JPH0440984Y2 - - Google Patents

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JPH0440984Y2
JPH0440984Y2 JP2313185U JP2313185U JPH0440984Y2 JP H0440984 Y2 JPH0440984 Y2 JP H0440984Y2 JP 2313185 U JP2313185 U JP 2313185U JP 2313185 U JP2313185 U JP 2313185U JP H0440984 Y2 JPH0440984 Y2 JP H0440984Y2
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channel
drive
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nut member
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の座席位置を前後方向に移
動調整するための電動シートレール装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の電動シートレール装置に関するものとし
ては、例えば実公昭53−25687号公報、実公昭56
−29235号公報が存在する。
実公昭53−25687号公報の電動シートレール装
置は、左右の何れか一方のレール側にのみネジ杆
およびネジ杆と螺合するナツト部材を有する電動
式の駆動機構を配設した構成となつている。ま
た、実公昭56−29235号公報の電動シートレール
装置は、左右の両方のレールにネジ杆およびネジ
杆と螺合するナツト部材を有する電動式の駆動機
構を同一位相で作動するように配設した構成とな
つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
左右何れか一方のレール側にのみ駆動機構を配
設した電動シートレール装置においては、部品精
度や組立上の公差によつてネジ杆の中心線がレー
ルと平行な設計上の設定位置から多少ずれても、
ネジ杆とナツト部材との螺合部の公差によつて両
部材間のねじり現象を比較的容易に吸収して無理
なく作動できるものの、シートクツシヨンフレー
ムを介して一体化された他方のレールが作動停止
時にロツクされず、強度的な問題を有すると共
に、他方のレールの追従移動が円滑に行われない
欠点があつた。
また、左右のレールに同一位相で作動される駆
動機構を配設した装置においては、作動停止時の
ロツク強度は優れているものの、部品精度や組立
上の公差によつて作動に支障を来し易く、製作が
困難となる不都合があつた。即ち、左右のレール
に独立して取付けられた両ネジ杆の中心線が例え
ばレールと平行な設定上の設定位置から反対方向
にずれると、同一位相で作動させるために連結さ
れた両方のナツト部材に反対方向のねじり力が作
用し、ネジ杆とナツト部材との螺合部の公差によ
つて両側で発生するねじり現象を十分吸収するこ
とが困難で、円滑な作動を行うことができない欠
点があつた。このため、例えば実公昭56−29235
号公報の装置においては、駆動機構のネジ杆の一
端を自由端とし、ネジ杆がレールに平行な位置に
容易に変位可能とすることによつて両側に発生す
るねじり現象を吸収する構成が採用されている
が、ネジ杆が不安定な片持ちで強度が低下する欠
点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
左右シートレールの一方のチヤンネルにネジ杆
の両端を支持固定し、前記ネジ杆と螺合するナツ
ト部材を有する駆動部をネジ杆と略直交する方向
に揺動可能に他方のチヤンネルに取付け、単一の
モータによつて左右の駆動部のナツト部材を同一
位相により回転駆動するように構成したことを特
徴とするものである。
〔作用〕
左右のシートレールに配設されたネジ杆と駆動
部とから成る駆動機構を単一のモータで駆動する
と、ネジ杆に螺合した各ナツト部材が回転してネ
ジ杆の長手方向に移動し、左右のシートレールが
同一位相でスライド作動する。このとき部品精度
や組立上の公差によつてネジ杆中心線がレールと
平行な位置からずれたり、レールとの間隔がずれ
ていると、駆動部がネジ杆と略直交する方向に揺
動変位することにより、ねじり現象を生じること
なく円滑なスライド作動が行われる。
〔実施例〕
始めに第1図を参照して全体の構成を説明す
る。実施例の装置は左右が略対称に構成されてお
り、10,20はアツパーチヤンネルにロアチヤ
ンネル12,22が摺嵌された左、右のシートレ
ールである。各ロアチヤンネル12,22は車両
の床に固定され、各アツパーチヤンネル11,2
1には座席の下部が固定されるようになつてい
る。ロアチヤンネル12の両端部にはブラケツト
13,14を介してネジ杆30の両端が回転不能
に支持固定され、同様にロアチヤンネル22の両
端部にはブラケツト23,24を介してネジ杆4
0が回転不能に支持固定されている。また、各ア
ツパーチヤンネル11,21の略中央部にはホル
ダー15,25が固定され、各ホルダー15,2
5にはネジ杆30,40と各々螺合するナツト部
材17,27を有する駆動部16,26が各ネジ
杆30,40と直交する方向にのみ揺動可能に取
付けられている。モータ50の両出力軸は、フレ
キシブルなトルクケーブル18,28を介して駆
動部16,26に各々連結されており、また、モ
ータ50は両端が各アツパレール11,21に固
定されたプレート60に固定されている。
続いて、第2図および第3図を参照してネジ杆
30と駆動部16とから成る駆動機構の詳細につ
いて説明する。なお、ネジ杆40と駆動部26と
から成る駆動機構も同様な構成となつている。駆
動部16のケーシング80は略箱状に形成され、
その中空の内部にはウオームキア90が回転可能
に支持されている。また、ケーシング80の左右
の側壁には孔81,82が設けられており、この
孔81,82および中空の内部を経てネジ杆30
が貫通されている。ケーシング80中空の内部に
配設されたナツト部材17は、その内ネジ部17
aによつてネジ杆30のネジ部31に螺合され、
また、ナツト部材17のホイールギア部17bは
前記ウオームギア90に歯合されている。ウオー
ムギア90の一端にはトルクケーブル18の回転
軸18aが連結されており、モータ50の回転に
よつてウオームギア80を介してナツト部材17
がネジ杆30に螺合した状態で回転駆動されるよ
うになつている。
ホルダー15は板材を略コ字状に折曲して形成
されており、その背面壁15aは溶接等の手段に
よつてアツパーチヤンネル11の側壁面に固定さ
れている。ホルダー15の両側壁15b,15c
にはネジ杆30を挿通するための孔151,15
2が設けられている。ホルダー15の両側壁15
b,15cの間に前記ケーシング80が嵌装さ
れ、両側壁15b,15cに固定されたボルト1
53がケーシング80の凹状切欠部83に遊嵌さ
れ、他のボルト154,155がケーシング80
の外周近傍に配設されている。つまり、ケーシン
グ80凹状切欠部83とボルト153との遊嵌
部、およびボルト154,155との当接により
規制された範囲内で揺動可能となつている。
従つて、図示されないスイツチを操作してモー
タ50を駆動すると、駆動部16,26のナツト
部材17,27が回転し、ロアチヤンネル12,
22に固定されたネジ杆30,40に沿つて駆動
部16,26が同方向に移動する。つまり、駆動
部16,26が取付けられたホルダー15,2
5、およびアツパーチヤンネル12,22が同一
位相で移動し、座席の前後方向の移動調整が行な
われる。また、モータ50の駆動を停止すると、
モータ50の発電制動力および各駆動部16,2
6のウオームギアとナツト部材との歯合部の制動
力によつて両シートレールが確実にロツクされる
よう構成されている。
〔効果〕
本考案の電動シートレール装置においては、ネ
ジ杆と螺合するナツト部材を有する駆動部を、ネ
ジ杆と直交する方向に一定の範囲出揺動可能なよ
うホルダーを介してシートレールに取付けた構成
となつているため、部品精度や組立上の公差によ
る寸法差は、駆動機構部のホルダーに対する揺動
変位によつて吸収され、円滑なスライド作動を行
なうことができる。更に、駆動部を遊嵌部を介し
てホルダーに取付けた構成を採用することによ
り、駆動部の揺動は可能なものの、駆動部がネジ
杆に関して、回転することがなく、ロツク時のガ
タを生じることがなく、実用上の効果が優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示す図であ
り、第1図は全体を示す平面図、第2図と第3図
は駆動機構を示す断面図と分解斜視図である。 符号の説明、10,20……シートレール、1
1,21……アツパーチヤンネル、12,22…
…ロアチヤンネル、15,25……ホルダー、1
6,26……駆動部、17,27……ナツト部
材、30,40……ネジ杆、50……モータ、8
0……ケーシング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アツパーチヤンネルとロアチヤンネルとから
    成る左右一対のシートレールを、ネジ杆および
    ネジ杆と螺合するナツト部材を有する駆動機構
    を介して単一のモータにより移動調整する電動
    シートレール装置において、左右のシートレー
    ルの一方のチヤンネルにネジ杆の両端を支持固
    定し、前記ネジ杆と螺合するナツト部材を有す
    る駆動部をネジ杆と略直交する方向に揺動可能
    に他方のチヤンネルに取付け、前記両駆動部と
    モータの出力軸とをフレキシブルな駆動力伝達
    手段で連結し、単一のモータによつて左右の駆
    動部のナツト部材を同一位相により回転駆動す
    る駆動機構を設けた構成を特徴とする、電動シ
    ートレール装置。 2 一方のチヤンネルにホルダーを固定し、駆動
    部のネジ杆に関する回転を規制する遊嵌部を介
    して前記ホルダーに駆動部を取付けた構成を特
    徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電動シートレール装置。
JP2313185U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPH0440984Y2 (ja)

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JP2313185U JPH0440984Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2313185U JPH0440984Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JPS61138730U JPS61138730U (ja) 1986-08-28
JPH0440984Y2 true JPH0440984Y2 (ja) 1992-09-25

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ID=30516087

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JP2313185U Expired JPH0440984Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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JPS61138730U (ja) 1986-08-28

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