JPH0511728Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511728Y2 JPH0511728Y2 JP1988009040U JP904088U JPH0511728Y2 JP H0511728 Y2 JPH0511728 Y2 JP H0511728Y2 JP 1988009040 U JP1988009040 U JP 1988009040U JP 904088 U JP904088 U JP 904088U JP H0511728 Y2 JPH0511728 Y2 JP H0511728Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cancel
- shaft
- turn signal
- signal switch
- cam
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 19
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 19
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 244000236521 Bupleurum rotundifolium Species 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車の方向指示灯を点灯させるタ
ーンシグナルスイツチにおいて、キヤンセル機構
の改良に関するものである。
ーンシグナルスイツチにおいて、キヤンセル機構
の改良に関するものである。
一般にターンシグナルスイツチのキヤンセル機
構は、ステアリングシヤフトの周囲に配置された
支持部材に、可動部材を左右揺動自在に支持かつ
各揺動位置に保持し、前記ステアリングシヤフト
と共に回転するキヤンセルピンの回転に応じて一
対のキヤンセルカムが揺動変位し、前記可動盤を
ニユートラル位置に自動復帰させるように構成し
ている。
構は、ステアリングシヤフトの周囲に配置された
支持部材に、可動部材を左右揺動自在に支持かつ
各揺動位置に保持し、前記ステアリングシヤフト
と共に回転するキヤンセルピンの回転に応じて一
対のキヤンセルカムが揺動変位し、前記可動盤を
ニユートラル位置に自動復帰させるように構成し
ている。
かかるキヤンセル機構は、交通安全のために確
実に作動すると共に、何らかの不具合いが発生し
てもフエイルセーフとなるように配慮される必要
がある。
実に作動すると共に、何らかの不具合いが発生し
てもフエイルセーフとなるように配慮される必要
がある。
例えば、ターンシグナルスイツチを左折方向に
操作し、かつ、該操作レバーを手でつかみロツク
した状態でハンドルを逆の方向に回転した場合に
も、キヤンセルカムがキヤンセルピンに押圧され
て移動する、いわゆるロツク逃げ機構と称する構
成にして、ステアリングハンドルの回転操作に支
障のないようにしなければならない。
操作し、かつ、該操作レバーを手でつかみロツク
した状態でハンドルを逆の方向に回転した場合に
も、キヤンセルカムがキヤンセルピンに押圧され
て移動する、いわゆるロツク逃げ機構と称する構
成にして、ステアリングハンドルの回転操作に支
障のないようにしなければならない。
そのために、従来は実開昭62−177546号公報に
係る技術で、ロツク逃げに配慮をしていた。これ
は、キヤンセルカムがキヤンセルピンに押圧され
て揺動した際に、元の位置に自動復帰させる揺動
復帰機構と、上記操作レバーがロツクした際のロ
ツク逃げ機構とを、分離独立して構成したもので
ある。すなわち、キヤンセルカムの揺動復帰機構
は、ねじりばね状のリターンスプリングの装着で
構成し、他方のロツク逃げ機構は、キヤンセルカ
ムと可動盤の間にカムガイドを介在して構成した
ものである。
係る技術で、ロツク逃げに配慮をしていた。これ
は、キヤンセルカムがキヤンセルピンに押圧され
て揺動した際に、元の位置に自動復帰させる揺動
復帰機構と、上記操作レバーがロツクした際のロ
ツク逃げ機構とを、分離独立して構成したもので
ある。すなわち、キヤンセルカムの揺動復帰機構
は、ねじりばね状のリターンスプリングの装着で
構成し、他方のロツク逃げ機構は、キヤンセルカ
ムと可動盤の間にカムガイドを介在して構成した
ものである。
しかしながら、上記従来の技術においては、キ
ヤンセルカムの揺動復帰機構とロツク逃げ機構と
が相互に分離独立した構成なので、部品数が多く
構成が複雑になり、また、組付け性が悪いという
問題がある。
ヤンセルカムの揺動復帰機構とロツク逃げ機構と
が相互に分離独立した構成なので、部品数が多く
構成が複雑になり、また、組付け性が悪いという
問題がある。
本考案は、上記問題点を解決するために、
ステアリングシヤフトの周囲に配置された支持
部材に、可動部材を左右揺動自在に支持かつ各揺
動位置に保持し、前記ステアリングシヤフトの回
転に応じて一対のキヤンセルカムが揺動変位し、
前記可動盤をニユートラル位置に自動復帰させる
ターンシグナルスイツチのキヤンセル機構におい
て、 前記可動盤は、軸棒とストツパー部とをそれぞ
れ一対備え、 前記軸棒は、平面状の側面部を有する半円柱状
に形成し、 前記各キヤンセルカムは、前記各軸棒に挿入し
揺動自在に支持される長孔と、この長孔の長手方
向を貫通した有底の横穴とを有し、 前記棒穴には、前記長孔に挿入された軸棒の側
面部を押圧する押圧体が、スプリングに付勢され
て挿着し、 前記軸棒の側面部は、前記押圧体と圧接するベ
クトルによつて、前記ストツパー部に当接する回
転力を前記キヤンセルカムに付与する方向に配置
して構成する。
部材に、可動部材を左右揺動自在に支持かつ各揺
動位置に保持し、前記ステアリングシヤフトの回
転に応じて一対のキヤンセルカムが揺動変位し、
前記可動盤をニユートラル位置に自動復帰させる
ターンシグナルスイツチのキヤンセル機構におい
て、 前記可動盤は、軸棒とストツパー部とをそれぞ
れ一対備え、 前記軸棒は、平面状の側面部を有する半円柱状
に形成し、 前記各キヤンセルカムは、前記各軸棒に挿入し
揺動自在に支持される長孔と、この長孔の長手方
向を貫通した有底の横穴とを有し、 前記棒穴には、前記長孔に挿入された軸棒の側
面部を押圧する押圧体が、スプリングに付勢され
て挿着し、 前記軸棒の側面部は、前記押圧体と圧接するベ
クトルによつて、前記ストツパー部に当接する回
転力を前記キヤンセルカムに付与する方向に配置
して構成する。
例えば、ターンシグナルスイツチを左折方向に
操作し、かつ操作レバーを手でつかみロツクした
状態でハンドルを逆の右方向に回転した場合、ス
テアリングシヤフトと同一回転するキヤンセルピ
ンがキヤンセルカムに衝当する。このとき、キヤ
ンセルカムは、支持されている軸棒に挿入してい
る長孔の長さ分だけ、キヤンセルピンに押圧され
て移動する。このキヤンセルピンの移動により、
操作レバーをロツクした状態においても、ハンド
ルを回転させることができる。
操作し、かつ操作レバーを手でつかみロツクした
状態でハンドルを逆の右方向に回転した場合、ス
テアリングシヤフトと同一回転するキヤンセルピ
ンがキヤンセルカムに衝当する。このとき、キヤ
ンセルカムは、支持されている軸棒に挿入してい
る長孔の長さ分だけ、キヤンセルピンに押圧され
て移動する。このキヤンセルピンの移動により、
操作レバーをロツクした状態においても、ハンド
ルを回転させることができる。
尚、ターンシグナルスイツチを右折方向に操作
し、かつハンドルを左に回転した場合において
も、同一の作用が得られる。
し、かつハンドルを左に回転した場合において
も、同一の作用が得られる。
また、キヤンセルカムは、軸棒の側面部に対し
て押圧体が圧接するベクトルにより、ストツパー
部側に付勢されている。しかして、キヤンセルカ
ムは揺動しても元の位置に自動復帰する。
て押圧体が圧接するベクトルにより、ストツパー
部側に付勢されている。しかして、キヤンセルカ
ムは揺動しても元の位置に自動復帰する。
以下、添付図面に基づき本考案に係るターンシ
グナルスイツチのキヤンセル機構を詳述する。
グナルスイツチのキヤンセル機構を詳述する。
1は、操作レバー2を備えた可動盤であり、支
持部材3に左右揺動自在に軸支されている。該可
動盤1は、軸穴3aを中心にして揺動し、ストツ
パー3b及び3cにより揺動範囲を規制されてい
る。操作レバー2は、可動盤1に上下揺動自在に
軸支され、可動盤1を左右に揺動させるための操
作部材である。該操作レバー2は、ターンシグナ
ルスイツチ及びパツシングスイツチを操作する機
能を有し、一端に回動スイツチノブ(図示せず)、
他端にスチールボール4及びスプリング5を配設
している。
持部材3に左右揺動自在に軸支されている。該可
動盤1は、軸穴3aを中心にして揺動し、ストツ
パー3b及び3cにより揺動範囲を規制されてい
る。操作レバー2は、可動盤1に上下揺動自在に
軸支され、可動盤1を左右に揺動させるための操
作部材である。該操作レバー2は、ターンシグナ
ルスイツチ及びパツシングスイツチを操作する機
能を有し、一端に回動スイツチノブ(図示せず)、
他端にスチールボール4及びスプリング5を配設
している。
支持部材3は、ステアリングシヤフト(図示せ
ず)の周囲に固定配置されている。3d及び3e
は、可動盤1の節度山である。節度山3dは、節
度部材収納筒1aに挿入されるスプリング6に付
勢されたスチールボール7が圧接する。節度山3
eは、節度部材収納筒1dに挿入されるスプリン
グ8に付勢されたスチールボール9が圧接する。
3fは、方向指示灯を点滅させるためのスライド
スイツチ21を配設するためのスイツチ取付部で
ある。3gは、コーナーランプを点灯させるため
のスライドスイツチ22を配設するためのスイツ
チ取付部である。3hは、ステアリングシヤフト
(図示せず)に遊嵌される筒部であり、先端部に
スプリング10を介してキヤンセル部材11を係
止させるための爪3iを有する。キヤンセル部材
11は、ターンシグナルスイツチをONし、ハン
ドルを回転操作したときに、キヤンセルカム12
あるいは13に衝当するキヤンセルピン11aを
有する。11bは、ハンドルの回転をキヤンセル
部材11に伝達するための連結部である。
ず)の周囲に固定配置されている。3d及び3e
は、可動盤1の節度山である。節度山3dは、節
度部材収納筒1aに挿入されるスプリング6に付
勢されたスチールボール7が圧接する。節度山3
eは、節度部材収納筒1dに挿入されるスプリン
グ8に付勢されたスチールボール9が圧接する。
3fは、方向指示灯を点滅させるためのスライド
スイツチ21を配設するためのスイツチ取付部で
ある。3gは、コーナーランプを点灯させるため
のスライドスイツチ22を配設するためのスイツ
チ取付部である。3hは、ステアリングシヤフト
(図示せず)に遊嵌される筒部であり、先端部に
スプリング10を介してキヤンセル部材11を係
止させるための爪3iを有する。キヤンセル部材
11は、ターンシグナルスイツチをONし、ハン
ドルを回転操作したときに、キヤンセルカム12
あるいは13に衝当するキヤンセルピン11aを
有する。11bは、ハンドルの回転をキヤンセル
部材11に伝達するための連結部である。
上記可動盤1は、第2図で示すように、操作レ
バー2の延出方向に対して左右対称に、一対の軸
棒1c及び1dと、一対のストツパー部1h及び
1iを、それぞれ一体形成により備えている。各
軸棒1c及び1dは、平面状の側面部1eまたは
1fを有する半円柱状に形成している。
バー2の延出方向に対して左右対称に、一対の軸
棒1c及び1dと、一対のストツパー部1h及び
1iを、それぞれ一体形成により備えている。各
軸棒1c及び1dは、平面状の側面部1eまたは
1fを有する半円柱状に形成している。
上記キヤンセルカム12及び13は、対称形状
をした部材であり、長孔12a及び13aと、横
穴12b及び13bを穿設している。横穴12b
及び13bは、長孔12a及び13aの長手方向
を貫通した有底の盲穴状である。このキヤンセル
カム12及び13は、横穴12b及び13bにコ
イルばね状のスプリング14及び15と、スチー
ルボール16及び17を挿入し、長孔12a及び
13aに軸棒1c及び1dを挿入することで揺動
自在に支持され、かつ、上方から蓋部材18を前
記軸棒1c及び1dに嵌挿することにより、抜け
止めされている。
をした部材であり、長孔12a及び13aと、横
穴12b及び13bを穿設している。横穴12b
及び13bは、長孔12a及び13aの長手方向
を貫通した有底の盲穴状である。このキヤンセル
カム12及び13は、横穴12b及び13bにコ
イルばね状のスプリング14及び15と、スチー
ルボール16及び17を挿入し、長孔12a及び
13aに軸棒1c及び1dを挿入することで揺動
自在に支持され、かつ、上方から蓋部材18を前
記軸棒1c及び1dに嵌挿することにより、抜け
止めされている。
しかして、横穴12b及び13bには、スプリ
ング14及び15に付勢されて押圧体としての機
能を有するスチールボール16及び17が挿入さ
れており、長孔12a及び13aに挿入された軸
棒1c及び1dの各側面部1e及び1fを押圧し
ている。また、各軸棒1c及び1dの側面部1e
及び1fは、スチールボール16及び17が押圧
作用をするベクトルにより、キヤンセルカム12
及び13に回転力を付与する方向に配置してい
る。すなわち、第2図で示すように、各側面部1
e及び1f同志がほぼ相対向する位置に配置する
と共に、各キヤンセルカム12及び13同志がほ
ぼハ字状に配置することにより、スチールボール
16及び17が押圧するベクトルに基づき、当該
キヤンセルカム12及び13には、ストツパー部
1hまたは1iと当接する方向に、回転力が作用
している。
ング14及び15に付勢されて押圧体としての機
能を有するスチールボール16及び17が挿入さ
れており、長孔12a及び13aに挿入された軸
棒1c及び1dの各側面部1e及び1fを押圧し
ている。また、各軸棒1c及び1dの側面部1e
及び1fは、スチールボール16及び17が押圧
作用をするベクトルにより、キヤンセルカム12
及び13に回転力を付与する方向に配置してい
る。すなわち、第2図で示すように、各側面部1
e及び1f同志がほぼ相対向する位置に配置する
と共に、各キヤンセルカム12及び13同志がほ
ぼハ字状に配置することにより、スチールボール
16及び17が押圧するベクトルに基づき、当該
キヤンセルカム12及び13には、ストツパー部
1hまたは1iと当接する方向に、回転力が作用
している。
蓋部材18は、操作レバー2の節度部材である
スチールボール4に当接する節度突片18aを有
し、かつキヤンセルカム12及び13を可動盤1
のボツクス部1gに収納し蓋をするための板部材
である。18b及び18cは、蓋部材18を軸棒
1c及び1dに嵌挿して固定するための突片18
d及び18eを有する係止孔である。18f及び
18gは、止めねじ19及び20により蓋部材1
8を可動盤1に固定するためのねじ挿入穴であ
る。
スチールボール4に当接する節度突片18aを有
し、かつキヤンセルカム12及び13を可動盤1
のボツクス部1gに収納し蓋をするための板部材
である。18b及び18cは、蓋部材18を軸棒
1c及び1dに嵌挿して固定するための突片18
d及び18eを有する係止孔である。18f及び
18gは、止めねじ19及び20により蓋部材1
8を可動盤1に固定するためのねじ挿入穴であ
る。
本考案にかかるターンシグナルスイツチのキヤ
ンセル機構は、以上のような構成であり、次に組
付け手順を詳述する。
ンセル機構は、以上のような構成であり、次に組
付け手順を詳述する。
操作レバー2を可動盤1に軸支する。キヤンセ
ルカム12及び13の横穴12b及び13bにス
プリング14及び15と、スチールボール16及
び17をそれぞれ挿入し、該キヤンセルカム12
及び13を可動盤1の軸棒1c及び1dに挿入す
る。スチールボール16及び17は、スプリング
14及び15に付勢されて軸棒1c及び1dの側
面部1e及び1fに斜め方向から押圧され、キヤ
ンセルカム12及び13に垂直方向の回転力を付
与する。このため、キヤンセルカム12及び13
は、可動盤1のストツパー部1h及び1fにそれ
ぞれ当接する。操作レバー2にスプリング5及び
スチールボール4を挿入する。蓋部材18を可動
盤1に嵌合する。そして、蓋部材18の節度突片
18aはスチールボール4に当接、係止孔18b
及び18cは軸棒1c及び1dに圧入され、可動
盤1の爪1j及び1kが蓋部材18に係止され
る。更に止めねじ19及び20により蓋部材18
を可動盤1に固定する。キヤンセル部材11をス
プリング10を介して支持部材3の筒部3hに挿
入し、係止させる。可動盤1の節度部材収納筒1
a及び1bにスプリング6及び8とスチールボー
ル7及び9を挿入し、該可動盤1を支持部材3に
軸支する。
ルカム12及び13の横穴12b及び13bにス
プリング14及び15と、スチールボール16及
び17をそれぞれ挿入し、該キヤンセルカム12
及び13を可動盤1の軸棒1c及び1dに挿入す
る。スチールボール16及び17は、スプリング
14及び15に付勢されて軸棒1c及び1dの側
面部1e及び1fに斜め方向から押圧され、キヤ
ンセルカム12及び13に垂直方向の回転力を付
与する。このため、キヤンセルカム12及び13
は、可動盤1のストツパー部1h及び1fにそれ
ぞれ当接する。操作レバー2にスプリング5及び
スチールボール4を挿入する。蓋部材18を可動
盤1に嵌合する。そして、蓋部材18の節度突片
18aはスチールボール4に当接、係止孔18b
及び18cは軸棒1c及び1dに圧入され、可動
盤1の爪1j及び1kが蓋部材18に係止され
る。更に止めねじ19及び20により蓋部材18
を可動盤1に固定する。キヤンセル部材11をス
プリング10を介して支持部材3の筒部3hに挿
入し、係止させる。可動盤1の節度部材収納筒1
a及び1bにスプリング6及び8とスチールボー
ル7及び9を挿入し、該可動盤1を支持部材3に
軸支する。
しかして、蓋部材18は節度部突片18aを形
成すると共に、軸棒1c及び1dが嵌合する係止
孔18b及び18cに突片18d及び18eを形
成したため、部品数及び組付け工数を削減し、か
つ組付け作業を簡素化することができる。また、
可動盤1のボツクス部1gにキヤンセルカム12
及び13を収納かつ固定する作業が容易である。
成すると共に、軸棒1c及び1dが嵌合する係止
孔18b及び18cに突片18d及び18eを形
成したため、部品数及び組付け工数を削減し、か
つ組付け作業を簡素化することができる。また、
可動盤1のボツクス部1gにキヤンセルカム12
及び13を収納かつ固定する作業が容易である。
次に、本考案に係るターンシグナルスイツチの
キヤンセル機構の作動について、第2図に基づき
詳述する。
キヤンセル機構の作動について、第2図に基づき
詳述する。
第2図は、操作レバー2がニユートラル状態の
位置Nのときの図面である。操作レバー2及び可
動盤1は、支持部材3の中心線に平行した位置に
存在する。スプリング14及び15に付勢された
スチールボール16及び17が、軸棒1c及び1
dの側面部1e及び1fに圧接しているので、キ
ヤンセルカム12及び13は、該側面部1e及び
1fに対して垂直方向の回転力を有する。このた
めキヤンセルカム12及び13は、ストツパー部
1h及び1iに圧接している。スライドスイツチ
21及び22は、可動軸21a及び22aがスイ
ツチ取付部3f及び3gの中央部に位置しOFF
状態になつている。
位置Nのときの図面である。操作レバー2及び可
動盤1は、支持部材3の中心線に平行した位置に
存在する。スプリング14及び15に付勢された
スチールボール16及び17が、軸棒1c及び1
dの側面部1e及び1fに圧接しているので、キ
ヤンセルカム12及び13は、該側面部1e及び
1fに対して垂直方向の回転力を有する。このた
めキヤンセルカム12及び13は、ストツパー部
1h及び1iに圧接している。スライドスイツチ
21及び22は、可動軸21a及び22aがスイ
ツチ取付部3f及び3gの中央部に位置しOFF
状態になつている。
また、キヤンセルピン11aは、ハンドルを回
転してもキヤンセルカム12及び13に衝当しな
い。
転してもキヤンセルカム12及び13に衝当しな
い。
操作レバー2を右方向指示位置Rに揺動操作す
ると、可動盤1及び操作レバー2は、支持部材3
の軸穴3aを中心として右方向指示位置Rの方向
に回動する。節度山3d及び3eの中央部に位置
していたスチールボール7及び9は、想像線で図
示したスチールボール7′及び9′の位置に移動す
る。キヤンセルカム13は、想像線で図示した1
3′の位置に移動する。可動盤1が回動したこと
により、スライドスイツチ21が矢視E方向に移
動し、右側の方向指示灯が点滅し、かつスライド
スイツチ22が矢視G方向に移動し、右側のコー
ナリングランプが点灯する。
ると、可動盤1及び操作レバー2は、支持部材3
の軸穴3aを中心として右方向指示位置Rの方向
に回動する。節度山3d及び3eの中央部に位置
していたスチールボール7及び9は、想像線で図
示したスチールボール7′及び9′の位置に移動す
る。キヤンセルカム13は、想像線で図示した1
3′の位置に移動する。可動盤1が回動したこと
により、スライドスイツチ21が矢視E方向に移
動し、右側の方向指示灯が点滅し、かつスライド
スイツチ22が矢視G方向に移動し、右側のコー
ナリングランプが点灯する。
その後、ハンドルを回転すると、キヤンセルピ
ン11aは矢視A方向に回転移動し、キヤンセル
カム13′の衝当部13′cに衝当すると共に、更
に矢視A方向に回転する。キヤンセルカム13′
は、キヤンセルピン11aに押圧されて矢視C方
向に回転する。キヤンセルカム13′には、スプ
リング15に付勢されたスチールボール17が側
面部1eに斜め方向から押圧することにより、矢
視D方向に回転力が作用している。従つて、キヤ
ンセルカム13′は、キヤンセルピン11aが通
過すると、ストツパー部1iと当接する位置に揺
動復帰する。
ン11aは矢視A方向に回転移動し、キヤンセル
カム13′の衝当部13′cに衝当すると共に、更
に矢視A方向に回転する。キヤンセルカム13′
は、キヤンセルピン11aに押圧されて矢視C方
向に回転する。キヤンセルカム13′には、スプ
リング15に付勢されたスチールボール17が側
面部1eに斜め方向から押圧することにより、矢
視D方向に回転力が作用している。従つて、キヤ
ンセルカム13′は、キヤンセルピン11aが通
過すると、ストツパー部1iと当接する位置に揺
動復帰する。
また、この状態において、キヤンセル部材11
を矢視B方向に回転すると、キヤンセルピン11
aがキヤンセルカム13′に衝当する。キヤンセ
ルカム13′は、ストツパー部1iに当接し、か
つキヤンセルピン11aに押圧されて矢視D方向
に回転力が作用するので、可動盤1を元のニユー
トラル位置Nに押し戻す。そして、可動盤1が元
のニユートラル位置Nに復帰すると、スライドス
イツチ21及び22は連動してOFF状態となる。
を矢視B方向に回転すると、キヤンセルピン11
aがキヤンセルカム13′に衝当する。キヤンセ
ルカム13′は、ストツパー部1iに当接し、か
つキヤンセルピン11aに押圧されて矢視D方向
に回転力が作用するので、可動盤1を元のニユー
トラル位置Nに押し戻す。そして、可動盤1が元
のニユートラル位置Nに復帰すると、スライドス
イツチ21及び22は連動してOFF状態となる。
次に、操作レバー2を右方向位置Rに揺動操作
し、かつ該操作レバー2を手で握り、この位置で
保持したロツク状態において、ハンドルを回転
し、キヤンセル部材11を矢視B方向に回転した
場合を説明する。
し、かつ該操作レバー2を手で握り、この位置で
保持したロツク状態において、ハンドルを回転
し、キヤンセル部材11を矢視B方向に回転した
場合を説明する。
キヤンセル部材11が矢視B方向に回転する
と、キヤンセルピン11aがキヤンセルカム1
3′の衝当部13′cに衝当する。キヤンセルカム
13′はキヤンセルピン11aに押圧され、矢視
D方向に回転しようとする。しかし、可動盤1
が、回動不可能な状態に保持されており、キヤン
セルカム13′は矢視D方向に回転できない。し
かして、キヤンセルカム13′は、ストツパー部
1iに当接した状態でキヤンセルピン11aに押
圧され、スプリング15を圧縮させて、軸棒1d
と長孔13aの隙間分だけ退縮する。そして、キ
ヤンセルピン11aが更に矢印B方向に回転し、
キヤンセルカム13と非接触状態になると、当該
キヤンセルカム13は、スプリング15に押圧さ
れて、元のキヤンセルカム13′の位置に自動復
帰する。しかして、キヤンセルカム13はロツク
逃げをする。
と、キヤンセルピン11aがキヤンセルカム1
3′の衝当部13′cに衝当する。キヤンセルカム
13′はキヤンセルピン11aに押圧され、矢視
D方向に回転しようとする。しかし、可動盤1
が、回動不可能な状態に保持されており、キヤン
セルカム13′は矢視D方向に回転できない。し
かして、キヤンセルカム13′は、ストツパー部
1iに当接した状態でキヤンセルピン11aに押
圧され、スプリング15を圧縮させて、軸棒1d
と長孔13aの隙間分だけ退縮する。そして、キ
ヤンセルピン11aが更に矢印B方向に回転し、
キヤンセルカム13と非接触状態になると、当該
キヤンセルカム13は、スプリング15に押圧さ
れて、元のキヤンセルカム13′の位置に自動復
帰する。しかして、キヤンセルカム13はロツク
逃げをする。
また、操作レバー2を左方向指示位置Lに揺動
操作した場合は、上記右方向指示位置R方向に操
作したときと同様の作動で操作レバー2が自動復
帰される。
操作した場合は、上記右方向指示位置R方向に操
作したときと同様の作動で操作レバー2が自動復
帰される。
以上詳述したように本考案の構成によれば、平
面状の側面部を有する半円柱状の軸棒とストツパ
ー部とを可動盤に備え、キヤンセルカムに長孔と
この長孔の長さ方向を貫通する横穴を有し、軸棒
と長孔の係合、及び横穴に挿入されたスプリン
グ、押圧体と前記側面部との係合により、当該キ
ヤンセルカムが長孔方向に進退移動してロツク逃
げの機能を果し、かつストツパー部側に自動復帰
するように軸棒に支持されて、揺動復帰の機能を
果す構成としたので、両方の機能を果す構成が統
合されることにより、部品数が少なく簡単な構成
で組付け性の良い、ターンシグナルスイツチのキ
ヤンセル機構を提供できる。
面状の側面部を有する半円柱状の軸棒とストツパ
ー部とを可動盤に備え、キヤンセルカムに長孔と
この長孔の長さ方向を貫通する横穴を有し、軸棒
と長孔の係合、及び横穴に挿入されたスプリン
グ、押圧体と前記側面部との係合により、当該キ
ヤンセルカムが長孔方向に進退移動してロツク逃
げの機能を果し、かつストツパー部側に自動復帰
するように軸棒に支持されて、揺動復帰の機能を
果す構成としたので、両方の機能を果す構成が統
合されることにより、部品数が少なく簡単な構成
で組付け性の良い、ターンシグナルスイツチのキ
ヤンセル機構を提供できる。
第1図及び第2図は、本考案にかかるターンシ
グナルスイツチのキヤンセル機構の一実施例を示
す図面であり、第1図は分解斜視図、第2図は要
部拡大平面図である。 1……可動盤、1c及び1d……軸棒、1e及
び1f……側面図、1h及び1f……ストツパー
部、2……操作レバー、3……支持部材、6,
8,14及び15……スプリング、16及び17
……スチールボール(押圧体)、11……キヤン
セル部材、11a……キヤンセルピン、12及び
13……キヤンセルカム、12a及び13a……
長孔、12b及び13b……横穴。
グナルスイツチのキヤンセル機構の一実施例を示
す図面であり、第1図は分解斜視図、第2図は要
部拡大平面図である。 1……可動盤、1c及び1d……軸棒、1e及
び1f……側面図、1h及び1f……ストツパー
部、2……操作レバー、3……支持部材、6,
8,14及び15……スプリング、16及び17
……スチールボール(押圧体)、11……キヤン
セル部材、11a……キヤンセルピン、12及び
13……キヤンセルカム、12a及び13a……
長孔、12b及び13b……横穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリングシヤフトの周囲に配置された支持
部材に、可動部材を左右揺動自在に支持かつ各揺
動位置に保持し、前記ステアリングシヤフトの回
転に応じて一対のキヤンセルカムが揺動変位し、
前記可動盤をニユートラル位置に自動復帰させる
ターンシグナルスイツチのキヤンセル機構におい
て、 前記可動盤は、軸棒とストツパー部とをそれぞ
れ一対備え、 前記軸棒は、平面状の側面部を有する半円柱状
に形成し、 前記各キヤンセルカムは、前記各軸棒に挿入し
揺動自在に支持される長孔と、この長孔の長手方
向を貫通した有底の横穴とを有し、 前記横穴には、前記長孔に挿入された軸棒の側
面部を押圧する押圧体が、スプリングに付勢され
て挿着し、 前記軸棒の側面部は、前記押圧体と圧接するベ
クトルによつて、前記ストツパー部に当接する回
転力を前記キヤンセルカムに付与する方向に配置
したことを特徴とするターンシグナルスイツチの
キヤンセル機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988009040U JPH0511728Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988009040U JPH0511728Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01113035U JPH01113035U (ja) | 1989-07-28 |
JPH0511728Y2 true JPH0511728Y2 (ja) | 1993-03-24 |
Family
ID=31215443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988009040U Expired - Lifetime JPH0511728Y2 (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511728Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH033080Y2 (ja) * | 1986-04-30 | 1991-01-28 |
-
1988
- 1988-01-27 JP JP1988009040U patent/JPH0511728Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01113035U (ja) | 1989-07-28 |
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