JP5176553B2 - 電動チルト式ステアリング装置 - Google Patents

電動チルト式ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5176553B2
JP5176553B2 JP2008006100A JP2008006100A JP5176553B2 JP 5176553 B2 JP5176553 B2 JP 5176553B2 JP 2008006100 A JP2008006100 A JP 2008006100A JP 2008006100 A JP2008006100 A JP 2008006100A JP 5176553 B2 JP5176553 B2 JP 5176553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rod
pivot
steering column
steering
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008006100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009166626A (ja
Inventor
健一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2008006100A priority Critical patent/JP5176553B2/ja
Publication of JP2009166626A publication Critical patent/JP2009166626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5176553B2 publication Critical patent/JP5176553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

この発明は、電動モータを動力源としてステアリングホイールの高さ位置を調節する、電動チルト式ステアリング装置の改良に関する。具体的には、この高さ位置を調節する為の電動式のアクチュエータを構成する送りねじ機構部分で発生する摩擦を低減する事により、このアクチュエータに組み込む電動モータの小型化を可能にするものである。
運転者の体格や運転姿勢等に応じてステアリングホイールの高さ位置を調節する為の装置として、チルト式ステアリング装置と呼ばれるステアリングホイールの高さ位置調節装置が従来から知られている。又、高さ位置調節を、スイッチ操作に基づいて電動モータにより行う、ステアリングホイールの電動チルト式ステアリングコラム装置も、例えば特許文献1、2に記載される等により、従来から広く知られている。このうちの特許文献2に記載された構造は、上記特許文献1に記載された従来構造が有する問題点を解消し、部品点数の削減及び小型化を可能にする事等を目的に考えられたものである。本発明は、この様な特許文献2に記載された従来構造を更に改良して、更なる小型化を可能にするものである。そこで、先ず、この特許文献2に記載された従来構造に就いて説明する。
図4〜9は、上記特許文献2に記載された従来構造の第1例を示している。この電動チルト式ステアリング装置は、固定ブラケット1と、ステアリングコラム2と、電動式のアクチュエータ3とを備える。このうちの固定ブラケット1は、取付板部4と、この取付板部4の下方(上下位置及び方向は、電動チルト式ステアリング装置を自動車に組み付けた状態で言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)に設けられた、互いに平行な1対の支持板部5a、5bとを備える。この様な固定ブラケット1は、これら両支持板部5a、5bを鉛直方向(鉛直方向並びに水平方向とは、電動チルト式ステアリング装置を自動車に組み付けた状態で、且つ、この自動車が平坦路面に存在する状態で言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)に配置した状態で、上記取付板部4を車体に対しボルト等により結合する事により、この車体に固定される。
又、上記ステアリングコラム2は、その内側にステアリングシャフト6を、単列深溝型玉軸受の如き、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支承できる転がり軸受等により、軸方向の変位を制限した状態で、回転自在に支持している。上記ステアリングシャフト6の前後両端部は上記ステアリングコラム2の前後両端開口から突出している。そして、電動チルト式ステアリング装置を組み立てた状態では、上記ステアリングシャフト6の後端部(自動車の進行方向に関して後側端部で、図1〜4、9の右端部)に図示しないステアリングホイールを、前端部(自動車の進行方向に関して前側端部で、図1〜4、9の左端部)に自在継手を構成する一方のヨークの基部を、それぞれ支持固定する。
又、上記ステアリングコラム2の前端部は車体に対し、水平方向{ステアリングホイールの上下位置調節を可能にできる様に、実質的に水平であれば良く、数度(例えば±5度)程度水平方向に対し傾斜している場合も含む。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。}に配置された枢軸7により、鉛直方向{ステアリングホイールの上下位置調節を可能にできる様に、実質的に鉛直方向であれば良く、数度(例えば±5度)程度鉛直方向に対し傾斜している場合も含む。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。}に揺動変位を可能に支持している。この為に、上記ステアリングコラム2の前端部上面に揺動ブラケット8を溶接等により固定し、この揺動ブラケット8に上記枢軸7を挿通している。又、この枢軸7の両端部(又は中間部)は、車体側に設けた、図示しない第二の固定ブラケットに支持している。
尚、図示の例では、ステアリングホイールの上下位置を調節する為のチルト機構に加えて、前後位置を調節する為のテレスコピック機構を組み込んでいる。この為、上記ステアリングコラム2を、前側のアウタコラム9の後半部の内径側に、後側のインナコラム10の前半部を、軸方向の変位を可能に内嵌する事により構成している。この様なアウタコラム9とインナコラム10との間には、電動モータにより押し引きされるロッド11と押し引きブラケット12とを備えたリニアアクチュエータ13を設けている。上記ステアリングホイールの前後位置を調節する際には、上記電動モータにより上記ロッド11を押し引きし、上記インナコラム10を軸方向に変位させる。この変位を可能にする為、前記ステアリングシャフト6に関しても、インナシャフトとアウタチューブとを、スプライン係合により、トルク伝達及び軸方向の相対変位を可能に組み合わせたものを使用している。又、上記揺動ブラケット8は、上記両コラム9、10のうち、前側に設置したアウタコラム9の前端部上面に固定している。
又、前記アクチュエータ3は、上記枢軸7を中心として上記ステアリングコラム2を揺動変位させる為のもので、このステアリングコラム2と共に昇降する送りナット組立体14と、この送りナット組立体14を昇降させる為のねじ杆15と、このねじ杆15を回転させる為の電動モータ16とを備える。又、このうちの送りナット組立体14は、ナット部材17と保持部材18とを備える。このナット部材17には、上記ねじ杆15と螺合するねじ孔19が設けられている。又、上記保持部材18は、上記ナット部材17を保持可能な、箱形若しくは筒形に形成されている。上記アクチュエータ3を組み立てた状態では、上記ナット部材17は上記保持部材18内に、上記ステアリングコラム2の軸方向(図4、8、9の左右方向、図5、6の表裏方向、図7の上下方向)の変位を可能に保持した状態で、上記ねじ孔19に上記ねじ杆15を螺合させている。尚、この変位に伴って、上記ねじ孔19と螺合した上記ねじ杆15と上記保持部材18とが干渉する事を防止すべく、このねじ杆15を挿通する為にこの保持部材18の上下両端部に形成した通孔20、20を、上記ステアリングコラム2の軸方向に長い長孔としている。又、上記保持部材18の内側面(このステアリングコラム2に対向する側面)に、円柱状の横軸21を突設している。この横軸21は、上記枢軸7と平行に配置した状態で、上記アウタコラム9の側面に形成した凹円孔22に、揺動変位可能に内嵌している。
又、上記ねじ杆15は、上記枢軸7の中心軸の方向に対し直交する方向に存在する仮想平面(図4に現れた面)上に配置した状態で図5、6、8に示す様に、前記固定ブラケット1にその上下両端部を、回転のみ自在に支持している。又、従来構造の第1例の場合には、上記ねじ杆15の配設方向を、中立位置での上記ステアリングコラム2の軸方向に対し直角な方向(前記取付板部4に対し直角方向)としている。この状態で、上記ねじ杆15の下端部に設けたウォームホイール23と、上記電動モータ16の出力軸に固定したウォーム24とを噛合させて、上記ねじ杆15を、所望方向に所望量回転駆動可能としている。
上述の様な構成を有する従来構造の第1例の電動チルト式ステアリング装置により前記ステアリングホイールの高さ位置を調節する場合には、上記電動モータ16により上記ねじ杆15を、所望方向に所望量だけ回転させる。この回転に伴って上記ナット部材17及びこのナット部材17を保持した上記保持部材18がこのねじ杆15に沿って昇降し、この保持部材18の動きが、前記横軸21を介して上記ステアリングコラム2に伝達される。この結果、このステアリングコラム2の前端部が、上記枢軸7を中心として揺動変位し、前記ステアリングシャフト6の後端部に支持固定されたステアリングホイールの高さ位置が変化する。
この様にしてこのステアリングホイールの高さ位置を調節する際、上記ナット部材17は、図9の矢印αで示す様に、上記ねじ杆15に沿って直線運動するのに対して、上記保持部材18は、同図に矢印βで示す様に、上記枢軸7を中心とする円弧方向に変位する。そして、これら両矢印α、βの方向の相違に伴って、上記ナット部材17が上記保持部材18の内側で、同図に矢印γで示す様に、上記ステアリングコラム2の軸方向に変位する。因に、上記ステアリングホイールの高さ位置を、下端位置から上端位置まで調節すると、上記ナット部材17が上記保持部材18の内側で、図9に示したストロークS分だけ、上記ステアリングコラム2の軸方向に変位する。前記両通孔20、20の長さ寸法は、このストロークSの全範囲に亙り、上記保持部材18と上記ねじ杆15との干渉を防止すべく、このねじ杆15の外径との関係で規制している。
特許文献2には、上述した図4〜9に示した構造の他、図10〜14に示す様な構造を有する電動チルト式ステアリング装置も記載されている。
先ず、図10に示した従来構造の第2例の場合には、保持部材18の内外両側面に1対の横軸21、21aを互いに同心に設け、これら両横軸21、21aを、ステアリングコラム2の外側面に形成した凹円孔22と、このステアリングコラム2の側方に固定した腕部25に形成した凹円孔22aとに、揺動変位可能に内嵌している。この様な従来構造の第2例の場合には、上記従来構造の第1例の場合に比べて、上記保持部材18の支持剛性を高くし、動作の安定化を図れる。
次に、図11に示した従来構造の第3例の場合には、保持部材18の外側面(ステアリングコラム2と反対側の側面)に突設した横軸21aを、このステアリングコラム2に固定の部分に基端部を固定した、クランク型の支持ブラケット27の先端部に枢支している。上記保持部材18の内側面に突設した横軸21は、上述した第2例の場合と同様に、上記ステアリングコラム2の外側面に形成した凹円孔に枢支している。
次に、図12に示した従来構造の第4例の場合には、保持部材18の内外両側面に設けた1対の横軸21、21aのうち、外側面側に設けた横軸21aを、ステアリングコラム2に固設した腕部25の先端部に貫通する状態で形成した円孔26内に、揺動変位及び軸方向の変位を可能に嵌装している。上記保持部材18の内側面に突設した横軸21は、上述した第2〜3例の場合と同様に、上記ステアリングコラム2の外側面に形成した凹円孔22に枢支している。この様な従来構造の第4例の構造によれば、上記保持部材18の横軸21、21aと上記円孔26及び上記凹円孔22との間に、製造誤差や組み付け誤差が存在する場合でも、これらの誤差を吸収できる。
次に、図13に示した従来構造の第5例の場合には、それぞれがアクチュエータ3aを構成する部材である、ねじ杆15aと送りナット組立体14aと電動モータ16aとのうち、ねじ杆15aと電動モータ16aとをステアリングコラム2aの側に設置し、上記送りナット組立体14aを固定ブラケット1aの側に設置している。即ち、上記ステアリングコラム2aの下端部に上記電動モータ16aを支持固定すると共に上記ねじ杆15aの下端部を回転自在に支持し、ウォーム式の減速機を介して、このねじ杆15aを両方向に回転駆動自在としている。一方、上記固定ブラケット1aの支持板部5cに、送りナット組立体14aを構成する保持部材18の外側面に突設した横軸21を揺動変位可能に支持している。この様な従来構造の第5例の場合には、上記ねじ杆15aを回転させると、このねじ杆15aが回転しつつ昇降して、上記ステアリングコラム2aを揺動変位させ、ステアリングホイールの高さ位置を調節する。
次に、図14に示した第6例の構造の場合には、合成樹脂或は金属製のナット部材17aを、円柱状に形成している。そして、このナット部材17aを保持部材18a内に、ステアリングコラム2の軸方向の変位に加えて、このステアリングコラム2の中心軸と平行な軸を中心とする変位を可能に係合させている。この様な構造を有する従来構造の第6例の場合、上記ステアリングコラム2から上記保持部材18aに、1対の横軸21、21aを介して、図14に表れた面に直交する方向の軸を中心とする回転方向の力が作用すると、上記ナット部材17aが上記保持部材18aに対し相対回転する事によりこの力を吸収する。この為、このナット部材17aのねじ孔19とねじ杆15の雄ねじ部とが片当たりする事を防止できる。
上述の様な特許文献2に記載された電動チルト式ステアリング装置の場合、前記特許文献1に記載された構造に比べれば部品点数の削減及び小型化を可能にできるが、更なる小型・軽量化を進める為には、次の様な点を改良する事が望まれる。即ち、上記特許文献2に記載された電動チルト式ステアリング装置の場合、前述の図9を使用して行った作動時の説明から明らかな通り、送りナット組立体14を構成するナット部材17と保持部材18とが、ねじ杆15の中心軸に対し直角方向に相対変位する。この相対変位の際に、この保持部材18の内面と上記ナット部材17の外面とが擦れ合い、この擦れ合いに伴うこれら各面同士の摩擦が、前記アクチュエータ3の損失となる。この損失は、これら各面の擦れ合い部の摩擦が大きくなる(摩擦力が大きくなったり、摩擦長さが長くなる)程大きくなる。
上記特許文献2に記載された従来構造の場合には、上記ステアリングコラム2の揺動中心である前記枢軸7がこのステアリングコラム2の中心軸よりも上方に外れた部分に存在するのに対して、上記ねじ杆15の配設方向がこのステアリングコラム2の中心軸の方向に対し直角方向に配置されている。この為、上記図9の矢印α、βの交叉角度θが大きい事から明らかな通り、上記ステアリングホイールの高さ位置を調節する際の、上記保持部材18の内面と上記ナット部材17の外面とが擦れ合う長さ(∝ sinθ)が長くなる。この為、上記各面同士の摩擦に起因する、上記アクチュエータ3の損失が大きくなる。この損失は、上記枢軸7の中心と上記ナット部材17の中心との距離Lと、この枢軸7の中心とこのナット部材17の中心を通り上記ステアリングコラム2の中心軸に対し平行な仮想直線との距離Hとの比(H/L= sinθ)が大きくなる程大きくなる。この事から明らかな通り、比較的大型の電動チルト式ステアリング装置で、上記距離Lが長ければ、上記損失を低く抑えられる。これに対して、軽自動車の如く小型車用の電動チルト式ステアリング装置で、上記距離Lが短い構造の場合には、上記損失が大きくなる。
従って、例えば小型車用の電動チルト式ステアリング装置を構成した場合に、上記損失に拘らず動作を安定させる為には、前記電動モータ16として、大きな出力を得られる、大型のものを使用する必要がある。この電動モータ16として大型のものを使用する事は、電動チルト式ステアリング装置の小型・軽量化を図る面からは不利である。上記特許文献2には、上記保持部材18の内面と上記ナット部材17の外面との擦れ合い部に十分量のグリースを介在させる事で、この擦れ合い部で作用する摩擦力の低減を図る技術が記載されている。但し、上記損失をより少なく抑える為には、上記擦れ合い部の摩擦長さを短くする事が好ましい。この摩擦長さを短くすれば、それだけでも上記損失を低減できるし、グリース等の摩擦低減剤を介在させて上記摩擦力を低減する措置を講ずれば、上記損失をより一層低減して、上記電動チルト式ステアリング装置の、より一層の小型・軽量化を図れる。
特開2000−238647号公報 特開2007−261563号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、送りナット組立体を構成する保持部材の内面とナット部材の外面との擦れ合い長さを短くできる、電動チルト式ステアリング装置の構造を実現すべく発明したものである。
本発明の電動チルト式ステアリング装置は、前述の特許文献2に記載された従来構造と同様に、車体に固定される固定ブラケットと、内側にステアリングシャフトを回転自在に支持し、水平方向に配置された枢軸を中心とする揺動変位を可能とされたステアリングコラムと、この枢軸を中心としてこのステアリングコラムを揺動変位させる為の電動式のアクチュエータとを備える。
又、このアクチュエータは、ねじ杆と、送りナット組立体と、電動モータとを有する。
このうちのねじ杆は、上記枢軸の中心軸の方向に対し直交する方向に存在する仮想平面上に配置された状態で、上記固定ブラケットと上記ステアリングコラムとのうちの一方の部材に、回転自在に支持されている。
又、上記送りナット組立体は、上記ねじ杆と螺合するねじ孔を備え、このねじ杆を中心とする回転を阻止された状態で、上記固定ブラケットと上記ステアリングコラムとのうちの他方の部材に支持されている。
この様な送りナット組立体は、上記ねじ孔を備えたナット部材と、上記枢軸と平行な横軸を中心とする揺動変位を可能として上記他方の部材に支持された保持部材とを、上記ねじ杆の軸方向に関する相対変位を阻止し、且つ、このねじ杆の中心軸を含み上記仮想平面上での、このねじ杆の中心軸に対し直角方向の相対変位を可能に組み合わせたものである。
又、上記電動モータは、上記ねじ杆を回転駆動する為のものである。
特に、本発明の電動チルト式ステアリング装置に於いては、上記ねじ杆の配設方向が上記ステアリングコラムの中心軸の方向に対し直角な方向に対し傾斜している。
具体的には、上記ねじ杆をこの様に傾斜させると共に、このねじ杆の長さ方向中間部に上記送りナット組立体を位置させた状態で、上記枢軸の中心とこの送りナット組立体の中心とを結ぶ仮想直線の方向と、上記ねじ杆の中心軸の方向とが直角になる様に、上記ねじ杆の傾斜方向及び傾斜角度を規制している。
尚、上記仮想直線の方向と上記ねじ杆の中心軸の方向とが直角になる、上記ねじ杆の長さ方向中間部とは、このねじ杆の長さ方向中央位置(ステアリングホイールが高さ方向に関して中央位置に存在する場合に送りナット組立体の中心が存在する位置)とする事が最も好ましい。但し、厳密に長さ方向中央位置でなくても、ほぼ中央位置(例えば、上記ねじ杆を長さ方向に3分割した状態で、中央1/3部分、より好ましくは1/5部分)であれば良い。
更に、本発明の場合には、車体への取付状態で、上記枢軸を、上記アクチュエータよりも前方側に位置させると共に、上記ステアリングコラムの前端部でこのステアリングコラムの中心軸よりも上方位置に設けている。そして、上記ねじ杆を、上方に向かう程、このステアリングコラムの軸方向に関して、上記枢軸から遠ざかる方向である後方側に傾斜させている
又、本発明の電動チルト式ステアリング装置を実施する場合には、例えば請求項2に記載した発明の様に、上記固定ブラケットを構成する取付板部の板厚を、車体の前後方向に関して漸次変化させる。そして、上記ねじ杆を、この取付板部の上面に対して傾斜した下面に対し直角(ほぼ直角の場合も含む)に配置する。
更には、本発明の電動チルト式ステアリング装置を実施する場合には、例えば請求項3に記載した発明の様に、上記電動モータを、車体の前後方向に関して、上記枢軸と上記ねじ杆との間部分に設ける。
上述の様に構成する本発明の電動チルト式ステアリング装置によれば、送りナット組立体を構成する保持部材の内面とナット部材の外面との擦れ合い長さを短くできる。即ち、少なくとも上記ねじ杆の長さ方向中間部で、このねじ杆の中心軸の方向と、このねじ杆に対して上記送りナット組立体が変位する方向とを一致させられる。そして、上記長さ方向中間部から離れる程、上記ねじ杆の中心軸の方向と上記送りナット組立体が変位する方向とのずれが大きくなるにしても、そのずれを限られた値に止める事ができる。この為、上記擦れ合い長さを短くして、アクチュエータの損失を低減し、このアクチュエータを構成する電動モータの小型化を図れる。更に本発明の場合には、ねじ杆を傾斜させる分、送りナット組立体のストローク、延いては、ステアリングホイールの上下調節量を確保しつつ、固定ブラケットの下端位置を前方に移動させられる。この為、運転者の膝等とこの固定ブラケットの下端部との干渉を防止する為の設計が容易になる。
図1〜2は、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、車体に対し固定する為の固定ブラケット1bの形状を工夫して、この固定ブラケット1bの一部に回転のみ自在に支持したねじ杆15bの配設方向を適切に規制する事により、送りナット組立体14を構成する保持部材18の内面とナット部材17(図5〜9参照)の外面との擦れ合い長さを短くする点にある。又、本例の場合には、ステアリングホイールの高さ位置を調節する為のチルト機構のみで、前後位置を調節する為のテレスコピック機構は組み込んでいない。その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図4〜9に示した従来構造の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
上記固定ブラケット1bを構成する取付板部4aは、板厚を前後方向に関して漸次変化させる事で、側方から見た形状をくさび状としている。そして、車体に対し取り付け固定する為の上面28に対し、上記ねじ杆15bの上端部を回転自在に支持する下面29を傾斜させている。具体的には、前方に向かう程、この下面29と上記上面28との距離が短くなる様にしている。上記ねじ杆15bの上端部は上記取付板部4aの前端部に、単列深溝型の玉軸受30a(図5、6、8参照)等の軸受により、回転のみ自在に支持している。又、上記ねじ杆15bの下端部は上記固定ブラケット1bの下端部に、やはり単列深溝型の玉軸受30b(図5、6、8参照)等の軸受により、回転のみ自在に支持している。この状態で、上記ねじ杆15bは、上記下面29に対し、ほぼ直角に配置している。
又、上記固定ブラケット1bの下部前側に固定した電動モータ16bにより、上記ねじ杆15bを、所望方向に所望量だけ回転駆動自在としている。この様なねじ杆15bとステアリングコラム2との間に、前述した従来構造と同様に、上記送りナット組立体14を装着している。即ち、この送りナット組立体14を構成する上記ナット部材17を上記ねじ杆15bに螺着すると共に、この送りナット組立体14を構成する上記保持部材18に突設した横軸21(図5、6参照)を上記ステアリングコラム2の側面に、揺動変位可能に係止している。この構成により、上記ねじ杆15bの回転運動を上記送りナット組立体14の直線運動に変換し、更に、この直線運動を、枢軸7を中心とする、上記ステアリングコラム2の揺動運動に変換自在としている。
特に、本例の場合、図1〜2に示す様に、ステアリングホイールの高さ位置を中立位置(上端位置と下端位置との丁度中間の位置)にすべく、上記送りナット組立体14を上記ねじ杆15bの長さ方向中央に位置させた状態で、上記上面28とステアリングコラム2の中心軸とがほぼ平行になる様に、各部の形状を規制している。従って、上記ねじ杆15bの配設方向は、上記中立位置での上記ステアリングコラム2の中心軸の方向に対し直角な方向(上記上面28に対し直角な方向)に対し、角度θ1 だけ傾斜している。本例の場合、この傾斜角度θ1 は、上記取付板部4aの上面28に対する下面29の傾斜角度にほぼ等しい。
上記傾斜角度θ1 は、上記送りナット組立体14を構成する、前記保持部材18と前記ナット部材17との、上記ねじ杆15bの中心軸に対し直角方向の擦れ合い長さを極力抑える(短くする)為、次の様に規制している。即ち、図1〜2に示す様に、上記送りナット組立体14を上記ねじ杆15bの長さ方向中央部に位置させた状態で、上記ステアリングコラム2の揺動中心となる枢軸7の中心と、上記送りナット組立体14の中心(を構成するナット部材17に設けたねじ孔19の中心点)とを結ぶ仮想直線aの方向と、上記ねじ杆15bの中心軸bの方向とが直角になる様に、上記傾斜角度θ1 を規制している。言い換えれば、この傾斜角度θ1 を、図3の(A)に示した傾斜角度θ2 と、図3の(B)に示した傾斜角度θ3 との中間の値{θ2 ≦θ1 ≦θ3 、好ましくはθ1 ≒(θ2 +θ3 )/2}としている。
尚、図3の(A)に示した傾斜角度θ2 は、送りナット組立体14をねじ杆15bの上端位置にまで移動させた状態で、枢軸7の中心とこの送りナット組立体14の中心とを結ぶ仮想直線a´の方向と、上記ねじ杆15bの中心軸b´の方向とが直角になる、このねじ杆15bに関する、取付板部4aの上面28に対し直角な方向に対する傾斜角度である。又、図3の(B)に示した傾斜角度θ3 は、送りナット組立体14をねじ杆15bの下端位置にまで移動させた状態で、枢軸7の中心とこの送りナット組立体14の中心とを結ぶ仮想直線a″の方向と、上記ねじ杆15bの中心軸b″の方向とが直角になる、このねじ杆15bに関する同様の傾斜角度である。
このねじ杆15bの傾斜角度θ1 が上記図3の(A)に示した傾斜角度θ2 より小さかったり、上記図3の(B)に示した傾斜角度θ3 よりも大きかったりすると、上記送りナット組立体14が上記ねじ杆15bの何れの位置に存在しても、このねじ杆15bの中心軸の方向と、上記枢軸7を中心とする円弧の接線方向とが一致しない状態となる。これら中心軸の方向と接線方向とが一致した状態で、前記ナット部材17と前記保持部材18との擦れ合い長さを0にできる。従って、上記送りナット組立体14の全ストローク範囲で、上記中心軸の方向と接線方向とが一致しない事は、上記擦れ合い長さを短くして、アクチュエータ3bの損失を抑える面からは好ましくない。これに対して本例の場合には、上記ねじ杆15bの配設方向に関する傾斜角度θ1 を前述の様に規制{好ましくはθ1 ≒(θ2 +θ3 )/2}しているので、上記ねじ杆15bの中心軸の方向と、上記枢軸7を中心とする円弧の接線方向とのずれを、0乃至は僅少に抑えられる。
この為、本例の電動チルト式ステアリング装置によれば、上記送りナット組立体14を構成する、上記保持部材18の内面と上記ナット部材17の外面との擦れ合い長さを短くできる。この様に、この擦れ合い長さを短くできるので、上記アクチュエータ3bの損失を低減し、このアクチュエータ3bを構成する電動モータの小型化を図れる。
又、本例の場合には、上記ねじ杆15bを傾斜させる分、上記送りナット組立体14のストローク、延ては、ステアリングホイールの上下調節量を確保しつつ、前記固定ブラケット1bの下端位置を前方に移動させられる。この為、運転者の膝等とこの固定ブラケット1bの下端部との干渉を防止する為の設計が容易になる。
本発明の特徴は、電動モータを動力源としてステアリングホイールの高さ位置を調節する為の、電動チルト式ステアリング装置にある。図1〜2の実施の形態の1例には、テレスコピック機構を備えていない構造を示したが、本発明を実施する場合に、前述の図4〜9に示した従来構造の第1例の場合と同様に、ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピック機構を組み込むか否かは自由である。又、ねじ杆の配設方向をステアリングコラムの中心軸の方向に対し直角な方向に対し傾斜させる為の構造に就いては、特に問わない。図示の例の様に、固定ブラケットの取付板部の形状をくさび形にしなくても、この取付板部全体を傾斜させたり、この取付板部の下面に対しねじ杆を傾斜させて支持したりする事もできる。更に、前述の図13に示した従来構造の第5例の場合と同様に、アクチュエータを構成する部材のうち、ねじ杆と電動モータとをステアリングコラムの側に設置し、送りナット組立体を固定ブラケットの側に設置した構造に本発明を適用する事もできる。
本発明の実施の形態の1例を、ステアリングホイールの高さ位置を中間とした状態で示す側面図。 同じく要部を取り出して示す側面図。 ねじ杆の傾斜角度の下限値及び上限値を説明する為の、図2と同様の図。 従来構造の第1例を示す、図1と同様の図。 図4の拡大A−A断面図。 図5の左部拡大図。 一部を省略して示す、図6のB−B断面図。 図6のC−C断面図。 ステアリングコラムが揺動する際の各部の動きを説明する為の、図4の左半部拡大図。 従来構造の第2例を示す、図6と同様の図。 同第3例を示す、図6のD−D断面に相当する図。 同第4例を示す、図6と同様の図。 同第5例を示す、図5と同様の図。 同第6例を示す、図6と同様の図。
符号の説明
1、1a、1b 固定ブラケット
2、2a ステアリングコラム
3、3a、3b アクチュエータ
4、4a 取付板部
5a、5b、5c 支持板部
6 ステアリングシャフト
7 枢軸
8 揺動ブラケット
9 アウタコラム
10 インナコラム
11 ロッド
12 押し引きブラケット
13 リニアアクチュエータ
14、14a 送りナット組立体
15、15a、15b ねじ杆
16、16a、16b 電動モータ
17、17a ナット部材
18、18a 保持部材
19 ねじ孔
20 通孔
21、21a 横軸
22、22a 凹円孔
23 ウォームホイール
24 ウォーム
25 腕部
26 円孔
27 支持ブラケット
28 上面
29 下面
30a、30b 玉軸受

Claims (3)

  1. 車体に固定される固定ブラケットと、内側にステアリングシャフトを回転自在に支持し、水平方向に配置された枢軸を中心とする揺動変位を可能とされたステアリングコラムと、この枢軸を中心としてこのステアリングコラムを揺動変位させる為の電動式のアクチュエータとを備え、
    このアクチュエータは、上記枢軸の中心軸の方向に対し直交する方向に存在する仮想平面上に配置された状態で、上記固定ブラケットと上記ステアリングコラムとのうちの一方の部材に回転自在に支持されたねじ杆と、このねじ杆と螺合するねじ孔を備え、このねじ杆を中心とする回転を阻止された状態で上記固定ブラケットと上記ステアリングコラムとのうちの他方の部材に支持された送りナット組立体と、上記ねじ杆を回転駆動する為の電動モータとを有するものであり、
    上記送りナット組立体は、上記ねじ孔を備えたナット部材と、上記枢軸と平行な横軸を中心とする揺動変位を可能として上記他方の部材に支持された保持部材とを、上記ねじ杆の軸方向に関する相対変位を阻止し、且つ、このねじ杆の中心軸を含み上記仮想平面上でのこのねじ杆の中心軸に対し直角方向の相対変位を可能に組み合わせたものである電動チルト式ステアリング装置に於いて、
    上記ねじ杆の長さ方向中間部に上記送りナット組立体を位置させた状態で、上記枢軸の中心とこの送りナット組立体の中心とを結ぶ仮想直線の方向と、上記ねじ杆の中心軸の方向とが直角になる様に、このねじ杆の配設方向が上記ステアリングコラムの中心軸の方向に対し直角な方向に対し傾斜しており、
    車体への取付状態で、上記枢軸が、上記アクチュエータよりも前方側に位置すると共に、上記ステアリングコラムの前端部でこのステアリングコラムの中心軸よりも上方位置に設けられており、上記ねじ杆が、上方に向かう程、このステアリングコラムの軸方向に関して、上記枢軸から遠ざかる方向である後方側に傾斜している
    事を特徴とする電動チルト式ステアリング装置。
  2. 固定ブラケットを構成する取付板部の板厚が、車体の前後方向に関して漸次変化しており、ねじ杆がこの取付板部の上面に対して傾斜した下面に対し直角に配置されている、請求項1に記載した電動チルト式ステアリング装置。
  3. 電動モータが、車体の前後方向に関して、枢軸とねじ杆との間部分に設けられている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した電動チルト式ステアリング装置。
JP2008006100A 2008-01-15 2008-01-15 電動チルト式ステアリング装置 Active JP5176553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006100A JP5176553B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 電動チルト式ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006100A JP5176553B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 電動チルト式ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009166626A JP2009166626A (ja) 2009-07-30
JP5176553B2 true JP5176553B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=40968324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006100A Active JP5176553B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 電動チルト式ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5176553B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108482476A (zh) * 2018-03-28 2018-09-04 武汉理工大学 一种伸缩型转向轴

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3104531A1 (fr) * 2019-12-17 2021-06-18 Robert Bosch Automotive Steering Vendôme Colonne de direction a reglage electrique

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0514937Y2 (ja) * 1986-07-25 1993-04-20
JPH0710997Y2 (ja) * 1988-11-15 1995-03-15 光洋精工株式会社 電動式チルトステアリング装置
JPH04122279U (ja) * 1991-04-17 1992-11-02 光洋精工株式会社 電動式ステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108482476A (zh) * 2018-03-28 2018-09-04 武汉理工大学 一种伸缩型转向轴

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009166626A (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076908B2 (ja) ステアリングコラム装置
JP4648809B2 (ja) 電動チルトテレスコステアリングコラム装置
JP2017081515A (ja) 車両のステアリング装置
JP2007168708A (ja) 車両用ステアリング装置
US9643644B2 (en) Actuator and vehicle steering device
WO2003078234A1 (fr) Dispositif a colonne de direction electrique
JP4967642B2 (ja) ステアリング装置
JP2010083392A (ja) 電動式テレスコピックステアリング装置
JP4696687B2 (ja) ステアリング装置
US11623677B2 (en) Electric steering device
JP5176553B2 (ja) 電動チルト式ステアリング装置
WO2021256169A1 (ja) ステアリングコラム装置
JP2012218695A (ja) 電動式ステアリング装置
KR101637577B1 (ko) 차량의 스티어링 장치
JP2008024229A (ja) 電動テレスコ調整式ステアリング装置
JP2008030728A (ja) チルト式ステアリング装置
JP4254273B2 (ja) ステアリング装置
JP5076383B2 (ja) ステアリング装置
JP2008057595A (ja) ステアリング装置
JP2009292429A (ja) 車両のステアリング装置
JP4483459B2 (ja) 電動式ステアリングコラム装置
JP2013028298A (ja) 電動チルトステアリングコラム装置
JP5135773B2 (ja) ステアリング装置
JP2019171896A (ja) ステアリング装置
JP2008024068A (ja) 電動チルト式ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5176553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250