JPH05112340A - 収納箱の容積拡張装置 - Google Patents

収納箱の容積拡張装置

Info

Publication number
JPH05112340A
JPH05112340A JP26469991A JP26469991A JPH05112340A JP H05112340 A JPH05112340 A JP H05112340A JP 26469991 A JP26469991 A JP 26469991A JP 26469991 A JP26469991 A JP 26469991A JP H05112340 A JPH05112340 A JP H05112340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
box
suction
corrugated fiberboard
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26469991A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tajima
俊之 田嶋
Kiyoshi Tenkai
清志 天海
Reiji Nakamura
怜次 中村
Koichi Usuda
光一 臼田
Kazunari Watanabe
一功 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP26469991A priority Critical patent/JPH05112340A/ja
Publication of JPH05112340A publication Critical patent/JPH05112340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボール箱等のように、変形可能な収納箱に
隙間なく収納された品物の取り出しを容易とする、収納
箱の容積拡張装置を得る。 【構成】 ストッパー22を駆動して、ベルトコンベア
12の上を搬送される段ボール箱30を、所定位置に停
止させる。コンプレッサー40によって吸引力が付与さ
れる吸着盤20を、シリンダー44、46を駆動して、
段ボール箱30の四方の壁面に接触させる。吸着盤20
が段ボール箱30を吸着した時点で、吸着盤20を段ボ
ール箱30の容積が拡張する方向へ移動させ、段ボール
箱30に隙間なく詰められた品物と段ボール箱30の壁
面との間に隙間を生じさせる。これによって、品物の取
り出しが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール箱等のよう
に、変形可能な収納箱に隙間なく収納された品物の取り
出しを容易するため、取出し作業の際に、収納箱の容積
を拡張させる収納箱の容積拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】倉庫では、品物を品種別及び送り先等の
目的に応じて分ける仕分け作業が行われる。この仕分け
作業では、通常ベルトコンベア上を搬送され同一の品物
が収納された段ボール箱から、オーダーに合わせて品物
を取り出して、出荷先別に品揃えするようになってい
る。
【0003】しかしながら、図9に示されるように、段
ボール箱30は、収納効率を上げるため、各品物Mが隙
間なく積み重ねられた状態で、収納できる大きさとされ
ている。従って、段ボール箱30に品物Mが収納された
状態では、品物Mと品物Mまたは品物Mと段ボール箱3
0の側壁とが密着して容易に品物Mを取り出すことがで
きない。すなわち、品物Mの自重以上のピッキング力が
ないと品物Mを段ボール箱30から取り出すことができ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、段ボール箱等のように、変形可能な収納箱に隙間
なく収納された品物の取り出しを容易とする、収納箱の
容積拡張装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の収納箱
の容積拡張装置は、変形可能な収納箱の側壁に吸着可能
な吸着手段と、前記吸着手段を前記収納箱の容積を拡張
させる方向へ移動させる第1の移動手段と、を有するこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の収納箱の容積拡張装置
は、前記吸着手段を前記収納箱が載置された搬送路上か
ら退避させる第2の移動手段と、を有することを特徴と
している。
【0007】
【作用】上記構成の収納箱の容積拡張装置では、複数の
品物が隙間なく収納された変形可能な収納箱の側壁に吸
着手段が吸着する。この吸着手段は、第1の移動手段に
よって収納箱の側壁を吸着したまま、収納箱の容積を拡
張させる方向へ移動させられる。このため、収納箱の側
壁と品物との間には隙間が生じる。また、収納箱が押し
拡げられることによって、収納箱の角部は、対角線の長
さを短くする方向へ押し潰されるので、角部に収納され
た品物は、逆に収納箱の中央部に向かって若干移動し、
この品物と接する他の品物を外方へ押し出す。これによ
って、中央部に位置する品物は、他の品物と非接触状態
となるので、容易に取り出すことができる。
【0008】また、第2の移動手段によって、搬送路上
から鉛直方向または水平方向に退避させれば、収納箱の
搬送の邪魔にもならず、連続して収納箱に収納された品
物を取り出すこともできる。
【0009】
【実施例】図1に示されるように、本実施例に係る収納
箱の容積拡張装置10は、コンベア12の搬送方向両側
に配置された2つの走行架台14と、コンベア12の搬
送方向の前後に配置された2つの走行架台16と、これ
ら走行架台14、16から立設されるテレスコピックシ
リンダー18(図2参照)、このテレスコピックシリン
ダー18の上端に配設される吸着盤20とから構成され
ている。
【0010】図1及び図2に示されるように、コンベア
12の上部には、ストッパー22が上下移動する開口部
24が形成されている。このストッパー22の右側面に
はラック22Aが形成されている。このラック22A
は、モーター25によって回動するピニオン26と噛み
合い、ガイド28に沿って上下動するようになってい
る。これによって、ストッパー22が、コンベア12の
上面に突出し、段ボール箱30を所定の位置で停止させ
るようになっている。なお、モーター25は制御装置3
2に接続されており、図1に示すように、ストッパー2
2の左側に配設され段ボール箱30を検出する反射セン
サー34の出力信号によって、駆動するようになってい
る。
【0011】図2に示されるように、走行架台14、1
6には、それぞれ走行輪36が軸支されている。これに
よって、走行架台14、16は床面Fを走行可能とされ
ている。図1に示されるように、4つの走行架台14、
16に囲まれる位置に、ボックス38が配置されてい
る。このボックス38内には、制御装置32、コンプレ
ッサー40及びシリンダー42、44が内蔵されてい
る。シリンダー42から延設されるピストンロッド46
の先端部は、走行架台16の側面部に連結されている。
また、同様にシリンダー44から延設されるピストンロ
ッド48の先端部は、走行架台14の側面部に連結され
ている。これによって、ピストンロッド46、48を伸
縮させることにより、走行架台14と走行架台16は、
互いに交差する方向に移動し、コンベア12の上にある
段ボール箱30の側壁に対して接離可能となっている。
【0012】図2に示されるように、走行架台14、1
6の上面から鉛直方向にテレスコピックシリンダー18
が立設されている。このテレスコピックシリンダー18
は、シリンダー50の内部にさらに別のシリンダー52
が内蔵されている。このシリンダー52からは、ピスト
ンロッド54が収納されており、その先端には吸着盤2
0が取付けられている。これによって、シリンダー5
0、52に圧縮空気が流入すると、順次シリンダー52
及びピストンロッド54が伸長し、大きなストロークで
吸着盤20を上下動させることができる。なお、このテ
レスコピックシリンダー18には、制御装置32に接続
されたコンプレッサー40から圧縮空気が流入するよう
になっている。また、コンベア12の下方に位置する走
行架台16の上方には、吸着盤20がコンベア12の上
面に上昇可能なように、開口部24が設けられている。
【0013】吸着盤20は先端部が円形状の開口部を有
する碗形とされ、一例としてゴム等の弾性材料で成形さ
れている。吸着盤20の後端部には、コンプレッサー4
0と連通するパイプ(図示せず)が連結され、コンプレ
ッサー40から吸着力を付与されるようになっている。
このコンプレッサー40は、制御装置32及び圧力セン
サー58に接続されている。
【0014】次に、本実施例に係る収納箱の容積拡張装
置の作用を図11に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0015】まず、ステップ100で、コンベア12を
駆動させる。ステップ102で、反射センサー34が段
ボール箱30を検出したか否かを判断する。段ボール箱
30を検出したなら、ステップ104で、ストッパー2
2をコンベア12の上面へ突出させ、段ボール箱30を
所定位置に停止させる(図3参照)。次に、ステップ1
06で、テレスコピックシリンダー18を駆動して、吸
着盤20をコンベア12の上面へ移動させる(図4参
照)。次に、ステップ108で、吸着盤20の吸引を開
始する。次に、ステップ110で、シリンダー42、4
4(図1参照)を駆動し、吸着盤20を段ボール箱30
の壁面を四方から挟む方向へ移動させる(図5参照)。
ステップ112で、圧力センサー58(図1参照)の測
定値が所定値以上になったか否かを判断することによっ
て、吸着盤20が段ボール箱30を吸着したか否かを判
断する。この状態では、段ボール箱30には、図9に示
すように、複数の品物Mが隙間なく詰められている。吸
着盤20が段ボール箱30を吸着したなら、ステップ1
14で、吸着盤20を段ボール箱30の容積を拡張する
方向へ所定量移動させ、停止させる(図6参照)。次
に、ステップ116で、段ボール箱30から品物Mをピ
ッキングロボットPでピッキングする(図6参照)。こ
の状態では、段ボール箱30は、図10に示されるよう
に、品物Mと品物Mあるいは、品物Mと段ボール箱30
との間に隙間が生じているので、容易に品物Mを取り出
すことができる。次に、ステップ118で、吸着盤20
の吸引を停止し(図7参照)、シリンダー42、44
(図1参照)を駆動して、吸着盤20を元の位置まで移
動させる。次に、ステップ120で、テレスコピックシ
リンダー18を駆動して、吸着盤20をコンベア12の
上面から退避させると、共にストッパー22を下方に移
動させる(図8参照)。なお、このルーチンは繰り返し
て行われる。
【0016】なお、本実施例では、吸着手段として、吸
着盤20を利用したが、これに限定されず、例えば粘着
テープ等を使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、段ボール
箱等のように、変形可能な収納箱に隙間なく収納された
品物の取り出しが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納箱の容積拡張装置を示した平
面図である。
【図2】本発明に係る収納箱の容積拡張装置を示した立
面図である。
【図3】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図4】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図5】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図6】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図7】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図8】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動状態
を示した概略図である。
【図9】段ボール箱に詰められた品物の状態を示した平
面図である。
【図10】本発明に係る収納箱の容積拡張装置によって
容積が拡張された段ボール箱の状態を示した平面図であ
る。
【図11】本発明に係る収納箱の容積拡張装置の作動手
順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
18 テレスコピックシリンダー(第2の移動手段) 20 吸着盤(吸着手段) 40 コンプレッサー(吸着手段) 42 シリンダー(第1の移動手段) 44 シリンダー(第1の移動手段)
フロントページの続き (72)発明者 臼田 光一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 渡辺 一功 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変形可能な収納箱の側壁に吸着可能な吸
    着手段と、前記吸着手段を前記収納箱の容積を拡張させ
    る方向へ移動させる第1の移動手段と、を有することを
    特徴とする収納箱の容積拡張装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着手段を前記収納箱が載置された
    搬送路上から退避させる第2の移動手段と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の収納箱の容積拡張装置。
JP26469991A 1991-10-14 1991-10-14 収納箱の容積拡張装置 Pending JPH05112340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26469991A JPH05112340A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 収納箱の容積拡張装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26469991A JPH05112340A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 収納箱の容積拡張装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05112340A true JPH05112340A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17406961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26469991A Pending JPH05112340A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 収納箱の容積拡張装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05112340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001335021A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Dainippon Printing Co Ltd 段ボール箱及びそれからの物品取り出し方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001335021A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Dainippon Printing Co Ltd 段ボール箱及びそれからの物品取り出し方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2844410B2 (ja) コンテナへの物品収納方法及び装置
US7547052B2 (en) Robotic head for palletizing full boxes, tray packs and spot packs
EP0550114B1 (en) Device for gripping and moving articles
JP6480692B2 (ja) 集積ヘッド及び箱詰め装置
JPH05112340A (ja) 収納箱の容積拡張装置
JP3183119B2 (ja) 層単位移載装置
JPH04352618A (ja) 物品の配列変更装置並びに箱詰装置
JP2592514Y2 (ja) 長尺物箱詰め装置
CN209834677U (zh) 物流全自动立体仓库用货物码垛装置
JP3024015B2 (ja) 製品積載装置
JPS63307011A (ja) 果実の箱詰装置
JP2001063825A (ja) バルクデパレタイザのセパレートシート除去装置
JPH0231449Y2 (ja)
CN217805586U (zh) 一种包装盒展开装置
CN115258701B (zh) 一种具有防碰撞功能的集装箱自动装箱装置
JPH06316326A (ja) 荷受コンベヤ装置
CN111747093B (zh) 振动定位装置以及周转箱传输系统
JPH07251943A (ja) 荷扱い方法及びその装置
JPH0385205A (ja) 袋詰品を箱詰めする方法および装置
JP2001354323A (ja) デパレタイザー
JPH0534253B2 (ja)
JP3988025B2 (ja) 緩衝材送入装置
SE2251230A1 (en) An arrangement for handling items
WO2023067404A1 (en) Pet container production and packaging system
JPH069932Y2 (ja) 包装袋の自動集積装置