JPH04207973A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH04207973A
JPH04207973A JP2333713A JP33371390A JPH04207973A JP H04207973 A JPH04207973 A JP H04207973A JP 2333713 A JP2333713 A JP 2333713A JP 33371390 A JP33371390 A JP 33371390A JP H04207973 A JPH04207973 A JP H04207973A
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circuit
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sine wave
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JP2333713A
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Motohisa Shimizu
元寿 清水
Masafumi Nakamura
中村 政史
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインバータ装置に関し、特に携帯用の交流電源
装置等に使用される、パルス幅変調方式のインバータ装
置に関する。
(従来の技術) 近年、携帯用の交流電源装置には、出力周波数を安定化
させるためにインバータ装置を使用することが多くなっ
てきており、例えばエンジンで駆動される交流発電機に
よって商用周波数の交流電力を出力する携帯用電源装置
においては、エンジンを回転数の高い領域にて運転させ
て発電機から高出力の交流電流を得、この交流電流を一
旦直流に変換した後、インバータ装置により商用周波数
の交流に変換して出力するようにした装置が、実開昭5
9−132398号公報等によって知られている。
ところで、このような交流電源装置において、その使用
用途によっては出力波形をできるだけ正弦波に返信した
ものにしたいという要請かあり、この要請に応えるべく
上記インバータ装置にパルス幅変調(PWM)方式を採
用した交流電源装置も検討され始めている(特開昭60
−82098号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、こうした交流電源装置の始動時に最初か
ら比較的大きな負荷が接続されていると始動電流か一時
的に大電流となって大きなピーク電流が流れる場合があ
り得、これは交流電源装置自体に悪影響を及はし易いた
め、こうしたピーク電流はできるだけ遮断したいが、一
方、出力電流の通電は継続したいという要請もある。
更に加えて、上記負荷が一時的に短絡状態となった場合
でも交流電源装置の回路保護を速やかに行なえることが
好ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、交流電源装
置の始動時に始動電流が一時的に大電流となっても交流
電源装置自体に悪影響を及はすことなく出力電流の通電
を継続できるように構成したインバータ装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、直流電源回
路の出力をスイッチング制御するスイッチング装置と、
所定周波数の正弦波基準信号を出力する正弦波形成回路
と、この正弦波基準信号を入力してパルス幅変調してP
WM信号を出力するパルス幅変調回路と、このパルス幅
変調回路から出力されるPWM信号に基づいて前記スイ
ッチング装置をスイッチング動作させるスイッチング制
御回路と、前記スイッチング装置に接続され、正弦波状
の交流電力を出力する出力回路とを有するインバータ装
置において、前記出力回路の交流出力電流の波形を検出
する波形検出回路と、この波形検出回路で検出される出
力電流波形の振幅が所定の振幅範囲を越えた場合にこの
振幅範囲を越えた部分の波形信号をフィードバック信号
として前記正弦波形成回路から出力される前記正弦波基
準信号と比較して差動増幅する補正回路とから成り、前
記パルス幅変調回路は、この補正回路からの出力信号を
入力してPWM信号を形成するように構成することを特
徴とするインバータ装置が提供される。
(作用) 所定周波数の正弦波基準信号をパルス幅変調してPWM
信号を形成し、このPWM信号に基づいて直流電源回路
の出力をスイッチング制御し、正弦波状の交流電力を出
力する。
更に、出力回路の交流出力電流の波形を検出し、この出
力電流波形の振幅が所定の振幅範囲を越えた場合にこの
振幅範囲を越えた部分の波形信号をフィードバック信号
として正弦波基準信号と比較して差動増幅して正弦波基
準信号を補正し、この補正された正弦波基準信号に基づ
きPWM信号を形成する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るインバータ装置を含むエンジン
発電機の全体構成図であり、図中1.2はそれぞれ交流
発電機の固定子に独立して巻装された出力巻線であり、
1は三相出力巻線、2は単相補助巻線である。また回転
子(図示せず)には多極の永久磁石の磁極が形成されて
おり、エンジン(図示せず)によって回転駆動されるよ
うに構成されている。三相出力巻線1の出力端は、3つ
のサイリスタと3つのダイオードとで構成されるブリッ
ジ整流回路3に接続され、ブリッジ整流回路3の出力端
は平滑回路4に接続される。
単相補助巻線2の出力端は、正負両極出力端子E、Fを
有する定電圧供給装置5に接続される。
定電圧供給装置5は2組の整流回路、平滑回路、定電圧
回路5aから成り、単相補助巻線2からの−の方向の電
流に対しては一方の組の各回路が働き、反対の方向の電
流に対しては他方の組の各回路が働き、これによって出
力端子E、  Fに夫々正負の定電圧が出力される。
6はサイリスタ制御回路であり、電源入力側の一端が定
電圧供給装置5の正極出力端子Eに接続され、他端が平
滑回路4の正極側端子とともに接地される。サイリスタ
制御回路6の信号入力端はコンデンサCI、抵抗R1〜
R3の直列回路で構成され、コンデンサC1側の一端は
定電圧供給装置5の正極出力端子Eに接続され、抵抗R
3側の他端は平滑回路4の負極側端子に接続される。抵
抗R1と抵抗R2との接続点はトランジスタQ1のベー
スに、このトランジスタQ1のコレクタはトランジスタ
Q2のベースに、このトランジスタQ2のコレクタはブ
リッジ整流回路3の各サイリスタのゲート入力回路に接
続され、抵抗R1と抵抗R2との接続点の電位に応して
ゲート入力回路の入力信号を制御するように構成されて
いる(サイリスタ制御回路6に関する詳細な説明は、本
願出願人による特願平1−230908号に開示される
のでここでは省略する)。
コンデンサC1と抵抗R1との接続点Kには過渡抑制回
路7の出力側が接続される。過渡抑制回路7によれば、
定電圧供給装置5の正極出力端子E側に設けられた定電
圧回路5aの入力側(G)にツェナーダイオードD1の
カソード側か接続され、ツェナーダイオードD1のアノ
ード側が抵抗を介して定電圧供給装置5の負極出力端子
Fに接続されるとともに、オペアンプから成る反転比較
器701の反転端子(−)に接続され、反転比較器70
1の非反転端子(+)は抵抗を介して接地される。反転
比較器701の出力側はNOR回路702の入力側に接
続され、一方NOR回路702の入力側のもう1つの端
子にはエンジン発電機の過電流状態とか等の、保護が必
要な状態になっていることを検出するための保護装置8
が接続され、保護が必要な状態を検出した時に高レベル
信号がNOR回路702に供給される。NOR回路70
2の出力側はインバータ703.抵抗を介してトランジ
スタQ3のベースに接続される。トランジスタQ3のエ
ミッタは定電圧供給装置5の負極出力端子Fに接続され
、一方コレクタは、抵抗R4を介して定電圧供給装置5
の正極出力端子Eに接続されるとともにコンデンサC2
を介して定電圧供給装置5の負極出力端子Fに接続され
る。コンデンサC2の正極端子にはトランジスタQ4の
ベースが接続され、トランジスタQ4のコレクタは定電
圧供給装置5の正極出力端子Eに接続され、一方エミッ
タは、ダイオードD2のアノードに接続されるとともに
サイリスク制御回路6のコンデンサC1と抵抗R1との
接続点Kに接続される。ダイオードD2のカソードはコ
ンデンサC2の正極端子に接続される。
平滑回路4の出力側はインバータ回路9(スイッチング
装置)に接続される。インバータ回路9は4つのFET
(電界効果トランジスタ)Q5〜Q8から成るブリッジ
回路で構成される。FETQ5〜Q8の各ゲート端子に
接続される駆動信号回路に関しては後述する。
インバータ回路9の出力側はローパスフィルタから成る
出力回路10を介して負荷(図示せず)が接続される出
力端子11.12に接続される。
出力回路10は、負荷に対し直列接続されるコイルLl
、L2、及び負荷に対し並列接続されるコンデンサC3
で構成されるローパスフィルタと、コイルL1とコンデ
ンサC3との間に、負荷に対して直列接続されるカレン
トトランスCT(波形検出回路)とから成る。
出力端子11.12の両端(ローパスフィルタを構成す
るコンデンサの両端H)は、分割抵抗や差動アンプから
成る検出回路13に接続される。
検出回路13は、出力端子11.12に現れる出力電圧
の波形どうしを直接比較することによって出力の波形歪
みあるいはオフセット成分を検出し、検出信号を出力す
るものである。
14は商用周波数、例えば50Hzまたは60Hzの正
弦波を発生する正弦波発振器(正弦波形成回路)である
。この正弦波発振器14の出力側は差動増幅器15の反
転入力端子(−)に接続される。差動増幅器15のオペ
アンプの非反転入力端子(+)には、本発明に係るピー
ク検出回路16の出力側か接続される。ピーク検出回路
16は高速タイプのオペアンプ3段にて構成され、各オ
ペアンプでのゲインを10倍程度にして高スルーレート
を得るようにするとともにそれ等を差動増幅器15を含
めて計4段重ねることによって高ゲインを確保するよう
にしている。
ピーク検出回路16は次のように構成される。
カレントトランスCTの二次側は反転増幅器1610入
力端に接続され、反転増幅器161の出力側はオフセッ
ト増幅器162及びオフセット増幅器163の各非反転
入力端子(+)に接続される。
164は上下限値設定回路であり、4つの直列抵抗から
成り、一端が定電圧供給回路5の正極出力端子Eに接続
され、他端が定電圧供給回路5の負極出力端子Fに接続
されるとともに、4つの直列抵抗の中心部が接地される
。この上下限値設定回路164により得られた所定の上
限電圧値がオフセット増幅器1B2のオペアンプの反転
入力端子(−)に供給され、また所定の下限電圧値がオ
フセット増幅器183のオペアンプの反転入力端子(−
)に供給される。
オフセット増幅器162の出力側はダイオードD3のア
ノードに接続され、オフセット増幅器163の出力側は
ダイオードD4のカソードに接続される。ダイオードD
3のカソードとダイオードD4のアノードとは非反転増
幅器165のオペアンプの非反転入力端子(+)に接続
されるとともに、抵抗を介して接地される。非反転増幅
器165の出力側(L)は差動増幅器15のオペアンプ
の非反転入力端子(+)に接続されるとともに抵抗を介
して接地される。差動増幅器15は後に詳述するように
、出力回路10の交流出力電流に応じたフィードバック
信号によって、正弦波発振器14から出力される正弦波
信号を補正するものである(差動増幅器15及びピーク
検出回路16が補正回路を構成する)。
差動増幅器15の出力側は差動増幅器17のオペアンプ
の反転入力端子(−)に接続され、差動増幅器17のオ
ペアンプの非反転入力端子(+)には検出回路13の出
力側が接続される。差動増幅器17は、正弦波発振器1
4から出力される正弦波の振幅基準レベルを検出回路1
3から出力される検出信号で補正し、補正された正弦波
信号を出力するものである。
18は矩形波発振器であり、この矩形波発振器18で発
振される矩形波の周波数は正弦波発振器14から出力さ
れる正弦波の周波数よりも格段に大きい値に設定される
。矩形波発振器18の出力側は積分回路19に接続され
、積分回路19は矩形波を積分して三角波信号に変換す
る。
差動増幅器17から出力される補正された正弦波信号と
積分回路19から出力される三角波信号とは重畳されて
インバータバッファ20(パルス幅変調回路)に供給さ
れる。インバータバッファ20は所定のしきい値(スレ
ッシュホールドレベル)を有し、このしきい値を越えた
レベルの信号が入力したときは低レベルの信号を出力し
、一方しきい値以下のレベルの信号が入力したときは高
レベルの信号を出力し、いわゆるパルス幅変調(PWM
)信号を形成するものであり、例えばゲート端子への人
力信号に対し固定されたしきい値を有するC −MOS
ゲートICで構成する。
インバータバッファ20の出力側は、インバータ21を
経てNAND回路22の一方の入力端に入力するととも
にそのまま直接NAND回路23の一方の入力端にも入
力する。NAND回路22の他方の入力端とNAND回
路23の他方の入力端には過渡抑制回路7のNOR回路
702の出力端Jが接続される。
NAND回路22.23の各出力側はFETゲート駆動
信号用回路24.25に夫々接続される。FETゲート
駆動信号用回路24はプッシュプル増幅器、サージ吸収
用ダイオード、低周波成分カット用のコンデンサC4、
パルストランスA、Cの一次側コイルから構成され、同
様にFETゲート駆動信号用回路25はプッシュプル増
幅器、サージ吸収用ダイオード、低周波成分カット用の
コンデンサC5、パルストランスB、 Dの一次側コイ
ルから構成される。
パルストランスAの二次側コイル(インバータ回路9内
に表示)は減衰抵抗、復調用のコンンデンサC6、双方
向電圧規制ダイオードD5. D6を介してFETQ5
のゲートに接続される。パルストランスB、C,Dの各
二次側コイルも、パルストランスへの二次側回路と全く
同様な回路を介してFETQ6.Q7.Q8の各ゲート
に夫々接続される(FETゲート駆動信号用回路24,
25及び各パルストランス、減衰抵抗、復調用コンデン
サ、双方向電圧規制ダイオード等によりスイッチング制
御回路が構成される)。
次に、以上のように構成されるインバータ装置を含むエ
ンジン発電機の作動について説明する。
エンジンの駆動に伴い三相出力巻線1から出力された三
相交流電力はブリッジ整流回路3で整流され、続く平滑
回路4で平滑されて直流電力に変換されるとともに、平
滑回路4での直流電圧の変動が抵抗R2,R3を介して
サイリスタ制御回路6で検出され、その検出信号に基づ
いてブリッジ整流回路3の各サイリスタの導通角を制御
することにより平滑回路4の出力電圧が所定の直流電圧
に安定に維持されるようなフィードバック制御が行われ
る。なおサイリスタ制御回路6には過渡抑制回路7から
の出力信号も入力するが、この信号に基づくサイリスタ
制御回路6及びブリッジ整流回路3の作動については後
述する。
インバータ回路9のFETQ5.Q7及びFETQ6.
Q8のゲートには後述するパルス幅変調信号(PWM)
信号が人力され、このPWM信号に応してFETQ5.
Q7及びFETQ6.Q8を交互に導通させることによ
り平滑回路4の直流出力をスイッチング制御して出力回
路10へ出力させる。出力回路ユOは高周波成分をカッ
トして商用周波数の交流電力を出力端子11.12から
負荷に供給する。
出力端子11に現れる出力電圧の波形と出力端子12に
現れる出力電圧の波形は、検出回路13で比較され、そ
の差、即ち出力電圧の波形の歪みあるいはオフセット成
分が検出され、その検出信号が差動増幅器17に出力さ
れる。
正弦波発振器14から出力された商用周波数の正弦波信
号は後に詳述する差動増幅器15の作動により交流出力
電流に応じてピーク値補正を行われた後、差動増幅器1
7に入力される。
差動増幅器17は、差動増幅器15から出力された補正
正弦波信号と検出回路13から出力された出力電圧の波
形の歪あるいは直流オフセット分等を含んたフィードバ
ック信号とを比較し、このフィードバック信号によって
補正正弦波信号の振幅基準レベルを補正し、この再度補
正された正弦波信号を出力する。
矩形波発振器18から出力された矩形波信号は積分回路
19で積分されて三角波信号に変換される。この三角波
信号と差動増幅器17からの補正正弦波信号とが重畳さ
れて重畳信号が形成され、インバータバッファ20に入
力される。インバータバッファ20では、重畳信号がし
きい値を越えるときには低レベルの信号を出力し、一方
しきい値以下のときには高レベルの信号を出力して、結
果的に三角波信号を搬送波とし、補正正弦波によりパル
ス幅変調されたPWM信号を出力することとなる。この
PWM信号は、補正された正弦波信号に基づき形成され
るため、交流出力電流のピーク値補正が行われることは
もとより(これについては後述する)前記出力電圧の歪
み及びオフセット成分を減少させることか可能となると
ともに、応答時間かコンパレータ(約1μ5ec)に比
べ格段に速いインバータバッファ(約50 n5cc)
をPWM信号の形成に使用するため搬送波の周波数をよ
り高くすることか可能となり、これにより出力波形をよ
り正弦波に近似させた、より高品質の交流電力を供給す
ることを可能ならしめる。
インバータバッファ20から出力されたPWM信号は一
方はインバータ21て反転されてNAND回路22へ、
他方はそのままNAND回路23へ入力される。NAN
D回路22.23には過渡抑制回路7から、過電流状態
等の、保護が必要な状態が検出された時またはエンジン
始動時等の低回転状態か検出された時に低レベル信号が
供給され、この時にはNAND回路22.23の出力は
PWM信号のいかんに拘らず高レベル信号となり、この
状態が継続されるためPWM信号は伝送されない。一方
、保護を必要とする状態が検出されず、かつエンジン回
転数も低回転でないときには過渡抑制回路7から高レベ
ル信号が供給され、この時にはNAND回路22.23
は夫々入力した反転または非反転PWM信号に応じて夫
々反転または非反転PWM信号を反転した信号を出力し
、FETゲート駆動信号用回路24にはPWM信号か、
またFETゲート駆動信号用回路25には反転したPW
M信号が供給される。
FETゲート駆動信号用回路24では、PWM信号は、
プッシュプル増幅された後、コンデンサC4で低周波成
分、即ち商用周波数成分がカットされる。コンデンサC
4を通過する直前の信号は基準レベルに対し振幅一定の
PWM信号であるが、この信号の平均電圧(積分値)は
、正弦波発振器14からの正弦波と同一の周期で変化し
ており、従ってこのPWM信号はこの正弦波と同一の周
波数(商用周波数)成分を含んでいる。このPWM信号
かコンデンサC4を通過した後は商用周波数成分とは逆
相にパルス列全体が上下して平均電圧が常時零であるパ
ルス信号列に変換される。
この平均電圧か常時零であるパルス信号列がパルストラ
ンスA、Cの各−次コイルに供給されるので、パルスト
ランスA、Cを構成するトランスコアには、商用周波数
成分による磁気飽和の悪影響かほとんどなくなり、従っ
てトランスA、Cは、PWM搬送周波数で磁気飽和しな
い程度の小型サイズのもので構成することが可能となる
FETゲート駆動信号用回路25の作動も上記FETゲ
ート駆動信号用回路24の作動と全く同様である。
パルストランスAの二次コイルから出力したパルス信号
はツェナーダイオードD5.D6の各降伏電圧と比較さ
れ、各降伏電圧を越えた分によりコンデンサC6が充放
電され、コンデンサC6の両端には各降伏電圧を越えた
分による平均電圧(これは商用周波数を有する)が現れ
る。従って、FETQ5のゲート・ソース間には、商用
周波数を有するコンデンサC6の両端電圧と、パルスト
ランスAの二次コイルから出力したパルス信号とが重畳
した信号、即ちコンデンサC4を通過前のPWM信号か
復調される。FETQ5は、PWM信号の正パルスかゲ
ートに入力されている間だけ導通する。
パルストランスCの二次コイルから出力したパルス信号
も上述のパルストランスAの二次コイルから出力したパ
ルス信号と全く同様に処理され、FETQ7の導通はF
ETQ5の導通と同じタイミングで行われる。
パルストランスB、Dの二次コイルから出力したパルス
信号も上述のパルストランスA、Cの二次コイルから出
力したパルス信号と全く同様に処理される。但しパルス
トランスB、Dに入力するPWM信号とパルストランス
A、Cに入力するPWM信号とは位相が逆であるから、
FETQ5゜Q7が導通するときはFETQ6.Q8が
非導通となり、反対にFETQ5.Q7が非導通となる
ときはFETQ6.Q8が導通するように作動する。
以上のように、出力波形に基づきフィードバック補正さ
れた商用周波数の正弦波を高周波の三角波でパルス幅変
調し、このパルス幅変調信号に基づきインバータ回路9
てスイッチング制御が行われ、その後出力回路10て搬
送周波数成分がカットされ、はぼ正弦波に近似した商用
周波数の交流電力が出力端子11.12から負荷に供給
される。
以上のインバータ回路9及び検出回路13乃至FETゲ
ート駆動信号用回路25(但し、差動増幅器15及びピ
ーク検出回路16を除く)の構成及び作動に関する、よ
り詳細な説明は、既に本願出願人により平成2年11月
13日付で出願されたインバータ装置に記載されている
次に過渡抑制回路7の作動を説明する。
エンジン始動直後は交流発電機の出力電圧が低いため、
定電圧供給装置5を構成する定電圧回路5aの入力端の
電圧は低く、従って始動当初、ツェナーダイオードD1
の降伏電圧(定格運転時の回転数よりも低い値に設定し
たエンジン回転数の設定値に相当)を越えることはなく
、ツェナーダイオードD1は非導通である。そのため反
転比較器701の反転端子(−)は低レベルであり、反
転比較器701の出力は高レベルとなる。
NOR回路702は入力側の少なくとも一方に高レベル
信号が入力すれば低レベル信号を出力するのて、NOR
回路702の出力は、反転比較器701の高レベル出力
または保護装置8の高レベル出力で低レベルとなる。
この低レベル信号がインバータ703て反転されて高レ
ベル信号となり、トランジスタQ3を導通してコンデン
サC2を放電させる。従ってトランジスタQ4は非導通
となり、コンデンサC1と抵抗R1との接続点にの電位
は低レベルとなる。
従ってサイリスタ制御回路6のトランジスタQ1は非導
通となり、トランジスタQ2は導通となり、ブリッジ整
流回路3の各サイリスタのゲートには低レベル信号が供
給される。これにより、各サイリスタは導通せず、ブリ
ッジ整流回路3は整流出力を供給しない。即ち、エンジ
ン回転数が設定値以下であるか、または保護が必要な状
態が検出されたときにはブリッジ整流回路3は整流出力
を供給しないようにされ、これによりエンジン始動時に
おけるインバータ回路の不安定動作が抑制されるととも
に過負荷による過電流状態等の、保護が必要とされる状
態が検出された時の出力供給も停止される。
次に、エンジン始動後、交流発電機の出力電圧が徐々に
上昇し、定電圧回路5aの入力端の電圧が高くなり、ツ
ェナーダイオードD1の降伏電圧を越えると、即ちエン
ジン回転数が設定値を越えるとツェナーダイオードD1
は導通し、反転比較器701の反転端子(−)は高レベ
ルに転じ、反転比較器701の出力は低レベルとなる。
このとき保護が必要な状態が検出されていなければ、N
OR回路702の出力は高レベルに転じ、インバータ7
03の出力は低レベルとなる。従ってトランジスタQ3
は非導通となり、コンデンサC2は抵抗R7を介して充
電される。この充電によりコンデンサC2の正極側電位
は、コンデンサC2の容量及び抵抗R7の抵抗値で決ま
る時定数に基づき徐々に上昇する。コンデンサC2の正
極側電位の上昇によりトランジスタQ4が導通するが、
このトランジスタQ4の導通によりトランジスタQ4の
エミッタ電位が上昇してトランジスタQ4のベース電位
より高くなるようなことがあればトランジスタQ4は非
導通に転じるので、K点の電位はコンデンサC2の正極
側電位より僅か低い値に常時維持されることになる。従
ってに点の電位は、エンジン回転数が設定値を越えた時
点以降、コンデンサC2の容量及び抵抗R7の抵抗値で
決まる時定数に基づき徐々に上昇することとなる。
従って、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧は
徐々に上昇してトランジスタQ1は徐々に導通し、トラ
ンジスタQ2は徐々に非導通となり、ブリッジ整流回路
3の各サイリスタに入力するゲート電圧は徐々に上昇し
、徐々に導通角を広げていくことになる。そして最終的
にに点電位が略定電圧供給装置5の正極出力電位に至り
、各サイリスクのゲート電圧は抵抗R1と抵抗R2との
接続点の電位を所定値に維持するための所定のフィード
バック制御入力値に至る。
斯くして、たとえエンジン始動のとき出力端子11.1
2に負荷が接続されたままの状態であってもブリッジ整
流回路3の各サイリスタに急激に電流が突入することを
防止できるものである。それと同時に、ブリッジ整流回
路3の各サイリスタに入力するゲート電圧が徐々に上昇
するように制御されることにより、平滑回路4の直流出
力はエンジン始動後徐々に上昇し、これによりインバー
夕回路9の各FETに対して急激な電圧変化が加わるこ
とも防止される。こうした防止効果は、エンジン始動時
に出力端子11.12に接続されている負荷が大きい程
大きく、特に負荷が短絡状態にある場合にはサイリスク
やFETに対する悪影響の抑制効果がきわめて大きい。
次に、本発明に係るピーク検出回路16及び差動増幅器
15の作動について説明する。
まずカレントトランスCTにより交流出力電流を検出す
る。交流出力電流を出力回路10のコイルL1とコンデ
ンサC3との間から検出するので、インバータ回路9に
流れる電流を位相遅れなく検出できるとともに、インバ
ータ回路9かスイッチング動作することでインバータ回
路9の出力電圧値が急激に変化するが、それに伴う外乱
を除去した交流出力電流を検出できる。
検出された交流出力電流はピーク検出回路16の反転増
幅器181で反転増幅されてオフセット増幅器162,
163に夫々出力される。オフセット増幅器162では
、反転増幅器161からの出力の振幅を、上下限値設定
回路164からオペアンプの反転端子(−)に人力した
所定の上限電圧値と比較し、このピーク電流判別のしき
い値となる所定の上限電圧値を越えた分のみを増幅する
(オフセット増幅)。オフセット増幅器163では、反
転増幅器161からの出力波形の振幅を、上下限値設定
回路164からオペアンプの反転端子(−)に入力した
ピーク電流判別のしきい値となる所定の下限電圧、値と
比較し、この所定の下限電圧値を下回った分のみを増幅
する(オフセット増幅)。オフセット増幅器182.1
133の出力はダイオードDB、D4を夫々通過して重
畳される。従ってこの重畳後の信号は、増幅された交流
出力電流が所定の上限電圧値を越えた部分のみまたは下
限電圧値を下回った部分のみが合成された信号であり、
増幅された交流出力電流が所定の上下限電圧値を越えな
いときにはこの合成信号は零レベルを維持することとな
る。
この合成信号は非反転増幅器】65て増幅されたあと、
差動増幅器15のオペアンプの非反転端子(+)に入力
される。差動増幅器15では、この合成信号が正弦波発
振器14からの正弦波と比較され、差動増幅される。即
ち、交流出力電流が所定の上下限電圧値を越えた場合、
その越えた量に応じてフィードバック補正が行われて対
応する正弦波のピーク部が潰され、このピーク部が補正
された正弦波が次の差動増幅器17に出力される。
その結果、このように補正された正弦波に基づいて行わ
れるパルス幅変調制御によって得られる交流出力電流は
対応するピーク部が潰され、これにより交流出力電流の
ピーク電流値が制限されたことになる。なお、過電流が
流れたときにピーク電流値を制限するだけで、電流供給
を遮断してしまうことはせず、従って一時的に出力のピ
ーク電流値が大きくなる負荷にも同等支障なく通電状態
を継続させることができる。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明は、直流電源回路の出力をス
イッチング制御するスイッチング装置と、所定周波数の
正弦波基準信号を出力する正弦波形成回路と、この正弦
波基準信号を入力してパルス幅変調してPWM信号を出
力するパルス幅変調回路と、このパルス幅変調回路から
出力されるPWM信号に基づいて前記スイッチング装置
をスイッチング動作させるスイッチング制御回路と、前
記スイッチング装置に接続され、正弦波状の交流電力を
出力する出力回路とを有するインバータ装置において、
前記出力回路の交流出力電流の波形を検出する波形検出
回路と、この波形検出回路で検出される出力電流波形の
振幅が所定の振幅範囲を越えた場合にこの振幅範囲を越
えた部分の波形信号をフィードバック信号として前記正
弦波形成回路から出力される前記正弦波基準信号と比較
して差動増幅する補正回路とから成り、前記パルス幅変
調回路は、この補正回路からの出力信号を入力してPW
M信号を形成するように構成するので、交流出力電流の
ピーク電流値を所定範囲内に制限して過電流保護を行う
ことができ、このため、例えば−時的にピーク電流値が
大きくなる負荷に対しても同等支障なく通電状態を継続
させることができる。
また、交流出力電流のピーク電流値のみを抑制しながら
電流供給を継続することができるので、電動機等のよう
な始動電流の大きな負荷でもすみやかに定常運転状態に
至らせることができる。
更に請求項3に記載のように、前記出力回路はコイル及
びコンデンサから成るローパスフィルタで構成されると
ともに、これらコイルとコンデンサとの間にカレントト
ランスを設け、前記波形検出回路はこの出力回路のカレ
ントトランスから前記交流出力電流の波形を検出するの
で、交流出力電流を位相遅れなく検出できるとともに、
スイッチング時の外乱を受けることなく交流出力電流を
検出でき、従って高速で精度の良い過電流保護システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るインバータ制御式エンジン発電機
の全体構成図である。 9・・・インバータ回路(スイッチング装置)。 ユO・・出力回路。 ]4・・・正弦波発信器(正弦波形成回路)。 15.16・・・差動増幅器、ピーク検出回路(補正回
路)。 20・・・インバータバッファ(パルス幅変調回路)1
CT・・・カレントトランス(波形検出回路)。 出願人   本田技研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直流電源回路の出力をスイッチング制御するスイッ
    チング装置と、所定周波数の正弦波基準信号を出力する
    正弦波形成回路と、この正弦波基準信号を入力してパル
    ス幅変調してPWM信号を出力するパルス幅変調回路と
    、このパルス幅変調回路から出力されるPWM信号に基
    づいて前記スイッチング装置をスイッチング動作させる
    スイッチング制御回路と、前記スイッチング装置に接続
    され、正弦波状の交流電力を出力する出力回路とを有す
    るインバータ装置において、前記出力回路の交流出力電
    流の波形を検出する波形検出回路と、この波形検出回路
    で検出される出力電流波形の振幅が所定の振幅範囲を越
    えた場合にこの振幅範囲を越えた部分の波形信号をフィ
    ードバック信号として前記正弦波形成回路から出力され
    る前記正弦波基準信号と比較して差動増幅する補正回路
    とから成り、前記パルス幅変調回路は、この補正回路か
    らの出力信号を入力してPWM信号を形成するように構
    成することを特徴とするインバータ装置。 2、前記補正回路は、前記出力回路の交流出力電流の1
    サイクルを正、負の半サイクルずつオフセット増幅して
    、前記交流出力電流の前記所定の振幅範囲を越える部分
    に対応する信号のみを取出し、この取出された夫々の信
    号を合成して前記フィードバック信号を形成することを
    特徴とする請求項1記載のインバータ装置。 3、前記出力回路はコイル及びコンデンサから成るロー
    パスフィルタで構成されるとともに、これらコイルとコ
    ンデンサとの間にカレントトランスを設け、前記波形検
    出回路はこの出力回路のカレントトランスから前記交流
    出力電流の波形を検出することを特徴とする請求項1記
    載のインバータ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511796U (ja) * 1991-07-24 1993-02-12 澤藤電機株式会社 給電装置
RU2644118C1 (ru) * 2015-10-06 2018-02-07 Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" Генераторное устройство для возбуждения ультразвуковых излучателей
KR102475112B1 (ko) * 2021-08-18 2022-12-07 지엔에스엠 주식회사 인버터 보호장치

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RU2644118C1 (ru) * 2015-10-06 2018-02-07 Акционерное Общество "Концерн "Океанприбор" Генераторное устройство для возбуждения ультразвуковых излучателей
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