JPH0511796U - 給電装置 - Google Patents
給電装置Info
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- JPH0511796U JPH0511796U JP5802891U JP5802891U JPH0511796U JP H0511796 U JPH0511796 U JP H0511796U JP 5802891 U JP5802891 U JP 5802891U JP 5802891 U JP5802891 U JP 5802891U JP H0511796 U JPH0511796 U JP H0511796U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、小形軽量、損失が少なく、出力電
圧に歪みが発生しない出力検出回路を備えたエンジン駆
動発電機による給電装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 エンジン駆動発電機から発生する電圧を駆動
源にして、PWM信号発生回路17からのPWM制御信
号によって制御されるブリッジ回路部14を備え、商用
交流電圧を発生させる給電装置において、各出力端子
(8,9)毎に出力端子(8,9)とアースとの間に接
続された抵抗(21,22,23,24)で、出力端子(8,
9)間に発生した商用交流電圧を検出する検出回路(1
5)と、当該検出回路(15)で検出された検出信号と基
準信号とから誤差信号を得て上記PWM信号発生回路
(17)にフィードバックさせる誤差検出部(16)とで構
成される。
圧に歪みが発生しない出力検出回路を備えたエンジン駆
動発電機による給電装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 エンジン駆動発電機から発生する電圧を駆動
源にして、PWM信号発生回路17からのPWM制御信
号によって制御されるブリッジ回路部14を備え、商用
交流電圧を発生させる給電装置において、各出力端子
(8,9)毎に出力端子(8,9)とアースとの間に接
続された抵抗(21,22,23,24)で、出力端子(8,
9)間に発生した商用交流電圧を検出する検出回路(1
5)と、当該検出回路(15)で検出された検出信号と基
準信号とから誤差信号を得て上記PWM信号発生回路
(17)にフィードバックさせる誤差検出部(16)とで構
成される。
Description
【0001】
本考案は、給電装置、特にパルス幅変調(PWM)制御信号でドライブされる インバータ回路を用い、商用交流電圧を発生させるエンジン駆動発電機の給電装 置において、各出力端子毎に出力端子とアースとの間に抵抗を接続して発生交流 電圧を分圧し、この分圧された電圧を基にフィードバックを掛け商用交流電圧を 定電圧化するようにした給電装置に関するものである。
【0002】
PWM制御信号でドライブされるインバータ回路を用い、商用交流電圧を発生 させる従来のエンジン駆動発電機の給電装置においては、出力電圧を定電圧化す る場合の出力検出回路は、図5に示されている如く、検出トランス10を使用し ていた。
【0003】 なお同図において、符号1ないし4はトランジスタ、5,6はインダクタ、7 はコンデンサ、8,9は出力端子を表わしている。 トランジスタ1と4及びトランジスタ2と3はそれぞれ対をなし、図示されて いないPWM信号発生回路からのPWM制御信号で対をなすトランジスタ1と4 とがまずオンに制御されると、トランジスタ1、インダクタ5、コンデンサ7、 インダクタ6及びトランジスタ4の方向に電流が流れ、また上記PWM信号発生 回路からのPWM制御信号で対をなすトランジスタ2と3とがつづいてオンに制 御されると、トランジスタ3、インダクタ6、コンデンサ7、インダクタ5及び トランジスタ2の方向に電流が流れる。
【0004】 この様に対をなすトランジスタ1と4及びトランジスタ2と3が交互にオンに 制御されることにより、そしてインダクタ5と6及びコンデンサ7で構成される ローパスフィルタを通ることにより、出力端子8,9間に商用交流電圧が発生す る。
【0005】
しかしながら図5で示される検出トランス10を用いて電圧検出を行ったので は、当該検出トランス10のインダクタンスLにより出力波形が歪む欠点があり 、また励磁電流等の損失が大きいことの他、重量が重く、コストが高くなる欠点 があった。
【0006】 本考案は、上記の欠点を解決することを目的としており、各出力端子毎に出力 端子とアースとの間に抵抗を接続して発生交流電圧を分圧し、この分圧された電 圧を基にフィードバックを掛けるようにして商用交流電圧を定電圧化する給電装 置を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案の給電装置はエンジン駆動の発電機から発 生された電圧を駆動源にして、PWM信号発生回路(17)からのPWM制御信号 によって制御されるトランジスタ(1,2,3,4)を具備したブリッジ回路部 (14)を備え、出力端子(8,9)に商用交流電圧を発生させる給電装置におい て、各出力端子(8,9)毎に出力端子(8,9)とアースとの間に接続された 抵抗(21,22,23,24)で発生交流電圧を分圧し、その分圧電圧を差動増幅器( 25)で受ける構成の検出回路(15)と、当該検出回路(15)で検出された検出信 号と基準信号とから誤差信号を得て上記PWM信号発生回路(17)にフィードバ ックさせる誤差検出部(16)とを備えていることを特徴としている。
【0008】
図1は本考案の一実施例構成図を示している。 同図において、符号11はエンジン、12は直流発電機、13は安定化回路、 14はブリッジ回路部、15は検出回路、16は誤差検出部、17はPWM信号 発生回路、18,19はインバータを表わしている。
【0009】 ブリッジ回路部14は、図5に示された検出トランス10を除いたものと同一 の構成であり、エンジン11によって駆動され、直流発電機12に発生した直流 電圧を安定化回路13で安定化した後、その直流電圧がVccとしてブリッジ回路 部14に供給されるようになっている。
【0010】 検出回路15は、出力端子8,9毎に各出力端子8,9とアースとの間に抵抗 21ないし24が接続された抵抗検出部を備えている。抵抗21と23とは同一 抵抗値を有し、また抵抗22と24とは同一抵抗値を有する。これらの抵抗21 ないし24は高抵抗で出力端子8,9間に発生する商用交流電圧を分圧する。
【0011】 抵抗21と22及び抵抗23と24でそれぞれ分圧された電圧は、差動増幅器 25で位相転換されるようになっている。 誤差検出部16は検出回路15で検出された検出信号と基準信号とを比較し、 その誤差分を検出する回路部である。
【0012】 PWM信号発生回路17は誤差検出部16から入力されてくる誤差信号に基づ き、出力端子8,9間に一定の周波数で定電圧の商用交流電圧を発生させるPW M制御信号を出力するものである。当該PWM信号発生回路17のAから出力さ れるPWM制御信号は、インバータ18を介して得られるPWM制御信号と共に 、例えば対をなすトランジスタ1,4をそれぞれスイッチング制御するようにな っている。また当該PWM信号発生回路17のBから出力されるPWM制御信号 は、インバータ19を介して得られるPWM制御信号と共に、他の対をなすトラ ンジスタ3,2をそれぞれスイッチング制御するようになっている。
【0013】 誤差検出部16及びPWM信号発生回路17について更に詳しい回路構成を説 明した後、図1の動作を説明する。 図2は本考案の具体的回路の一実施例構成を示している。
【0014】 図中、符号1ないし9は図5のものに対応し、14,15,18,19,21 ないし25は図1のものに対応している。符号26は正弦波発生回路、27は三 角波発生回路、28は誤差増幅器、29,30はコンパレータ、31は切換器を 表わしている。
【0015】 正弦波発生回路26は所定の周波数、すなわち切換器31によって商用周波数 50Hz又は60Hzの正弦波を発生させる基準信号発振器であり、当該正弦波発生 回路26の発振周波数で出力端子8,9に発生する交流電圧の周波数が定まる。
【0016】 三角波発生回路27は正弦波発生回路26から発生する基準信号Yの商用周波 数に比べ、図3図示の如く高い周波数の三角波信号Xを出力する。 誤差増幅器28は正弦波発生回路26から入力される商用周波数の基準信号と 検出回路15から入力される検出信号とを比較し、これらの基準信号と検出信号 とが零となるように当該誤差増幅器28からその誤差信号を出力する。つまり、 検出回路15の差動増幅器25で、出力端子8,9間の分圧電圧の位相反転を行 った信号と正弦波発生回路26からの基準信号とを加算することにより、誤差信 号を得ている。
【0017】 コンパレータ29,30は三角波発生回路27からの三角波信号Xと誤差増幅 器28からの誤差信号Yとを比較し、図3図示の如く上記三角波信号Xと誤差信 号Yとの大小に応じて、コンパレータ29からは正のPWM制御信号が生成され 、コンパレータ30からは負のPWM制御信号が生成される。
【0018】 出力端子8,9間に発生する商用交流電圧がエンジン11の回転変動や負荷の 接続等で所定の定格電圧から変動すると、検出回路15には変動電圧に比例した 逆相の検出電圧が検出される。この変動電圧に比例した逆相の検出電圧が誤差増 幅器28に入力されるので、当該誤差増幅器28は点Cが零となるように誤差信 号を出力する。すなわち図3に示された誤差信号Yの振幅(周波数は常に一定の 商用周波数)が検出回路15から入力される上記変動電圧に比例した逆相の検出 電圧に応じて高く又は低く変化するので、コンパレータ29,30から生成され る各PWM制御信号は、そのパルス幅が変化させられ、出力端子8,9間に発生 する商用交流電圧が所定の定格電圧になる方向に制御される。
【0019】 この様に電圧変動に応じて、フィードバックが掛かり、出力端子8,9間には 常に一定の商用交流電圧が発生する。 図4は本考案の実験による各点の一実施例波形図を示している。
【0020】 実験条件は出力端子8,9間に抵抗負荷を接続したときのもので、図中、は 正弦波発生回路26から出力される基準信号の電圧波形、は検出回路15から 検出される検出信号の電圧波形、は出力端子8,9間の電圧波形、はインダ クタ5,6に流れる電流波形を示している。
【0021】 ,は縦軸5V/div,横軸5msec/div、は縦軸50V/div,横軸5msec/d iv、は縦軸20A/div,横軸5msec/divで測定している。 図4のに示されている如く、抵抗21ないし24で検出しているので検出信 号に歪みが発生することがなく、誤差増幅器28からきれいな正弦波の誤差信号 が得られる。
【0022】 なお、ブリッジ回路部14には直流発電機12で発生した直流電源を基に陽極 電圧Vccを得ているが、直流発電機12に代え、交流発電機と整流器とで直流電 源を得て、ブリッジ回路部14の陽極電圧Vccとしてもよい。
【0023】
以上説明した如く、本考案によれば、各出力端子毎に出力端子とアースとの間 に抵抗を接続し、商用交流電圧を分圧する構成の検出回路を用いているので、出 力波形に対し歪率の悪影響が生じることがなく、またその抵抗値を大きく選ぶこ とで損失が少い検出回路となる。
【0024】 そしてOPアンプ1個と抵抗とで検出回路が構成されるので、そのコストが安 価となり、またOPアンプの入力端子を変えることで、出力波形と同相、逆相の 検出信号が得られ、誤差検出部以降の回路に自由に対処できる。
【図1】本考案の一実施例構成図である。
【図2】本考案の具体的回路の一実施例構成である。
【図3】PWM制御信号発生の波形説明図である。
【図4】本考案の実験による各点の一実施例波形図であ
る。
る。
【図5】従来の出力検出回路図である。
1,2,3,4 トランジスタ 5,6 インダクタ 7 コンデンサ 8,9 出力端子 10 検出トランス 11 エンジン 12 直流発電機 13 安定化回路 14 ブリッジ回路部 15 検出回路 16 誤差検出部 17 PWM信号発生回路 18,19 インバータ 21,22,23,24 抵抗 25 差動増幅器 26 正弦波発生回路 27 三角波発生回路 28 誤差増幅器 29,30 コンパレータ
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エンジン駆動の発電機から発生された電
圧を駆動源にして、PWM信号発生回路(17)からのP
WM制御信号によって制御されるトランジスタ(1,
2,3,4)を具備したブリッジ回路部(14)を備え、
出力端子(8,9)に商用交流電圧を発生させる給電装
置において、 各出力端子(8,9)毎に出力端子(8,9)とアース
との間に接続された抵抗(21,22,23,24)で発生交流
電圧を分圧し、その分圧電圧を差動増幅器(25)で受け
る構成の検出回路(15)と、 当該検出回路(15)で検出された検出信号と基準信号と
から誤差信号を得て上記PWM信号発生回路(17)にフ
ィードバックさせる誤差検出部(16)とを備えているこ
とを特徴とする給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058028U JP2571467Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058028U JP2571467Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 給電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511796U true JPH0511796U (ja) | 1993-02-12 |
JP2571467Y2 JP2571467Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13072498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991058028U Expired - Lifetime JP2571467Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571467Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151225A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | インバータ電源装置 |
WO2015045050A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | 富士電機株式会社 | キャパシタの並列モニタ回路 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04200277A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-21 | Honda Motor Co Ltd | インバータ装置 |
JPH04207973A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-29 | Honda Motor Co Ltd | インバータ装置 |
JPH04368476A (ja) * | 1991-06-12 | 1992-12-21 | Honda Motor Co Ltd | インバータ装置 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP1991058028U patent/JP2571467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04200277A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-21 | Honda Motor Co Ltd | インバータ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015045050A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-02 | 富士電機株式会社 | キャパシタの並列モニタ回路 |
JPWO2015045050A1 (ja) * | 2013-09-26 | 2017-03-02 | 富士電機株式会社 | キャパシタの並列モニタ回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2571467Y2 (ja) | 1998-05-18 |
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