JPH05116019A - スローアウエイチツプ - Google Patents
スローアウエイチツプInfo
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- JPH05116019A JPH05116019A JP3226232A JP22623291A JPH05116019A JP H05116019 A JPH05116019 A JP H05116019A JP 3226232 A JP3226232 A JP 3226232A JP 22623291 A JP22623291 A JP 22623291A JP H05116019 A JPH05116019 A JP H05116019A
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- rake
- rake face
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/16—Milling-cutters characterised by physical features other than shape
- B23C5/20—Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
- B23C5/22—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
- B23C5/2204—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
- B23C5/2208—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts
- B23C5/2213—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts having a special shape
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/36—Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/19—Rotary cutting tool
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- Y10T407/1908—Face or end mill
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- Y10T407/19—Rotary cutting tool
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-
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- Y10T407/1952—Having peripherally spaced teeth
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- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/23—Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 多角形平板状のチップ本体21において、主
切刃24と副切刃27とに連なるすくい面28を、複数
の構成面28A,28B,28Cによってチップ本体2
1の周方向に沿って凸状に曲折する多段面状に形成す
る。これらの構成面を、互いの交差稜線L1,L2の一端
が主切刃24に達し、かつこの主切刃24に連なる端面
22との交差角θが、ノーズ部29から離間した構成面
ほど小さくなるように設定する。さらに、これらの交差
稜線のうちの第一の交差稜線L1の他端を、副切刃27
が形成されたチップ本体21の周面23,23同志の交
差稜線部25にまで延長し、この交差稜線L1の他端に
よって副切刃27のチップ厚さ方向内側の端部を画定す
る。 【効果】 切刃の欠損等の発生を未然に防止することが
可能となる一方、切削抵抗の低減を図って切削性能の向
上をなすことが可能となる。
切刃24と副切刃27とに連なるすくい面28を、複数
の構成面28A,28B,28Cによってチップ本体2
1の周方向に沿って凸状に曲折する多段面状に形成す
る。これらの構成面を、互いの交差稜線L1,L2の一端
が主切刃24に達し、かつこの主切刃24に連なる端面
22との交差角θが、ノーズ部29から離間した構成面
ほど小さくなるように設定する。さらに、これらの交差
稜線のうちの第一の交差稜線L1の他端を、副切刃27
が形成されたチップ本体21の周面23,23同志の交
差稜線部25にまで延長し、この交差稜線L1の他端に
よって副切刃27のチップ厚さ方向内側の端部を画定す
る。 【効果】 切刃の欠損等の発生を未然に防止することが
可能となる一方、切削抵抗の低減を図って切削性能の向
上をなすことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正面フライス等の切削
工具の工具本体に着脱自在に装着されるスローアウェイ
チップ(以下、チップと称する。)に係わり、詳しくは
そのチップ本体のチップ厚さ方向を向く二つの端面のい
ずれかが、上記工具本体の外周側を向くようにして装着
されるチップに関するものである。
工具の工具本体に着脱自在に装着されるスローアウェイ
チップ(以下、チップと称する。)に係わり、詳しくは
そのチップ本体のチップ厚さ方向を向く二つの端面のい
ずれかが、上記工具本体の外周側を向くようにして装着
されるチップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、正面フライス等の切削工具におい
ては、多角形平板状をなすチップが、その厚さ方向を工
具本体の径方向に向けて、すなわちチップ本体のチップ
厚さ方向を向く二つの端面のいずれか一方が工具外周側
を向くように位置決めされて工具本体に装着された、い
わゆる縦刃式のものが知られている。このような縦刃式
の切削工具に用いられるチップとしては、例えば図15
ないし図17に示すようなものが公知とされている。こ
れは特開昭53−101792号公報に記載されたもの
であって、チップ本体1は超硬合金等の硬質材料を菱形
平板状に成形して成るものであり、そのチップ厚さ方向
を向く二つの端面2,2と、これらの端面2,2の周囲
に配置される4つの周面3…とは互いに直交するように
成形されている。そして、これら二つの端面2,2の稜
辺部のうち、当該チップ本体1の周回り方向に互い違い
の端面2側に位置する4つの稜辺部にそれぞれ主切刃4
が形成されている。
ては、多角形平板状をなすチップが、その厚さ方向を工
具本体の径方向に向けて、すなわちチップ本体のチップ
厚さ方向を向く二つの端面のいずれか一方が工具外周側
を向くように位置決めされて工具本体に装着された、い
わゆる縦刃式のものが知られている。このような縦刃式
の切削工具に用いられるチップとしては、例えば図15
ないし図17に示すようなものが公知とされている。こ
れは特開昭53−101792号公報に記載されたもの
であって、チップ本体1は超硬合金等の硬質材料を菱形
平板状に成形して成るものであり、そのチップ厚さ方向
を向く二つの端面2,2と、これらの端面2,2の周囲
に配置される4つの周面3…とは互いに直交するように
成形されている。そして、これら二つの端面2,2の稜
辺部のうち、当該チップ本体1の周回り方向に互い違い
の端面2側に位置する4つの稜辺部にそれぞれ主切刃4
が形成されている。
【0003】また、上記チップ本体1の互いに隣合う周
面3,3同志の交差稜線部であって当該チップ本体1の
鋭角端部C1,C1に位置する交差稜線部5と、上記端面
2の主切刃4が形成されない稜辺部とがなす周面3の角
部には、上記交差稜線部5側に向かうに従って拡幅する
傾斜面6が形成されており、この傾斜面6の上記交差稜
線部5に臨む稜辺には、上記主切刃4に鈍角をなして連
なるように副切刃7が形成されている。そして、この副
切刃7が形成された交差稜線部5と上記主切刃4が形成
された稜辺部とを共に稜辺として有する周面3には、こ
れら主切刃4と副切刃7とに連なるようにすくい面8が
形成されている。なお、符号9は上記主切刃4と副切刃
7とが交差する部分に形成されるノーズ部であり、符号
10は端面2の上記主切刃4が形成されない稜辺部に設
けられた面取り部、また符号11は当該チップ本体1を
正面フライス等の切削工具に装着するための取付孔であ
る。
面3,3同志の交差稜線部であって当該チップ本体1の
鋭角端部C1,C1に位置する交差稜線部5と、上記端面
2の主切刃4が形成されない稜辺部とがなす周面3の角
部には、上記交差稜線部5側に向かうに従って拡幅する
傾斜面6が形成されており、この傾斜面6の上記交差稜
線部5に臨む稜辺には、上記主切刃4に鈍角をなして連
なるように副切刃7が形成されている。そして、この副
切刃7が形成された交差稜線部5と上記主切刃4が形成
された稜辺部とを共に稜辺として有する周面3には、こ
れら主切刃4と副切刃7とに連なるようにすくい面8が
形成されている。なお、符号9は上記主切刃4と副切刃
7とが交差する部分に形成されるノーズ部であり、符号
10は端面2の上記主切刃4が形成されない稜辺部に設
けられた面取り部、また符号11は当該チップ本体1を
正面フライス等の切削工具に装着するための取付孔であ
る。
【0004】このような構成のチップは、例えば図18
に示すような正面フライスの工具本体12の先端部外周
に、上述のようにチップ厚さ方向外側を向く二つの端面
2,2の一方を工具外周側に向け、この端面2の稜辺部
に形成された主切刃4の一つを工具外周面より突出させ
るとともに該主切刃4に連なる副切刃7を工具先端面よ
り突出させた状態で、クランプネジ13により固定され
て切削作業に供される。ここで、これら主切刃4および
副切刃7に連なる上記すくい面8は、図18に白抜き矢
線で示す工具回転方向Tの前方側に向けられた状態とさ
れており、特に上記主切刃4に関しては該主切刃4に連
なる端面2との交差角が90°とされたネガすくい面と
されている。またこの端面2が上記主切刃4に連なる逃
げ面とされ、さらに工具本体12の先端側を向く周面3
に形成された傾斜面6が上記副切刃7に連なる逃げ面と
される。なお、この例のチップでは上述のように、チッ
プ本体1を菱形平板状に成形するとともにその周回り方
向に互い違いの端面2,2の稜辺部に主切刃4を形成
し、さらに当該チップ本体1の鋭角端部C1,C1に位置
する周面3,3の交差稜線部5に上記主切刃4に連なる
ように副切刃7が形成されている。このため、上述した
チップの装着状態から取付孔11を中心にチップ本体1
を180°回転させ、あるいは反転させたりすることな
どにより、一つのチップで合計4回の使い回しが可能と
されている。
に示すような正面フライスの工具本体12の先端部外周
に、上述のようにチップ厚さ方向外側を向く二つの端面
2,2の一方を工具外周側に向け、この端面2の稜辺部
に形成された主切刃4の一つを工具外周面より突出させ
るとともに該主切刃4に連なる副切刃7を工具先端面よ
り突出させた状態で、クランプネジ13により固定され
て切削作業に供される。ここで、これら主切刃4および
副切刃7に連なる上記すくい面8は、図18に白抜き矢
線で示す工具回転方向Tの前方側に向けられた状態とさ
れており、特に上記主切刃4に関しては該主切刃4に連
なる端面2との交差角が90°とされたネガすくい面と
されている。またこの端面2が上記主切刃4に連なる逃
げ面とされ、さらに工具本体12の先端側を向く周面3
に形成された傾斜面6が上記副切刃7に連なる逃げ面と
される。なお、この例のチップでは上述のように、チッ
プ本体1を菱形平板状に成形するとともにその周回り方
向に互い違いの端面2,2の稜辺部に主切刃4を形成
し、さらに当該チップ本体1の鋭角端部C1,C1に位置
する周面3,3の交差稜線部5に上記主切刃4に連なる
ように副切刃7が形成されている。このため、上述した
チップの装着状態から取付孔11を中心にチップ本体1
を180°回転させ、あるいは反転させたりすることな
どにより、一つのチップで合計4回の使い回しが可能と
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
切削工具に装着されるチップにおいて主切刃4に作用す
る切削抵抗を低減せしめて切削性能を向上させるには、
工具本体12への装着時における主切刃4の軸方向すく
い角および径方向すくい角を正角側に大きく取るのが有
効であることが知られている。ところが上記構成の従来
のチップでは、主切刃4のすくい面8が形成される周面
3は、該主切刃4に連なる上記端面2の稜辺部の全長に
亙って該端面2に直交する一平面として成形されてお
り、このため副切刃7の逃げを確保しつつチップ装着時
の主切刃4の軸方向すくい角を大きくするには、上記端
面2の鋭角端部C1,C1における頂角、つまり該鋭角部
C1,C1にて交差する周面3,3の交差角を小さく設定
しなければならない。しかしながら、このような構成を
採ることによってチップ本体1はより偏平した菱形を呈
することになり、上記鋭角端部C1,C1における副切刃
7の刃先角が小さくなってしまい、この結果刃先強度が
低下して欠損等が生じ易くなるおそれがあった。
切削工具に装着されるチップにおいて主切刃4に作用す
る切削抵抗を低減せしめて切削性能を向上させるには、
工具本体12への装着時における主切刃4の軸方向すく
い角および径方向すくい角を正角側に大きく取るのが有
効であることが知られている。ところが上記構成の従来
のチップでは、主切刃4のすくい面8が形成される周面
3は、該主切刃4に連なる上記端面2の稜辺部の全長に
亙って該端面2に直交する一平面として成形されてお
り、このため副切刃7の逃げを確保しつつチップ装着時
の主切刃4の軸方向すくい角を大きくするには、上記端
面2の鋭角端部C1,C1における頂角、つまり該鋭角部
C1,C1にて交差する周面3,3の交差角を小さく設定
しなければならない。しかしながら、このような構成を
採ることによってチップ本体1はより偏平した菱形を呈
することになり、上記鋭角端部C1,C1における副切刃
7の刃先角が小さくなってしまい、この結果刃先強度が
低下して欠損等が生じ易くなるおそれがあった。
【0006】また一方、主切刃4の径方向すくい角を大
きくするために、該主切刃4に連なるチップ本体1の端
面2と周面3との交差角を90°に満たない角度に設定
し、この主切刃4に連なるすくい面9を上記端面2に対
し鋭角に交差するポジすくい面としたチップも知られて
はいる。ところが、この場合には主切刃4の刃先角が小
さくなってしまうため、やはり刃先強度の低下によって
欠損等の生じる危険性は避けられなかった。特に、この
ようなチップを上述したような正面フライス等に用いる
場合には、該正面フライスにおいては切削時に工具本体
の先端側に突出する切刃に最も大きな負荷が作用するこ
とになるため、上記切刃の欠損等の危険性はより一層顕
著なものとなってしまうという傾向があった。
きくするために、該主切刃4に連なるチップ本体1の端
面2と周面3との交差角を90°に満たない角度に設定
し、この主切刃4に連なるすくい面9を上記端面2に対
し鋭角に交差するポジすくい面としたチップも知られて
はいる。ところが、この場合には主切刃4の刃先角が小
さくなってしまうため、やはり刃先強度の低下によって
欠損等の生じる危険性は避けられなかった。特に、この
ようなチップを上述したような正面フライス等に用いる
場合には、該正面フライスにおいては切削時に工具本体
の先端側に突出する切刃に最も大きな負荷が作用するこ
とになるため、上記切刃の欠損等の危険性はより一層顕
著なものとなってしまうという傾向があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、主切刃および副切
刃の双方に連なるすくい面を、互いの交差稜線の一端が
主切刃に達し、かつこの主切刃に連なるチップ本体の端
面との交差角が、該主切刃と副切刃とが交差するノーズ
部から離間するに従って段階的に小さくなる複数の構成
面により、上記チップ本体の周方向に沿って凸状に曲折
する多段面状に成形するとともに、これらの構成面同志
がなす上記交差稜線のうち少なくとも一つの交差稜線の
他端を、上記副切刃が形成されたチップ本体の周面同志
の交差稜線部にまで延長したことを特徴とするものであ
る。
題を解決するためになされたもので、主切刃および副切
刃の双方に連なるすくい面を、互いの交差稜線の一端が
主切刃に達し、かつこの主切刃に連なるチップ本体の端
面との交差角が、該主切刃と副切刃とが交差するノーズ
部から離間するに従って段階的に小さくなる複数の構成
面により、上記チップ本体の周方向に沿って凸状に曲折
する多段面状に成形するとともに、これらの構成面同志
がなす上記交差稜線のうち少なくとも一つの交差稜線の
他端を、上記副切刃が形成されたチップ本体の周面同志
の交差稜線部にまで延長したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】このような構成のチップによれば、チップ本体
の周面に形成されて主切刃および副切刃の双方に連なる
すくい面が、複数の構成面によりチップ本体の周方向に
沿って凸状に曲折する多段面に成形されているので、こ
のすくい面を工具回転方向前方側に向けた状態でチップ
を正面フライス等の切削工具に装着した場合、この切削
工具の工具本体先端側に位置する構成面から基端側の構
成面に向かうに従い、当該すくい面の軸方向すくい角は
段階的に正角側に大きくなってゆく。また、これらの構
成面は上記主切刃と副切刃とが交差するノーズ部から離
間するに従って、主切刃に連なる端面となす交差角が段
階的に漸減するように形成されているため、上記チップ
の装着状態においては上記すくい面の径方向すくい角も
切削工具の工具本体先端側から基端側に向かうに従い、
段階的に正角側に大きくなってゆく。このため、特に切
削時に過大な負荷が作用する工具本体の先端部において
は、すくい面の軸方向すくい角および径方向すくい角が
ともに小さく、従って主切刃および副切刃の刃先角は大
きくなって刃先強度を確保することができる。また一方
工具本体の基端側においては、主切刃の軸方向すくい角
および径方向すくい角は正角側に大きく設定されるの
で、切削抵抗の低減を図って切り味の向上を促すことが
可能となる。
の周面に形成されて主切刃および副切刃の双方に連なる
すくい面が、複数の構成面によりチップ本体の周方向に
沿って凸状に曲折する多段面に成形されているので、こ
のすくい面を工具回転方向前方側に向けた状態でチップ
を正面フライス等の切削工具に装着した場合、この切削
工具の工具本体先端側に位置する構成面から基端側の構
成面に向かうに従い、当該すくい面の軸方向すくい角は
段階的に正角側に大きくなってゆく。また、これらの構
成面は上記主切刃と副切刃とが交差するノーズ部から離
間するに従って、主切刃に連なる端面となす交差角が段
階的に漸減するように形成されているため、上記チップ
の装着状態においては上記すくい面の径方向すくい角も
切削工具の工具本体先端側から基端側に向かうに従い、
段階的に正角側に大きくなってゆく。このため、特に切
削時に過大な負荷が作用する工具本体の先端部において
は、すくい面の軸方向すくい角および径方向すくい角が
ともに小さく、従って主切刃および副切刃の刃先角は大
きくなって刃先強度を確保することができる。また一方
工具本体の基端側においては、主切刃の軸方向すくい角
および径方向すくい角は正角側に大きく設定されるの
で、切削抵抗の低減を図って切り味の向上を促すことが
可能となる。
【0009】
【実施例】図1ないし図8は本発明の一実施例を示すも
のである。これらの図においてチップ本体21は超硬合
金等の硬質材料を略菱形平板状に成形してなるものであ
り、当該チップ本体21のチップ厚さ方向を向く二つの
端面22,22と、これらの端面22,22の周囲に配
置されて上記チップ厚さ方向に沿う4つの周面23…と
を有している。
のである。これらの図においてチップ本体21は超硬合
金等の硬質材料を略菱形平板状に成形してなるものであ
り、当該チップ本体21のチップ厚さ方向を向く二つの
端面22,22と、これらの端面22,22の周囲に配
置されて上記チップ厚さ方向に沿う4つの周面23…と
を有している。
【0010】そして、これら二つの端面22,22の合
計8つの稜辺部のうち、当該チップ本体21の周回り方
向に互い違いの端面22側に位置する4つの稜辺部に
は、主切刃24が形成されている。また上記4つの周面
23…のうちの互いに隣合う二つの周面23,23同志
の交差稜線部であって、これらの周面23,23が鋭角
に交差するチップ本体21の二つの鋭角端部C11,C11
に位置する交差稜線部25,25にはそれぞれ、該交差
稜線部25に交わる上記端面22,22の稜辺部に形成
された主切刃24,24に各々連なるように、当該交差
稜線部25の両端からチップ厚さ方向内側に向かって副
切刃27,27が形成されている。そして、この交差稜
線部25にて交差する上記二つの周面23,23にはそ
れぞれ、その稜辺に形成された主切刃24および副切刃
27に連なるようにすくい面28が形成されている。
計8つの稜辺部のうち、当該チップ本体21の周回り方
向に互い違いの端面22側に位置する4つの稜辺部に
は、主切刃24が形成されている。また上記4つの周面
23…のうちの互いに隣合う二つの周面23,23同志
の交差稜線部であって、これらの周面23,23が鋭角
に交差するチップ本体21の二つの鋭角端部C11,C11
に位置する交差稜線部25,25にはそれぞれ、該交差
稜線部25に交わる上記端面22,22の稜辺部に形成
された主切刃24,24に各々連なるように、当該交差
稜線部25の両端からチップ厚さ方向内側に向かって副
切刃27,27が形成されている。そして、この交差稜
線部25にて交差する上記二つの周面23,23にはそ
れぞれ、その稜辺に形成された主切刃24および副切刃
27に連なるようにすくい面28が形成されている。
【0011】さらに本実施例ではこのすくい面28は、
互いの交差稜線の一端が上記主切刃24に達する3つの
構成面によって形成され、チップ本体21の周方向に沿
って凸状に曲折する多段面状(本実施例では3段)に成
形されている。これにより、上記主切刃24は上記ノー
ズ部29側から第1の主切刃24A、第2の主切刃24
B、および第3の主切刃24Cに分割され、全体的に凸
状に2回曲折した折れ線状に形成されている。ここで、
これらの構成面を上記ノーズ部29に連なる側から順に
第1の構成面28A、第2の構成面28B、および第3
の構成面28Cとすると、これらの構成面28A,28
B,28Cと上記主切刃24に連なる端面22とがなす
交差角θは、上記ノーズ部29から離間した構成面ほど
小さくなるように設定されている。ちなみに本実施例で
は、上記端面22と第1の構成面28Aとがなす交差角
θ1(図5参照)は90°に設定されており、また上記
端面22と第2の構成面28Bとがなす交差角θ2(図
示略)は86.1°に、さらに上記端面22と第3の構
成面28Cとがなす交差角θ3(図7参照)は83°に
それぞれ設定されている。すなわち、上記第1の構成面
28Aは上記端面22に直交するネガすくい面とされて
おり、第2および第3の構成面28B,28Cは該端面
22に鋭角に交差するポジすくい面とされている。
互いの交差稜線の一端が上記主切刃24に達する3つの
構成面によって形成され、チップ本体21の周方向に沿
って凸状に曲折する多段面状(本実施例では3段)に成
形されている。これにより、上記主切刃24は上記ノー
ズ部29側から第1の主切刃24A、第2の主切刃24
B、および第3の主切刃24Cに分割され、全体的に凸
状に2回曲折した折れ線状に形成されている。ここで、
これらの構成面を上記ノーズ部29に連なる側から順に
第1の構成面28A、第2の構成面28B、および第3
の構成面28Cとすると、これらの構成面28A,28
B,28Cと上記主切刃24に連なる端面22とがなす
交差角θは、上記ノーズ部29から離間した構成面ほど
小さくなるように設定されている。ちなみに本実施例で
は、上記端面22と第1の構成面28Aとがなす交差角
θ1(図5参照)は90°に設定されており、また上記
端面22と第2の構成面28Bとがなす交差角θ2(図
示略)は86.1°に、さらに上記端面22と第3の構
成面28Cとがなす交差角θ3(図7参照)は83°に
それぞれ設定されている。すなわち、上記第1の構成面
28Aは上記端面22に直交するネガすくい面とされて
おり、第2および第3の構成面28B,28Cは該端面
22に鋭角に交差するポジすくい面とされている。
【0012】さらに本実施例では、上記第1の構成面2
8Aと第2の構成面28Bとがなす交差稜線を第1の交
差稜線L1とし、第2の構成面28Bと第3の構成面2
8Cとがなす交差稜線を第2の交差稜線L2とすると、
上記第1の交差稜線L1の他端は上記副切刃27が形成
された交差稜線部25にまで延長されて該交差稜線部2
5に到達せしめられている。また、上記第2の交差稜線
L2の他端は、周面23の上記主切刃24が形成された
稜辺に対向する稜辺、すなわち該主切刃24に連なる端
面22とは反対側の端面22の稜辺部にまで延長されて
いる。ここで上記第1の交差稜線L1の他端は、上記交
差稜線部25上をノーズ部29から交差稜線部25の全
長、すなわちチップ厚さの、約2/3程の位置において
当該交差稜線部25に交差するように設定されている。
従って当該交差稜線部25の中央部分は二つの第1の構
成面28A,28Aの共有稜辺部となり、これら第1の
構成面28A,28Aがともにネガすくい面であるた
め、上記中央部分はチップ本体21の両端面22,22
に垂直な方向に成形されることになる。
8Aと第2の構成面28Bとがなす交差稜線を第1の交
差稜線L1とし、第2の構成面28Bと第3の構成面2
8Cとがなす交差稜線を第2の交差稜線L2とすると、
上記第1の交差稜線L1の他端は上記副切刃27が形成
された交差稜線部25にまで延長されて該交差稜線部2
5に到達せしめられている。また、上記第2の交差稜線
L2の他端は、周面23の上記主切刃24が形成された
稜辺に対向する稜辺、すなわち該主切刃24に連なる端
面22とは反対側の端面22の稜辺部にまで延長されて
いる。ここで上記第1の交差稜線L1の他端は、上記交
差稜線部25上をノーズ部29から交差稜線部25の全
長、すなわちチップ厚さの、約2/3程の位置において
当該交差稜線部25に交差するように設定されている。
従って当該交差稜線部25の中央部分は二つの第1の構
成面28A,28Aの共有稜辺部となり、これら第1の
構成面28A,28Aがともにネガすくい面であるた
め、上記中央部分はチップ本体21の両端面22,22
に垂直な方向に成形されることになる。
【0013】そして本実施例では、上記副切刃27は、
この交差稜線部25両端のノーズ部29,29から当該
交差稜線部25をチップ厚さ方向内側に向けて、該交差
稜線部25の上記中央部分の両端部にまで延長されて形
成されている。すなわち、上記鋭角端部C11にて交差す
る二つの周面23,23のすくい面28,28において
は、一方のすくい面28に形成された第1の交差稜線L
1の他端と、他方のすくい面28に連なる副切刃27の
チップ厚さ方向内側の端部が一致するように設定されて
おり、換言すると一方のすくい面28に形成された第1
の交差稜線L1の他端によって他方のすくい面28の副
切刃27のチップ厚さ方向内側の端部が画定されてい
る。従って、この他方のすくい面28の副切刃27は一
方のすくい面28の第2の構成面28Bの稜辺部分に形
成される。また、これとは逆に一方のすくい面28に連
なる副切刃27のチップ厚さ方向内側の端部は、他方の
すくい面28に形成された第1の交差稜線L1の他端に
よって画定されており、これにより交差稜線部25の他
方のすくい面28の第2の構成面28Bの稜辺部分に一
方のすくい面28に連なる副切刃27が形成されること
になる。
この交差稜線部25両端のノーズ部29,29から当該
交差稜線部25をチップ厚さ方向内側に向けて、該交差
稜線部25の上記中央部分の両端部にまで延長されて形
成されている。すなわち、上記鋭角端部C11にて交差す
る二つの周面23,23のすくい面28,28において
は、一方のすくい面28に形成された第1の交差稜線L
1の他端と、他方のすくい面28に連なる副切刃27の
チップ厚さ方向内側の端部が一致するように設定されて
おり、換言すると一方のすくい面28に形成された第1
の交差稜線L1の他端によって他方のすくい面28の副
切刃27のチップ厚さ方向内側の端部が画定されてい
る。従って、この他方のすくい面28の副切刃27は一
方のすくい面28の第2の構成面28Bの稜辺部分に形
成される。また、これとは逆に一方のすくい面28に連
なる副切刃27のチップ厚さ方向内側の端部は、他方の
すくい面28に形成された第1の交差稜線L1の他端に
よって画定されており、これにより交差稜線部25の他
方のすくい面28の第2の構成面28Bの稜辺部分に一
方のすくい面28に連なる副切刃27が形成されること
になる。
【0014】なお本実施例では、チップ本体21の端面
22,22の8つの稜辺部のうち、上記主切刃24が形
成されない4つの稜辺部、すなわち周面23…の主切刃
24が形成された稜辺に対向する稜辺の各々に、これら
端面22と周面23とにそれぞれ鈍角に交差する面取り
部30が、該稜辺部の上記鋭角端部C11,C11側の一端
から当該稜辺部の他端に向かって形成されている。ここ
で、上記鋭角端部C11にて交差する二つの周面23,2
3のうち、一方の周面23の上記稜辺に形成される一方
の面取り部30は、その上記一端が他方の周面23の稜
辺に形成される主切刃24と副切刃27とのノーズ部2
9に連なり、該一方の面取り部30が、この他方の周面
23に形成されるすくい面28の第1の構成面28Aに
交差するように形成されている。これとは逆に、他方の
周面23の稜辺に形成される他方の面取り部30は、そ
の一端が一方の周面23のノーズ部29に連なり、この
一方の周面23に形成されるすくい面28の第1のすく
い面28Aに交差するように形成されている。そして、
これらの面取り部30は上記端面22の稜辺部を、上記
鋭角端部C11側から上記第2の交差稜線L2との交差部
分を越えて、周面23に形成されたすくい面28の第3
の構成面28Cと端面22との稜線の中途部にまで延長
されている。さらにこの面取り部30は、上記鋭角端部
C11側の一端から上記第3の構成面28C側の他端に向
かうに従い、その幅が漸次小さくなるように形成されて
いる。
22,22の8つの稜辺部のうち、上記主切刃24が形
成されない4つの稜辺部、すなわち周面23…の主切刃
24が形成された稜辺に対向する稜辺の各々に、これら
端面22と周面23とにそれぞれ鈍角に交差する面取り
部30が、該稜辺部の上記鋭角端部C11,C11側の一端
から当該稜辺部の他端に向かって形成されている。ここ
で、上記鋭角端部C11にて交差する二つの周面23,2
3のうち、一方の周面23の上記稜辺に形成される一方
の面取り部30は、その上記一端が他方の周面23の稜
辺に形成される主切刃24と副切刃27とのノーズ部2
9に連なり、該一方の面取り部30が、この他方の周面
23に形成されるすくい面28の第1の構成面28Aに
交差するように形成されている。これとは逆に、他方の
周面23の稜辺に形成される他方の面取り部30は、そ
の一端が一方の周面23のノーズ部29に連なり、この
一方の周面23に形成されるすくい面28の第1のすく
い面28Aに交差するように形成されている。そして、
これらの面取り部30は上記端面22の稜辺部を、上記
鋭角端部C11側から上記第2の交差稜線L2との交差部
分を越えて、周面23に形成されたすくい面28の第3
の構成面28Cと端面22との稜線の中途部にまで延長
されている。さらにこの面取り部30は、上記鋭角端部
C11側の一端から上記第3の構成面28C側の他端に向
かうに従い、その幅が漸次小さくなるように形成されて
いる。
【0015】また図中の符号31は、当該チップを正面
フライス等の切削工具に装着する際のクランプネジの挿
通のために、チップ本体21に上記端面22,22の中
央部からチップ厚さ方向に貫設された取付孔であって、
該クランプネジの頭部の形状に合わせてチップ厚さ方向
内側に向かうに従って漸次縮径するように成形されてい
る。さらに図8に符号φで示すのは、チップ本体21の
上記鋭角端部C11部分において、該鋭角端部C11部分に
形成される二つの主切刃24,24の延長線を上記チッ
プ厚さ方向に投影した場合の上記延長線の投影線の交差
角である。ただし、これらの主切刃24,24は、互い
に平行な二つの端面22,22の稜辺部に形成されたも
のであるから、実際に交差することはない。ここで符号
φ1は主切刃24,24を構成する上記第1の主切刃2
4A,24Aの延長線の投影線の交差角を、また符号φ
2は上記第2の主切刃24B,24Bの延長線の投影線
の交差角を、さらに符号φ3は上記第3の主切刃24
C,24Cの延長線の投影線の交差角を、それぞれ示す
ものである。本実施例では上述のように、これら第1の
主切刃24A、第2の主切刃24B、および第3の主切
刃24Cが凸状に曲折する折れ線を描きつつ連なって主
切刃24を構成しているため、これらの交差角φ1,φ
2,およびφ3の間にはφ1>φ2>φ3なる関係が成り立
っている。ちなみに本実施例では、交差角φ1は80°
に、交差角φ2は69.9°に、交差角φ3は60°にそ
れぞれ設定されている。
フライス等の切削工具に装着する際のクランプネジの挿
通のために、チップ本体21に上記端面22,22の中
央部からチップ厚さ方向に貫設された取付孔であって、
該クランプネジの頭部の形状に合わせてチップ厚さ方向
内側に向かうに従って漸次縮径するように成形されてい
る。さらに図8に符号φで示すのは、チップ本体21の
上記鋭角端部C11部分において、該鋭角端部C11部分に
形成される二つの主切刃24,24の延長線を上記チッ
プ厚さ方向に投影した場合の上記延長線の投影線の交差
角である。ただし、これらの主切刃24,24は、互い
に平行な二つの端面22,22の稜辺部に形成されたも
のであるから、実際に交差することはない。ここで符号
φ1は主切刃24,24を構成する上記第1の主切刃2
4A,24Aの延長線の投影線の交差角を、また符号φ
2は上記第2の主切刃24B,24Bの延長線の投影線
の交差角を、さらに符号φ3は上記第3の主切刃24
C,24Cの延長線の投影線の交差角を、それぞれ示す
ものである。本実施例では上述のように、これら第1の
主切刃24A、第2の主切刃24B、および第3の主切
刃24Cが凸状に曲折する折れ線を描きつつ連なって主
切刃24を構成しているため、これらの交差角φ1,φ
2,およびφ3の間にはφ1>φ2>φ3なる関係が成り立
っている。ちなみに本実施例では、交差角φ1は80°
に、交差角φ2は69.9°に、交差角φ3は60°にそ
れぞれ設定されている。
【0016】このような構成のチップは上述した従来の
チップと同様、図9ないし図14に示すように正面フラ
イス等の切削工具に装着されて切削作業に供される。こ
れらの図に示されるように当該正面フライスの工具本体
32は、その工具軸線O方向先端側に向かうに従って拡
径する多段円盤状をなし、この工具本体32の先端部外
周には当該工具本体32の先端面および外周面に開口す
るチップポケット33が周方向に所定の間隔をおいて複
数形成されている。さらに、このチップポケット33の
工具回転方向T後方側には、工具本体32の外周面およ
び先端面と上記チップポケット33に開口するチップ取
付座34が形成されており、このチップ取付座34には
工具本体32の外周側を向く取付座底面35と、この取
付座底面35から屹立して工具本体32の外周面に連な
る、工具回転方向T前方側および工具軸線O方向先端側
を向く取付座壁面36,37とが形成されている。な
お、上記取付座底面35には該取付座底面35に垂直
に、上記チップ本体21の取付孔31に挿通されるクラ
ンプネジ38が螺着されるネジ穴39が形成されてい
る。そして本実施例のチップは、その二つの端面22,
22のうちいずれか一方を工具外周側に向け、他方を上
記チップ取付座34の取付座底面35に密着せしめら
れ、さらにその一の鋭角端部C11において交差する二つ
の周面23,23をそれぞれ上記取付座壁面36,37
に当接せしめられてチップ取付座34に装着される。
チップと同様、図9ないし図14に示すように正面フラ
イス等の切削工具に装着されて切削作業に供される。こ
れらの図に示されるように当該正面フライスの工具本体
32は、その工具軸線O方向先端側に向かうに従って拡
径する多段円盤状をなし、この工具本体32の先端部外
周には当該工具本体32の先端面および外周面に開口す
るチップポケット33が周方向に所定の間隔をおいて複
数形成されている。さらに、このチップポケット33の
工具回転方向T後方側には、工具本体32の外周面およ
び先端面と上記チップポケット33に開口するチップ取
付座34が形成されており、このチップ取付座34には
工具本体32の外周側を向く取付座底面35と、この取
付座底面35から屹立して工具本体32の外周面に連な
る、工具回転方向T前方側および工具軸線O方向先端側
を向く取付座壁面36,37とが形成されている。な
お、上記取付座底面35には該取付座底面35に垂直
に、上記チップ本体21の取付孔31に挿通されるクラ
ンプネジ38が螺着されるネジ穴39が形成されてい
る。そして本実施例のチップは、その二つの端面22,
22のうちいずれか一方を工具外周側に向け、他方を上
記チップ取付座34の取付座底面35に密着せしめら
れ、さらにその一の鋭角端部C11において交差する二つ
の周面23,23をそれぞれ上記取付座壁面36,37
に当接せしめられてチップ取付座34に装着される。
【0017】ここで当該チップ本体21は、上記取付座
壁面36,37に当接された周面23,23とは反対側
の鋭角端部C11にて交差する周面23,23のうち、一
方の周面23をチップポケット33に臨む向き、すなわ
ち工具回転方向T前方側に向けて位置決めされ、他方の
周面23を工具軸線O方向先端側に向け、さらに上記一
方の周面23に形成されたすくい面28に連なる主切刃
24および副切刃27を、それぞれ工具本体32の外周
面および先端面より突出させた状態となっている。そこ
で、この状態のままチップ本体21の取付孔31にクラ
ンプネジ38を挿通し、上記ネジ穴39に螺着して締め
付けることにより、当該チップ本体21は上記チップ取
付座34に固定されて、工具本体32に一体化される。
すなわち、当該チップも上述した従来のチップと同様
に、その工具本体1の二つの端面22,22のうちいず
れか一方を上記取付座底面35に密着する着座面とする
ことにより、これとは反対側の端面22の稜辺部に形成
された2つの主切刃24,24の一方を、選択的に使用
に供することが可能とされている。
壁面36,37に当接された周面23,23とは反対側
の鋭角端部C11にて交差する周面23,23のうち、一
方の周面23をチップポケット33に臨む向き、すなわ
ち工具回転方向T前方側に向けて位置決めされ、他方の
周面23を工具軸線O方向先端側に向け、さらに上記一
方の周面23に形成されたすくい面28に連なる主切刃
24および副切刃27を、それぞれ工具本体32の外周
面および先端面より突出させた状態となっている。そこ
で、この状態のままチップ本体21の取付孔31にクラ
ンプネジ38を挿通し、上記ネジ穴39に螺着して締め
付けることにより、当該チップ本体21は上記チップ取
付座34に固定されて、工具本体32に一体化される。
すなわち、当該チップも上述した従来のチップと同様
に、その工具本体1の二つの端面22,22のうちいず
れか一方を上記取付座底面35に密着する着座面とする
ことにより、これとは反対側の端面22の稜辺部に形成
された2つの主切刃24,24の一方を、選択的に使用
に供することが可能とされている。
【0018】このようなチップが取り付けられる際、当
該チップ本体21の工具外周側を向く上記一方の端面2
2には所定の外周逃げ角γが付されるとともに、チップ
ポケット33に臨む上記一方の周面23に形成された一
方のすくい面28には、この一方のすくい面28を構成
する第1の構成面28A、第2の構成面28B、および
第3の構成面28Cに、それぞれ正の軸方向すくい角α
1,α2,α3と径方向すくい角β1,β2,β3とが与えら
れる。さらに工具先端側を向く上記他方の周面23に形
成され、上記工具本体32の先端面から突出する副切刃
27に連なる他方のすくい面28には所定の正の逃げ角
δが与えられる。
該チップ本体21の工具外周側を向く上記一方の端面2
2には所定の外周逃げ角γが付されるとともに、チップ
ポケット33に臨む上記一方の周面23に形成された一
方のすくい面28には、この一方のすくい面28を構成
する第1の構成面28A、第2の構成面28B、および
第3の構成面28Cに、それぞれ正の軸方向すくい角α
1,α2,α3と径方向すくい角β1,β2,β3とが与えら
れる。さらに工具先端側を向く上記他方の周面23に形
成され、上記工具本体32の先端面から突出する副切刃
27に連なる他方のすくい面28には所定の正の逃げ角
δが与えられる。
【0019】このとき、上記一方のすくい面28の各構
成面28A,28B,28Cに付与される軸方向すくい
角α1,α2,α3は、これらの構成面28A,28B,
28Cがチップ本体21の周方向に沿って凸状に曲折す
るように交差しているので、図11に示すように工具軸
線O方向先端側に位置する第1の構成面28Aから、第
2の構成面28Bを経て基端側に位置する第3の構成面
28Cに向かうに従い、段階的に正角側に大きくなって
いく。すなわち、これらの軸方向すくい角α1,α2,α
3の間には、α1<α2<α3なる関係が成り立つことにな
る。他方、各構成面28A,28B,28Cの径方向す
くい角β1,β2,β3についても、これらの構成面28
A,28B,28Cと上記一方の端面22との交差角θ
1,θ2,θ3が、上述したようにノーズ部29から離間
した構成面ほど小さくなるように設定されているため、
上記一方の端面28に付される外周逃げ角γが一定なら
ば、工具軸線O方向先端側に位置する第1の構成面28
Aから第2の構成面28Bを経て工具軸線O方向基端側
に位置する第3の構成面28Cに向かうに従い、やはり
段階的に大きくなっていく(図12,13参照。ただし
β2については図示を略する。)。すなわち、これらの
径方向すくい角β1,β2,β3の間にも、β1<β2<β3
なる関係が成り立つことになる。
成面28A,28B,28Cに付与される軸方向すくい
角α1,α2,α3は、これらの構成面28A,28B,
28Cがチップ本体21の周方向に沿って凸状に曲折す
るように交差しているので、図11に示すように工具軸
線O方向先端側に位置する第1の構成面28Aから、第
2の構成面28Bを経て基端側に位置する第3の構成面
28Cに向かうに従い、段階的に正角側に大きくなって
いく。すなわち、これらの軸方向すくい角α1,α2,α
3の間には、α1<α2<α3なる関係が成り立つことにな
る。他方、各構成面28A,28B,28Cの径方向す
くい角β1,β2,β3についても、これらの構成面28
A,28B,28Cと上記一方の端面22との交差角θ
1,θ2,θ3が、上述したようにノーズ部29から離間
した構成面ほど小さくなるように設定されているため、
上記一方の端面28に付される外周逃げ角γが一定なら
ば、工具軸線O方向先端側に位置する第1の構成面28
Aから第2の構成面28Bを経て工具軸線O方向基端側
に位置する第3の構成面28Cに向かうに従い、やはり
段階的に大きくなっていく(図12,13参照。ただし
β2については図示を略する。)。すなわち、これらの
径方向すくい角β1,β2,β3の間にも、β1<β2<β3
なる関係が成り立つことになる。
【0020】従って、例えば本実施例のチップのチップ
本体21の鋭角端部C11における頂角、すなわち上記主
切刃24,24の交差角φのうちの第1の主切刃24
A,24Aの交差角φ1を従来のチップと同一に設定し
た場合、第2の構成面28Bおよび第3の構成面28C
の軸方向すくい角α2,α3はともに従来よりも正角側に
大きく、かつ工具軸線方向O基端側に向かうに従い大き
くなる。他方、上記第1の構成面28Aの径方向すくい
角β1は、上述のように当該第1の構成面28Aと上記
一方の端面22との交差角θ1が90°に設定されてい
るため、上記外周逃げ角γを同一に設定した場合には従
来のチップを装着した場合と変わることはない。ところ
が本実施例のチップでは、この第1の構成面28Aから
第2の構成面28B、第3の構成面28Cと、上記一方
のすくい面28に連なるノーズ部29から離間して工具
軸線O方向基端側に向かうに従い、上記交差角θが段階
的に小さくなるように設定されており、このため上記径
方向すくい角β2,β3もともに従来よりも大きく、かつ
工具軸線O方向基端側の構成面ほど大きくなる。
本体21の鋭角端部C11における頂角、すなわち上記主
切刃24,24の交差角φのうちの第1の主切刃24
A,24Aの交差角φ1を従来のチップと同一に設定し
た場合、第2の構成面28Bおよび第3の構成面28C
の軸方向すくい角α2,α3はともに従来よりも正角側に
大きく、かつ工具軸線方向O基端側に向かうに従い大き
くなる。他方、上記第1の構成面28Aの径方向すくい
角β1は、上述のように当該第1の構成面28Aと上記
一方の端面22との交差角θ1が90°に設定されてい
るため、上記外周逃げ角γを同一に設定した場合には従
来のチップを装着した場合と変わることはない。ところ
が本実施例のチップでは、この第1の構成面28Aから
第2の構成面28B、第3の構成面28Cと、上記一方
のすくい面28に連なるノーズ部29から離間して工具
軸線O方向基端側に向かうに従い、上記交差角θが段階
的に小さくなるように設定されており、このため上記径
方向すくい角β2,β3もともに従来よりも大きく、かつ
工具軸線O方向基端側の構成面ほど大きくなる。
【0021】これらにより、主切刃24は工具軸線O方
向先端側の第1の主切刃24Aから第2の主切刃24B
を経て第3の主切刃24Cに至るに従い、漸次その切れ
味の向上が図られることになる。そして、これにより主
切刃24全体に作用する切削抵抗は、全体として従来の
チップより低減されることとなり、結果的に切削に要す
る動力の軽減を図ることが可能となる。一方、主切刃2
4の工具軸線O方向先端側においては、第1の主切刃2
4Aに連なる第1の構成面28Aが、上記一方の端面2
2との交差角θ1が90°であるネガすくい面とされて
おり、従って従来のチップと同等の刃先角を確保するこ
とができる。また、上述のように第1の主切刃24A,
24Aの交差角φ1を従来のチップの鋭角端部C11にお
ける頂角と同一に設定することにより、上記副切刃27
についても従来のチップと略等しい刃先角を得ることが
可能となる。よって切削作業時に最も大きな負荷が作用
する工具軸線O方向先端側の切刃においては、主切刃2
4および副切刃27とも従来と変わらない刃先角を確保
することができるため、上記切削時の負荷に対して十分
な刃先強度を維持することが可能となる。
向先端側の第1の主切刃24Aから第2の主切刃24B
を経て第3の主切刃24Cに至るに従い、漸次その切れ
味の向上が図られることになる。そして、これにより主
切刃24全体に作用する切削抵抗は、全体として従来の
チップより低減されることとなり、結果的に切削に要す
る動力の軽減を図ることが可能となる。一方、主切刃2
4の工具軸線O方向先端側においては、第1の主切刃2
4Aに連なる第1の構成面28Aが、上記一方の端面2
2との交差角θ1が90°であるネガすくい面とされて
おり、従って従来のチップと同等の刃先角を確保するこ
とができる。また、上述のように第1の主切刃24A,
24Aの交差角φ1を従来のチップの鋭角端部C11にお
ける頂角と同一に設定することにより、上記副切刃27
についても従来のチップと略等しい刃先角を得ることが
可能となる。よって切削作業時に最も大きな負荷が作用
する工具軸線O方向先端側の切刃においては、主切刃2
4および副切刃27とも従来と変わらない刃先角を確保
することができるため、上記切削時の負荷に対して十分
な刃先強度を維持することが可能となる。
【0022】このように上記構成のチップによれば、当
該チップを正面フライス等の切削工具に装着して切削作
業に供した場合、切刃に作用する負荷に対して十分な刃
先強度を維持できる一方、切刃全体としての切れ味の向
上を図ることが可能となる。このため、切刃の欠損等の
発生を未然に防ぎつつ、切削抵抗の低減をなすことがで
き、切削性能の向上を図ることが可能となる。また一
方、本実施例のチップによれば、すくい面28が3つの
構成面28A,28B,28Cによって多段面状に成形
されており、上記第1の交差稜線L1および第2の交差
稜線L2において当該すくい面28が不連続となるよう
に設定されている。このため、このすくい面28に沿っ
て成長する切屑は、これらの交差稜線L1,L2を擦過し
たところで折り曲げられて分断されてしまうことにな
る。この結果、効率的な切屑の排出が促されて切削抵抗
の一層の低減が図られ、切削性能をさらに向上させるこ
とが可能となる。
該チップを正面フライス等の切削工具に装着して切削作
業に供した場合、切刃に作用する負荷に対して十分な刃
先強度を維持できる一方、切刃全体としての切れ味の向
上を図ることが可能となる。このため、切刃の欠損等の
発生を未然に防ぎつつ、切削抵抗の低減をなすことがで
き、切削性能の向上を図ることが可能となる。また一
方、本実施例のチップによれば、すくい面28が3つの
構成面28A,28B,28Cによって多段面状に成形
されており、上記第1の交差稜線L1および第2の交差
稜線L2において当該すくい面28が不連続となるよう
に設定されている。このため、このすくい面28に沿っ
て成長する切屑は、これらの交差稜線L1,L2を擦過し
たところで折り曲げられて分断されてしまうことにな
る。この結果、効率的な切屑の排出が促されて切削抵抗
の一層の低減が図られ、切削性能をさらに向上させるこ
とが可能となる。
【0023】さらに上記構成のチップでは、上述のよう
に一方のすくい面28に連なる副切刃27は、他方のす
くい面28に形成された第1の交差稜線L1の上記交差
稜線部25に到達する他端によって、そのチップ厚さ方
向内側の端部が画定されている。従って、本実施例のチ
ップを図9ないし図14に示したように正面フライス等
の工具本体32に装着した場合には、上記他方のすくい
面28の第1の交差稜線L1に連なる第2の構成面28
Bおよび第3の構成面28Cが、上記副切刃27の副逃
げ面として供されることになる。ここで、これらの構成
面28B,28Cは、主切刃24に連なる一方のすくい
面28と同様、凸状に曲折する多断面に形成されている
ため、上記工具回転方向T前方側に位置する第2の構成
面28Aから後方側に位置する第3の構成面28Cに向
かうに従い、その逃げ角δが段階的に大きくなる。この
ため、上述のように第1の主切刃24A,24Aの交差
角φ1を従来のチップの鋭角端部C11における頂角と同
一に設定した場合には、従来のチップに比べて工具回転
方向T後方側の逃げ角δを大きくして十分な逃げを確保
することができ、円滑な切削を促すことが可能となる。
またこれとは逆に、上記逃げ角δを従来のチップと同一
に設定した場合には、上記第1の主切刃24A,24A
の交差角φ1を大きく取ることができるため、結果的に
副切刃27の刃先角を大きくすることが可能となり、刃
先強度の向上を図って欠損等の発生をより効果的に防止
することが可能となる。
に一方のすくい面28に連なる副切刃27は、他方のす
くい面28に形成された第1の交差稜線L1の上記交差
稜線部25に到達する他端によって、そのチップ厚さ方
向内側の端部が画定されている。従って、本実施例のチ
ップを図9ないし図14に示したように正面フライス等
の工具本体32に装着した場合には、上記他方のすくい
面28の第1の交差稜線L1に連なる第2の構成面28
Bおよび第3の構成面28Cが、上記副切刃27の副逃
げ面として供されることになる。ここで、これらの構成
面28B,28Cは、主切刃24に連なる一方のすくい
面28と同様、凸状に曲折する多断面に形成されている
ため、上記工具回転方向T前方側に位置する第2の構成
面28Aから後方側に位置する第3の構成面28Cに向
かうに従い、その逃げ角δが段階的に大きくなる。この
ため、上述のように第1の主切刃24A,24Aの交差
角φ1を従来のチップの鋭角端部C11における頂角と同
一に設定した場合には、従来のチップに比べて工具回転
方向T後方側の逃げ角δを大きくして十分な逃げを確保
することができ、円滑な切削を促すことが可能となる。
またこれとは逆に、上記逃げ角δを従来のチップと同一
に設定した場合には、上記第1の主切刃24A,24A
の交差角φ1を大きく取ることができるため、結果的に
副切刃27の刃先角を大きくすることが可能となり、刃
先強度の向上を図って欠損等の発生をより効果的に防止
することが可能となる。
【0024】ところで、このようなチップを正面フライ
ス等の工具本体に装着する際、図9ないし図14、ある
いは図18に示すように当該チップの主切刃に正のアキ
シャルレーキ角を与えるとともに工具本体外周側を向く
端面に外周逃げ角を与えた場合には、この主切刃の両端
部が中央部よりも工具本体の径方向外側に僅かに突出し
てしまうことになる。このため、工具本体の回転による
当該主切刃の回転軌跡は完全な円柱面にはならず、僅か
に鼓状に変形してしまうことになる。これに対して上記
構成のチップでは、主切刃24がノーズ部29側から第
1の主切刃24A、第2の主切刃24B、および第3の
主切刃24Cに分割されて全体的に凸状に曲折されてい
るため、当該チップを上記工具本体に装着した場合には
主切刃の中央部が両端部よりも相対的に工具本体の径方
向外側に突出することになる。これによって上記主切刃
の両端部の突出が相殺され、当該主切刃の回転軌跡は円
柱面に近くなるため、本発明のチップによれば加工精度
の向上が図られるという利点をも得ることができる。
ス等の工具本体に装着する際、図9ないし図14、ある
いは図18に示すように当該チップの主切刃に正のアキ
シャルレーキ角を与えるとともに工具本体外周側を向く
端面に外周逃げ角を与えた場合には、この主切刃の両端
部が中央部よりも工具本体の径方向外側に僅かに突出し
てしまうことになる。このため、工具本体の回転による
当該主切刃の回転軌跡は完全な円柱面にはならず、僅か
に鼓状に変形してしまうことになる。これに対して上記
構成のチップでは、主切刃24がノーズ部29側から第
1の主切刃24A、第2の主切刃24B、および第3の
主切刃24Cに分割されて全体的に凸状に曲折されてい
るため、当該チップを上記工具本体に装着した場合には
主切刃の中央部が両端部よりも相対的に工具本体の径方
向外側に突出することになる。これによって上記主切刃
の両端部の突出が相殺され、当該主切刃の回転軌跡は円
柱面に近くなるため、本発明のチップによれば加工精度
の向上が図られるという利点をも得ることができる。
【0025】なお、上記実施例ではチップ本体21を菱
形平板状に成形して、その両端面22,22の稜辺部に
互い違いに主切刃24を形成したチップについて説明し
たが、本発明はこれに限られるものではない。例えば上
記端面22,22のうち一方をチップ取付座への着座面
に限定して使用するような構成としても構わないし、チ
ップ本体21の形状も正方形に近いものから平行四辺形
状のものや、あるいは三角形平板状のものであってもよ
い。また、上記実施例では周面23に形成されるすくい
面28を3つの構成面28A,28B,28Cによって
構成したが、これについても2つの構成面としたり、あ
るいは4つ以上の構成面によって形成するような構成と
しても構わない。
形平板状に成形して、その両端面22,22の稜辺部に
互い違いに主切刃24を形成したチップについて説明し
たが、本発明はこれに限られるものではない。例えば上
記端面22,22のうち一方をチップ取付座への着座面
に限定して使用するような構成としても構わないし、チ
ップ本体21の形状も正方形に近いものから平行四辺形
状のものや、あるいは三角形平板状のものであってもよ
い。また、上記実施例では周面23に形成されるすくい
面28を3つの構成面28A,28B,28Cによって
構成したが、これについても2つの構成面としたり、あ
るいは4つ以上の構成面によって形成するような構成と
しても構わない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、切
削時に特に大きな負荷が作用する工具先端側に位置する
切刃の刃先角を確保して刃先強度を維持しつつ、工具基
端側の主切刃の軸方向および径方向すくい角を大きく設
定して切刃全体としての切れ味の向上を図ることができ
る。これにより、切刃の欠損等の発生を未然に防止する
ことが可能となる一方、切削抵抗の低減を図って当該切
削工具による切削性能の向上をなすことが可能となる。
また、すくい面を多断面状に形成することにより、該す
くい面を擦過する切屑が効果的に分断されてその排出が
促されるため、切削抵抗をより一層低減せしめることが
可能となるという利点をも奏することができる。
削時に特に大きな負荷が作用する工具先端側に位置する
切刃の刃先角を確保して刃先強度を維持しつつ、工具基
端側の主切刃の軸方向および径方向すくい角を大きく設
定して切刃全体としての切れ味の向上を図ることができ
る。これにより、切刃の欠損等の発生を未然に防止する
ことが可能となる一方、切削抵抗の低減を図って当該切
削工具による切削性能の向上をなすことが可能となる。
また、すくい面を多断面状に形成することにより、該す
くい面を擦過する切屑が効果的に分断されてその排出が
促されるため、切削抵抗をより一層低減せしめることが
可能となるという利点をも奏することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の端面22に垂直な方向(チ
ップ厚さ方向)からの平面図である。
ップ厚さ方向)からの平面図である。
【図3】図1に示す実施例の一方の周面23側からの側
面図である。
面図である。
【図4】図1に示す実施例の一の副切刃27に沿う方向
からの平面図である。
からの平面図である。
【図5】図1に示す実施例の一の第1の主切刃24Aに
沿う方向からの側面図である。
沿う方向からの側面図である。
【図6】図1に示す実施例の他方の周面23側からの側
面図である。
面図である。
【図7】図1に示す実施例のXX断面図である。
【図8】図1に示す実施例の一の鋭角端部C11の拡大図
である。
である。
【図9】図1に示す実施例のチップを装着した正面フラ
イスの縦断面図である。
イスの縦断面図である。
【図10】図9に示す正面フライスの先端面側からの平
面図である。
面図である。
【図11】図9に示す正面フライスのチップ取付座34
付近を示す側面図である。
付近を示す側面図である。
【図12】図9に示す正面フライスのY方向視の図であ
る。
る。
【図13】図11に示すチップ取付座34のZZ断面図
である。
である。
【図14】図10におけるチップの鋭角端部C11の拡大
図である。
図である。
【図15】本発明に係わる従来のチップの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図16】図15に示す従来例の端面2側からの平面図
である。
である。
【図17】図15に示す従来例の周面3側からの側面図
である。
である。
【図18】図15に示す従来例のチップを装着した正面
フライスの側面図である。
フライスの側面図である。
21 チップ本体 22 チップ本体21の端面 23 チップ本体21の周面 24 主切刃 24A 第1の主切刃 24B 第2の主切刃 24C 第3の主切刃 25 交差稜線部 27 副切刃 28 すくい面 28A 第1の構成面 28B 第2の構成面 28C 第3の構成面 29 ノーズ部 30 面取り部 C11 鋭角端部 L1 第1の交差稜線 L2 第2の交差稜線 θ 端面22と各構成面28A,28B,28Cとの交
差角 φ 主切刃24,24の延長線をチップ厚さ方向に投影
した投影線の交差角 α 各構成面28A,28B,28Cの軸方向すくい角 β 各構成面28A,28B,28Cの径方向すくい角 γ 端面22の外周逃げ角 δ 副逃げ面とされたすくい面28の逃げ角 O 工具軸線 T 工具回転方向
差角 φ 主切刃24,24の延長線をチップ厚さ方向に投影
した投影線の交差角 α 各構成面28A,28B,28Cの軸方向すくい角 β 各構成面28A,28B,28Cの径方向すくい角 γ 端面22の外周逃げ角 δ 副逃げ面とされたすくい面28の逃げ角 O 工具軸線 T 工具回転方向
Claims (4)
- 【請求項1】 多角形平板状をなすチップ本体のチップ
厚さ方向を向く二つの端面の稜辺部のうち、少なくとも
いずれか一つの稜辺部に主切刃が形成されるとともに、
上記チップ本体の互いに隣合う二つの周面の交差稜線部
であって上記主切刃が形成された稜辺部に交わる交差稜
線部には該主切刃に連なる副切刃が形成され、この副切
刃が形成される上記交差稜線部および上記主切刃が形成
される上記稜辺部の双方に連なる周面にすくい面が形成
されてなるスローアウェイチップにおいて、 上記すくい面が、互いの交差稜線の一端が上記主切刃に
達し、かつ上記主切刃に連なる端面との交差角が該主切
刃と上記副切刃とが交差するノーズ部から離間するに従
って段階的に小さくなる複数の構成面により、上記チッ
プ本体の周方向に沿って凸状に曲折する多段面状に成形
されるとともに、上記構成面同志がなす上記交差稜線の
うち少なくとも一つの交差稜線の他端は、上記二つの周
面の交差稜線部にまで延長されていることを特徴とする
スローアウェイチップ。 - 【請求項2】 上記チップ本体の二つの端面の稜辺部の
うち、上記二つの周面の交差稜線部に連なり、かつ当該
チップ本体の周回り方向に互い違いの端面側に位置する
一対の稜辺部にそれぞれ上記主切刃が形成されるととも
に、これらの主切刃に連なって上記交差稜線部にはチッ
プ厚さ方向内側に向かい上記副切刃が形成されて、上記
二つの周面の双方に上記すくい面が形成されており、 これらのすくい面が互いに、一方のすくい面に形成され
る上記複数の構成面同志の交差稜線のうち上記二つの周
面の交差稜線部にまで延長された交差稜線の上記他端に
よって、他方のすくい面に連なる上記副切刃のチップ厚
さ方向内側の端部が画定され、上記一方のすくい面を形
成する複数の構成面のうちの少なくとも一つの構成面
が、上記他方のすくい面の副切刃に連なる逃げ面(副逃
げ面)とされていることを特徴とする請求項1記載のス
ローアウェイチップ。 - 【請求項3】 上記すくい面に形成される上記複数の構
成面同志の交差稜線のうち、上記ノーズ部に連なる第一
の構成面とこの第一の構成面に連なる第二の構成面とが
なす第一の交差稜線が上記二つの周面の交差稜線部にま
で延長されており、上記一方のすくい面の上記第二の構
成面が、上記他方のすくい面の副切刃に連なる逃げ面と
されていることを特徴とする請求項2記載のスローアウ
ェイチップ。 - 【請求項4】 上記すくい面を形成する複数の構成面の
うち上記ノーズ部に連なる第一の構成面が、上記主切刃
に連なる端面との交差角が90°であるネガすくい面と
されていることを特徴とする請求項1、請求項2、また
は請求項3記載のスローアウェイチップ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226232A JP2833283B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | スローアウェイチップ |
KR1019920014071A KR0139517B1 (ko) | 1991-09-05 | 1992-08-05 | 드로우어웨이 팁 |
US07/940,289 US5314269A (en) | 1991-09-05 | 1992-09-03 | Cutting insert and cutter |
DE69201034T DE69201034T2 (de) | 1991-09-05 | 1992-09-04 | Schneideeinsatz und Schneideeinsatzwerkzeug. |
EP92115182A EP0530831B1 (en) | 1991-09-05 | 1992-09-04 | Cutting insert and insert cutter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226232A JP2833283B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | スローアウェイチップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116019A true JPH05116019A (ja) | 1993-05-14 |
JP2833283B2 JP2833283B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16841966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3226232A Expired - Fee Related JP2833283B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | スローアウェイチップ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5314269A (ja) |
EP (1) | EP0530831B1 (ja) |
JP (1) | JP2833283B2 (ja) |
KR (1) | KR0139517B1 (ja) |
DE (1) | DE69201034T2 (ja) |
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JP2020011380A (ja) * | 2016-03-03 | 2020-01-23 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 切削インサートおよび切削工具 |
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KR101606935B1 (ko) | 2009-07-09 | 2016-03-28 | 대구텍 유한회사 | 양면 인덱서블 절삭 인서트와 보강재의 조립체 |
WO2011062245A1 (ja) * | 2009-11-20 | 2011-05-26 | 株式会社タンガロイ | 切削インサートおよび切削工具 |
EP2412465B1 (en) | 2010-07-27 | 2017-05-10 | Seco Tools Ab | Indexable cutting insert |
JP5553128B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2014-07-16 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート及び刃先交換式エンドミル |
KR101407168B1 (ko) | 2012-08-07 | 2014-06-12 | 대구텍 유한회사 | 절삭 인서트 및 이를 포함하는 절삭 공구 |
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