JPH0511279Y2 - - Google Patents

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JPH0511279Y2
JPH0511279Y2 JP1987177612U JP17761287U JPH0511279Y2 JP H0511279 Y2 JPH0511279 Y2 JP H0511279Y2 JP 1987177612 U JP1987177612 U JP 1987177612U JP 17761287 U JP17761287 U JP 17761287U JP H0511279 Y2 JPH0511279 Y2 JP H0511279Y2
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JP
Japan
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screw shaft
nut
trunnion
column
screw
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JP1987177612U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はボールスクリユー式ジヤツキに関す
る。
(従来の技術) 従来のこの種スクリユー式ジヤツキの1例が第
2図に示されている。第2図において、1はスク
リユーシヤフト、2はスクリユーシヤフト1に螺
合するナツト、3はスクリユーシヤフト1と同芯
に配設された円筒状の支柱で、その基端はベース
4に固定され、その先端開口にはナツト2が固定
されている。5はベース4に立設された下部シリ
ンダで、その上端開口には上部シリンダ6の下端
がブツシユ7を介して望遠鏡式に嵌挿され、これ
らシリンダ5,6はスクリユーシヤフト1及び支
柱3を囲むようにこれらと同芯に配設されてい
る。上部シリンダ6の上端にはケーシング8が固
定され、このケーシング8内にはその底を貫通し
てスクリユーシヤフト1の先端杆部が挿入されて
いる。この先端杆部は軸受9を介してケーシング
8に相対回転は許容するが軸方向に相対移動がで
きないように軸支され、かつ、軸封装置10によ
つて軸封されている。そして、この先端杆部には
ケーシング8内においてウオームホイル11がキ
ー等を介して嵌合され、杆部先端にボルト12を
螺入することによつて締結されている。このウオ
ームホイル11はピニオンギヤ13と噛合せしめ
られている。ケーシング8の上面にはテーブル1
4が固定されている。
しかして、ピニオンギヤ13を図示しないモー
タ等によつて回転駆動すると、ウオームホイル1
1に楔着されたスクリユーシヤフト1が回転し、
支柱3に固定されたナツト2と相対回転すること
によりケーシング8、テーブル14、上部シリン
ダ6等と一緒に上下動して、その下端は支柱3内
に出没する。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のスクリユー式ジヤツキにおいて、テ
ーブル14にラジアル荷重やモーメント荷重が負
荷された場合、スクリユーシヤフト1が撓む。す
ると、スクリユーシヤフト1の螺糸及びこれに螺
合するナツト2の螺糸の中極めて一部の螺糸以外
には荷重が作用しなくなるので、これら螺糸の損
傷又は摩耗が大きくなる。
スクリユーシヤフト1の撓みを軽減するため、
下部シリンダ5及び上部シリンダ6を配設してい
るが、これらは互いに望遠鏡的に嵌合せしめられ
て摺動するので、スクリユーシヤフト1の撓みを
阻止することができず、従つて、スクリユーシヤ
フト1及びナツト2を大型にせざるを得ない。
この結果、スクリユージヤツキ全体が大型とな
り、これに伴つてコストも嵩むという問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、スク
リユーシヤフトに螺合するナツトが筒状支柱の先
端開口に支持され上記スクリユーシヤフトがその
回転に応じて軸方向に往復動して上記筒状支柱内
に出没するスクリユー式ジヤツキにおいて、上記
ナツトを上記筒状支柱の先端に第1のトラニオン
マウントを介して取り付けるとともに上記筒状支
柱の基端を第2のトラニオンマウントを介してベ
ースに取り付け、かつ、上記第1及び第2のトラ
ニオンマウントのトラニオン軸を互いに直交させ
たことを特徴とするスクリユー式ジヤツキにあ
る。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているた
め、ラジアル荷重やモーメント荷重が作用してス
クリユーシヤフトが撓んだ場合、支柱はその両端
に配設された第1及び第2のトラニオンマウント
により任意の方向に傾斜しうるので、この支柱に
支持されたナツトもスクリユーシヤフトの撓みに
応じてその撓み方向にその撓み角度と同じ角度だ
け傾斜する。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図に示されている。
支柱3の下端はトラニオンマウント20を介し
てベース4に取り付けられ、ナツト2はトラニオ
ンマウント21を介して支柱3の上端に取り付け
られている。即ち、ナツト2はトラニオンマウン
ト21のハウジング21a内に格納された状態で
固定され、このハウジング21aの側壁に固定さ
れてナツト2の軸芯と直交する直線に沿つて外方
に伸びる一対のトラニオン軸21bの先端は軸受
21cを介して支柱3の上端に軸支されている。
なお、トラニオン軸21bの一端を支柱3の上端
に固定してその他端をハウジング21aに軸支し
ても良い。
トラニオンマウント20は上記トラニオン軸2
1bと直交するトラニオン軸20aを具え、この
トラニオン軸20aの一端は支柱3の下端に固定
されたブラケツト20bに固定され、他端はベー
ス4に固定されたブラケツト20cに軸支されて
いるが、トラニオン軸20aの一端をブラケツト
20cに固定し、その他端をブラケツト20bに
軸支しても良い。
他の構成は第2図に示す従来のものと同様であ
り、対応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、テーブル14上の任意の位置に任意
の方向からの荷重、即ち、ラジアル荷重やモーメ
ント荷重が作用した場合、スクリユーシヤフト1
は曲げモーメントを受けて撓む。すると、このス
クリユーシヤフト1の撓みに応じてこれに螺合し
ているナツト2は傾斜する。即ち、ナツト2はト
ラニオンマウント21を介して支柱3の上端に取
り付けられ、また、支柱3の下端はベース4にト
ラニオンマウント20を介して取り付けられてお
り、トラニオンマウント21のトラニオン軸21
bとトラニオンマウント20のトラニオン軸20
aは互いに直交するので、ナツト2は任意の方向
に任意の量だけ傾斜することができる。従つて、
ナツト2はスクリユーシヤフト1の撓みに応じて
その撓みの方向にその撓み角と同じ角度だけ傾斜
するので、ナツト2にはこれを傾斜させるのに必
要な曲げモーメントのみが作用する。従つて、ス
クリユーシヤフト1に負荷された垂直荷重はスク
リユーシヤフト1及びナツト2の螺糸の全てに負
荷されるので、これら螺糸の損傷を防止し、ま
た、これら螺糸の摩耗を軽減して、スクリユーシ
ヤフト1及びナツト2の寿命を延長できる。
(考案の効果) 本考案においては、ナツトを筒状支柱の先端に
第1のトラニオンマウントを介して取り付けると
ともに上記筒状支柱の基端を第2のトラニオンマ
ウントを介してベースに取り付け、かつ、上記第
1及び第2のトラニオンマウントのトラニオン軸
を互いに直交させたため、ラジアル荷重やモーメ
ント荷重が作用してスクリユーシヤフトが撓んだ
場合、支柱はその両端に配設されたトラニオンマ
ウントにより任意の方向に傾斜しうるので、この
支柱に支持されたナツトもスクリユーシヤフトの
撓みに応じてその撓み方向にその撓み角度と同じ
角度だけ傾斜する。
従つて、ナツトには曲げモーメントが作用しな
いのでスクリユーシヤフトに作用する軸荷重はス
クリユーシヤフトの螺糸を介してこれと螺合する
ナツトの全ての螺糸に負荷される。かくして、ス
クリユーシヤフト及びナツトを大型にすることな
くスクリユーシヤフト及びナツトの螺糸の損傷又
は摩耗を防止してその寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す一部を切欠い
た縦断面図である。第2図は従来のスクリユージ
ヤツキの縦断面図である。 スクリユーシヤフト……1、ナツト……2、筒
状支柱……3、第1のトラニオンマウント……2
1、トラニオン軸……21b、第2のトラニオン
マウント……20、トラニオン軸……20a。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スクリユーシヤフトに螺合するナツトが筒状支
    柱の先端開口に支持され上記スクリユーシヤフト
    がその回転に応じて軸方向に往復動して上記筒状
    支柱内に出没するスクリユー式ジヤツキにおい
    て、上記ナツトを上記筒状支柱の先端に第1のト
    ラニオンマウントを介して取り付けるとともに上
    記筒状支柱の基端を第2のトラニオンマウントを
    介してベースに取り付け、かつ、上記第1及び第
    2のトラニオンマウントのトラニオン軸を互いに
    直交させたことを特徴とするスクリユー式ジヤツ
    キ。
JP1987177612U 1987-11-24 1987-11-24 Expired - Lifetime JPH0511279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987177612U JPH0511279Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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JP1987177612U JPH0511279Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Publication Number Publication Date
JPH0183788U JPH0183788U (ja) 1989-06-05
JPH0511279Y2 true JPH0511279Y2 (ja) 1993-03-19

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ID=31469271

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JP1987177612U Expired - Lifetime JPH0511279Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054235A (ja) * 1983-08-31 1985-03-28 Orii Jidoki Seisakusho:Kk 被加工物の自動送り装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054235A (ja) * 1983-08-31 1985-03-28 Orii Jidoki Seisakusho:Kk 被加工物の自動送り装置

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JPH0183788U (ja) 1989-06-05

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