JPH0112706B2 - - Google Patents

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JPH0112706B2
JPH0112706B2 JP7167682A JP7167682A JPH0112706B2 JP H0112706 B2 JPH0112706 B2 JP H0112706B2 JP 7167682 A JP7167682 A JP 7167682A JP 7167682 A JP7167682 A JP 7167682A JP H0112706 B2 JPH0112706 B2 JP H0112706B2
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JP
Japan
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vehicle
track
vehicle body
passenger car
private passenger
Prior art date
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JP7167682A
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English (en)
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JPS58188748A (ja
Inventor
Yukio Minowa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP7167682A priority Critical patent/JPS58188748A/ja
Publication of JPS58188748A publication Critical patent/JPS58188748A/ja
Publication of JPH0112706B2 publication Critical patent/JPH0112706B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は都市交通システムに係り、特に既成の
中小都市に導入して最適な都市交通システムに関
する。
都市内における交通の渋滞を解消するための補
助手段として、例えば実開昭56−1876号公報及び
実開昭57−3054号公報にそれぞれ開示されている
ような様々な交通システムが提案されて来たが、
その実用化のテンポは早いとは言えない。特に大
都市における地下鉄の発達やニユータウンにおけ
る新しい交通システムの導入に比べると、既成の
中小都市における都市交通システムの導入は非常
に遅れている。これには色々な要因が考えられる
が、先づ従来より提案されている都市交通システ
ムが既存の交通システムを含めた既存の環境と干
渉し合つて、これと共存し調和し得ない点に第1
の問題点がある。更にこれらの規模が大き過ぎる
ため建設費や運用費が嵩み、既成の中小都市には
到底負担し得ないものになつている点に第2の問
題点があるように思われる。
本発明は以上のような実情に鑑みなされたもの
で、その目的は自家用乗用車の軽便性と路面電車
の多数輸送性とを取入れることによつて既存の環
境に大きく影響することがなく、しかも簡単に設
置できて費用の安価な実現性の高い都市交通シス
テムを提供するにある。
この目的を達成するため、本発明による都市交
通システムは都市の中央分離帯を利用し、車両に
は鋼製等のソリツドな車輪を備えると共に、その
車体の幅と高さとを自家用乗用車とほぼ等しくか
つその長さを自家用乗用車よりも充分長く構成す
ることにより、この車両が走行する高架軌道を小
型軽量化して既存の環境との調和と費用の低減と
を図つたことを特徴とするものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。先づシステム全体について説明すると、第
1図〜第4C図において、中央分離帯1上に適当
な間隔で配設された支柱2上に架設された高架軌
道3上を鋼製等の金属製車輪4を備えた車両5が
走行するようになつている。この車両5は数両連
結で編成され、またこの車両5は車体6と、前記
車輪4を含む後述の台車7とから構成されてい
る。そしてこの車体6の進行方向と直角な方向に
おける縦断面の幅Wと高さH(第3図)とは自家
用乗用車とほぼ等しく、かつその長さは自家用乗
用車よりも充分長く構成されている。従つて車体
6の幅Wは1.5〜2.0m、高さHは1.5〜2.0m、その
長さは6〜10mであるのが適当である。また車体
6は天井6a、両側の側壁部6b及び底部6cと
から成り、側壁部6bの少くとも一側には車体6
内に配設された座席8に座る乗客の各足場に(こ
の実施例では各座席毎に)隣接して、開閉ドア9
付きの多数の乗降口10が設けられている。そし
てこの開閉ドア9を閉めることにより車体6の内
部は外気と実質的に遮断できるように構成されて
いる。また乗客の座る座席8は2〜3人掛けで、
その間隔は例えば第4A図の配列では60〜80cmで
あるのが適当であり、多数輸送の目的から各車両
は少くとも10人分以上の座席があるのが好まし
い。
次に第1図〜第6B図により車両について詳述
する。車両5は両端の運転台付きの動力車12と
中間の動力を持たない中間車13との数両連結で
編成され、両端の動力車12にのみ自動車用エン
ジン14が搭載されている。この駆動エンジン1
4はガソリン又はデイーゼルエンジンで、自動車
同様ボンネツト15内に収められ、プロペラシヤ
フト16より台車7の車輪4の車軸17に取付け
られた減速機18を駆動するようになつている
(第5図)。そして両端の動力車12のエンジン1
4を同時に用いて走行するいわゆるプツシユ・プ
ル方式が採用されている。
前記の車輪4及び台車フレーム等から成る台車
7は極端に小型化された鉄道車両方式が採用され
ている。即ち、鉄道車両と同じく鋼製等の金属製
車輪を用いた1軸又は2軸の台車が用いられ、小
径の車輪が用いられる。例えば、この車輪の踏面
の最大部分の直径は20〜35cmであつてよい。第6
A図と第6B図は2軸台車の例を示すが、車輪4
は台車フレーム19及びまくらばね20を介して
車体6を支持する極めて簡素化された構造が採用
され、台車フレームの両端部には軸箱21が防振
ゴム等(図示せず)を介して設けられている。
上述の台車7及び走行駆動装置は、車体6の幅
と高さとが前記の通り自家用乗用車とほぼ等しく
構成されていて車体6が非常に小型軽量化されて
おり、走行速度も路面電車並の最高40Km/h程度
であるので全体に小形でよく、自動車部品の流用
が可能である。そして両端の動力車12の前端部
は自動車と同じ形状に形成され、でき得る限り自
動車部品が使用される。
座席8には自家用乗用車に用いられる座席が用
いられていて車内では乗客は立つことができない
ので、前記の通り座席8ごとに開閉ドア9付きの
乗降口10が車体6の前後方向に隣接して設けら
れていて、この開閉ドア9にも自家用乗用車に用
いられる開閉ドアが用いられている。
車両の運転は自動車と同様に前記動力車12の
前部側方の開閉ドア22より乗降する運転士によ
り行われる。運転台23はほぼ自動車と同じであ
るが、ハンドルは特に取付ける必要がない。また
車両は編成運転となるので、運転台23には前後
の車両の総括制御装置、連絡装置、乗客用乗降口
のドアモータ装置等の制御及び安全のための装置
が設けられ、各車両間には電線コネクターによる
引通し配線が設けられ、指令の伝達が行われるよ
うになつている。
このように運用を有人運転とし、動力をガソリ
ン又はデイーゼルエンジンとすれば、電気動力に
よる無人運転の場合に比し、架線又は集電レール
及び集電装置を必要としないから、スペース的に
も小さくなり、またこれらの集電装置と乗客及び
既存の交通機関や建造物との接触や干渉などがな
いので安全上極めて有利である。また複雑なコン
ピユータ関連設備も必要としないから、建設費と
運転費とが低減される。なおこのようにコンピユ
ータによる無人運転システムを採用しなくても、
モニタ装置、連絡制御装置、自動安全装置等には
マイコン技術を用いて充分にシステムの安全性と
信頼性とが高められる。
またこの実施例では前記の通り自動車と同一の
形式を採用して極力自動車用部品や部材を流用す
るようにしているから、コストを大幅に低減する
ことができる。
なおブレーキ装置は鉄道車両と同じように空気
ブレーキ装置が用いられ、各車両は空気ホースに
よつて連結されている(図示せず)。
次に第1図〜第3図及び第7図〜第12図によ
り軌道及び支柱の詳細を説明する。前記の車両5
を支えその走行路を形成する高架軌道3は、第7
図に示す如く鋼等の金属製のパイプから構成され
た主桁ビーム24上に山形鋼25を逆L字状に溶
着してレール取付座を形成し、この上に防振ゴム
26を介して鉄道用レール27を取付けることに
よつて構成されている。そしてこの左右2本の主
桁ビーム24は適当な間隔ごとに同じくパイプ材
から成る連結ビーム28によつて連結される。そ
してこの連結ビーム28は同じくパイプ材で構成
された前記支柱2上に載置されてこれに固定され
ている。なお複線の場合には第2図に示す如く、
連結ビーム28は更に第2の連結ビーム29を介
して支柱2に固定される。
軌道上から地上への落下物を防止するための軌
道カバー31は、前記の軌道3の下面に設けら
れ、第9図に示す如く骨組32とカバー板33と
より成り、図示していないがこの骨組32は前記
の主桁ビーム24及び連結ビーム28に固定され
ている。そしてこの骨組32にはカバー板33が
張り付けられ、その上面には防音材34が張り付
けられている。この軌道カバー31の両側には骨
組32に固定されたエキスバンドメタル等の採光
可能な軽量歩道板で構成された待避用歩道35が
設けられていて、安全のため手摺36が取付けら
れている。なおカバー板33も採光のため透明ア
クリル板としてもよい。
上記の高架軌道3の高さは地上の交通に支障が
ない限り地面近くまで下げることが望ましく、例
えば地上2〜3.5mであるのが適当である。また
駅のプラツトホーム37は乗降に便利な高さ位置
に設けられ、前記の待避用歩道35に繋がつてい
る。このプラツトホーム37は、地上の一般交通
との関係を考慮して例えば第10図に示す如く横
断歩道橋のような様式にすることも、また第11
図に示す如く高架軌道3をプラツトホームの部分
においてのみ中央分離帯1から一般歩道の側へ曲
げて、一般歩道に接近させた位置にすることもで
きる。
また軌道ルートは第12A図に示す単線ループ
や第12B図に示す複線ループの如くループ状に
循環させることも、また第12C図に示す往復複
線型にして車両を往復移動させることもできる。
以上のように構成されていて、車体6の幅と高
さとが自家用乗用車とほぼ等しく構成されている
から車体6の断面形状が小さく、これに応じて高
架軌道3の進行方向と直角な方向の縦断面も小さ
くなるので、車両5や高架軌道3が占める空間的
なスペースが非常に小さくなる。そし車両5が小
型軽量化されてこれを支持する高架軌道3や支柱
2なども小型化され軽量化される。従つて都市の
美観を損うことがなく、しかも設置位置は中央分
離帯1のデツドスペースを利用しているから、既
存の交通システムや建造物に与える影響が少くて
すみ、また建設費が大幅に低減する。
また車輪4には鋼製等の金属製の車輪を用いた
ので、空気タイヤ方式に比べて車両の横方向の移
動を防止するためのガイドレールや、車両に取付
けられてこのガードレールに沿つて移動する案内
輪等を備える必要がない。従つて軌道3の構造が
単純化され形状も小さくできるから、占有スペー
スを更に小さくし建設費を安くすることができ
る。またパンクやタイヤの交換などが少いのでメ
ンテナンスにかかる費用が少く、運転コストが割
安となる。
また軌道3や支柱2が鋼等の金属製のパイプ材
から構成されているから、強度上充分であると共
に見ばえも良く、重量も軽量化されて建設費の低
減となる。
第13図には別の実施例を示す車両の縦断面を
示している。この実施例の車両が前記第1図〜第
4C図に示す車両と異なる点は座席40が長手方
向に2列配置されており、開閉ドアにはガラス又
はアクリル製のハツチ式ドア41即ち、上端に支
点があり車体6の外側において下方から上方に開
くようになつているドアが設けられている点であ
る。この実施例においても車体6の幅と高さとが
自家用乗用車とほぼ等しく構成されており、また
座席40に座る乗客の各足場に隣接してハツチ式
ドア41付きの多数の乗降口42が車体6の両側
に設けられているから、この実施例の車両を用い
ても前記の実施例におけると同様の作用効果を達
成できることは明らかである。なおこの実施例に
おいては駅のプラツトホームは車両5の両側に設
けられる。
以上説明したように、本発明の都市交通システ
ムによれば、自家用乗用車の軽便性と路面電車の
多数輸送性とが組合わされ、車両をはじめ軌道等
が小型軽量化されて空間に占めるスペースが極め
て小さく、しかも中央分離帯のデツドスペースを
利用しているから、本システムは既存の交通シス
テムや建造物等と干渉したり都市の美観を損うこ
とがなく、既存の環境と融合することができる。
しかも本システムはその建設費や運用費などのト
ータルコストが低廉なものとなるから、既成の都
市に容易に受け容れられて簡単に設置でき、都市
交通の渋滞緩和に役立つものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図はシステム全体の側面図、第2図及び第3図
は第1図の拡大縦断面図で第2図は複線の場合、
第3図は単線の場合を夫々示し、第4A図〜第4
C図は夫々車両の側面図、正面図及び上面図、第
5図は車両先端部の側面図、第6A図は台車の概
略側面図、第6B図は第6A図に示す台車の概略
正面図、第7図は軌道の要部拡大縦断面図、第8
A図及び第8B図は軌道の側面図及び平面図、第
9図は軌道カバー及び待避用歩道の部分切欠斜視
図、第10図及び第11図は駅プラツトホームの
第1例及び第2例の斜視図、第12A図〜第12
C図は軌道ルートの各態様を示す図、第13図は
車両の別の実施例を示す車両の縦断面図で第3図
と同様の図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…中央分離帯、2……支柱、3……高架軌道、4
……車輪、5……車両、6……車体、8,40…
…座席、9,41……開閉ドア、10,42……
乗降口、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央分離帯上に適当な間隔で配設された支柱
    と、この支柱上に架設された高架軌道と、この高
    架軌道上を走行するソリツドな車輪を備えた車両
    とを夫々具備し、その内部空間を外気と実質的に
    遮断し得るように構成した前記車両の車体の幅及
    び高さが自家用乗用車とほぼ等しくかつその長さ
    が自家用乗用車よりも充分長く構成され、前記車
    体内に配設された座席に座る乗客の各足場に隣接
    して開閉ドア付きの多数の乗降口が設けられてい
    ることを特徴とする都市交通システム。
JP7167682A 1982-04-28 1982-04-28 都市交通システム Granted JPS58188748A (ja)

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JP7167682A JPS58188748A (ja) 1982-04-28 1982-04-28 都市交通システム

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JP7167682A JPS58188748A (ja) 1982-04-28 1982-04-28 都市交通システム

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JPS58188748A JPS58188748A (ja) 1983-11-04
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ID=13467415

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219412U (ja) * 1988-07-26 1990-02-08
JPH05212606A (ja) * 1991-08-28 1993-08-24 Mercedes Benz Ag 工作機械の作業スピンドルに直接に収容するための回転加工工具用の標準シャフト

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