油圧シリンダ17に優先して作動され、この第1油圧シリンダ17は二次的に作 動されるようになっている。
【0017】 図8は、前記運転操縦部3に設ける前記走行クラッチとブレーキとの操作部分 を示しており、このブレーキを操作するブレーキペダル26を取付けた第1筒体 27と、前記走行クラッチを操作するクラッチペダル28を取付けた第2筒体2 9と、これら各筒体27,28間に介装される第3筒体30と、前記第2筒体2 9の外側部に設けられる第4筒体31とを備え、これら第1〜第4筒体27,2 9,30,31を支持軸32に挿嵌させて、該支持軸32に前記第1筒体27と 第4筒体31とをそれぞれ固定ピン33,33を介して一体に固定すると共に、 前記第4筒体31に突設させたアーム34に前記ブレーキ側に至るブレーキ操作 体35を連結して、前記ブレーキペダル26の踏込み操作に伴い前記第1筒体2 7と支持軸32とを介して前記第4筒体31を回動させ、これに伴い前記アーム 34を揺動させることにより、前記操作体35を介して前記ブレーキを操作する ようにしており、また、前記クラッチペダル28を取付けた前記第2筒体29に は、前記走行クラッチ側に至るクラッチ操作体36が連結されたアーム37を突 設して、前記クラッチペダル28の踏込み操作に伴い前記第2筒体29を前記支 持軸32に対し回動させながら前記アーム37を揺動させることにより、前記操 作体36を介して前記走行クラッチを操作するようにしている。
【0018】 また、前記第2筒体29には、概略断面L形状とされたブラケット38を固定 すると共に、該ブラケット38に前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入 状態又は離脱状態に保持可能とした結合ピン39を支持させて、このピン39を 前記第2筒体29から前記支持軸32内に挿入保持することにより、この支持軸 32と前記第2筒体29とを一体に結合させて、前記ブレーキ及びクラッチペダ ル26,28の何れか一方を踏込み操作するだけで、前記走行クラッチとブレー キとを同時に作動可能となし、又、前記ピン39を前記支持軸32から離脱させ て、この支持軸32と前記第2筒体29との結合を解除することにより、前記ブ レーキペダル26とクラッチペダル28との各別な踏込み操作で、前記走行クラ ッチとブレーキとをそれぞれ独立して作動させるようにしている。尚、同図にお いて、40は前記結合ピン39の先端側に設けた受け片41と前記ブラケット3 8との間に介装させた前記ピン39の付勢用ばね、また、42は前記ピン39に おける前記ブラケット38の外部側に設けられたボス部で、このボス部42に係 合ピンなどを設けて、該係合ピンで前記結合ピン39を前記支持軸32から離脱 状態に保持可能としている。
【0019】 更に、前記第2筒体29に取付けられた前記クラッチペダル28には、連結軸 43を介して断面L形状のブラケット44を取付けると共に、該ブラケット44 に前記第2油圧シリンダ25のピストンロッド25aを連結して、この油圧シリ ンダ25の作動で前記クラッチペダル28を単独操作し、又、前記係合ピン39 による前記クラッチペダル28と前記ブレーキペダル26との結合時には、これ ら各ペダル26,28を前記油圧シリンダ25の作動で同時に操作できるように している。前記各ペダル26,28は、後述するように前記走行車体1を自動操 向させるようなときに、前記結合ピン39を介して一体に結合され、前記第2油 圧シリンダ25の作動で前記各ペダル26,28を同時に操作するようにしてい る。
【0020】 また、以上のような走行車体1には、図4〜図6に示したように、その前方下 面側で車幅方向中心位置から一定間隔離れた両側位置に、後述する誘導ケーブル の周囲に発生する磁界強度を検出する左右一対の磁気センサー45a,45bを それぞれ設けている。これら各センサー45a,45bとしては、例えば導体を コイル状に巻いたピックアップコイルやホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子 及び磁気トランジスタなどが使用される。
【0021】 そして、図3で明らかにしたように、果樹園などの地面に前記走行車体1の誘 導走行経路に沿って誘導ケーブル46を敷設し、該誘導ケーブル46に電源47 を備えた交流電流発生装置48で所定周波数の交流電流を印加することにより、 前記誘導ケーブル46から発信される電磁波、つまり、該誘導ケーブル46の周 囲に発生する交流磁界強度を前記左右一対のコイル型磁気センサー45a,45 bで検出し、この検出結果に基づき前記走行車体1の前記誘導ケーブル46に対 する横ずれ方向(右又は左)と横ずれ偏位量とを計出して、この計出値に基づき 前記第2切換制御弁24の左右電磁ソレノイド24L,24Rを励磁させて前記 第1油圧シリンダ17を操作し、この油圧シリンダ17で前記各輪8,9の方向 を変更させることにより、前記走行車体1を前記誘導ケーブル46に沿って自動 操向させながら、前記果樹園の樹木Tに前記噴霧部5の噴霧ノズル5Aによる薬 液散布作業を行うようにしている。
【0022】 また、前記走行車体1には、図4で示したように、オペレータが操作する無線 遠隔操作器49から発信された指令信号を受信する受信機50を備え、前記無線 遠隔操作器49から発信され、前記受信機50で受信される指令信号で前記薬液 散布制御手段である動噴クラッチ6をオン・オフ制御して、前記動力ポンプ5C の発停制御を行うことにより、前記噴霧ノズル5Aからの薬液散布作業を行った り、その作業を停止させるようにしており、又、前記受信機50で受信される指 令信号で前記流路切換用バルブ7の切換制御を行うことにより、前記各噴霧ノズ ル5Aからの薬液散布方向を果樹園などにおける樹木Tの植立状態に対応して任 意に選択可能としており、さらに、前記受信器50で受信される指令信号で前記 第2切換制御弁26の左右電磁ソレノイド26L,26Rを励磁制御することに より、前記第2油圧シリンダ25(走行停止系作動部)を操作して、前記走行車 体1を走行させたり停止できるようにしている。
【0023】 しかして以上のような自動走行型薬剤散布機において、前記無線遠隔操作器4 9から発信され、かつ、前記受信器50で受信される指令信号で前記流路切換用 バルブ7を動作実行させるとき、前記走行停止系作動部25による前記走行車体 1の走行制御を中止させる走行停止制御手段51を設けたのである。
【0024】 具体的に説明すると、図1で明らかにしたように、マイクロコンピュータなど から成るコントローラ52の入力側に、前記薬液タンク4内に設けたレベルセン サー4Aと前記各磁気センサー45a,45bとをそれぞれA/D変換器53を 介して接続すると共に、同じく前記コントローラ52の入力側に、前記無線遠隔 操作器49から発信される指令信号を受信する前記受信機50を接続する。尚、 前記レベルセンサー4Aは、前記タンク4内の薬液残量が一定量以下となったと きに、前記各噴霧ノズル5Aの薬液散布制御手段である前記動噴クラッチ6をオ フ制御したり、前記流路切換用バルブ7をオフ制御して、前記各噴霧ノズル5A からの薬液噴霧を停止させるためのものである。
【0025】 また、前記コントローラ52の出力側には、前記薬液散布制御手段である動噴 クラッチ6をオン・オフ制御する駆動回路54を接続し、その出力側に前記動噴 クラッチ6を接続すると共に、前記流路切換用バルブ7を制御する駆動回路55 を接続し、その出力側に前記バルブ7を接続する。さらに、前記コントローラ5 2の出力側には、前記第2切換制御弁24の左右電磁ソレノイド24L,24R を切換える左右操向駆動回路56,57をそれぞれ接続し、その各出力側に前記 左右電磁ソレノイド24L,24Rを接続すると共に、前記流路切換用バルブ7 による前記各噴霧ノズル5Aからの薬液散布方向を表示する表示ランプ58を接 続させる一方、同じく前記コントローラ52の出力側には、前記走行停止系作動 部25(第2油圧シリンダ)を操作する前記第3切換制御弁26の左右電磁ソレ ノイド26L,26Rを切換制御し、前記作動部25による前記走行車体1の走 行制御を中止させる走行停止制御手段51を接続し、その出力側に前記左右電磁 ソレノイド26L,26Rを接続するのである。
【0026】 また、前記無線遠隔操作器49から受信器50側に発信される走行の指令信号 に基づき、前記作動部25を介して走行車体1が走行されるときに、前記動噴ク ラッチ6がオン制御されて前記各噴霧ノズル5Aからの薬液噴霧が可能となり、 また、前記無線遠隔操作器49からの指令信号に基づき前記走行車体1が走行停 止されるときには、前記無線遠隔操作器49から前記動噴クラッチ6に対する指 令信号に関係なく、該動噴クラッチ6がオフ制御されて前記各噴霧ノズル5Aか らの薬液噴霧が中止されるようになっており、また、前記遠隔操作器49から前 記流路切換用バルブ7に薬液散布方向の切換指令を発信するとき、走行停止制御 手段51により、前記作動部25への操作指令がオフされてこの作動部25によ る走行制御を中止するようになっている。
【0027】 この走行停止制御手段51は、前記コントロ−ラ52に内蔵するメモリ及び演 算部により構成し、前記受信器50が流路切換用バルブ7に薬液散布方向の切換 指令を受信したとき、同時に前記作動部25に走行停止の指令を出力して走行停 止させると共にこの走行停止で動噴クラッチ6をオフ制御するようにしてもよい が、次のように構成してもよい。
【0028】 即ち、前記無線遠隔操作器49から前記受信器50側には、複数チャンネルの 指令信号を同時送信できないようにして、前記無線遠隔操作器49から受信器5 0側に走行車体1を走行させる指令信号が発信されたときにのみ走行制御できる ようにしてもよい。尚、走行停止時には、前記遠隔操作器49からの信号に関係 なく前記動噴クラッチ6が自動的にオフ制御され、前記各噴霧ノズル5Aからの 薬液噴霧を中止するようにされている。
【0029】 具体的には、図2で示したように、前記無線遠隔操作器49に備える前記走行 作動部25を操作させる走行指令を発信する操作スイッチとして、接点非保持形 の一般的な押釦スイッチを用い、該スイッチの押釦を指で押圧してオン信号の出 力を継続することにより、前記受信器50側で同一のオン信号を受信して、この 信号が発信されている場合にのみ前記作動部25をオン制御して前記走行車体1 の走行を継続し、かつ、前記押釦から指を離すとオフ信号が発信され、前記作動 部25をオフ制御して前記走行車体1の走行を停止させるようにするのである。 尚、前記無線遠隔操作器49に備える前記動噴クラッチ6の操作スイッチ及び 前記流路切換用バルブ7の操作スイッチとしては、図2で示したような残留接点 形の押釦スイッチを採用し、該スイッチの押釦を一旦指で押圧して該指を離すこ とにより、前記受信器50側で受信されるオン信号が継続されて、このオン信号 に基づき前記動噴クラッチ6がオン制御され、かつ、前記スイッチの押釦を再度 押圧操作することにより、前記受信器50側でオフ信号が受信され続けて、この オフ信号に基づき前記動噴クラッチ6がオフ制御されるようになすのである。
【0030】 しかして、前記流路切換用バルブ7の操作スイッチを操作するため、前記作動 部25に走行指令を発信する前記スイッチの押釦から指を離すと、前記走行車体 1を走行停止させる指令信号が前記受信器50側に発信されることになり、前記 走行車体1は停止すると共に、この停止により前記動噴クラッチ6を自動的にオ フ制御させられるのであって、走行が停止され、薬液散布が中止された状態で薬 液散布方向の切換えが可能となるのである。また、薬液散布方向を切換えた後、 前記作動部25に走行指令を発信する前記スイッチの押釦を指で押圧操作して、 前記走行車体1を走行させる指令信号が発信されたときには、前記動噴クラッチ 6の操作スイッチがオン動作している場合には動噴クラッチ6がONするのであ る。
【0031】 次に、以上のような構成とされた自動走行型薬剤散布機の制御態様について説 明する。先ず、例えば図3で示したように、果樹園などの樹木Tに対し薬液散布 作業を行うときには、前記した接点非保持形押釦スイッチによる操作で前記無線 遠隔操作器49から走行指令が発信され、前記受信器50側で受信されるこの指 令信号に基づき前記コントローラ52から前記走行停止系作動部25を操作する 前記第3切換制御弁26の左右電磁ソレノイド26L,26Rに出力されて切換 制御され、前記押釦スイッチの押操作が継続されている間前記走行車体1が前記 果樹園内を走行することになり、このとき、前記動噴クラッチ6の操作スイッチ を操作することにより、前記駆動回路55の動作で前記動噴クラッチ6がオン制 御され、前記各噴霧ノズル5Aから、前記流路切換用バルブ7で選択した薬液散 布方向に薬液を散布しながら走行し、前記樹木Tに対する薬液の散布作業が行わ れる。そして、前記流路切換用バルブ7による前記各噴霧ノズル5Aからの薬液 散布方向を切換える場合には、前記遠隔操作器49に設ける前記操作スイッチの 操作により行うのであって、この操作スイッチの操作時、前記走行停止制御手段 51により、前記走行車体1の走行が一旦停止されるのである。即ち、前記操作 スイッチの操作時、前記接点非保持形押釦スイッチから手を離して操作されるか ら、前記押釦スイッチにより構成する走行停止制御手段51により前記作動部2 5にはオフ制御信号が出力されて前記走行車体1の走行が停止されるのであり、 従って、走行が停止され、かつ、薬液散布が中止された状態で前記流路切換用バ ルブ7による前記各噴霧ノズル5Aからの薬液散布方向の切換制御を行うことが できるのである。
【0032】 しかして、前記走行車体1が、同図で示したように、果樹園の最外周側R1を 走行されているようなときには、果樹園の前記樹木Tと対向する側の噴霧ノズル 5Aのみが開放されて、この噴霧ノズルから前記樹木Tへの薬液散布作業が行わ れ、該樹木Tと対向しない側の噴霧ノズル5Aは閉鎖されて余分な薬液散布は行 われないのであり、また、前記走行車体1が前記果樹園の内部つまり同図のR3 位置に至った場合も、前記走行車体1の走行が一旦停止された状態で、前記流路 切換用バルブ7が切換制御されて、前記各噴霧ノズル5Aから前記走行車体1の 両側に立っている樹木Tに薬液の散布作業が行われるのである。従って、何れの 場合でも前記無線遠隔操作器49による前記流路切換用バルブ7の切換制御が時 間的余裕をもって正確に行われ、操作遅や操作ミスをなくし得るのであって、果 樹園の樹木Tに対する薬液の噴霧残しを招いたり、不必要領域への薬液の散布作 業を行ったりするのが確実に防止される。
【0033】 また、以上のような果樹園での薬液散布作業時には、前記誘導ケーブル46の 周囲に発生する交流磁界強度が前記各磁気センサー45a,45bで検出され、 この検出信号が前記A/D変換器53で変換されて前記コントローラ52に入力 され、該コントローラ52で前記走行車体1の前記誘導ケーブル46に対する横 ずれ方向と横ずれ偏位量とが演算され、この演算値に基づき前記コントローラ5 2から前記左右操向駆動回路56,57に出力されて、この出力に基づき前記第 2切換制御弁24の左右電磁ソレノイド24L,24Rが切換制御されることに より、前記第1油圧シリンダ17で前記前後輪8,9の方向が変更され、前記走 行車体1が前記誘導ケーブル46に沿って正確に自動操向されるのである。
【0034】 更に、以上の自動走行型薬剤散布機においては、前記走行車体1に設ける障害 物センサーが障害物を検出したり、前記誘導ケーブル46の周囲に発生する交流 磁界強度が弱くなったり、その他システムに異常が発生したようなときに、前記 走行車体1を停止させるようになし、この走行車体1の停止時に前記動噴クラッ チ6を自動的にオフ制御させることが好ましく、斯くするときには、例え前記走 行車体1がオペレータから見えない箇所で停止されたような場合でも、該走行車 体1の停止に伴い前記噴霧ノズル5Aからの薬液散布を自動的に中止させること が可能となって、無駄な薬液散布を防止でき、また、薬液の樹木に対する散布ム ラもなくすことができる。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、走行車体1に、無線遠隔操作器49から発 信する指令信号を受信する受信器50を搭載すると共に、前記走行車体1の走行 停止を制御する走行停止系の作動部25と、複数の噴霧ノズル5Aと、これら噴 霧ノズル5Aへの薬液流れをオン・オフ制御する薬液散布制御手段6(動噴クラ ッチ)と、前記噴霧ノズル5Aへの薬液流路を切換え薬液散布方向を選択可能と する流路切換用バルブ7とを備え、前記受信器50で受信する指令信号により前 記作動部25と薬液散布制御手段6及び流路切換用バルブ7との各動作を実行さ せるようにした自動走行型薬剤散布機において、前記受信器50で受信する指令 信号による前記流路切換用バルブ7の動作実行時に、前記作動部25による走行 制御を中止する走行停止制御手段51を設けたから、果樹園における樹木の植立 状態などに対応して、前記噴霧ノズル5Aからの薬液散布方向を切換えるべく、 前記無線遠隔操作器49から受信器50側に出力される指令信号に基づき前記流 路切換用バルブ7を切換制御するようなとき、前記無線遠隔操作器49による前 記走行車体1の走行制御が一旦中止され、該走行車体1が停止された状態で前記 流路切換用バルブ7の切換制御が行われるのであり、従って、前記無線遠隔操作 器49による前記流路切換用バルブ7の切換制御を余裕をもって正確に行うこと ができ、操作遅れや操作ミスをなくし得るのであって、果樹園の樹木に対する薬 液の噴霧残しを招いたり、不必要領域への薬液の散布作業を行ったりするのを確 実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる自動走行型薬剤散布機の制御ブ
ロック図である。
【図2】無線遠隔操作器と受信器との発信・受信信号の
関係を示す図面である。
【図3】同自動走行型薬剤散布機を果樹園で自動走行さ
せる場合の模式図である。
【図4】同自動走行型薬剤散布機の一部切欠いた側面図
である。
【図5】同自動走行型薬剤散布機の平面図である。
【図6】操蛇装置の平面図である。
【図7】同操蛇装置の制御油圧回路図である。
【図8】走行クラッチとブレーキとの関係を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 走行車体 5A 噴霧ノズル 6 薬液散布制御手段(動噴クラッチ) 7 流路切換用バルブ 25 走行停止系作動部 49 無線遠隔操作器 51 走行停止制御手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体1に、無線遠隔操作器49から
    発信する指令信号を受信する受信器50を搭載すると共
    に、前記走行車体1の走行停止を制御する走行停止系の
    作動部25と、複数の噴霧ノズル5Aと、これら噴霧ノ
    ズル5Aへの薬液流れをオン・オフ制御する薬液散布制
    御手段及び前記噴霧ノズル5Aへの薬液流路を切換え薬
    液散布方向を選択可能とする流路切換用バルブ7とを備
    え、前記受信器50で受信する指令信号により前記作動
    部25と薬液散布制御手段及び流路切換用バルブ7との
    各動作を実行するようにした自動走行型薬剤散布機にお
    いて、前記受信器50で受信する指令信号による前記流
    路切換用バルブ7の動作実行時、前記作動部25による
    走行制御を中止する走行停止制御手段を設けていること
    を特徴とする自動走行型薬剤散布機。
JP9430491U 1991-11-18 1991-11-18 自動走行型薬剤散布機 Pending JPH0544256U (ja)

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