JP3051806B2 - 系統連系型インバータ制御装置 - Google Patents

系統連系型インバータ制御装置

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JP3051806B2 JP5295352A JP29535293A JP3051806B2 JP 3051806 B2 JP3051806 B2 JP 3051806B2 JP 5295352 A JP5295352 A JP 5295352A JP 29535293 A JP29535293 A JP 29535293A JP 3051806 B2 JP3051806 B2 JP 3051806B2
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池等の直流電源
から出力される直流電力を商用系統電源に連系させるた
め交流電力に変換し、商用系統電源の0クロスポイント
を正確に検出し、インバータ出力を商用系統電源に同期
させ、直流電源からの出力電力を一般負荷に供給できる
ようにした系統連系型インバータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の系統連系型インバータ制御
装置を適用した系統連系型太陽光発電システムの一例を
示す。このシステムは、太陽電池32の直流電力をPW
M(パルス幅変調)制御される系統連系インバータ31
で交流電力に変換し、絶縁商用トランス34を介し、商
用系統電源33と連系させて負荷35に供給するもので
ある。この従来例の場合、商用系統電圧の0クロスポイ
ント検出のための基準電圧は固定型で予め設定したもの
である。
【0003】系統連系インバータ31は、入力コンデン
サ36,FETブリッジ37,出力フィルター機能をも
ちPWM変調された矩形波を正弦波に変える出力チョー
クコイル38およびコンデンサ39,インバータ停止時
あるいは異常発生時に系統連系インバータ31を,商用
系統電源33および負荷35から切り離すための連系リ
レー40,インバータ出力電流検出器41,商用系統電
圧検出器42,および制御部43から構成される。制御
部43は次の各要素から構成されている。すなわちFE
Tブリッジ37を駆動制御するゲートドライブ回路44
と、PWM変調制御部45と,誤差増幅器46と,基準
正弦波信号発信制御部47と,同期信号検出部48とか
ら構成されている。ここで同期信号検出部48のブロッ
ク図を図5に示す。図5に沿って説明を行う。
【0004】商用系統電圧検出器42により,商用系統
電圧を分圧した商用系統電圧信号を図中の比較器49,
50に入力し、比較器49,50のもう一方の入力とし
てそれぞれ基準電圧Vrefを入力する。比較器49の
出力は基準電圧Vrefより高い場合にHIGHパルス
(以後“H”)を出力し、比較器50の出力は基準電圧
Vrefより低い場合に“H”を出力する。つまり商用
系統電圧がそれぞれ正電位の時、負電位の時に“H”と
なる正方向,負方向の各パルス信号を出力している。
【0005】さらに正方向信号と負方向信号をNORゲ
ート51に入力することで正方向信号と負方向信号の変
わり目をそれぞれ信号の立ち上がり時間を利用すること
で得ている。すなわち,前記NORゲート51の出力
が、前記商用系統電源の電圧正弦波波形の0クロスポイ
ントを検出した信号となる。以上のような方法により検
出した0クロスポイントと同期させ、基準正弦波信号発
信制御部47で基準正弦波信号を発振し、出力電流信号
と誤差増幅器46で誤差増幅した信号をPWM変調制御
部45でPWM変調し,ゲートドライブ回路44でゲー
トドライブ信号とする。
【0006】以上示したように商用系統電圧の0クロス
ポイントを検出するためには、商用系統電圧信号と基準
電圧を比較するが、以下に示す2つの場合がある。
【0007】商用系統電圧信号を2極性にし、基準電圧
としてグランドラインを入力する場合、商用系統電圧信
号のオフセットを正確に予め設定しておくことが必要に
なる。
【0008】また,もう一方の場合として商用系統電圧
信号を1極性の信号にした場合,基準電圧を予め商用系
統電圧信号の振幅のちょうど中心に設定する必要があ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】系統連系インバータの
出力は、商用系統電源と同位相であることが必要であ
る。
【0010】電流制御型インバータの場合,出力電流を
制御する基準正弦波信号を基にPWM変調するため、基
準正弦波信号と商用系統電圧を同位相にする必要があ
る。
【0011】基準正弦波信号を系統電圧の0クロスと同
期させ、同方向に発振するためには、正確な商用系統電
圧の0クロスポイント及び正負方向を検出しなければな
らない。
【0012】この0クロスポイントを信号として検出す
る場合、従来技術では、0クロス電圧となる基準電圧を
予め設定しておくことが必要になる。基本的に商用系統
電源は一定周波数(50/60Hz)であるため、0ク
ロス間の時間は一定であるといえる。しかし、基準電圧
の設定は徴調整が必要で、正確な設定は困難である。ま
た、状態により設定しておいた基準電圧が0クロス電圧
とずれる可能性があり、このような場合、正確な0クロ
スポイント,正負方向の検出ができず、基準正弦波信号
が商用系統電源と同期がとれず、インバータの出力電流
に遅れ、または進みが生じることになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は太陽電池などの
直流電源で発電した直流電力を商用系統電源に連系させ
るため交流電力に変換し、商用系統電源と同期させ負荷
に供給できるようにした系統連系インバータ制御装置で
あって、スイッチングパターン信号に基づいてスイッチ
ング素子のブリッジをON/OFF制御して太陽電池等
の直流電源を電源から入力した直流電力を交流電力に変
換し、商用系統電源に連系して負荷に供給する手段と、
基準正弦波信号に基づいたパルス幅変調により前記スイ
ッチングパターン信号を生成する手段と、商用系統電圧
を検出する手段と、基準電圧を発生させる手段と、基準
電圧と商用系統電圧信号を比較し、結果をパルス信号と
して出力する手段と、前記パルスの立ち上がりエッジ,
立ち下がりエッジを検出する手段と、前記パルスの幅
(時間)を計測する手段と、前記パルスの幅を記憶する
手段と、前回検出したパルス幅と今回検出したパルス幅
を比較する手段と、前回のパルス幅と今回のパルス幅の
比較,及びパルスの極性(HIGH/LOW)によって
前記基準電圧の変化の方向を判断する手段と、前記パル
ス幅が常に一定になるように前記基準電圧を周期的に1
段階ずつ増加または減少させる方向に変化させる手段
と、前記各エッジと同期して、極性にあった方向に前記
基準正弦波信号を発振する手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0014】
【作用】本発明の系統連系インバータは正弦波信号でP
WM変調を施されたゲートドライブ信号によって、ブリ
ッジ回路をスイッチングすることでその出力電流に正弦
波電流が流れるように制御している。この時、前記正弦
波信号として基準正弦波信号とインバータ出力電流信号
との誤差増幅信号を用いている。すなわち,インバータ
出力電流が基準正弦波信号と一致するようにフィードバ
ック制御されることになる。基準正弦波信号の振幅によ
り出力電流の大きさが決まり、インバータ出力電流は基
準正弦波信号と同位相となる。
【0015】そこで、基準正弦波信号の発振を商用系統
電圧波形の0クロスポイントと同期させることでインバ
ータ出力と商用系統電源が同位相となる。
【0016】商用系統電圧波形の0クロスポイント検出
は以下のように行う。
【0017】制御方法としては基準電圧を出力し、商用
系統電圧波形1周期分と比較を行った結果、HIGHと
LOWの信号の各パルス幅を記憶し、比較する。このと
きHIGHがLOWより長かった場合、基準電圧は0ク
ロス電圧より下にあることになり、次回には基準電圧を
増加させる。また、このとき、HIGHがLOWより短
かった場合、基準電圧は0クロス電圧より上にあること
になり次回において基準電圧を減少させる。このように
それぞれ2回計測した結果のHIGH時間とLOW時間
の差により基準電圧を増加あるいは減少させることによ
り、商用系統電圧の波形から正確に0クロスポイントを
検出することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る系統連系型インバータ制
御装置の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施例に係る制御装置を適
用した系統連系型太陽光発電システムの構成図である。
本システムにおいて、太陽電池2は系統連系インバータ
に接続され、系統連系インバータ1はPWM制御によっ
て太陽電池2が出力する直流電力を商用系統電源3と同
位相の交流電力に変換し、絶縁商用トランス4を介して
商用系統電源3と連系させて一般家庭用電気製品などの
負荷5に電力を供給するものである。系統連系インバー
タ1は電圧型電流PWM制御型インバータであり、太陽
電池2からの入力電力の変動を抑える入力コンデンサ
6,DC−AC変換用のスイッチング素子としてのFE
Tブリッジ7,出力フィルターとして機能しPWM変調
された矩形波を正弦波に変える出力チョーク8およびコ
ンデンサ9,インバータ停止時あるいは異常発生時に系
統連系インバータ1を、商用系統電源3および負荷5か
ら切り離すための連系リレー10,インバータ出力電流
検出用変流器11,商用系統電圧検出用変圧器12,お
よび制御部13から構成される。
【0020】FETブリッジ7における4つのトランジ
スタQ1〜Q4のそれぞれにはフライホイールダイオー
ドがそれぞれ逆極性に接続されている。FETブリッジ
7は後述するゲートドライブ回路14の制御によって、
トランジスタQ1,Q2を同時にONしたときにトラン
ジスタQ3,Q4は同時OFFされ、逆に、トランジス
タQ3,Q4を同時ONしたときにトランジスタQ1,
Q2を同時OFFとされるように構成されている。制御
部13は、次の各部から構成されている。すなわち、F
ETブリッジ7を駆動制御するゲートドライブ回路14
と、PWM変調制御部15と、誤差増幅器16と、信号
演算処理部17と、同期信号検出部18から構成されて
いる。図2に示すように同期信号検出部18は主に比較
器19とネットワーク抵抗器20の簡単な回路から構成
される。また、信号演算処理部はCPUを中心としたデ
ィジタル回路で構成される。
【0021】次に以上の構成の系統連系型太陽光発電シ
ステムの動作を説明する。
【0022】系統連系インバータ1はPWM変調制御部
15によってPWM制御を施されたゲートドライブ回路
14から出力されるゲートパルス信号S8に基づいて、
FETブリッジ7における1対のスイッチングトランジ
スタのQ1,Q2,および1対のスイッチングトランジ
スタQ3,Q4を交互にON/OFFスイッチングする
ことにより、この連系インバータ1の出力電流を制御
し、太陽電池2の出力を負荷5に供給する。この場合、
PWM変調制御部15は基準正弦波信号S4とインバー
タ出力電流信号S5の誤差増幅信号S6をスイッチング
搬送波となる三角波と比較することによりPWM波形と
してのスイッチングパターン信号S7を生成し、ゲート
ドライブ回路14に出力する。スイッチングパターン信
号S7を入力したゲートドライブ信号回路14は、ゲー
トパルス信号S8をFETブリッジ7に出力し、トラン
ジスタQ1,Q2およびトランジスタQ3,Q4をON
/OFFして矩形波を生成する。その矩形波は、出力チ
ョーク8と平滑コンデンサ9からなる出力フィルターに
よって正弦波電流に変換され、商用絶縁トランス4を介
して負荷5に供給される。
【0023】次に0クロスポイント検出方法について説
明する。
【0024】商用系統電圧は商用系統電圧検出用変圧器
12により商用系統電圧信号S1に変換され、比較器1
9の入力となる。ここでS1は1極性とし、0〜V
1(VP-P)の電圧信号となる。比較器19のもう一方の
入力は、信号演算処理部17から出力される後述するデ
ィジタルデータを基に、ネットワーク抵抗器20で電圧
信号に変換した基準電圧信号S2である。比較器の出力
は、これらの2信号の大小により、HIGH(以後
“H”)あるいはLOW(以後“L”)の同期パルス信
号S3が出力される。本実施例の場合、商用系統電圧信
号S1が基準電圧信号S2より大きい場合、“H”を出
力し、また逆に商用系統電圧信号S1が基準電圧信号S
2より小さい場合、“L”を出力する。比較器19の出
力である同期パルス信号S3は信号演算処理部17に入
力される。信号演算処理部17では、同期パルス信号S
3の立ち上がりエッジあるいは、立ち下がりエッジを検
出し、エッジ間の時間、すなわち同期パルス信号S3の
パルス幅を計測し、ディジタル値として一時記憶させ
る。再び次のエッジまでの時間を計測し、前回の計測し
たディジタル値と比較を行う。また、この時、検出した
同期パルス信号S3が“H”であるかあるいは“L”で
あるかを判断する。すなわち、同期パルス信号S3の1
周期のデューティ比(“H”と“L”の比)を検出す
る。
【0025】以下に基準電圧信号S2の制御方法を示
す。
【0026】信号演算処理部17では、基準電圧信号S
2の基となる基準電圧データD1(本実施例では8ビッ
トディジタル値)を同期信号検出部18に出力する。こ
の基準電圧データD1と基準電圧信号S2との関係は線
形である。基準電圧信号S2は商用系統電圧信号S1の
振幅のちょうど中心付近の電圧にある幅をもたせる。す
なわち、この電圧幅で基準電圧信号S2は可変できるよ
うにする。基準電圧データD1を増加減少させることに
より、基準電圧信号S2は変化させ、正確な0クロスポ
イントを検出する。
【0027】図3を参考にしながら説明する。
【0028】基準電圧信号S2を出力した結果、“H”
>“L”となった場合、基準電圧信号S2が商用系統電
圧信号S1の振幅の中心となる電圧より低い状態であ
る。<図3A> 基準電圧信号S2を増加させるため、信号演算処理部1
7において基準電圧データD1を1段階増加させ出力す
る。
【0029】基準電圧信号S2を出力した結果、“L”
>“H”となった場合、基準電圧信号S2が商用系統電
圧信号S1の振幅の中心となる電圧より高い状態であ
る。<図3B> 基準電圧信号S2を減少させるため、信号演算処理部1
7において基準電圧データD1を1段階減少させ出力す
る。
【0030】以上の制御を繰り返し行なうことにより、
基準電圧信号S2を商用系統電圧信号S1の振幅の中心
となる電圧にすることが可能となり、その結果、商用系
統電圧0クロスポイントを正確に検出することが可能と
なる。信号演算処理部17では、以上のような方法で検
出した0クロスポイント(パルス信号3の立ち上がり、
立ち下がりエッジ)と同期させ、基準正弦波信号S4を
発振させる。この時、同期パルス信号S3が、“H”で
ある場合には基準正弦波信号S4を正方向に、また、
“L”である場合には、基準正弦波信号S4を負方向に
発振させる。また、基準正弦波信号S4は、その振幅の
大きさによって、PWMパターンが決定し、太陽電池2
の動作点が定まり、それに従っ系統連系インバータ1の
出力電流が得られる。
【0031】以下に基準正弦波信号S4の発振方法を示
す。
【0032】基準正弦波信号の半周期分のデータをある
時間間隔で分解した時の各振幅値をディジタル値として
あらわす。本実施例の場合、周波数が60Hzで半周期
が1/120秒,これを128等分した約65.1μs
ecを単位周期とする。この場合、基準正弦波信号の半
周期分は時間軸方向で128個ディジタル値で構成され
ることになる。基準正弦波信号の半周期分の128個の
ディジタル値を予め、信号演算処理部において記憶させ
ておく。基準正弦波信号S4の発振は、同期検出部から
の同期パルス信号S3のエッジにより信号演算処理部1
7内のタイマをスタートさせ、最初のデータを読み出
し、半周期,1/120秒を128等分した65.1μ
secの経過を待って2番目のデータを読み出す。すな
わち、基準正弦波のディジタル値を65.1μsecご
とに順次読みだし,それらのディジタル値をD/Aコン
バータによってD/A変換して基準正弦波信号S4を生
成する。128個のディジタル値を振幅の違いにより複
数種類記憶させておくと出力電流を可変することが可能
となる。またこの時、パルス信号3により商用系統電圧
波形の正負方向を検出し、商用系統電圧波形の正負方向
に合わせ、データを出力することにより、商用系統電圧
と同位相の正弦波電流を出力することができる。
【0033】本実施例では、以上の制御を信号演算処理
部1でマイクロコンピュータを用いたソフトウェア制御
によって実現している。
【0034】以上のような制御を行うことにより、正確
な商用系統電圧波形の0クロスポイントを検出すること
が可能となり、インバータ出力を商用系統電源と同期さ
せることが可能となる。また、信号処理の多くの部分を
ディジタル処理しているので制御部13の簡素化をはか
れるとともに高調波ひずみが小さな高品質な出力電流波
形を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、基準電圧を
変化させながら、インバータの商用系統電圧波形の0ク
ロスポイントを検出し、その0クロスポイントと同期さ
せて商用系統電圧と同位相で、基準正弦波信号を発振さ
せ、インバータの出力電流と商用系統電源を同位相とな
るよう制御するものである。
【0036】本発明によれば、自動的に基準電圧を設定
することにより、商用系統電圧波形の0クロスポイント
を正確に検出することができ、ディジタル的に行うため
制御回路が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る系統連系型インバータ
制御装置を適用した系統連系型太陽光発電システムの構
成図である。
【図2】実施例における同期信号検出部の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】商用系統電圧信号と基準電圧信号と比較器の出
力パルス信号の関係をあらわす波形図である。
【図4】従来例に係る系統連系型インバータ制御装置を
適用した系統連系型太陽光発電システムの構成図であ
る。
【図5】従来例における同期信号検出部の内部構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 系統連系インバータ 2 太陽電池 3 商用系統電源 4 絶縁商用トランス 5 負荷 6 入力コンデンサ 7 FETブリッジ 8 出力チョークコイル 9 平滑コンデンサ 10 出力連系リレー 11 変流器 12 変圧器 13 制御部 14 ゲートドライブ回路 15 PWM変調制御部 16 誤差増幅器 17 信号演算処理部 18 同期信号検出部 19 比較器 20 抵抗器 S1 商用系統電圧信号 S2 基準電圧信号 S3 同期パルス信号 S4 基準正弦波信号 S5 インバータ出力電流信号 S6 誤差増幅信号 S7 スイッチングパターン信号 S8 ゲートパルス信号
フロントページの続き (72)発明者 中田 浩史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 藤井 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−227757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02J 3/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチングパターン信号に基づいてス
    イッチング素子のブリッジをON/OFF制御して太陽
    電池等の直流電源から入力した直流電力を交流電源に変
    換し、商用系統電源に連系して負荷に供給する手段と、 基準正弦波信号に基づいたパルス幅変調により前記スイ
    ッチングパターン信号を生成する手段と、 商用系統電圧を検出する手段と、 基準電圧を発生させる手段と、 基準電圧と商用系統電圧信号を比較し、結果をパルス信
    号として出力する手段と、 前記パルスの立ち上がりエッジ,立ち下がりエッジを検
    出する手段と、 前記パルスの幅(時間)を計測する手段と、 前記パルスの幅を記憶する手段と、 前回検出したパルス幅と今回検出したパルス幅を比較す
    る手段と、 前回のパルス幅と今回のパルス幅の比較結果、及びパル
    スの極性によって前記基準電圧の変化の方向を判断する
    手段と、 前記パルス幅が常に一定になるように前記基準電圧を周
    期的に1段階ずつ増加または減少させる方向に変化させ
    る手段と、 前記各エッジと同期して、極性にあった方向に前記基準
    正弦波信号を発振する手段とを備えたことを特徴とする
    系統連系型インバータ制御装置。
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