JPH0514937Y2 - - Google Patents

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JPH0514937Y2
JPH0514937Y2 JP11339486U JP11339486U JPH0514937Y2 JP H0514937 Y2 JPH0514937 Y2 JP H0514937Y2 JP 11339486 U JP11339486 U JP 11339486U JP 11339486 U JP11339486 U JP 11339486U JP H0514937 Y2 JPH0514937 Y2 JP H0514937Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両に設置される、ステアリング
ポジシヨンを駆動機構で調整可能にした、チルト
ステアリング装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のチルトステアリング装置としては、第5
図及び第6図に例示するようなものが提案されて
いる(実開昭59−43263号公報参照)。
この第5図で、3はステアリングホイール、2
はステアリングコラムチユーブ、6は駆動装置、
Cはコラム中心である。ステアリングコラムチユ
ーブ2は駆動装置6によりコラム中心Cを支点と
して上下回動ができ、ステアリングコラムチユー
ブ2に連結されているステアリングホイール3も
上下位置の変更ができる構成である。なお、7は
手動上下動スイツチ、8はドアースイツチ、9は
キヤンセルスイツチである。
第6図は、駆動装置6のステアリングコラムチ
ユーブ2径方向における断面図である。10はセ
クターギヤであり、ステアリングコラムチユーブ
2の径方向に該セクターギヤ10が固定されてい
る。11はウオームギヤであり、セクターギヤ1
0にこのウオームギヤ11の一端が螺合し、他端
は軸受け12を介して差動用電動機13に結合さ
れる。作動用電動機13は固定用ブラケツト14
で車体に固着されている。作動用電動機13を回
転させることにより、ウオームギヤ11の軸を回
転させ、セクターギヤ10を昇降させる構成であ
る。15はカバーであり、ステアリングコラムチ
ユーブ2、セクターギヤ10、ウオームギヤ11
を覆い車体側に固定されると共に、上限端リミツ
トスイツチ16,下限端リミツトスイツチ17を
設置する。
このように構成された従来例にあつては、作動
用電動機13に連結されるウオームギヤ11の正
転、逆転により、セクターギヤ10を上下させ、
ステアリングコラムチユーブ2、ステアリングホ
イール3を移動させるものであるために、作動用
電動機13のスイツチ操作のみでステアリングホ
イール3を任意設置に変更及び固定ができるもの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように構成された従来装置では、重いステ
アリングコラムチユーブ2及びステアリングホイ
ール3を、駆動装置6で上下動し、かつ支持する
ものである。
しかも、この駆動装置6は、一本のウオームギ
ヤ11だけで、そのウオームギヤ11の軸線から
横に突出した位置にステアリングチユーブ2を吊
下して支持するように構成されている。このた
め、ウオームギヤ11とその軸受け12は、ステ
アリングコラムチユーブ2等によるウオームギヤ
11の軸線方向に作用する荷重と矢印Mで示す曲
げモーメントに十分耐え、かつスムーズに動作す
るよう全体を強固に構成せねばならず、各部材も
大型化し、その全体の重量も重くなつてしまうと
いう問題があつた。
本考案は上述の点に鑑み、ステアリングを上下
に駆動調整する駆動調整機構を構造が簡素で軽く
しかも動作がスムーズで、十分な強度と安定性を
有するように構成した、チルトステアリング装置
を新たに提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のチルトステアリング装置は、チルトス
テアリングを支持する横支棒におけるステアリン
グシヤフト両側近傍に、それぞれ送りねじ軸棒を
ねじ対偶するよう挿着する各ねじ対偶部を設置
し、この各ねじ対偶部を送りねじ軸棒にねじ対偶
で挿着する内挿着体部と、この内挿着体部を弾性
ブツシユを介して支持する外匣体部とで構成する
ことにより、外匣体部に対して内挿着体部に挿着
された送りねじ軸棒の軸線が変動可能にし、この
一対の送りねじ軸棒を原動モータ及び減速歯車機
構で同期して正転または逆転させることにより、
横支棒に支持されたチルトステアリングをスムー
ズに上下動してステアリングポジシヨンを調整す
るようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
上下のように構成することにより、重いチルト
ステアリング等の荷重を一対の送りねじ軸棒で分
担し、かつバランス良く支持する簡素な構造で、
構造上の強度を向上して小型軽量化した装置で支
持して、安定して確実な上下に駆動調整する動作
を行なわせ得るものであり、さらにこの動作中横
支棒の各ねじ対偶部が送りねじ軸棒に沿つて直線
上を移動しようとするのに対し、一点を中心に回
動するステアリングシヤフトに固定された横支棒
が円弧上を移動しようとする際に生ずる誤差を、
各ねじ対偶部の弾性ブツシユで吸収して管理のか
からないスムーズな動作を行なわせることができ
るという作用を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案のチルトステアリング装置の実施
例を第1図乃至第4図によつて説明する。なお、
この第1図乃至第4図において第5図及び第6図
に対応する部分には同一符号を付すこととし、そ
の詳細な説明を省略する。
第1図はチルトステアリング装置の要部側面図
で、20はチルトステアリングであり、ステアリ
ングシヤフト21の自由端部にステアリングホイ
ール3を取付けて成る。
このステアリングシヤフト21は、コラム中心
を揺動支点としてステアリングシヤフト21全体
が上下方向に揺動可能であり、ステアリングシヤ
フト21に取付けられたステアリングホイール3
が、図に二点鎖線で示す上位置から一点鎖線で示
す下位置まで上下方向に移動可能なように自動車
車体に装着される。
このチルトステアリング20は、第2図及び第
3図に示すようにそのステアリングシヤフト21
部分を横支棒22で支持する。
この横支棒22は、断面矩形の棒材で、その中
央部をステアリングシヤフト21に固着する。
また、横支棒22の両自由端部には、それぞれ
ねじ穴を形成したねじ対偶部23を設け、これが
車体に固定されたステアリングブラケツト24の
各開口25,25からそれぞれ外方に延出するよ
うにする。
このねじ対偶部23は、第4図に示すように、
横支棒22の端部に一体的に形成されたもので、
略々矩形状をしている。そして、その中央部に
は、上下方向に沿う回転中心軸線を有する送りね
じ軸棒26にねじ対偶で挿着して対応するよう、
ねじ孔を切つた内挿着体部40を有する。
また内挿着体部40より一回り大きな筒状の外
匣体部41を形成し、図示するように外匣体部4
1の内空中央に内挿着体部40を置いた状態で、
この両者の間の隙間にゴム材を充填して筒状の弾
性ブツシユ42を形成せしめる。
この弾性ブツシユ42は、横支棒22と送りね
じ軸棒26との間の変位(本例では0.8mm程度)
を吸収できるような肉厚形状に構成する。なお、
この弾性ブツシユ42には変形を容易にするため
の切欠等を設けてもよい。
そして、第1図乃至第4図に示すようにステア
リングシヤフト21の両側近傍位置にあるステア
リングブラケツト24の両外側部から突出した各
ねじ対偶部23,23の内挿着体部40,40
に、それぞれねじ溝を形成した送りねじ軸棒2
6,26を螺挿する。
各送りねじ軸棒26,26上端部は、それぞれ
ブラケツト24に突設した軸支部材27,27に
軸支せしめ、その各下端部はそれぞれ減速機構2
8に接続する。
この減速機構28は、匣体29をステアリング
ブラケツト24の底板部に固着し、さらにその匣
体29の各軸孔30,30に、各送りねじ軸棒2
6,26の下端近くを一段細軸に形成した部分を
軸支するとともに、各送りねじ軸棒26,26の
下端部に形成した各ウオーム歯車31,31に一
本の軸ウオーム歯車32を噛合させて構成する。
減速機構28の軸ウオーム32は、その匣体2
9に両端部を軸支されるとともに、匣体29の一
側部から延出された端部には、従動平歯車33を
取り付ける。
そして、匣体29の下端に駆動モータ6を設置
し、その原動軸に原動平歯車34を取り付け、こ
の原動平歯車34を、減速機構28の従動平歯車
33に噛合する。
この駆動モータ6は、図示しないが、従来より
普通に用いられている制御手段で正転又は逆転す
るよう駆動制御するように構成する。
次に、上述のように構成された本例装置の作動
を説明する。
このチルトステアリング装置は、運転者等が制
御手段を操作することにより、駆動モータ6を正
転又は逆転制御すると、その駆動力が原動平歯車
34から減速機構28の従動平歯車33に伝達さ
れる。
すると、減作機構28では、従動平歯車33と
一体となつた軸ウオーム32が回動し、これに噛
合する一対のウオーム歯車31,31を同期して
回動する。これにより、一対の送りねじ軸棒2
6,26が同期して回動することになり、これら
に両端のねじ対偶部23,23を螺挿する横支棒
22は、平行に安定して上下移動して、チルトス
テアリング20を上下方向に移動する。この動作
に際し、横支棒22におけるねじ対偶部23の内
挿着体部40は送りねじ軸棒26に沿つて直線上
を移動する。これに対し、ステアリングシヤフト
21に固着された横支棒22は、コラム中心Cを
中心に回動するステアリングシヤフトの動作に従
い円弧上を移動する。従つて、ねじ対偶部23に
おいては、内挿着体部40と外匣体部41との間
に変位を生ずることになるが、これは弾性ブツシ
ユ42に吸収されるので、その上下方向の移動動
作はスムーズに行なわれるものである。
また、この場合弾性ブツシユ42を設けない場
合には、ねじ対偶部23と送りねじ軸棒26との
間にいわゆる大きな遊びを設けねばならず、ガタ
つきを生ずる原因となるが、弾性ブツシユ42を
用いることにより、このような遊びを大きくする
必要もなく、ガタのないスムーズな動作で位置調
整を行なわせることができるものである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のチルトステアリ
ング装置によれば、チルトステアリングを、その
両側部に設置した一対の送りねじ軸棒間に橋渡す
るよう設置され各送りねじ軸棒に挿着する内挿着
体部を弾性ブツシユを介して外匣体部の中央に設
けて成るねじ対偶部を挿着した横支棒で支持し、
ウオーム歯車機構による減速機構で一対の送りね
じ軸棒を同期して回動することにより横支棒を上
下方向に送つて、チルトステアリングを上下方向
に移動し、そのポジシヨン調整を行なうようにし
たものである。よつて、チルトステアリングの重
い荷重を2本の送りねじ軸棒で分担して支持でき
るとともに、チルトステアリングの両側部にある
一対の送りねじ軸棒間の中央に当る位置で横支棒
がチルトステアリングを支持するようにしてある
ので、バランスよく支持できるとともに、チルト
ステアリングの横振れ等を防止できるように構造
上の強度を向上できる。
さらに、チルトステアリングの上下方向の移動
調整動作の際生ずる、送りねじ軸棒に沿つた内挿
着体部の直線移動動作と、横支棒のチルトステア
リングに従つた円弧移動動作との誤差をねじ対偶
部に設けた弾性ブツシユの弾性変形で吸収して、
全体がスムーズに動作するようにできるという効
果がある。
また、構成部材を軽量小型化しても十分な構造
上の強度を保持できるものであるし、構造も簡素
であり、それだけ故障も少なく、かつ安価な製品
を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のチルトハンドル装置の一例を
示す要部の一部断面側面図、第2図は第1図−
線による断面図、第3図はその要部の斜視図、
第4図はその要部の部分断面斜視図、第5図は従
来のチルトハンドル装置の一例を示す概略斜視
図、第6図は第5図−線部分の縦断面図であ
る。 3……ステアリングホイール、6……駆動装
置、20……チルトステアリング、21……ステ
アリングシヤフト、22……横支棒、23……ね
じ対偶部、26……送りねじ軸棒、28……減速
機構、31……ウオーム歯車、32……軸ウオー
ム、40……内挿着体部、41……外匣体部、4
2……弾性ブツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングシヤフトの揺動支点がコラム中心
    にあり、ステアリングシヤフト全体が上下方向に
    揺動するチルトステアリング装置において、ステ
    アリングシヤフト21の両側部位置に設置され、
    かつ上下方向に沿う回転中心軸線を有する一対の
    送りねじ軸棒26,26と、これら送りねじ軸棒
    26,26の端部を車体に軸支する軸支部材2
    7,27と、上記一対の送りねじ軸棒26,26
    をウオーム歯車機構によつて同期的に回動する駆
    動装置6と接続した減速機構28と、上記一対の
    送りねじ軸棒26,26の間で上記ステアリング
    シヤフト21を支持し、しかも上記送りねじ軸棒
    26,26に螺合する一対のねじ対偶部23を有
    する横支軸22とを有しており、上記のねじ対偶
    部23が送りねじ軸棒26と螺合する内挿着体部
    40と、この内挿着体部を包囲する外匣体部41
    と、これら内挿着体部及び外匣体部の間に介装さ
    せた弾性ブツシユ42とを有してきることを特徴
    とするチルトステアリング装置。
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JP2588325Y2 (ja) * 1992-09-10 1999-01-06 日本精工株式会社 電動式チルトステアリング装置
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