JPH04136707U - 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置 - Google Patents

電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置

Info

Publication number
JPH04136707U
JPH04136707U JP4050191U JP4050191U JPH04136707U JP H04136707 U JPH04136707 U JP H04136707U JP 4050191 U JP4050191 U JP 4050191U JP 4050191 U JP4050191 U JP 4050191U JP H04136707 U JPH04136707 U JP H04136707U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
alternating current
vehicle
cable
induction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4050191U
Other languages
English (en)
Inventor
泰治 水倉
博史 川渕
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマー農機株式会社 filed Critical ヤンマー農機株式会社
Priority to JP4050191U priority Critical patent/JPH04136707U/ja
Publication of JPH04136707U publication Critical patent/JPH04136707U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁誘導式の走行車両1を、充電による交流磁
界の検出を無くして誘導ケーブル17に沿って正確に操
舵制御する。 【構成】誘導経路に沿って配設された誘導ケーブル17
から発生する交流磁界の強度の大小を、走行する走行車
両1に設けた左右対の磁気センサー11a,11bにて
検出して、誘導ケーブル17に対する走行車両1の横ず
れをなくするように操舵制御する。走行車両1に搭載し
たバッテリに充電するための交流発電機53からボルテ
ージレギュレータ54までの接続ハーネス56の配線方
向を工夫する。これにより磁気センサー11a,11b
には、充電により発生する交流電流を検出しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、誘導ケーブルから出る交流磁界を検出して、その誘導ケーブルに沿 って走行車両を操舵制御に際して、走行車両に搭載した充電設備から出る交流磁 界による混信を防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、工場内の無人走行車両や果樹園等における自動走行型の薬剤散布機 (スピードスプレヤ)等においては、作業経路に沿って地面等に埋設した誘導ケ ーブルに交流電流を流し、この誘導ケーブルから発生する交流磁界の強度の変化 を走行車両の前部等に装着した左右一対のピックアップコイル等の磁気センサー にて検出し、この誘導ケーブルに対する走行車両の横ずれの大きさに対応して発 生する左右一対の磁気センサーでの出力値(電圧値)の差を取って、横ずれの大 きさ(偏位量)と横ずれの方向(右か左かの判別)とを求め、これらの検出結果 から、走行車両における操舵車輪の向きを制御して、走行車両が誘導ケーブルに 沿って走行するように操舵制御することが行われている(実開平2−70211 号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
他方、走行車両には、種々の電気機器を備えており、これらに直流電流を供給 すべくバッテリを搭載すると共に、エンジンからの駆動力で発電する発電機から の電力を直流に整流してバッテリに充電するように構成している。 その方式として最近では交流発電機の交流電力を整流器を介してバッテリに直 流電力を供給する方式がある。
【0004】 ところで、充電開始する交流発電機の回転数は一般に800 〜1300(rpm) 程度に 設定されている。また、電圧調整はフイールドコイルへ供給するフイールド電流 を変化させて励磁を加減して電圧調整を行うボルテージレギュレータを備えてい る。そして、交流発電機と整流器との間や、交流発電機とボルテージレギュレー タとの間はハーネス(組電線)で結線している。
【0005】 従って、充電時には、交流発電機で発生した交流電流がハーネス(組電線)箇 所を通るとき、ここに交流磁界が発生することになる。 この充電時の磁界を前記磁気センサーで検知することになるから、誘導ケーブ ルから出る磁界の検出に影響を受けることになり、正しい方向に操舵制御するこ とが困難になるという問題があった。
【0006】 本考案は、前記問題を解決し、誘導経路に沿って正しく誘導できるように、充 電による交流磁界の影響を無くする防止装置を提供することを目的とするもので ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案の一つは、車体に搭載したエンジンの駆動力 にて駆動される交流発電機からバッテリに充電するように構成する一方、左右一 対の磁気センサーにて誘導ケーブルから出る交流磁界を検出して、当該誘導ケー ブルの長手方向に沿って操舵制御するように構成してなる電磁誘導式走行車両に おいて、ボルテージレギュレータと交流発電機のフイールドコイルとを接続する ハーネスを、略直線状に配置し、各該ハーネスの長手方向の向きを前記磁気セン サーによる交流磁界の検出方向と略直角方向に配設したものであり、他の考案は 、ボルテージレギュレータと交流発電機のフイールドコイルとを接続するハーネ スを、短くする一方、誘導ケーブルに対するボルテージレギュレータまたは交流 発電機の設置間隔を、誘導ケーブルに対する磁気センサーの設置間隔より大きく なるように設定した。
【0008】 これらに代えて、磁気センサーによる交流磁界の検出回路に、少なくとも前記 充電時の交流磁界の周波数の検出電流を遮断するフイルタを設けても良い。
【0009】
【実施例】 次に本発明装置を自動走行型の薬剤散布機(スピードスプレヤ)に適用した実 施例について説明すると、スピードスプレヤである走行車両1は、車体2の前部 にハンドル3を備えた運転操作部を有し、車体2の後部には薬液タンク4とその 後部に噴霧部5とを備えている。
【0010】 噴霧部5は、車体2の下面を除く外周面に適宜間隔で半径外向きに臨ませた多 数の噴霧ノズル6と、その半径外向きに風を送る送風機(図示せず)が装着され 、前記噴霧ノズル6は車体2の左右及び上面との3区画若しくは左右2区画ごと に噴霧の作業を実行するように散布制御できるものである。 符号7,7は左右前輪、符号8,8は左右後輪であり、これらの4輪はエンジ ン13からの動力が走行変速機構14を介して各々伝達されて駆動できるいわゆ る4輪駆動型であり、さらに前後4輪とも、前部操舵装置9と後部操舵装置10 により各々その車輪の向きを左右に回動変更できるいわゆる4輪操舵型である。
【0011】 前部操舵装置9とハンドル3とは従来周知のステアリング機構介して連結され ている。このステアリング機構は機械的または油圧系統を含む機構である。 前部操舵装置9は、そのステアリング機構に取付く複動式の油圧シリンダ15 の作動にて左右前輪7,7の向きを変更させることができる。 同様に後部操舵装置10においても、そのステアリング機構に取付く左右一対 の油圧シリンダ16の作動にて左右後輪8,8の向きを変更させることができる 。
【0012】 車体2の下面には、その前部に左右一対の磁気センサー11a,11bを設け る。この磁気センサー11a,11bは、導体をコイル状に巻いたピックアップ コイルであっても良いし、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子、磁気トラン ジスタであっても良く、交流電流発生装置にて誘導ケーブル17に印加された適 宜周波数の交流電流により、当該誘導ケーブル17の周囲に発生する交流磁界の 強度を検出することができるものである。誘導ケーブル17に発生させる交流磁 界の周波数は1.5Kヘルツ〜10Kヘルツ程度である。
【0013】 誘導ケーブル17は地面19上に直接敷設しても良いし、溝20等に地中に埋 設しても良いのである。なお、前記誘導ケーブル17にパルス的に直流電流を流 したり、直流電流にパルス信号を載せる等して磁界を発生させても良い。さらに 、地面に敷設する誘導ケーブル17は、一本(単線)であっても良いし、左右に 適宜隔てて平行状に敷設する、いわゆるステレオ型であっても良い。誘導ケーブ ル17の形状は通常の断面円形のワイヤ状又は偏平な帯状であっても良い。
【0014】 図3(a)は単線式の誘導ケーブル17から発生する交流磁界を、走行車両1 に設けた左右一対のコイル型磁気センサーLa,Lbで感知する場合を模式で示 したものであり、この場合、図3(b)に示すように、前記交流磁界の強さに対 応して右のコイル型磁気センサーLaで発生させた電圧の絶対値|e1|と、前記 交流磁界の強さに対応して左のコイル型磁気センサーLaで発生させた電圧の絶 対値|e2|との差(e =|e1|−|e2|)を縦軸に取り、誘導ケーブル17に対 する走行車両1の横ずれ距離(m)を横軸に取って、その両者の変化の関係を示 したものである。
【0015】 この図から判るように、横ずれの方向(右または左)および横ずれ偏位量の両 者を判断することができる。 図2に示す制御油圧回路21は、油圧ポンプ22から電磁制御弁23を介して 前記前部操舵装置9における油圧シリンダ15及び電磁制御弁24を介して後部 操舵装置10における油圧シリンダ16に各々作動油を送るものであり、符号2 5は前輪7の操舵角度を検出できる操舵角度センサー、符号26は後輪8の操舵 角度を検出できる操舵角度センサーである。この場合、左右車輪の向き角度の平 均値を求めて検出しても良い。
【0016】 図4は操舵制御装置12のブロック図を示し、マイクロコンピュータ等の中央 処理装置27には、読み書き可能メモリ(RAM)28及び読み出し専用メモリ (ROM)29が接続されている。 また、中央処理装置27には、前記磁気センサー11a,11bからの検出信 号をA/D変換した後入力し、誘導ケーブル17の軸線に対する走行車両1の中 心線の横ずれの偏位量や、走行車両の横ずれ方向が左右いずれであるかを中央処 理装置27にて演算するのである。
【0017】 つまり、一対の磁気センサー11a,11bの検出信号を演算すれば、車体の 前部における誘導ケーブル17に対する横ずれの偏位量を求めることおよび横ず れの向き(右または左)を判別することができる。 なお、走行車両の前後に各々左右対の磁気センサーを設けて、前部対の磁気セ ンサーの検出・演算結果から前部操舵装置9を作動する一方、後部磁気センサー の検出・演算結果から後部操舵装置10を作動するように構成しても良い。
【0018】 符号30は操舵を手動で実行するときと、自動で実行するときに切換える自動 ・手動切換えスイッチ、符号31は前記自動操舵制御中において実行できる、操 舵モード切換えスイッチであり、前輪7の向きと後輪8の向きとが同方向に向か う同位相操舵モード(図5参照)と、前後輪7,8が互いに反対向きとなる逆位 相操舵モード(図6参照)の少なくとも二種類に切換えできる。
【0019】 符号32は前記手動操作中において、前記二種類の操舵モードを選択すること ができる選択切換えスイッチである。 回転半径設定器33は、前記同位相操舵モードに切換えた状態にて、前輪7, 7の舵取り角度に対して後輪8,8の舵取り角度の比率(ステアリング比)を変 えることにより、走行車両が同位相操舵モードのにおいても適宜の旋回半径にて 転回できるようにするものであり、該回転半径設定器33にて旋回半径の大小を セットすることができる。
【0020】 そして回転半径設定器33にてステアリング比を1にセットすると、前輪7と 後輪8との舵取り角度が同一となり、走行車両1は同一姿勢のまま斜め方向に平 行移動できる。 符号35は走行車両1を前進状態にセットしているか後退状態にセットしてい るかを判別するための、前進後退ポジションセンサーである。
【0021】 また、符号47は前記一対の磁気センサー11a,11bの検出感度について のオフセット量設定器であって、走行車両1の中心線CTが誘導ケーブル17の 軸線に対して横ずれしている偏位量が所定のオフセット量(β1)以下であると きには操舵修正を実行させない、いわゆる基準値を設定するものである。 そしてこのオフセット量設定器47におけるオフセット量(β1)は、作業者 が任意に変更させることができる。前述のセンサー類およびスイッチ類は中央処 理装置27におけるインターフエイスの入力端子に接続する。
【0022】 中央処理装置27におけるインターフエイスの出力端子には次のものを接続す る。即ち、前部操舵装置9における油圧シリンダ15の各々に油圧を抽送する電 磁切換弁23の電磁ソレノイドをON・OFFする励磁回路であって、符号37 は前部操舵装置9にて右舵取りする場合の前右舵励磁回路、符号38は左舵取り する場合の前左舵励磁回路である。
【0023】 また、後部操舵装置10について前記と同様の油圧シリンダ16に対する電磁 切換弁24の電磁ソレノイドの後右舵励磁回路39および後左舵励磁回路40を 接続する。 符号41は走行用ミッションケース内の走行変速機構14に関連させた前進・ 後退切換えアクチェータ、符号42は同じく走行変速機構に関連させた高速・低 速切換えのための変速アクチェータ、符号43は前輪7,後輪8の制動のための ブレーキ用アクチェータ、符号44は前進時と後退時とで、前記前部操舵装置9 および後部操舵装置10の各油圧シリンダへの油圧の抽送方向を切換えるための 油圧方向切換え電磁弁の励磁回路である。
【0024】 さらに、符号45は噴霧部5からの薬液散布量を調節するための薬量調節駆動 手段であり、この薬量調節駆動手段45にて薬液散布のON・OFFも実行でき る。符号46は各種警報装置への出力端子である。 図7、及び図8は、前記左右一対の磁気センサー11a,11bを車体2前部 エンジンルームの下方に配設した実施例であり、ラジエータ50のためのフアン 51はエンジン13前端からの回転軸52に取付き、該回転軸52に取付くプー リとエンジン13の一側に固着した交流発電機53のプーリとに巻掛けたVベル トにて交流発電機53を回転駆動する。
【0025】 図9は充電回路の実施例を示し、エンジン13によって駆動される交流発電機 53のステータコイルから出た交流電流は整流器55で直流に整流され、配線コ ード58を介してバッテリ57の+端子に接続されている。なお、符号59はエ ンジン始動のためのキースイッチであり、イグニッション60を介してアースに 接続する。また、その他の電気機器の負荷61にもスイッチ62を介してバッテ リ57の+端子に接続している。符号54はボルテージレギュレータで、これに より交流発電機53のフイールドコイル64へ供給するフイールド電流を変化さ せて励磁を加減して電圧調整を行う。また、交流発電機53とここで発生した交 流電流を直流電流に整流するための整流器55との間はハーネス(組電線)56 で結線している。ボルテージレギュレータ54や整流器55はエンジンルーム内 であって前記一方の磁気センサー11bに近い位置でその上方に配置する。また 、整流器55から同じくエンジンルーム内に配置したバッテリ57に配線コード 58にて結線している。
【0026】 この場合、ボルテージレギュレータ54と交流発電機53のフイールドコイル 64とを接続するハーネス56を、略直線状に配置し、各該ハーネス56の長手 方向の向きを前記磁気センサー11a,11bによる交流磁界の検出方向と略直 角方向に配設する。磁気センサー11a,11bがピックアップコイルであると きには、その巻線(コイル)の長手方向が誘導ケーブル17の断面を中心とする 円形の交流磁界と略直交するように配置してあり(図3参照)、この直交する方 向がピックアップコイルによる検出方向となり、コイルを鎖交する磁束変化が変 動するのに応じてコイルに所定方向の起電力が発生する。従って、ハーネス56 の長手方向と磁気センサー11a,11bがピックアップコイルの長手方向とが 略同方向となる(図8参照)。
【0027】 この構成において、自動操舵(無人走行)の場合には、予め誘導ケーブル17 に交流電流等を流し、磁界が発生するようにセットし、走行車両1のエンジンを 始動し、誘導経路における走行出発点に走行車両1を運び、当該走行車両1を誘 導ケーブル17の延びる方向に向け、所定の変速段に変速装置をセットし、薬液 散布開始スタンバイのスイッチをONにする。
【0028】 ついで、作業者は走行車両1から降りた後、走行車両1を走行させて自動操舵 制御を開始する。 自動操舵制御中、走行車両1に配設した左右一対の磁気センサー11a,11 bにより誘導ケーブル17からの発生磁界を検出し、その出力信号をA/D変換 した後、中央処理装置27における演算回路にて移動平均値演算して誘導ケーブ ル17に対する横ずれの偏位量や向き角度の偏位量を求める。
【0029】 この偏位量の演算結果から、前部操舵装置9および後部操舵装置10の各油圧 シリンダを作動させるべく、励磁回路37,38,39,40のいずれか一つ又 は複数をONにし、誘導ケーブル17に沿うべく偏位量を少なくなるように、所 定の自動操舵制御を実行するのである。 この場合、図8に示すように、ボルテージレギュレータ54と交流発電機53 のフイールドコイル64とを接続するハーネス56を、略直線状に配置し、各該 ハーネス56の長手方向の向きを前記ピックアップコイル型磁気センサー11a ,11bのコイル長手方向と略並行状に配置すれば、ハーネス56から出る充電 時における交流磁界を、磁気センサーで検出し難くなるので、検出に混信が起こ らず、誘導ケーブルから出る交流磁界だけを正確に検出できることになる。 従って左右一対の磁気センサー11a,11bで充電時に発生する交流磁界によ る誤検出が無くなる結果、誘導ケーブル17に沿うように回向操舵制御するとき の精度に影響を及ぼすことが無くなる。
【0030】 図10は、前記左右一対の磁気センサー11a,11bによる誘導ケーブル1 7からの交流磁界該検出の混信を防止する第2の実施例で、ボルテージレギュレ ータ54と交流発電機53のフイールドコイル64とを接続するハーネス56を 、短くする一方、誘導ケーブル17に対するボルテージレギュレータ54または 交流発電機53の設置間隔を、誘導ケーブル17に対する磁気センサー11a, 11bの設置間隔より大きくなるように設定するものであり、左右一対の磁気セ ンサー11a,11bを車体2の前部に設置する一方、エンジン13を車体2後 部側に配置し、このエンジン13に関連させて近傍に交流発電機53とボルテー ジレギュレータ54とを設置するのである。このようにすれば充電時に発生する 交流磁界を磁気センサーで検出することを防止できる。
【0031】 さらに図9に示すように、左右一対の磁気センサー11a,11bの出力端子 に低周波数の検出電流を阻止するフイルタ66,66を接続し、各フイルタ66 を介して操舵制御装置12に入力する。これにより、例えば交流発電機53が毎 分3000回転で回転するとき、その発電電流の周波数は50ヘルツ程度の低周 波であるのに対して、誘導ケーブル17に流す交流電流を1500ヘルツ程度に 設定しておけば、例え磁気センサーで高低両方の交流磁界を検出しても、充電に よる低い周波数の電流をフイルタ6で遮断することができ、誘導ケーブル17か ら出た交流磁界のみの強さを操舵制御装置12で演算することができる。なお、 前記低周波をカットするフイルタ66に、前記誘導ケーブル17に予め与える交 流電流の周波数以外の高周波部分も遮断する回路を付与しておけば、他の電波障 害をも無くすることができる。
【0032】 なお、噴霧部5における送風機の回転をON・OFFするためのクラッチを電 磁式等にて構成し、前記クラッチを一旦OFF(切り)にしたのち再度ON(入 り)にするようにスイッチを押下するとき、そのスイッチの押下で予めエンジン 13をアイドリング状態(回転数低下状態)にした後前記クラッチをONにし、 そののちエンジン回転数を自動的に上昇させるように制御すると、送風機の始動 による過負荷を防止できる。またこのような制御により、オペレータが走行車両 1から遠くに離れた位置から無線機による遠隔操作う実行することも簡単になる 。
【0033】
【考案の作用及び効果】
本考案では、前述のように、ボルテージレギュレータと交流発電機のフイール ドコイルとを接続するハーネスを、略直線状に配置し、各該ハーネスの長手方向 の向きを前記磁気センサーによる交流磁界の検出方向と略直角方向に配設する。 または、ボルテージレギュレータと交流発電機のフイールドコイルとを接続する ハーネスを、短くする一方、誘導ケーブルに対するボルテージレギュレータまた は交流発電機の設置間隔を、誘導ケーブルに対する磁気センサーの設置間隔より 大きくなるように設定する。これらに代えて、磁気センサーによる交流磁界の検 出回路に、少なくとも前記充電時の交流磁界の周波数の検出電流を遮断するフイ ルタを設けたものであり、いずれにしても充電電流回路から出た交流磁界を、磁 気センサーで検出し難くなるので、走行車両に設けた磁気センサーが充電による 交流磁界に影響されることなく、誘導ケーブルから出る交流磁界を正確に検出す ることができる。また、そのための構成も至極簡単となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】薬剤散布機の斜視図である。
【図2】操舵装置およびその制御油圧回路図である。
【図3】(a)は誘導ケーブルと磁気センサーとの関係
を示す模式図である。 (b)は誘導ケーブルに対する左右磁気センサーの左右
位置と検出値との関係を示す図である。
【図4】操舵制御装置のブロック図である。
【図5】前後車輪同位相操舵モードの態様を示す図であ
る。
【図6】前後車輪の逆位相操舵モードの態様を示す図で
ある。
【図7】エンジンルーム内を示す平面図である。
【図8】エンジンルーム内を示す正面図である。
【図9】充電回路を示す図である。
【図10】他の実施例の概略平面図である。
【符号の説明】
1 走行車両 2 車体 7,7 前輪 8,8 後輪 9 前部操舵装置 10 後部操舵装置 11a,11b,68 磁気センサー 12 操舵制御装置 13 エンジン 17 誘導ケーブル 25 前部操舵角度センサー 26 後部操舵角度センサー 27 中央処理装置 53 交流発電機 54 レギュレータ 55 整流器 56 ハーネス 57 バッテリ 58 配線コード 66 フイルタ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に搭載したエンジンの駆動力にて駆
    動される交流発電機からバッテリに充電するように構成
    する一方、左右一対の磁気センサーにて誘導ケーブルか
    ら出る交流磁界を検出して、当該誘導ケーブルの長手方
    向に沿って操舵制御するように構成してなる電磁誘導式
    走行車両において、ボルテージレギュレータと交流発電
    機のフイールドコイルとを接続するハーネスを、略直線
    状に配置し、各該ハーネスの長手方向の向きを前記磁気
    センサーによる交流磁界の検出方向と略直角方向に配設
    したことを特徴とする電磁誘導式走行車両における交流
    磁界の混信防止装置。
  2. 【請求項2】 車体に搭載したエンジンの駆動力にて駆
    動される交流発電機からバッテリに充電するように構成
    する一方、左右一対の磁気センサーにて誘導ケーブルか
    ら出る交流磁界を検出して、当該誘導ケーブルの長手方
    向に沿って操舵制御するように構成してなる電磁誘導式
    走行車両において、ボルテージレギュレータと交流発電
    機のフイールドコイルとを接続するハーネスを、短くす
    る一方、誘導ケーブルに対するボルテージレギュレータ
    または交流発電機の設置間隔を、誘導ケーブルに対する
    磁気センサーの設置間隔より大きくなるように設定した
    ことを特徴とする電磁誘導式走行車両における交流磁界
    の混信防止装置。
  3. 【請求項3】 車体に搭載したエンジンの駆動力にて駆
    動される交流発電機からバッテリに充電するように構成
    する一方、左右一対の磁気センサーにて誘導ケーブルか
    ら出る交流磁界を検出して、当該誘導ケーブルの長手方
    向に沿って操舵制御するように構成してなる電磁誘導式
    走行車両において、磁気センサーによる交流磁界の検出
    回路には、少なくとも前記充電時の交流磁界の周波数の
    検出電流を遮断するフイルタを設けたことを特徴とする
    電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置。
JP4050191U 1991-05-31 1991-05-31 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置 Pending JPH04136707U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050191U JPH04136707U (ja) 1991-05-31 1991-05-31 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050191U JPH04136707U (ja) 1991-05-31 1991-05-31 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04136707U true JPH04136707U (ja) 1992-12-18

Family

ID=31921530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4050191U Pending JPH04136707U (ja) 1991-05-31 1991-05-31 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04136707U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8818602B2 (en) Unmanned autonomous operating system
JP3586955B2 (ja) 電気自動車用充電システム
EP2626759B1 (en) Guidance apparatus of unmanned autonomous operating vehicle
JPH04136707U (ja) 電磁誘導式走行車両における交流磁界の混信防止装置
JP2880015B2 (ja) 自動走行車両における自動安全装置
JPH04132505U (ja) 電磁誘導式走行車両の操舵制御装置
JP2003015737A (ja) 無人搬送車
JP2580672Y2 (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路装置
JP2590015Y2 (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路装置
JP2554133Y2 (ja) 自動走行車両における非常停止装置
JP2602298Y2 (ja) 自動走行車両の電磁誘導路
JPH052211U (ja) 電磁誘導式走行システムにおける誘導ケーブルの断線検出装置
JP2554132Y2 (ja) 自動走行車両における自動安全装置
JPH08130803A (ja) 車 両
JP3016901B2 (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路の制御装置
JPH05119833A (ja) 自動操向誘導装置
JP2597147Y2 (ja) 電磁誘導式自動走行車両
JP3115129B2 (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路の選択制御装置
JPH06276808A (ja) 作業車両における自動操舵制御装置
JPH0566711U (ja) 電磁誘導式走行車両に対する誘導経路の選択制御装置
JPH03282802A (ja) 無人走行車システム
JP3343412B2 (ja) 電磁誘導式自動走行車両の制御装置
JP2517230B2 (ja) 移動車
JP3362154B2 (ja) 誘導式走行車両
JPH05173633A (ja) 走行車両の電磁誘導制御装置