JPH05117466A - 無機添加剤の助けにより安定化されたハロゲン化ポリマー組成物 - Google Patents

無機添加剤の助けにより安定化されたハロゲン化ポリマー組成物

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JPH05117466A
JPH05117466A JP4086967A JP8696792A JPH05117466A JP H05117466 A JPH05117466 A JP H05117466A JP 4086967 A JP4086967 A JP 4086967A JP 8696792 A JP8696792 A JP 8696792A JP H05117466 A JPH05117466 A JP H05117466A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩素化されたポリマーに基づく安定化された
組成物に関する。 【構成】 a)有効量の有機亜鉛又はカドニウム化合
物、b)有効量の有機カルシウム、マグネシウム、バリ
ウム又はランタニド化合物、c)下記一般式(I): 【化1】 〔式中、yは0<y≦1.7であるような整数又は分数
でのモル数を表わし,xは,0<x≦0.7であるよう
な整数又は分数でのモル数を表わし、zは,3以上の又
は3に等しい整数又は分数を表わす〕により全体的に示
される、有効量の少なくとも1種の非晶性塩基性アルミ
ニウムマグネシウムカーボネートを含むことを特徴とす
る、塩素化されたポリマーに基づく安定化された組成物
に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ハロゲン化されたポリマー及び
より特定には、塩素化されたポリマーに基づく新規の安
定化された組成物に関する。
【0002】塩素化されたポリマー及び特にポリ塩化ビ
ニル(PVC)は、加熱により処理される場合、脱塩酸
化し、塩酸を開放する傾向があり;これは、前記ポリマ
ーの色彩の原因であるポリエン二重結合の形成をもたら
す。
【0003】多くの添加剤は、一方では、塩酸の形成を
制限し、又はそれを固定し、そして他方、ポリエン二重
結合の生成反応を遅めることが知られている。F.Ch
evassus(1957−Amphora出版)によ
る“ポリ塩化ビニルの安定化”の研究が言及されてい
る。
【0004】カルシウム、バリウム又はマグネシウムの
有機化合物と組合して、有機亜鉛及びカドニウム化合物
は特に、塩素化されたポリマーのための基本的な安定剤
として広く使用される。しかしながら、ほとんどの場
合、それらは、他の安定剤(時々第2安定剤と呼ばれ
る)と共に使用される必要がある。
【0005】従って、特許FR−A−2,297,22
7号は、有機金属塩、たとえば特に亜鉛、カルシウム及
びバリウム塩及びβ−ジケトンにより効果的に安定化さ
れたPVC組成物を記載する。
【0006】特許FR−A−2,483,934号は、
亜鉛化合物と共にマナセアイトの使用を記載するが、し
かしその結果は、PVCの色彩が関与する場合、良好で
ない。特許EP−A−63,180号は、有機金属塩、
βジケトン又はβ−ジケトンの金属エノレート及びマナ
セアイトを使用することを提供する。これらの安定化組
成物にかけるマナセアイトの存在は、加熱によるポリマ
ーの加工の間、黄変に関していづれの有意な利点も付与
しない。
【0007】現在、特に、形状化された物体の透明及び
無色又は薄く着色された外観が必要とされる用途の場
合、加熱による塩素化されたポリマーの加工の間、可能
な限り長い、色の進行または遅い色の進行の不在の期間
を有することが必要である。これは時々、利用できる使
用範囲と呼ばれる。本発明は、使用範囲の延長化のこの
問題に解決法を提供する。
【0008】それは、塩素化されたポリマーに基づく安
定化された組成物に関し、ここで、それらは: a)有効量の有機亜鉛又はカドニウム化合物、 b)有効量の有機カルシウム、マグネシウム、バリウム
又はランタニド化合物、 c)下記一般式(I):
【化3】 〔式中、yは0<y≦1.7であるような整数又は分数
でのモル数を表わし、xは、0<x≦0.7であるよう
な整数又は分数でのモル数を表わし、又は、3以上の又
は3に等しい整数又は分数を表わす〕により全体的に示
される、有効量の少なくとも1種の非晶性塩基性アルミ
ニウムマグネシウムカーボネートを含むことを特徴とす
る。
【0009】実質的に非晶質の塩基性アルミニウムマグ
ネシウムカーボネートは、従来技術のマナセアイトに比
べて、非結晶性化合物であり、その一次元構造体の分析
は一般的に、アルミニウム担持のカーボネートの一原子
層を交互に有するブルース石タイプの一原子MgO層と
して解釈される。
【0010】X回析分析によれば、本発明の塩基性アル
ミニウムマグネシウムカーボネートは、塩基性カーボネ
ート及び/又は非晶性水酸化アルミニウムにより囲まれ
る酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム又は炭酸マグ
ネシウムから成る。非晶質又は実質的に非晶質の化合物
は本明細書に言及され、すなわち酸化マグネシウム又は
水酸化マグネシウムは結晶構造を有するが、しかし完全
な式(I)の化合物は結晶性構造を有さない。
【0011】結果として、式(I)において、非晶質と
は、多くとも1/4、好都合には1/10、好ましくは
1/20、最っとも好ましくは1/100のアルミニウ
ムが非−非晶質形(すなわち結晶形)で存在し、好まし
くはマグネシウム担持種は結晶性であることを意味す
る。
【0012】本発明によれば、アルミニウム種の結晶性
になることを妨げるためには、ポリオール、好ましくは
6個の炭素原子のポリオール、最っとも好ましくは糖を
添加することが好都合である。糖の中で好ましいもの
は、ソルビトールの種類である。ポリオールの重量によ
る濃度は、0.1〜20%、好ましくは1〜10%、一
般的に少なくとも0.1〜4%の範囲で存在する。
【0013】式(I)の非晶質塩基性アルミニウムマグ
ネシウムカーボネートが、マグネシウム誘導体、たとえ
ば水酸化マグネシウム又は炭酸マグネシウムによる塩基
性炭酸アルミニウム(又はアルミニウムヒドロキシ−カ
ーボネート)の必要な割合での同時沈殿により調製され
得る。
【0014】そのようにして得られた同時沈殿物は安定
剤としてのそれらの性質のためには必要ではないが、そ
れは、式(I)の塩基性アルミニウムマグネシウムカー
ボネートの粒子のある種の被膜を形成する種々の化合物
に添加されて来た。
【0015】従って、たとえばステアリン酸又はその誘
導体の1つ、特に金属ステアレート又はポリオール、た
とえばソルビトールを添加することが可能である。これ
らの化合物は、塩基性アルミニウムマグネシウムカーボ
ネートの分散を改良し、又は適切な場合、前記カーボネ
ートの安定性を改良することを可能にする。
【0016】塩基性アルミニウムマグネシウムカーボネ
ートの乾燥は、湿分に関して、必要とされる規格を達成
するために行なわれる。本発明の組成物は、一般的に、
塩素化されたポリマーの重量に対して、式(I)の非晶
性塩基性アルミニウムマグネシウムカーボネート0.0
05〜5重量%及び好ましくは0.01〜2重量%を含
む。
【0017】塩素化されたポリマーは特に、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニルから
得られた塩化ビニル単位及び他のモノマーを主に含むコ
ポリマー及び主要部が塩化ビニルから得られるポリマー
またはコポリマーの混合物である。
【0018】一般的な規則として、その調製方法、すな
わちバルク重合、懸濁重合、エマルジョン重合又はいづ
れかの他のタイプの重合が何であれ、そしてその極限粘
度数が何であれ、いづれのタイプのPVCでも適切であ
る。塩化ビニルホモポリマーはまた、たとえば塩素化に
より化学的に変性され得る。
【0019】多くの塩化ビニルコポリマーはまた、熱の
効果、すなわち黄化及び劣化に対して安定化され得る。
それらは、特に、重合可能なエチレン性結合を有する他
のモノマー、たとえば酢酸ビニル又は塩化ビニリデン、
マレイン酸又はフマル酸又はそれらのエステル、オレフ
ィン、たとえばエチレン、プロピレン及びヘキセン、ア
クリル酸又はメタクリル酸エステル、スチレン及びビニ
ルエーテル、たとえばビニルドデシルエーテルと塩化ビ
ニルとの共重合により得られるコポリマーである。
【0020】これらのコポリマーは通常、塩化ビニル単
位少なくとも50重量%及び好ましくは少なくとも80
重量%を含む。本発明の組成物はまた、少量の他のポリ
マー、たとえばハロゲン化されたポリオレフィン又はア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマーを含
む塩素化されたポリマーに基づく混合物も含むことがで
きる。
【0021】単独では又は他のボリマーと共に混合され
たPVCは、本発明の組成物に最っとも広く使用される
塩素化されたポリマーである。有機亜鉛又はカドニウム
化合物は、より特定には、亜鉛又はカドニウムカルボキ
シレート及びフェノラートである。
【0022】最っとも通常に使用されるものは、できれ
ばマレイン酸、酢酸、二酢酸、プロピオン酸、ヘキサン
酸、2−エチレンヘキサン酸、デカン酸、ウンデカン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リシノール酸、ベヘン酸(ドコサ
ン酸)、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシウンデカ
ン酸、安息香酸、フェニル酢酸、パラ−tert−ブチ
ル安息香酸及びサリチル酸の亜鉛又はカバリウム塩、及
びフェノール及び/又は複数のアルキル基により置換さ
れたフェノール、たとえばノニルフェノールからの亜鉛
フェノラートである。
【0023】実際の又は経済的理由のために、上記有機
亜鉛化合物から選択された化合物は、好ましくは亜鉛プ
ロピオネート、亜鉛2−エチルヘキサノエート、亜鉛ラ
ウレート、亜鉛ステアレート、亜鉛オレエート、亜鉛リ
シノレエート、亜鉛ドコサノエート、亜鉛ベンゾエー
ト、亜鉛パラ−tert−ブチルベンゾエート、亜鉛サ
リチレート、亜鉛モノ(2−エチルヘキシル)マレエー
ト、亜鉛ノニルフェナート、及び上記有機カドニウム化
合物、たとえばカドニウムプロピオネート、カドニウム
2−エチルヘキサノエート、カドニウムラウレート、カ
ドニウムステアレート、カドニウムオレエート、カドニ
ウムリシノレエート、カドニウムドコサノエート、カド
ニウムベンゾエート、カドニウムパラ−tert−ブチ
ルベンゾエート、カドニウムサリチレート、カドニウム
モノ(2−エチルヘキシル)マレエート及びカドニウム
ノニルフェナートである。
【0024】有機亜鉛又はカドニウム化合物は、一般的
に、塩素化されたポリマーの重量に対して0.005〜
1重量%及び好ましくは0.01〜0.6重量%の量で
存在する。毒性に関しては、カドニウム化合物は、効果
的であるが、ある用途、特に基本的な用途に禁止され
る。
【0025】従って、本発明の組成物は好ましくは、有
機亜鉛化合物を含む。カルシウム、マグネシウム、バリ
ウム及びランタニドの有機化合物は好ましくは、それら
の金属のカルボキシレート及びフェノラートである。
【0026】これらの最っとも通常使用されるものは、
たとえばマレイン酸、酢酸、二酢酸、プロピオン酸、ヘ
キサン酸、2−エチレンヘキサン酸、デカン酸、ウンデ
カン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、ベヘン酸(ド
コサン酸)、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシウン
デカン酸、安息香酸、フェニル酢酸、パラ−tert−
ブチル安息香酸及びサリチル酸のカルシウム、マグネシ
ウム、バリウム及びランタニド塩、及びフェノール及び
/又は複数のアルキル基により置換されたフェノール、
たとえばノニルフェノールからのカルシウム、マグネシ
ウム、バリウム及びランタニドフェノラートである。
【0027】実質的な又は経済的理由のために、上記有
機カルシウム、マグネシウム、バリウム及びランタニド
化合物から選択された化合物は、好ましくはプロピオン
酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リシノール酸、ドコサン酸、安息香
酸、パラ−tert−ブチル安息香酸及びサリチル酸、
並びにそれらの金属のモノ(2−エチルヘキシル)マレ
エート及びノニルフェナートである。
【0028】有機カルシウム、マグネシウム、バリウム
及びランタニド化合物は一般的に、塩素化されたポリマ
ーの重量に対して0.005〜5重量%及び好ましくは
0.02〜2重量%の量で存在する。
【0029】有機カルシウム化合物、又は有機カルシウ
ム化合物及び有機マグネシウム化合物の混合物は、消化
性用途及び特にPVCボトルのために使用されるであろ
う。塩素化されたポリマーに基づく組成物の良好な安定
化のために、それらは好ましくは、少なくとも1種の第
2有機安定剤を含むであろう。
【0030】第2有機安定剤の中では、β−ジケトン又
はβ−ケトアルデヒドが特に効果的である。これらのβ
−ケトンは、特にフランス特許第2,292,227
号、第2,324,681号、第2,351,149
号、第2,352,025号、第2,383,988
号、第2,456,132号及びヨーロッパ特許第0,
040,286号及び第0,046,101号に特に記
載されている。
【0031】言及され得るそのようなβ−ジケトンは、
ベンゾイルステアロイルメタン、ジベンゾイルメタン、
ベンゾイルアセトン、ラウロイルアセトン、デカノイル
アセトン、ベンゾイル−3−メチルブタノイルメタン、
メトキシカルボニルベンゾイルベンゾイルメタン及びビ
ス−β−ジケトン、たとえば1,4−ビス(アセチルア
セト)ブタン、1,8−ビス(ベンゾイル−アセト)オ
クタン及び1,4−ビス(アセチル−アセト)ベンゼン
であるが、但しこれだけには限定されない。
【0032】β−ジケトンは一般的に、塩素化されたポ
リマーの重量に対して0.005〜5重量%及び好まし
くは0.01〜2重量%の量で存在する。1,4−ジヒ
ドロピリジンはまた、本発明の組成物に使用され得る有
機安定剤でもある。
【0033】これらの化合物は一般的に、モノマー性
1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジ
ンジカルボキシレート、たとえばフランス特許第2,2
39,496号、第2,405,974号及び第2,4
05,937号に記載されるようなもの又はポリマー性
の上記のジカルボキシレート、たとえばヨーロッパ特許
第286,887号に記載されるようなものである。
【0034】これらの1,4−ジヒドロピリジンは通
常、塩素化されたポリマーの重量に対して0.01〜5
重量%及び好ましくは0.05〜2重量%の量で存在す
る。β−ジケトン又はβ−ケトアルデヒドがまた、1,
4−ジヒドロピリジンと一緒に使用され得る。それらの
化合物の混合物の全体の量は、それぞれそれらの個々に
ついて示された量である。
【0035】本発明の組成物に使用され得る他の有機安
定剤の中には、たとえば:−フランス特許第1,43
5,882号及びアメリカ特許第2,669,548号
に記載されるような、β−ケトエステル及びより特定に
はケト酢酸のエステル; −フランス特許第2,273,84号、第2,275,
461号及び第2,313,422号に記載されるよう
な2−フェニルインドール及びその誘導体; −β−アミノクロトン酸エステル、より特定には長鎖の
アルキル、すなわちC 12−C20のβ−アミノクロトネー
ト及びチオアルキレングリコールβ−アミノクロトネー
ト; −ウレア及びその誘導体、たとえばフェニルウレア、チ
オウレア及びその誘導体、たとえばジフェニルチオウレ
ア; −メルカプトカルボン酸のエステル及びより特定には: −フランス特許第2,459,816号に記載されるよ
うなチオグリコール酸のエステル、 −ヨーロッパ特許第0,090,748号に記載される
ようなチオリンゴ酸のジエステル、 −フランス特許第2,552,440号に記載されるよ
うな2−メルカプトプロピオン酸のエステルが言及され
る。
【0036】上記有機安定剤は、塩素化されたポリマー
の重量に対して0.01〜5重量%及び好ましくは0.
05〜2重量%の量で存在する。本発明の組成物は、他
の第2有機熱安定剤、たとえば特に、γ−ヒドロキシア
ルキル化されたポリオルガノシロキサン油、ポリオール
及びホスフィットを含むことができる。
【0037】γ−ヒドロキシアルキル化されたポリオル
ガノシロキサン油は、特に下記一般式(II):
【化4】 〔式中、基Rは、同一であっても又は異なっていても良
く、メチル又はフェニル基を表わし、少なくとも60モ
ル%の基Rがメチル基であり、R’は2〜6個の炭素原
子を含む線状又は枝分れ鎖のアルキレン基であり、Pは
1〜30の平均数であり、そしてqは1〜100の平均
数である〕で表わされるものである。
【0038】Rはメチル基であり;R’はトリメチレン
又は2−メチルトリメチレン基であり;Pは2〜20の
平均数であり;そしてqは2〜30の平均数である式
(II)の油が好ましい。
【0039】γ−ヒドロキシアルキル化されたポリオル
ガノシロキサン油は一般的に、塩素化されたポリマーの
重量に対して、0〜5重量%及び好ましくは0.01〜
2重量%の量で存在する。
【0040】γ−ヒドロキシアルキル化されたポリオル
ガノシロキサン油の存在は、混合された滑剤、たとえば
エステルワックスの内部滑剤、たとえば水素化されたヒ
マシ油及び外部滑剤の量の組成物における適切な減少を
可能にし、そしてポリマーの衝撃強さを改良する。
【0041】ポリオールは一般的に、熱処理にゆだねら
れる塩素化されたポリマーの寿命を長くする利点を有す
る。使用されるポリオールは、高温での塩素化されたポ
リマーの使用のために、150℃以上及び好ましくは1
70℃以上の沸点を有することが一般的に好ましい。
【0042】そのようなポリオールの例として、トリオ
ール、たとえばトリメチロールプロパン、グリセロー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブ
タントリオール又はトリスヒドロキシエチルイソシアヌ
レート、テトロール、たとえばペンタエリトリトール又
はジクリセローロ、ペンチトール、たとえばキシリトー
ル又はテトラメチロールシクロヘキサノール、ヘキシト
ール、たとえばマンニトール、ソルビトール又はジペン
タエリトリトール、カルボン酸により部分的にエステル
化され、そして少なくとも3個のヒドロキシル官能基が
遊離している形で存在するポリオール、及びポリビニル
アルコール、特にそれらのエステル及びヒドロキシル基
の合計に対して30モル%以下のエステル基が残存する
ものを挙げることができる。
【0043】これらのポリオールの中で、好ましいポリ
オールは、キシトール、マンニトール、ソルビトール、
トリメチロールプロパン、テトラメチロールシクロヘキ
サノール及び上記のポリビニルアルコールである。
【0044】それが本発明の組成物に存在する場合、塩
素化されたポリオールの重量に対して、ポリオールは、
0.005〜1重量%及び好ましくは0.01〜0.6
重量%の量で使用される。本発明の組成物はまた、有機
ホスフィット、特に脂肪族ホスフィット又は芳香族ホス
フィット又は混合された脂肪族及び芳香族ホスフィット
を含むことができる。
【0045】存在する場合、そのホスフィットは一般的
に、塩素化されたポリマーの重量に対して0.05〜5
重量%及び好ましくは0.1〜2重量%の量で存在す
る。本発明の組成物はまた、通常のアジュバント、たと
えばフェノール酸化防止剤、抗UV剤、たとえばベンゾ
フェノン、ベンゾトリアゾール又はステアリン性ヒンダ
ードアミン(通常、HALSとして知られる)を含むこ
とができる。
【0046】本発明の組成物はまた、エポキシド、特に
エポキシ化されたポリグリセリド、たとえばエポキシ化
された大豆油、エポキシ化されたアマ油、エポキシ化さ
れた魚油又はエポキシ化されたタロールを含むことがで
きる。
【0047】存在する場合、エポキシドは通常、塩素化
されたポリマーの重量に対して0.05〜5重量%及び
特に0.1〜2重量%の量で存在する。本発明の組成物
は硬質の組成物、すなわち可塑剤を含まないもの又は半
硬質の組成物、すなわち減じられた可塑剤含有量のも
の、たとえば建築産業への適用のために又はビンの製造
のためのものであり得る。
【0048】ほとんどの場合、これらの配合物は、耐衝
撃性改良剤、たとえばメタクリレート/ブタジエン/ス
チレンのコポリマーを含む。それらはまた、可塑化され
た配合物、できれば農業的使用のためのフィルムの製造
のためのものでもあり得る。使用される可塑剤は、既知
の化合物、たとえばアルキルフタレートである。ジ(2
−エチルヘキシル)フタレート(通常ジオクチルフタレ
ートと呼ばれる)が、最っとも通常に使用される。
【0049】組成物が可塑剤を含む場合、その含有率
は、一般的に、塩素化されたポリマーの重量に対して5
〜120重量%の量で存在する。種々の安定剤又はアジ
ュバントの導入は通常、塩素化されたポリマーに基づい
て粉末形で行なわれる。
【0050】もちろん、それらが塩素化されたポリマー
中に導入される前、本発明の組成物中の複数の成分化合
物の混合物を調製することが可能である。ポリマー中に
種々の安定剤又はアジュバントを導入するための通常の
方法のいづれかが使用され得る。たとえば、ポリマー組
成物の均質化は、PVCの場合、組成物が流体になるよ
うな温度、通常150℃〜200℃の温度で及び数分〜
数10分の十分な時間、ニーダー又はロールミル上で行
なわれ得る。
【0051】塩素化されたポリマー及びより特定にはP
VC組成物は、通常使用されるいづれかの技法、たとえ
ば押出し、射出成形、吹込成形、カレンダリング又は回
転成形により処理され得る。次の例は、本発明で例示す
るものである。
【0052】
【実施例】例1 塩基性アルミニウムマグネシウムカーボネートの調製。
水酸化マグネシウム608gを含む水性ゲルを、200
回転/分で攪拌しながら、5000cm3 のビーカー中に
導入する。次に、アルミニウムヒドロキシカーボネート
2915gを含む水性ゲルを、5分間にわたって添加す
る。その混合物を、室温で約30分間、攪拌し続ける。
乾燥を、70℃で2時間、オーブン中で行なう。 式(I)〔x=0.37、y=0.84、z=6.5
4〕の白色粉末を得る。
【0053】この化合物の粒子の平均粒度は3ミクロン
である。サンプルをX回析により試験する。回析スペク
トルは、水酸化マグネシウムに対応する十分に結晶化さ
れ且つ比較的強度の相を示す。水酸化アルミニウム及び
/又はカーボネートに対応する回析ピークは見られず:
非晶性質の化合物である。
【0054】例2 塩基性アルミニウムマグネシウムカーボネートの調製。
水性炭酸マグネシウムゲル(6%重量/重量の水酸化マ
グネシウムとして表わされる濃度を有する)1080g
を、攪拌機を備えた5lの反応器中に充填する。水性水
酸化アルミニウムゲル(9%重量/重量のAl2 3
して表わされる濃度を有する)2520gを、ゆっくり
攪拌しながら添加する。攪拌を、高速度で10分間行な
う。噴霧乾燥を行なう(出口温度:100℃)。
【0055】式(I)の塩基性アルミニウムマグネシウ
ムカーボネートは、次の特性を示す: −x=0.65(CO2 /Al2 3 のモル比) −y=0.47(MgO/Al2 3 のモル比) −z=5.18(H2 O/Al2 3 のモル比)。
【0056】サンプルをX回析により試験する。回析ス
ペクトルはMgCO3 ・3H2 Oに対応する低い強度の
相を示す。酸化アルミニウム及び/又はカーボネートに
対応する回析ピークは観察されない:非晶質性質の化合
物。
【0057】例3及び4及び比較試験A 種々の次の成分の4種の配合物を、室温での高速ミキサ
ーによる均質化により調製する: −60のK値を示す、懸濁重合により調製された PVC :100g −耐衝撃性改良剤(メタクリレート/ブタジエン/ スチレンのコポリマー) :7g −TiO2 :4g −CaCO3 :4g −溶剤ワックスE及びワックスOP(長い脂肪酸鎖 を含むアルキルエステルワックス) :1g −トリメチロールプロパン :0.2g −ステアリン酸亜鉛 :0.6g −Caドコサノエート :0.5g −ジベンゾイルメタン :0.1g −エポキシ化された大豆油 :表1を参照のこと −マナセアイト :表1を参照のこと 〔Mg4.5 Al2 (OH)13CO3 ・3.5H2 O〕 −例1又は例2で調製された式(I)の塩基性 AlMgカーボネート :表1を参照のこと。
【0058】良好な均質化のために必要とされる時間
は、約10分である。このようにして得られた均質混合
物を、ポリマー及び添加剤を混練するために、逆転翼が
回転する加熱された容器から成るPlastograp
h(Brabenderの商標)中に導入する。
【0059】その容器は32gの組成物を含み;温度を
180℃に維持し、そして翼の回転速度は60回転/分
である。サンプルを、これらの条件下で5〜10分間の
混練の後、採取し、そしてその取られたサンプルの色
を、Minoltaの比色計により測定し、そしてAS
TM標準D1925−70に従って、黄化インデックス
として表わす(このインデックスの値が高くなるほど、
サンプルはより着色される)。
【0060】個々の配合物のために測定された黄化イン
デックス及びそれらの配合物が180℃での処理の後、
黒くなる、分での時間の長さ(長期安定性)が下記表1
に示される。
【0061】マナセアイトを含む試験Aと比較する場
合、塩基性アルミニウムマグネシウムカーボネートによ
り、加熱に対する色の進行速度(黄化)は遅められ;こ
の黄化の減速はひじょうに重要なパラメーターである。
【0062】
【表1】
【0063】例5〜7 次の成分を含む4種の配合物を、例3及び4に記載され
る操作方法に従って調製する: −60のK値の、懸濁重合により調製されたPVC :100g −耐衝撃性改良剤 :7g −TiO2 :4g −CaCO3 :4g −滑剤ワックスE及びワックスOP :1g −ステアリン酸カルシウム :0.4g −カドニウムラウレート/バリウムラウレート (重量比 2/1) :表2を参照のこと −エポキシ化された大豆油 :表2を参照のこと −例1で調製された式(I)の塩基性AlMg カーボネート :表2を参照のこと。
【0064】この方法は例3及び4における通りであ
る。個々の配合物のために測定された黄化インデックス
及び配合物が黒くなるのに必要とされる180℃での処
理の時間が下記表2に示される。
【0065】式(I)の塩基性AlMgカーボネートの
例は、対照の場合におけるよりも早くない、加熱に対す
る色の変化を示し、そして同等の又は高い長期安定性を
有する。これらの結果は、Cd/Ba安定剤又はエポキ
シ化された大豆油の量を低めることにより得られる。
【0066】
【表2】
【0067】例8及び9及び比較試験B 下記成分を含む4種の配合物を、例3及び4に記載され
る操作方法に従って調製する: −57のK値を示す、懸濁重合により調製された PVC :100g −耐衝撃性改良剤(メタクリレート/ブタジエン/ スチレンのコポリマー) :8g −加工助剤(アクリル酸ポリマー) :0.4g −水素化されたヒマシ油 :1.2g −ワックスOP滑剤 :0.4g −Znオクタノエート :0.12g −Caドコサノエート :0.2g −Caステアレート :0.15g −ステアロイルベンゾイルメタン :0.2g −3.5−ビス(ラウロイルカルボニル)−2, 6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン :0.05g −エポキシ化された大豆油 :5.5g −マナセアイト 〔Mg4.5 Al2 (OH)13CO3 ・3.5H2 O〕:表3を参照のこと −例1又は2で調製された式(I)の塩基性 AlMgカーボネート :表3を参照のこと。
【0068】この方法は例3及び4における通りであ
る。個々の配合物のために測定された黄化インデックス
及び配合物が黒くなるのに必要とされる180℃での処
理の時間が下記表3に示される。
【0069】対照3と比較して、塩基性AlMgカーボ
ネートの存在は、加熱に基づく色の変化速度を下げなが
ら、長期安定性の上昇を可能にする(黄化の減速)。マ
ナセアイトを含む試験は、塩基性AlMgカーボネート
を有する例よりも高い長期安定性を示すが、しかし加熱
に基づく色の早い変化がこの特徴を実質的な興味の対象
にしない。
【0070】
【表3】
【0071】例10,11及び12 種々の次の成分の4種の配合物を、室温での高速ミキサ
ーによる均質化により調整する: −60のK値を示す、懸濁重合により調製された PVC :100g −耐衝撃性改良剤(メタクリレート/ブタジエン/ スチレンのコポリマー) :7g −TiO2 :4g −CaCO3 :4g −滑剤ワックスE及びワックスOP(長い脂肪酸鎖 を含むアルキルエステルワックス) :1g −ステアリン酸カルシウム :0.5g −ステアリン酸亜鉛 :0.5g −Rhodiastab 83 :0.1g −有機ホスフィット :0.5g −HSE :表4を参照のこと −例1又は例2で調整された式(I)の塩基性 AlMgカーボネート :表4を参照のこと
【0072】良好な均質化のために必要とされる時間
は、約10分である。このようにして得られた均質混合
物を、ポリマー及び添加剤を混練するために、逆転翼が
回転する加熱された容器から成るPlastograp
h(Brabenderの商標)中に導入する。
【0073】その容器は32gの組成物を含み;温度を
180℃に維持し、そして翼の回転速度は60回転/分
である。サンプルを、これらの条件下で5〜10分間の
混練の後、採取し、そしてその取られたサンプルの色
を、Minoltaの比色計により測定し、そしてAS
TM標準D1925−70に従って、黄化インデックス
として表わす(このインデックスの値が高くなるほど、
サンプルはより着色される)。
【0074】個々の配合物のために測定された黄化イン
デックス及びそれらの配合物が180℃での処理の後、
黒くなる、分での時間の長さ(長期安定性)が下記表4
に示される。
【0075】
【表4】 例10:I’UPS305 110W(Al2 3 +M
gO)を含む式。 例11:I’UPS305 902C(Al2 3 +M
gO)を含む式。 例12:201 A01 DOF(通常の比のAl2
3 /MgOを含むRhodiastab B+ソルビト
ール)を含む式。
フロントページの続き (72)発明者 ピエール ペナ ポルタ フランス国,13320 ブー ベル エール, ラ グランド ビニユ 7アー (72)発明者 フランソワ プーナ フランス国,75016 パリ,リユ ドウ ラヌラグ 33

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素化されたポリマーに基づく安定化さ
    れた組成物であって: a)有効量の有機亜鉛又はカドニウム化合物、 b)有効量の有機カルシウム、マグネシウム、バリウム
    又はランタニド化合物、 c)下記一般式(I): 【化1】 〔式中、yは0<y≦1.7であるような整数又は分数
    でのモル数を表わし、xは、0<x≦0.7であるよう
    な整数又は分数でのモル数を表わし、又は、3以上の又
    は3に等しい整数又は分数を表わす〕により全体的に示
    される、有効量の少なくとも1種の非晶性塩基性アルミ
    ニウムマグネシウムカーボネートを含むことを特徴とす
    る組成物。
  2. 【請求項2】 塩素化されたポリマーが、ポリ塩化ビニ
    ル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニルから得られた塩化
    ビニル単位及び他のモノマーを主に含むコポリマー及び
    主要部が塩化ビニルから得られるポリマー又はコポリマ
    ーの混合物から選択されることを特徴とする請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記有機亜鉛又はカドニウム化合物が亜
    鉛又はカトニウムカルボキシレート及びフェノラートか
    ら選択されることを特徴とする請求項1又は2記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 前記有機カルシウム、マグネシウム、バ
    リウム及びランタニド化合物がそれらの金属のカルボキ
    シレート及びフェノラートから選択されることを特徴と
    する請求項1〜3のいづれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 塩素化されたポリマーの重量に対して、
    式(I)の非晶性塩基性アルミニウムマグネシウムカー
    ボネート0.005〜5重量%及び好ましくは0.01
    〜2重量%を含むことを特徴とする請求項1〜4のいづ
    れか1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記有機亜鉛又はカドニウム化合物が塩
    素化されたポリマーの重量に対して0.005〜1重量
    %、及び好ましくは0.01〜0.6重量%で存在し;
    そして前記有機カドニウム、マグネシウム、バリウム及
    びランタニド化合物が塩素化されたポリマーの重量に対
    して0.005〜5重量%及び好ましくは0.02〜2
    重量%で存在することを特徴とする請求項1〜5のいづ
    れか1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1種の第2有機安定剤を含む
    ことを特徴とする請求項1〜6のいづれか1項記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】 前記有機安定剤がβ−ジケトン、β−ケ
    トアルデヒド及び/又は1,4−ジヒドロ−2,6−ジ
    メチル−3,5−ピリジンジカルボキシレートであるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいづれか1項記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 前記β−ジケトンが、ベンゾイルステア
    ロイルメタン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセト
    ン、ベンゾイル−3−メチルブタノイルメタン、メトキ
    シカルボニルベンゾイルベンゾイルメタン、ビス−β−
    ジケトン、たとえば1,4−ビス(アセチルアセト)ブ
    タン、1,8−ビス(ベンゾイルアセト)オクタン又は
    1,4−ビス(アセチルアセト)ベンゼンから選択され
    ることを特徴とする請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記β−ジケトン又はβ−ケトアルデ
    ヒドが、塩素化されたポリマーの重量に対して0.00
    5〜5重量%、及び好ましくは0.01〜2重量%で存
    在することを特徴とする請求項8又は9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記1,4−ジヒドロ−2,6−ジメ
    チル−3,5−ピリジンジカルボキシレートが、塩素化
    されたポリマーの重量に対して0.01〜5重量%及び
    好ましくは0.05〜2重量%で存在することを特徴と
    する請求項8記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記第2有機安定剤が、 −β−ケトエステル及びより特定には、ケト酢酸のエス
    テル; −2−フェニルインドール及びその誘導体; −β−アミノクロトン酸エステル、より特定にはC12
    20の長鎖のアルキルβ−アミノクロトネート及びチオ
    アルキレングリコールβ−アミノクロトネート; −ウレア及びその誘導体、たとえばフェニルウレア、チ
    オウレア及びその誘導体、たとえばジフェニルチオウレ
    ア; −メルカプトカルボン酸のエステル及びより特定には: −チオグリコール酸のエステル、 −チオリンゴ酸のジエステル、 −2−メルカプトプロピオン酸のエステル から選択されることを特徴とする請求項7記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 前記有機安定剤が、塩素化されたポリ
    マーの重量に対して0.01〜5重量%及び好ましくは
    0.05〜2重量%で存在することを特徴とする請求項
    12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 一般式(II): 【化2】 〔式中、基Rは、同一であっても又は異なっていても良
    く、メチル又はフェニル基を表わし、少なくとも60モ
    ル%の基Rがメチル基であり、R′は2〜6個の炭素原
    子を含む線状又は枝分れ鎖のアルキレン基であり、Pは
    1〜30の平均数であり、そしてqは1〜100の平均
    数である〕で表わされるγ−ヒドロキシアルキル化され
    たポリオルガノシロキサン油の有効量を含むことを特徴
    とする請求項1〜13のいづれか1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記Rがメチル基であり;R′がトリ
    メチレン又は2−メチルトリメチレン基であり;Pが2
    〜20の平均数であり;qが2〜30の平均数であるこ
    とを特徴とする請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記γ−ヒドロキシアルキル化された
    ポリオルガノシロキサン油が、塩素化されたポリマーの
    重量に対して0〜5重量%及び好ましくは0.01〜2
    重量%で存在することを特徴とする請求項1〜15のい
    づれか1項記載の組成物。
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