JPH0561506U - 油圧回路における制御装置 - Google Patents

油圧回路における制御装置

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JPH0561506U
JPH0561506U JP5120791U JP5120791U JPH0561506U JP H0561506 U JPH0561506 U JP H0561506U JP 5120791 U JP5120791 U JP 5120791U JP 5120791 U JP5120791 U JP 5120791U JP H0561506 U JPH0561506 U JP H0561506U
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traveling
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JP5120791U
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渉 中川
泰治 水倉
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧回路における油の温度が低い場合に温度が
高い場合に比べて油圧シリンダの作動程度が少なく変化
し、応答性が劣化するのを防止する。 【構成】油圧回路の油タンク内に設けた温度感知センサ
ー37で油温度を検出する。温度感知センサー37の入
力信号受けて、中央処理装置33に予め記憶させた、油
温度と修正係数との関係式から、油圧シリンダ17に指
令するパルス信号のデューティ比を、油の温度が低い場
合には、油温度の高い場合に比べて相対的に大きくなる
ように制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作業機の操向制御装置等に使用される油圧回路の制御装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来から、果樹園等における自動走行型の薬剤散布機(スピードスプレヤ)等 においては、作業経路に沿って地中に埋設した誘導ケーブルに交流電流を流し、 この誘導ケーブルから発生する交流磁界の強度の変化を走行車両の前部等に装着 した左右一対のピックアップコイル等の磁気センサーにて検出し、この誘導ケー ブルに対する走行車両の横ずれの大きさに対応して発生する左右一対の磁気セン サーでの出力値(電圧値)の差を取って、横ずれの大きさ(偏位量)と横ずれの 方向(右か左かの判別)とを求め、これらの検出結果から走行車両を誘導ケーブ ルに沿って走行するように、走行車両における操舵車輪の向きを油圧回路により 制御することが行われている(実開平2−84909号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この先行技術で開示しているように、操舵を司る油圧シリンダを駆動するため の3方向制御弁の作動は、電磁ソレノイド、トルクモータ等の電気駆動回路のO N・OFFにて実行されるものである。通常、この電気駆動回路に付与するON ・OFF信号は、パルス信号であって、このパルス信号のデューティ比(印加す る周期的なパルス列における繰り返し周期Tpに対するパルス信号Tdの比率( =Td/Tp))に比例して吐出油流量が制御弁から油圧シリンダに送られる。
【0004】 ところで、一般的に、温度が低い場合には、その油の粘度が高く、温度が高く なるに従って粘度は低下する。従って、前記パルス信号のデューティ比を、温度 の高低に拘らず一定に設定した場合には次のような不都合が生じる。 即ち、温度が低くて油の粘度が高いと、温度が高くて粘度が低い場合に比べて 、油圧回路の各流通路における流動抵抗(圧力損失)が大きくなるから、所定の 操舵角度を実現すべく指令する制御信号としての所定のデューティ比のパルス信 号を与えても、操舵角度が少なく、また操舵制御の応答時間も長くなるというよ うに、温度の違いにより操舵制御の精度や応答性が異なることになるという問題 があった。
【0005】 このような問題は、農作業機の操舵制御ばかりでなく、温度変化の激しい箇所 に設ける油圧回路について起こりうるものである。 本考案は、前記技術的課題を解決した油圧回路の制御装置を提供することを目 的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案では、油圧シリンダ等の油圧アクチェータを 駆動する方向制御弁の作動を、電気的駆動回路に対する電気パルス信号の付与に より実行するように制御してなる油圧回路における制御装置において、前記油圧 回路の油タンクに、その内部の油温を検出するための温度感知センサーを設け、 油温が上昇するのに応じて前記付与する電気パルス信号のデューティ比を相対的 に減少するように制御する制御手段を備えたものである。
【0007】
【実施例】
次に本考案装置を自動走行型の薬剤散布機(スピードスプレヤ)を誘導するシ ステムに適用した実施例について説明する。スピードスプレヤの車体1の前部側 にハンドル3を備えた運転操作部2を有し、車体1には平面視略L字状の薬液タ ンク4とその後部に噴霧部5とを備えている。
【0008】 噴霧部5は、車体1の下面を除く外周面に適宜間隔で半径外向きに臨ませた多 数の噴霧ノズル6と、その半径外向きに風を送る送風機7が装着され、前記噴霧 ノズル6は車体1の左右及び上面との3区画若しくは左右2区画ごとに噴霧の作 業を実行するように散布制御できるものである。 符号8,8は左右前輪、符号9,9は左右後輪であり、これらの4輪はエンジ ン10からの動力が走行変速機構11を介して各々伝達されて駆動できるいわゆ る4輪駆動型であり、エンジン10からの動力を別の動力伝達機構12を介して 送風機7を回転させ、また噴霧ノズル6に対する動力ポンプ13を駆動させる。
【0009】 ハンドル3付き操舵装置14は、図3に示すような機械的または油圧系統を含 むパワーステアリング機構15であり、このパワーステアリング機構15は油圧 回路16における複動式の油圧シリンダ17にて作動し、油圧シリンダ17が伸 長するとき、平面視W字状のベルクランク18を介して後輪9,9を左向きに変 更すると共に、連結ロッド19及び平面視V字状のベルクランク20を介して前 輪8,8を左向きに変更する(油圧シリンダ17が縮小するときには前後両輪と も右向きに変更される)というように、前後4輪とも同方向に向きを変えて左右 に回動変更できるいわゆる4輪操舵型である。
【0010】 その油圧回路16を図4に示し、符号28は、自動操舵用の油圧シリンダ17 に対する電磁ソレノイド式制御弁であり、符号29は走行ブレーキ及びクラッチ 作動のための油圧シリンダ30を制御する制御弁であり、これらは、油圧ポンプ 22からの作動油送りの場合に前記手動操舵用の制御弁23よりも上流から分岐 した油圧管31に接続する。
【0011】 手動操舵のときには、ハンドル3の回動角度に比例して制御弁23を介して油 吐出量を送る油圧モータ21から、前記ステアリング機構15に取付く複動式の 油圧シリンダ17に油を送り、自動操舵制御のときには油圧ポンプ22から電磁 ソレノイド式制御弁28を介して油圧シリンダ17に作動油を送る。 符号25は前輪8の操舵角度を検出できるポテンショメータ等の操舵角度セン サーであり、この場合、左右車輪の向き角度の平均値を求めて検出しても良い。
【0012】 なお、前輪と後輪とを別々の油圧シリンダ式パワーステアリング機構を介して 連結して、前輪と後輪とを個別的に操舵制御するようにしても良い。 車体1の下面には、その前部に左右一対の磁気センサー26a,26bを設け る。この磁気センサー26a,26bは、導体をコイル状に巻いたピックアップ コイルであっても良いし、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子、磁気トラン ジスタであっても良く、後述する交流電流発生装置53にて誘導ケーブル27に 印加された適宜周波数の交流電流により、当該誘導ケーブル27の周囲に発生す る交流磁界の強度を検出することができるものである。誘導ケーブル27は果樹 園の作業経路である誘導経路に沿って形成した溝内に敷設するか、または地中に 埋設する。
【0013】 なお、前記誘導ケーブル27にパルス的に直流電流を流したり、直流電流にパ ルス信号を載せる等して交流磁界を発生させても良い。さらに、敷設する誘導ケ ーブル27は、一本(単線)であっても良いし、左右に適宜隔てて平行状に敷設 する、いわゆるステレオ型であっても良い。誘導ケーブル27の形状は通常の断 面円形のワイヤ状又は偏平な帯状であっても良い。
【0014】 図5は操舵制御装置32のブロック図を示し、マイクロコンピュータ等の中央 処理装置33には、読み書き可能メモリ(RAM)34及び読み出し専用メモリ (ROM)35が接続されている。 また、中央処理装置33には、前記磁気センサー26a,26bからの検出信 号をA/D変換器36,36でデジタル信号に変換した後入力し、誘導ケーブル 27の軸線に対する走行車両1の中心線の横ずれの偏位量や、走行車両の横ずれ 方向が左右いずれであるかを中央処理装置33にて演算するのである。
【0015】 つまり、一対の磁気センサー26a,26bの検出信号を演算すれば、車体の 前部における誘導ケーブル27に対する横ずれの偏位量を求めることおよび横ず れの向き(右または左)を判別することができる。 なお、走行車両の前後に各々左右対の磁気センサーを設けて、前部対の磁気セ ンサーの検出・演算結果から前部操舵装置を作動する一方、後部対磁気センサー の検出・演算結果から後部操舵装置を作動するように構成しても良い。
【0016】 符号37は前記油圧回路16における油タンク38内に設けてその内部の油の 温度を検出するための温度感知センサー、符号39は車体1の向きを地磁気にて 検出するための地磁気センサー、符号40は薬液タンク4内の薬液レベル(水面 高さ)を検出するレベルセンサーで、該レベルセンサー40は、薬液に触れる長 さに比例して電気抵抗値が変わる抵抗式、またはセンサーから液面までの距離に より、センサーから出る超音波の発射から受信するまでの時間を検出するレベル センサー等がある。また符号41は噴霧時の薬液消費量を検出するための流量検 出センサーを示し、薬液タンク4から噴霧ノズル6までの流通管42内に設けて 液の流通に応じて回転する回転タービン羽根の回転数を電磁ピックアップで検出 形式等がある。前述のセンサー類は中央処理装置33におけるインターフエイス の入力端子に接続する。
【0017】 中央処理装置33におけるインターフエイスの出力端子には次のものを接続す る。即ち、薬液タンク4から噴霧ノズル6に薬液を送る動力ポンプ13の駆動回 路43と、流通管42の途中に設けて液の流通量を調節し,遮断することが可能 な調節バルブ44の駆動回路45と、前記自動操舵用の制御弁28の右操舵用電 磁ソレノイド28Rの電気式駆動回路46と左操舵用電磁ソレノイド28Lの電 気式駆動回路47と、前記薬液タンク4内の薬液レベルが最低になったとき、点 灯する表示ランプ48と、車体1の走行ブレーキを作動させるアクチェータの駆 動回路49と、エンジンの動力伝達を継断するクラッチを作動させるアクチェー タの駆動回路50とを接続する。前記表示ランプ48は車体1の上面に突出する 支柱51の上端に設けると、車体1が監視者から遠く離れていても、薬液無し状 態を見分けることができて無駄な走行をするのを防止できる。
【0018】 なお、噴霧部5からの薬液散布量を調節するための薬量調節バルブ44の駆動 回路45を無線操作機器にて遠隔操作できるように構成すれば、薬液散布のON ・OFFも実行できる。 この構成において、前記油タンク38内の油の温度を温度センサー37にて検 出する一方、中央処理装置33の読み出し専用メモリ(ROM)35または読み 書き可能メモリ(RAM)34には、図6に示すように油の温度T(摂氏)と、 前記電気式駆動回路46,47に与える駆動パルス信号のデューティ比Dに対す る修正係数A(T)との関係をテーブル化したマップを記憶させておく。この関 係式は、油の温度が低い場合には実際に電気式駆動回路46,47に与える駆動 パルス信号のデューティ比Dtが大きく、油の温度が高くなるのに応じて前記デ ューティ比Dtが小さくなるように修正するものであり、使用すべき作動油の種 類や、実現した油圧回路16の応答特性等から実験的に求めたものであり、Dt =A(T)×Dである。このDは、前記左右一対の磁気センサー26a,26b で検出した誘導ケーブル27に対する横ずれ量が小さくなるように操舵制御する ときの操舵角度センサー25とのずれ(偏差)に応じて演算した結果の操舵修正 指令量信号である。このように、修正して電気式駆動回路46,47に与える駆 動パルス信号のデューティ比Dtを油の温度が低い状態のときよりも高い状態の ときの方が相対的に小さくなるように設定すれば、操舵制御においてステアリン グ機構による操舵角度やその制御応答性が温度の変化に拘らず略一定となり、制 御が安定するという効果を奏する。例えば、気温が低い冬季や早朝時の作業と、 温度が高い夏や連続運転により油温度が上昇した状態とで、操舵制御の精度が変 化したり、制御の応答性が変化する等の不都合を回避できる。
【0019】 図10は果樹園内の立木に薬液散布ができ、且つ車体1が走行出発点から出て ループ状に回航し、元の走行出発点に戻るような誘導経路R1を示す。 前記誘導経路R1に沿って各々誘導ケーブル27を配設し、その始端と終端と を交流電流発生装置53に接続する。この交流電流発生装置53に対してバッテ リ(蓄電池)54を電源とすると、長時間の使用によりバッテリ54が著しく消 費され、再充電に時間か掛かるという問題がある。他方、山奥の地方のように商 業用交流電源を敷設したり発電機等の電源を使用することは設備費が掛かり過ぎ るという問題がある。そこで、太陽電池55及びバッテリ54を定電圧装置56 を介して交流電流発生装置53に接続し、薬剤噴霧作業中のバッテリ54の消耗 を低減する。このバッテリ54は前記作業が終了後、車体1に搭載して持ち帰り 、その走行中等において、または持ち帰り後商業電源を利用して充電すれば良い 。
【0020】 また、中央処理装置33に車速センサー57の検出信号を入力し、走行変速機 構11の油圧シリンダもしくはDCモータ等のアクチェータを作動させる駆動回 路58に出力信号を出すように構成する。そして、図7、図8のフローチャート に従って、回行または直進の判別と走行速度の増減制御とを実行する。 図7はメインフローチャートで、スタート及び初期値設定に続き、ステップ7 01で操舵角度(θn)を検出し、回行開始の判別制御(ステップ702)から 、ステップ703で回行開始と判別するときには、前記走行変速機構11のアク チェータに対する駆動回路58に出力信号を出し、アクチェータにて所定の減速 段にシフトする(ステップ704)。この状態で暫く後、ステップ705で回行 終了判別制御を実行し、ステップ706で回行終了であると判断すると、元の直 進時に走行速度に戻す(ステップ707)のである。
【0021】 図8は回行開始判別制御のサブルーチンフローチャートで、そのスタートに続 き、初期値設定で時間t1=0にセットした後タイマによるサンプリング時間長 さT1の計時を開始する(ステップ801、802)。操舵角度は、サンプリン グ時間長さT1中にN回サンプリングする。操舵角度(θn)は適宜時間間隔Δ tごと(サンプリング時間間隔Δt)に検出したn回目のものである。現在時間 tnでの操舵角度(θtn)を読み出し(ステップ803)、時間t1=0から tnまでの操舵角度の積算を実行する(ステップ804)。 積算操舵角度(θX)=Σ(θt1+θt2+θt3+‥‥+θtn)である。
【0022】 次いでステップ805でその積算操舵角度(θX)が右旋回であると判定する ための基準値(θXR)より大きいか否かを判別し、(θX)>(θXR)(大 きい(yes ))ときには、右旋回中と判断し(ステップ806)、前記ステップ 704の減速走行制御を実行する。同様に、ステップ807で、前記積算操舵角 度(θX)が左旋回であると判定するための基準値(θXL)より小さいか否か を判別し、(θX)<(θXL)(小さい(yes ))ときには、左旋回中と判断 し(ステップ808)減速走行制御を実行する(ステップ704)。
【0023】 前記ステップ805及び807でいずれもnoのときには、時間t1がサンプリ ング時間長さT1を越えたか否かを判別し(ステップ809)、越えないときに はステップ803の前に戻す。サンプリング時間長さT1を越えても前記ステッ プ805及びステップ807がnoであると直進中であると判別し(ステップ81 0)、リターンする。
【0024】 同様に、回行終了であるか否かの判別では、減速走行に移った後に再度時間t の計時を初期化して、前記図8のサブルーチンフローチャートを実行し(基準値 (θXR)、(θXL)は、回行開始判別のときと別の値に設定する)、直進と 判別すると、回行終了と判別すれば良いのである。このとき他磁気センサー39 の検出結果を併用すると一層判断が確実となる。
【0025】 次に薬液噴霧の制御について、図9及び図10に基づいて説明する。 図10におけるL1、L2‥‥Lnは直進部分であり、且つ誘導経路に沿った左 右両側の果樹Kに対する噴霧作業区間であり、Lcは車体1の回行部で、且つ噴 霧作業を実行しない区間であるとする。 図9は噴霧作業制御のサブルーチンフローチャートで、スタートに続き、作業 区間数をカウントするカウンタ値iをゼロにし、薬液タンク4内の薬液量Voを レベルセンサー40で検出して記憶させる等の初期値を設定する(ステップ90 1)。最初の直線の噴霧作業区間で直進しつつ噴霧作業を実行し(ステップ90 2)、噴霧消費薬液量Fを流量センサー44で検出し、積算演算して積算値(Σ F)を求めて記憶する(ステップ903)。次いで前記図8の回行判別(ステッ プ904)で、回行区間であると判別するときには、前記カウンタ値iをインク リメントする(ステップ905)。そしてステップ906で、前記回行直後の薬 液タンク4内の薬液残量Vi(=Vo−ΣF)を演算する。前記噴霧消費薬液量 Fを積算演算した結果の値(ΣF)は、1つの噴霧作業区間ごとに消費した薬液 量である。
【0026】 そこで、ステップ907では、次の作業区間で噴霧作業するのに足りる薬液残 量があるか否かを判別する。即ち、回行後の時点で薬液タンク4内の薬液残量V i>ΣF+αであれば、次作業区間の噴霧が可能と判断する。ここでαは、次の 噴霧作業区間の長さが前回より長い場合を想定して、薬液量に余裕があるように 設定した値である。前記ステップ907でno(薬液残量少ない)と判断するとき には、次の作業区間での噴霧作業を実行せずに走行停止し、且つ前記表示ランプ 48を赤色で点灯させ、遠隔地の作業者に知らせる(ステップ908)。
【0027】 前記ステップ907でyes のとき、即ち薬液残量Viが多ければ、次作業区間 の噴霧作業を実行すべく直進走行する(ステップ909)。なお次のステップ9 10の判断で、薬液残量Viが所定値Lbより少なくなれば、前記表示ランプ4 8を黄色ランプで点滅させ、注意を喚起する(ステップ911)。その点滅の間 隔を、残量が少ない程頻繁にする等の制御を実行しても良い。
【0028】
【考案の作用及び効果】
本考案では、油圧シリンダ等の油圧アクチェータを駆動する方向制御弁の作動 を、電気的駆動回路に対する電気パルス信号の付与により実行するように制御し てなる油圧回路における制御装置において、前記油圧回路の油タンクに、その内 部の油温を検出するための温度感知センサーを設け、この温度感知センサーで検 出した結果により、油温が上昇するのに応じて前記付与する電気パルス信号のデ ューティ比を減少するように制御する制御手段を備えたものであるので、温度が 低くて油の粘度が高いと、温度が高くて粘度が低い場合に比べて、油圧回路の各 流通路における流動抵抗(圧力損失)が大きくなっても、デューティ比を大きく することで油圧アクチェータに所定の制御量に作動させることができると共に、 制御の応答性を低下させることもない。
【提出日】平成3年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 ハンドル3付き操舵装置14は、図3に示すような機械的または油圧系統を含 むパワーステアリング機構15であり、このパワーステアリング機構15は油圧 回路16における複動式の油圧シリンダ17にて作動し、油圧シリンダ17が伸 長するとき、平面視W字状のベルクランク18を介して後輪9,9を左向きに変 更すると共に、連結ロッド19及び平面視V字状のベルクランク20を介して前 輪8,8を向きに変更する(油圧シリンダ17が縮小するときには前輪は左向 き、後輪は 右向きに変更される)というように、前後4輪ともに向きを変えて左 右に回動変更できるいわゆる4輪操舵型である。
【図面の簡単な説明】
【図1】薬剤散布機の側面図である。
【図2】薬剤散布機の平面図である。
【図3】操舵装置14の概略平面図である。
【図4】操舵装置の制御油圧回路図である。
【図5】操舵制御装置の機能ブロック図である。
【図6】油の温度と修正係数との関係を示す図である。
【図7】メインフローチャートである。
【図8】回行判定のサブルーチンフローチャートであ
る。
【図9】薬液噴霧作業制御のサブルーチンフローチャー
トである。
【図10】誘導経路の説明図である。
【符号の説明】 1 車体 3 ハンドル 6 噴霧ノズル 7 送風機 8,8 前輪 9,9 後輪 10 エンジン 11 走行変速機構 12 動力伝達機構 13 動力ポンプ 14 操舵装置 16 油圧回路 17 油圧シリンダ 22 油圧ポンプ 23 制御弁 25 操舵角度センサー 26a,26b 磁気センサー 27 誘導ケーブル 28 自動操舵用制御弁 32 操舵制御装置 33 中央処理装置 37 中央処理装置 38 油タンク 46,47 駆動回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダ等の油圧アクチェータを駆
    動する方向制御弁の作動を、電気的駆動回路に対する電
    気パルス信号の付与により実行するように制御してなる
    油圧回路における制御装置において、前記油圧回路の油
    タンクに、その内部の油温を検出するための温度感知セ
    ンサーを設け、油温が上昇するのに応じて前記付与する
    電気パルス信号のデューティ比を相対的に減少するよう
    に制御する制御手段を備えたことを特徴とする油圧回路
    における制御装置。
JP5120791U 1991-07-03 1991-07-03 油圧回路における制御装置 Pending JPH0561506U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019101688A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 株式会社小松製作所 無人車両の制御装置及び無人車両の制御方法
JP2020068728A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 三菱マヒンドラ農機株式会社 乗用田植機

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