JPH09142291A - 軌道車両システムにおける開閉ドア付プラットフォームスクリーンの設置方法及びプラットフォームスクリーンユニット - Google Patents

軌道車両システムにおける開閉ドア付プラットフォームスクリーンの設置方法及びプラットフォームスクリーンユニット

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JPH09142291A
JPH09142291A JP7307016A JP30701695A JPH09142291A JP H09142291 A JPH09142291 A JP H09142291A JP 7307016 A JP7307016 A JP 7307016A JP 30701695 A JP30701695 A JP 30701695A JP H09142291 A JPH09142291 A JP H09142291A
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screen
door
platform
screen unit
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JP7307016A
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Yukio Uozumi
幸雄 魚住
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KOTSU SYST KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造が簡単で、工場組み立てできるプラット
フォームスクリーンの構造及びその設置方法を提供す
る。 【解決方法】 両端の柱部材3と、上部材4と、下部材
5とからなる枠構造2を備える。上部材に、水平に延び
る支持部材又はドア開口巾より小さくない間隔で上部材
から垂下する一対の支持部材を取り付ける。中央部にド
ア開口を残して枠構造の両側部にスクリーン部材12を
取り付けスクリーン部材を柱部材に取り付ける。この構
造のスクリーンユニットを複数個、プラットフォームの
軌道に面する側に順に並べて設置し、スクリーンユニッ
トの下部をプラットフォームに、上部をプラットフォー
ムの上部構造物にそれぞれ結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道車両システムにお
いて、乗降用プラットフォームの軌道に面する側に開閉
ドア付スクリーンを設置する方法及びスクリーンユニッ
トに関する。
【0002】
【従来技術】軌道車両システムにおいては、乗降用プラ
ットフォームにおける乗客の安全性を確保する観点か
ら、プラットフォームの軌道に面する側にスクリーンを
設け、該スクリーンに開閉ドアを形成することが試みら
れ、実用化されつつある。従来のこの種スクリーンは、
その構成部品を工場生産し、組み立て現場に搬入して現
場組み立てを行うことにより設置されている。この場
合、一部の部品が工場で組み立てられることもあるが、
大部分の組み立ては現場で行なうのが普通である。ま
た、従来のプラットフォームスクリーンは、適宜の間隔
で垂直方向の柱部材を配置し、これらの柱部材の間にわ
たして上部材と下部材を設け、2つの柱部材の間で上部
材とほぼ同一の位置に固定スクリーンを支持する水平部
材を設ける構造である。ドアは両開きの引き戸構造であ
り、ドアレールとドアエンジンが溝型断面の上部材に収
納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラットフォー
ムスクリーンの設置方法は完全な現場組み立てであるた
め、現場での設置に時間を要し、その作業中はプラット
フォームでの他の作業ができない。また、構造が比較的
複雑であるため、製造のコストが高いという問題があ
る。また、別の問題としては、固定スクリーンを支持す
るための水平支持部材の配置のために、通常上部材に収
納されるドアレール等のドア支持構造やドアエンジンの
点検保守が困難になる。本発明は、このような従来のプ
ラットフォームスクリーンの構造及び設置方法の問題を
解決し、構造が簡単で、工場組み立てできるプラットフ
ォームスクリーンの構造及びその設置方法を提供するこ
とを一目的とする。本発明の他の目的は、プラットフォ
ームスクリーンの構造物内に収納されるドア支持構造や
ドアエンジン等の保守及び点検作業を容易に遂行できる
プラットフォームスクリーンの構造を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、軌道車両システムにおいて乗降用プラッ
トフォームに開閉ドア付スクリーンを設置するための新
規な方法を提供する。この方法は、工場であらかじめ形
成されたスクリーンユニットを使用する。このスクリー
ンユニットは、少なくとも両端に上下方向に延びるよう
に配置された一対の柱部材と、横方向に延びて該柱部材
の上部を結合する上部材と、横方向に延びて該柱部材の
下端部を結合する下部材とからなる枠構造を備える。上
部材は、箱型断面から下側面とプラットフォームに面す
る後側面を少なくとも部分的に切り欠いた断面形状と
し、上部材に支持部材を取り付ける。支持部材は、ドア
開口巾より小さくない間隔で配置され、上部材からほぼ
垂直方向に垂下する少なくとも一対の部材とすることが
好ましい。しかし、上部材の下面に水平方向に配置し、
該上部材に取付けた構造の支持部材としてもよい。そし
て、中央部にドア開口を残して枠構造の両側部にスクリ
ーン部材を配置し、支持部材にスクリーン部材の上縁部
を取り付け、スクリーン部材の下縁部を下部材に取り付
け、スクリーン部材の横方向外側の縁部を柱部材に取り
付けた構造とする。この構造のスクリーンユニットを複
数個、プラットフォームの軌道に面する側に順に並べて
設置し、各スクリーンユニットを柱部材において互いに
突き合わせるか、又は間にパネルを介在させて配置し、
該スクリーンユニットの下部をプラットフォームに、上
部をプラットフォームの上部構造物にそれぞれ結合す
る。ドアは、スクリーンユニットをプラットフォームに
設置する前又は後において該スクリーンユニットのドア
開口に取り付ける。
【0005】本発明のスクリーンユニットに使用される
ドアは引き戸式であり、通常は、上部材には該ドアのた
めのドアレールとドア駆動のためのドアエンジンが収納
される。本発明の更に別の態様においては、スクリーン
ユニットは、上部材内にドアレール等のドア支持構造と
ドア駆動のためのドアエンジンを収納し、両開きの引き
戸式ドアを該ドアレールにより支持した構造とする。本
発明の方法においては、スクリーンユニットをプラット
フォームに設置する際に枠構造の下部材を取り外し、柱
部材をプラットフォームに取り付けるようにしてもよ
い。この場合、スクリーン部材の下辺は、プラットフォ
ームの床に直接に支持することができる。本発明は又、
上記したスクリーンの設置方法に使用するに適したスク
リーンユニットを提供するものである。このスクリーン
ユニットは、少なくとも両端において上下方向に延びる
ように配置された一対の柱部材と、横方向に延びて該柱
部材の上部を結合する上部材と、横方向に延びて該柱部
材の下端部を結合する下部材とからなる枠構造を備え
る。上部材は、箱型断面から下側面とプラットフォーム
に面する後側面を少なくとも部分的に切り欠いた断面形
状であり、該上部材に支持部材を取り付け、中央部にド
ア開口を残して該枠構造の両側部にスクリーン部材を配
置し、支持部材にスクリーン部材の上縁部を取り付け、
スクリーン部材の下縁部を下部材に取り付け、スクリー
ン部材の横方向外側の縁部を柱部材に取り付けた構造と
する。支持部材は、ドア開口巾より小さくない間隔で配
置され、上部材からほぼ垂直方向に垂下する少なくとも
一対の部材とすることが好ましいが、上部材の下面に水
平方向に配置し、該上部材に取付けた構造の支持部材と
してもよい。
【0006】本発明によるスクリーンユニットの好まし
い態様においては、スクリーン部材は、上部材及び下部
材に対しピボットヒンジにより回動自在に取り付けら
れ、柱部材に対し解除可能なロック手段により取り付け
られ、該スクリーン部材が緊急用のドアとして使用でき
るように構成される。また、別の態様においては、スク
リーン部材は、柱部材に対してヒンジ機構により回動自
在に取り付けられ、上部材及び下部材に対して解除可能
なロック手段により取り付けられ、該スクリーン部材が
緊急用のドアとして使用できるように構成される。さら
に本発明の別の態様によるスクリーンの設置方法では、
スクリーンユニットを設置場所に運搬するために作業用
車両を使用する。この作業用車両は、スクリーンユニッ
トの枠構造の両側に設けられた一対の柱部材に少なくと
も4個所において連結されるクランプ部材を備える剛性
の支持枠と、該支持枠を上下方向及び横方向に移動させ
る荷役機構とを備え、軌道上を走行するようになった構
造である。そして、作業用車両の該支持枠にスクリーン
ユニットを取り付けることにより該スクリーンユニット
を該車両に搭載し、該スクリーンユニットを設置するプ
ラットフォームの位置まで該車両を運行し、荷役機構を
作動させて該スクリーンユニットをプラットフォームの
上まで移動させて設置を行う。この場合、作業環境によ
っては、スクリーンユニットの枠構造の両側に補強と保
護を兼ねた枠を取り付けたのち、作業用車両の支持枠に
該スクリーンユニットを取り付けることが好ましい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は、本発明の一実施例によるスクリーンユニッ
トの分解斜視図である。スクリーンユニット1は、枠構
造2を備え、この枠構造2は、両側に配置された一対の
柱部材3と、横方向に延び両端が該柱部材3の上部に結
合された上部材4と、横方向に延び両端が柱部材3の下
端部に結合された下部材5から構成される。本実施例で
は、柱部材3は上部材4より上方に延び、上端部には横
方向に延びる上端部材6が結合されている。両側の柱部
材3の間において、上部材4と上端部材6は、上下方向
の連結部材7により連結されている。連結部材7は、両
側の柱部材3と上部材4及び上端部材6により囲まれる
矩形状の区画を3分するように配置される。この連結部
材により3分された各区画には、必要に応じてガラス又
はプラスチック材料製の板8を嵌め込む。この板8の代
わりに、開閉可能な扉を設けることもできる。図2に示
すように、上部材4は4角形断面の箱型であり、下側面
とプラットフォームに面する後側面の一部が切り欠かれ
ている。上部材4の内部には、連結部材7の下側の位置
に、支持部材としてのブラケット9が取り付けられる。
ブラケット9は逆L字形で、上部が上部材4の上壁に結
合される。ブラケット9の下端面は上部材4の下壁とほ
ぼ同一の面内にある。対をなすブラケット9の横方向の
間隔は、ドア開口の巾より僅かに広い間隔とする。
【0008】図3に示すように、ブラケット9には下面
から上向きにピボット軸受け孔9aが形成されており、
該ブラケット9の下面にはピボット軸受け板10が取り
付けられている。下部材5には、ブラケット9のピボッ
ト軸受け孔9aに対して垂直方向下方の位置に、ピボッ
ト軸受け孔11aを有するピボット軸受け板11が設け
られている。再び図1を参照すると、枠構造2には一対
のスクリーン部材12が取り付けられる。本実施例で
は、このスクリーン部材12はドアの形状であり、全体
として矩形の形状であり、必要に応じてガラス又はプラ
ットフォーム材料の板12aが取り付けられる。スクリ
ーン部材12の縦方向の縁の一方において、該スクリー
ン部材12には、上縁から上方に突出するピボット軸1
3aが設けられる。同様に、図3に示すように、スクリ
ーン部材12の下縁から下方に突出するように、ピボッ
ト軸13aと同軸にピボット軸13bが設けられる。ス
クリーン部材12のピボット軸12a、12bは、それ
ぞれブラケット9のピボット軸受け孔9a及び下部材5
に設けられたピボット軸受け板11のピボット軸受け孔
11aに挿入されている。この状態を図4に示す。この
支持構造により、スクリーン部材12は上下方向のピボ
ット軸13a、13bのまわりに開閉作動できる。
【0009】スクリーン部材12は、常時は閉位置にロ
ックされる。このために、各柱部材3の内側面には、ピ
ボット軸13a、13bが設けられる縦方向縁とは反対
側の縦方向縁に隣接する側でスクリーン部材12の上縁
部に対応する位置に、ロック部材14が設けられる。ロ
ック部材14は、図5に示すように、保持板14aと該
保持板14a内に形成された保持孔14bに配置された
ロック用ボール14cから構成される。ロック用ボール
14cはバネ14dにより下方に付勢されており、上向
きの力により上方に押し込むことができる。スクリーン
部材12の上縁には、該ロック部材14に対応する位置
にロック板15が設けられる。このロック板15は、ロ
ック用ボール14cと係合する係合凹部15aを有す
る。スクリーン部材12が閉じ位置に動かされるとき、
該スクリーン部材12のロック板15がロック部材14
のロック用ボール14cに係合し、該ロック用ボール1
4cを孔14bの方向に押し込む。ロック板15の係合
凹部15aがロック用ボール14cの位置に達したと
き、該ロック用ボール14cがバネ14dにより押し出
されてロック板15の係合凹部15aに係合する。保持
板14aには、この位置でスクリーン部材12の軌道側
の面すなわち前面に係合する弾性材料製のストッパ14
eが設けられる。
【0010】下部材5には、柱部材3に隣接する位置に
ロック部材14と同様な構造のロック部材16が設けら
れている。図には示していないが、スクリーン部材12
の下縁には、ロック板と同様な構造のロック板が設けら
れる。この構造により、スクリーン部材12は下縁にお
いても枠構造2にロックされる。スクリーン部材12
は、このロック位置では、プラットフォーム側から軌道
側に向けて開くことはできないが、軌道側から強い力で
押すことによりプラットフォーム側に開くことが可能で
ある。この構造は、スクリーン部材12を緊急時に軌道
側からプラットフォーム側に開いて緊急用ドアとして使
用することを可能にするものである。図2を参照する
と、枠構造2の上部材4の内部にはドアレール17が配
置される。下部材5には、スクリーン部材12が配置さ
れる位置より軌道側の位置に、ドアレール18が配置さ
れる。また、枠構造2の上部材4内に、ドアを開閉駆動
するためのドアエンジン19が収容される。スクリーン
部材12より軌道側の位置において、枠構造2には一対
のドア20が配置される。このドア20は、両開きの引
き戸構造であり、上縁に対をなす戸車20aが設けられ
る。上部材4に設けられるドアレール17は、ドア20
の戸車20aをつり下げる形式の戸車レールである。図
には示していないが、ドア20の下縁には、下側のドア
レール18に係合する案内溝を設ける。図2に示すよう
に、ドア20は連結部材21によりドアエンジン19に
連結され、該ドアエンジン19により開閉方向に駆動さ
れる。上部材4には、プラットフォーム側の開口面をカ
バーするための開閉蓋22が設けられる。このように、
この実施例の構造では、スクリーンユニット内にドア2
0を支持するドアレール17のようなドア支持構造の
他、ドアエンジン19等の機能部品を装着しているの
で、ドアエンジンを駆動するための配線や空気管等の艤
装もスクリーンユニットの製造時に工場で行なうことが
可能になる。
【0011】図6は、上述したスクリーンユニット1を
プラットフォーム23上に設置した状態を示すものであ
る。この例では、スクリーンユニット1は、複数個が互
いに間隔をもって列状に配置される。スクリーンユニッ
ト1の間には、必要に応じて遮蔽パネル24を介在させ
る。車両の乗降口のピッチがスクリーンユニットの巾と
同じ場合には、パネル24を使用する必要がなく、隣合
ったスクリーンユニット1の柱部材3を互いに突き合わ
せて配置する。以上の説明では、スクリーンユニット1
の枠構造2の下部材5をそのままにしてプラットフォー
ム23に設置したが、場合によっては、下部材5に設け
た軸受け板11、ロック部材16、ドアレール18等に
相当する構造をプラットフォーム23上に設け、下部材
5は設置前に枠構造2ら取り外すようにしてもよい。図
7は、スクリーンユニット1を設置現場に運搬するため
の作業車両24の一例を示す図である。図7において、
破線25は軌道の建築限界を示し、破線26は車両限界
を示す。軌道には2本のレール27が配置され、該レー
ル27上を走行する鉄輪28を備えた台車29が作業車
両24に設けられる。台車29には車体30が支持さ
れ、該車体30に荷役機構31が設けられる。荷役機構
31は、剛性の支持枠31aを備え、該支持枠31aに
は、該支持枠31aをスクリーンユニット1の枠構造2
の所定個所に取り付けるためのクランプ(図示せず)を
有する。該クランプの位置は、両側の柱部材3を、それ
ぞれ少なくとも2個所で支持枠31aに固定できるよう
に定める。荷役機構31は、該支持枠31aを上下方向
及び横方向に移動させることができ、かつ支持枠を傾斜
させることができるようなリンク機構31b及び必要な
アクチュエータ31cを備える。このリンク機構31b
の具体的構造としては、種々の形式のものを採用するこ
とができる。したがって、これ以上詳細には説明しな
い。
【0012】作業環境によっては、スクリーンユニット
1の両側に、補強と保護を兼ねた枠(図示せず)を取り
付けたのち、荷役機構31の支持枠31aに固定するこ
とも可能である。この作業用車両24を使用することに
より、スクリーンユニット1を軌道に沿ってプラットフ
ォーム23の位置まで移動させ、プラットフォームの所
定位置で荷役機構31によりスクリーンユニット1を所
定の設置位置に動かして設置することができる。図8
は、本発明のスクリーンユニットの他の実施例を示す図
1と同様な斜視図である。図8において、先の実施例に
対応する部分は同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。図8に示す実施例では、上部材4は前実施例と同様
な形状であり、支持部材9aは垂直に垂下する部材では
なく、上部材4の下面に沿って横方向に延び、該上部材
4の下面に取付けられた水平部材である。図8には、支
持部材9aは上部材4のほぼ全長にわたって延びるよう
に示されているが、スクリーン部材12が取り付けられ
る部分にのみ配置するようにしてもよい。また、支持部
材9aの両端をボルトにより取り外し可能に取り付ける
こともできる。支持部材9aには、下部材5上のピボッ
ト軸受け板11に対して垂直方向上方の位置に、ピボッ
ト軸受け板10が取り付けられる。その他の構造は、先
の実施例におけると同様である。
【0013】
【効果】本発明のスクリーンユニットは、スクリーン部
材の両側に柱を設ける必要がないので、構造が簡単かつ
軽量になるため、工場から設置現場までの運搬が容易に
なる。また、スクリーンはユニットとして生産され、そ
の状態で設置現場に送られ、所定の個所に位置決めして
設置されるので、現場での作業が簡単かつ迅速に遂行で
き、設置時間も短縮できる。また、本発明による作業用
車両を使用すると、スクリーンユニットを設置場所であ
るプラットフォームに運搬する作業及び設置のための位
置決めが極めて容易になる。また、支持部材を上部材か
らほぼ垂直方向に垂下する少なくとも一対の部材として
構成すると、上部材内に配置されるドアの支持構造やド
アエンジンに対する保守及び点検の作業の妨げになら
ず、保守点検が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスクリーンユニットを
示す分解斜視図である。
【図2】図1の実施例によるスクリーンユニットをプラ
ットフォームへの設置状態で示す断面図である。
【図3】スクリーンの取り付け構造の詳細を示す断面図
である。
【図4】スクリーンを取り付け状態で示す部分正面図で
ある。
【図5】スクリーンのロック機構を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例のスクリーンユニットをプラッ
トフォームに設置する一例を示す斜視図である。
【図7】本発明の作業用車両によりスクリーンユニット
を運搬し設置する状態を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す図1と同様なスクリ
ーンユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1 スクリーンユニット 2 枠構造 3 柱部材 4 上部材 5 下部材 12 スクリーン部材 20 ドア 24 作業用車両

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道車両システムの乗降用プラットフォ
    ームの軌道に面する側に開閉ドア付スクリーンを設置す
    る方法であって、 両端に上下方向に延びるように配置された一対の柱部材
    と、横方向に延びて前記柱部材の上部を結合する上部材
    と、横方向に延びて前記柱部材の下端部を結合する下部
    材とを最低限の構成部材とする枠構造を備え、前記上部
    材は、箱型断面から下側面とプラットフォームに面する
    後側面を少なくとも部分的に切り欠いた断面形状とし、
    前記上部材に支持部材を取り付け、中央部にドア開口を
    残して前記枠構造の両側部にスクリーン部材を配置し、
    前記支持部材に前記スクリーン部材の上縁部を取り付
    け、前記スクリーン部材の下縁部を前記下部材に取り付
    け、前記スクリーン部材の横方向外側の縁部を前記柱部
    材に取り付けた構造のスクリーンユニットを準備し、 複数個の前記スクリーンユニットを、プラットフォーム
    の軌道に面する側に並べて設置し、各スクリーンユニッ
    トを前記柱部材において互いに突き合わせるか又は間に
    パネルを介在させて配置するとともに、該スクリーンユ
    ニットの下部をプラットフォームに、上部をプラットフ
    ォームの上部構造物に結合し、 該スクリーンユニットをプラットフォームに設置する前
    又は後において該スクリーンユニットにドア及びドアエ
    ンジンを取り付ける、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した方法であって、ドア
    は引き戸式であり、前記上部材には該ドアのためのドア
    支持装置とドア駆動のためのドアエンジンが収納された
    ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した方法で
    あって、前記支持部材は、ドア開口より小さくない間隔
    で配置され、前記上部材からほぼ垂直方向に垂下する少
    なくとも一対の部材からなることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載した方法であって、スクリーンユニットをプラ
    ットフォームに設置する際に前記枠構造の前記下部材を
    取り外し、前記柱部材をプラットフォームに取り付ける
    ことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 両端に上下方向に延びるように配置され
    た一対の柱部材と、横方向に延びて前記柱部材の上部を
    結合する上部材と、横方向に延びて前記柱部材の下端部
    を結合する下部材とを最低限の構成部材とする枠構造を
    備え、 前記上部材は、箱型断面から下側面とプラットフォーム
    に面する後側面を少なくとも部分的に切り欠いた断面形
    状とし、 前記上部材に支持部材を取り付け、 中央部にドア開口を残して前記枠構造の両側部にスクリ
    ーン部材を配置し、前記支持部材に前記スクリーン部材
    の上縁部を取り付け、前記スクリーン部材の下縁部を前
    記下部材に取り付け、前記スクリーン部材の横方向外側
    の縁部を前記柱部材に取り付けた、ことを特徴とするス
    クリーンユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載したスクリーンユニット
    であって、前記スクリーン部材は、前記上部材及び下部
    材に対しピボットヒンジにより回動自在に取り付けら
    れ、前記柱部材に対し解除可能なロック手段により取り
    付けられ、該スクリーン部材が緊急用のドアとして使用
    できるようになったことを特徴とするスクリーンユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載したスクリーンユニット
    であって、前記スクリーン部材は、前記柱部材に対して
    ヒンジ機構により回動自在に取り付けられ、前記上部材
    及び下部材に対して解除可能なロック手段により取り付
    けられ、該スクリーン部材が緊急用のドアとして使用で
    きるようになったことを特徴とするスクリーンユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7までのいずれか1
    項に記載したスクリーンユニットであって、前記支持部
    材は、ドア開口より小さくない間隔で配置され、前記上
    部材からほぼ垂直方向に垂下する少なくとも一対の部材
    からなることを特徴とするスクリーンユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載した方法であって、前記枠構造の両側に設けら
    れた一対の前記柱部材に少なくとも4個所において連結
    されるクランプ部材を備える剛性の支持枠と、該支持枠
    を上下方向及び横方向に移動させる荷役機構とを設け、
    軌道上を走行するようになった作業用車両を準備し、前
    記作業用車両の前記支持枠にスクリーンユニットを取り
    付けることにより該スクリーンユニットを該車両に搭載
    し、該スクリーンユニットを設置するプラットフォーム
    の位置まで該車両を運行し、前記荷役機構を作動させて
    該スクリーンユニットをプラットフォームの上まで移動
    させて設置を行うことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載した方法であって、ス
    クリーンユニットの前記枠構造の両側に補強用の保護枠
    を取り付けたのち、前記作業用車両の前記支持枠に該ス
    クリーンユニットを取り付けることを特徴とする方法。
JP7307016A 1995-11-27 1995-11-27 軌道車両システムにおける開閉ドア付プラットフォームスクリーンの設置方法及びプラットフォームスクリーンユニット Pending JPH09142291A (ja)

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JP7307016A Pending JPH09142291A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 軌道車両システムにおける開閉ドア付プラットフォームスクリーンの設置方法及びプラットフォームスクリーンユニット

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711963B1 (ko) * 2007-01-15 2007-05-02 서윤산업(주) 모듈화된 psd 조립체
JP2010030582A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Hyundai Elevator Co Ltd 乗降場スクリーンドアモジュール設置用装置
JP2011116281A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Mitsubishi Heavy Industries Transportation Equipment Engineering & Service Co Ltd ホームドア装置の設置方法および搬送装置
JP2011218886A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Nippon Signal Co Ltd:The ホーム柵装置
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