JP2590004Y2 - 走行車両における自動操舵制御装置 - Google Patents
走行車両における自動操舵制御装置Info
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- JP2590004Y2 JP2590004Y2 JP1991053876U JP5387691U JP2590004Y2 JP 2590004 Y2 JP2590004 Y2 JP 2590004Y2 JP 1991053876 U JP1991053876 U JP 1991053876U JP 5387691 U JP5387691 U JP 5387691U JP 2590004 Y2 JP2590004 Y2 JP 2590004Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農作業機等の走行車両
を誘導経路に沿って敷設した誘導ケーブルに略沿うよう
に自動操舵制御する装置に関する。
を誘導経路に沿って敷設した誘導ケーブルに略沿うよう
に自動操舵制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、果樹園等における自動走行型
の薬剤散布機(スピードスプレヤ)等の走行車両におい
ては、作業経路(誘導経路)に沿って地中に埋設した誘
導ケーブルに対する走行車両の横ずれの大きさに対応し
て発生する左右一対の磁気センサーでの出力値(電圧
値)の差を取って、横ずれの大きさ(偏位量)と横ずれ
の方向(右か左かの判別)とを求め、これらの検出結果
から走行車両を誘導ケーブルに沿って走行するように、
操舵車輪の向きを変えて操舵制御することが行われてい
る(実開平2−84909号公報参照)。
の薬剤散布機(スピードスプレヤ)等の走行車両におい
ては、作業経路(誘導経路)に沿って地中に埋設した誘
導ケーブルに対する走行車両の横ずれの大きさに対応し
て発生する左右一対の磁気センサーでの出力値(電圧
値)の差を取って、横ずれの大きさ(偏位量)と横ずれ
の方向(右か左かの判別)とを求め、これらの検出結果
から走行車両を誘導ケーブルに沿って走行するように、
操舵車輪の向きを変えて操舵制御することが行われてい
る(実開平2−84909号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、図9に示す
ように、前記左右一対のピックアップコイル等の磁気セ
ンサーLa,Lbを、走行車両100における前車輪1
01の車軸よりも前方に配置し、誘導ケーブルKが平面
視で湾曲している、いわゆる回行部に沿うように操舵制
御すると、次のような不都合が生じる。図10(a)及
び(b)は、誘導ケーブルKに交流電流を流し、この誘
導ケーブルKから発生する交流磁界の強度の変化を走行
車両100の前部に装着した左右一対の磁気センサーL
a,Lbで感知する場合を模式的に示したものである。
交流磁界の強さに対応して左のコイル型磁気センサーL
aで発生した電圧の絶対値|e1|と、同じく右のコイル
型磁気センサーLbで発生した電圧の絶対値|e2|との
差e(e=|e1|−|e2|)を縦軸にとり、前記左右一
対の磁気センサーLa,Lb間の中点から下ろした垂線
と誘導ケーブルKまでの横方向距離、即ち横ずれ量mを
横軸にとって、この横ずれ量mと前記差電圧値eと関係
を図10(b)に示す。この図から理解できるように、
前記差電圧値eがピーク(最大値、最小値)を示す箇所
P1,P2の左右両側では、横ずれ量mが異なっても同
じ差電圧値eとなる。従って、実開昭56−14080
6号公報に開示されているように、直線部を操向すると
きには、走行車両100の前側に配置した左右一対の磁
気センサー(誘導体検出装置)による検出信号に基づい
て操向制御し、前記回行部を走行車両100が回行中の
ときには、後側の左右一対の磁気センサー(誘導体検出
装置)による検出信号に基づいて操向制御したとして
も、一方の磁気センサーの下方に誘導ケーブルKが位置
し、いわゆる横ずれ量mが大きい時には、その横ずれ量
が前記中点から離れている側であるか近い側であるかの
判別は困難となり、直線部及び回行部での修正すべき操
舵角度の決定に誤差が大きく存在するので、蛇行した
り、誘導ケーブルKから逸脱し易く、酷い場合には操舵
制御が不能になるという問題があった。
ように、前記左右一対のピックアップコイル等の磁気セ
ンサーLa,Lbを、走行車両100における前車輪1
01の車軸よりも前方に配置し、誘導ケーブルKが平面
視で湾曲している、いわゆる回行部に沿うように操舵制
御すると、次のような不都合が生じる。図10(a)及
び(b)は、誘導ケーブルKに交流電流を流し、この誘
導ケーブルKから発生する交流磁界の強度の変化を走行
車両100の前部に装着した左右一対の磁気センサーL
a,Lbで感知する場合を模式的に示したものである。
交流磁界の強さに対応して左のコイル型磁気センサーL
aで発生した電圧の絶対値|e1|と、同じく右のコイル
型磁気センサーLbで発生した電圧の絶対値|e2|との
差e(e=|e1|−|e2|)を縦軸にとり、前記左右一
対の磁気センサーLa,Lb間の中点から下ろした垂線
と誘導ケーブルKまでの横方向距離、即ち横ずれ量mを
横軸にとって、この横ずれ量mと前記差電圧値eと関係
を図10(b)に示す。この図から理解できるように、
前記差電圧値eがピーク(最大値、最小値)を示す箇所
P1,P2の左右両側では、横ずれ量mが異なっても同
じ差電圧値eとなる。従って、実開昭56−14080
6号公報に開示されているように、直線部を操向すると
きには、走行車両100の前側に配置した左右一対の磁
気センサー(誘導体検出装置)による検出信号に基づい
て操向制御し、前記回行部を走行車両100が回行中の
ときには、後側の左右一対の磁気センサー(誘導体検出
装置)による検出信号に基づいて操向制御したとして
も、一方の磁気センサーの下方に誘導ケーブルKが位置
し、いわゆる横ずれ量mが大きい時には、その横ずれ量
が前記中点から離れている側であるか近い側であるかの
判別は困難となり、直線部及び回行部での修正すべき操
舵角度の決定に誤差が大きく存在するので、蛇行した
り、誘導ケーブルKから逸脱し易く、酷い場合には操舵
制御が不能になるという問題があった。
【0004】本考案はこのような従来の問題に鑑み、直
線部と回行部に関係なく、精度を向上させた操舵制御を
実行できる操舵制御装置を提供することを目的とするも
のである。
線部と回行部に関係なく、精度を向上させた操舵制御を
実行できる操舵制御装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案の走行車両における自動操舵制御装置は、誘
導ケーブルから出る交流電界を走行車両に搭載した磁気
センサーにて検出する一方、操舵装置における操舵角度
を操舵検出センサーにて検出し、前記誘導ケーブルに略
沿うように操舵する制御手段を設けてなる走行車両にお
いて、前記操舵装置は走行車両に配置した左右一対の前
輪及び左右一対の後輪を操舵制御するように構成し、走
行車両の前車軸より前方に左右一対の前部磁気センサー
を設け、走行車両の前後車軸のほぼ中央位置に左右一対
の後部磁気センサーを設け、予め、直線部における誘導
ケーブルに対する走行車両の基準横ずれ量に対応する直
線部基準修正操舵指令角度を、回行部における誘導ケー
ブルに対する走行車両の基準横ずれ量に対応する回行部
基準修正操舵指令角度よりも小さい値にて設定し、前記
操舵角度が所定の小さい範囲内にあるときには、直線部
と判断し、前部磁気センサーの検出出力に基づいて前記
直線部基準修正操舵指令角度を修正演算した直線部修正
操舵指令角度を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前
記所定の範囲外にあるときには、回行部と判断し、後部
磁気センサーの検出出力に基づいて、前記回行部基準修
正操舵指令角度を修正演算した回行部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行するようにした制御手段を設け
たものである。
め、本考案の走行車両における自動操舵制御装置は、誘
導ケーブルから出る交流電界を走行車両に搭載した磁気
センサーにて検出する一方、操舵装置における操舵角度
を操舵検出センサーにて検出し、前記誘導ケーブルに略
沿うように操舵する制御手段を設けてなる走行車両にお
いて、前記操舵装置は走行車両に配置した左右一対の前
輪及び左右一対の後輪を操舵制御するように構成し、走
行車両の前車軸より前方に左右一対の前部磁気センサー
を設け、走行車両の前後車軸のほぼ中央位置に左右一対
の後部磁気センサーを設け、予め、直線部における誘導
ケーブルに対する走行車両の基準横ずれ量に対応する直
線部基準修正操舵指令角度を、回行部における誘導ケー
ブルに対する走行車両の基準横ずれ量に対応する回行部
基準修正操舵指令角度よりも小さい値にて設定し、前記
操舵角度が所定の小さい範囲内にあるときには、直線部
と判断し、前部磁気センサーの検出出力に基づいて前記
直線部基準修正操舵指令角度を修正演算した直線部修正
操舵指令角度を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前
記所定の範囲外にあるときには、回行部と判断し、後部
磁気センサーの検出出力に基づいて、前記回行部基準修
正操舵指令角度を修正演算した回行部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行するようにした制御手段を設け
たものである。
【0006】
【実施例】次に本考案を自動走行型の薬剤散布機(スピ
ードスプレヤ)を誘導するシステムに適用した実施例に
ついて説明する。スピードスプレヤの走行車両1の前部
側にハンドル3を備えた運転操作部2を有し、走行車両
1には平面視略L字状の薬液タンク4とその後部に噴霧
部5とを備えている。
ードスプレヤ)を誘導するシステムに適用した実施例に
ついて説明する。スピードスプレヤの走行車両1の前部
側にハンドル3を備えた運転操作部2を有し、走行車両
1には平面視略L字状の薬液タンク4とその後部に噴霧
部5とを備えている。
【0007】噴霧部5は、走行車両1の下面を除く外周
面に適宜間隔で半径外向きに臨ませた多数の噴霧ノズル
6と、その半径外向きに風を送る送風機7が装着され、
前記噴霧ノズル6は走行車両1の左右及び上面との3区
画若しくは左右2区画ごとに噴霧の作業を実行するよう
に散布制御できるものである。符号8,8は左右前輪、
符号9,9は左右後輪であり、これらの4輪はエンジン
10からの動力が走行変速機構11を介して各々伝達さ
れて駆動できるいわゆる4輪駆動型であり、エンジン1
0からの動力を別の動力伝達機構12を介して送風機7
を回転させ、また噴霧ノズル6に対する動力ポンプ13
を駆動させる。
面に適宜間隔で半径外向きに臨ませた多数の噴霧ノズル
6と、その半径外向きに風を送る送風機7が装着され、
前記噴霧ノズル6は走行車両1の左右及び上面との3区
画若しくは左右2区画ごとに噴霧の作業を実行するよう
に散布制御できるものである。符号8,8は左右前輪、
符号9,9は左右後輪であり、これらの4輪はエンジン
10からの動力が走行変速機構11を介して各々伝達さ
れて駆動できるいわゆる4輪駆動型であり、エンジン1
0からの動力を別の動力伝達機構12を介して送風機7
を回転させ、また噴霧ノズル6に対する動力ポンプ13
を駆動させる。
【0008】ハンドル3付き操舵装置14は、図3に示
すような機械的または油圧系統を含むパワーステアリン
グ機構15であり、このパワーステアリング機構15は
油圧回路16における複動式の油圧シリンダ17にて作
動し、油圧シリンダ17が伸長するとき、平面視W字状
のベルクランク18を介して後輪9,9を左向きに変更
すると共に、連結ロッド19及び平面視V字状のベルク
ランク20を介して前輪8,8を右向きに変更する(油
圧シリンダ17が縮小するときには前輪は左向き、後輪
は右向きに変更される)というように、前後4輪を連係
して向きを変えて左右に回動変更できるいわゆる4輪操
舵型である。
すような機械的または油圧系統を含むパワーステアリン
グ機構15であり、このパワーステアリング機構15は
油圧回路16における複動式の油圧シリンダ17にて作
動し、油圧シリンダ17が伸長するとき、平面視W字状
のベルクランク18を介して後輪9,9を左向きに変更
すると共に、連結ロッド19及び平面視V字状のベルク
ランク20を介して前輪8,8を右向きに変更する(油
圧シリンダ17が縮小するときには前輪は左向き、後輪
は右向きに変更される)というように、前後4輪を連係
して向きを変えて左右に回動変更できるいわゆる4輪操
舵型である。
【0009】油圧回路16を図4に示し、符号28は、
自動操舵用の油圧シリンダ17に対する電磁ソレノイド
式制御弁であり、符号29は走行ブレーキ及びクラッチ
作動のための油圧シリンダ30を制御する制御弁であ
り、これらは、油圧ポンプ22からの作動油送りの場合
に前記手動操舵用の制御弁23よりも上流から分岐した
油圧管31に接続する。
自動操舵用の油圧シリンダ17に対する電磁ソレノイド
式制御弁であり、符号29は走行ブレーキ及びクラッチ
作動のための油圧シリンダ30を制御する制御弁であ
り、これらは、油圧ポンプ22からの作動油送りの場合
に前記手動操舵用の制御弁23よりも上流から分岐した
油圧管31に接続する。
【0010】手動操舵のときには、ハンドル3の回動角
度に比例して制御弁23を介して油吐出量を送る油圧モ
ータ21から、前記ステアリング機構15に取付く複動
式の油圧シリンダ17に油を送り、自動操舵制御のとき
には油圧ポンプ22から電磁ソレノイド式制御弁28を
介して油圧シリンダ17に作動油を送る。符号25は前
輪8の操舵角度を検出できるポテンショメータ等の操舵
角度センサーであり、この場合、左右車輪の向き角度の
平均値を求めて検出しても良い。なお、前輪と後輪とを
別々の油圧シリンダ式パワーステアリング機構を介して
連結して、前輪と後輪とを個別的に操舵制御するように
しても良い。
度に比例して制御弁23を介して油吐出量を送る油圧モ
ータ21から、前記ステアリング機構15に取付く複動
式の油圧シリンダ17に油を送り、自動操舵制御のとき
には油圧ポンプ22から電磁ソレノイド式制御弁28を
介して油圧シリンダ17に作動油を送る。符号25は前
輪8の操舵角度を検出できるポテンショメータ等の操舵
角度センサーであり、この場合、左右車輪の向き角度の
平均値を求めて検出しても良い。なお、前輪と後輪とを
別々の油圧シリンダ式パワーステアリング機構を介して
連結して、前輪と後輪とを個別的に操舵制御するように
しても良い。
【0011】走行車両1の下面には、その前部(前輪
8,8の車軸より前方)に左右一対の前部磁気センサー
26a,26bを設け、また、前輪8,8と後輪9,9
との前後のほぼ中央位置には後部磁気センサー60a,
60bを設ける(図3参照)。これら磁気センサー26
a,26b,60a,60bは、導体をコイル状に巻い
たピックアップコイルであっても良いし、ホール素子、
ホールIC、磁気抵抗素子、磁気トランジスタであって
も良く、後述する交流電流発生装置53にて誘導ケーブ
ル27に印加された適宜周波数の交流電流により、当該
誘導ケーブル27の周囲に発生する交流磁界の強度を検
出することができるものである。誘導ケーブル27は果
樹園の作業経路である誘導経路に沿って形成した溝内に
敷設するか、または地中に埋設する。
8,8の車軸より前方)に左右一対の前部磁気センサー
26a,26bを設け、また、前輪8,8と後輪9,9
との前後のほぼ中央位置には後部磁気センサー60a,
60bを設ける(図3参照)。これら磁気センサー26
a,26b,60a,60bは、導体をコイル状に巻い
たピックアップコイルであっても良いし、ホール素子、
ホールIC、磁気抵抗素子、磁気トランジスタであって
も良く、後述する交流電流発生装置53にて誘導ケーブ
ル27に印加された適宜周波数の交流電流により、当該
誘導ケーブル27の周囲に発生する交流磁界の強度を検
出することができるものである。誘導ケーブル27は果
樹園の作業経路である誘導経路に沿って形成した溝内に
敷設するか、または地中に埋設する。
【0012】なお、前記誘導ケーブル27にパルス的に
直流電流を流したり、直流電流にパルス信号を載せる等
して交流磁界を発生させても良い。さらに、敷設する誘
導ケーブル27の形状は通常の断面円形のワイヤ状又は
偏平な帯状であっても良い。図5は操舵制御装置32の
ブロック図を示し、マイクロコンピュータ等の中央処理
装置33には、各種データを読み書き可能なメモリ(R
AM)34及び、制御プログラム等を記憶させるための
読み出し専用メモリ(ROM)35が接続されている。
また、中央処理装置33には、前記前部磁気センサー2
6a,26bからの検出信号、又は後部磁気センサー6
0a,60bからの検出信号をA/D変換器36,36
でデジタル信号に変換した後入力し、誘導ケーブル27
の軸線に対する走行車両1の中心線の横ずれの偏位量
や、車体の横ずれ方向が左右いずれであるかを中央処理
装置33にて演算するのである。
直流電流を流したり、直流電流にパルス信号を載せる等
して交流磁界を発生させても良い。さらに、敷設する誘
導ケーブル27の形状は通常の断面円形のワイヤ状又は
偏平な帯状であっても良い。図5は操舵制御装置32の
ブロック図を示し、マイクロコンピュータ等の中央処理
装置33には、各種データを読み書き可能なメモリ(R
AM)34及び、制御プログラム等を記憶させるための
読み出し専用メモリ(ROM)35が接続されている。
また、中央処理装置33には、前記前部磁気センサー2
6a,26bからの検出信号、又は後部磁気センサー6
0a,60bからの検出信号をA/D変換器36,36
でデジタル信号に変換した後入力し、誘導ケーブル27
の軸線に対する走行車両1の中心線の横ずれの偏位量
や、車体の横ずれ方向が左右いずれであるかを中央処理
装置33にて演算するのである。
【0013】つまり、一対の磁気センサー26a,26
bまたは60a,60bの検出信号を減算演算すれば、
車体の前部における誘導ケーブル27に対する横ずれの
偏位量を求めることおよび横ずれの向き(右または左)
を判別することができる。符号37は、回行部を判別す
るための予備的な地磁気センサー、符号40は薬液タン
ク4内の薬液レベル(水面高さ)を検出するための電気
抵抗式等のレベルセンサー、符号41は噴霧時の薬液消
費量を検出するための流量検出センサーを示し、これら
は、中央処理装置33におけるインターフエイスの入力
端子に接続する。
bまたは60a,60bの検出信号を減算演算すれば、
車体の前部における誘導ケーブル27に対する横ずれの
偏位量を求めることおよび横ずれの向き(右または左)
を判別することができる。符号37は、回行部を判別す
るための予備的な地磁気センサー、符号40は薬液タン
ク4内の薬液レベル(水面高さ)を検出するための電気
抵抗式等のレベルセンサー、符号41は噴霧時の薬液消
費量を検出するための流量検出センサーを示し、これら
は、中央処理装置33におけるインターフエイスの入力
端子に接続する。
【0014】中央処理装置33におけるインターフエイ
スの出力端子には次のものを接続する。即ち、薬液タン
ク4から噴霧ノズル6に薬液を送る動力ポンプ13の駆
動回路43と、薬液流通管の途中に設けて液の流通量を
調節し,遮断することが可能な調節バルブ44の駆動回
路45と、前記自動操舵用の制御弁28の右操舵用電磁
ソレノイド28Rの電気式駆動回路46と左操舵用電磁
ソレノイド28Lの電気式駆動回路47と、前記薬液タ
ンク4内の薬液レベルが最低になったとき、点灯する表
示ランプ48と、走行車両1の走行ブレーキを作動させ
るアクチェータの駆動回路49と、エンジンの動力伝達
を継断するクラッチを作動させるアクチェータの駆動回
路50とを接続する。
スの出力端子には次のものを接続する。即ち、薬液タン
ク4から噴霧ノズル6に薬液を送る動力ポンプ13の駆
動回路43と、薬液流通管の途中に設けて液の流通量を
調節し,遮断することが可能な調節バルブ44の駆動回
路45と、前記自動操舵用の制御弁28の右操舵用電磁
ソレノイド28Rの電気式駆動回路46と左操舵用電磁
ソレノイド28Lの電気式駆動回路47と、前記薬液タ
ンク4内の薬液レベルが最低になったとき、点灯する表
示ランプ48と、走行車両1の走行ブレーキを作動させ
るアクチェータの駆動回路49と、エンジンの動力伝達
を継断するクラッチを作動させるアクチェータの駆動回
路50とを接続する。
【0015】なお、噴霧部5からの薬液散布量を調節す
るための薬量調節バルブ44の駆動回路45を無線操作
機器にて遠隔操作できるように構成すれば、薬液散布の
ON・OFFも実行できる。また、中央処理装置33に
車速センサー52の検出信号を入力し、走行変速機構1
1の油圧シリンダもしくはDCモータ等のアクチェータ
を作動させる駆動回路53に出力信号を出すように構成
する。
るための薬量調節バルブ44の駆動回路45を無線操作
機器にて遠隔操作できるように構成すれば、薬液散布の
ON・OFFも実行できる。また、中央処理装置33に
車速センサー52の検出信号を入力し、走行変速機構1
1の油圧シリンダもしくはDCモータ等のアクチェータ
を作動させる駆動回路53に出力信号を出すように構成
する。
【0016】この構成において、中央処理装置33に
て、前記走行車両1に設けた左右一対の前部磁気センサ
ー26a,26bまたは左右一対の後部磁気センサー6
0a,60bで検出した誘導ケーブル27に対する横ず
れ量を演算し、この検出横ずれ量と操舵角度センサー2
5の検出値とから、前記横ずれ量が小さくなるように操
舵制御するための操舵修正指令量信号を求めて、電気式
駆動回路46,47に駆動パルス信号を与える。
て、前記走行車両1に設けた左右一対の前部磁気センサ
ー26a,26bまたは左右一対の後部磁気センサー6
0a,60bで検出した誘導ケーブル27に対する横ず
れ量を演算し、この検出横ずれ量と操舵角度センサー2
5の検出値とから、前記横ずれ量が小さくなるように操
舵制御するための操舵修正指令量信号を求めて、電気式
駆動回路46,47に駆動パルス信号を与える。
【0017】この場合、前記操舵角度センサー25の出
力値を読み出して、その大小から回行部か直進部かを判
別し、直線部であると判断したときには前部磁気センサ
ー26a,26bの検出値(出力値)に基づいて誘導ケ
ーブル27に対する横ずれ量を演算し、回行部であると
判断したときには後部磁気センサー60a,60bの検
出値(出力値)に基づいて誘導ケーブル27に対する横
ずれ量を演算し、直線部に対する修正操舵指令角度や、
回行部に対する修正操舵指令角度θを得る演算を実行
し、操舵制御するのである。
力値を読み出して、その大小から回行部か直進部かを判
別し、直線部であると判断したときには前部磁気センサ
ー26a,26bの検出値(出力値)に基づいて誘導ケ
ーブル27に対する横ずれ量を演算し、回行部であると
判断したときには後部磁気センサー60a,60bの検
出値(出力値)に基づいて誘導ケーブル27に対する横
ずれ量を演算し、直線部に対する修正操舵指令角度や、
回行部に対する修正操舵指令角度θを得る演算を実行
し、操舵制御するのである。
【0018】この制御を、図7に示したサブルーチンフ
ローチャートに従って説明すると、スタートに続き、ス
テップ701で操舵角度センサー25の検出値を読み込
み、次いでステップ702で走行車両1が現在進行して
いる箇所が直進ゾーンであるか否かを判別し、直進ゾー
ンであると判断したとき(yes )には、前部磁気センサ
ー26a,26bの検出値を入力し(ステップ70
3)、この検出値を基準にして修正操舵指令量(角度)
θを演算し、操舵制御を実行する(ステップ704,7
05)。前記ステップ702で、直進ゾーンでない(n
o)と判断するときには、後部磁気センサー60a,6
0bの検出値を入力し(ステップ706)、この検出値
を基準にして修正操舵指令量θを演算し、操舵制御を実
行する(ステップ704,705)。
ローチャートに従って説明すると、スタートに続き、ス
テップ701で操舵角度センサー25の検出値を読み込
み、次いでステップ702で走行車両1が現在進行して
いる箇所が直進ゾーンであるか否かを判別し、直進ゾー
ンであると判断したとき(yes )には、前部磁気センサ
ー26a,26bの検出値を入力し(ステップ70
3)、この検出値を基準にして修正操舵指令量(角度)
θを演算し、操舵制御を実行する(ステップ704,7
05)。前記ステップ702で、直進ゾーンでない(n
o)と判断するときには、後部磁気センサー60a,6
0bの検出値を入力し(ステップ706)、この検出値
を基準にして修正操舵指令量θを演算し、操舵制御を実
行する(ステップ704,705)。
【0019】直進ゾーンでない、換言すれば回行部であ
るときには、図6に示すように、平面視で湾曲した誘導
ケーブル27が、走行車両1の前後中途部に配置した左
右一対の後部磁気センサー60a,60bの左右間に位
置する状態のとき、前述したように左右両磁気センサー
の出力値の差、つまり差電圧値eに対する横ずれ量のの
誤差が少なくなる。従って、当該走行車両1がこの回行
部に沿うような回行操舵制御を精度良く実行されるので
ある。
るときには、図6に示すように、平面視で湾曲した誘導
ケーブル27が、走行車両1の前後中途部に配置した左
右一対の後部磁気センサー60a,60bの左右間に位
置する状態のとき、前述したように左右両磁気センサー
の出力値の差、つまり差電圧値eに対する横ずれ量のの
誤差が少なくなる。従って、当該走行車両1がこの回行
部に沿うような回行操舵制御を精度良く実行されるので
ある。
【0020】なお、操舵角度センサー25の検出値Eか
ら直進ゾーンであるか否かを判別するとき、図8に示す
ように、検出値E=0を挟んで+E1〜−E1までの範
囲を直進ゾーン、その右側の+E1〜+E2迄の範囲を
右旋回のための右回行ゾーン、−E1〜−E2迄の範囲
を左旋回のための左回行ゾーンに設定するのであり、前
記範囲に相当する値は予め、読み書き可能メモリ(RA
M)34に記憶させておく。
ら直進ゾーンであるか否かを判別するとき、図8に示す
ように、検出値E=0を挟んで+E1〜−E1までの範
囲を直進ゾーン、その右側の+E1〜+E2迄の範囲を
右旋回のための右回行ゾーン、−E1〜−E2迄の範囲
を左旋回のための左回行ゾーンに設定するのであり、前
記範囲に相当する値は予め、読み書き可能メモリ(RA
M)34に記憶させておく。
【0021】また、直線部では、一般に誘導ケーブル2
7に対する車体の横ずれ量Eの大きさが小さく、且つ修
正すべき操舵角度は小さいものである。他方、回行部で
は誘導ケーブル27に対する走行車両1の横ずれ量の大
きさが大きく、且つ操舵角度を大きく変更する必要があ
る。なお、前記回行部のゾーンを小旋回半径のゾーンと
大旋回半径のゾーンとに区分けしても良い。
7に対する車体の横ずれ量Eの大きさが小さく、且つ修
正すべき操舵角度は小さいものである。他方、回行部で
は誘導ケーブル27に対する走行車両1の横ずれ量の大
きさが大きく、且つ操舵角度を大きく変更する必要があ
る。なお、前記回行部のゾーンを小旋回半径のゾーンと
大旋回半径のゾーンとに区分けしても良い。
【0022】そして各ゾーンにおいて基準値KEを設定
し、この各基準値に対して、車体の基準操舵角度を設定
する。例えば、各ゾーンでの横ずれ量の中間値を基準値
KEとする。この基準値KEに対して前記演算した移動
平均値Δemとの偏差をρ、偏差の変化率をΔρとし、
前記基準値KEに対して基準修正操舵指令角度θを予め
設定しておく。この場合、直線部における誘導ケーブル
27に対する走行車両1の横ずれ量に対応させた直線部
基準修正操舵指令角度θは相対的に小であり、回行部に
おける誘導ケーブル27に対する走行車両1の横ずれ量
に対応させた回行部基準修正操舵指令角度θは相対的に
大になるように設定すべきである。
し、この各基準値に対して、車体の基準操舵角度を設定
する。例えば、各ゾーンでの横ずれ量の中間値を基準値
KEとする。この基準値KEに対して前記演算した移動
平均値Δemとの偏差をρ、偏差の変化率をΔρとし、
前記基準値KEに対して基準修正操舵指令角度θを予め
設定しておく。この場合、直線部における誘導ケーブル
27に対する走行車両1の横ずれ量に対応させた直線部
基準修正操舵指令角度θは相対的に小であり、回行部に
おける誘導ケーブル27に対する走行車両1の横ずれ量
に対応させた回行部基準修正操舵指令角度θは相対的に
大になるように設定すべきである。
【0023】そして、前記操舵角度が所定の小さい範囲
内にあるときには、直線部と判断し、前部磁気センサー
26a,26bの検出出力に基づいて前記直線部基準修
正操舵指令角度を修正演算した直線部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前記所定の範囲
外にあるときには、回行部と判断し、後部磁気センサー
60a,60bの検出出力に基づいて、前記回行部基準
修正操舵指令角度を修正演算した回行部修正操舵指令角
度を求めて操舵制御を実行する。この場合、各ゾーンに
おける前記基準値KEに対する偏差ρ及び/または偏差
の変化率Δρに略比例する修正操舵指令量(角度)の増
分Δθを演算にて求め、前記直線部修正操舵指令角度
(または回行部修正操舵指令角度)としての最終的な修
正操舵指令量(角度)(θ+Δθ)に対応する駆動パル
ス信号を電気式駆動回路46,47に与えて、回行部や
直線部における誘導ケーブル27に対する横ずれ量が小
さくなるように操舵制御するのである。
内にあるときには、直線部と判断し、前部磁気センサー
26a,26bの検出出力に基づいて前記直線部基準修
正操舵指令角度を修正演算した直線部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前記所定の範囲
外にあるときには、回行部と判断し、後部磁気センサー
60a,60bの検出出力に基づいて、前記回行部基準
修正操舵指令角度を修正演算した回行部修正操舵指令角
度を求めて操舵制御を実行する。この場合、各ゾーンに
おける前記基準値KEに対する偏差ρ及び/または偏差
の変化率Δρに略比例する修正操舵指令量(角度)の増
分Δθを演算にて求め、前記直線部修正操舵指令角度
(または回行部修正操舵指令角度)としての最終的な修
正操舵指令量(角度)(θ+Δθ)に対応する駆動パル
ス信号を電気式駆動回路46,47に与えて、回行部や
直線部における誘導ケーブル27に対する横ずれ量が小
さくなるように操舵制御するのである。
【0024】このように、走行車両1が直線部に沿うよ
うに操舵制御する態様と、回行部に沿って操舵制御する
態様とを、別々に予め想定し、修正操舵指令量が異なる
ように設定しておけば、正確な操舵制御を迅速に実行で
きるという効果を奏する。
うに操舵制御する態様と、回行部に沿って操舵制御する
態様とを、別々に予め想定し、修正操舵指令量が異なる
ように設定しておけば、正確な操舵制御を迅速に実行で
きるという効果を奏する。
【0025】
【考案の作用及び効果】本考案では、誘導ケーブルから
出る交流電界を検出するために、前記操舵装置は走行車
両に配置した左右一対の前輪及び左右一対の後輪を操舵
制御するように構成し、走行車両の前車軸より前方に左
右一対の前部磁気センサーを設け、走行車両の前後車軸
のほぼ中央位置に左右一対の後部磁気センサーを設けて
ある。そして、予め、直線部における誘導ケーブルに対
する走行車両の基準横ずれ量に対応する直線部基準修正
操舵指令角度を、回行部における誘導ケーブルに対する
走行車両の基準横ずれ量に対応する回行部基準修正操舵
指令角度よりも小さい値にて設定し、前記操舵角度が所
定の小さい範囲内にあるときには、直線部と判断し、前
部磁気センサーの検出出力に基づいて前記直線部基準修
正操舵指令角度を修正演算した直線部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前記所定の範囲
外にあるときには、回行部と判断し、後部磁気センサー
の検出出力に基づいて、前記回行部基準修正操舵指令角
度を修正演算した回行部修正操舵指令角度を求めて操舵
制御を実行することで、走行車両の操舵装置における操
舵角度を操舵角度センサーの検出値の大小で、走行車両
が現在回行部に位置しているか直進部に位置しているか
を判断すると共に、直進部であれば、小さい値の直線部
基準修正操舵指令角度を採用し、この直線部基準修正操
舵指令角度を前部磁気センサーの検出出力に基づいて修
正演算して最終的な直線部修正操舵指令角度 を求めて操
舵制御を行うから、操舵角度が余り大きくなく、直線部
の誘導ケーブルに沿った操向を迅速且つ正確に確実に実
行できる。
出る交流電界を検出するために、前記操舵装置は走行車
両に配置した左右一対の前輪及び左右一対の後輪を操舵
制御するように構成し、走行車両の前車軸より前方に左
右一対の前部磁気センサーを設け、走行車両の前後車軸
のほぼ中央位置に左右一対の後部磁気センサーを設けて
ある。そして、予め、直線部における誘導ケーブルに対
する走行車両の基準横ずれ量に対応する直線部基準修正
操舵指令角度を、回行部における誘導ケーブルに対する
走行車両の基準横ずれ量に対応する回行部基準修正操舵
指令角度よりも小さい値にて設定し、前記操舵角度が所
定の小さい範囲内にあるときには、直線部と判断し、前
部磁気センサーの検出出力に基づいて前記直線部基準修
正操舵指令角度を修正演算した直線部修正操舵指令角度
を求めて操舵制御を実行し、操舵角度が前記所定の範囲
外にあるときには、回行部と判断し、後部磁気センサー
の検出出力に基づいて、前記回行部基準修正操舵指令角
度を修正演算した回行部修正操舵指令角度を求めて操舵
制御を実行することで、走行車両の操舵装置における操
舵角度を操舵角度センサーの検出値の大小で、走行車両
が現在回行部に位置しているか直進部に位置しているか
を判断すると共に、直進部であれば、小さい値の直線部
基準修正操舵指令角度を採用し、この直線部基準修正操
舵指令角度を前部磁気センサーの検出出力に基づいて修
正演算して最終的な直線部修正操舵指令角度 を求めて操
舵制御を行うから、操舵角度が余り大きくなく、直線部
の誘導ケーブルに沿った操向を迅速且つ正確に確実に実
行できる。
【0026】他方、回行部では、大きい値の回行部基準
修正操舵指令角度を採用し、これを修正演算した回行部
修正操舵指令角度を求めて操舵制御を実行するので、左
右の後部磁気センサーの間に誘導ケーブルが位置する状
態で、走行車両が回行部から外れないように、回行部操
舵制御を正確に行えるという効果を奏する。
修正操舵指令角度を採用し、これを修正演算した回行部
修正操舵指令角度を求めて操舵制御を実行するので、左
右の後部磁気センサーの間に誘導ケーブルが位置する状
態で、走行車両が回行部から外れないように、回行部操
舵制御を正確に行えるという効果を奏する。
【図1】薬剤散布機の側面図である。
【図2】薬剤散布機の平面図である。
【図3】操舵装置14の概略平面図である。
【図4】操舵装置の制御油圧回路図である。
【図5】操舵制御装置の機能ブロック図である。
【図6】回行部における誘導ケーブルと走行車両との関
係を示す平面図である。
係を示す平面図である。
【図7】サブルーチンフローチャートである。
【図8】ゾーンの説明図である。
【図9】従来例の磁気センサーによる検出の態様を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】(a)は誘導ケーブルと左右一対の磁気セン
サーとの位置関係を示す説明図、 (b)は左右一対の磁気センサーの出力値(減算値)と
横ずれ量との関係を示す図である。
サーとの位置関係を示す説明図、 (b)は左右一対の磁気センサーの出力値(減算値)と
横ずれ量との関係を示す図である。
1 走行車両 3 ハンドル 6 噴霧ノズル 7 送風機 8,8 前輪 9,9 後輪 10 エンジン 11 走行変速機構 12 動力伝達機構 13 動力ポンプ 14 操舵装置 16 油圧回路 17 油圧シリンダ 22 油圧ポンプ 23 制御弁 25 操舵角度センサー 26a,26b 前部磁気センサー 60a,60b 後部磁気センサー 27 誘導ケーブル 28 自動操舵用制御弁 32 操舵制御装置 33 中央処理装置 38 ステップモータ 46,47 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 1/02 A01B 69/00 303
Claims (1)
- 【請求項1】 誘導ケーブルから出る交流電界を走行車
両に搭載した磁気センサーにて検出する一方、操舵装置
における操舵角度を操舵検出センサーにて検出し、前記
誘導ケーブルに略沿うように操舵する制御手段を設けて
なる走行車両において、前記操舵装置は走行車両に配置
した左右一対の前輪及び左右一対の後輪を操舵制御する
ように構成し、走行車両の前車軸より前方に左右一対の
前部磁気センサーを設け、走行車両の前後車軸のほぼ中
央位置に左右一対の後部磁気センサーを設け、予め、直線部における誘導ケーブルに対する走行車両の
基準横ずれ量に対応する直線部基準修正操舵指令角度
を、回行部における誘導ケーブルに対する走行車両の基
準横ずれ量に対応する回行部基準修正操舵指令角度より
も小さい値にて設定し、 前記操舵角度が所定の小さい範囲内にあるときには、直
線部と判断し、前部磁気センサーの検出出力に基づいて
前記直線部基準修正操舵指令角度を修正演算した直線部
修正操舵指令角度を求めて操舵制御を実行し、 操舵角度が前記所定の範囲外にあるときには、回行部と
判断し、後部磁気センサーの検出出力に基づいて、前記
回行部基準修正操舵指令角度を修正演算した回行部修正
操舵指令角度を求めて操舵制御を実行する ようにした制
御手段を設けたことを特徴とする走行車両における自動
操舵制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053876U JP2590004Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 走行車両における自動操舵制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053876U JP2590004Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 走行車両における自動操舵制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058608U JPH058608U (ja) | 1993-02-05 |
JP2590004Y2 true JP2590004Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=12954950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991053876U Expired - Lifetime JP2590004Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 走行車両における自動操舵制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590004Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6947487B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2021-10-13 | 先進モビリティ株式会社 | 自動運転システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS545191A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-16 | Nippon Yusoki Co Ltd | Induced control device of nooman travelling vehicle |
JPS56140806U (ja) * | 1980-03-21 | 1981-10-24 | ||
JPH01120213U (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-15 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP1991053876U patent/JP2590004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058608U (ja) | 1993-02-05 |
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