JPH05116712A - 回転式棚設備 - Google Patents

回転式棚設備

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JPH05116712A
JPH05116712A JP28177491A JP28177491A JPH05116712A JP H05116712 A JPH05116712 A JP H05116712A JP 28177491 A JP28177491 A JP 28177491A JP 28177491 A JP28177491 A JP 28177491A JP H05116712 A JPH05116712 A JP H05116712A
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rotary
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vertical
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Yoshiteru Ikehata
淑照 池畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】輸送時や据付け時、コーナーにつく傷に対処し
た回転式棚設備を提供する。 【構成】囲壁体1A〜1Dを取り付ける4方の垂直支柱
31A,31Bおよびこの支柱の囲壁体取り付け部を、支柱
ストッパ36により支柱31A,31Bに取り付け、取外し自
在な外部支柱カバー33,34で覆う構造とする。 【効果】回転式棚設備を外部支柱カバー33,34を取り外
した状態で、輸送し、据付けることで、輸送時、据付け
時に垂直支柱31A,31Bに傷がついても、現地で外部支
柱カバー33,34を取り付けることで傷を遮蔽することが
でき、現地で再塗装する必要がなくなり、かつ見栄えを
良くすることができる。また、後日このカバー33,34に
傷がついても、支柱ストッパ36を取り外すことで簡単に
取り替えることができ、見栄えを維持することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数種の物品を種類ご
とに収納したバケットを上下、あるいは水平方向に回転
移動させて、物品に対するオーダーピッキングを行うと
きなどに採用される回転式棚設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転式棚設備として、た
とえば実開平2−52645 号公報に開示された上下方向に
バケットを移動させる回転式棚設備が提供されている。
すなわち囲壁体内に、駆動輪体と従動輪体とを上下方向
に適当間隔を置いて配設し、これら輪体間に無端回動体
を巻張し、この無端回動体に多数のバケットを取り付
け、前記駆動輪体を正逆駆動する駆動装置を設けて回転
式棚を形成し、前記囲壁体の前壁板に搬入出口を形成
し、搬入出口の側方に設けたコンソールや上位の管理装
置から入力した作業モード信号に応じて前記駆動装置を
制御して目的のバケットを搬入出口に移動させる制御装
置を設けている。
【0003】このような回転式棚設備では、手動設定
時、作業員がコンソールにて作業データを入力し、搬入
出口の前に移動し、駆動装置で呼び出されたバケットに
対して、搬入出作業を行っている。
【0004】また、前記囲壁体の4方の垂直支柱は内部
フレームと一体で溶接され、囲壁体はこの垂直支柱をコ
ーナーとしてその側方に鋼製のパネル(壁体)を取り付
けて形成されている。また、垂直支柱は見栄えを良くす
るために、その外面は塗装されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回転式
棚設備では、垂直支柱がコーナーとなるため、輸送時や
据付け時にその塗装面が傷つくことが多く、現地で再塗
装しなければならず、そのために時間と手間がかかり、
コストがアップするという問題があった。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであり、
コーナーの輸送時や据付け時の傷に対処した回転式棚設
備を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明の回転式棚設備は、囲壁体内に駆動輪体と従動輪
体とを上下、あるいは水平方向に適当間隔を置いて配設
し、これら輪体間に無端回動体を巻張し、この無端回動
体に多数のバケットを取り付け、前記駆動輪体を正逆駆
動する駆動装置を設けて回転式棚を形成した回転式棚設
備であって、前記囲壁体の4方の垂直支柱およびこの支
柱の囲壁体取り付け部を、前記支柱に取り付け、取外し
自在な外部支柱カバーで覆う構造としたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】上記構成により、回転式棚設備を外部支柱カバ
ーを取り外した状態で、輸送し、据付けることが可能と
なり、輸送時、据付け時に垂直支柱に傷がついても、現
地で外部支柱カバーを取り付けることで傷が遮蔽され、
再塗装する必要がなくなる。また、後日このカバーに傷
がついても、簡単に取り替えられる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における回転式棚設備
の斜視図、図2は同回転式棚設備の縦断側面図、図3は
同回転式棚設備の支柱部の平面図である。
【0010】1はパネル材からなる囲壁体で、前壁板1A
と、後壁板1Bと、左右の側壁板1C,1Dと、天壁板1Eとに
よりボツクス状に形成され、床2上に縦向きで立設して
ある。この囲壁体1内の上部には左右一対の従動輪体3
が、また下部には左右一対の駆動輪体4が配設され、上
下方向で対向する両輪体3,4間には無端回動体(チエ
ンなど)5が巻張される。前記駆動輪体4を取り付けた
駆動軸6は、囲壁体1内に配設した内部フレーム7に軸
受(図示せず)を介して回転自在に支持され、そして囲
壁体1内に設けた正逆駆動自在なモータ9に連動連結し
ている。このモータ9はベースフレーム10に配置した電
磁ブレーキ付きのモータからなり、その出力軸11と前記
駆動軸6とを巻掛伝動機構12により連動連結している。
また左右一対の無端回動体5間には多数のバケツト13が
リンクプレート14を介して取り付けてある。すなわちリ
ンクプレート14は2本1組で、その遊端間を連結するピ
ン15にバケツト13が揺動自在に支持されている。そして
ピン15側からのレバー16の遊端に取り付けたローラ16A
を案内するガイドレール17が前記内部フレーム7の内面
側に配設してある。前記バケツト13の移動経路の一側、
すなわち囲壁体1の前壁板1Aの下部に搬入出口18を形成
し、この搬入出口18の外側下部には受け台(テーブル)
19が設けられ、また上端中央付近にはコンソール20が設
けられ、このコンソール20の両側にはそれぞれ照明装置
21が設置されている。また搬入出口18の前面側部には、
電源スイッチと非常停止スイッチ(いずれも図示せず)
からなる電源パネル22が設けられ、前記囲壁体1内で前
壁板1Aの裏面側には、前記搬入出口18の開閉を行うシヤ
ツター板23が設けられている。
【0011】また図3に示すように、前壁板1Aと、後壁
板1Bと、左右の側壁板1C,1Dは、囲壁体1の4方の垂直
支柱31および内部フレーム32にねじ止めされており、前
面の垂直支柱31Aに前面用外部支柱カバー33がネジ止め
され、後面の垂直支柱31Bに後面用外部支柱カバー34が
ネジ止めされている。
【0012】各外部支柱カバー33,34は、図4および図
5に拡大して示すように、接続位置決め用にロールピン
を差し込むための複数のビス部材35と、垂直支柱31の対
向する面に対して支柱ストッパ36を係止する、コの字状
の支柱取り付け用部材37と、美観を保つための半円形状
の外装部材38を結合して構成されており、アルミ押し出
し成形で、自由に所定長さに切断可能な部材から形成さ
れている。前面用外部支柱カバー33は、垂直支柱31Aお
よび前壁板1Aと左右の側壁板1C,あるいは1Dの取り付け
部を覆い、また後面用外部支柱カバー34は、垂直支柱31
Bおよび後壁板1Bと左右の側壁板1C,あるいは1Dの取り
付け部を覆っている。
【0013】支柱ストッパ36は、図6および図7に詳細
に示すように、外ストッパ39と、内ストッパ40と、2個
のゆるみ止め付きナット41と、2本のコイルバネ42から
構成されている。外ストッパ39は、平板43の上下部の両
端を同方向にわずかに折り曲げ、その中央に縦に2本の
ボルト44を溶接して形成され、平板43の両サイドが支柱
取り付け用部材37に支持され、ボルト44がその縦溝47に
通る外形としている。また、内ストッパ40はコの字状に
成形した平板45に前記2本のボルト44の貫通孔44を設け
て形成されている。
【0014】外部支柱カバー33,34の垂直支柱31への取
り付け方法について説明する。まず、外部支柱カバー3
3,34の支柱取り付け用部材37の一部を切欠き、縦溝47
の中に外ストッパ39をボルト44が突出する向きに挿入
し、支柱31の取り付け孔48位置まで外ストッパ39をスラ
イドさせ、ボルト44をこの支柱31の取り付け孔48に挿入
し、ボルト44にコイルバネ42を外装し、その外側に内ス
トッパ40を取り付け、ボルト44にゆるみ止め付きナット
44を締め付けることで行われる。
【0015】外部支柱カバー33,34は、工場内では取り
付けず、単品で輸送され、垂直支柱31を剥き出しのまま
輸送、据付けられた回転式棚設備に現地において取り付
けられる。
【0016】このように、回転式棚設備を外部支柱カバ
ー33,34を取り外した状態で、輸送し、据付けること
で、輸送時、据付け時に垂直支柱31に傷がついても、現
地で外部支柱カバー33,34を取り付けることで傷を遮蔽
することができ、現地で再塗装する必要がなくなり、か
つ見栄えを良くすることができる。また、後日このカバ
ー33,34に傷がついても、支柱ストッパ36を取り外すこ
とで簡単に取り替えることができ、見栄えを維持するこ
とができる。また、外部支柱カバー33,34はアルミ押し
出し成形で形成されることにより自由に所定長さに切断
でき、かつ支柱ストッパ36を自在にスライドできること
から、支柱31の長さの変更に対して自在に対処すること
ができる。さらに外部支柱カバー33,34は大量生産が可
能になり、コストを下げることができる。また、支柱ス
トッパ36を自在にスライドできることから、垂直支柱31
に多くの加工孔(取り付け孔48)を設ける必要がなくな
り、垂直支柱31の製作コストを下げることができる。
【0017】なお、本実施例では上下方向にバケット13
を移動させる回転式棚設備に外部支柱カバー33,34を取
り付ける構造としているが、水平方向にバケット13を移
動させる回転式棚設備にも同様に外部支柱カバー33,34
を取り付ける構造とすることにより同様の効果を上げる
ことができる。
【0018】
【発明の効果】上記発明によれば、回転式棚設備を外部
支柱カバーを取り外した状態で、輸送し、据付けること
が可能となり、輸送時、据付け時に垂直支柱に傷がつい
ても、現地で外部支柱カバーを取り付けることで傷を隠
すことができ、現地での再塗装の必要がなくなることで
コストを下げることが可能となり、かつ見栄えを良くす
ることができる。また、後日このカバーに傷がついて
も、簡単に取り替えることができ、見栄えを維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回転式棚設備の斜視
図である。
【図2】同回転式棚設備の縦断側面図である。
【図3】同回転式棚設備の支柱部の平面図である。
【図4】同回転式棚設備の後面支柱部の拡大平面図であ
る。
【図5】同回転式棚設備の前面支柱部の拡大平面図であ
る。
【図6】同回転式棚設備の支柱部の要部側面図である。
【図7】同回転式棚設備の外ストッパの平面および側面
図である。
【符号の説明】
1 囲壁体 3 従動輪体 4 駆動輪体 5 無端回動体 9 モータ 13 バケット 18 搬入出口 31 垂直支柱 33,34 外部支柱カバー 36 支柱ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 囲壁体内に駆動輪体と従動輪体とを上
    下、あるいは水平方向に適当間隔を置いて配設し、これ
    ら輪体間に無端回動体を巻張し、この無端回動体に多数
    のバケットを取り付け、前記駆動輪体を正逆駆動する駆
    動装置を設けて回転式棚を形成した回転式棚設備であっ
    て、 前記囲壁体の4方の垂直支柱およびこの支柱の囲壁体取
    り付け部を、前記支柱に取り付け、取外し自在な外部支
    柱カバーで覆う構造としたことを特徴とする回転式棚設
    備。
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